JPH0929876A - 自動車内装材用発泡積層シート - Google Patents
自動車内装材用発泡積層シートInfo
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- JPH0929876A JPH0929876A JP7207550A JP20755095A JPH0929876A JP H0929876 A JPH0929876 A JP H0929876A JP 7207550 A JP7207550 A JP 7207550A JP 20755095 A JP20755095 A JP 20755095A JP H0929876 A JPH0929876 A JP H0929876A
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- resin
- layer
- laminated sheet
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 変性ポリフェニレンエーテル系樹脂を基材樹
脂とする発泡シートの両面もしくは片面に熱可塑性樹脂
からなる非発泡層を積層した発泡積層シートの一つの非
発泡層の表面に潤滑剤層を設けたことを特徴とする自動
車内装材用発泡積層シート。 【効果】 自動車走行時の異音の発生が防止される。
脂とする発泡シートの両面もしくは片面に熱可塑性樹脂
からなる非発泡層を積層した発泡積層シートの一つの非
発泡層の表面に潤滑剤層を設けたことを特徴とする自動
車内装材用発泡積層シート。 【効果】 自動車走行時の異音の発生が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車内装材用発泡積層
シートに関し、更に詳しくは、変性PPE系樹脂を基材
とする発泡シートの両面もしくは片面に熱可塑性樹脂か
らなる非発泡層を積層した変性PPE系発泡積層シート
の一つの非発泡層の表面に潤滑剤層を設けることによ
り、自動車内装材として装着された際に、走行中の異音
の発生を防止する自動車内装材用発泡積層シートに関す
るものである。
シートに関し、更に詳しくは、変性PPE系樹脂を基材
とする発泡シートの両面もしくは片面に熱可塑性樹脂か
らなる非発泡層を積層した変性PPE系発泡積層シート
の一つの非発泡層の表面に潤滑剤層を設けることによ
り、自動車内装材として装着された際に、走行中の異音
の発生を防止する自動車内装材用発泡積層シートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車内装材として、熱可塑性樹
脂発泡体を主体とする基材にウレタンフォームを積層し
たものや、スチレン−無水マレイン酸共重合体の発泡層
の両面にスチレン−無水マレイン酸共重合体の非発泡層
を積層した積層シートを所望の形状に成形したものが広
く用いられている。それらの自動車内装材は、軽量で断
熱性が高く、成型加工性がすぐれているという特徴があ
る。しかしながら、従来の自動車内装材を、自動車天井
材のように高温に長時間さらされるような用途に用いた
場合には、耐熱性が不十分であるため、自重で垂れ下が
ったり、変形したりするなどの問題を発生することがあ
る。そこで、耐熱性を向上させるために、変性PPE系
樹脂の発泡層の両面に変性PPE系樹脂のフィルムを積
層した発泡積層シートを用いた自動車天井材が提案され
ている(実開平4−11162号公報)。この自動車天
井材は、耐熱性が高い変性PPE系樹脂を用いることに
より、高温下での変形や自重による垂れ下がりを改善す
るとされているもので、近年、自動車天井材として、そ
の耐熱性及び軽量性により市場に出廻っている。
脂発泡体を主体とする基材にウレタンフォームを積層し
たものや、スチレン−無水マレイン酸共重合体の発泡層
の両面にスチレン−無水マレイン酸共重合体の非発泡層
を積層した積層シートを所望の形状に成形したものが広
く用いられている。それらの自動車内装材は、軽量で断
熱性が高く、成型加工性がすぐれているという特徴があ
る。しかしながら、従来の自動車内装材を、自動車天井
材のように高温に長時間さらされるような用途に用いた
場合には、耐熱性が不十分であるため、自重で垂れ下が
ったり、変形したりするなどの問題を発生することがあ
る。そこで、耐熱性を向上させるために、変性PPE系
樹脂の発泡層の両面に変性PPE系樹脂のフィルムを積
層した発泡積層シートを用いた自動車天井材が提案され
ている(実開平4−11162号公報)。この自動車天
井材は、耐熱性が高い変性PPE系樹脂を用いることに
より、高温下での変形や自重による垂れ下がりを改善す
るとされているもので、近年、自動車天井材として、そ
の耐熱性及び軽量性により市場に出廻っている。
【0003】一方、最近では自動車のエンジン音の低下
や車内の防音効果の向上に伴って、車内の静けさがクロ
ーズアップされてきている。ところで、上記した変性P
PE系樹脂発泡積層シートにおいては、自動車に装着し
た際、急カーブ走行時において異音が発生するという問
題があり、この問題を解決するために、不織布やウレタ
ン発泡シートをあらかじめ自動車天井材に積層したり、
自動車天井材の成形加工時にクラフトテープ等を貼った
りして対応している。
や車内の防音効果の向上に伴って、車内の静けさがクロ
ーズアップされてきている。ところで、上記した変性P
PE系樹脂発泡積層シートにおいては、自動車に装着し
た際、急カーブ走行時において異音が発生するという問
題があり、この問題を解決するために、不織布やウレタ
ン発泡シートをあらかじめ自動車天井材に積層したり、
自動車天井材の成形加工時にクラフトテープ等を貼った
りして対応している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は、いずれも作業が煩雑になったり、材料コスト
や製造コストのアップを惹き起こす。そのため、これら
に代わる方法の出現が待望されているが、異音の発生の
原因が明確になっていないため、未だ満足し得る方法が
提案されていないのが実情である。
の方法は、いずれも作業が煩雑になったり、材料コスト
や製造コストのアップを惹き起こす。そのため、これら
に代わる方法の出現が待望されているが、異音の発生の
原因が明確になっていないため、未だ満足し得る方法が
提案されていないのが実情である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決するべく鋭意研究の結果、異音の発生は自動車が
走行中に急カーブを曲がる際に、車体を構成する鉄板や
プラスチック板と内装材とが接触し擦れあうことにより
発生する摩擦音であることをつきとめ、変性PPE系樹
脂発泡積層シートの、鉄板やプラスチック板と接触する
非発泡層表面に潤滑剤層を設けることにより、異音の発
生が驚異的に防止されることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
を解決するべく鋭意研究の結果、異音の発生は自動車が
走行中に急カーブを曲がる際に、車体を構成する鉄板や
プラスチック板と内装材とが接触し擦れあうことにより
発生する摩擦音であることをつきとめ、変性PPE系樹
脂発泡積層シートの、鉄板やプラスチック板と接触する
非発泡層表面に潤滑剤層を設けることにより、異音の発
生が驚異的に防止されることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】即ち、本発明は変性PPE系樹脂を基材樹
脂とする発泡シートの両面もしくは片面に熱可塑性樹脂
からなる非発泡層を積層した発泡積層シートの一つの非
発泡層の表面に潤滑剤層を設けたことを特徴とする自動
車内装材用発泡積層シートを内容とするものである。
脂とする発泡シートの両面もしくは片面に熱可塑性樹脂
からなる非発泡層を積層した発泡積層シートの一つの非
発泡層の表面に潤滑剤層を設けたことを特徴とする自動
車内装材用発泡積層シートを内容とするものである。
【0007】本発明において使用される変性PPE系樹
脂発泡層の製造方法としては、PPEとスチレンとの共
重合樹脂またはPPE系樹脂とPS系樹脂と混合樹脂、
及び各種の添加剤を加えた樹脂を押出機により溶融・混
練し、高温高圧下で発泡剤を圧入し、発泡最適温度に調
節して低圧帯(通常大気中)に押出した後、マンドレル
等によってシート状に成形する方法が好適である。変性
PPE系樹脂発泡積層シートの基材樹脂としては、PP
E系樹脂とPS系樹脂の混合樹脂が、製造が容易である
点で好ましい。
脂発泡層の製造方法としては、PPEとスチレンとの共
重合樹脂またはPPE系樹脂とPS系樹脂と混合樹脂、
及び各種の添加剤を加えた樹脂を押出機により溶融・混
練し、高温高圧下で発泡剤を圧入し、発泡最適温度に調
節して低圧帯(通常大気中)に押出した後、マンドレル
等によってシート状に成形する方法が好適である。変性
PPE系樹脂発泡積層シートの基材樹脂としては、PP
E系樹脂とPS系樹脂の混合樹脂が、製造が容易である
点で好ましい。
【0008】本発明において使用されるPPEとして
は、例えば、ポリ(2,6−ジメチルフェニレン−1,
4−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−エチルフェニ
レン−1,4−エーテル)、ポリ(2,6−ジエチルフ
ェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2,6−ジエチ
ルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル
−6−n−プロピルフェニレン−1,4−エーテル)、
ポリ(2−メチル−6−n−ブチルフェニレン−1,4
−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−クロルフェニレ
ン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−ブロ
ムフェニレン−1,4−エーテル)ポリ(2−エチル−
6−クロルフェニレン−1,4−エーテル)等が挙げら
れ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられ
る。フェニルエーテルと共重合されるスチレン又はPP
Eとブレンドされるポリスチレンとしては、例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、モノクロルスチレン、ジクロルスチレン、p−メチ
ルスチレン、エチルスチレン等が挙げられ、これらは単
独又は2種以上組み合わせて用いられる。上記ポリフェ
ニレンエーテル、(ポリ)スチレンのいずれにおいて
も、それぞれと重合可能な化合物、例えばアクリロニト
リル、メタクリロニトリル、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート等を1種又は2種以上重合させたものも含む。
は、例えば、ポリ(2,6−ジメチルフェニレン−1,
4−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−エチルフェニ
レン−1,4−エーテル)、ポリ(2,6−ジエチルフ
ェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2,6−ジエチ
ルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル
−6−n−プロピルフェニレン−1,4−エーテル)、
ポリ(2−メチル−6−n−ブチルフェニレン−1,4
−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−クロルフェニレ
ン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−ブロ
ムフェニレン−1,4−エーテル)ポリ(2−エチル−
6−クロルフェニレン−1,4−エーテル)等が挙げら
れ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられ
る。フェニルエーテルと共重合されるスチレン又はPP
Eとブレンドされるポリスチレンとしては、例えばスチ
レン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、モノクロルスチレン、ジクロルスチレン、p−メチ
ルスチレン、エチルスチレン等が挙げられ、これらは単
独又は2種以上組み合わせて用いられる。上記ポリフェ
ニレンエーテル、(ポリ)スチレンのいずれにおいて
も、それぞれと重合可能な化合物、例えばアクリロニト
リル、メタクリロニトリル、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート等を1種又は2種以上重合させたものも含む。
【0009】変性PPE系樹脂発泡シートの製造におい
て使用される発泡剤としては、ブタン、プロパン、ペン
タン、塩化メチル、ジクロロメタン、クロロフロロメタ
ン、ジクロロエタン、ジクロロジフロロエタン等の炭化
水素、ハロゲン化炭化水素等が挙げられ、またそれらを
組み合わせて使用してもよい。
て使用される発泡剤としては、ブタン、プロパン、ペン
タン、塩化メチル、ジクロロメタン、クロロフロロメタ
ン、ジクロロエタン、ジクロロジフロロエタン等の炭化
水素、ハロゲン化炭化水素等が挙げられ、またそれらを
組み合わせて使用してもよい。
【0010】本発明において使用される変性PPE系樹
脂発泡層の基材樹脂は、必要に応じて気泡調整剤、耐衝
撃性改良剤、滑剤、酸化防止剤、静電防止剤、顔料等を
添加することができる。
脂発泡層の基材樹脂は、必要に応じて気泡調整剤、耐衝
撃性改良剤、滑剤、酸化防止剤、静電防止剤、顔料等を
添加することができる。
【0011】本発明において、変性PPE系樹脂を基材
樹脂とする発泡シートは、PPE25〜70重量部とP
S30〜75重量部であるPPE系樹脂とPS系樹脂の
混合樹脂またはPPEとスチレンとの共重合体を基材樹
脂として、該基材樹脂に発泡剤を添加し押出発泡させて
得られる、厚みが1〜5mm、発泡倍率が3〜20倍、セ
ル径が0.05〜0.3mm、独立気泡率が70%である
ことが好ましい。PPE30〜65重量部とPS70〜
35重量部が更に好ましく、PPE35〜60重量部と
PS65〜40重量部が更に一層好ましい。PPE系樹
脂の割合が小さいと耐熱性が劣る傾向があり、PPE系
樹脂の割合が大きいと、加熱流動時の粘度が上昇し、発
泡成形が困難となる場合がある。発泡シート厚みが1mm
未満の場合は強度、断熱性に劣り自動車内装材として適
当でない。また発泡シート厚みが5mmを越える場合、成
形加熱時に熱が発泡シートの厚み方向の中心部まで伝わ
り難く、そのため充分な加熱が行えず成形性が悪くな
る。また、充分な加熱を行うべく加熱時間を長くする
と、発泡層表面のセルの破泡等が生じ、良好な製品が得
られ難い。発泡倍率が3倍未満の場合は、柔軟性に劣り
曲げ等による破損が生じ易く、また軽量なものが得られ
ない。また20倍を越えると強度、成形性に劣る傾向が
ある。セル径が0.05mm未満の場合は充分な強度が得
られず、0.3mmを越える場合は、断熱性に劣る傾向が
ある。また、独立気泡率が70%未満の場合は、断熱
性、剛性に劣るとともに成形加熱時の2次発泡倍率を得
難くなり、成形性に劣る傾向がある
樹脂とする発泡シートは、PPE25〜70重量部とP
S30〜75重量部であるPPE系樹脂とPS系樹脂の
混合樹脂またはPPEとスチレンとの共重合体を基材樹
脂として、該基材樹脂に発泡剤を添加し押出発泡させて
得られる、厚みが1〜5mm、発泡倍率が3〜20倍、セ
ル径が0.05〜0.3mm、独立気泡率が70%である
ことが好ましい。PPE30〜65重量部とPS70〜
35重量部が更に好ましく、PPE35〜60重量部と
PS65〜40重量部が更に一層好ましい。PPE系樹
脂の割合が小さいと耐熱性が劣る傾向があり、PPE系
樹脂の割合が大きいと、加熱流動時の粘度が上昇し、発
泡成形が困難となる場合がある。発泡シート厚みが1mm
未満の場合は強度、断熱性に劣り自動車内装材として適
当でない。また発泡シート厚みが5mmを越える場合、成
形加熱時に熱が発泡シートの厚み方向の中心部まで伝わ
り難く、そのため充分な加熱が行えず成形性が悪くな
る。また、充分な加熱を行うべく加熱時間を長くする
と、発泡層表面のセルの破泡等が生じ、良好な製品が得
られ難い。発泡倍率が3倍未満の場合は、柔軟性に劣り
曲げ等による破損が生じ易く、また軽量なものが得られ
ない。また20倍を越えると強度、成形性に劣る傾向が
ある。セル径が0.05mm未満の場合は充分な強度が得
られず、0.3mmを越える場合は、断熱性に劣る傾向が
ある。また、独立気泡率が70%未満の場合は、断熱
性、剛性に劣るとともに成形加熱時の2次発泡倍率を得
難くなり、成形性に劣る傾向がある
【0012】発泡層に非発泡層を積層する方法として
は、あらかじめフィルム状に成形した樹脂を、あらかじ
め発泡成形され供給される発泡層の両面に熱ロール等に
より接着する方法、多層押出金型を用いて行う両者を共
押出積層する方法等が挙げられるが、あらかじめ発泡成
形され供給される発泡層の両面に押出機から供給される
可塑化状態にある非発泡層を冷却ローラーなどによって
積層・固着する方法が好ましい。中でも、発泡層の押出
発泡シート成形と非発泡層の押出をインライン中で行い
積層する方法が特に好ましい。
は、あらかじめフィルム状に成形した樹脂を、あらかじ
め発泡成形され供給される発泡層の両面に熱ロール等に
より接着する方法、多層押出金型を用いて行う両者を共
押出積層する方法等が挙げられるが、あらかじめ発泡成
形され供給される発泡層の両面に押出機から供給される
可塑化状態にある非発泡層を冷却ローラーなどによって
積層・固着する方法が好ましい。中でも、発泡層の押出
発泡シート成形と非発泡層の押出をインライン中で行い
積層する方法が特に好ましい。
【0013】非発泡層に使用される熱可塑性樹脂として
は、ポリスチレン系樹脂、変性PPE系樹脂、 ポリプ
ロピレン(PP)系樹脂、ポリエチレン(PE)系樹
脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂、ポ
リアミド(ナイロン)系樹脂等が挙げられ、変性PPE
系樹脂発泡層との接着性からPS系、耐熱PS系、変性
PPE系樹脂が好適である。耐熱PS系樹脂としては、
スチレンとカルボキシル基含有モノマーとの共重合体が
挙げられ、例えばスチレン−無水マレイン酸共重合体、
スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル
酸共重合体、スチレン−イタコン酸共重合体や、それら
の共重合体とポリスチレン、ポリカーボネート、ポリフ
ェニレンオキサイドなどの重合体とのブレンド物が挙げ
られる。耐熱性、剛性の点において、変性PPE系樹脂
が特に好適である。非発泡層の樹脂には、必要に応じ
て、耐衝撃性改良剤、滑剤、酸化防止剤、静電防止剤、
顔料、充填剤等を単独又は2種以上組み合わせて添加す
ることができる。
は、ポリスチレン系樹脂、変性PPE系樹脂、 ポリプ
ロピレン(PP)系樹脂、ポリエチレン(PE)系樹
脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂、ポ
リアミド(ナイロン)系樹脂等が挙げられ、変性PPE
系樹脂発泡層との接着性からPS系、耐熱PS系、変性
PPE系樹脂が好適である。耐熱PS系樹脂としては、
スチレンとカルボキシル基含有モノマーとの共重合体が
挙げられ、例えばスチレン−無水マレイン酸共重合体、
スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル
酸共重合体、スチレン−イタコン酸共重合体や、それら
の共重合体とポリスチレン、ポリカーボネート、ポリフ
ェニレンオキサイドなどの重合体とのブレンド物が挙げ
られる。耐熱性、剛性の点において、変性PPE系樹脂
が特に好適である。非発泡層の樹脂には、必要に応じ
て、耐衝撃性改良剤、滑剤、酸化防止剤、静電防止剤、
顔料、充填剤等を単独又は2種以上組み合わせて添加す
ることができる。
【0014】非発泡層は発泡層の両面又は片面に積層で
きる。非発泡層の厚みは50〜300μmが好ましい。
50μmより薄い場合には強度、剛性、耐熱性等に劣
り、300μmより厚い場合には成形性に劣る傾向があ
る。
きる。非発泡層の厚みは50〜300μmが好ましい。
50μmより薄い場合には強度、剛性、耐熱性等に劣
り、300μmより厚い場合には成形性に劣る傾向があ
る。
【0015】本発明において使用される潤滑剤として
は、シリコン系、フッソ(テフロン)系の潤滑剤、離型
剤、界面活性剤、潤滑油等が挙げられるが、シリコン
系、テフロン系潤滑剤が好適である。シリコン系、テフ
ロン系潤滑剤としては、オイル型、ペースト型、溶液
型、焼き付け型、エマルジョン型、水溶性型等が挙げら
れるが、塗布が容易なことより、エマルジョン型、水溶
性型が好ましい。
は、シリコン系、フッソ(テフロン)系の潤滑剤、離型
剤、界面活性剤、潤滑油等が挙げられるが、シリコン
系、テフロン系潤滑剤が好適である。シリコン系、テフ
ロン系潤滑剤としては、オイル型、ペースト型、溶液
型、焼き付け型、エマルジョン型、水溶性型等が挙げら
れるが、塗布が容易なことより、エマルジョン型、水溶
性型が好ましい。
【0016】潤滑剤を設ける方法としては塗布法が好ま
しく、ロールコーター型、ハンド型、スプレー型、転写
型、多頭型、多孔型ホイール、ギヤロール型、簡易アプ
リケーター型等のいずれの方法でもよいが、その中でも
生産性の点よりロールコーター型、スプレー型が好適で
ある。塗布の時期は特に制限はなく、発泡積層シートの
製造中の任意の段階でよく、また製造後に行ってもよ
く、例えば内装材を車内に装着する段階に行ってもよ
い。潤滑剤の塗布後の静摩擦係数は0.01〜0.25
が好ましく、更に0.01〜0.20であることが好ま
しい。
しく、ロールコーター型、ハンド型、スプレー型、転写
型、多頭型、多孔型ホイール、ギヤロール型、簡易アプ
リケーター型等のいずれの方法でもよいが、その中でも
生産性の点よりロールコーター型、スプレー型が好適で
ある。塗布の時期は特に制限はなく、発泡積層シートの
製造中の任意の段階でよく、また製造後に行ってもよ
く、例えば内装材を車内に装着する段階に行ってもよ
い。潤滑剤の塗布後の静摩擦係数は0.01〜0.25
が好ましく、更に0.01〜0.20であることが好ま
しい。
【0017】本発明において、潤滑剤は発泡積層シート
の1つの非発泡層の表面に設けられる。潤滑剤層は非発
泡層の全面に設けても、また部分的に設けてもよい。
の1つの非発泡層の表面に設けられる。潤滑剤層は非発
泡層の全面に設けても、また部分的に設けてもよい。
【0018】本発明において使用される表皮材として
は、従来自動車内装材として用いられる表皮材、例えば
織布、不織布等が挙げられる。表皮材の基材としては、
ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド(ナイロン)等の合成樹脂や、羊毛、木綿等の天然素
材を使用することができ、それらを組み合わせ使用して
もよい。
は、従来自動車内装材として用いられる表皮材、例えば
織布、不織布等が挙げられる。表皮材の基材としては、
ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド(ナイロン)等の合成樹脂や、羊毛、木綿等の天然素
材を使用することができ、それらを組み合わせ使用して
もよい。
【0019】本発明において使用される接着剤として
は、熱可塑性接着剤、ホットメルト接着剤、ゴム系接着
剤、熱硬化性接着剤、モノマー反応型接着剤、無機系接
着剤、天然物接着剤等が挙げられるが、接着が容易な点
でホットメルト接着剤が好適である。ホットメルト接着
剤としては、オレフィン系、変性オレフィン系、ポリウ
レタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系、ポリア
ミド系、ポリエステル系、熱可塑性ゴム系、スチレン−
ブタン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体系樹脂
を成分としたものが挙げられ、これらは単独又は2種以
上組み合わせて用いられる。
は、熱可塑性接着剤、ホットメルト接着剤、ゴム系接着
剤、熱硬化性接着剤、モノマー反応型接着剤、無機系接
着剤、天然物接着剤等が挙げられるが、接着が容易な点
でホットメルト接着剤が好適である。ホットメルト接着
剤としては、オレフィン系、変性オレフィン系、ポリウ
レタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系、ポリア
ミド系、ポリエステル系、熱可塑性ゴム系、スチレン−
ブタン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体系樹脂
を成分としたものが挙げられ、これらは単独又は2種以
上組み合わせて用いられる。
【0020】表皮材の接着方法としては、あらかじめ表
皮材に接着剤を接着してあるものを発泡積層シートに熱
ロール等を用いて接着する方法、発泡積層シートに仮止
めし加熱成形時に成形と接着を同時に行なう方法、接着
剤を発泡積層シートにバインダーラミネーション法や、
あらかじめフィルム状に成形された接着剤を熱ラミネー
ション法等により積層した発泡積層シートに表皮材を熱
ロール等を用いて接着する方法、表皮材を仮止めし加熱
成形時に成形と接着を同時に行なう方法、接着剤を発泡
積層シートに積層する際に表皮材を同時に接着する方法
等が挙げられる。
皮材に接着剤を接着してあるものを発泡積層シートに熱
ロール等を用いて接着する方法、発泡積層シートに仮止
めし加熱成形時に成形と接着を同時に行なう方法、接着
剤を発泡積層シートにバインダーラミネーション法や、
あらかじめフィルム状に成形された接着剤を熱ラミネー
ション法等により積層した発泡積層シートに表皮材を熱
ロール等を用いて接着する方法、表皮材を仮止めし加熱
成形時に成形と接着を同時に行なう方法、接着剤を発泡
積層シートに積層する際に表皮材を同時に接着する方法
等が挙げられる。
【0021】本発明による自動車内装材用発泡積層シー
トの成形方法としては、上下にヒーターを持つ加熱炉の
中央に積層シートをクランプして導き、成形に適した温
度に加熱した後、温度調節をした金型にて真空成形、圧
空成形等や、フリードローイング成形、プラグ・アンド
・リッジ成形、リッジ成形、マッチド・モールド成形、
ストレート成形、ドレープ成形、リバースドロー成形、
エアスリップ成形、プラグアシスト成形、プラグアシス
トリバースドロー成形等にて成形する方法が挙げられ
る。
トの成形方法としては、上下にヒーターを持つ加熱炉の
中央に積層シートをクランプして導き、成形に適した温
度に加熱した後、温度調節をした金型にて真空成形、圧
空成形等や、フリードローイング成形、プラグ・アンド
・リッジ成形、リッジ成形、マッチド・モールド成形、
ストレート成形、ドレープ成形、リバースドロー成形、
エアスリップ成形、プラグアシスト成形、プラグアシス
トリバースドロー成形等にて成形する方法が挙げられ
る。
【0022】
【作用】本発明における異音発生防止のメカニズムは、
従来法の如く不織布等を積層するのではなく、非発泡層
の表面に潤滑剤を塗布することにより、鉄板やプラスチ
ック板との摩擦により生ずる微小な振動に共振して異音
が生じるのを防止することによるものと考えられる。か
くして、容易に異音の発生を防止することができるとと
もに、コスト的にも有利である。しかも、潤滑剤を塗布
した状態で自動車内装材の成形を行うなど発泡積層シー
トの製造中に潤滑剤層を設けることも可能であり、その
製造も極めて効率的である。
従来法の如く不織布等を積層するのではなく、非発泡層
の表面に潤滑剤を塗布することにより、鉄板やプラスチ
ック板との摩擦により生ずる微小な振動に共振して異音
が生じるのを防止することによるものと考えられる。か
くして、容易に異音の発生を防止することができるとと
もに、コスト的にも有利である。しかも、潤滑剤を塗布
した状態で自動車内装材の成形を行うなど発泡積層シー
トの製造中に潤滑剤層を設けることも可能であり、その
製造も極めて効率的である。
【0023】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明するが、本発明はこれらにより何ら制限を受けるも
のではない。以下の記載において、HIPSはハイイン
パクトポリスチレンを意味する。摩擦係数の測定は、J
IS K−7125に準ずる方法にて行った。自動車内
装材(天井材)の評価については下記のように行った。 〇:異音発生の防止が容易であり、且つ異音発生が防止
される。 △:異音発生が防止できるが、作業性、生産性、コスト
等に問題がある。 ×:異音が生ずる。 実施例、比較例に用いた樹脂を表1に、その他の材料を
表2に示す。
説明するが、本発明はこれらにより何ら制限を受けるも
のではない。以下の記載において、HIPSはハイイン
パクトポリスチレンを意味する。摩擦係数の測定は、J
IS K−7125に準ずる方法にて行った。自動車内
装材(天井材)の評価については下記のように行った。 〇:異音発生の防止が容易であり、且つ異音発生が防止
される。 △:異音発生が防止できるが、作業性、生産性、コスト
等に問題がある。 ×:異音が生ずる。 実施例、比較例に用いた樹脂を表1に、その他の材料を
表2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】実施例1 PPE樹脂成分40重量%、PS樹脂成分60重量%と
なるようにPPE樹脂(A)とPS樹脂(C)とを混合
した混合樹脂100重量部に対してiso−ブタンを主
成分とする発泡剤(iso/n=85/15)3重量部
及びタルク0.32重量部を押出機により混練し、樹脂
温度198℃まで冷却し、サーキュラーダイスにより押
出し、厚み2.6mm、発泡倍率10倍、独立気泡率85
%、セル径0.19mm、目付け240g/m2の発泡シー
トを得た。得られた発泡シートはロール状に巻取った。
得られた発泡シートを繰り出し、PPE樹脂成分30重
量%、PS樹脂成分64重量%、ゴム成分6重量%とな
るようにPPE樹脂(B)とHIPS(D)と耐衝撃性
改良剤(E)を混合した混合樹脂を溶融・混練しTダイ
を用いて樹脂温度278℃で押出し発泡シート片面に厚
み150μmの非発泡層を積層した。
なるようにPPE樹脂(A)とPS樹脂(C)とを混合
した混合樹脂100重量部に対してiso−ブタンを主
成分とする発泡剤(iso/n=85/15)3重量部
及びタルク0.32重量部を押出機により混練し、樹脂
温度198℃まで冷却し、サーキュラーダイスにより押
出し、厚み2.6mm、発泡倍率10倍、独立気泡率85
%、セル径0.19mm、目付け240g/m2の発泡シー
トを得た。得られた発泡シートはロール状に巻取った。
得られた発泡シートを繰り出し、PPE樹脂成分30重
量%、PS樹脂成分64重量%、ゴム成分6重量%とな
るようにPPE樹脂(B)とHIPS(D)と耐衝撃性
改良剤(E)を混合した混合樹脂を溶融・混練しTダイ
を用いて樹脂温度278℃で押出し発泡シート片面に厚
み150μmの非発泡層を積層した。
【0027】次いで、発泡積層シートを引き取る際に、
潤滑剤(H)をシリコーン成分量が3重量%となるよう
に水で希釈したものを塗布量5g/m2 でロールコータ
ーを用いて非発泡層表面に塗布し発泡積層シートを得
た。塗布場所は最終的な自動車天井材の形状に成形・後
加工された際に、自動車天井材のサイドとなる部分に幅
100mmで長手方向に塗布した。次に、得られた発泡
積層シートの非発泡積層を設けていない面(発泡層面)
に表皮材(F)をホットメルトフィルム(G)を介して
仮止めした。次に、表皮材を仮止めした積層発泡シート
の四方をクランプし加熱炉に入れ表面温度155℃まで
加熱し、60℃に温調した金型でプラグ成形を行ったの
ち、トリミング、パンチング加工を施し自動車天井材を
得た。得られた自動車天井材を自動車に取り付け走行テ
ストを行った結果、異音の発生は認められなかった。評
価結果を表3に示す。
潤滑剤(H)をシリコーン成分量が3重量%となるよう
に水で希釈したものを塗布量5g/m2 でロールコータ
ーを用いて非発泡層表面に塗布し発泡積層シートを得
た。塗布場所は最終的な自動車天井材の形状に成形・後
加工された際に、自動車天井材のサイドとなる部分に幅
100mmで長手方向に塗布した。次に、得られた発泡
積層シートの非発泡積層を設けていない面(発泡層面)
に表皮材(F)をホットメルトフィルム(G)を介して
仮止めした。次に、表皮材を仮止めした積層発泡シート
の四方をクランプし加熱炉に入れ表面温度155℃まで
加熱し、60℃に温調した金型でプラグ成形を行ったの
ち、トリミング、パンチング加工を施し自動車天井材を
得た。得られた自動車天井材を自動車に取り付け走行テ
ストを行った結果、異音の発生は認められなかった。評
価結果を表3に示す。
【0028】実施例2 潤滑剤(H)をシリコーン成分量が5重量%となるよう
に水で稀釈する以外は実施例1記載の方法により自動車
天井材を得た。得られた自動車天井材を自動車に取り付
け走行テストを行った結果、異音の発生が認められた。
評価結果を表3に示す。
に水で稀釈する以外は実施例1記載の方法により自動車
天井材を得た。得られた自動車天井材を自動車に取り付
け走行テストを行った結果、異音の発生が認められた。
評価結果を表3に示す。
【0029】比較例1 潤滑剤を塗布しない以外は、実施例1記載の方法により
自動車天井材を得た。得られた自動車天井材を自動車に
取り付け走行テストを行った結果、異音の発生が認めら
れた。評価結果を表3に示す。
自動車天井材を得た。得られた自動車天井材を自動車に
取り付け走行テストを行った結果、異音の発生が認めら
れた。評価結果を表3に示す。
【0030】比較例2 実施例1記載の方法により、発泡シートの片面に非発泡
層を積層した。次に、実施例1記載の方法により、発泡
積層シートの非発泡層を設けていない側(発泡層)に潤
滑剤(H)を塗布した。次に、実施例1記載の方法によ
り、発泡積層シートの非発泡層面に表皮材(G)を設け
た自動車天井材を得た。得られた自動車天井材を自動車
に取り付け走行テストを行った結果、異音の発生が認め
られた。評価結果を表3に示す。
層を積層した。次に、実施例1記載の方法により、発泡
積層シートの非発泡層を設けていない側(発泡層)に潤
滑剤(H)を塗布した。次に、実施例1記載の方法によ
り、発泡積層シートの非発泡層面に表皮材(G)を設け
た自動車天井材を得た。得られた自動車天井材を自動車
に取り付け走行テストを行った結果、異音の発生が認め
られた。評価結果を表3に示す。
【0031】比較例3 実施例1記載の方法により、片面に非発泡層を積層し、
他の面に接着剤を介して表皮材を積層した自動車天井材
を得た。次に、クラフトテープ(I)を最終的な自動車
天井材の形状に後加工された際に自動車天井材のサイド
となる、非発泡層の部分に長手方向に貼付した。その
後、トリミング、パンチング加工を施し自動車天井材を
得た。クラフトテープの貼付により作業が煩雑になると
ともに、生産性が大幅に低下した。次に、得られた自動
車天井材を自動車に取り付け走行テストを行った結果、
異音の発生は認められなかった。評価結果を表3に示
す。
他の面に接着剤を介して表皮材を積層した自動車天井材
を得た。次に、クラフトテープ(I)を最終的な自動車
天井材の形状に後加工された際に自動車天井材のサイド
となる、非発泡層の部分に長手方向に貼付した。その
後、トリミング、パンチング加工を施し自動車天井材を
得た。クラフトテープの貼付により作業が煩雑になると
ともに、生産性が大幅に低下した。次に、得られた自動
車天井材を自動車に取り付け走行テストを行った結果、
異音の発生は認められなかった。評価結果を表3に示
す。
【0032】
【表3】
【0033】
【発明の効果】本発明の自動車内装材用発泡積層シート
は、発泡積層シートの非発泡層に潤滑剤層を設けるとい
う簡単な構造により、自動車の走行時に生ずる異音の発
生を効果的に防止する、天井材等の自動車内装材を安価
に提供することができ、その有用性は頗る大である。
は、発泡積層シートの非発泡層に潤滑剤層を設けるとい
う簡単な構造により、自動車の走行時に生ずる異音の発
生を効果的に防止する、天井材等の自動車内装材を安価
に提供することができ、その有用性は頗る大である。
Claims (4)
- 【請求項1】 変性ポリフェニレンエーテル系樹脂(以
下変性PPE系樹脂と記す。)を基材樹脂とする発泡シ
ートの両面もしくは片面に熱可塑性樹脂からなる非発泡
層を積層した発泡積層シートの一つの非発泡層の表面に
潤滑剤層を設けたことを特徴とする自動車内装材用発泡
積層シート。 - 【請求項2】 潤滑剤がシリコン系及び又はフッソ系の
潤滑剤である請求項1記載の自動車内装材用積層シー
ト。 - 【請求項3】 非発泡層が変性PPE系樹脂からなる請
求項1又は2記載の自動車内装材用積層シート。 - 【請求項4】 変性PPE系樹脂を基材樹脂とする発泡
シートがポリフェニレンエーテル(以下PPEと記
す。)25〜70重量部とポリスチレン(以下PSと記
す。)75〜30重量部からなるPPE系樹脂とPS系
樹脂との混合樹脂またはPPEとスチレンとの共重合体
を基材樹脂として、該基材樹脂に発泡剤を添加し押出発
泡させて得られる、厚みが1〜5mm、発泡倍率が3〜2
0倍、セル径が0.05〜0.3mm、独立気泡率が70
%以上の変性PPE系発泡シートである請求項1〜3記
載の自動車内装材用積層シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7207550A JPH0929876A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 自動車内装材用発泡積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7207550A JPH0929876A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 自動車内装材用発泡積層シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0929876A true JPH0929876A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16541597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7207550A Withdrawn JPH0929876A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 自動車内装材用発泡積層シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0929876A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1134201A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Inoac Corp | スエード調の外観を有する装飾材 |
JP2006247868A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Kaneka Corp | 自動車内装材および自動車内装部品 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP7207550A patent/JPH0929876A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1134201A (ja) * | 1997-07-23 | 1999-02-09 | Inoac Corp | スエード調の外観を有する装飾材 |
JP2006247868A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Kaneka Corp | 自動車内装材および自動車内装部品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |