JPH1056513A - 多地点接続ネットワークの構築方法 - Google Patents

多地点接続ネットワークの構築方法

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JPH1056513A
JPH1056513A JP8224627A JP22462796A JPH1056513A JP H1056513 A JPH1056513 A JP H1056513A JP 8224627 A JP8224627 A JP 8224627A JP 22462796 A JP22462796 A JP 22462796A JP H1056513 A JPH1056513 A JP H1056513A
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control device
connection
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多地点接続ネットワークを利用する時間に対
して安価な通信コストとなるような多地点接続ネットワ
ークの構築方法を提供する。 【解決手段】 多地点接続ネットワーク管理上で中心的
な役割を担う特定のMCUに、各MCUが通信料金面か
ら見て管理すべき局番情報が設定された局番管理テーブ
ルを備え、会議を招集する端末装置は最寄りのMCUと
の間で多地点接続のコネクションを確立するとともに、
参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多地点接続ア
ドレスリストを生成し、前記特定のMCU宛に送出して
会議の招集を依頼し、前記特定のMCUは、局番管理テ
ーブルと受信した多地点接続アドレスリストに基づき、
各MCUが召集すべき多地点接続アドレスリストを作成
して各MCUに送出し、各MCUは受信した多地点接続
アドレスリストに基づき、召集すべき端末装置との間に
多地点接続のコネクションを確立するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信会議機能を有
する複数の端末装置(Terminal)を、複数の多
地点制御装置(MCU;Multipoint Con
trol Unit)を介して接続し、多地点接続ネッ
トワークを構築する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ITU−T標準のT.120シリ
ーズに代表されるような多地点接続環境で、リアルタイ
ムな音声情報、映像情報、データ情報の交換が可能な多
地点接続ネットワーク及びそれを構成するMCUや端末
装置が市場に供給されようとしている。多地点接続ネッ
トワークは従来の一対一(Point−To−Poin
t)の接続と異なり、音声情報、映像情報のスイッチン
グや、データ情報の分配機構や、多地点接続のネットワ
ークの構築などが複雑になり、特開平3−157044
号公報等には、システムの拡張性の向上や回線の効率的
な利用を図る技術が開示されているが、いくつかの問題
はいまだ未解決として存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記問題の一つとし
て、多地点接続ネットワークの構成について考えると、
専用線やLANなどのネットワークを利用する場合は、
そのネットワーク構築の初期投資を行った後は、そのネ
ットワークを利用する通信コストの占める割合は少ない
が、多地点接続ネットワーク構成の一部もしくは全部で
PSTN(公衆電話回線網)や、ISDN(サービス統
合デジタル通信網)などの公衆網を利用する場合は、そ
のネットワークを利用する通信コストの占める割合は大
きくなる。また、上記公衆網を利用する場合は、その多
地点接続ネットワークの構成をどのように構築するの
か、またどのような構成にするのかで、そのネットワー
クを利用する時間が同じであっても、通信コストの値が
大きく変化する。
【0004】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、多地点接続ネットワー
ク構成の一部もしくは全部でPSTNやISDNなどの
公衆網を利用する場合に、多地点接続ネットワークを利
用する時間に対して安価な通信コストとなるような多地
点接続ネットワークの構築方法を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本願の請求項1に記載の発明は、通信会議機
能を有する複数の端末装置を、複数のMCUを介して接
続し、多地点接続ネットワークを構築する方法におい
て、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担
う特定のMCUに、各MCUが通信料金面から見て管理
すべき局番情報が設定された局番管理テーブルを備え、
会議を招集する端末装置は、最寄りのMCUとの間で多
地点接続のコネクションを確立するとともに、通信会議
の参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多地点接続
アドレスリストを生成し、当該多地点接続アドレスリス
トを前記特定のMCU宛に送出して会議の招集を依頼
し、前記多地点接続アドレスリストを受けた特定のMC
Uは、前記局番管理テーブルと受信した多地点接続アド
レスリストに基づき、各MCUが召集すべき多地点接続
アドレスリストを作成して各MCUに送出し、各MCU
は受信した多地点接続アドレスリストに基づき、召集す
べき端末装置との間に多地点接続のコネクションを確立
するようにしたものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、通信会議機能を
有する複数の端末装置を、複数のMCUを介して接続
し、多地点接続ネットワークを構築する方法において、
前記各MCUに、各MCUが通信料金面から見て管理す
べき局番情報が設定された局番管理テーブルを備え、会
議を招集する端末装置は、最寄りのMCUとの間で多地
点接続のコネクションを確立するとともに、通信会議の
参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多地点接続ア
ドレスリストを生成し、当該多地点接続アドレスリスト
を前記MCUに送出して会議の招集を依頼し、前記多地
点接続アドレスリストを受けたMCUは、前記局番管理
テーブルと受信した多地点接続アドレスリストに基づ
き、召集すべき端末装置との間に多地点接続のコネクシ
ョンを確立するとともに、前記多地点接続アドレスリス
トを接続された次のMCUに送出するようにして、それ
ぞれのMCUが前記局番管理テーブルと受信した多地点
接続アドレスリストに基づき、召集すべき端末装置との
間に多地点接続のコネクションを確立するようにしたも
のである。
【0007】請求項3に記載の発明は、通信会議機能を
有する複数の端末装置を、複数のMCUを介して接続
し、多地点接続ネットワークを構築する方法において、
多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特
定のMCUに、各MCUが通信料金面から見て管理すべ
き局番情報が設定された局番管理テーブルを備え、会議
を招集する端末装置は、最寄りのMCUとの間で多地点
接続のコネクションを確立するとともに、通信会議の参
加端末の局番を含む電話番号情報を示す多地点接続アド
レスリストを生成し、当該多地点接続アドレスリストを
前記特定のMCU宛に送出して会議の招集を予約し、そ
の後、前記MCUとのコネクションを切断し、前記多地
点接続アドレスリストで会議の予約を受けた特定のMC
Uは、会議招集の時間に達すると、前記局番管理テーブ
ルと受信した多地点接続アドレスリストに基づき、各M
CUが召集すべき多地点接続アドレスリストを作成して
各MCUに送出し、各MCUは受信した多地点接続アド
レスリストに基づき、召集すべき端末装置との間に多地
点接続のコネクションを確立するようにしたものであ
る。
【0008】請求項4に記載の発明は、通信会議機能を
有する複数の端末装置を、複数のMCUを介して接続
し、多地点接続ネットワークを構築する方法において、
前記各MCUに、各MCUが通信料金面から見て管理す
べき局番情報が設定された局番管理テーブルを備え、会
議を招集する端末装置は、最寄りのMCUとの間で多地
点接続のコネクションを確立するとともに、通信会議の
参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多地点接続ア
ドレスリストを生成し、当該多地点接続アドレスリスト
を前記MCUに送出して会議の招集を予約し、その後、
前記MCUとのコネクションを切断し、前記多地点接続
アドレスリストで会議の予約を受けたMCUは、会議招
集の時間に達すると、前記局番管理テーブルと受信した
多地点接続アドレスリストに基づき、召集すべき端末装
置との間に多地点接続のコネクションを確立するととも
に、前記多地点接続アドレスリストを接続された次のM
CUに送出するようにして、それぞれのMCUが前記局
番管理テーブルと受信した多地点接続アドレスリストに
基づき、召集すべき端末装置との間に多地点接続のコネ
クションを確立するようにしたものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、通信会議機能を
有する複数の端末装置を、複数のMCUを介して接続
し、多地点接続ネットワークを構築する方法において、
各端末装置に、端末装置の局番毎に通信料金面から見て
管理されるべきMCU情報が設定された局番管理テーブ
ルを備え、各端末装置は、多地点接続の会議を行う時、
自局番と前記局番管理テーブルに基づき、自端末が管理
されるべきMCUを認識して、当該MCUとの間で多地
点接続のコネクションを確立するとともに、多地点接続
で会議を実行するために必要な多地点接続識別子を、多
地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特定
のMCU宛に送出し、前記特定のMCUは、各端末装置
からの多地点接続識別子を用いて多地点接続ネットワー
クを構築するようにしたものである。
【0010】請求項6に記載の発明は、通信会議機能を
有する複数の端末装置を、複数のMCUを介して接続
し、多地点接続ネットワークを構築する方法において、
各端末装置に、通信料金面から見て管理されるべきMC
Uの電話番号情報を保持し、各端末装置は、多地点接続
で会議を行う時、前記通信料金面から見て管理されるべ
きMCUの電話番号情報を用いて、当該MCUとの間で
多地点接続のコネクションを確立するとともに、多地点
接続で会議を実行するために必要な多地点接続識別子
を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担
う特定のMCU宛に送出し、前記特定のMCUは、各端
末装置からの多地点接続識別子を用いて多地点接続ネッ
トワークを構築するようにしたものである。
【0011】請求項7に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2記載の多地点接続ネットワークの構築方法に
おいて、各端末装置に、端末装置の局番毎に通信料金面
から見て管理されるべきMCU情報が設定された局番管
理テーブルを備え、各端末装置は、多地点接続の会議を
行う時、自局番と前記局番管理テーブルに基づき、自端
末が管理されるべきMCUを認識して、当該MCUとの
間で多地点接続のコネクションを確立するとともに、多
地点接続で会議を実行するために必要な多地点接続識別
子を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を
担う特定のMCU宛に送出し、前記特定のMCUは、各
端末装置からの多地点接続識別子を用いて多地点接続ネ
ットワークを構築するようにしたものである。
【0012】請求項8に記載の発明は、同じく請求項1
又は請求項2記載の多地点接続ネットワークの構築方法
において、各端末装置に、通信料金面から見て管理され
るべきMCUの電話番号情報を保持し、各端末装置は、
多地点接続で会議を行う時、前記通信料金面から見て管
理されるべきMCUの電話番号情報を用いて、当該MC
Uとの間で多地点接続のコネクションを確立するととも
に、多地点接続で会議を実行するために必要な多地点接
続識別子を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な
役割を担う特定のMCU宛に送出し、前記特定のMCU
は、各端末装置からの多地点接続識別子を用いて多地点
接続ネットワークを構築するようにしたものである。
【0013】請求項9に記載の発明は、前記請求項3又
は請求項4記載の多地点接続ネットワークの構築方法に
おいて、各端末装置に、端末装置の局番毎に通信料金面
から見て管理されるべきMCU情報が設定された局番管
理テーブルを備え、各端末装置は、多地点接続の会議を
行う時、自局番と前記局番管理テーブルに基づき、自端
末が管理されるべきMCUを認識して、当該MCUとの
間で多地点接続のコネクションを確立するとともに、多
地点接続で会議を実行するために必要な多地点接続識別
子を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を
担う特定のMCU宛に送出し、前記特定のMCUは、各
端末装置からの多地点接続識別子を用いて多地点接続ネ
ットワークを構築するようにしたものである。
【0014】請求項10に記載の発明は、同じく請求項
3又は請求項4記載の多地点接続ネットワークの構築方
法において、各端末装置に、通信料金面から見て管理さ
れるべきMCUの電話番号情報を保持し、各端末装置
は、多地点接続で会議を行う時、前記通信料金面から見
て管理されるべきMCUの電話番号情報を用いて、当該
MCUとの間で多地点接続のコネクションを確立すると
ともに、多地点接続で会議を実行するために必要な多地
点接続識別子を、多地点接続ネットワーク管理上で中心
的な役割を担う特定のMCU宛に送出し、前記特定のM
CUは、各端末装置からの多地点接続識別子を用いて多
地点接続ネットワークを構築するようにしたものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願の各発明の実施形態を
図面を参照して説明する。
【0016】まず、各発明に係る多地点接続の基本的な
ネットワーク構成について説明する。
【0017】図1に各発明における多地点接続のネット
ワーク構成図の一例を示す。この多地点接続ネットワー
クは、多地点制御装置MCU1〜MCU3と、端末装置
T1〜端末装置T6から構成されている。端末装置T
1、端末装置T2はMCU1に、端末装置T3、端末装
置T4、端末装置T5はMCU3に、端末装置T6はM
CU2にネットワークを介してそれぞれ接続されてい
る。MCU1〜MCU3はMCU2を中心にネットワー
クを介してそれぞれ接続されている。
【0018】端末装置T1〜端末装置T6は、リアルタ
イムな音声情報、映像情報、データ情報を処理可能なマ
ルチメディア端末装置であり、それを実現するためのハ
ードウエア/ソフトウエアを搭載しているものとする。
データ情報としては、リアルタイム性の高いデータ(例
えば制御情報、カーソル情報、テレライティング情報、
etc)から、ファイル転送(例えば静止画、ファック
ス情報、各種アプリケーションファイル、etc)など
の情報量の多いデータまで扱えるものとする。
【0019】端末装置どうしの相互接続は、例えばIT
U−T標準のH320/T.120シリーズのプロトコ
ルを搭載して接続してもかまわないし、また独自のもの
でもかまわないが、端末装置どうしの音声情報、映像情
報、データ情報の相互接続は保証されているものとす
る。また、端末装置を実現するものとしては、ワークス
テーション、パーソナルコンピュータ、専用端末などが
考えられるが、本発明においてはこれを制限するもので
はない。
【0020】MCU1〜MCU3は、他のMCUや端末
装置の多地点接続を実現する装置であり、それを実現す
るハードウエア/ソフトウエアを搭載しているものとす
る。MCUは多地点接続された他のMCUや端末装置か
らの音声情報、映像情報、データ情報をリアルタイムに
処理し、また多地点接続された他のMCUや端末装置に
音声情報、映像情報、データ情報を分配する。
【0021】音声の分配方式は、各端末装置から受信し
た音声情報を全てミキシングして全接続MCU、端末装
置に分配してもかまわないし、適当なミキシング(ミキ
シングを行わなくても良い)を行って接続されたMC
U、端末装置に制限をかけて分配してもかまわない。
【0022】映像の分配方式は、特定の端末装置から受
信した映像情報を全接続MCU、端末装置に分配しても
かまわないし、複数の端末装置から受信した映像情報を
合成して接続されたMCU、端末装置に制限をかけて分
配してもかまわない。
【0023】データ情報の分配方式は、各端末装置から
受信したデータを全接続MCU、端末装置に分配しても
かまわないし、接続されたMCU、端末装置に制限をか
けて分配してもかまわない。
【0024】MCU間やMCU−端末装置間の相互接続
は、例えばITU−T標準のH320/T.120プロ
トコルを搭載し接続してもかまわないし、また独自のも
のでもかまわないが、MCU間、MCU−端末装置間の
音声情報、映像情報、データ情報の相互接続は保証され
ているものとする。
【0025】多地点接続ネットワークの形成について
は、MCU1〜MCU3の多地点接続ネットワークの根
幹を先に接続した状態で、利用者である各端末装置から
随時、多地点接続ネットワークの根幹であるMCU1〜
MCU3に接続してもかまわないし、MCU1〜MCU
3の多地点接続ネットワークの根幹を先に接続した状態
で、ある一つの端末装置が多地点接続ネットワークの根
幹に接続してから多地点接続ネットワークの根幹から残
りの各端末装置に召集をかけ接続してもかまわないし、
MCU1〜MCU3の多地点接続ネットワークの根幹の
接続も適当な端末装置からの要求などからダイナミック
に接続してもかまわない。
【0026】ネットワークは、ISDN、CSDN、P
SDN、PSTN、LAN、ATMなどが考えられる
が、多地点接続ネットワークを形成するうえではこれを
制限するものではない。例えばネットワークがPSTN
の場合は、PSTN特有のプロトコルスタックを定義す
るものとする。いずれにせよネットワーク・インフラス
トラクチャーが端末装置、MCU間の相互接続と音声情
報、映像情報、データ情報のリアルタイム性を実現する
うえで問題の無いものであれば上記以外のネットワーク
でもかまわない。
【0027】次に、多地点接続時の情報分配について説
明する。
【0028】図2に多地点接続の情報分配のモデルを示
す。MCU1〜MCU3と端末装置T1〜端末装置T6
は、ネットワークに対応したプロトコルスタックPS
と、多地点接続時の情報の分配を実現する分配機構DV
と、それらを制御または利用するユーザーアプリケーシ
ョンAPから構成されている。MCU−MCU間とMC
U−端末装置間はネットワーク上にコネクションCを張
ることによって相互接続を実現している。図2のMCU
1〜MCU3と端末装置T1〜端末装置T6は前記図1
のMCU1〜MCU3と端末装置T1〜端末装置T6に
それぞれ該当している。
【0029】多地点接続ネットワークもしくはMCU
は、音声情報、映像情報、データ情報の分配される範囲
を任意に設定できるものとする。図2では端末装置T1
〜端末装置T6が同じグループに属し、MCU1〜MC
U3が論理的な分配範囲を形成している。また、端末装
置T1と端末装置T2、端末装置T3〜端末装置T6が
別のグループ(分配範囲)とすることも可能である。別
グループとなると端末装置T1と端末装置T2で交換し
ている音声情報、映像情報、データ情報は決して端末装
置T3〜端末装置T6のグループには分配されないし、
また、端末装置T3〜端末装置T6の情報も端末装置T
1と端末装置T2には分配されない。多地点接続ネット
ワークでのグループの形成は、多地点接続ネットワーク
を構築する時や、各端末装置が多地点接続ネットワーク
に加入する時や、接続された端末装置の要求により自由
に設定できるものとする。
【0030】多地点接続ネットワークもしくはMCU
は、音声情報、映像情報、データ情報の自由な分配サー
ビスを実現するために自分に接続されたMCU、端末装
置の接続状況や、音声情報、映像情報、データ情報の分
配を管理する多地点接続ネットワーク管理情報を有して
管理するものとする。例えば図2では、MCU1は接続
されている端末装置T1、端末装置T2とMCU2が同
じグループであると認識して情報を分配しなくてはいけ
ないし、MCU2は接続されている端末装置T6とMC
U1、MCU3が同じグループであると認識して情報を
分配しなくてはいけないし、MCU3は接続されている
端末装置T3〜端末装置T5とMCU2が同じグループ
であると認識して情報を分配しなくてはいけない。もし
MCU1〜MCU3に接続可能なポートがまだ空いてい
て他のグループのMCUや端末装置が接続されている場
合はその管理がもっと複雑になる。
【0031】上記多地点接続ネットワーク管理情報は多
地点接続ネットワーク構築時や、各端末装置からのサー
ビスの要求から生成、更新、削除されるものとする。ま
た、多地点接続ネットワーク管理上では中心的な存在の
管理機構が存在し、多地点接続ネットワーク上のリソー
ス、例えば多地点接続ネットワーク上で排他制御が必要
なものの管理を集中的に行うものとする。例えば図1,
図2においては、MCU2が多地点接続ネットワークの
中心的な管理機構を有するものとする。
【0032】次に、多地点接続における基本的なサービ
スについて説明する。
【0033】図3に、多地点接続における基本サービス
を説明するために、多地点接続された端末構成図を示
す。図3に示された各端末装置は、先に説明したように
リアルタイムな音声情報、映像情報、データ情報を処理
可能なマルチメディア端末とする。音声情報を扱うため
に各端末装置にはマイクとスピーカが内蔵されている。
映像情報を扱うために映像入力のカメラと映像表示用の
CRTが装備されている。また、データを扱うためにデ
ータ入力用のキーボード、マウスとデータ表示用のCR
Tが装備されている。なお、映像表示用のCRTとデー
タ表示用のCRTは同じものでマルチウィンドウで表示
されるものとする。各端末装置は、図1のような多地点
接続のネットワーク構成で現在通信中であるとし、それ
ぞれ図1、図2に示した端末装置T1〜端末装置T6に
該当するものとする。
【0034】多地点接続ネットワークが実現する基本的
な音声サービスとしては、1)端末装置T1〜端末装置
T6から受信した音声情報を多地点接続ネットワークが
全てミキシングして端末装置T1〜端末装置T6の全て
に分配する。このような状態では各端末装置のユーザー
は自由に多地点で会話が可能になる。2)端末装置T
1、端末装置T2から受信した音声情報だけを多地点接
続ネットワークがミキシングして端末装置T1〜端末装
置T6に分配する。このような状態では端末装置T1、
端末装置T2の会議を端末装置T3〜端末装置T6のユ
ーザーが聴講していることになる。3)端末装置T1か
ら受信した音声情報だけを多地点接続ネットワークがレ
ベルを上げてミキシングして端末装置T1〜端末装置T
6の全てに分配する。このような状態では端末装置T1
が発言しているのを端末装置T2〜端末装置T6が聴講
していることになる。上記1)〜3)のサービスは各端
末装置の要求によって自由に切り替えられるものとす
る。上記サービスを実現するうえで制御データの交換が
行われる。
【0035】映像サービスとしては、1)端末装置T1
から受信した映像情報を多地点接続ネットワークが端末
装置T2〜端末装置T6の全てに分配し、端末装置T1
には端末装置T2〜端末装置T6から受信した映像情報
の中の一つを分配する。端末装置T1にあたる状態は、
各端末装置からの要求で自由に端末装置T2〜端末装置
T6に切り替えてもかまわないし、上記音声サービスを
利用して切り替えてもかまわない(多地点接続ネットワ
ークが音声レベルを検出して発言者に自動的に切り替え
る)。このような状態では各端末装置のユーザーは任意
の端末装置の映像を見ることが可能になる。2)端末装
置T1〜端末装置T6から受信した映像情報を多地点接
続ネットワークが適当に合成し、端末装置T1〜端末装
置T6の全てに分配する。このような状態では各端末装
置のユーザーは、端末装置T1〜端末装置T6の映像の
全て(あるいは一部でもかまわない)を見ることが可能
になる。上記サービスを実現するうえで制御データの交
換が行われる。
【0036】図4に映像サービスのイメージを示す。図
4に示したCRTは端末装置T2の映像サービスを示し
たもので、一番大きなウィンドウには端末装置T1の映
像が表示され、右サイドの小さなウィンドウにはそれぞ
れ端末装置T3〜端末装置T6の映像が表示され、左下
のウィンドウには自分の映像が表示されている。端末装
置T2のユーザーは発言者である端末装置T1の映像と
他の参加者である端末装置T3〜端末装置T6の映像を
見ながら会議、ミーティング、その他の作業を行うこと
が可能となっている。
【0037】データ交換サービスとしては、1)端末装
置T1から受信したカーソル、テレライティング、キャ
ラクタなどの情報を多地点接続ネットワークが端末装置
T1〜端末装置T6の全てに分配する。端末装置T1に
あたる状態は、各端末装置からの要求で自由に端末装置
T2〜端末装置T6に切り替えてもかまわない。このよ
うな状態では各端末装置のユーザーが実行しているカー
ソルの移動や、テレライティングや、キャラクタの入力
が全端末装置のユーザーにリアルタイムに表示可能とな
る。2)端末装置T1から受信したカーソル、テレライ
ティング、キャラクタなどの情報を多地点接続ネットワ
ークが端末装置T2だけに分配する。端末装置T1、端
末装置T2にあたる状態は、各端末装置からの要求で自
由に切り替えてもかまわない。このような状態では各端
末装置のユーザーが実行しているカーソルの移動や、テ
レライティングや、キャラクタの入力がある限られた端
末装置のユーザーにだけ表示可能となる。3)端末装置
T1から受信した静止画情報、ファックス情報、各種ア
プリケーションファイルなどの情報を多地点接続ネット
ワークが端末装置T2〜端末装置T6の全てに分配す
る。端末装置T1にあたる状態は、各端末装置からの要
求で端末装置T2〜端末装置T6に切り替えてもかまわ
ない。このような状態では各端末装置のユーザーがリモ
ートサイトに届けたい各種ファイルを全端末装置のユー
ザーに届けることが可能となる。もちろん限られた端末
装置のユーザーにだけ送ることも可能である。
【0038】図5にデータ交換サービスのイメージを示
す。図5に示したCRTは端末装置T2のデータ交換サ
ービスを示したもので、前記図4に示した映像サービス
関連のウィンドウの上に端末装置T1から受信した描画
情報、キャラクタ情報が一つのウィンドウ内に表示さ
れ、また別のウィンドウには端末装置T1から受信した
静止画が表示されている。端末装置T2のユーザーは端
末装置T1からの会議、ミーティング、その他の作業に
必要なデータを受け取ることが可能になっている。
【0039】多地点接続ネットワークが先に記述した音
声サービス、映像サービス、データ交換サービスを端末
装置T1〜端末装置T6のユーザーに提供することによ
って、各ユーザーはリアルタイムな音声情報、映像情
報、データ情報をマルチポイントな環境で交換すること
が可能となり、会議や、ミーティングや、その他の作業
を複数のリモートサイトのユーザーと協調しながら行う
ことができる。
【0040】図6に各発明の実施形態におけるマルチメ
ディア端末装置のハードウエア構成図を示す。図1で説
明した多地点接続ネットワークを実現するうえで、図6
では、ネットワークはB−ISDN(64kbps×
2)を利用し、端末装置はITU−T標準のH320準
拠のものとする。図6に示したマルチメディア端末装置
は、システムバス1と、CPU2と、ROM3と、RA
M4と、DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コ
ントローラ)5と、INTC(割り込みコントローラ)
6と、タイマ7と、シリアルインターフェース(I/
F)8と、グラフィック制御部9と、ビデオ制御部10
と、オーディオ制御部11と、通信制御部12と、メデ
ィア多重部13と、ISDN−I/F14と、シリアル
I/F15と、シリアルI/F16と、SCSI−I/
F17と、ハードディスク(HD)18と、モニタ19
と、TVカメラ20と、カメラ制御部21と、スピー力
22と、マイク23と、ISDN24と、キーボード2
5と、マウス26から構成されている。
【0041】システムバス1は上記各部を互いに接続す
るものであり、CPU2と、ROM3と、RAM4と、
DMAC5と、INTC6と、タイマ7は、コンピュー
タの基本的構成要素としてシステム全体を制御するのに
使われる。
【0042】シリアルI/F8は、カメラ制御部21を
システムバス1に接続して、システム側からTVカメラ
20のパン/チルト/ズームを制御することを可能にし
ている。グラフィック制御部9は、モニタ19に表示さ
れるグラフィックを制御するもので、システムバス1を
介してビデオ制御部10に接続され、グラフィック情報
が映像情報と合成されてモニタ19に出力される。
【0043】ビデオ制御部10は、動画CODEC(コ
ーデック)や、ピクチャーインピクチャーなどの映像関
連の回路を内蔵し、TVカメラ20からの映像を動画C
ODECを使って符号化し、メディア多重部13に供給
する。また、メディア多重部13から供給された画像符
号化データを動画CODECを使って復号化し、グラフ
ィックと合成してモニタ19に出力する。
【0044】オーディオ制御部11は音声CODECを
内蔵し、マイク23からの音声信号を符号化し、メディ
ア多重部13に供給する。また、メディア多重部13か
ら供給された音声符号化データを音声CODECを使っ
て復号化し、スピーカ22に出力する。
【0045】通信制御部12は、ISDNの呼制御部分
であるアウトチャネル(Dch)と、データを流すイン
チャネル(Bch)を制御する。メディア多重部13は
ISDNのインチャネルに音声情報、映像情報、データ
情報を多重化した情報をISDN−I/F14に供給
し、またISDN−I/F14から供給された多重化情
報を音声情報、映像情報、データ情報に分離する。
【0046】シリアルI/F15は、キーボード25を
システムバス1に接続してキーボード25の使用を可能
にしている。シリアルI/F16は、マウス26をシス
テムバス1に接続してマウス26の使用を可能にしてい
る。SCSI−I/F17は、HD18をシステムバス
1に接続してHD18の使用を可能にしている。
【0047】図7に各発明の実施形態におけるMCUの
ハードウエア構成図を示す。図1で説明した多地点接続
ネットワークを実現するうえで、図7ではネットワーク
はB−ISDN(64kbps×2)を利用し、MCU
はITU−T標準のH320準拠のものとする。図7に
示したMCUは、システムバス31と、CPU32と、
ROM33と、RAM34と、DMAC35と、INT
C36と、タイマ37と、音声ミキサ部38と、オーデ
ィオ制御部39と、通信制御部40と、メディア多重部
41と、ISDN−I/F42と、ISDN43と、ビ
デオ制御部44と、画像合成部45から構成されてい
る。オーディオ制御部39と、通信制御部40と、メデ
ィア多重部41と、ISDN−I/F42と、ビデオ制
御部44はMCUのチャネル数に対応して複数搭載され
ている。
【0048】システムバス31は上記各部を互いに接続
するものであり、CPU32と、ROM33と、RAM
34と、DMAC35と、INTC36と、タイマ37
はシステム全体を制御するのに使われる。
【0049】音声ミキサ部38は、オーディオ制御部3
9から供給される複数の音声情報を適当にミキシングし
た後、オーディオ制御部39に供給する。オーディオ制
御部39は音声CODECを内蔵し、メディア多重部4
1から供給される音声符号化情報を復号化し、音声ミキ
サ部38に供給する。また、音声ミキサ部38から供給
された音声情報を符号化し、メディア多重部41に供給
する。
【0050】通信制御部40はISDNの呼制御部分で
あるアウトチャネル(Dch)と、データを流すインチ
ャネル(Bch)を制御する。メディア多重部41はI
SDNのインチャネルに音声情報、映像情報、データ情
報を多重化した情報をISDN−I/F42に供給し、
またISDN−I/F42から供給された多重化情報を
音声情報、映像情報、データ情報に分離する。
【0051】ビデオ制御部44は動画CODECを内蔵
し、メディア多重部41から供給される映像符号化情報
を復号化し、画像合成部45に供給する。また、画像合
成部45から供給された映像情報を符号化し、メディア
多重部41に供給する。画像合成部45は、ビデオ制御
部44から供給される複数の映像情報を適当に合成した
後、ビデオ制御部44に供給する。
【0052】次に、端末装置とMCU間のコネクション
確立手順について説明する。
【0053】図8に端末装置とMCUの接続手順の一例
を示す。図1で説明した多地点接続ネットワークを確立
するうえで、図8ではネットワークはB−ISDN(6
4kbps×2)を利用し、端末装置はITU−T標準
のH320準拠のものとし、会議通信プロトコルはH2
42を使用するものとする。発信側端末装置T1より着
信側MCU1に会議通信のコールを行う手順で説明す
る。図8の端末装置T1とMCU1は、図1の端末装置
T1とMCU1に該当するものとする。
【0054】発信側端末装置T1より、呼設定メッセー
ジ(SETUP)をISDN網に対して送出する。SE
TUPの情報要素には相手側電話番号等が含まれる。I
SDN網は着信側MCU1に対して呼設定メッセージ
(SETUP)を送出する。ISDN網は発信側端末装
置T1に対し呼設定受付メッセージ(CALL−PRO
C)を送出する。ISDN網から呼設定メッセージを受
信した着信側MCU1は、端末装置T1から着信があっ
たことを認識し必要な処理が終了する間に端末装置T1
に対して呼び出しメッセージ(ALERT)を送出す
る。その後、MCU1が着信に必要な処理を完了した時
点で端末装置T1に対して応答メッセージ(CONN)
を送出する。ISDN網は端末装置T1に応答メッセー
ジ(CONN)を送出した後、応答確認メッセージ(C
ONN−ACK)をMCU1に対して送出する。上記手
順をISDN網のアウトチャネル(Dch)で行い、転
送速度64kbpsのインチャネル(Bch)を一つ獲
得する。獲得されたインチャネル(Bch)を第1チャ
ネルと呼ぶ。
【0055】獲得された第1チャネル内では、ITU−
T標準H.221のフレーミングフォーマットに基づい
て、フレーム同期信号(FAS)を送出する。お互いに
マルチフレーム同期まで獲得し、相手端末の同期を通知
するAビット=0を確認する。また同時にお互いの能力
交換をビットレート割り当て信号(BAS)に能力セッ
トとして通知する。能力セットの内容は、主にオーディ
オ、ビデオのコーデック処理能力である。これにより能
力シーケンスAが終了する。この時、MBE能力(複数
バイト拡張メッセージ)があれば自社能力を含む能力を
再宣言する。これが再能力交換で、この時データ通信等
を含む各社の独自モードの能力交換を行う。さらにお互
いの能力で最高の音声コーデック、例えばG.728で
あれば、BASにG.728コマンドを送出しモード切
り換えを行う。これより音声通信のパスが確立する。
【0056】次に、第1チャネルの呼設定と同様に付加
チャネルと呼ばれる二つ目のインチャネルを獲得する。
第1チャネル及び、付加チャネルでチャネル間同期が確
立すると、第1チャネルのBASを使ってビデオオンコ
マンドを送出しモード切り換えを行う。第1チャネルと
付加チャネル128kbpsの多重分離は、音声が16
kbps、FAS/BASで3.2kbps、映像が残
りの108.8kbpsとなる。これより音声と映像の
通信パスが確立する。
【0057】図9に端末装置T1とMCU1のデータパ
ス確立手順を示す。図9の確立手順は、前記図8の接続
手順が確立した後に実行される。端末装置T1とMCU
1の間でのデータ交換は、ITU−T標準H221で規
定されているMLP(マルチレイヤプロトコル)のパス
をオンにすることで可能となる。第1チャネルのBAS
を使ってMLP6.4オンコマンドを送出しモード切り
換えを行う。第1チャネルと付加チャネル128kbp
sの多重分離は、音声が16kbps、FAS/BAS
で3.2kbps、MLPが6.4kbps、映像が残
りの102.4kbpsとなる。これより音声、映像、
データの通信パスが確立する。
【0058】図10に端末装置T1とMCU1の切断手
順を示す。図10の切断手順は、前記図8の接続手順、
図9のデータパス確立手順が確立した後に実行される。
端末装置T1はアウトチャネル切断の前にモード0強制
設定を行う。以下にその手順を説明する。
【0059】端末装置T1よりビデオオフ、LSDオ
フ、G.711のコマンドBASをMCU1に送出す
る。すなわち、端末装置T1からMCU1には音声の
G.711のみの送信となる。その後、G.711のみ
の能力BASをMCU1に送出する。能力BASを受信
したMCU1は、ビデオ、データ等をオフにし、G.7
11コマンドを端末装置T1に送出する。MCU1から
は全能力が端末装置T1に対して通知される。これによ
りG.711のみの送信となる。この時、付加チャネル
側ではデータが何も流れていないアイドル状態となり、
第1チャネル側では56kbpsの音声通信となる。
【0060】この状態になってアウトチャネル(Dc
h)による切断シーケンスに移行する。端末装置T1は
ISDN網に対し切断メッセージ(DISC)を送出
し、ISDN網はMCU1に対して切断メッセージ(D
ISC)を送出する。ISDN網は端末装置T1に解放
メッセージ(REL)を送出し、MCU1はISDN網
に解放メッセージ(REL)を通知する。端末装置T1
はISDN網に対し解放完了メッセージ(REL−CO
MP)を送出し、ISDN網はMCU1に対して解放完
了メッセージ(REL−COMP)を送出して両端末の
付加チャネルの切断が完了する。同様に第1チャネルも
切断して会議通信を終了する。
【0061】次に、端末装置とMCU間の多地点接続確
立手順について説明する。
【0062】図11に端末装置T3〜端末装置T5とM
CU3の多地点接続確立手順の一例を示す。図1で説明
した多地点接続ネットワークを確立するうえで、図11
ではネットワークはB−ISDN(64kbps×2)
を利用し、端末装置はITU−T標準のH320準拠の
ものとし、会議通信プロトコルはT.120を使用する
ものとする。発信側端末装置T3〜端末装置T5より着
信側MCU3に会議通信のコールを行う手順で説明す
る。図11の端末装置T3〜端末装置T5とMCU3の
プロトコルシーケンスは、前記図8の会議通信接続プロ
トコルシーケンス手順と、図9のデータパス確立シーケ
ンス手順を実行した後のMLP上で交換するプロトコル
である。図11の端末装置T3〜端末装置T5とMCU
3は、図1の端末装置T3〜端末装置T5とMCU3に
該当するものとする。
【0063】端末装置T3はMLP確立後、T.120
に従った多地点接続確立手順の実行を開始する。端末装
置T3はMCU3に対しConnect−Initia
lを送出する。Connect−Initialを受信
したMCU3は多地点接続用に必要なパラメータを決定
し、端末装置T3に対してConnect−Respo
nseを送出する。上記プロトコルデータは一つのTC
(TransportConnection)を端末装
置T3とMCU3の間で確立し、そのTC上でデータの
交換が行われる。Connect−Responseを
受信した端末装置T3は決定した多地点接続用のパラメ
ータに従い自端末装置を設定する。また、必要であるな
ら端末装置T3とMCU3の間でConnect−Ad
ditional/Connect−Resultの交
換を行い複数のTCを確立する。Connect−In
itialで確立したTCを初期TC、Connect
−Additionalで確立したTCを付加TCと呼
ぶ。初期TCは多地点での制御情報を交換するのに使用
される。また付加TCは最大3個を確立することが可能
で、データ交換時の優先制御を行うのに使用される。
【0064】端末装置T3とMCU3は、必要なCon
nect−Additional/Connect−R
esultの交換を終了した後、多地点の最もシンプル
な形態であるPoint−To−Pointの多地点接
続形態を形成する。その後、端末装置T4、端末装置T
5とMCU3の間でも同じ手順が実行され、MCU3を
中心に3地点の多地点接続を確立する。端末装置T4と
端末装置T5が多地点接続を確立する時は、既に端末装
置T3とMCU3の多地点接続が確立している状態に参
加するという形になる。そのため多地点接続に使用され
るパラメータは端末装置T3とMCU3で先に決定した
ものが端末装置T4、端末装置T5に使用される。
【0065】図12に端末装置T3〜端末装置T5とM
CU3のチャネル加入手順の一例を示す。図12の端末
装置T3〜端末装置T5とMCU3のプロトコルシーケ
ンスは、前記図11の多地点接続確立プロトコルシーケ
ンスを実行した後に実行される。
【0066】端末装置T3は多地点接続確立後、MCU
3に対しAUrq(AttachUser Reque
st)を送出する。これは多地点接続ネットワーク上に
端末装置T3のユーザーが参加することを要求する。A
Urqを受信したMCU3は端末装置T3のユーザーに
適当なユーザーIDを割り振り、AUcf(Attac
h User Confirm)を端末装置T3に送出
する。ユーザーIDを受信した端末装置T3は自分のユ
ーザーIDに一致したチャネルID(プライベートチャ
ネル)に加入するためCJrq(Channel Jo
in Request)をMCU3に対して送出する。
CJrqを受信したMCU3は設定された多地点接続ネ
ットワーク上のチャネルIDを端末装置T3に割り振
り、端末装置T3に対してCJcfを送出する。
【0067】CJrq/CJcfの交換が終了した後、
端末装置T3は多地点接続ネットワークでのデータの交
換が可能になる。その後、端末装置T4、端末装置T5
とMCU3の間でも同じ手順が実行され、MCU3を中
心に3地点でのデータ交換が可能となる。その後、端末
装置T3〜端末装置T5はCJrq/CJcfの交換を
行い適当な同じ番号のチャネルIDに加入する。また必
要であるなら端末装置T3〜端末装置T5はCJrq/
CJcfの交換を行い他のチヤネルにも加入することが
できる。
【0068】図13に多地点接続におけるデータ交換の
プロトコルシーケンスの一例を示す。図13の多地点接
続におけるデータ交換のプロトコルシーケンスは、前記
図11の多地点接続確立プロトコルシーケンスと、図1
2のチャネル加入シーケンスを実行した後に実行され
る。
【0069】端末装置T3は端末装置T3〜端末装置T
5が加入しているチャネルIDに対してSDrq(Se
nd Data Request)を送出する。SDr
qを受信したMCU3は、設定されたチャネルIDに加
入している端末装置T4、端末装置T5に対してSDi
nを送出する。次に、端末装置T3は端末装置T3〜端
末装置T5が加入しているチャネルIDに対してUSr
q(UniformSend Data Reques
t)を送出する。USrqを受信したMCU3は、設定
されたチャネルIDに加入している全ての端末装置にU
Sinを送出する。
【0070】図14に多地点接続の切断手順の一例を示
す。図14の切断手順は、前記図11の多地点接続確立
手順と、図12のチャネル加入手順を実行した後に実行
される。
【0071】端末装置T3は、MCU3に対してCLr
q(Channel LeaveRequest)を送
出する。CLrqを受信したMCU3は設定されたチャ
ネルIDを管理情報から削除し、端末装置T3に対して
確認のCLcfを送出する。端末装置T3は加入してい
るチャネルの数だけCLrq/CLcfの交換を行い加
入していたチャネルから抜ける。次に、端末装置T3は
MCU3に対してDUrq(Detach User
Request)を送出する。DUrqを受信したMC
U3は端末装置T3のユーザーが多地点接続のネットワ
ークから抜けたことを認識する。MCU3は、そのこと
を接続されている全ての端末装置T3〜端末装置T5に
対し通知するためDUinを送出する。その後、端末装
置T3はMCU3に対してDPum(Disconne
ct Provider Ultimatum)を送出
し、全てのTCを切断し多地点接続ネットワークから分
離する。その後、端末装置T4、端末装置T5とMCU
3の間でも同じ手順が実行され全ての端末装置が多地点
接続ネットワークから分離する。
【0072】図15に本願の各発明の実施形態における
多地点接続ネットワークの構築図を示す。図15は図1
の多地点接続ネットワーク構成図と同じネットワーク構
成となっている。多地点接続ネットワークの構築をより
具体的に説明するために、MCU1は大阪地区に、MC
U2は京都地区に、MCU3は東京地区にそれぞれ設置
されているものとする。MCU1〜MCU3の接続は公
衆網でもかまわないし、専用線でもかまわないが既に多
地点接続ネットワークの根幹を形成しているものとす
る。また、多地点接続ネットワークの利用者である端末
装置T1〜端末装置T2は大阪地区と神戸地区に、端末
装置T3と端末装置T4と端末装置T5は東京地区と川
崎地区と横浜地区に、端末装置T6は京都地区に、それ
ぞれ設置されているものとする。端末装置とMCU間は
公衆網を介して接続されるものとする。
【0073】以上の条件下で、端末装置T1〜端末装置
T6が多地点接続ネットワークを形成する形態として
は、図1、図15に示した多地点接続ネットワークの構
成が接続距離的に、より安価な通信コストであることが
確認できる。仮に端末装置T1〜端末装置T6がMCU
2に全て接続したと仮定すると端末装置T6以外の全て
の端末装置T1〜端末装置T5で遠距離通信を実行して
いることになる。多地点接続ネットワークを構築する上
で重要なことは、各端末装置のユーザーが容易に図1、
図15に示したような多地点接続ネットワークを構築す
ることができ、安価な通信コストでサービスを受けられ
ることである。
【0074】次に、本願の各発明による多地点接続ネッ
トワークを構築するための管理情報について説明する。
【0075】図16、図17、図18に多地点接続ネッ
トワークを構築するための管理情報を示す。図16に示
した多地点接続アドレスリストは、多地点接続される端
末装置の名称と、電話番号と、局番名から構成されてい
る。この多地点接続アドレスリストは、多地点接続で会
議を召集する端末装置で生成される。この情報は図15
に示したMCU1〜MCU3が各端末装置を召集する時
に利用される。
【0076】図17のMCU局番管理テーブルは、各M
CUが通信料金面から見て管理すべき局番情報が設定さ
れた管理テーブルで、局番名と、局番と、発信サイト
(MCU1〜MCU3)から構成されている。このMC
U局番管理テーブルは、図15のMCU1〜MCU3に
登録される。MCU1〜MCU3は、このMCU局番管
理テーブルと端末装置からの上記多地点接続アドレスリ
ストを使って、各MCUが召集すべき端末装置を認識す
る。
【0077】図18のMCU局番管理テーブルは、端末
装置の局番毎に通信料金面から見て管理されるべきMC
U情報が設定されたテーブルで、局番名と、局番と、発
信サイト、MCU電話番号から構成されている。このM
CU局番管理テーブルは、図15の端末装置T1〜端末
装置T6に登録される。端末装置T1〜端末装置T6
は、このMCU局番管理テーブルを使って、自分が参加
すべきMCUを認識する。
【0078】まず、多地点接続ネットワーク管理上で中
心的な役割を担うMCU(TOP−MCUと記す)が各
端末装置を召集する方法(請求項1に対応)について説
明する。
【0079】この方法により多地点接続ネットワークを
構築する実施形態を図19に示す。この実施形態は、T
OP−MCUであるMCU2が各端末装置を召集するも
のである。TOP−MCUとは、前述したように多地点
接続ネットワーク管理の上で中心的な役割を担うMCU
のことである。MCU2は図17に示したMCU局番管
理テーブルをシステム内に持つものとする。以下に多地
点接続ネットワークの構築手順を示す。
【0080】端末装置T1がMCU1に対して、前述し
たようなコネクションの確立手順と、多地点接続ネット
ワークの確立手順を実行し、端末装置T1とMCU1の
間に多地点接続のコネクションを確立する(接続1)。
端末装置T1とMCU1の間でコネクションが確立した
後、端末装置T1はユーザーが指定した複数の相手先情
報から図16に示した多地点接続アドレスリストを生成
し、そのデータをMCU1に対して送出する。多地点接
続アドレスリストを受信したMCU1は、そのデータを
TOP−MCUであるMCU2に送出する。
【0081】多地点接続アドレスリストを受信したMC
U2は、図17に示したMCU局番管理テーブルと受信
した多地点接続アドレスリストを比較し、多地点接続ア
ドレスリストの中のどのアドレスがどのMCU(MCU
1〜MCU3)に対応するか検索する。検索した後、M
CU2はそれぞれのMCU(MCU1〜MCU3)が召
集すべき多地点接続アドレスをリスト化し(図16で示
した多地点接続アドレスリストの中の各MCUが担当す
る部分)、それぞれのMCU(MCU1〜MCU3)に
対し多地点接続アドレスリストを送出する。
【0082】多地点接続アドレスリストを受信したそれ
ぞれのMCU(MCU1〜MCU3)は、召集すべき端
末装置に対し、前述したようなコネクションの確立手順
と、多地点接続ネットワークの確立手順を実行し、端末
装置とMCUの間に多地点接続のコネクションを確立す
る。すなわち、MCU2の場合は、多地点接続アドレス
リストの中から自分が召集すべき端末装置T6に対して
コネクションを確立する(接続2)。また、多地点接続
アドレスリストを受信したMCU1は、自分が召集すべ
き端末装置T2に対してコネクションを確立する(接続
3)。同じく、多地点接続アドレスリストを受信したM
CU3は、自分が召集すべき端末装置T3〜端末装置T
5に対してコネクションを確立する(接続3)。
【0083】以上のようにして、端末装置T1〜端末装
置T6のコネクションが全て確立した後、各端末装置の
ユーザーは安価な通信コストで、前述したような多地点
接続のサービスを利用することが可能になる。また、本
実施形態では、多地点接続ネットワーク管理上で中心的
な役割を担う特定のMCU2にMCU局番管理テーブル
を備えて、MCU2のみで多地点接続アドレスとMCU
局番管理テーブルの検索処理を行えばよいので、他のM
CUの負荷が増大するのを防ぐことができる。
【0084】次に、各MCUが各端末装置を召集する方
法(請求項2に対応)について説明する。
【0085】この方法により多地点接続ネットワークを
構築する実施形態を図20に示す。この実施形態は、各
MCU(MCU1〜MCU3)が各端末装置を召集する
ものである。MCU1〜MCU3は図17に示したMC
U局番管理テーブルをシステム内に持つものとする。以
下に多地点接続ネットワークの構築手順を示す。
【0086】端末装置T1がMCU1に対して、前述し
たようなコネクションの確立手順と、多地点接続ネット
ワークの確立手順を実行し、端末装置T1とMCU1の
間に多地点接続のコネクションを確立する(接続1)。
端末装置T1とMCU1の間でコネクションが確立した
後、端末装置T1はユーザーが指定した複数の相手先情
報から図16に示した多地点接続アドレスリストを生成
し、そのデータをMCU1に対して送出する。
【0087】多地点接続アドレスリストを受信したMC
U1は、図17に示したMCU局番管理テーブルと受信
した多地点接続アドレスリストを比較し、多地点接続ア
ドレスリストの中のどのアドレスが自分が召集すべきア
ドレスか検索する。検索した後、MCU1は端末装置T
2に対して、前述したようなコネクションの確立手順
と、多地点接続ネットワークの確立手順を実行し、MC
U1と端末装置T2の間に多地点接続のコネクションを
確立する(接続2)。また同時にMCU2に対して多地
点接続アドレスリストを送出する。
【0088】多地点接続アドレスリストを受信したMC
U2は、同様に、図17に示したMCU局番管理テーブ
ルと受信した多地点接続アドレスリストを比較し、多地
点接続アドレスリストの中のどのアドレスが自分が召集
すべきアドレスか検索する。検索した後、MCU2は端
末装置T6に対して、前述したようなコネクションの確
立手順と、多地点接続ネットワークの確立手順を実行
し、MCU2と端末装置T6の間に多地点接続のコネク
ションを確立する(接続3)。また同時にMCU3に対
して多地点接続アドレスリストを送出する。
【0089】多地点接続アドレスリストを受信したMC
U3も、同様に、図17に示したMCU局番管理テーブ
ルと受信した多地点接続アドレスリストを比較し、多地
点接続アドレスリストの中のどのアドレスが自分が召集
すべきアドレスか検索する。検索した後、MCU3は端
末装置T3〜端末装置T5に対して、前述したようなコ
ネクションの確立手順と、多地点接続ネットワークの確
立手順を実行し、MCU3と端末装置T3〜端末装置T
5の間に多地点接続のコネクションを確立する(接続
4)。
【0090】以上のようにして、端末装置T1〜端末装
置T6のコネクションが全て確立した後、各端末装置の
ユーザーは安価な通信コストで、前述したような多地点
接続のサービスを利用することが可能になる。また、本
実施形態によれば、各MCU1〜3にMCU局番管理テ
ーブルを備えて、それぞれが多地点接続アドレスとMC
U局番管理テーブルの検索処理を行うので、1台のMC
Uに負荷が集中するのを防ぐことができる。また、多地
点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担うMCU
が特に存在しないような場合にも対応できる。
【0091】次に、TOP−MCUが予約で各端末装置
を召集する方法(請求項3に対応)について説明する。
【0092】この方法により多地点接続ネットワークを
構築する実施形態を図21に示す。この実施形態は、T
OP−MCUであるMCU2が予約で各端末装置を召集
するものである。MCU2は図17に示したMCU局番
管理テーブルをシステム内に持つものとする。以下に多
地点接続ネットワークの構築手順を示す。
【0093】端末装置T1がMCU1に対して、前述し
たようなコネクションの確立手順と、多地点接続ネット
ワークの確立手順を実行し、端末装置T1とMCU1の
間に多地点接続のコネクションを確立する(接続1)。
端末装置T1とMCU1の間でコネクションが確立した
後、端末装置T1はユーザーが指定した複数の相手先情
報から図16に示した多地点接続アドレスリストを生成
し、そのデータをMCU1に対して送出する。多地点接
続アドレスリストを受信したMCU1は、そのデータを
TOP−MCUであるMCU2に送出する。多地点接続
アドレスリストを受信したMCU2は、多地点接続アド
レスリストでの会議の予約を受け付けて待機状態とな
る。また、会議の予約を行った端末装置T1は、MCU
1とのコネクションを一旦切断する。
【0094】適当な時間経過後又は予約時間に達する
と、MCU2は図17に示したMCU局番管理テーブル
と受信した多地点接続アドレスリストを比較し、多地点
接続アドレスリストの中のどのアドレスがどのMCU
(MCU1〜MCU3)に対応するか検索する。検索し
た後、MCU2はそれぞれのMCU(MCU1〜MCU
3)が召集すべき多地点接続アドレスをリスト化し(図
16で示した多地点接続アドレスリストの中の各MCU
が担当する部分)、それぞれのMCU(MCU1〜MC
U3)に対し多地点接続アドレスリストを送出する。
【0095】多地点接続アドレスリストを受信したそれ
ぞれのMCU(MCU1〜MCU3)は、召集すべき端
末装置に対し、前述したようなコネクションの確立手順
と、多地点接続ネットワークの確立手順を実行し、端末
装置とMCUの間に多地点接続のコネクションを確立す
る。すなわち、MCU2の場合は、多地点接続アドレス
リストの中から自分が召集すべき端末装置T6に対して
コネクションを確立する(接続2)。また、多地点接続
アドレスリストを受信したMCU1は、自分が召集すべ
き端末装置T1、端末装置T2に対してコネクションを
確立する(接続3)。同じく多地点接続アドレスリスト
を受信したMCU3は、自分が召集すべき端末装置T3
〜端末装置T5に対してコネクションを確立する(接続
3)。
【0096】以上のようにして、端末装置T1〜端末装
置T6のコネクションが全て確立した後、各端末装置の
ユーザーは安価な通信コストで、予約による前述したよ
うな多地点接続のサービスを利用することが可能にな
る。また、本実施形態では、多地点接続ネットワーク管
理上で中心的な役割を担う特定のMCU2にMCU局番
管理テーブルを備えて、MCU2のみで多地点接続アド
レスとMCU局番管理テーブルの検索処理を行えばよい
ので、他のMCUの負荷が増大するのを防ぐことができ
る。
【0097】次に、各MCUが予約で各端末装置を召集
する方法(請求項4に対応)について説明する。
【0098】この方法により多地点接続ネットワークを
構築する実施形態を図22に示す。この実施形態は、各
MCU(MCU1〜MCU3)が予約で各端末装置を召
集するものである。MCU1〜MCU3は図17に示し
たMCU局番管理テーブルをシステム内に持つものとす
る。以下に多地点接続ネットワークの構築手順を示す。
【0099】端末装置T1がMCU1に対して、前述し
たようなコネクションの確立手順と、多地点接続ネット
ワークの確立手順を実行し、端末装置T1とMCU1の
間に多地点接続のコネクションを確立する(接続1)。
端末装置T1とMCU1の間でコネクションが確立した
後、端末装置T1はユーザーが指定した複数の相手先情
報から図16に示した多地点接続アドレスリストを生成
し、そのデータをMCU1に対して送出する。多地点接
続アドレスリストを受信したMCU1は、多地点接続ア
ドレスリストでの会議の予約を受け付けて待機状態とな
る。また、会議の予約を行った端末装置T1は、MCU
1とのコネクションを一旦切断する。
【0100】適当な時間経過後または予約時間に達する
と、MCU1は図17に示したMCU局番管理テーブル
と受信した多地点接続アドレスリストを比較し、多地点
接続アドレスリストの中のどのアドレスが自分が召集す
べきアドレスか検索する。検索した後、MCU1は端末
装置T1、端末装置T2に対して、前述したようなコネ
クションの確立手順と、多地点接続ネットワークの確立
手順を実行し、MCU1と端末装置T1、端末装置T2
の間に多地点接続のコネクションを確立する(接続
2)。また、同時にMCU2に対して多地点接続アドレ
スリストを送出する。
【0101】多地点接続アドレスリストを受信したMC
U2は、図17に示したMCU局番管理テーブルと受信
した多地点接続アドレスリストを比較し、多地点接続ア
ドレスリストの中のどのアドレスが自分が召集すべきア
ドレスか検索する。検索した後、MCU2は端末装置T
6に対して、前述したようなコネクションの確立手順
と、多地点接続ネットワークの確立手順を実行し、MC
U2と端末装置T6の間に多地点接続のコネクションを
確立する(接続3)。また、同時にMCU3に対して多
地点接続アドレスリストを送出する。
【0102】多地点接続アドレスリストを受信したMC
U3は、同様に、図17に示したMCU局番管理テーブ
ルと受信した多地点接続アドレスリストを比較し、多地
点接続アドレスリストの中のどのアドレスが自分が召集
すべきアドレスか検索する。検索した後、MCU3は端
末装置T3〜端末装置T5に対して、前述したようなコ
ネクションの確立手順と、多地点接続ネットワークの確
立手順を実行し、MCU3と端末装置T3〜端末装置T
5の間に多地点接続のコネクションを確立する(接続
4)。
【0103】以上のようにして、端末装置T1〜端末装
置T6のコネクションが全て確立した後、各端末装置の
ユーザーは安価な通信コストで、予約による前述したよ
うな多地点接続のサービスを利用することが可能にな
る。また、本実施形態によれば、各MCU1〜3にMC
U局番管理テーブルを備えて、それぞれが多地点接続ア
ドレスとMCU局番管理テーブルの検索処理を行うの
で、1台のMCUに負荷が集中するのを防ぐことができ
る。また、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役
割を担うMCUが特に存在しないような場合にも対応で
きる。
【0104】次に、各端末装置が多地点接続ネットワー
クに参加する方法の実施形態(請求項5に対応)につい
て説明する。
【0105】この方法により多地点接続ネットワークを
構築する実施形態を図23に示す。この実施形態は、各
端末装置(端末装置T1〜端末装置T6)が多地点接続
ネットワークに参加するものである。端末装置T1〜端
末装置T6は図18に示したMCU局番管理テーブルを
システム内に持つものとする。以下に多地点接続ネット
ワークの構築手順を示す。
【0106】端末装置T1は多地点接続の会議を行う
時、自局番と図18に示したMCU局番管理テーブルを
比較し、自分がどのMCUに対してコネクションを張る
べきかを認識する。端末装置T1の場合はMCU1に対
して前述したようなコネクションの確立手順と、多地点
接続ネットワークの確立手順を実行し、端末装置T1と
MCU1の間に多地点接続のコネクションを確立する
(接続1)。端末装置T1とMCU1の間でコネクショ
ンが確立した後、端末装置T1は多地点接続で会議を実
行するために必要な多地点接続識別子(会議IDみたい
なもの)をMCU1に対して送出する。MCU1はMC
U2に対して多地点接続識別子を送出する。
【0107】次に、端末装置T2〜端末装置T6は端末
装置T1と同様に自局番と図18に示したMCU局番管
理テーブルを比較し、自分がどのMCUに対してコネク
ションを張るべきかを認識する。端末装置T2の場合は
MCU1に対して、端末装置T6の場合はMCU2に対
して、端末装置T3〜端末装置T5の場合はMCU3に
対して、前述したようなコネクションの確立手順と、多
地点接続ネットワークの確立手順を実行し、端末装置T
2とMCU1、端末装置T6とMCU2、端末装置T3
〜端末装置T5とMCU3の間に多地点接続のコネクシ
ョンを確立する(接続2)。端末装置T2とMCU1、
端末装置T6とMCU2、端末装置T3〜端末装置T5
とMCU3の間でコネクションが確立した後、端末装置
T2〜端末装置T6は多地点接続で会議を実行するため
に必要な多地点接続識別子(会議IDみたいなもの)を
MCU1、MCU2、MCU3に対して送出する。多地
点接続識別子を受信したMCU1、MCU3は、MCU
2に対して多地点接続識別子を送出する。MCU1、M
CU3から多地点接続子を受信したMCU2は、多地点
接続識別子を使って多地点接続ネットワークを構築す
る。
【0108】以上のようにして、それぞれの端末装置T
1〜端末装置T6のコネクションが全て確立した後、各
端末装置のユーザーは安価な通信コストで、前述したよ
うな多地点接続のサービスを利用することが可能にな
る。また、本実施形態によれば、各端末装置T1〜端末
装置T6にMCU局番管理テーブルを備えて、それぞれ
が通信コスト面で安価となるMCUを認識してコネクシ
ョンを確立するので、MCUの負荷を軽減することがで
きる。
【0109】次に、各端末装置が多地点接続ネットワー
クに参加する方法の他の実施形態(請求項6に対応)に
ついて説明する。
【0110】この方法により多地点接続ネットワークを
構築する実施形態を前記と同じ図23に示す。この実施
形態は、前記と同様に各端末装置(端末装置T1〜端末
装置T6)が多地点接続ネットワークに参加するもので
ある。端末装置T1〜端末装置T6は図18に示したM
CU局番管理テーブルの全てではなく、自分がコネクシ
ョンを張るべきMCUの電話番号だけをシステム内に持
つものとする。
【0111】多地点接続ネットワークの構築手順は前記
実施形態と同様であり、同様な作用、効果が得られると
ともに、各端末装置T1〜端末装置T6がMCU局番管
理テーブルの全てを持つ必要が無くなるので、端末装置
の記憶領域の節約や処理の簡略化を図ることができる。
【0112】次に、会議招集と参加の複合方式の実施形
態(請求項7、請求項8に対応)について説明する。
【0113】この方法は、前記請求項1又は請求項2対
応の実施形態で説明した召集方式と、前記請求項5又は
請求項6対応の実施形態で説明した参加方式の複合方式
である。MCU1〜MCU3は図17に示したMCU局
番管理テーブルをシステム内に持つものとする。端末装
置T1〜端末装置T6は図18に示したMCU局番管理
テーブルをシステム内に持つものとする。この複合方式
では、前記請求項1又は請求項2対応の実施形態で説明
した方式に、前記請求項5又は請求項6対応の実施形態
で説明した多地点接続識別子を持たせることによって、
前記図19、図20に示した多地点接続ネットワーク構
築手順と、前記図23の多地点接続ネットワーク構築手
順が重なって、多地点接続ネットワーク構築を実現する
ものである。
【0114】本方式の場合は、前述した対応する実施形
態の作用、効果を有するとともに、各端末装置を召集中
もしくは召集された後に参加してくる端末装置が存在す
ることを許容する。また、各端末装置が参加中に端末装
置の召集が実行されることを許容する。
【0115】次に、予約の会議招集と参加の複合方式の
実施形態(請求項9、請求項10に対応)について説明
する。
【0116】この方法は、前記請求項3又は請求項4対
応の実施形態で説明した予約の召集方式と、前記請求項
5又は請求項6対応の実施形態で説明した参加方式の複
合方式である。MCU1〜MCU3は図17に示したM
CU局番管理テーブルをシステム内に持つものとする。
端末装置T1〜端末装置T6は図18に示したMCU局
番管理テーブルをシステム内に持つものとする。この複
合方式では、前記請求項3又は請求項4対応の実施形態
で説明した方式に、前記請求項5又は請求項6対応の実
施形態で説明した多地点接続識別子を持たせることによ
って、前記図21、図22の多地点接続ネットワーク構
築手順と、前記図23の多地点接続ネットワーク構築手
順が重なって、多地点接続ネットワーク構築を実現する
ものである。
【0117】本方式の場合は、前述した対応する実施形
態の作用、効果を有するとともに、各端末装置を召集す
る前、もしくは召集中、もしくは召集された後に参加し
てくる端末装置が存在することを許容する。また、各端
末装置が参加中に端末装置の召集予約、または召集が実
行されることを許容する。
【0118】次に、前記請求項1と請求項3に係る実施
形態を実現するために必要な、MCU2での多地点接続
アドレスとMCU局番管理テーブルの検索処理を、図2
4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0119】図24は、MCU2での多地点接続アドレ
スとMCU局番管理テーブルの検索処理を示すフローチ
ャートである。図16に示したような多地点接続アドレ
スリストを受信したTOP−MCUであるMCU2は、
受信した多地点接続アドレスリストと図17に示したM
CU局番管理テーブルの検索処理を行う(判断101の
YES→処理102)。MCU2は多地点接続アドレス
リストの各電話番号がMCU2自身が召集すべき端末装
置かどうか判定する(判断103)。召集すべき端末装
置の場合、該当する端末装置に対して、前述したような
コネクションの確立手順と、多地点接続ネットワークの
確立手順を実行し、該当する端末装置とMCU2の間に
多地点接続のコネクションを確立する(判断103のY
ES→処理104)。召集すべき端末装置でない場合、
該当するMCUに送出するための多地点接続アドレスリ
ストを生成/追加する(判断103のNO→処理10
5)。
【0120】以上の処理を多地点接続アドレスリストの
検索が全て終了するまで継続する(判断106のNO→
処理102)。多地点接続アドレスリストの検索が終了
した後、それぞれのMCUに該当する多地点接続アドレ
スリストをそれぞれのMCUに送出する(判断106の
YES→処理107)。多地点接続アドレスリストを受
信したそれぞれのMCUは、多地点接続アドレスリスト
に対応した端末装置に対して、前述したようなコネクシ
ョンの確立手順と、多地点接続ネットワークの確立手順
を実行し、該当する端末装置とMCUの間に多地点接続
のコネクションを確立する。
【0121】次に、前記請求項2と請求項4に係る実施
形態を実現するために必要な、各MCU(MCU1〜M
CU3)での多地点接続アドレスとMCU局番管理テー
ブルの検索処理を、図25に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0122】図25は、各MCU(MCU1〜MCU
3)での多地点接続アドレスとMCU局番管理テーブル
の検索処理を示すフローチャートである。図16に示し
たような多地点接続アドレスリストを受信したMCU
は、受信した多地点接続アドレスリストと図17に示し
たMCU局番管理テーブルの検索処理を行う(判断20
1のYES→処理202)。MCUは多地点接続アドレ
スリストの各電話番号がそのMCU自身が召集すべき端
末装置かどうか判定する(判断203)。召集すべき端
末装置の場合、該当する端末装置に対して、前述したよ
うなコネクションの確立手順と、多地点接続ネットワー
クの確立手順を実行し、該当する端末装置とMCUの間
に多地点接続のコネクションを確立する(判断203の
YES→処理204)。召集すべき端末装置でない場合
は何も処理しない(判断203のNO→判断205)。
【0123】以上の処理を多地点接続アドレスリストの
検索が全て終了するまで継続する(判断205のNO→
処理202)。多地点接続アドレスリストの検索が終了
した後、多地点接続アドレスリストを次のMCUに送出
する(判断205のYES→処理206)。次のMCU
も同じ処理を実行する。
【0124】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1記載の発
明によれば、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な
役割を担う特定のMCUに、各MCUが通信料金面から
見て管理すべき局番情報が設定された局番管理テーブル
を備え、会議を招集する端末装置は、最寄りのMCUと
の間で多地点接続のコネクションを確立するとともに、
通信会議の参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多
地点接続アドレスリストを生成し、当該多地点接続アド
レスリストを前記特定のMCU宛に送出して会議の招集
を依頼し、前記多地点接続アドレスリストを受けた特定
のMCUは、前記局番管理テーブルと受信した多地点接
続アドレスリストに基づき、各MCUが召集すべき多地
点接続アドレスリストを作成して各MCUに送出し、各
MCUは受信した多地点接続アドレスリストに基づき、
召集すべき端末装置との間に多地点接続のコネクション
を確立するようにしたので、多地点接続ネットワークを
利用する時間に対して安価な通信コストとなるような召
集による多地点接続ネットワークの構成及び構築手順を
提供できる効果がある。また、多地点接続ネットワーク
管理上で中心的な役割を担う特定のMCUに局番管理テ
ーブルを備えて、当該MCUのみで多地点接続アドレス
と局番管理テーブルの検索処理を行えばよいので、他の
MCUの負荷が増大するのを防ぐことができる。
【0125】請求項2記載の発明によれば、各MCU
に、各MCUが通信料金面から見て管理すべき局番情報
が設定された局番管理テーブルを備え、会議を招集する
端末装置は、最寄りのMCUとの間で多地点接続のコネ
クションを確立するとともに、通信会議の参加端末の局
番を含む電話番号情報を示す多地点接続アドレスリスト
を生成し、当該多地点接続アドレスリストを前記MCU
に送出して会議の招集を依頼し、前記多地点接続アドレ
スリストを受けたMCUは、前記局番管理テーブルと受
信した多地点接続アドレスリストに基づき、召集すべき
端末装置との間に多地点接続のコネクションを確立する
とともに、前記多地点接続アドレスリストを接続された
次のMCUに送出するようにして、それぞれのMCUが
前記局番管理テーブルと受信した多地点接続アドレスリ
ストに基づき、召集すべき端末装置との間に多地点接続
のコネクションを確立するようにしたので、多地点接続
ネットワークを利用する時間に対して安価な通信コスト
となるような召集による多地点接続ネットワークの構成
及び構築手順を提供できる効果がある。また、各MCU
に局番管理テーブルを備えて、それぞれが多地点接続ア
ドレスと局番管理テーブルの検索処理を行うので、1台
のMCUに負荷が集中するのを防ぐことができる。
【0126】請求項3記載の発明によれば、多地点接続
ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特定のMCU
に、各MCUが通信料金面から見て管理すべき局番情報
が設定された局番管理テーブルを備え、会議を招集する
端末装置は、最寄りのMCUとの間で多地点接続のコネ
クションを確立するとともに、通信会議の参加端末の局
番を含む電話番号情報を示す多地点接続アドレスリスト
を生成し、当該多地点接続アドレスリストを前記特定の
MCU宛に送出して会議の招集を予約し、その後、前記
MCUとのコネクションを切断し、前記多地点接続アド
レスリストで会議の予約を受けた特定のMCUは、会議
招集の時間に達すると、前記局番管理テーブルと受信し
た多地点接続アドレスリストに基づき、各MCUが召集
すべき多地点接続アドレスリストを作成して各MCUに
送出し、各MCUは受信した多地点接続アドレスリスト
に基づき、召集すべき端末装置との間に多地点接続のコ
ネクションを確立するようにしたので、多地点接続ネッ
トワークを利用する時間に対して安価な通信コストとな
るような予約召集による多地点接続ネットワークの構成
及び構築手順を提供できる効果がある。また、多地点接
続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特定のMC
Uに局番管理テーブルを備えて、当該MCUのみで多地
点接続アドレスと局番管理テーブルの検索処理を行えば
よいので、他のMCUの負荷が増大するのを防ぐことが
できる。
【0127】請求項4記載の発明によれば、各MCU
に、各MCUが通信料金面から見て管理すべき局番情報
が設定された局番管理テーブルを備え、会議を招集する
端末装置は、最寄りのMCUとの間で多地点接続のコネ
クションを確立するとともに、通信会議の参加端末の局
番を含む電話番号情報を示す多地点接続アドレスリスト
を生成し、当該多地点接続アドレスリストを前記MCU
に送出して会議の招集を予約し、その後、前記MCUと
のコネクションを切断し、前記多地点接続アドレスリス
トで会議の予約を受けたMCUは、会議招集の時間に達
すると、前記局番管理テーブルと受信した多地点接続ア
ドレスリストに基づき、召集すべき端末装置との間に多
地点接続のコネクションを確立するとともに、前記多地
点接続アドレスリストを接続された次のMCUに送出す
るようにして、それぞれのMCUが前記局番管理テーブ
ルと受信した多地点接続アドレスリストに基づき、召集
すべき端末装置との間に多地点接続のコネクションを確
立するようにしたので、多地点接続ネットワークを利用
する時間に対して安価な通信コストとなるような予約召
集による多地点接続ネットワークの構成及び構築手順を
提供できる効果がある。また、各MCUに局番管理テー
ブルを備えて、それぞれが多地点接続アドレスと局番管
理テーブルの検索処理を行うので、1台のMCUに負荷
が集中するのを防ぐことができる。
【0128】請求項5記載の発明によれば、各端末装置
に、端末装置の局番毎に通信料金面から見て管理される
べきMCU情報が設定された局番管理テーブルを備え、
各端末装置は、多地点接続の会議を行う時、自局番と前
記局番管理テーブルに基づき、自端末が管理されるべき
MCUを認識して、当該MCUとの間で多地点接続のコ
ネクションを確立するとともに、多地点接続で会議を実
行するために必要な多地点接続識別子を、多地点接続ネ
ットワーク管理上で中心的な役割を担う特定のMCU宛
に送出し、前記特定のMCUは、各端末装置からの多地
点接続識別子を用いて多地点接続ネットワークを構築す
るようにしたので、多地点接続ネットワークを利用する
時間に対して安価な通信コストとなるような参加による
多地点接続ネットワークの構成及び構築手順を提供でき
る効果がある。また、各端末装置に局番管理テーブルを
備えて、それぞれが通信コスト面で安価となるMCUを
認識してコネクションを確立するので、MCUの負荷を
軽減することができる。
【0129】請求項6記載の発明によれば、各端末装置
に、通信料金面から見て管理されるべきMCUの電話番
号情報を保持し、各端末装置は、多地点接続で会議を行
う時、前記通信料金面から見て管理されるべきMCUの
電話番号情報を用いて、当該MCUとの間で多地点接続
のコネクションを確立するとともに、多地点接続で会議
を実行するために必要な多地点接続識別子を、多地点接
続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特定のMC
U宛に送出し、前記特定のMCUは、各端末装置からの
多地点接続識別子を用いて多地点接続ネットワークを構
築するようにしたので、多地点接続ネットワークを利用
する時間に対して安価な通信コストとなるような参加に
よる多地点接続ネットワークの構成及び構築手順を提供
できる効果がある。また、各端末装置は局番管理テーブ
ルの全てを持つ必要が無くなるので、端末装置の記憶領
域の節約や処理の簡略化を図ることができる。
【0130】請求項7記載の発明によれば、前記請求項
1又は請求項2記載の多地点接続ネットワークの構築方
法において、各端末装置に、端末装置の局番毎に通信料
金面から見て管理されるべきMCU情報が設定された局
番管理テーブルを備え、各端末装置は、多地点接続の会
議を行う時、自局番と前記局番管理テーブルに基づき、
自端末が管理されるべきMCUを認識して、当該MCU
との間で多地点接続のコネクションを確立するととも
に、多地点接続で会議を実行するために必要な多地点接
続識別子を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な
役割を担う特定のMCU宛に送出し、前記特定のMCU
は、各端末装置からの多地点接続識別子を用いて多地点
接続ネットワークを構築するようにしたので、多地点接
続ネットワークを利用する時間に対して安価な通信コス
トとなるような召集と参加による多地点接続ネットワー
クの構成及び構築手順を提供できる効果がある。また、
ここでは、各端末装置を召集中もしくは召集された後に
参加してくる端末装置が存在することを許容し、各端末
装置が参加中に端末装置の召集が実行されることを許容
する。
【0131】請求項8記載の発明によれば、同じく請求
項1又は請求項2記載の多地点接続ネットワークの構築
方法において、各端末装置に、通信料金面から見て管理
されるべきMCUの電話番号情報を保持し、各端末装置
は、多地点接続で会議を行う時、前記通信料金面から見
て管理されるべきMCUの電話番号情報を用いて、当該
MCUとの間で多地点接続のコネクションを確立すると
ともに、多地点接続で会議を実行するために必要な多地
点接続識別子を、多地点接続ネットワーク管理上で中心
的な役割を担う特定のMCU宛に送出し、前記特定のM
CUは、各端末装置からの多地点接続識別子を用いて多
地点接続ネットワークを構築するようにしたので、多地
点接続ネットワークを利用する時間に対して安価な通信
コストとなるような召集と参加による多地点接続ネット
ワークの構成及び構築手順を提供できる効果がある。ま
た、前記同様、各端末装置を召集中もしくは召集された
後に参加してくる端末装置が存在することを許容し、各
端末装置が参加中に端末装置の召集が実行されることを
許容する。さらに、各端末装置は局番管理テーブルの全
てを持つ必要が無くなるので、端末装置の記憶領域の節
約や処理の簡略化を図ることができる。
【0132】請求項9記載の発明によれば、前記請求項
3又は請求項4記載の多地点接続ネットワークの構築方
法において、各端末装置に、端末装置の局番毎に通信料
金面から見て管理されるべきMCU情報が設定された局
番管理テーブルを備え、各端末装置は、多地点接続の会
議を行う時、自局番と前記局番管理テーブルに基づき、
自端末が管理されるべきMCUを認識して、当該MCU
との間で多地点接続のコネクションを確立するととも
に、多地点接続で会議を実行するために必要な多地点接
続識別子を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な
役割を担う特定のMCU宛に送出し、前記特定のMCU
は、各端末装置からの多地点接続識別子を用いて多地点
接続ネットワークを構築するようにしたので、多地点接
続ネットワークを利用する時間に対して安価な通信コス
トとなるような予約召集と参加による多地点接続ネット
ワークの構成及び構築手順を提供できる効果がある。ま
た、各端末装置を召集する前、もしくは召集中、もしく
は召集された後に参加してくる端末装置が存在すること
を許容し、各端末装置が参加中に端末装置の召集予約、
または召集が実行されることを許容する。
【0133】請求項10記載の発明によれば、同じく請
求項3又は請求項4記載の多地点接続ネットワークの構
築方法において、各端末装置に、通信料金面から見て管
理されるべきMCUの電話番号情報を保持し、各端末装
置は、多地点接続で会議を行う時、前記通信料金面から
見て管理されるべきMCUの電話番号情報を用いて、当
該MCUとの間で多地点接続のコネクションを確立する
とともに、多地点接続で会議を実行するために必要な多
地点接続識別子を、多地点接続ネットワーク管理上で中
心的な役割を担う特定のMCU宛に送出し、前記特定の
MCUは、各端末装置からの多地点接続識別子を用いて
多地点接続ネットワークを構築するようにしたので、多
地点接続ネットワークを利用する時間に対して安価な通
信コストとなるような予約召集と参加による多地点接続
ネットワークの構成及び構築手順を提供できる効果があ
る。また、前記同様、各端末装置を召集する前、もしく
は召集中、もしくは召集された後に参加してくる端末装
置が存在することを許容し、各端末装置が参加中に端末
装置の召集予約、または召集が実行されることを許容す
る。さらに、各端末装置は局番管理テーブルの全てを持
つ必要が無くなるので、端末装置の記憶領域の節約や処
理の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の各発明の実施形態における多地点接続の
ネットワーク構成図。
【図2】上記多地点接続の情報分配モデルを示す図。
【図3】多地点接続された端末構成図。
【図4】上記端末装置における映像サービスのイメージ
を示す図。
【図5】上記端末装置におけるデータ交換サービスのイ
メージを示す図。
【図6】上記端末装置のハードウエア構成図。
【図7】MCUのハードウエア構成図。
【図8】端末装置とMCU間のコネクション確立手順に
おける会議通信接続プロトコルシーケンスを示す図。
【図9】同じく、データパス確立シーケンスを示す図。
【図10】同じく、会議通信切断プロトコルシーケンス
を示す図。
【図11】端末装置とMCU間の多地点接続の確立プロ
トコルシーケンスを示す図。
【図12】同じく、チャネルの加入プロトコルシーケン
スを示す図。
【図13】同じく、データ交換プロトコルシーケンスを
示す図。
【図14】同じく、多地点接続の切断プロトコルシーケ
ンスを示す図。
【図15】多地点接続のネットワーク構築の具体例を示
す図。
【図16】多地点接続アドレスリストを示す図。
【図17】MCU局番管理テーブルを示す図。
【図18】MCU局番管理テーブルの他の構成例を示す
【図19】多地点接続のネットワーク構築においてTO
P−MCUが各端末装置を召集する実施形態を示す図。
【図20】同じく、各MCUが各端末装置を召集する実
施形態を示す図。
【図21】同じく、TOP−MCUが予約で各端末装置
を召集する実施形態を示す図。
【図22】同じく、各MCUが予約で各端末装置を召集
する実施形態を示す図。
【図23】同じく、各端末装置が多地点接続ネットワー
クに参加する実施形態を示す図。
【図24】MCU2での多地点接続アドレスとMCU局
番管理テーブルの検索処理を示すフローチャート。
【図25】各MCU(MCU1〜MCU3)での多地点
接続アドレスとMCU局番管理テーブルの検索処理を示
すフローチャート。
【符号の説明】
T1〜T6 端末装置 MCU1〜MCU3 多地点制御装置 1、31 システムバス 2、32 CPU 3、33 ROM 4、34 RAM 5、35 DMAC 6、36 INTC 7、37 タイマ 8、15、16 シリアルI/F 9 グラフィック制御部 10、44 ビデオ制御部 11、39 オーディオ制御部 12、40 通信制御部 13、41 メディア多重部 14、42 ISDN−I/F 17 SCSI−I/F 18 HD 19 モニタ 20 TVカメラ 21 カメラ制御部 22 スピーカ 23 マイク 24、43 ISDN 25 キーボード 26 マウス 38 音声ミキサ部 45 画像合成部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信会議機能を有する複数の端末装置
    を、複数の多地点制御装置を介して接続し、多地点接続
    ネットワークを構築する方法において、 多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特
    定の多地点制御装置に、各多地点制御装置が通信料金面
    から見て管理すべき局番情報が設定された局番管理テー
    ブルを備え、 会議を招集する端末装置は、最寄りの多地点制御装置と
    の間で多地点接続のコネクションを確立するとともに、
    通信会議の参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多
    地点接続アドレスリストを生成し、当該多地点接続アド
    レスリストを前記特定の多地点制御装置宛に送出して会
    議の招集を依頼し、 前記多地点接続アドレスリストを受けた特定の多地点制
    御装置は、前記局番管理テーブルと受信した多地点接続
    アドレスリストに基づき、各多地点制御装置が召集すべ
    き多地点接続アドレスリストを作成して各多地点制御装
    置に送出し、 各多地点制御装置は受信した多地点接続アドレスリスト
    に基づき、召集すべき端末装置との間に多地点接続のコ
    ネクションを確立するようにしたことを特徴とする多地
    点接続ネットワークの構築方法。
  2. 【請求項2】 通信会議機能を有する複数の端末装置
    を、複数の多地点制御装置を介して接続し、多地点接続
    ネットワークを構築する方法において、 前記各多地点制御装置に、各多地点制御装置が通信料金
    面から見て管理すべき局番情報が設定された局番管理テ
    ーブルを備え、 会議を招集する端末装置は、最寄りの多地点制御装置と
    の間で多地点接続のコネクションを確立するとともに、
    通信会議の参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多
    地点接続アドレスリストを生成し、当該多地点接続アド
    レスリストを前記多地点制御装置に送出して会議の招集
    を依頼し、 前記多地点接続アドレスリストを受けた多地点制御装置
    は、前記局番管理テーブルと受信した多地点接続アドレ
    スリストに基づき、召集すべき端末装置との間に多地点
    接続のコネクションを確立するとともに、前記多地点接
    続アドレスリストを接続された次の多地点制御装置に送
    出するようにして、 それぞれの多地点制御装置が前記局番管理テーブルと受
    信した多地点接続アドレスリストに基づき、召集すべき
    端末装置との間に多地点接続のコネクションを確立する
    ようにしたことを特徴とする多地点接続ネットワークの
    構築方法。
  3. 【請求項3】 通信会議機能を有する複数の端末装置
    を、複数の多地点制御装置を介して接続し、多地点接続
    ネットワークを構築する方法において、 多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特
    定の多地点制御装置に、各多地点制御装置が通信料金面
    から見て管理すべき局番情報が設定された局番管理テー
    ブルを備え、 会議を招集する端末装置は、最寄りの多地点制御装置と
    の間で多地点接続のコネクションを確立するとともに、
    通信会議の参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多
    地点接続アドレスリストを生成し、当該多地点接続アド
    レスリストを前記特定の多地点制御装置宛に送出して会
    議の招集を予約し、その後、前記多地点制御装置とのコ
    ネクションを切断し、 前記多地点接続アドレスリストで会議の予約を受けた特
    定の多地点制御装置は、会議招集の時間に達すると、前
    記局番管理テーブルと受信した多地点接続アドレスリス
    トに基づき、各多地点制御装置が召集すべき多地点接続
    アドレスリストを作成して各多地点制御装置に送出し、 各多地点制御装置は受信した多地点接続アドレスリスト
    に基づき、召集すべき端末装置との間に多地点接続のコ
    ネクションを確立するようにしたことを特徴とする多地
    点接続ネットワークの構築方法。
  4. 【請求項4】 通信会議機能を有する複数の端末装置
    を、複数の多地点制御装置を介して接続し、多地点接続
    ネットワークを構築する方法において、 前記各多地点制御装置に、各多地点制御装置が通信料金
    面から見て管理すべき局番情報が設定された局番管理テ
    ーブルを備え、 会議を招集する端末装置は、最寄りの多地点制御装置と
    の間で多地点接続のコネクションを確立するとともに、
    通信会議の参加端末の局番を含む電話番号情報を示す多
    地点接続アドレスリストを生成し、当該多地点接続アド
    レスリストを前記多地点制御装置に送出して会議の招集
    を予約し、その後、前記多地点制御装置とのコネクショ
    ンを切断し、 前記多地点接続アドレスリストで会議の予約を受けた多
    地点制御装置は、会議招集の時間に達すると、前記局番
    管理テーブルと受信した多地点接続アドレスリストに基
    づき、召集すべき端末装置との間に多地点接続のコネク
    ションを確立するとともに、前記多地点接続アドレスリ
    ストを接続された次の多地点制御装置に送出するように
    して、 それぞれの多地点制御装置が前記局番管理テーブルと受
    信した多地点接続アドレスリストに基づき、召集すべき
    端末装置との間に多地点接続のコネクションを確立する
    ようにしたことを特徴とする多地点接続ネットワークの
    構築方法。
  5. 【請求項5】 通信会議機能を有する複数の端末装置
    を、複数の多地点制御装置を介して接続し、多地点接続
    ネットワークを構築する方法において、 各端末装置に、端末装置の局番毎に通信料金面から見て
    管理されるべき多地点制御装置情報が設定された局番管
    理テーブルを備え、 各端末装置は、多地点接続の会議を行う時、自局番と前
    記局番管理テーブルに基づき、自端末が管理されるべき
    多地点制御装置を認識して、当該多地点制御装置との間
    で多地点接続のコネクションを確立するとともに、多地
    点接続で会議を実行するために必要な多地点接続識別子
    を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担
    う特定の多地点制御装置宛に送出し、 前記特定の多地点制御装置は、各端末装置からの多地点
    接続識別子を用いて多地点接続ネットワークを構築する
    ことを特徴とする多地点接続ネットワークの構築方法。
  6. 【請求項6】 通信会議機能を有する複数の端末装置
    を、複数の多地点制御装置を介して接続し、多地点接続
    ネットワークを構築する方法において、 各端末装置に、通信料金面から見て管理されるべき多地
    点制御装置の電話番号情報を保持し、 各端末装置は、多地点接続で会議を行う時、前記通信料
    金面から見て管理されるべき多地点制御装置の電話番号
    情報を用いて、当該多地点制御装置との間で多地点接続
    のコネクションを確立するとともに、多地点接続で会議
    を実行するために必要な多地点接続識別子を、多地点接
    続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特定の多地
    点制御装置宛に送出し、 前記特定の多地点制御装置は、各端末装置からの多地点
    接続識別子を用いて多地点接続ネットワークを構築する
    ことを特徴とする多地点接続ネットワークの構築方法。
  7. 【請求項7】 各端末装置に、端末装置の局番毎に通信
    料金面から見て管理されるべき多地点制御装置情報が設
    定された局番管理テーブルを備え、 各端末装置は、多地点接続の会議を行う時、自局番と前
    記局番管理テーブルに基づき、自端末が管理されるべき
    多地点制御装置を認識して、当該多地点制御装置との間
    で多地点接続のコネクションを確立するとともに、多地
    点接続で会議を実行するために必要な多地点接続識別子
    を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担
    う特定の多地点制御装置宛に送出し、 前記特定の多地点制御装置は、各端末装置からの多地点
    接続識別子を用いて多地点接続ネットワークを構築する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の多地点接
    続ネットワークの構築方法。
  8. 【請求項8】 各端末装置に、通信料金面から見て管理
    されるべき多地点制御装置の電話番号情報を保持し、 各端末装置は、多地点接続で会議を行う時、前記通信料
    金面から見て管理されるべき多地点制御装置の電話番号
    情報を用いて、当該多地点制御装置との間で多地点接続
    のコネクションを確立するとともに、多地点接続で会議
    を実行するために必要な多地点接続識別子を、多地点接
    続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特定の多地
    点制御装置宛に送出し、 前記特定の多地点制御装置は、各端末装置からの多地点
    接続識別子を用いて多地点接続ネットワークを構築する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の多地点接
    続ネットワークの構築方法。
  9. 【請求項9】 各端末装置に、端末装置の局番毎に通信
    料金面から見て管理されるべき多地点制御装置情報が設
    定された局番管理テーブルを備え、 各端末装置は、多地点接続の会議を行う時、自局番と前
    記局番管理テーブルに基づき、自端末が管理されるべき
    多地点制御装置を認識して、当該多地点制御装置との間
    で多地点接続のコネクションを確立するとともに、多地
    点接続で会議を実行するために必要な多地点接続識別子
    を、多地点接続ネットワーク管理上で中心的な役割を担
    う特定の多地点制御装置宛に送出し、 前記特定の多地点制御装置は、各端末装置からの多地点
    接続識別子を用いて多地点接続ネットワークを構築する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の多地点接
    続ネットワークの構築方法。
  10. 【請求項10】 各端末装置に、通信料金面から見て管
    理されるべき多地点制御装置の電話番号情報を保持し、 各端末装置は、多地点接続で会議を行う時、前記通信料
    金面から見て管理されるべき多地点制御装置の電話番号
    情報を用いて、当該多地点制御装置との間で多地点接続
    のコネクションを確立するとともに、多地点接続で会議
    を実行するために必要な多地点接続識別子を、多地点接
    続ネットワーク管理上で中心的な役割を担う特定の多地
    点制御装置宛に送出し、 前記特定の多地点制御装置は、各端末装置からの多地点
    接続識別子を用いて多地点接続ネットワークを構築する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の多地点接
    続ネットワークの構築方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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