JPH0698030A - 通信会議方式および装置 - Google Patents

通信会議方式および装置

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JPH0698030A
JPH0698030A JP4245096A JP24509692A JPH0698030A JP H0698030 A JPH0698030 A JP H0698030A JP 4245096 A JP4245096 A JP 4245096A JP 24509692 A JP24509692 A JP 24509692A JP H0698030 A JPH0698030 A JP H0698030A
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group
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video
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JP4245096A
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Toshihiko Wakahara
俊彦 若原
Kazuo Unemoto
和夫 畝本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像および音声を含むマルチメディア会議端
末を多地点間通信制御装置が通信回線を介して接続して
通信会議を行うマルチパーティ通信会議方式において、
伝送路を効率的に利用できるようにする。 【構成】 会議参加者を頻繁に発言する人、ほとんど発
言しない人など会議への参加度等によってグループ分け
を行う。このグループごとに双方向伝送路、片方向伝送
路等の必要な属性の回線を設定するとともに、複数のグ
ループの映像合成等のメディア処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のマルチメディア
端末とマルチポイント通信用のノードとを介して相互に
通信を行う通信会議方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信会議方式の例とし
て、マルチポイントマルチメディア会議システムによる
マルチポイント通信サービスがある。
【0003】文献 岡他 「マルチポイント・マルチメ
ディア会議システムの方式検討」1990年電子情報通
信学会春季全国大会B−784 以下、図面を用いてこの方式の接続構成を説明する。
【0004】図4は、その構成を示すもので、複数のマ
ルチメディア端末101、102、103、104、1
05がISDNなどのディジタル通信網で構成される通
信網110を介してマルチポイント用の多地点間通信制
御装置(MCU)111に接続された構成である。この
図4において、マルチメディア端末101〜105の映
像信号および音声信号は通信網110により多地点間通
信制御装置111に個別の伝送路で接続されている。す
なわち、図5に示すように多地点間通信制御装置111
とマルチメディア端末101〜105との間は、通信網
110の64kb/s伝送路(INSネットのISDN
網)を介してスター形に接続され、常に双方向の回線を
マルチメディア端末101〜105と多地点間通信制御
装置111との間に設定して、映像信号や音声信号を多
地点間通信制御装置111との間で授受しながらマルチ
ポイント会議を行うものである。
【0005】図4において、複数のマルチメディア端末
101〜105からの映像信号および音声信号を多地点
間通信制御装置111で、それぞれ映像切替処理、音声
加算処理を行って、それぞれのマルチメディア端末10
1〜105に映像および音声を分配してマルチポイント
通信会議を行う。このマルチポイント通信サービスにお
いては、二つのモードを有しており、多地点間通信制御
装置111では、通常多地点モードあるいは同報会議モ
ードで動作する。前者の通常多地点モードでは、映像系
はスイッチマトリクスなどを用いていずれかのマルチポ
イント端末の画面または特定の端末、例えば話者の映像
に切替えて各マルチメディア端末101〜105に分配
するとともに、音声信号についても、(N−1)加算信
号を各マルチメディア端末101〜105に分配する。
【0006】一方後者の同報会議モードでは、講演者の
映像または質問者の映像を固定的に表示し、音声信号に
ついては、講演者または講演者と質問者の音声の加算信
号を各マルチメディア端末に分配する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来はモー
ドごとに動作させるようになっているので、会議を行う
場合、まず通常多地点モードか同報会議モードのいずれ
かを指定する必要があり、また映像信号は複数の端末の
いずれかの一つしか表示できないため、通信会議に参加
しているメンバーの全員の参加状況を把握しにくいとい
う問題点があった。また、各端末と多地点間通信制御装
置の間に双方向の回線を常時設定しているが、実際の会
議では通常発言する人は2〜3人に限られており、同時
に発言し始めても聞き取りにくかったり発言しにくいの
で、残りのメンバーは発言者に耳を傾けるのがほとんど
であり、双方向の伝送路を有効に利用していないという
問題があった。一般に多人数で通信会議を行う場合、端
末と多地点間通信制御装置との間の通信回線を長時間保
留することとなり、不経済であった。
【0008】本発明は、頻繁に発言するメンバーと専ら
聴講しているメンバーとの間の伝送路の配分や信号処理
等をグループ分けし、各端末と多地点間通信制御装置と
の間で必要な情報だけを授受して伝送路を効率的に利用
できる通信会議方式を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、会議で積極的に発言している人の映像を
合成して、受け答えの様子や主要メンバーの参加状況を
一度に把握でき会議の臨場感を増して効率的に会議を進
めることができる通信会議方式を提供することも目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、映像および音
声を含む信号の入出力ができる複数の端末と、この複数
の端末と通信網を介して接続され上記端末からの上記映
像信号を切り出しあるいは合成し、上記端末からの音声
信号を加算して、それぞれ上記端末へ伝送して通信会議
を制御する多地点間通信制御装置とを備えた通信会議方
式において、上記複数の端末は複数のグループに分割さ
れこの分割されたグループごとに必要な通信回線の設定
を行う手段と、この分割されたグループごとに映像信号
および音声信号の処理を行う手段とを備えたことを特徴
とする。
【0010】また、本発明の多地点間通信制御装置は、
上記複数の端末を操作にしたがって複数のグループに分
割する手段と、参加の程度が大きいグループに対して
は、双方向対称の伝送路を設定する手段と、参加の程度
が小さいグループに対しては、単一宛先の片方向伝送路
を設定する手段と、参加の程度が小さいグループの上記
端末に対して複数宛先の片方向伝送路を同時設定する手
段と、参加の程度が小さいグループに対して複数送信元
から同一宛先へ片方向伝送路を同時設定する手段とを備
え、上記端末の映像信号を選択して切り替えあるいは縮
小または切り出して合成する手段と、上記切り替えた映
像あるいは切り出した映像または合成映像信号を選択し
て、グループごとに各端末へ個別に分配する手段と、あ
る特定のグループの端末の音声信号を選択的に加算し、
この加算音声信号をグループごとに各端末に個別に分配
する手段と、特定のグループに属する端末からの送信要
求を受けこの中から特定の端末を選択し、選択された特
定の端末との間に片方向伝送路を追加設定して該特定の
端末の映像信号を合成するとともに該特定端末の音声信
号を音声加算部で加算する手段とを備えることを特徴と
する。
【0011】なお、端末のグループ所属は、通信会議中
であっても端末からの要求あるいは発言頻度により変更
することができる。
【0012】また、あるグループに属する端末に対して
は、当該グループ以外の他のグループに属する端末から
の映像信号あるいは音声信号を操作によりマスクする機
能を備えることが好ましい。
【0013】
【作用】本発明では、会議に参加する端末群を複数のグ
ループに分け、グループごとに必要な回線設定、すなわ
ち双方向回線、片方向回線、片方向同報回線などを設定
するとともに、グループごとの映像合成、音声加算など
のメディア処理を行って複数グループ間で必要なメディ
ア情報を授受することによって通信会議を行う。言い換
えると、本発明では、会議参加者を頻繁に発言する人、
時々発言する人、ほとんど発言せず聞いているだけの人
などに分類し、それぞれのメンバーごとにグループを形
成し、グループごとに必要な属性の回線を設定する機能
と複数のグループのメディア処理を行う機能を多地点間
通信制御装置の中に導入する。
【0014】具体的には、会議参加者を二つのグループ
に分け、第一のグループに属する頻繁に発言を行うメン
バー、例えばパネルディスカションにおけるパネラなど
に対しては、双方向の映像・音声データ回線を設定し、
このグループ内で各メンバーの映像信号を合成するとと
もに切替などを行い、音声については各端末からの音声
を加算して個別に分配する。第二のグループに属する会
議中はほとんど発言しないで主要メンバーの発言のやり
とりを聞き入っている通常メンバー、例えばパネルディ
スカションにおけるフロアなどに対しては、片方向の映
像・音声データ回線を設定し、このメンバーが発言した
い場合には、発言権を多地点間通信制御装置に要求し、
発言権を得た場合のみ片方向上り回線を設定する発言制
御を行う。また、第二のグループであるフロアの意見を
集約する場合には、各フロアの端末から 同時に上り片
方向回線を設定し、多数決処理などを行ってパネラ側の
処理部に伝達し、パネラの端末に送信する。
【0015】このグループ所属は会議中も変更すること
ができ、またグループ間に映像信号あるいは音声信号の
マスク機能を持たせて、グループ内で秘話ができるよう
にする。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】図1は、本発明一実施例によるマルチパー
ティ通信会議方式の構成を示す図である。
【0018】この本実施例では、通信会議は、通信会議
へ参加する端末であるマルチメディア端末201〜20
5を広帯域ISDN(例えばB−ISDN)などのディ
ジタル通信網で構成される通信網210を介して多地点
間通信制御装置211に収容して通信会議を行う方式に
おいて、本発明の特徴として、多地点間通信制御装置2
11は、会議参加者を会議参加の度合等によりパネラと
フロアにグループ分けして、マルチメディア端末201
〜203をパネラ端末、マルチメディア端末204〜2
05をフロア端末の二つのグループに分け、そのグルー
プの属性に従って、グループごとに通信回線の設定を行
うとともに、グループごとの映像および音声処理を行う
手段としてのフロア用グループ処理部213、パネラ用
グループ処理部212を備えており、通信網210の間
のインタフェースをとる回線インタフェース部214を
備えている。
【0019】パネラ用グループ処理部212の呼制御部
は、通信網210の交換機に対して、パネラ端末である
マルチメディア端末201〜203(以下パネラ端末と
いう)と通信するための映像・音声などの双方向の回線
を各パネラ端末201〜203ごとに独立に設定する。
一方、フロア用グループ処理部213の呼制御部では、
同様に通信網210の交換機に対して、フロア端末であ
るマルチメディア端末204、205(以下フロア端末
という)と通信するための片方向分配の下り回線(実線
で示す)を設定する。すなわち、フロア端末204〜2
05に対しては、複数宛先の同報分配回線を設定する。
また、フロア端末204〜205から質問など発言を要
求する場合は、いずれかのマルチメディア端末から同時
に上り回線(破線で示す)を設定する。なお、通信網2
10は、ATM技術を用いた広帯域ISDNのように双
方向対称通信(速度などの通信属性が上りと下りで同
一)、双方向非対称通信(上りと下りの通信属性が異な
る)、片方向通信、片方向分配通信などを提供している
ものとする。
【0020】次に図2は、本発明実施例の多地点間通信
制御装置211のさらに詳しい構成例を示すものであ
る。
【0021】回線インタフェース部214は、網インタ
フェース部221、222、223、224、225か
ら構成され、インタフェース変換機能、多重化分離機
能、ATM変換機能を有する。パネラ用グループ処理部
212は、映像符号化復号部231、232、233
と、音声符号化復号部234、235、236と、映像
処理部241と、音声処理部242と、制御部243
と、呼制御部244とを備える。またフロア用グループ
処理部213は、映像符号化復号部251、音声符号化
復号部252、データ送受信部253、254、映像分
配処理部261、音声分配処理部262、データ処理部
263、呼制御部264とを備える。
【0022】ここで、パネラ用グループ処理部212の
映像処理部241では、映像信号の画素間引きによる縮
小処理、複数映像信号のゲートスイッチングによる合成
処理およびマトリクススイッチによる切替処理が行われ
る。また音声処理部242では、各パネラ端末201〜
203からの音声信号の(N−1)加算処理、加算数対
応のロス挿入処理、話者検出処理および過負荷制御が行
われ、各パネラ端末201〜203に加算信号を分配す
る。また、制御部243では、会議管理を行うととも
に、音声処理部242からの話者情報に基づいて話者画
面に切り替えるように映像処理部241に指示をし、あ
るいは音声処理部242に対して加算する際のロス挿入
量を通知する。また併せて制御部243では、フロア用
グループ処理部213からの結果に基づき、各パネラ端
末およびフロア端末に採決の結果を映像信号に表示させ
るなどの処理を行う。
【0023】また、フロア用グループ処理部213のデ
ータ処理部263では、各フロア端末204〜205か
らの発言要求に対して発言制御を行うとともに、会議中
の各フロア端末からの採決に対する処理を行ってパネラ
用グループ処理部212の制御部243へ通知を行う。
【0024】回線インタフェース部214から受信した
映像および音声信号は分離されて、映像または音声ごと
に復号され、また回線ごとに異なる位相合わせをするた
め同期が取られている。さらに映像処理部241で各画
素を1個ごとに間引いて縮小し、さらにこの映像縮小情
報を合成し、これを各端末からの要求に対応してこの合
成映像か特定端末の映像に切り替え処理を行い、パネラ
端末201〜203に対しては、それぞれ映像符号化復
号部231〜233内の符号器で符号化して各パネラ端
末に送信し、フロア端末204〜205に対しては映像
符号化復号部251内の符号器で符号化して各フロア端
末へ送信する。
【0025】回線インタフェース部214で分離された
音声については、音声符号化復号部234〜236内の
復号部で復号化され、音声処理部242で(N−1)加
算、すなわち自端末以外の音声を加算する処理を行い、
パネラ端末201〜203に対してはそれぞれ音声符号
化復号部234〜236内の符号器で符号化するととも
に、フロア端末204〜205に対しては音声符号化復
号部252内の符号器で符号化して各端末に分配され
る。
【0026】次に本実施例による通信会議における動作
を説明する。
【0027】フロア用グループ処理部213の呼制御部
264は、会議開始時に映像・音声の片方向の下り回線
を設定し、多地点間通信制御装置211と各フロア端末
204〜205とは通信網210内の複写機能を利用し
てツリー状の分配回線を設定する。一方、会議中にフロ
ア端末側から質問を行いたい場合には、当該フロア端末
204〜205からデータ回線(2点鎖線)を設定し
て、発言要求を行い、いずれかのフロア端末から一つだ
けを選択する発言制御をデータ処理部263で行う。そ
してフロア端末204〜205と多地点間通信制御装置
211との間に上りの映像・音声回線(破線)を設定
し、この端末からの映像信号を映像処理部241へ、音
声を音声処理部242へ伝達し、それぞれ映像合成ある
いは切り替えおよび音声加算を行う。この信号は、それ
ぞれ映像分配処理部261および音声分配処理部262
で受信され、各パネラ端末201〜203およびフロア
端末204〜205に送信および分配される。
【0028】また、フロア端末204〜205の意見を
集約したい場合には、多数決などの採決をとるため、呼
制御部264からフロア端末204〜205のフロア端
末に対してデータの片方向回線を同時に設定する。各フ
ロア端末204〜205からの情報は、データ送受信部
253、254で受信し、データ処理部263で多数決
処理が行われ、その情報は制御部243へ伝達される。
この結果は、映像処理部241でスーパーインポーズな
どの合成処理がされ、各端末に伝達される。
【0029】図3は、上述の通信会議におけるマルチメ
ディア端末201〜205と多地点間通信制御装置21
1間の回線設定を説明する図である。
【0030】多地点間通信制御装置211は、パネラ端
末201〜203には双方向回線を設定し、フロア端末
204〜205に対しては、(a)聴講時には片方向回
線、(b)フロア側から質問する場合には発言制御を行
って個別に片方向上り回線を追加設定し、(c)さらに
フロア全体に採決を求める場合などは、片方向の上り収
集同時複数回線を設定する。
【0031】このように、多地点間通信制御装置211
とマルチメディア端末201〜205間は、通常端末側
への下りの片方向の回線のみが設定されているが、必要
に応じてパネラへ質問したり、討論に参加するため、マ
ルチメディア端末側から多地点間通信制御装置211側
へ上りの回線を個別に設定し、あるいはフロアの意見を
集約するためすべてのフロア端末から多地点間通信制御
装置211側へ上りの片方向同時回線を設定して、フロ
ア側の情報を一斉に収集することができる。
【0032】このため、パネラ間は常時互いにコミュニ
ケーションが可能であり、一方フロア側参加者は、通常
はパネラの会議を行っている状況を聴講していて見聞き
するだけであるが、必要に応じて発言権を得て質問をし
たり、あるいは全てのフロア端末が採決に加わることが
できる。
【0033】なお、上述の説明においては、マルチメデ
ィア端末201〜205と図4に示した従来のマルチメ
ディア端末101〜105とを比較すると、本発明の会
議端末では、複数グループに対応して相手端末を指定す
る、すなわち、マルチメディア端末201、202、2
03がパネル端末に、マルチメディア端末204、20
5がフロア端末に指定することが可能なように構成され
ている点で相違する。また、上記実施例の説明では、会
議参加者をあらかじめパネラとフロアの二つのグループ
に分けた例で示したが、会議の進行中に、端末からの要
求により、例えばフロア端末であった端末205をパネ
ラ端末に移行したり、その逆にパネラ端末からフロア端
末にその所属グループを移行することも可能である。ま
た、会議進行中にその発言頻度に基づいて多地点間通信
制御装置211側の制御により各端末のグループの所属
を変更してメンバーの入れ替えを行うことも可能であ
り、グループ所属は必ずしも静的に固定されたことを意
味しない。
【0034】さらに、上記実施例の説明では、説明を容
易にするため、会議参加者をパネラとフロアの二つのグ
ループに分けた例を示したが、3以上のグループに分割
した場合についても同様なグループ処理部を付加するこ
とによって、各種会議を行うことが可能である。
【0035】また、グループ処理として、常時片方向分
配機能とセキュリティを考慮したフィルタ機能を設ける
ことにより公開討論会形式のマルチパーティ通信サービ
スが可能となる。例えば、会議参加者によっては、機密
事項などが含まれていれば映像信号や音声信号の特定の
グループへの送信を所定時間ストップさせたり、映像信
号または音声信号をスクランブルしたりする機能を持た
せることにより、会員でない任意のメンバーが参加でき
るが、会員が得られるマルチメディア情報と非会員が得
られる情報とは異なる方式の公開討論会形式が可能であ
る。このグループ間で映像信号または音声信号をマスク
する機能は、グループ内でのいわゆる耳打ちに使用する
ことができ、会議を円滑に進行する上で重要な役割を果
たす。
【0036】また会議を行っている場合に、司会者ある
いは議長が議事進行する場合があるが、司会者を設ける
場合もパネラのうちの一人を司会者に設定すれば、発言
制御を常に司会者が行うことにより、上記に述べたと同
様に回線設定を行って会議を進めることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、頻繁
に発言する人に対しては個別に双方向伝送路を設定する
とともに、大多数の聞き手側には片方向の回線を設定す
ることにより、全ての会議参加者に常時双方向の回線を
設定するのではなく、各グループごとに必要なときに必
要な回線を設定して最適な通信形態をとることができる
ため、効率的に伝送路を使用でき、通信会議に必要なト
ラヒックを削減し、通信会議の利用者にとっては経済的
に通信会議を行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の通信会議方式を説明する図。
【図2】本発明実施例の多地点間通信制御装置の構成を
示す図。
【図3】本発明実施例の通信会議での回線設定例を示す
図。
【図4】従来の通信会議方式を説明する図。
【図5】従来の通信会議での回線設定例を示す図。
【符号の説明】
101〜105、201〜205 マルチメディア端末 110、210 通信網 111、211 多地点間通信制御装置 212 パネラ用グループ処理部 213 フロア用グループ処理部 214 回線インタフェース部 221〜225 網インタフェース部 231〜233、251 映像符号化復号部 234〜236、252 音声符号化復号部 241 映像処理部 242 音声処理部 243 制御部 244、264 呼制御部 253、254 データ送受信部 261 映像分配処理部 262 音声分配処理部 263 データ処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像および音声を含む信号の入出力がで
    きる複数の端末と、 この複数の端末と通信網を介して接続され上記端末から
    の上記映像信号を切り出しあるいは合成し、上記端末か
    らの音声信号を加算して、それぞれ上記端末へ伝送して
    通信会議を制御する多地点間通信制御装置とを備えた通
    信会議方式において、 上記複数の端末は複数のグループに分割されこの分割さ
    れたグループごとに必要な通信回線の設定を行う手段
    と、 この分割されたグループごとに映像信号および音声信号
    の処理を行う手段とを備えたことを特徴とする通信会議
    方式。
  2. 【請求項2】 映像および音声を含む信号の入出力がで
    きる複数の端末と、 この複数の端末と通信網を介して接続され上記端末から
    の上記映像信号を切り出しあるいは合成し、上記端末か
    らの音声信号を加算して、それぞれ上記端末へ伝送して
    通信会議を制御する多地点間通信制御装置とを備えた通
    信会議装置において、 上記多地点間通信制御装置は、 上記複数の端末を操作にしたがって複数のグループに分
    割する手段と、 参加の程度が大きいグループに対しては、双方向対称の
    伝送路を設定する手段と、 参加の程度が小さいグループに対しては、単一宛先の片
    方向伝送路を設定する手段と、 参加の程度が小さいグループの上記端末に対して複数宛
    先の片方向伝送路を同時設定する手段と、 参加の程度が小さいグループに対して複数送信元から同
    一宛先へ片方向伝送路を同時設定する手段とを備え、 上記端末の映像信号を選択して切り替えあるいは縮小ま
    たは切り出して合成する手段と、 上記切り替えた映像あるいは切り出した映像または合成
    映像信号を選択して、グループごとに各端末へ個別に分
    配する手段と、 ある特定のグループの端末の音声信号を選択的に加算
    し、この加算音声信号をグループごとに各端末に個別に
    分配する手段と、 特定のグループに属する端末からの送信要求を受けこの
    中から特定の端末を選択し、選択された特定の端末との
    間に片方向伝送路を追加設定して該特定の端末の映像信
    号を合成するとともに該特定端末の音声信号を音声加算
    部で加算する手段とを備えることを特徴とする通信会議
    装置。
  3. 【請求項3】 多地点間通信制御装置は、通信会議中に
    端末からの要求あるいは発言の頻度により自動的にある
    グループに属する端末を他のグループに変更する手段を
    含む請求項2記載の通信会議装置。
  4. 【請求項4】 多地点間通信制御装置は、あるグループ
    に属する端末に対しては、当該グループ以外の他のグル
    ープに属する端末からの映像信号あるいは音声信号を操
    作によりマスクする機能を備えた請求項2記載の通信会
    議装置。
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WO2002056555A1 (fr) * 2001-01-15 2002-07-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Unite de service de communication multipoint
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