JPH09298726A - 多地点通信システム - Google Patents

多地点通信システム

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JPH09298726A
JPH09298726A JP8135736A JP13573696A JPH09298726A JP H09298726 A JPH09298726 A JP H09298726A JP 8135736 A JP8135736 A JP 8135736A JP 13573696 A JP13573696 A JP 13573696A JP H09298726 A JPH09298726 A JP H09298726A
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communication
terminal
terminals
channel control
control circuit
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JP8135736A
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Hiroshi Noto
博 能登
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Kyocera Corp
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム本体のコスト、及びランニングコス
トの双方を、従来の多地点会議システムよりさらに低減
させることが可能な多地点通信システムを提供する。 【解決手段】 複数の通信端末T1〜T4の間でデジタ
ル通信回線Lを介して音声及び画像を用いて通信を行う
ことが可能な通信システムであって、少なくとも1つの
通信端末T1がチャンネル制御回路CHSを備えると共
に、他の端末T2〜T4がチャンネル制御回路CHSを
備える通信端末T1に各々通信接続することにより、他
の端末T2〜T4がチャンネル制御回路CHSを備えて
いなくともすべての通信端末T1〜T4の間で同時通信
を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信端末間
で音声と画像を用いて通信を行う通信システムに関し、
特に3つ以上の通信端末間で多地点テレビ会議を行うこ
とが可能な多地点通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)従来の多地点テレビ会議システムとしてはまず、
ITU協会(International Telecommunication Union)
の規格H320に基づいたものがある。この多地点テレ
ビ会議システムにはMCU(Multi Channel Unit)が用い
られ、テレビ会議の参加者毎に設けられた通信端末はす
べてこのMCUに接続されて、このMCUはチャンネル
制御等のテレビ会議に必要な制御動作を行い、このMC
Uの制御動作によってテレビ会議の実現、運営を司るよ
うになっている。しかしながら、このような従来の多地
点テレビ会議システムに用いられるMCUは、その性能
が非常に高くその容量も非常に大きい装置であることか
ら、非常に高価であるとともに、大きさも大きいために
それを置くための専用の場所が必要となる等の問題を有
していた。
【0003】(2)また他の従来の多地点テレビ会議シ
ステムとしては、特開平5−22322号公報に掲載さ
れたものがある。これは上記のような問題を有する上記
規格H320に基づいたMCUを用いないで、各端末に
MCUのような機能を持たせることによりテレビ会議を
可能とした多地点テレビ会議システムを提供するもので
ある。しかしながら、この従来の多地点テレビ会議シス
テムは、隣合う各端末間を1本のデジタル通信回線によ
り接続して、各端末間をデジタル通信回線により全体と
してループ状に接続し、画像情報を各端末に中継して周
回させることにより各端末の画像を追加していくように
なっているため、各端末の表示画面にすべての端末の画
像が表示される迄時間がかかり、そのためにテレビ会議
の進行がそれだけ遅れるという問題があった。
【0004】(3)さらに他の従来の多地点テレビ会議
システムとしては、図13に示すようなものがある。こ
れも上記規格H320に基づいたMCUを用いないで、
同図に示す4つの端末T1〜T4の各々にMCUのよう
な機能を持たせることにより、テレビ会議を可能とした
多地点テレビ会議システムを提供するものである。そし
て、上記(2)の従来の多地点テレビ会議システムにお
いては各端末の間を1本の通信回線を用いて接続して、
4者会議で4本の通信回線が用いられていたのに対し、
図13に示す端末T1〜T4はすべての端末相互間に通
信回線が接続され、4者会議で合計6本の通信回線が用
いられている。このため各端末の表示画面の各々には、
上記(2)の従来例のように画像の表示に時間がかかる
ことなく、他の3つの端末の画像がリアルタイムで表示
されることができ、テレビ会議の進行も迅速に進めるこ
とが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(3)の従来の多地点通信システムにおいては、通信回
線の本数が多く必要となるため回線の使用に係るコスト
が高くなり、時間が長くなるほどそのコストは高くなっ
て、上記(2)の従来例よりもランニングコストが高く
つくという問題があった。また上記(2)及び(3)の
従来例は、共に上記(1)の従来例のように高価なMC
Uを用いていないとは言え、すべての端末がMCUのよ
うな機能を必要とするため、それ以上コストを低減させ
る上で限界があるという問題があった。
【0006】そこで本発明は、システム本体のコスト、
及びランニングコストの双方を、従来の多地点会議シス
テムよりさらに低減させることが可能な多地点通信シス
テムを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による多地点通信システムは、複数の通信端
末の間でデジタル通信回線を介して音声及び画像を用い
て通信を行うことが可能な通信システムであって、少な
くとも1つの通信端末がチャンネル制御回路を備えると
共に、他の端末が前記チャンネル制御回路を備える通信
端末に各々通信接続することにより、前記他の端末が前
記チャンネル制御回路を備えていなくともすべての通信
端末の間で同時通信を可能とした構成とするものであ
る。
【0008】このような構成の、本発明に係る多地点通
信システムによれば、同時通信を行う複数の通信端末の
うち、少なくとも1つの端末がチャンネル制御回路、す
なわち上記MCUのような機能を有する回路を備えるこ
とにより、他の端末がそのようなチャンネル制御回路を
備えていなくともすべての通信端末の間で同時通信をで
きるようにしたため、上記(1)の従来のシステムのよ
うな高価なMCUが不要であるだけでなく、すべての通
信端末で前記チャンネル制御回路が必要であった上記
(2),(3)の従来のシステムに比べて、システム本
体の合計のコストを低減させることができる。また、チ
ャンネル制御回路を備える通信端末に他の通信端末が各
々通信接続されればよいため、例えば4者会議で3本あ
ればよく、従って従来のシステムよりも通信回線の本数
が少なくて済み、回線の使用に係るコスト、すなわちラ
ンニングコストを従来よりも低減させることが可能であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1ないし図10は、本発
明の第1の実施の形態に係る多地点通信システムを示す
図である。図1において、符号T1〜T4は4つの通信
端末であり、このうち通信端末T1は、他の3つの通信
端末T2〜T4と共通の基本回路FSと共に、チャンネ
ル制御回路CHSを備えた構成を有している。通信端末
T1には他の3つの通信端末T2〜T4の各々が、IS
DN回線(デジタル通信回線)Lを介してデジタル通信
可能に接続されている。
【0010】通信端末T1は構成を詳しく説明すると、
図2に示すようになっている。通信端末T1は、図3に
示す他の通信端末T2〜T4と同様に、基本的にはパー
ソナルコンピュータにより構成されている。テレビ会議
に必要なツールとしてのモニタ画面(表示画面)は、パ
ーソナルコンピュータが有するCRT画面21を用い、
他のツール、すなわちビデオカメラ23,マイク24,
スピーカ25がCODEC回路28に接続されている。
【0011】CODEC回路28はバスBを介してCP
U30と接続されており、またCPU30にはバスBを
介して呼制御回路31が接続されている。さらに図2中
バスBには、チャンネル制御回路CHSが着脱可能に接
続されている。チャンネル制御回路CHSには、ISD
N回線網Nを介して通信端末T2〜T4との間で信号を
入出力するS/Tインターフェースが内蔵されている。
【0012】チャンネル制御回路CHSの本来の機能
は、上記規格H320に基づいたMCUのように、多地
点端末間の通信を制御することであるが、その他に、通
信端末T2〜T4から送られてきた画像情報,音声情報
或は制御情報のチャンネル間の同期化処理,時分割処理
等の動作を行って、CODEC回路28の同時動画表示
処理動作を行い易くする。
【0013】CODEC回路28は、同時動画表示処理
の他、表示画面を4分割表示にしたり、全面1画面の表
示に切換える動作を行うと共に、各種ツール21,23
〜25との間でそれらの機能に応じて信号を入出力する
ものである。
【0014】図2の通信端末T1において、チャンネル
制御回路CHS以外の回路はすべて、図1の通信端末T
1における基本回路FSに相当するものである。チャン
ネル制御回路CHSは1つの通信端末T1に複数設ける
ことが可能であり、チャンネル制御回路CHSの数が増
えると同時通信が可能な通信端末の数も増やすことがで
きる。例えば、チャンネル制御回路CHSが1つのとき
は他の通信端末が3台接続でき、チャンネル制御回路C
HSが3つのときは他の通信端末が9台接続できるよう
にすることができる。
【0015】通信端末T1が図2に示すような構造を有
するのに対し、通信端末T2〜T4は図3に示すような
構造を有している。図3に示す構造においては、図2の
ようにチャンネル制御回路CHSがない点において異な
るだけである。チャンネル制御回路CHSは着脱可能な
ので、図2の構造からチャンネル制御回路CHSを取り
外すと図3に示す構造となる。S/Tインターフェース
32は、チャンネル制御回路CHSを取り付けた場合は
それに内蔵のS/Tインターフェースに切換わる。
【0016】通信端末T1においてチャンネル制御回路
CHSとCODEC回路28により作られた4分割画面
が、通信端末T1から通信端末T2〜T4に配信される
ことにより、すべての端末で同じ4分割画面をリアルタ
イムで見ながらテレビ会議を行うことができる。なお通
信端末T1には、必要な制御プログラム(ソフトウェ
ア)が格納されたフロッピディスクが装着され、CPU
30はこの制御プログラムに基づいて所期の制御動作を
行うようになっている。以下通信端末T1をマスタ端末
と呼び、通信端末T2〜T4をスレーブ端末(マスター
端末以外の端末)と呼ぶものとする。
【0017】次に、このような通信端末T1〜T4を用
いて同時通信を行う場合について説明する。スレーブ端
末T2〜T4のいずれかがマスタ端末T1に発信する
と、まず図4に示すような識別モードレジスタの確認が
行われる。この識別モードレジスタは各端末が持ってい
て、通信が可能か、可能な場合はどのようなモードで通
信を行うか等について設定するものである。
【0018】識別モードレジスタの確認、設定の手順と
しては、図5に示すようなフローチャートに沿って行
われる。まずステップS1においては、自社の端末か他
社の端末かが確認され、原則として自社の端末の間でし
か通信できないので、他社の端末の場合は他の識別モー
ドの確認を行うまでもなく完了となる。
【0019】ステップS2においては通信モード(方
式)について、特に多チャンネルの同期方式が前記H3
20の標準方式かそれとも独自方式かについての確認が
行われ、独自方式の場合はステップS3において、H2
44h2の規格によるものか、又は各メーカーが独自に
決めた仕様(Bonding)によるものかの確認が行われる。
【0020】ステップS4においては、接続方式につい
ての確認が行われる。自動接続方式の場合は受信端末側
がオフフック(受話器を取り上げる)しなくとも自動受
信,接続が行われ、マニュアル接続方式の場合は受信端
末側がオフフックしなければ受信,接続は行われない。
ステップS5においては予約、すなわち所定時間後に通
信(会議)を行う予定が有るかについての確認が行わ
れ、有る場合はその予約内容、すなわち相手端末の電話
番号、会議開始時刻等について入力,設定する。
【0021】ステップS6においては、会議方式につい
ての確認が行われる。一斉同報というのは特定の端末か
ら他の端末に情報が一方向に流れるような方式で、会話
のやり取りはやらない。多地点会議モードのときは情報
が双方向に流れるような方式で、会話のやり取りすなわ
ち会議ができる方式である。
【0022】ステップS7においてはシステム構成、す
なわち端末の接続形式についての確認が行われ、カスケ
ード接続形式(図10参照)か、ツリー接続形式(図1
1参照)を設定する。図1に示すような基本接続形式は
ツリー接続形式に含まれる。各々の接続形式の場合にお
いて、接続の中核になる端末(チャンネル制御回路CH
Sを有する端末)の台数と、参加する全端末の台数が設
定される。
【0023】ステップS8においては、今マスター端末
に発信している端末が別のマスター端末か、それともス
レーブ端末かについての確認が行われ、スレーブ端末で
あるときはステップS9において、チャンネル制御回路
CHSを有しているか否かについての確認が行われる。
そして、チャンネル制御回路CHSの有無について登録
されると、すべてのモードレジスタの設定,登録が終了
する。なお図5のフローチャートには図示していない
が、各端末の表示画面を4分割表示にして行うか1画面
のまま表示するかについての確認も行うことができる。
【0024】以上は一般的なアクセス時のやり取りであ
るが、次にスレーブ端末がマスター端末に予約のための
発信を行う場合について、図6のフローチャートに基
づいて説明する。通信が接続すると、まず識別モードの
設定、すなわち図5のフローチャートに基づいて上述
したような設定動作を行う。そしてその次に(上述した
ように図5のフローチャートの途中で行うこともでき
るが)、予約の内容、すなわち会議開始時刻、相手先の
電話番号、会議モード(一斉同報か多地点会議かの)等
を設定して、予約の発信を完了する。
【0025】このようにして予約の発信を予め行うと、
会議の開始時刻になるとマスター端末から全てのスレー
ブ端末に会議を開始するための発信が行われる。この発
信は、図7に示すフローチャートに基づいて行われ
る。通信が接続すると、まず予約時に設定してお互いに
もっているモードレジスタの内容と照合して合っている
か確認し、合っていればそれらの識別モードを会議用に
データ設定する。それから予約時に設定した会議開始時
刻、相手先等を照合して合っているか確認し、合ってい
ればそれらのデータを会議用に設定する。そしていよい
よ全ての端末が接続された会議が開始されることにな
る。
【0026】予約時に会議への参加者に入っていなかっ
た端末でも、会議が開始された後から途中でその会議に
参加することも可能である。この場合は、図8のフロー
チャートに基づいて行われる。参加したい端末はその
会議におけるマスター端末(又はチャンネル制御回路C
HSを有している他の端末)に発信して(Meet me発
信)、その会議において既に設定されている識別モード
に合わせて(そのデータを途中から参加しようとしてい
る端末のレジスタに設定して)、他の端末との整合性を
とることにより、既に始まっている会議に参加している
他の端末と同時通信が可能となる。そして実際にマスタ
ー端末等に会話通信が可能に接続が完了して、会議への
途中参加動作(Meet me接続)が完了する。このようなM
eet me接続のための発信は、パケット通信やLSD通信
により行うことができる。
【0027】図9は種々の会議モードで会議が行われる
ための手順を示すフローチャートである。図6の予約発
信、図8のMeet me発信、図5のマスター端末受信
、図7のマスター端末発信の各種動作が終了する
と、多地点会議の初期構成が完了して、各種会議モード
で多地点会議の為の同時通信が開始される。
【0028】議長会議モードとは、予め定められた議長
端末から他の端末に声や画像が配信される方式で、前記
一斉同報モードがこれに該当する。議長端末が有りと確
認されると、音声ミキシングモード及びビデオ送信情報
モードが設定されて、会議が開始される。
【0029】音声ミキシングモードの設定とは、話をし
ている端末数の音声をミキシングしたり、音声の流れを
設定したりすることであり、エコーキャンセル機能によ
り端末のスピーカからはその端末のマイクへの音声(自
音)はカットされる。ビデオ送信情報モードとは、送信
元からビデオ情報を流したり、他の端末(3端末以上の
場合、3端末まで)のビデオ情報を選定して、4分割画
面情報を設定したりすることである。
【0030】上記議長会議モードにおける議長の音声,
画像は参加者全員に配信される。参加者の端末には議長
の画像が1画面に表示されるが、議長の端末には参加者
の画像が1画面に切換えて表示されたり、或は参加者の
3名までを4分割画面上で同時に見ることができる。但
し4分割画面上で見るには議長の端末にチャンネル制御
回路CHSが装着されている場合に限られる。また議長
は参加者全員の音を聞くことができる。このような議長
会議モードによる会議は、完了するまで継続する。
【0031】要求元会議モードとは、各端末からの要求
で、前記議長会議モードにおける議長のような発信元端
末(以下、議長と略称)の機能がそれまでの端末に代わ
って、その要求をした新たな端末に変更する(移る)こ
とが可能なモードである。議長になりたい端末が要求を
出すと、チャンネル制御回路CHSが判定してそれに認
められた端末が議長となる。チャンネル制御回路CHS
による判定方法は、例えば一番先(又は一番後)に要求
を出してきたか等により判定される。
【0032】音声検出会議モードとは、最大音量の端末
が音量センサの検出動作に基づいて自動的に議長に変更
する方式で、話し手の端末が変更すると議長も自動的に
変更する。ところで上記会議モードを変更するときは、
フローチャートのの位置に戻って、別の会議モードに
より再び会議を行うことが可能である。前記議長会議モ
ードを前記一斉同報モードとすると、上記要求元会議モ
ード及び音声検出会議モードは前記多地点会議モードと
いうことになる。
【0033】多地点会議モードにおいては、各端末にお
ける表示画面は一画面で表示され(図10(a)参
照)、その表示画面を各端末間で切換えることができる
モード(画面切換モード)を採ることができる。この場
合話者の端末には直前の話者の画像が表示されることが
できる。そして全員が全員の音を聞くことができる。
【0034】このような画面切換モードの他に、画面分
割モードを採ることもできる。これは全ての端末が4分
割画面となり(図10(b)参照)、全員が自分を入れ
て4人までの参加者の画像を見ることができる。この場
合、1つの端末にチャンネル制御回路CHSが装着され
ていれば、それ以外の端末にチャンネル制御回路CHS
が無くとも、それらの端末においても4分割画面の表示
を行うことが可能である。この場合も全員が全員の音を
聞くことができることはいうまでもない。
【0035】図11は、本発明の第2の実施の形態に係
る多地点通信システムを示す図である。この第2の実施
の形態に係る多地点通信システムは、カスケード接続形
式に係るもので、図1に示す基本接続形式に対して、チ
ャンネル制御回路CHSを有する端末T1,T4,T
6,Tn−2のみを直列に接続したものである。
【0036】このような接続形式においても、各端末T
1,T4,T6,Tn−2を介して、それらに接続され
ている、チャンネル制御回路CHSを有さない各端末T
2,T3,T5,T7,Tn−1,Tnを含めて、全て
の端末が同時通信によるテレビ会議を行うことができ、
各素子や回路の性能の向上により端末数nを無限に増や
すことが可能となる。
【0037】図12は、本発明の第3の実施の形態に係
る多地点通信システムを示す図である。この第3の実施
の形態に係る多地点通信システムは、ツリー接続形式に
係るもので、図1に示す基本接続形式に対して、図1に
おける各端末T2〜T4に各々チャンネル制御回路CH
Sを新たに装着し(CHS付スレーブ端末)、それら各
々にチャンネル制御回路CHSを装着しないスレーブ端
末T5〜T9,Tnを新たに接続したものである。スレ
ーブ端末T5〜T9,Tnの各々にもさらにチャンネル
制御回路CHSを装着して(CHS付スレーブ端末)、
それらにさらに別のスレーブ端末を新たに接続すること
を繰り返していけば、やはり端末数nを無限に増やすこ
とが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
時通信を行う複数の通信端末のうち、少なくとも1つの
端末がチャンネル制御回路、すなわち上記MCUのよう
な機能を有する回路を備えることにより、他の端末がそ
のようなチャンネル制御回路を備えていなくともすべて
の通信端末の間で同時通信をできるようにしたため、上
記(1)の従来のシステムのような高価なMCUが不要
であるだけでなく、すべての通信端末で前記チャンネル
制御回路が必要であった上記(2),(3)の従来のシ
ステムに比べて、システム本体の合計のコストを低減さ
せることができる。
【0039】また、チャンネル制御回路を備える通信端
末に他の通信端末が各々通信接続されればよいため、例
えば4者会議で3本あればよく、従って従来のシステム
よりも通信回線の本数が少なくて済み、回線の使用に係
るコスト、すなわちランニングコストを従来よりも低減
させることが可能である。
【0040】さらに、本発明によれば次のような効果を
得ることができる。 (a)前記第2,第3の実施の形態に係る多地点通信シ
ステムのようなカスケード接続形式やツリー接続形式に
よれば、同時通信できる端末をいくらでも増やすことが
できる。 (b)チャンネル制御回路は1つの通信端末に複数設け
ることが可能であり、チャンネル制御回路の数が増える
とその1つの通信端末と同時通信が可能な通信端末の数
も増やすことができる。 (c)一の通信端末の表示画面において、他の通信端末
に係る画像を任意に切換えることができる。 (d)通信端末の表示画面を4分割して、同時通信中の
複数の通信端末のうち4つ以内の通信端末に係る画像を
1つの端末画面にリアルタイムで表示することができ
る。 (e)会議の時間や相手先端末の番号等を設定すること
によりテレビ会議の予約を行うことができ、この場合は
さらに、会議の時間が来ると各端末に自動接続すること
ができる。 (f)始まっている会議の途中から新たな端末が参加す
ることができる。 (g)一斉同報モードや多地点会議モード等の種々の会
議方式を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多地点通信システムの第1の実施
の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の端末T1の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図1の端末T2〜T4の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】識別モードレジスタの内容を示す概念図であ
る。
【図5】スレーブ端末からマスター端末への受信動作手
順を示すフローチャートである。
【図6】スレーブ端末からマスター端末への予約発信の
動作手順を示すフローチャートである。
【図7】マスター端末からスレーブ端末への発信動作手
順を示すフローチャートである。
【図8】スレーブ端末からマスター端末への割込み発信
の動作手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明による多地点通信システムの動作手順の
全体を示すフローチャートである。
【図10】端末の表示画面の表示状態を示す図であり、
図10(a)は1画面に1端末の画像の表示状態を示す
図であり、図10(b)は1画面を4分割して4端末の
画像を表示した状態を示す図である。
【図11】本発明による多地点通信システムの第2の実
施の形態を示すブロック図である。
【図12】本発明による多地点通信システムの第3の実
施の形態を示すブロック図である。
【図13】従来の多地点通信システムを示すブロック図
である。
【符号の説明】
T1〜T9,Tn−2,Tn−1,Tn 通信端末 FS 基本回路 CHS チャンネル制御回路 21 CRT画面 23 ビデオカメラ 24 マイク 25 スピーカ 28 CODEC回路 30 CPU 31 呼制御回路 B バス L ISDN回線 N ISDN回線網

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信端末の間でデジタル通信回線
    を介して音声及び画像を用いて通信を行うことが可能な
    通信システムであって、少なくとも1つの通信端末がチ
    ャンネル制御回路を備えると共に、他の端末が前記チャ
    ンネル制御回路を備える通信端末に各々通信接続するこ
    とにより、前記他の端末が前記チャンネル制御回路を備
    えていなくともすべての通信端末の間で同時通信を可能
    としたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の通信端末の間に接続する通信
    回線の回線数を少なくしてランニングコストを低減させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の多地点通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの通信端末がチャンネル
    制御回路を備える複数の通信端末を1グループとし、こ
    のような複数の通信端末が複数グループある場合、各グ
    ループのチャンネル制御回路を備える通信端末同士を直
    列に通信接続することにより、各グループ内のすべての
    通信端末の間で同時通信を可能としたことを特徴とする
    請求項1に記載の多地点通信システム。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの通信端末がチャンネル
    制御回路を備える複数の通信端末を1グループとし、こ
    のような複数の通信端末が複数グループある場合、各グ
    ループのチャンネル制御回路を備える通信端末を、どの
    グループにも属さずかつチャンネル制御回路を備える1
    つの通信端末に集約的に通信接続することにより、各グ
    ループ内のすべての通信端末の間で同時通信を可能とし
    たことを特徴とする請求項1に記載の多地点通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 一の前記通信端末の表示画面において、
    他の通信端末に係る画像を任意に切換えることができる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の多地点通信システム。
  6. 【請求項6】 前記通信端末の表示画面を4分割して、
    同時通信中の複数の通信端末のうち4つ以内の通信端末
    に係る画像を1つの端末画面に同時に表示可能としたこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の多地点通信システム。
  7. 【請求項7】 特定の通信端末から他の通信端末に情報
    が一方向に流れる一斉同報モードと、情報が各通信端末
    間で双方向に流れる多地点会議モードのいずれかを選択
    できることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載の多地点通信システム。
  8. 【請求項8】 前記一斉同報モードにおける発信元の通
    信端末に代わって、通信中に他の通信端末を新たな発信
    元に変更可能なことを特徴とする請求項6に記載の多地
    点通信システム。
  9. 【請求項9】 前記複数の通信端末の間で同時通信を行
    うことを、前記チャンネル制御回路を備えた通信端末に
    予約設定できることを特徴とする請求項1ないし請求項
    9のいずれかに記載の多地点通信システム。
  10. 【請求項10】 前記予約設定を行った場合は、前記チ
    ャンネル制御回路を備えた通信端末は設定開始時間が来
    たら他の通信端末に通信を自動接続可能としたことを特
    徴とする請求項10に記載の多地点通信システム。
  11. 【請求項11】 前記チャンネル制御回路は、パーソナ
    ルコンピュータのマザーボードに着脱自在な回路基板に
    より構成することを特徴とする請求項1に記載の多地点
    通信システム。
  12. 【請求項12】 前記チャンネル制御回路は1つの通信
    端末に複数設けることが可能であり、前記チャンネル制
    御回路の数が増えると同時通信が可能な通信端末の数も
    増やすことができることを特徴とする請求項1に記載の
    多地点通信システム。
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