JPH09298228A - 基板搬送装置および基板搬送方法ならびにその基板搬送装置を備えた半導体集積回路装置の製造装置 - Google Patents
基板搬送装置および基板搬送方法ならびにその基板搬送装置を備えた半導体集積回路装置の製造装置Info
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- JPH09298228A JPH09298228A JP11177496A JP11177496A JPH09298228A JP H09298228 A JPH09298228 A JP H09298228A JP 11177496 A JP11177496 A JP 11177496A JP 11177496 A JP11177496 A JP 11177496A JP H09298228 A JPH09298228 A JP H09298228A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板搬送中に発生する塵埃が基板表面に付着
することによって生じる不良あるいは歩留まりの低下を
防止する。 【解決手段】 スクリューシャフト9を駆動することに
よりウェハホルダ8を移動し、ウェハ2を搬送する基板
搬送装置4を有するウェハ洗浄乾燥装置1において、基
板搬送装置4に、排気管13およびブロアーポンプ14
からなる気流発生機構を設け、その気流発生機構により
天板16から排気口12の方向に気流を発生させる。前
記ウェハホルダ8の駆動によって発生した塵埃を、前記
気流により押し流して排気し、ウェハ2への塵埃の付着
を防止する。
することによって生じる不良あるいは歩留まりの低下を
防止する。 【解決手段】 スクリューシャフト9を駆動することに
よりウェハホルダ8を移動し、ウェハ2を搬送する基板
搬送装置4を有するウェハ洗浄乾燥装置1において、基
板搬送装置4に、排気管13およびブロアーポンプ14
からなる気流発生機構を設け、その気流発生機構により
天板16から排気口12の方向に気流を発生させる。前
記ウェハホルダ8の駆動によって発生した塵埃を、前記
気流により押し流して排気し、ウェハ2への塵埃の付着
を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置、液晶表示装置あるいは磁気ディスク装置等の製造技
術に関し、特に、大気圧下における基板搬送に適用して
有効な技術に関するものである。
置、液晶表示装置あるいは磁気ディスク装置等の製造技
術に関し、特に、大気圧下における基板搬送に適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI(Large Scale Integrated circu
it)に代表される半導体集積回路装置等の製造におい
て、プロセス中に発生する異物あるいは環境中の塵埃に
起因して不良が発生することは周知である。これらの不
良を低減し、歩留まりを向上させるためには、製造工程
中の異物の発生の抑制、および発生した異物のウェハ上
への付着を防止することが必要である。
it)に代表される半導体集積回路装置等の製造におい
て、プロセス中に発生する異物あるいは環境中の塵埃に
起因して不良が発生することは周知である。これらの不
良を低減し、歩留まりを向上させるためには、製造工程
中の異物の発生の抑制、および発生した異物のウェハ上
への付着を防止することが必要である。
【0003】このため、たとえば、洗浄乾燥装置におい
ては、平成7年12月4日、工業調査会発行、「超LS
I製造・試験装置ガイドブック 1996年版」、p7
4〜p79に記載のとおり、装置自身の回転部分からの
発塵を防止するため、回転部の軸受けをシール材やラビ
リンスシールによるシール構造とし、回転部分からの発
塵の基板への付着を防止するため、軸受け周りの雰囲気
を排気する等の手段を講じている。
ては、平成7年12月4日、工業調査会発行、「超LS
I製造・試験装置ガイドブック 1996年版」、p7
4〜p79に記載のとおり、装置自身の回転部分からの
発塵を防止するため、回転部の軸受けをシール材やラビ
リンスシールによるシール構造とし、回転部分からの発
塵の基板への付着を防止するため、軸受け周りの雰囲気
を排気する等の手段を講じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者ら
の検討により以下のような問題があることを認識するに
至った。すなわち、LSIの集積度の向上に伴い、より
微小な異物で不良が発生し、また、より少ない異物で歩
留まりが低下する傾向にあり、前記従来技術のような対
策では十分でないことが判明した。
の検討により以下のような問題があることを認識するに
至った。すなわち、LSIの集積度の向上に伴い、より
微小な異物で不良が発生し、また、より少ない異物で歩
留まりが低下する傾向にあり、前記従来技術のような対
策では十分でないことが判明した。
【0005】つまり、たとえば、上記の洗浄乾燥装置に
おいては、回転駆動部からの発塵にとどまらず、ウェハ
等の基板が広範囲に搬送されるボールベアリングおよび
スクリューシャフト等を用いた搬送部からの発塵も無視
し得ないことを認識するに至った。
おいては、回転駆動部からの発塵にとどまらず、ウェハ
等の基板が広範囲に搬送されるボールベアリングおよび
スクリューシャフト等を用いた搬送部からの発塵も無視
し得ないことを認識するに至った。
【0006】特に、クリーンルーム内のダウンフロー気
流が弱い場合、前記搬送部からの発塵による異物の基板
上への付着量が多くなり、不良の発生が多くなることを
認識した。
流が弱い場合、前記搬送部からの発塵による異物の基板
上への付着量が多くなり、不良の発生が多くなることを
認識した。
【0007】本発明の目的は、広範囲な駆動部を有する
基板搬送装置により搬送される基板上の異物の付着を低
減することのできる基板搬送装置、および基板搬送方法
を提供することにある。
基板搬送装置により搬送される基板上の異物の付着を低
減することのできる基板搬送装置、および基板搬送方法
を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、前記異物の付着の防
止を簡便に実現できる基板搬送装置、および基板搬送方
法を提供することにある。
止を簡便に実現できる基板搬送装置、および基板搬送方
法を提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、基板への異物
付着を防止した搬送機構を備えた半導体集積回路装置の
製造装置を提供することにある。
付着を防止した搬送機構を備えた半導体集積回路装置の
製造装置を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】(1)本発明の基板搬送装置は、基板また
は基板を保持する基板ステージを駆動機構を用いて広範
囲に駆動することにより基板を搬送する基板搬送装置で
あって、基板または基板ステージが搬送される移動領域
の全域にわたって、駆動機構を下流とする気流を発生す
るための気流発生機構を備えているものである。
は基板を保持する基板ステージを駆動機構を用いて広範
囲に駆動することにより基板を搬送する基板搬送装置で
あって、基板または基板ステージが搬送される移動領域
の全域にわたって、駆動機構を下流とする気流を発生す
るための気流発生機構を備えているものである。
【0013】このような基板搬送装置によれば、前記移
動領域の全域にわたって、駆動機構を下流とする気流を
発生するための気流発生機構を備えているため、駆動機
構から発生した異物を、前記気流とともに排気し、基板
の表面に異物が付着するのを防止することができる。ま
た、前記気流は、基板の移動領域全面にわたって発生さ
れているため、基板の移動領域全面において、異物の付
着を防止することが可能である。この結果、基板への異
物付着量が減少し、不良の発生を抑制して、製品の歩留
まりを向上することができる。
動領域の全域にわたって、駆動機構を下流とする気流を
発生するための気流発生機構を備えているため、駆動機
構から発生した異物を、前記気流とともに排気し、基板
の表面に異物が付着するのを防止することができる。ま
た、前記気流は、基板の移動領域全面にわたって発生さ
れているため、基板の移動領域全面において、異物の付
着を防止することが可能である。この結果、基板への異
物付着量が減少し、不良の発生を抑制して、製品の歩留
まりを向上することができる。
【0014】(2)本発明の基板搬送装置は、前記
(1)記載の基板搬送装置であって、気流発生機構は、
複数の排気口と排気口に接続された排気手段とを有する
ものであり、前記駆動機構が、移動領域と排気口との間
に設けられたものである。
(1)記載の基板搬送装置であって、気流発生機構は、
複数の排気口と排気口に接続された排気手段とを有する
ものであり、前記駆動機構が、移動領域と排気口との間
に設けられたものである。
【0015】このような基板搬送装置によれば、駆動機
構を挟んで移動領域に対向する領域に排気口を設け、そ
の排気口に接続された排気手段により雰囲気気体を排気
するため、駆動領域を移動領域よりも前記排気による気
流の下流側とすることができる。これにより、駆動機構
で発生した異物の基板表面への付着を防止することがで
きる。また、複数個の排気口を設けるため、移動領域全
域に気流を発生することができる。これにより、移動領
域の全面にわたって、基板への異物の付着を防止するこ
とができる。
構を挟んで移動領域に対向する領域に排気口を設け、そ
の排気口に接続された排気手段により雰囲気気体を排気
するため、駆動領域を移動領域よりも前記排気による気
流の下流側とすることができる。これにより、駆動機構
で発生した異物の基板表面への付着を防止することがで
きる。また、複数個の排気口を設けるため、移動領域全
域に気流を発生することができる。これにより、移動領
域の全面にわたって、基板への異物の付着を防止するこ
とができる。
【0016】(3)本発明の基板搬送装置は、前記
(1)記載の基板搬送装置であって、気流発生機構は、
移動領域および駆動機構を含む作業空間と作業空間より
も圧力の低いバッファ空間とを隔てる多数の細孔を有す
る隔壁と、バッファ空間を作業空間よりも低い圧力に保
持するための排気手段とを有するものであり、駆動機構
が、移動領域と気流発生機構との間に設けられたもので
ある。
(1)記載の基板搬送装置であって、気流発生機構は、
移動領域および駆動機構を含む作業空間と作業空間より
も圧力の低いバッファ空間とを隔てる多数の細孔を有す
る隔壁と、バッファ空間を作業空間よりも低い圧力に保
持するための排気手段とを有するものであり、駆動機構
が、移動領域と気流発生機構との間に設けられたもので
ある。
【0017】このような基板搬送装置によれば、作業空
間とバッファ空間との間に多数の細孔を有する隔壁を設
け、バッファ空間を作業空間よりも低い圧力に保持する
ため、隔壁の全面にわたって均一に気流を発生させるこ
とができる。このため、移動領域の全面にわたって気流
を発生することができ、特に、移動領域の端部において
は気流が減少する傾向にあるため、本発明の隔壁を用い
て均一に気流を発生する効果は大きい。なお、隔壁に開
孔した細孔の分布は均一であってもよいが、移動領域端
部の気流を強くする目的で、隔壁端部の細孔密度を大き
くし、隔壁中央部の細孔密度を小さくするように細孔密
度に分布を設けてもよい。
間とバッファ空間との間に多数の細孔を有する隔壁を設
け、バッファ空間を作業空間よりも低い圧力に保持する
ため、隔壁の全面にわたって均一に気流を発生させるこ
とができる。このため、移動領域の全面にわたって気流
を発生することができ、特に、移動領域の端部において
は気流が減少する傾向にあるため、本発明の隔壁を用い
て均一に気流を発生する効果は大きい。なお、隔壁に開
孔した細孔の分布は均一であってもよいが、移動領域端
部の気流を強くする目的で、隔壁端部の細孔密度を大き
くし、隔壁中央部の細孔密度を小さくするように細孔密
度に分布を設けてもよい。
【0018】また、このような基板搬送装置によれば、
駆動機構が移動領域と気流発生機構との間に設けられて
いるため、駆動機構から発生した異物を移動領域中を移
動している基板表面に付着することなく排気することが
可能となる。
駆動機構が移動領域と気流発生機構との間に設けられて
いるため、駆動機構から発生した異物を移動領域中を移
動している基板表面に付着することなく排気することが
可能となる。
【0019】(4)本発明の基板搬送装置は、前記
(1)〜(3)記載の基板搬送装置であって、気流が、
0.1m/s以上であることを特徴とするものである。
(1)〜(3)記載の基板搬送装置であって、気流が、
0.1m/s以上であることを特徴とするものである。
【0020】このような基板搬送装置によれば、気流
を、0.1m/s以上とするため、駆動機構から発生した
異物の基板表面への付着を確実に防止することができ
る。0.1m/sという値は、発明者らの検討により、異
物付着の十分な防止するに必要な値として認識されたも
のである。
を、0.1m/s以上とするため、駆動機構から発生した
異物の基板表面への付着を確実に防止することができ
る。0.1m/sという値は、発明者らの検討により、異
物付着の十分な防止するに必要な値として認識されたも
のである。
【0021】(5)本発明の基板搬送方法は、基板また
は基板を保持する基板ステージを駆動機構を用いて広範
囲に駆動することにより基板を搬送する基板搬送方法で
あって、基板または基板ステージの移動領域の全域にわ
たって駆動機構を下流とする気流を発生せしめ、基板を
気流内で移動せしめることを特徴とするものである。
は基板を保持する基板ステージを駆動機構を用いて広範
囲に駆動することにより基板を搬送する基板搬送方法で
あって、基板または基板ステージの移動領域の全域にわ
たって駆動機構を下流とする気流を発生せしめ、基板を
気流内で移動せしめることを特徴とするものである。
【0022】このような基板搬送方法によれば、移動領
域の全域にわたって駆動機構を下流とする気流を発生せ
しめ、基板を気流内で移動せしめるため、駆動機構で発
生した異物を、前記気流により押し流し、基板表面に付
着しないようにすることができる。
域の全域にわたって駆動機構を下流とする気流を発生せ
しめ、基板を気流内で移動せしめるため、駆動機構で発
生した異物を、前記気流により押し流し、基板表面に付
着しないようにすることができる。
【0023】(6)本発明の半導体集積回路装置の製造
装置は、基板ロード部から基板表面の処理を行う基板処
理部への基板の搬送、基板処理部間の基板の搬送、また
は基板処理部から基板アンロード部への基板の搬送を、
大気圧環境下で行う基板搬送装置を備えた半導体集積回
路装置の製造装置であって、基板搬送装置は、搬送を実
現する駆動機構を下流とする気流を基板の搬送領域の全
面にわたって発生する気流発生機構を備え、基板の搬送
は、気流内で行われるものである。
装置は、基板ロード部から基板表面の処理を行う基板処
理部への基板の搬送、基板処理部間の基板の搬送、また
は基板処理部から基板アンロード部への基板の搬送を、
大気圧環境下で行う基板搬送装置を備えた半導体集積回
路装置の製造装置であって、基板搬送装置は、搬送を実
現する駆動機構を下流とする気流を基板の搬送領域の全
面にわたって発生する気流発生機構を備え、基板の搬送
は、気流内で行われるものである。
【0024】このような半導体集積回路装置の製造装置
によれば、駆動機構を下流とする気流を基板の搬送領域
の全面にわたって発生する気流発生機構を備え、気流内
で基板の搬送を行うものであるため、搬送中の基板表面
に駆動機構から発生した異物を付着しないようにするこ
とができる。
によれば、駆動機構を下流とする気流を基板の搬送領域
の全面にわたって発生する気流発生機構を備え、気流内
で基板の搬送を行うものであるため、搬送中の基板表面
に駆動機構から発生した異物を付着しないようにするこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である基板搬送装置を備えた半導体集積回路装置
の製造装置の一例であるウェハ洗浄乾燥装置の要部を示
した側面図であり、図2は、図1に示したウェハ洗浄乾
燥装置の要部を示した上面図である。
の形態である基板搬送装置を備えた半導体集積回路装置
の製造装置の一例であるウェハ洗浄乾燥装置の要部を示
した側面図であり、図2は、図1に示したウェハ洗浄乾
燥装置の要部を示した上面図である。
【0027】本実施の形態1のウェハ洗浄乾燥装置1
は、ウェハ2を1枚ずつ処理する枚葉式のウェハ洗浄乾
燥装置であって、ウェハ2をロードおよびアンロードす
るロードアンロード部3、ウェハ2を搬送する基板搬送
装置4、ウェハ2の表面および裏面の洗浄または乾燥を
実施する各処理室からなる。
は、ウェハ2を1枚ずつ処理する枚葉式のウェハ洗浄乾
燥装置であって、ウェハ2をロードおよびアンロードす
るロードアンロード部3、ウェハ2を搬送する基板搬送
装置4、ウェハ2の表面および裏面の洗浄または乾燥を
実施する各処理室からなる。
【0028】ウェハ2の表面および裏面の洗浄または乾
燥を実施する各処理室は、ウェハ2を反転させる反転室
5a、ウェハ2の裏面を洗浄する洗浄室6a、ウェハ2
を反転させる反転室5b、ウェハ2の表面を洗浄する洗
浄室6bおよびウェハ2を乾燥させるヒータ室7からな
る。
燥を実施する各処理室は、ウェハ2を反転させる反転室
5a、ウェハ2の裏面を洗浄する洗浄室6a、ウェハ2
を反転させる反転室5b、ウェハ2の表面を洗浄する洗
浄室6bおよびウェハ2を乾燥させるヒータ室7からな
る。
【0029】ウェハ2を搬送する基板搬送装置4は、ウ
ェハ2を広範囲に搬送する基板搬送装置であり、前記各
処理室間のウェハ2の移動を実行する。
ェハ2を広範囲に搬送する基板搬送装置であり、前記各
処理室間のウェハ2の移動を実行する。
【0030】ウェハ2の移動は、ウェハ2を保持するウ
ェハホルダ8を、ボールベアリングを用いたスクリュー
シャフト9およびガイド10からなる駆動機構により駆
動して搬送する。ウェハ2は、スクリューシャフト9お
よびガイド10の上部の移動領域11内で移動すること
となる。
ェハホルダ8を、ボールベアリングを用いたスクリュー
シャフト9およびガイド10からなる駆動機構により駆
動して搬送する。ウェハ2は、スクリューシャフト9お
よびガイド10の上部の移動領域11内で移動すること
となる。
【0031】基板搬送装置4には、排気口12を有する
排気管13と、その排気管13に接続され、雰囲気気体
を排気する排気手段であるブロアーポンプ14とからな
る気流発生機構を有する。排気口12は、移動領域11
の下部に複数個設けられており、駆動機構であるスクリ
ューシャフト9およびガイド10は、移動領域11と排
気口12との間に設置されている。
排気管13と、その排気管13に接続され、雰囲気気体
を排気する排気手段であるブロアーポンプ14とからな
る気流発生機構を有する。排気口12は、移動領域11
の下部に複数個設けられており、駆動機構であるスクリ
ューシャフト9およびガイド10は、移動領域11と排
気口12との間に設置されている。
【0032】また、ウェハ洗浄乾燥装置1の下部にはそ
の下部を覆うドレインパン15が設けられ、ウェハ洗浄
乾燥装置1の上部にはメッシュ状の開口を有する天板1
6が設けられている。
の下部を覆うドレインパン15が設けられ、ウェハ洗浄
乾燥装置1の上部にはメッシュ状の開口を有する天板1
6が設けられている。
【0033】次に、本実施の形態1のウェハ洗浄乾燥装
置1の洗浄乾燥工程について説明する。
置1の洗浄乾燥工程について説明する。
【0034】ロードアンロード部3に設置されたウェハ
カセット17内のウェハ2をロボットアーム等のウェハ
移動手段によりウェハホルダ8に移動する。ウェハホル
ダ8は、スクリューシャフト9の回転により駆動され、
ガイド10に沿って搬送される。このときウェハ2は、
移動領域11内を移動することとなる。
カセット17内のウェハ2をロボットアーム等のウェハ
移動手段によりウェハホルダ8に移動する。ウェハホル
ダ8は、スクリューシャフト9の回転により駆動され、
ガイド10に沿って搬送される。このときウェハ2は、
移動領域11内を移動することとなる。
【0035】ウェハ2は、反転室5aの前面まで基板搬
送装置4により搬送され、ロボットアームにより反転室
5a内に導入される。ここでウェハ2は裏面を上面とす
るよう反転される。その後、ウェハ2は、ロボットアー
ムによりウェハホルダ8に移動され、同様に洗浄室6a
に導入される。ここで、ウェハ2の裏面が洗浄される。
送装置4により搬送され、ロボットアームにより反転室
5a内に導入される。ここでウェハ2は裏面を上面とす
るよう反転される。その後、ウェハ2は、ロボットアー
ムによりウェハホルダ8に移動され、同様に洗浄室6a
に導入される。ここで、ウェハ2の裏面が洗浄される。
【0036】裏面洗浄の終了したウェハ2は、ロボット
アームによりウェハホルダ8に移動され、反転室5bの
前面まで基板搬送装置4により搬送され、ロボットアー
ムにより反転室5b内に導入される。ここでウェハ2は
表面を上面とするよう反転される。その後、ウェハ2
は、ロボットアームによりウェハホルダ8に移動され、
洗浄室6bの前面まで基板搬送装置4により搬送され、
洗浄室6bに導入される。ここで、ウェハ2の表面が洗
浄される。
アームによりウェハホルダ8に移動され、反転室5bの
前面まで基板搬送装置4により搬送され、ロボットアー
ムにより反転室5b内に導入される。ここでウェハ2は
表面を上面とするよう反転される。その後、ウェハ2
は、ロボットアームによりウェハホルダ8に移動され、
洗浄室6bの前面まで基板搬送装置4により搬送され、
洗浄室6bに導入される。ここで、ウェハ2の表面が洗
浄される。
【0037】表裏両面の洗浄が終了したウェハ2は、ヒ
ータ室7内に導入され、加熱により乾燥され、ロボット
アームによりウェハホルダ8に戻された後、ロードアン
ロード部3に設置されたウェハカセット17内に移動さ
れて、一連の処理を終了する。
ータ室7内に導入され、加熱により乾燥され、ロボット
アームによりウェハホルダ8に戻された後、ロードアン
ロード部3に設置されたウェハカセット17内に移動さ
れて、一連の処理を終了する。
【0038】前記処理の流れは、1枚のウェハに着目し
て説明したものであり、各ウェハの処理に時間差を設け
て、同時に処理複数枚処理できることはいうまでもな
い。この場合、洗浄、反転、乾燥、移動等の各処理がス
ムーズに行われるように、マイクロコンピュータ等を用
いて制御してもよい。
て説明したものであり、各ウェハの処理に時間差を設け
て、同時に処理複数枚処理できることはいうまでもな
い。この場合、洗浄、反転、乾燥、移動等の各処理がス
ムーズに行われるように、マイクロコンピュータ等を用
いて制御してもよい。
【0039】上記の洗浄乾燥工程において、ウェハ2の
搬送中に、排気管13およびブロアーポンプ14からな
る気流発生機構により、ウェハ2の移動する移動領域1
1の全域にわたって気流を発生させる。
搬送中に、排気管13およびブロアーポンプ14からな
る気流発生機構により、ウェハ2の移動する移動領域1
1の全域にわたって気流を発生させる。
【0040】この気流は、ブロアーポンプ14により排
気口12から雰囲気気体を排気することにより発生させ
るものであり、移動領域11から排気口12の方向に流
れるものである。よって、スクリューシャフト9および
ガイド10からなる駆動機構とウェハホルダ8との摺動
により発生する塵埃を効果的に排気口12の方向に排気
することができ、ウェハ2の表面への異物の付着を防止
することができる。
気口12から雰囲気気体を排気することにより発生させ
るものであり、移動領域11から排気口12の方向に流
れるものである。よって、スクリューシャフト9および
ガイド10からなる駆動機構とウェハホルダ8との摺動
により発生する塵埃を効果的に排気口12の方向に排気
することができ、ウェハ2の表面への異物の付着を防止
することができる。
【0041】なお、排気口12は、図1および図2に示
すように2箇所に設けているため、前記気流をほぼ均等
に発生することができる。
すように2箇所に設けているため、前記気流をほぼ均等
に発生することができる。
【0042】また、駆動機構はウェハ2に対して気流の
下流側に位置するため、気流により押し流される塵埃
の、ウェハ2への付着を防止することができる。
下流側に位置するため、気流により押し流される塵埃
の、ウェハ2への付着を防止することができる。
【0043】本実施の形態1の基板搬送装置4を備えた
ウェハ洗浄乾燥装置1によれば、上記の通り、ウェハ2
の表面への異物の付着を防止し、不良の発生を低減する
ことができる。この効果を図3を用いて説明する。
ウェハ洗浄乾燥装置1によれば、上記の通り、ウェハ2
の表面への異物の付着を防止し、不良の発生を低減する
ことができる。この効果を図3を用いて説明する。
【0044】図3(a)は、図1に示した位置a,b,
cにおけるダウンフローの風速を、気流発生機構を設置
する以前の状態である対策前と、気流発生機構を設置し
た後の状態である対策後とを、比較した状態で示したも
のである。
cにおけるダウンフローの風速を、気流発生機構を設置
する以前の状態である対策前と、気流発生機構を設置し
た後の状態である対策後とを、比較した状態で示したも
のである。
【0045】対策前(○印)に比較して、対策後(□
印)のダウンフロー風速が0.1m/s以上増加している
ことが確認できる。
印)のダウンフロー風速が0.1m/s以上増加している
ことが確認できる。
【0046】なお、位置dは、装置周辺部を示す。
【0047】また、図3(b)は、対策の前後における
搬送時のウェハ2上の0.2μm以上の異物数を比較して
示したものである。
搬送時のウェハ2上の0.2μm以上の異物数を比較して
示したものである。
【0048】対策前においては、ウェハ1枚あたりに最
大で30個存在した異物が、対策後のおいては、その5
0%以下であるウェハ1枚あたり15個以下に減少して
いることが確認できる。
大で30個存在した異物が、対策後のおいては、その5
0%以下であるウェハ1枚あたり15個以下に減少して
いることが確認できる。
【0049】上記データが示すように、本実施の形態1
の基板搬送装置4によれば、気流発生機構を備えたこと
により、駆動機構から発生する塵埃をウェハ2に付着さ
せることなく除去することが可能である。
の基板搬送装置4によれば、気流発生機構を備えたこと
により、駆動機構から発生する塵埃をウェハ2に付着さ
せることなく除去することが可能である。
【0050】なお、本実施の形態1では、排気手段とし
てブロアーポンプ14を用いた例を示したが、これを図
4に示すような、窒素ガスの噴流により排気するアスピ
レータ18としてもよい。
てブロアーポンプ14を用いた例を示したが、これを図
4に示すような、窒素ガスの噴流により排気するアスピ
レータ18としてもよい。
【0051】この場合、窒素ガスを用いるため、オイル
ミスト等の汚染要因がなく、クリーンな排気手段を実現
することができる。
ミスト等の汚染要因がなく、クリーンな排気手段を実現
することができる。
【0052】(実施の形態2)図5は、本発明の他の実
施の形態である基板搬送装置を備えた半導体集積回路装
置の製造装置の一例であるウェハ洗浄乾燥装置の要部を
示した側面図である。
施の形態である基板搬送装置を備えた半導体集積回路装
置の製造装置の一例であるウェハ洗浄乾燥装置の要部を
示した側面図である。
【0053】本実施の形態2のウェハ洗浄乾燥装置19
は、気流発生機構を除き、実施の形態1のウェハ洗浄乾
燥装置1と同様な構成を有するものである。よって、以
下の説明では実施の形態1のそれと相違する気流発生機
構を備えた基板搬送装置について説明し、その他の構成
の説明は省略する。
は、気流発生機構を除き、実施の形態1のウェハ洗浄乾
燥装置1と同様な構成を有するものである。よって、以
下の説明では実施の形態1のそれと相違する気流発生機
構を備えた基板搬送装置について説明し、その他の構成
の説明は省略する。
【0054】本実施の形態2の基板搬送装置20は、実
施の形態1と同様に、スクリューシャフト9およびガイ
ド10からなる駆動機構によりウェハホルダ8を駆動し
て、ウェハ2を広範囲に搬送する基板搬送装置である。
施の形態1と同様に、スクリューシャフト9およびガイ
ド10からなる駆動機構によりウェハホルダ8を駆動し
て、ウェハ2を広範囲に搬送する基板搬送装置である。
【0055】また、基板搬送装置20には、実施の形態
1と同様に気流発生機構が設けられているが、本実施の
形態2の気流発生機構は以下のような構造を有するもの
である。
1と同様に気流発生機構が設けられているが、本実施の
形態2の気流発生機構は以下のような構造を有するもの
である。
【0056】すなわち、本実施の形態2の気流発生機構
は、ウェハホルダ8および駆動機構が設けられている作
業空間21とバッファ空間22とを隔てる隔壁23とを
有するものである。
は、ウェハホルダ8および駆動機構が設けられている作
業空間21とバッファ空間22とを隔てる隔壁23とを
有するものである。
【0057】バッファ空間22は、それに接続されたブ
ロアーポンプ14により排気され、作業空間21よりも
圧力の低い状態に保持されているものである。
ロアーポンプ14により排気され、作業空間21よりも
圧力の低い状態に保持されているものである。
【0058】また、隔壁23には、多数の細孔24が形
成され、この細孔24を通して作業空間21内の気体を
バッファ空間22に排気するものである。
成され、この細孔24を通して作業空間21内の気体を
バッファ空間22に排気するものである。
【0059】本実施の形態2の基板搬送装置20を備え
たウェハ洗浄乾燥装置19によれば、実施の形態1で説
明した効果に加えて以下のような効果を有する。
たウェハ洗浄乾燥装置19によれば、実施の形態1で説
明した効果に加えて以下のような効果を有する。
【0060】このような気流発生機構により、作業空間
21内には、隔壁23の方向に気流が発生する。この気
流内では、ウェハ2が駆動機構の上流側に位置するた
め、駆動機構から発生した塵埃がウェハ2に付着して異
物となることがない。その結果、本基板搬送装置20を
備えたウェハ洗浄乾燥装置19を用いれば、ウェハ2へ
の異物の付着を抑制して不良の発生を低減することがで
きる。
21内には、隔壁23の方向に気流が発生する。この気
流内では、ウェハ2が駆動機構の上流側に位置するた
め、駆動機構から発生した塵埃がウェハ2に付着して異
物となることがない。その結果、本基板搬送装置20を
備えたウェハ洗浄乾燥装置19を用いれば、ウェハ2へ
の異物の付着を抑制して不良の発生を低減することがで
きる。
【0061】また、本基板搬送装置20によれば、隔壁
23を用いているため、隔壁23の方向に均一な気流を
発生することが可能であり、ウェハ2の移動領域11の
全面において、安定な異物付着抑制効果を得ることがで
きる。
23を用いているため、隔壁23の方向に均一な気流を
発生することが可能であり、ウェハ2の移動領域11の
全面において、安定な異物付着抑制効果を得ることがで
きる。
【0062】なお、隔壁23に開口された細孔24は、
均一に開口されたものであってもよいが、ウェハ洗浄乾
燥装置19の端部の位置aおよびbにおける気流の流速
を確保するため、隔壁23の端部において開口密度が高
くなるように、分布を持たせてもよい。
均一に開口されたものであってもよいが、ウェハ洗浄乾
燥装置19の端部の位置aおよびbにおける気流の流速
を確保するため、隔壁23の端部において開口密度が高
くなるように、分布を持たせてもよい。
【0063】また、排気手段としてブロアーポンプ14
の代わりにアスピレータを用いてもよいことはいうまで
もない。
の代わりにアスピレータを用いてもよいことはいうまで
もない。
【0064】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0065】たとえば、上記実施の形態1および2で
は、ウェハ2を水平に保持して搬送する例について説明
したが、ウェハ2を垂直に保持するものであってもよ
く、また、上記実施の形態1および2では、ウェハ2を
1枚ずつ処理する枚葉式について説明したが、カセット
に装填された状態で多数のウェハ2を搬送する方式であ
ってもよい。
は、ウェハ2を水平に保持して搬送する例について説明
したが、ウェハ2を垂直に保持するものであってもよ
く、また、上記実施の形態1および2では、ウェハ2を
1枚ずつ処理する枚葉式について説明したが、カセット
に装填された状態で多数のウェハ2を搬送する方式であ
ってもよい。
【0066】また、上記実施の形態1および2では、基
板搬送装置4,20を備えた半導体集積回路装置の製造
装置としてウェハ洗浄乾燥装置の例を説明したが、ウェ
ハの広範囲な移動を必要とする製造装置であれば、本発
明を適用することは可能である。たとえば、CVD、ス
パッタ、エッチング、イオンインプランテーション等の
処理装置のロードロック室への搬送、オートプローバ内
の搬送、レジストの塗布および現像を行うレジスト処理
装置の搬送、SOG膜形成装置内の搬送、CMP装置内
の搬送等に適用することができる。
板搬送装置4,20を備えた半導体集積回路装置の製造
装置としてウェハ洗浄乾燥装置の例を説明したが、ウェ
ハの広範囲な移動を必要とする製造装置であれば、本発
明を適用することは可能である。たとえば、CVD、ス
パッタ、エッチング、イオンインプランテーション等の
処理装置のロードロック室への搬送、オートプローバ内
の搬送、レジストの塗布および現像を行うレジスト処理
装置の搬送、SOG膜形成装置内の搬送、CMP装置内
の搬送等に適用することができる。
【0067】さらに、上記実施の形態1および2では、
駆動機構としてスクリューシャフト9およびガイド10
を用いた例を示したが、これに限定されるわけではな
く、機械的駆動を有する駆動機構であればよい。たとえ
ば、ラバーローラあるいは並設されたラバーリング上に
ウェハ2を直接設置し、ラバーローラの回転あるいはラ
バーリングを駆動するローラの回転によりウェハ2を搬
送するものであってもよい。
駆動機構としてスクリューシャフト9およびガイド10
を用いた例を示したが、これに限定されるわけではな
く、機械的駆動を有する駆動機構であればよい。たとえ
ば、ラバーローラあるいは並設されたラバーリング上に
ウェハ2を直接設置し、ラバーローラの回転あるいはラ
バーリングを駆動するローラの回転によりウェハ2を搬
送するものであってもよい。
【0068】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0069】(1)移動領域の全域にわたって駆動機構
を下流とする気流を発生するための気流発生機構を備え
ているため、駆動機構から発生した異物を気流とともに
排気し、基板の表面に異物が付着するのを防止すること
ができる。この結果、基板への異物付着量が減少し、不
良の発生を抑制して、製品の歩留まりを向上することが
できる。
を下流とする気流を発生するための気流発生機構を備え
ているため、駆動機構から発生した異物を気流とともに
排気し、基板の表面に異物が付着するのを防止すること
ができる。この結果、基板への異物付着量が減少し、不
良の発生を抑制して、製品の歩留まりを向上することが
できる。
【0070】(2)基板の移動領域全面にわたって気流
を発生されているため、基板の移動領域全面において、
異物の付着を防止することが可能である。
を発生されているため、基板の移動領域全面において、
異物の付着を防止することが可能である。
【0071】(3)駆動機構を挟んで移動領域に対向す
る領域に排気口を設け、その排気口に接続された排気手
段により雰囲気気体を排気するため、駆動領域を移動領
域よりも前記排気による気流の下流側とすることができ
る。これにより、駆動機構で発生した異物の基板表面へ
の付着を防止することができる。また、複数個の排気口
を設けるため、移動領域全域に気流を発生することがで
きる。
る領域に排気口を設け、その排気口に接続された排気手
段により雰囲気気体を排気するため、駆動領域を移動領
域よりも前記排気による気流の下流側とすることができ
る。これにより、駆動機構で発生した異物の基板表面へ
の付着を防止することができる。また、複数個の排気口
を設けるため、移動領域全域に気流を発生することがで
きる。
【0072】(4)作業空間とバッファ空間との間に多
数の細孔を有する隔壁を設け、バッファ空間を作業空間
よりも低い圧力に保持するため、隔壁の全面にわたって
均一に気流を発生させることができる。特に、移動領域
の端部においては気流が減少する場合に効果的である。
数の細孔を有する隔壁を設け、バッファ空間を作業空間
よりも低い圧力に保持するため、隔壁の全面にわたって
均一に気流を発生させることができる。特に、移動領域
の端部においては気流が減少する場合に効果的である。
【0073】(5)移動領域の全域にわたって駆動機構
を下流とする気流を発生せしめ、基板を気流内で移動せ
しめるため、駆動機構で発生した異物を、前記気流によ
り押し流し、基板表面に付着しないようにすることがで
きる。
を下流とする気流を発生せしめ、基板を気流内で移動せ
しめるため、駆動機構で発生した異物を、前記気流によ
り押し流し、基板表面に付着しないようにすることがで
きる。
【0074】(6)気流を、0.1m/s以上とするた
め、駆動機構から発生した異物の基板表面への付着を確
実に防止することができる。
め、駆動機構から発生した異物の基板表面への付着を確
実に防止することができる。
【図1】本発明の一実施の形態である基板搬送装置を備
えた半導体集積回路装置の製造装置の一例であるウェハ
洗浄乾燥装置をその要部について示した側面図である。
えた半導体集積回路装置の製造装置の一例であるウェハ
洗浄乾燥装置をその要部について示した側面図である。
【図2】図1に示したウェハ洗浄乾燥装置の要部を示し
た上面図である。
た上面図である。
【図3】(a)は、図1に示した位置a,b,cにおけ
るダウンフローの風速を、気流発生機構を設置する以前
の状態である対策前と、気流発生機構を設置した後の状
態である対策後とを、比較して示したグラフであり、
(b)は、対策の前後におけるウェハ上の異物数を比較
して示したグラフである。
るダウンフローの風速を、気流発生機構を設置する以前
の状態である対策前と、気流発生機構を設置した後の状
態である対策後とを、比較して示したグラフであり、
(b)は、対策の前後におけるウェハ上の異物数を比較
して示したグラフである。
【図4】本発明の一実施の形態である基板搬送装置を備
えた半導体集積回路装置の製造装置の他の一例であるウ
ェハ洗浄乾燥装置をその要部について示した側面図であ
る。
えた半導体集積回路装置の製造装置の他の一例であるウ
ェハ洗浄乾燥装置をその要部について示した側面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態である基板搬送装置を
備えた半導体集積回路装置の製造装置の一例であるウェ
ハ洗浄乾燥装置をその要部について示した側面図であ
る。
備えた半導体集積回路装置の製造装置の一例であるウェ
ハ洗浄乾燥装置をその要部について示した側面図であ
る。
1 ウェハ洗浄乾燥装置 2 ウェハ 3 ロードアンロード部 4 基板搬送装置 5a 反転室 5b 反転室 6a 洗浄室 6b 洗浄室 7 ヒータ室 8 ウェハホルダ 9 スクリューシャフト 10 ガイド 11 移動領域 12 排気口 13 排気管 14 ブロアーポンプ 15 ドレインパン 16 天板 17 ウェハカセット 18 アスピレータ 19 ウェハ洗浄乾燥装置 20 基板搬送装置 21 作業空間 22 バッファ空間 23 隔壁 24 細孔 a,b,c,d 位置
Claims (6)
- 【請求項1】 基板または基板を保持する基板ステージ
を、駆動機構を用いて広範囲に駆動することにより前記
基板を搬送する基板搬送装置であって、 前記基板または前記基板ステージが搬送される移動領域
の全域にわたって、前記駆動機構を下流側とする気流を
発生するための気流発生機構が設けられていることを特
徴とする基板搬送装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板搬送装置であって、 前記気流発生機構は、複数の排気口と、前記排気口に接
続された排気手段とを有するものであり、 前記駆動機構が、前記移動領域と前記排気口との間に設
けられたことを特徴とする基板搬送装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の基板搬送装置であって、 前記気流発生機構は、前記移動領域および前記駆動機構
を含む作業空間と前記作業空間よりも圧力の低いバッフ
ァ空間とを隔てる多数の細孔を有する隔壁と、前記バッ
ファ空間を前記作業空間よりも低い圧力に保持するため
の排気手段とを有するものであり、 前記駆動機構が、前記移動領域と前記気流発生機構との
間に設けられたことを特徴とする基板搬送装置。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の基板搬送装
置であって、 前記気流は、0.1m/s以上であることを特徴とする基
板搬送装置。 - 【請求項5】 基板または基板を保持する基板ステージ
を、駆動機構を用いて広範囲に駆動することにより前記
基板を搬送する基板搬送方法であって、 前記基板または前記基板ステージの移動領域の全域にわ
たって、前記駆動機構を下流とする気流を発生せしめ、
前記基板を、前記気流内で移動せしめることを特徴とす
る基板搬送方法。 - 【請求項6】 基板ロード部から基板表面の処理を行う
基板処理部への基板の搬送、前記基板処理部間の前記基
板の搬送、または前記基板処理部から基板アンロード部
への前記基板の搬送を、大気圧環境下で行う基板搬送装
置を備えた半導体集積回路装置の製造装置であって、 前記基板搬送装置は、前記搬送を実現する駆動機構を下
流とする気流を前記基板の搬送領域の全面にわたって発
生する気流発生機構を備え、前記基板の搬送は、前記気
流内で行われるものであることを特徴とする半導体集積
回路装置の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11177496A JPH09298228A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 基板搬送装置および基板搬送方法ならびにその基板搬送装置を備えた半導体集積回路装置の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11177496A JPH09298228A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 基板搬送装置および基板搬送方法ならびにその基板搬送装置を備えた半導体集積回路装置の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09298228A true JPH09298228A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14569834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11177496A Pending JPH09298228A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 基板搬送装置および基板搬送方法ならびにその基板搬送装置を備えた半導体集積回路装置の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09298228A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016192507A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社Screenホールディングス | 基板搬送装置、基板処理装置および基板搬送方法 |
CN113923969A (zh) * | 2020-07-10 | 2022-01-11 | 台郡科技股份有限公司 | 水平式或直立式输送基板的传动机构及基板输送设备 |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP11177496A patent/JPH09298228A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016192507A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社Screenホールディングス | 基板搬送装置、基板処理装置および基板搬送方法 |
US10727087B2 (en) | 2015-03-31 | 2020-07-28 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Substrate transporting device, substrate treating apparatus, and substrate transporting method |
CN113923969A (zh) * | 2020-07-10 | 2022-01-11 | 台郡科技股份有限公司 | 水平式或直立式输送基板的传动机构及基板输送设备 |
CN113923969B (zh) * | 2020-07-10 | 2023-06-27 | 台郡科技股份有限公司 | 水平式或直立式输送基板的传动机构及基板输送设备 |
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