JP3034839U - 浴槽用踏み台装置 - Google Patents

浴槽用踏み台装置

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JP3034839U JP1996007563U JP756396U JP3034839U JP 3034839 U JP3034839 U JP 3034839U JP 1996007563 U JP1996007563 U JP 1996007563U JP 756396 U JP756396 U JP 756396U JP 3034839 U JP3034839 U JP 3034839U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽内への出入りを容易に行わせ得るように
した簡易な踏み台装置を提供する。 【解決手段】 浴槽5の洗い場側縁壁6の下部側内面も
しくは外面に沿わせて上方へ延長される連結板部11、
連結板部11の下部から前方へ突出形成されて足先を掛
けるのに適切な所要面積に設定した踏み台面21、踏み
台面21を所要高さ位置に保持すべく下方へ延長されて
少なくとも連結板部よりも前方に位置し、浴槽内底面7
もしくは洗い場面2に当接して支持される下縁面22を
配した踏み台部材20と、浴槽5の洗い場側縁壁6の上
部縁面6aに内外で懸架支持される懸架部31、懸架部
31から浴槽5の洗い場側縁壁6の上部側内面もしくは
外面に沿わせて下方へ延長されると共に、踏み台部材1
0の連結板部11を長さ方向摺動自在に受け入れる支持
板部41を有する支持板部材40と、支持板部材40の
懸架部31を洗い場側縁壁6の上部縁面6aに固定する
固定手段60とを備えて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浴槽用踏み台装置に関し、さらに詳しくは、背丈の不足する小児と か、身体動作に不自由な老人等が、入浴時に、洗い場上から温湯を満たした浴槽 内へ移り、あるいはこれとは逆に浴槽の温湯内から洗い場上へ移るために踏み台 として主に利用し、ないしは必要に応じて浴槽の温湯内で腰掛けとしても利用可 能な浴槽用踏み台装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来から、通常の比較的縁壁が高くて内部の深い浴槽、いわゆる角型浴槽を対 象とする入浴に関しては、通常の背丈をもつ人々にとってはその入浴に何らの不 便をも感じないところであるが、特に背丈の不足する乳幼児、小児等や、それに 身体動作に不自由な老人等が入浴する場合にあっては、このように比較的高くさ れている縁壁を跨いで浴槽内に出入りするのには極めて不便なことがよく知られ ており、該浴槽内への出入りに際しては、適当な踏み台等をあらかじめ準備して 用いなければならず、このような踏み台等がないときは、他者、つまり乳幼児、 小児等であれば、一緒に入浴する保護者等が抱えて出入りするようにし、また、 身体動作に不自由な老人等では、特定の親近者の介添えを必要としている。
【0003】 一般に、この種の浴槽用踏み台装置としては、従来の場合、そのためだけに利 用する目立った専用装置は、現在のところ未だ好ましい形態での提案がなされて はおらず、通常では、この踏み台に替えて浴室用の腰掛け等を利用したりする等 が現況であり、湯水、洗剤、石鹸等の存在で極めて滑り易い状態にある浴室内に おいては、このように腰掛けを本来の用途以外に用いるのが危険ですらあること を免れ難いものであった。一方、この対策については、例えば、縁壁が比較的高 くされて内部が深くされた浴槽の場合、僅かに縁壁内面の所要高さ位置に単純な 窪み等による足掛け部分を形成したものも認められるが、必ずしも普及するには 至っておらず相変わらず不便さを有している。
【0004】 本考案は、前記従来の浴槽への入浴に際しての問題点を解消するためになされ たもので、その目的とするところは、浴槽内への出入りを容易に行わせ得るよう にした簡易な浴槽用踏み台装置を新規に提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る請求項1に記載の考案は、入浴時に、 洗い場上から温湯を満たした浴槽内へ移り、あるいはこれとは逆に浴槽の温湯内 から洗い場上へ移るために踏み台として利用し、ないしは必要に応じて浴槽の温 湯内で腰掛けとしても利用可能な浴槽用踏み台装置であって、前記浴槽の洗い場 側縁壁の内面もしくは外面に対して着脱自在に装着固定し得るようにされると共 に、足先を掛けるのに適切な所要面積の踏み台面を所要高さ位置で前方に突出し て形成した踏み台部材を備えることを特徴とする浴槽用踏み台装置である。
【0006】 本請求項1に記載の浴槽用踏み台装置では、踏み台部材が、浴槽における洗い 場側縁壁の内面もしくは外面に沿い装着状態で配置されると共に、同時に踏み台 面が所要の高さ位置に配備されることになり、該踏み台面に掛けられる利用者の 体重に耐えて安定な支持がなされる。
【0007】 請求項2に記載の考案は、前記請求項1の浴槽用踏み台装置において、前記装 着固定が、前記洗い場側縁壁の上部縁面に懸架してなされることを特徴とするも のである。
【0008】 本請求項2に記載の浴槽用踏み台装置では、踏み台部材が、洗い場側縁壁の上 部縁面に懸架して装着される。
【0009】 請求項3に記載の考案は、前記請求項1の浴槽用踏み台装置において、前記踏 み台部材の下面が、前記装着固定状態で浴槽内底面もしくは洗い場面に当接して 支持されることを特徴とするものである。
【0010】 本請求項3に記載の浴槽用踏み台装置では、踏み台部材の下面が、装着固定状 態で浴槽の内底面もしくは洗い場面に当接されて揺るぎなく安定性良好に支持さ れる。
【0011】 また、本考案に係る請求項4に記載の考案は、入浴時に、洗い場上から温湯を 満たした浴槽内へ移り、あるいはこれとは逆に浴槽の温湯内から洗い場上へ移る ために踏み台として主に利用し、ないしは必要に応じて浴槽の温湯内で腰掛けと しても利用可能な浴槽用踏み台装置であって、前記浴槽の洗い場側縁壁の下部側 内面もしくは外面に沿わせて上方へ延長される連結板部、該連結板部の下部から 前方へ突出形成されて足先を掛けるのに適切な所要面積に設定した踏み台面、該 踏み台面を所要高さ位置に保持すべく下方へ延長されて少なくとも連結板部より も前方に位置し、前記浴槽内底面もしくは洗い場面に当接して支持される下縁面 を配した踏み台部材と、前記浴槽の洗い場側縁壁の上部縁面に内外で懸架支持さ れる懸架部、該懸架部から前記浴槽の洗い場側縁壁の上部側内面もしくは外面に 沿わせて下方へ延長されると共に、前記踏み台部材の連結板部を長さ方向摺動自 在に受け入れる支持板部を有する支持板部材と、前記支持板部材の懸架部を前記 洗い場側縁壁の上部縁面に固定する固定手段とを備えて構成したことを特徴とす る浴槽用踏み台装置である。
【0012】 本請求項4に記載の浴槽用踏み台装置では、踏み台部材に対して支持板部材を 摺動により長さ(高さ)調整自在に組み合わせた状態で、該支持板部材の懸架部 を浴槽での洗い場側縁壁の上部縁面に跨って懸架でき、且つ固定手段によってこ れを固定できると共に、支持板部材の支持板部と踏み台部材の連結板部とが、浴 槽における洗い場側縁壁の内面もしくは外面に沿い装着状態で配置され、また同 時に、踏み台部材の下縁面が浴槽の内底面もしくは洗い場の表面に自動的に当接 されることになり、該踏み台面に掛けられる利用者の体重に耐えて安定な支持が なされる。
【0013】 請求項5に記載の考案は、前記請求項1または4の何れかの浴槽用踏み台装置 において、前記踏み台部材の踏み台面が、足先を掛けるのに必要な所要面積を含 んで腰掛けに適した所要面積に設定されていることを特徴とするものである。
【0014】 本請求項5に記載の浴槽用踏み台装置では、踏み台部材の踏み台面が、足先を 掛けるのに必要な所要面積を含んで腰掛けに適した所要面積に設定されていて、 浴槽内への出入りのための足掛けに利用できると共に、併せて、該浴槽内での腰 掛けを可能にする。
【0015】 請求項6に記載の考案は、前記請求項1または4の何れかの浴槽用踏み台装置 において、前記踏み台部材の足先を掛けるのに適切な所要面積を有する踏み台面 が、任意に折畳み可能または任意に着脱可能な補助台部材を有し、該補助台部材 を押し開いた状態または装着した状態では、これらの踏み台面および/または補 助台面によって足掛けを含んで腰掛けに適した所要面積が設定されることを特徴 とするものである。
【0016】 本請求項6に記載の浴槽用踏み台装置では、踏み台部材の踏み台面に設けられ て折畳み可能または着脱可能にされる補助台部材が、押し開いた状態または装着 した状態で腰掛けに適した所要面積が設定されていて、浴槽内への出入りのため の足掛けに利用できると共に、併せて、該浴槽内での腰掛けを可能にする。
【0017】 請求項7に記載の考案は、前記請求項4の浴槽用踏み台装置において、前記踏 み台部材に対して連結板部、前記支持板部材に対して支持板部が、前記浴槽の傾 斜角度を有する洗い場側縁壁の少なくとも内面に沿い得るように揺動自在に枢支 されていることを特徴とするものである。
【0018】 本請求項7に記載の浴槽用踏み台装置では、揺動自在に枢支される連結板部お よび支持板部が、それぞれに浴槽の洗い場側縁壁の少なくとも傾斜されている内 面に倣って自動的に装着される。
【0019】 請求項8に記載の考案は、前記請求項1または4、もしくは5または6の何れ かの浴槽用踏み台装置において、前記踏み台部材の踏み台面または該踏み台面と 前記補助台部材の補助台面とが、滑り止めのための粗面に形成されていることを 特徴とするものである。
【0020】 本請求項8に記載の浴槽用踏み台装置では、踏み台部材の踏み台面または該踏 み台面と補助台部材の補助台面に形成された粗面が、滑り止め防止をなす。
【0021】
【考案の実施の形態】
本考案の浴槽用踏み台装置においては、実施の形態として、浴槽の洗い場側縁 壁の内面もしくは外面に対して着脱自在に装着固定し得るようにされると共に、 足先を掛け且つ腰掛けるのに適切な所要面積の踏み台面を所要高さ位置で前方に 突出して形成した踏み台部材を備えて構成する。
【0022】 また、本考案の浴槽用踏み台装置においては、実施の形態として、実質的に、 浴槽の洗い場側縁壁の下部側内面もしくは外面に沿わせて上方へ延長される連結 板部、この連結板部の下部から前方へ突出形成されて足先を掛けるのに適切な所 要面積に設定した踏み台面、この踏み台面を所要高さ位置に保持すべく下方へ延 長されて少なくとも連結板部よりも前方に位置し、浴槽内底面もしくは洗い場面 に当接して支持される下縁面を配した踏み台部材と、浴槽の洗い場側縁壁の上部 縁面に内外で懸架支持される懸架部、この懸架部から洗い場側縁壁の上部側内面 もしくは外面に沿わせて下方へ延長されると共に、踏み台部材の連結板部を長さ 方向摺動自在に受け入れる支持板部を有する支持板部材と、この支持板部材の懸 架部を洗い場側縁壁の上部縁面に固定する固定手段とを備えて構成する。
【0023】
【実施例】
以下、本考案に係る浴槽用踏み台装置の各別の実施例につき、図1ないし図4 を参照して詳細に説明する。
【0024】 図1は、本考案の一実施例による浴槽用踏み台装置を適用した浴室の概要構成 を模式的に示す斜視図である。また、図2は、同上浴槽用踏み台装置の概要構成 を取り出して示す斜視図、図3は、同上縦断面図である。
【0025】 これらの実施例各図において、本浴槽用踏み台装置Aは、この場合、浴室Bに おける洗い場1の片隅部に据え置かれ、洗い場側縁壁6をほぼ垂直状態に囲繞さ せて比較的角型に形成した浴槽5に適用するもので、主体となる踏み台部材10 と、該踏み台部材10に組み合わされると共に、上部側に固定手段60を配置さ せた支持板部材30とによって全体が構成されており、その具体的な使用態様の 一例は図1および図2に示す通りである。ここで、これらの各部材および手段の 主要部構成については、この種の浴室用具としての適性を有する合成樹脂材料を 用いた成形品であってよい。
【0026】 前記踏み台部材10は、前記浴槽5の洗い場側縁壁6の下部側に対して、その 内面(必要に応じては外面を含む)に沿わせて上方へほぼ垂直に延長される所要 長さ(所要高さ)の平行な両側縁12、12をもつほぼ長方形に形成した連結板 部11と、該連結板部11の下部側から前方、ここでは浴槽5の内側に向けて水 平またはほぼ水平に突出されて利用者の足先を掛けるのに適切な所要面積に設定 した踏み台面21と、該踏み台面21を結果的に所要高さ位置に保持すべく下方 へ延長されて少なくとも連結板部11の仮想延長線上よりも前方に位置し、浴槽 5の内底面7もしくは洗い場1の表面2に当接させることで支持し得る下縁面2 2とを一体的に形成して構成する。
【0027】 前記支持板部材30は、前記浴槽5の洗い場側縁壁6の上部縁面6aに内外に 跨って懸架支持させるために断面ほぼ下向きコ字状をなす懸架部31と、該懸架 部31の浴槽5内側に対応する一方の下端部32側から洗い場側縁壁6の上部側 内面(必要に応じては外面を含む)に沿わせてほぼ下方へ垂直に所要長さ(所要 高さ)で延長されると共に、前記踏み台部材10の連結板部11、ひいてはその 平行な両側縁12、12を長さ方向摺動自在(自動的に摺動調整可能)に受け入 れる両摺動溝42、42を設けた支持板部41とを一体的に形成してあり、前記 懸架部31の他方の下端部33に対しては、該懸架部31を洗い場側縁壁6の上 部縁面6aに固定することで装置全体、つまりは本浴槽用踏み台装置Aのそれ自 体を装着する固定手段60を配置して構成する。
【0028】 ここで、前記固定手段60としては、前記懸架部31を洗い場側縁壁6の上部 縁面6aに当接して固定させることにより、利用に際して危険を伴わずに同一の 目的を達成し得るものであれば任意の機構構成であってよいが、本実施例におい ては、該懸架部31の他方の下端部33に軸62でやや固めに枢支されて、前記 一方の下端部32との間で洗い場側縁壁6の上部を挟持するように固定するほぼ く字状をした挟持片61を設けたものである。なお、この場合、前記踏み台面2 1については、そのままで入浴中に浴槽5内の腰掛けとしても利用できるが、該 踏み台面21の広さを腰掛けに適した所要面積に設定することで、より一層利用 価値が増す。
【0029】 従って、本図2と図3に示す実施例構成の場合には、前記踏み台部材10に対 して支持板部材30を摺動により長さ(高さ)調整自在に組み合わせた状態で、 該支持板部材30の懸架部31を浴槽5の洗い場側縁壁6の上部縁面6aに跨っ て懸架させると共に、固定手段60の挟持片61で固定させることにより、支持 板部材30の支持板部41と踏み台部材10の連結板部11とが、浴槽5におけ る洗い場側縁壁6の内面(必要に応じては外面)に倣って沿わされた状態で装着 配置され、且つ同時に踏み台部材10の下縁面22が、浴槽5の内底面7(必要 に応じては洗い場1の表面2)に自動的に当接されることで、踏み台面21に掛 けられる利用者の体重を何らの危険性もなく安定して十分に支持できる。即ち、 このようにして利用者が洗い場1上から温湯を満たした浴槽5内に入り、または 逆に浴槽5の温湯内から洗い場1上に出るための踏み台機能を容易且つ効果的に 果たし得るのである。
【0030】 次に、図4は、前記浴槽用踏み台装置Aの第1の別例による踏み台部材を取り 出して示す縦断面図である。
【0031】 本第1の別例においては、前記踏み台部材10の足先を掛けるのに適切な所要 面積を有する踏み台面21の先端部に対して、軸25によって任意に折畳み可能 で、且つ該踏み台面21の面積を補足して腰掛けに必要な面積を確保する所要面 積の補助台面24を有する補助台部材23を設けることにより、該補助台部材2 3を押し開いて適宜に保持した状態で、これらの踏み台面21と補助台面24と で腰掛けに適した所要面積を容易に設定でき、これによって本来の足掛け作用に 合わせて入浴中での浴槽5内の腰掛け作用が容易に助長される。
【0032】 また、図5は、前記浴槽用踏み台装置Aの第2の別例による踏み台部材を取り 出して示す縦断面図である。
【0033】 本第2の別例においては、前記連結板部11の基部に対して、軸15によって 任意に折畳み可能で且つ単独で所要面積(ここでは腰掛けに必要な十分な広さの 面積)の補助台面14を有する補助台部材13を単体で設けることにより、該補 助台部材13を押し開いて前記踏み台部材10の踏み台面21上に重ねて保持し た状態で、前例と同様に、該補助台面14のみで腰掛けに適した所要面積を容易 に設定でき、これによっても入浴中での浴槽5内の腰掛け作用が容易に助長され る。
【0034】 さらに、図6は、前記浴槽用踏み台装置Aの第3の別例による踏み台部材を取 り出して示す縦断面図である。
【0035】 本第3の別例においては、単独で所要面積(ここでも腰掛けに必要な十分な広 さの面積)の補助台面52を有する補助台部材51を単体で設け、且つ該補助台 部材51の基端側に保持用突片53を突出させると共に、前記連結板部11の基 部に対して、該保持用突片53を挿入係止させる係止穴16を設けることによっ て、該補助台部材51の各保持用突片53を連結板部11の各係止穴16に係止 させ、且つこれを前記踏み台部材10の踏み台面21上に重ねて装着させた状態 で、前例と同様に、該補助台面14のみで腰掛けに適した所要面積を容易に設定 でき、これによっても入浴中での浴槽5内の腰掛け作用が容易に助長されるので ある。
【0036】 一方、前記実施例を含んで、これらの第1ないし第3の別例において、前記踏 み台部材10の踏み台面21または該踏み台面21と前記各補助台部材13、2 3、51の各補助台面14、24、52とに、滑り止めのための粗面を形成され ることは、滑りによる危険防止のために好ましいことである。
【0037】 次に、図7は、同上浴槽用踏み台装置の踏み台部材および支持板部材の他の各 別例による組み合せ態様を取り出して示す縦断面図である。
【0038】 本図7の別実施例は、前記浴槽5の少なくとも洗い場側縁壁6が傾斜されてい る場合に適用するもので、この場合には、前記踏み台部材10での踏み台面21 に対して連結板部11を軸17で揺動自在に枢支させ、また、前記支持板部材3 0での懸架部31の一方の下端部32に対して支持板部41を同様に軸43で揺 動自在に枢支させることにより、これらの連結板部11および支持板部41のそ れぞれを前記浴槽5での傾斜状態にある洗い場側縁壁6の内面(必要に応じては 外面)に倣って容易に沿わせることが可能になるもので、このように洗い場側縁 壁6が傾斜されている場合にあっても何らの遜色なしに簡単に適用させ得るので ある。
【0039】
【考案の効果】
以上、実施形態例によって詳述したように、本考案の請求項1に記載の浴槽用 踏み台装置によれば、踏み台部材を浴槽の洗い場側縁壁の内面もしくは外面に沿 わせて安定的に装着状態に配置でき、且つ同時に踏み台面が所要の高さ位置に配 備されるので、踏み台面に掛けられる利用者の体重を何らの危険性もなく十分に 支持できる。
【0040】 また、請求項4に記載の浴槽用踏み台装置によれば、踏み台部材に対して支持 板部材を摺動調整自在に組み合わせた状態で、支持板部材の懸架部を洗い場側縁 壁の上部縁面に跨って懸架でき、且つ固定手段によって固定できると共に、支持 板部材の支持板部と踏み台部材の連結板部とが、洗い場側縁壁の内面もしくは外 面に沿い装着状態で安定して配置され、併せて、踏み台部材の下縁面が浴槽の内 底面もしくは洗い場の表面に自動的に当接されるため、同様な作用、効果を得る ことができるもので、比較的簡単な構造であるのにも拘らず、所期通りの踏み台 として効果的に利用できるという実用上の優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による浴槽用踏み台装置を適
用した浴室の概要構成を模式的に示す斜視図である。
【図2】同上浴槽用踏み台装置を取り出して示す斜視図
である。
【図3】同上浴槽用踏み台装置の縦断面図である。
【図4】同上浴槽用踏み台装置の第1の別例による踏み
台部材を取り出して示す縦断面図である。
【図5】同上浴槽用踏み台装置の第2の別例による踏み
台部材を取り出して示す縦断面図である。
【図6】同上浴槽用踏み台装置の第3の別例による踏み
台部材を取り出して示す縦断面図である。
【図7】同上浴槽用踏み台装置の踏み台部材および支持
板部材の他の各別例による組み合せ態様を取り出して示
す縦断面図である。
【符号の説明】
A 浴槽用踏み台装置 B 浴室 1 洗い場 2 洗い場の表面 5 浴槽 6 浴槽の洗い場側縁壁 6a 洗い場側縁壁の上部縁面 7 浴槽の内底面 10 踏み台部材 11 連結板部 12 連結板部の平行な両側縁 13 補助台部材 14 補助台面 15 軸 16 係止穴 17 軸 21 踏み台面 22 下縁面 23 補助台部材 24 補助台面 25 軸 30 支持板部材 31 懸架部 32 懸架部の一方の下端部 33 懸架部の他方の下端部 41 支持板部 42 支持板部の摺動溝 43 軸 51 補助台部材 52 補助台面 53 保持用突片 60 固定手段 61 挟持片 62 軸

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入浴時に、洗い場上から温湯を満たした
    浴槽内へ移り、あるいはこれとは逆に浴槽の温湯内から
    洗い場上へ移るために踏み台として利用し、ないしは必
    要に応じて浴槽の温湯内で腰掛けとしても利用可能な浴
    槽用踏み台装置であって、 前記浴槽の洗い場側縁壁の内面もしくは外面に対して着
    脱自在に装着固定し得るようにされると共に、足先を掛
    けるのに適切な所要面積の踏み台面を所要高さ位置で前
    方に突出して形成した踏み台部材を備えることを特徴と
    する浴槽用踏み台装置。
  2. 【請求項2】 前記装着固定が、前記洗い場側縁壁の上
    部縁面に懸架してなされることを特徴とする請求項1に
    記載の浴槽用踏み台装置。
  3. 【請求項3】 前記踏み台部材の下面が、前記装着固定
    状態で浴槽内底面もしくは洗い場面に当接して支持され
    ることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用踏み台装
    置。
  4. 【請求項4】 入浴時に、洗い場上から温湯を満たした
    浴槽内へ移り、あるいはこれとは逆に浴槽の温湯内から
    洗い場上へ移るために踏み台として主に利用し、ないし
    は必要に応じて浴槽の温湯内で腰掛けとしても利用可能
    な浴槽用踏み台装置であって、 前記浴槽の洗い場側縁壁の下部側内面もしくは外面に沿
    わせて上方へ延長される連結板部、該連結板部の下部か
    ら前方へ突出形成されて足先を掛けるのに適切な所要面
    積に設定した踏み台面、該踏み台面を所要高さ位置に保
    持すべく下方へ延長されて少なくとも連結板部よりも前
    方に位置し、前記浴槽内底面もしくは洗い場面に当接し
    て支持される下縁面を配した踏み台部材と、 前記浴槽の洗い場側縁壁の上部縁面に内外で懸架支持さ
    れる懸架部、該懸架部から前記浴槽の洗い場側縁壁の上
    部側内面もしくは外面に沿わせて下方へ延長されると共
    に、前記踏み台部材の連結板部を長さ方向摺動自在に受
    け入れる支持板部を有する支持板部材と、 前記支持板部材の懸架部を前記洗い場側縁壁の上部縁面
    に固定する固定手段とを備えて構成したことを特徴とす
    る浴槽用踏み台装置。
  5. 【請求項5】 前記踏み台部材の踏み台面が、足先を掛
    けるのに必要な所要面積を含んで腰掛けに適した所要面
    積に設定されていることを特徴とする請求項1または4
    の何れかに記載の浴槽用踏み台装置。
  6. 【請求項6】 前記踏み台部材の足先を掛けるのに適切
    な所要面積を有する踏み台面が、任意に折畳み可能また
    は任意に着脱可能な補助台部材を有し、該補助台部材を
    押し開いた状態または装着した状態では、これらの踏み
    台面および/または補助台面によって足掛けを含んで腰
    掛けに適した所要面積が設定されることを特徴とする請
    求項1または4の何れかに記載の浴槽用踏み台装置。
  7. 【請求項7】 前記踏み台部材に対して連結板部、前記
    支持板部材に対して支持板部が、前記浴槽の傾斜角度を
    有する洗い場側縁壁の少なくとも内面に沿い得るように
    揺動自在に枢支されていることを特徴とする請求項4に
    記載の浴槽用踏み台装置。
  8. 【請求項8】 前記踏み台部材の踏み台面または該踏み
    台面と前記補助台部材の補助台面とが、滑り止めのため
    の粗面に形成されていることを特徴とする請求項1また
    は4、もしくは5または6の何れかに記載の浴槽用踏み
    台装置。
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