JP3128331U - 浴室用椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、入浴者が安定姿勢で腰掛けることができる、浴室で使用する浴室用椅子を提供する。
【解決手段】本考案の浴室用椅子は、安定して腰掛けることができる平坦な長方形の座面1と、該座面1の四隅に安定姿勢に支持することができるように垂設した脚部2と、前記座面1の長辺に一方端から所定長さ及び幅で両側に連結して設けられた補助挟み板3と、該補助挟み板3側の座面1の前端部中央に半円弧状に切り欠いた凹部4とを設けたものである。本発明の浴室用椅子は、座面1を長方形としたため、入浴者が前記補助挟み板3側の座面1に手を置いて身体を支えながら、座面1に腰掛け又は座面1から立ち上がる際に腰部への負担が少なくなると共に、補助挟み板3を設けたので前記補助挟み板3を両脚で挟みつけるようにして姿勢を保ち、身体の洗浄が容易となる。
【選択図】図1

Description

本考案は、入浴者が安定姿勢で腰掛けることができる、浴室で使用する浴室用椅子に関する。
従来、浴室の洗い場の床面に直接腰を下ろさないで済むように洗い場に載置されて使用される、座面の周囲に側壁が垂設された浴室用椅子が一般的に知られている。
この公知技術では、座面の床面からの高さが低いと高齢者等が浴室用椅子に腰掛け、又は浴室用椅子から立ち上がる際の腰部への負担が大きくなると共に、身体を洗浄する際に腰部への負担が大きくなって、洗浄が困難となる。
また、座部の床面からの高さが高いと高齢者等が身体を洗浄する際に腰高の不安定な姿勢となって、洗浄が困難になるという問題がある。
そのため、高齢者等が浴室用椅子へ腰掛け、浴室用椅子から立ち上がり、浴室用椅子に腰掛けて身体を洗浄する動作を容易に行うことができる浴室用椅子が知られている(特許文献1を参照)。
この公知技術は、座面が上下2段に連設されており、上方の座面と下方の座面とがなだらかな傾斜面によって結合されている浴室用椅子である。
特開平10−295575号公報
本考案は、入浴者が安定姿勢で腰掛けることができる、浴室で使用する浴室用椅子を提供することを目的とする。
本考案の浴室用椅子は、安定して腰掛けることができる平坦な長方形の座面と、該座面の四隅に安定姿勢に支持することができるように垂設した脚部と、前記座面の長辺に一方端から所定長さ及び幅で両側に連結して設けられた補助挟み板と、該補助挟み板側の座面の前端部中央に半円弧状に切り欠いた凹部とを設けたものである。
本考案の浴室用椅子は、洗面台の幅広い面と腰掛けの幅狭い面を前後方向に有する座面と、該座面の前端部中央に半円弧状に切り欠いた凹部と、前記座面の全周縁から下方に安定姿勢に支持することができるように一体に垂設した脚部とを設けたものである。
前記座面は、表面に縦溝又は横溝を多数形成して水捌けを良くし、常に乾燥状態を保つように形成したものである。
本考案の浴室用椅子は、安定して腰掛けることができる平坦な座面としたため、入浴者が座面に手を置いて身体を支えて、浴室用椅子に腰掛け又は浴室用椅子から立ち上がる際の腰部への負担が少なくなると共に、座面の長辺両側に一方端から所定長さ及び幅で連結した補助挟み板を設けてあるので、両脚で前記補助挟み板を挟むようにして安定して座ることができる効果がある。
本考案の浴室用椅子は、洗面台の幅広い面と腰掛けの幅狭い面を前後方向に有する座面としたため、入浴者が幅広い面に手を置いて身体を支えて、浴室用椅子に腰掛け又は浴室用椅子から立ち上がる際の腰部への負担が少なくなると共に、幅広い面の周縁から下方に安定姿勢に支持することができるように一体に垂設した脚部を設けてあるので、両脚で前記脚部を挟むようにして安定して座ることができる効果がある。
表面に縦溝又は横溝を多数形成した座面は、水捌けを良くし、非使用時に乾燥状態を保つことができる。
本考案の浴室用椅子の一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1の斜視図に示すように、本考案の浴室用椅子は、安定して腰掛けることができる平坦な長方形の座面1と、該座面1の四隅に安定姿勢に支持することができるように垂設した脚部2と、前記座面1の長辺に一方端から所定長さ及び幅で両側に連結して設けられた補助挟み板3と、該補助挟み板3側の座面1の前端部中央に半円弧状に切り欠いた凹部4とを設けたものである。
前記浴室用椅子の材質は、特に限定されず、肌触りが柔らかで、身体への接触時に冷たさを感じさせない天然木材のヒノキ、青森ヒバや高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂、繊維強化不飽和ポリエステル樹脂(FRP)等があげられる。
図2の平面図に示すように、前記座面1は、安定して腰掛けることができる広さとして長辺600mm×短辺270mmであれば良く、ほぼ平坦に形成し、表面に縦溝又は横溝5を多数形成して水捌けを良くし、常に乾燥状態を保つように形成する。
図3の正面図に示すように、前記腰掛け脚部2は、各脚部の高さが300mm程度に形成され、図1では4本の脚部としたが、これに限らず、周囲を囲む一体側壁としても良い。
前記補助挟み板3は、前記座面1の半分長さであれば良く、ほぼ平坦に形成し、表面には縦溝又は横溝6を多数形成して水捌けを良くし、常に乾燥状態を保つように形成する。
なお、前記補助挟み板3は、前記座面1とは異なる材料から形成し、前記座面1の長辺端面に接着剤で接着しても良い。
次に、本考案の浴室用椅子の使用動作を図面に基づいて、以下に説明する。
浴室用椅子に腰掛ける際には、浴室用椅子の補助挟み板3側を鏡台や給湯管の蛇口下方に位置するように配置し、両手を前記補助挟み板3側の座面1の上に置き、両手で身体を支えながら座面1を跨ぐようにして座面1に腰掛ける。
浴室用椅子の座面1に腰掛けたら、前記補助挟み板3を両脚で挟みつけるようにして姿勢を保ち、身体の洗浄を行う。
そして、身体の洗浄が終わったら、両手を前記補助挟み板3側の座面1の上に置き、前方に体重を乗せながら両手で身体を支えながら腰を上げ、楽に立ち上がることができる。
本発明の浴室用椅子は、座面1を長方形としたため、入浴者が前記補助挟み板3側の座面1に手を置いて身体を支えながら、座面1に腰掛け又は座面1から立ち上がる際に腰部への負担が少なくなると共に、補助挟み板3を設けたので前記補助挟み板3を両脚で挟みつけるようにして姿勢を保ち、身体の洗浄が容易となる。
なお、前記座面1の前端部中央の凹部4は、身体の下腹部を洗う際に、邪魔にならないように設けたものである。
本考案の浴室用椅子の他の実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図4の斜視図に示すように、本考案の浴室用椅子は、洗面台の幅広い面6と腰掛けの幅狭い面7を前後方向に有する平坦な座面1と、該座面1の前端部中央に半円弧状に切り欠いた凹部4と、前記座面1の周縁から下方に安定姿勢に支持することができるように一体に垂設した脚部2とを設けたものである。
図5の斜視図に示すように、洗面台の幅広い面6を腰掛けの幅狭い面7より高く形成した座面1とすることもできる。
本考案の浴室用椅子の斜視図である。 本考案の浴室用椅子の平面図である。 本考案の浴室用椅子の正面図である。 本考案の浴室用椅子の他の実施例の斜視図である。 本考案の浴室用椅子の他の実施例の斜視図である。
符号の説明
1 座面
2 腰掛け脚部
3 補助挟み板
4 凹部
5 縦溝又は横溝
6 幅広い面
7 幅狭い面

Claims (3)

  1. 安定して腰掛けることができる平坦な長方形の座面と、該座面の四隅に安定姿勢に支持することができるように垂設した脚部と、前記座面の長辺両側に一方端から所定長さ及び幅で連結して設けられた補助挟み板と、該補助挟み板側の座面の前端部中央に半円弧状に切り欠いた凹部とを設けたことを特徴とする浴室用椅子。
  2. 洗面台の幅広い面と腰掛けの幅狭い面を前後方向に有する座面と、該座面の前端部中央に半円弧状に切り欠いた凹部と、前記座面の全周縁から下方に安定姿勢に支持することができるように一体に垂設した脚部とを設けたことを特徴とする浴室用椅子。
  3. 前記座面は、表面に縦溝又は横溝を多数形成して水捌けを良くし、常に乾燥状態を保つように形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室用椅子。
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