JP3068236U - バスチェア― - Google Patents
バスチェア―Info
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- JP3068236U JP3068236U JP1999007829U JP782999U JP3068236U JP 3068236 U JP3068236 U JP 3068236U JP 1999007829 U JP1999007829 U JP 1999007829U JP 782999 U JP782999 U JP 782999U JP 3068236 U JP3068236 U JP 3068236U
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- bath chair
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用時の滑りを抑えて安定性よく取り扱うこ
とができ、美観および質感の向上も図ることのできるバ
スチェアーを提供する。 【解決手段】 プラスチックからなる台部2と、台部2
に固定または一体成形された脚部とを備えてなり、少な
くとも台部2の利用者が腰掛けたときに接触する部分
に、接着部材7を介して静電植毛された短繊維8を有す
るものである。
とができ、美観および質感の向上も図ることのできるバ
スチェアーを提供する。 【解決手段】 プラスチックからなる台部2と、台部2
に固定または一体成形された脚部とを備えてなり、少な
くとも台部2の利用者が腰掛けたときに接触する部分
に、接着部材7を介して静電植毛された短繊維8を有す
るものである。
Description
【0001】
本考案は、浴室の洗い場あるいは浴槽内において腰掛け等として使用されるバ スチェアーに関するものである。
【0002】
図11は従来のバスチェアーの斜視図である。図において、21は例えばポリ プロピレン樹脂などのプラスチックによって構成されたバスチェアーで、利用者 が座る台部22と、台部22の下面から垂設されている4個の脚部23とからな り、各脚部23の下端には軟質の合成樹脂からなる吸盤24がそれぞれ取り付け られている。
【0003】 そして、バスチェアー21を浴室内で使用する場合は、バスチェアー21を例 えば浴室の洗い場の床面に置いて台部22を上方から押圧し、各脚部23に取り 付けられたそれぞれの吸盤24を洗い場の床面に吸着させて設置する。ついで、 利用者は台部22に腰掛け、体等を洗う。
【0004】
上記のような従来のバスチェアー21は、各脚部23にそれぞれ取り付けられ た吸盤24を浴室の洗い場の床面等に吸着させて設置するので、滑りやすい浴室 内においても安定した使用が得られる。しかしながら、プラスチックによって構 成されたバスチェアー21は、利用者が腰掛ける台部22の上面がほぼ平坦に形 成されているため、利用者がバスチェアー21に腰掛けて体を洗ったりする場合 は、利用者の体またはバスチェアー21に付着した湯水、石けんおよびその泡な どによって、台部22の表面、特に上面が滑りやすくなり、特に体の不自由な人 、年寄りおよび子供などにとっては、台部22から滑り落ちてしまうおそれがあ り、深刻な問題であった。
【0005】 そこで、台部22の上面を利用者のお尻を包み込むよな形状に形成することが 考えられるが、プラスチックで構成されているため、表面はつるつるであり、上 記のような課題を解決するまでには至らなかった。また、台部22の表面のつる つる感は特別悪い質感ではないが、場合によっては硬く感じられることがあった 。
【0006】 本考案は、上記のような課題を解決するためになされたもので、使用時の滑り を抑えて安定性よく取り扱うことができるとともに、美観および質感の向上も図 ることのできるバスチェアーを提供することを目的としたものである。
【0007】
本考案に係るバスチェアーは、プラスチックからなる台部と、台部に固定また は一体成形された脚部とを備えてなり、少なくとも台部の利用者が腰掛けたとき に接触する部分に、接着部材を介して静電植毛された短繊維を有するものである 。
【0008】 本考案に係るバスチェアーは、プラスチックからなる台部と、台部に固定また は一体成形された脚部と、台部または脚部に連結部を介して設けられたプラスチ ックからなる背もたれとを備えてなり、少なくとも台部および背もたれの利用者 が腰掛けたときに接触する部分に、接着部材を介して静電植毛された短繊維を有 するものである。
【0009】
実施の形態1. 図1は本考案の実施の形態1の平面図、図2はその正面図、図3は図1の右側 面図、図4は図1のA−A断面図、図5は図4のB部分の拡大図である。 図において、1はバスチェアーで、平面形状がほぼ矩形状の台部2と、台部2 の下面側に固定された一対の脚部3とによって構成されている。
【0010】 台部2は、図1に示すように、例えばポリプロピレン樹脂などのプラスチック からなり、平面形状が四隅が面取りされたほぼ矩形状で、正面形状が左右側部お よび後部の縁部が利用者のお尻などを包み込むように上方に湾曲したほぼ皿状に 形成されている。また、台部2の中心部近傍には平面形状が小丸状の水抜き用の 複数の穴4が設けられており、左右側部の前側には各側部に沿うように平面形状 がほぼ円弧状で長穴状の持ち運び用の把持部5が設けられている。さらに、台部 2の下面側には一対の脚部3が嵌合される交差した溝部6が設けられている。
【0011】 そして、少なくとも利用者がバスチェアー1に腰掛けたときに接触する台部2 の表面、例えばほぼ下面側を除く表面には、図5に示すように、例えば接着剤の 如き接着部材7を介して例えばナイロン繊維からなる短繊維のパイル8が植毛さ れている。この植毛は、例えば静電気を利用し、台部2の植毛する部分に対応し た表面に塗布された接着部材に、帯電させたパイル8を静電的引力によって付着 させる電気植毛法などが用いられる。
【0012】 一対の脚部3は、例えば筒状の金属材料によって正面形状がほぼ逆U字状に形 成されており、それぞれの両端部にはゴム状弾性体によって構成され上部が脚部 3の端部に嵌合された正面形状がほぼ台形状の足部9が取り付けられている。そ して、各脚部3はそれぞれの上面部のほぼ中心部において交差し、その交差部を 含む上面部を台部2の下面側に設けられた溝部6に嵌合させて、複数のねじ10 により固定されている。また、各脚部3の下方には台部22の高さを調整するた めの調整部11が設けられている。なお、ゴム状弾性体からなる足部9は浴室の 例えば洗い場の床面に設置した場合の滑り止めであるが、この足部9に代えて、 軟質の合成樹脂からなり床面に吸着させる吸盤としてもよい。また、調整部11 は省略してもよい。
【0013】 このように構成されたこの実施の形態1において、例えばバスチェアー1を浴 室内で使用する場合、まず、浴室の例えば洗い場の床面の所望の位置にバスチェ アーを設置する。ついで、利用者はバスチェアー1の台部に腰掛ける。このとき 、設置位置を変更する場合は、台部2に設けられたそれぞれの把持部5を手で掴 み、持ち上げて移動させる。次に、利用者は体等の洗浄を行う。このとき、洗浄 に使用している湯水、石けんおよびその泡などが利用者の体またはバスチェアー 1に付着するが、利用者がバスチェアー1に腰掛けたときに接触する台部2の表 面にはパイル8が静電植毛されているため、利用者とパイル8との間に摩擦が生 じて台部2の表面(上面)は滑りにくくなり、台部2からの滑り落ちが防止され る。
【0014】 このように、少なくとも利用者がバスチェアー1に腰掛けたときに接触する台 部2の表面にパイル8が静電植毛されているので、利用者がバスチェアー1に腰 掛けて体等を洗浄する場合に、洗浄に使用した湯水、石けんおよびその泡などが 利用者の体またはバスチェアー1に付着しても、利用者とパイル8との間に生じ た摩擦によって台部2の表面が滑りにくくなり、台部2からの滑り落ちを防止す ることができる。また、静電植毛されたパイル8によって、台部2の表面は柔ら かな質感が得られて座り心地が良くなり、美観の向上も図ることができる。
【0015】 実施の形態2. 図6は本考案の実施の形態2の平面図、図7はその正面図および右側面図であ り、この実施の形態2は、実施の形態1に係るバスチェアー1において、その台 部2の後部上方に側面形状がほぼL字状に形成された一対の連結部13を介して 背もたれ12を設けたものである。
【0016】 背もたれ12は、例えばポリプロピレン樹脂などのプラスチックからなり、正 面形状がほぼ楕円形状で平面形状が利用者の背中を包み込むような円弧状に形成 されている。また、背もたれ12の上部には背もたれ12の長さ方向に沿うよう に平面形状が長穴状の持ち運び用の把持部14が設けられており、背もたれ12 の背面側には一対の連結部13の上端部がそれぞれ嵌合される溝部15が背もた れ12の左右端部近傍で背もたれ12の長さ方向に直交するように設けられてい る。そして、少なくとも利用者がバスチェアー1に腰掛けたときに接触する背も たれ12の表面、例えばほぼ背面側を除く表面には、実施の形態1に係るバスチ ェアー1の台部2と同じ方法でパイル8が静電植毛されている。
【0017】 一対の連結部13は、例えば筒状の金属材料によって側面形状がほぼL字状に 形成されており、それぞれの上端部が背もたれ12の溝部15に嵌合されて複数 のねじ16により固定され、各連結部13の下端部が一対の脚部3の交差部近傍 の下面部に複数のねじ17により固定されている。
【0018】 このように構成したことにより、実施の形態1とほぼ同じ作用および効果が得 られ、利用者がバスチェアー1に腰掛けて体等を洗浄した場合でも、台部2およ び背もたれ12の表面に静電植毛されたパイル8によって滑りにくくなり、利用 者がバスチェアー1から滑り落ちるのを防止できて、安定性よく取り扱うことが できるバスチェアー1が得られる。また、台部2および背もたれ12の表面は柔 らかな質感が得られて座り心地も良くなり、美観の向上も図れるバスチェアー1 を得ることができる。
【0019】 なお、上述の実施の形態1,2では、一対の脚部3をそれぞれの上面部のほぼ 中心部において交差し、台部2の下面側に取り付けた場合を示したが、台部2の 下面側の前後または左右にほぼ逆U字状の脚部を取り付けてもよく、台部2の下 面の四隅にそれぞれ1本の脚部を取り付けてもよい。
【0020】 実施の形態3. 図8は本考案の実施の形態3の平面図、図9はその正面図、図10は図8のC −C断面図である。 図において、31は例えばポリプロピレン樹脂などのプラスチックによって構 成されたバスチェアーで、平面形状が四隅が面取りされたほぼ矩形状で、後部が 高く前部が低いほぼ凹状の台部32と、台部32を支持する脚部であるほぼ円筒 状の周壁33とが一体成形されている。また、台部32のほぼ中心部には平面形 状が長穴状の水抜き用の穴34が設けられており、周壁33の下端部にはゴム状 弾性体からなる滑り止め用の足部35が嵌合されている。そして、少なくとも利 用者がバスチェアー31に腰掛けたときに接触する台部32の表面、例えば上面 には、実施の形態1に係るバスチェアー1の台部2と同じ方法でパイル8が静電 植毛されている。
【0021】 このように構成したことにより、実施の形態1とほぼ同じ作用および効果が得 られ、利用者がバスチェアー1に腰掛けて体等を洗浄した場合でも、台部32の 表面に静電植毛されたパイル8によって滑りにくくなり、利用者がバスチェアー 31から滑り落ちるのを防止することができる。また、台部32の表面は柔らか な質感が得られて座り心地も良くなり、美観の向上も図れるバスチェアー31を 得ることができる。
【0022】 なお、上述の実施の形態3では台部32を支持する周壁33を一体成形した場 合を示したが、これに限定するものではなく、台部32の中心部に台部32を支 持する1本の脚部を設けるなど、適宜変更することができる。
【0023】
以上のように本考案に係るバスチェアーは、プラスチックからなる台部と、台 部に固定または一体成形された脚部とを備えてなり、少なくとも台部の利用者が 腰掛けたときに接触する部分に、接着部材を介して静電植毛された短繊維を有す る、あるいは、プラスチックからなる台部と、台部に固定または一体成形された 脚部と、台部または脚部に連結部を介して設けられたプラスチックからなる背も たれとを備えてなり、少なくとも台部および背もたれの利用者が腰掛けたときに 接触する部分に、接着部材を介して静電植毛された短繊維を有するものである。
【0024】 これにより、利用者がバスチェアーに腰掛けて体等を洗浄する場合に、洗浄に 使用した湯水、石けんおよびその泡などが利用者の体またはバスチェアーに付着 しても、短繊維が静電植毛された部分は滑りにくさを保持して利用者の滑り落ち を防止することができ、安定性よく取り扱うことができるバスチェアーが得られ る。また、静電植毛された短繊維によって、その部分は柔らかな質感が得られて 座り心地が良くなり、美観の向上も図れるバスチェアーを得ることができる。
【図1】本考案の実施の形態1の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図4のB部分の拡大図である。
【図6】本考案の実施の形態2の平面図である。
【図7】図6の正面図および右側面図である。
【図8】本考案の実施の形態3の平面図である。
【図9】図8の正面図である。
【図10】図8のC−C断面図である。
【図11】従来のバスチェアーの斜視図である。
1,31 バスチェアー 2,32 台部 3 脚部 7 接着部材 8 パイル 12 背もたれ 13 連結部 33 周壁
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチックからなる台部と、該台部に
固定または一体成形された脚部とを備えてなり、 少なくとも前記台部の利用者が腰掛けたときに接触する
部分に、接着部材を介して静電植毛された短繊維を有す
ることを特徴とするバスチェアー。 - 【請求項2】 プラスチックからなる台部と、該台部に
固定または一体成形された脚部と、前記台部または脚部
に連結部を介して設けられたプラスチックからなる背も
たれとを備えてなり、 少なくとも前記台部および背もたれの利用者が腰掛けた
ときに接触する部分に、接着部材を介して静電植毛され
た短繊維を有することを特徴とするバスチェアー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007829U JP3068236U (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | バスチェア― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007829U JP3068236U (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | バスチェア― |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3068236U true JP3068236U (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=43201736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999007829U Expired - Lifetime JP3068236U (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | バスチェア― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068236U (ja) |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP1999007829U patent/JP3068236U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |