JPH09298137A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH09298137A
JPH09298137A JP9069217A JP6921797A JPH09298137A JP H09298137 A JPH09298137 A JP H09298137A JP 9069217 A JP9069217 A JP 9069217A JP 6921797 A JP6921797 A JP 6921797A JP H09298137 A JPH09298137 A JP H09298137A
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load lock
substrate processing
lock chamber
substrate
exhaust
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Mitsuhiro Hirano
光浩 平野
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/56Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks
    • C23C14/564Means for minimising impurities in the coating chamber such as dust, moisture, residual gases
    • C23C14/566Means for minimising impurities in the coating chamber such as dust, moisture, residual gases using a load-lock chamber

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動機構から発生するパーティクルがウェーハ
等を汚染しないようにしたロードロック室を備える基板
処理装置を提供する。 【解決手段】ロードロック室1は移動機構2とボート1
0とを収容する。ロードロック室1の側壁61側にN2
ガス供給ライン11を接続し、側壁63側には真空排気
ライン12および大気圧ベントライン14を設ける。ベ
アリング6、7、移動ブロック3の発塵部を局所的に排
気する局所排気ライン20〜22を設け、流量計20
1、211、221をそれぞれ接続し、その先を真空排
気ライン121に接続する。局所排気ライン20〜22
により発塵部を強制的に排気する。この際、大気圧ベン
トライン14からパーティクルが逆流しないように、流
量計118、201、211、221により流量を調整
して、ロードロック室1内を大気圧よりも若干陽圧に保
つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板処理装置に関
し、特に半導体装置や液晶表示装置を製造する際に使用
される基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板処理装置において
は、基板処理室に連結してロードロック室が設けられる
ことが多く、このようなロードロック室においては、半
導体ウェーハやガラス基板等の被処理基板を移動させる
ための移動機構をロードロック室内に備えることが一般
に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな内部に移動機構を有するロードロック室を備える基
板処理装置においては、移動機構から発生したパーティ
クルによって半導体ウェーハやガラス基板等が汚染され
てしまうという問題があった。
【0004】従って、本発明の主な目的は、移動機構を
内部に有するロードロック室において移動機構から発生
したパーティクルが半導体ウェーハ等の基板を汚染して
しまうという問題を解決し、高清浄な領域を形成できる
ロードロック室を備える基板処理装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、基板
の処理を行う基板処理室と、ロードロック室と、前記ロ
ードロック室内にガスを供給するガス供給手段と、前記
ロードロック室内を排気する排気手段と、前記ロードロ
ック室内に設けられた移動機構であって、前記基板を移
動可能な前記移動機構と、前記移動機構の発塵部を局所
的に排気可能な局所排気手段と、前記ガス供給手段、前
記排気手段および前記局所排気手段のうちの少なくとも
1つに設けられた流量制御装置と、を備えたことを特徴
とする基板処理装置が提供される。
【0006】このようにすれば、パーティクルの発生源
であるベアリングやナット部分等の移動機構の発塵部か
ら発生するパーティクルを局所排気手段によって強制的
に効率よく排気することができる。
【0007】そして、局所排気手段を設けることによっ
てロードロック室内が排気されやすくなってロードロッ
ク室内の圧力が下がりやすくなったとしても、流量制御
装置によりガス供給手段、排気手段および局所排気手段
のうちの少なくとも1つの流量を制御することによりロ
ードロック室内の圧力を制御して所定の圧力に保つこと
ができるようになり、その結果、排気手段からの逆流を
防止できる。
【0008】また、請求項2によれば、前記基板処理装
置が制御装置と前記ロードロック室内の圧力を検出する
圧力検出装置とをさらに備え、前記流量制御装置が少な
くとも前記ガス供給手段に設けられ、前記制御装置が前
記圧力検出装置からの信号に応じて、前記流量制御装置
を制御可能であることを特徴とする請求項1記載の基板
処理装置が提供される。
【0009】また、請求項3によれば、前記流量制御装
置が少なくとも前記局所排気手段に設けられていること
を特徴とする請求項1記載の基板処理装置が提供され
る。
【0010】また、請求項4によれば、前記流量制御装
置が少なくとも前記排気手段に設けられていることを特
徴とする請求項1記載の基板処理装置が提供される。
【0011】また、請求項5によれば、前記排気手段が
大気圧ベントラインを備え、前記大気圧ベントラインの
一端は実質的に大気圧であり他端は前記ロードロック室
内に連通し、前記流量制御装置が少なくとも前記大気圧
ベントラインに設けられていることを特徴とする請求項
4記載の基板処理装置が提供される。
【0012】また、請求項6によれば、前記基板処理装
置が制御装置と前記ロードロック室内の圧力を検出する
圧力検出装置とをさらに備え、前記制御装置が前記圧力
検出装置からの信号に応じて、前記流量制御装置を制御
可能であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか
に記載の基板処理装置が提供される。
【0013】また、請求項7によれば、前記排気手段が
大気圧ベントラインと真空ポンプに接続される真空排気
ラインとを備え、前記大気圧ベントラインの一端は実質
的に大気圧であり他端は前記ロードロック室内に連通
し、前記局所排気手段が前記真空排気ラインに接続され
ていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
載の基板処理装置が提供される。
【0014】また、請求項8によれば、前記排気手段が
大気圧ベントラインと真空ポンプに接続される真空排気
ラインとを備え、前記大気圧ベントラインの一端は実質
的に大気圧であり他端は前記ロードロック室内に連通
し、前記基板処理装置が、前記真空排気ラインの途中に
設けられた第1のバルブと、前記大気ベントラインの途
中に設けられた第2のバルブと、制御装置とをさらに備
え、前記移動機構を利用して前記基板が移動中は、前記
第1のバルブが閉じられており前記第2のバルブが開か
れているように前記第1および第2のバルブが前記制御
装置によって制御されることを特徴とする請求項1、
3、4または5記載の基板処理装置が提供される。
【0015】このようにすれば、移動機構を利用して基
板が移動中は、ガス供給手段により供給されたガスは大
気ベントラインおよび局所排気手段により排気される。
【0016】また、請求項9によれば、前記局所排気手
段が前記第1のバルブよりも下流側において前記真空排
気ラインに接続されていることを特徴とする請求項8記
載の基板処理装置が提供される。
【0017】また、請求項10によれば、前記基板処理
装置が前記ロードロック室内の圧力を検出する圧力検出
装置をさらに備え、前記流量制御装置が少なくとも前記
ガス供給手段および前記局所排気手段にそれぞれ設けら
れ、前記移動機構を利用して前記基板が移動中は、前記
流量制御装置によって前記局所排気手段の排気量よりも
大きいガス供給量で前記ガス供給手段により前記ロード
ロック室内にガスを供給するように制御し、前記ガス供
給手段により供給されたガスを前記局所排気手段および
前記排気手段により排気するようにしたことを特徴とす
る請求項8または9記載の基板処理装置が提供される。
【0018】また、請求項11によれば、前記基板処理
装置が前記ロードロック室内の圧力を検出する圧力検出
装置をさらに備え、前記移動機構を利用して前記基板が
移動中は、前記制御装置が前記圧力検出装置からの信号
に応じて前記流量制御装置を制御して、前記ロードロッ
ク室内を大気圧よりも高い圧力に保つことを特徴とする
請求項8乃至10のいずれかに記載の基板処理装置が提
供される。
【0019】このようすれば、ガス供給手段により供給
されたガスを大気ベントラインおよび局所排気手段によ
り排気する場合に、大気ベントラインからの逆流を防止
できる。
【0020】また、請求項12によれば、基板の処理を
行う基板処理室と、ロードロック室と、前記ロードロッ
ク室内にガスを供給するガス供給手段と、前記ロードロ
ック室内を排気する排気手段と、前記ロードロック室内
に設けられた移動機構であって、前記基板を移動可能な
前記移動機構と、前記移動機構の発塵部を局所的に排気
可能な局所排気手段と、前記局所排気手段の排気量を測
定する流量測定装置と、を備えたことを特徴とする基板
処理装置が提供される。
【0021】また、請求項13によれば、前記局所排気
手段が複数設けられ、前記複数の局所排気手段のそれぞ
れに前記流量測定装置が設けられていることを特徴とす
る請求項12記載の基板処理装置が提供される。
【0022】また、請求項14によれば、前記局所排気
手段が可撓性のある排気管を備えていることを特徴とす
る請求項12または13記載の基板処理装置が提供され
る。
【0023】局所排気中に局所排気ラインが折れ曲がっ
たり詰まったりした場合には、そのような折れ曲がった
り詰まったりした部分から上流側に存在するパーティク
ルがロードロック室内に飛散してしまう場合もあり、放
っておくと歩留まりが大幅に低下してしまうが、局所排
気手段の排気量を測定することにより、そのような異常
をすぐに検出でき、歩留まりの低下を抑制できるように
なる。そして、複数の局所排気手段が設けられている場
合には、各局所排気手段の流量をそれぞれ測定できるこ
とが好ましく、また、局所排気手段にテフロンチューブ
等の可撓性のある排気管が使用されている場合には折れ
曲がったりすることが起こりやすいので、特に局所排気
手段の流量を測定することが重要となる。
【0024】また、請求項15によれば、基板の処理を
行う基板処理室と、ロードロック室と、前記ロードロッ
ク室内にガスを供給するガス供給手段と、前記ロードロ
ック室内を排気する排気手段と、前記ロードロック室内
に設けられた移動機構であって、前記基板を移動可能な
前記移動機構と、真空ポンプに接続される第1の真空排
気ラインと、前記基板処理室に連通する第2の真空排気
ラインであって前記第1の真空排気ラインと連通する前
記第2の真空排気ラインと、前記移動機構の発塵部を局
所的に排気可能な局所排気手段であって前記第1の真空
排気ラインと連通する前記局所排気手段と、前記局所排
気手段の途中に接続されたバルブと、前記バルブを制御
可能な制御手段とを備え、前記基板処理室において前記
基板を処理している間は、前記制御手段によって前記バ
ルブが閉じられているように制御することを特徴とする
基板処理装置が提供される。
【0025】このようにすれば、真空ポンプを共通にし
てコストを低減し装置を簡略化できる一方、基板処理中
は基板処理室のみが真空ポンプによって排気されること
になるので、基板処理中における基板処理室の圧力制御
が厳密に制御できるようになる。このことは、次のよう
に、ロードロック室に連通する排気ラインを同じ真空ポ
ンプで排気可能な構造となっている場合も同様である。
【0026】また、請求項16によれば、前記ロードロ
ック室に連通する第3の真空排気ラインであって前記第
1の真空排気ラインと連通する前記第3の真空排気ライ
ンと、前記第3の真空排気ラインの途中に設けられた第
2のバルブとをさらに備え、前記制御手段が前記第2の
バルブも制御可能であり、前記基板処理室において前記
基板を処理している間は、前記制御手段によって前記第
2のバルブが閉じられているように制御することを特徴
とする請求項15記載の基板処理装置が提供される。
【0027】また、請求項17によれば、前記ガス供給
手段は、前記ロードロック室内において前記基板が移動
する領域側に連通し、前記排気手段は前記ロードロック
室内において前記移動機構が設けられている領域側に連
通していることを特徴とする請求項1乃至16のいずれ
かに記載の基板処理装置が提供される。
【0028】このようにすれば、基板が移動する領域を
より清浄な状態に保つことができる。
【0029】また、請求項18によれば、前記ロードロ
ック室内に設けられた仕切板であって、前記基板が移動
する領域と前記移動機構が設けられている領域とを仕切
る前記仕切板と、前記仕切板に設けられたスリットと、
をさらに備え、前記ガス供給手段により前記基板が移動
する領域に供給されたガスが前記スリットを介して前記
移動機構が設けられている領域に流入するようにしたこ
とを特徴とする請求項17記載の基板処理装置が提供さ
れる。
【0030】また、請求項19によれば、前記ロードロ
ック室が前記基板処理室に連結して設けられていること
を特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の基板
処理装置が提供される。
【0031】また、請求項20によれば、基板の処理を
行う基板処理室と、ロードロック室と、前記ロードロッ
ク室内にガスを供給するガス供給手段と、前記ロードロ
ック室内を排気する排気手段と、前記ロードロック室内
に設けられた移動機構であって、前記基板を移動可能な
前記移動機構と、前記移動機構の発塵部を局所的に排気
可能な局所排気手段と、前記ガス供給手段、前記排気手
段および前記局所排気手段のうちの少なくとも1つに設
けられた流量制御装置と、を備える基板処理装置を用い
て、前記ガス供給手段から前記ロードロック室内にガス
を供給し、前記局所排気手段により前記発塵部を局所排
気し、前記排気手段により前記ロードロック室内の前記
ガスを排気すると共に、前記流量制御装置により前記ガ
ス供給手段、前記排気手段および前記局所排気手段のう
ちの少なくとも1つの流量を制御することにより前記ロ
ードロック室内の圧力を制御しつつ前記移動機構を利用
して前記基板を移動する工程と、前記基板処理室で前記
基板を処理する工程と、を備えることを特徴とする基板
処理方法が提供される。
【0032】このようにすれば、パーティクルの発生源
であるベアリングやナット部分等の移動機構の発塵部か
ら発生するパーティクルを局所排気手段によって強制的
に効率よく排気しつつ基板を移動することができる。
【0033】そして、局所排気手段を設けることによっ
てロードロック室内が排気されやすくなってロードロッ
ク室内の圧力が下がりやすくなったとしても、流量制御
装置によりガス供給手段、排気手段および局所排気手段
のうちの少なくとも1つの流量を制御することによりロ
ードロック室内の圧力を制御して基板を移動するから、
排気手段からの逆流を防止しつつ基板を移動できる。
【0034】また、請求項21によれば、前記ロードロ
ック室が前記基板処理室に連結して設けられており、前
記基板を移動する工程が、前記基板処理室と前記ロード
ロック室との間で前記移動機構を利用して前記基板を移
動する工程であることを特徴とする請求項20記載の基
板処理方法が提供される。
【0035】また、請求項22によれば、前記排気手段
が、一端が実質的に大気圧であり他端が前記ロードロッ
ク室内に連通する大気圧ベントラインを備え、前記基板
を移動する工程が、前記ロードロック室内の圧力を大気
圧よりも高く制御しつつ前記基板を移動する工程である
ことを特徴とする請求項20または21記載の基板処理
方法が提供される。
【0036】このようすれば、ガス供給手段により供給
されたガスを大気ベントラインおよび局所排気手段によ
り排気する場合に、大気ベントラインからの逆流を防止
できる。
【0037】また、請求項23によれば、前記基板を移
動する工程が、前記局所排気手段の流量を測定しつつ前
記基板を移動する工程であることを特徴とする請求項2
0乃至22のいずれかに記載の基板処理方法が提供され
る。
【0038】また、請求項24によれば、前記局所排気
手段が複数設けられ、前記複数の局所排気手段のそれぞ
れに前記流量測定装置が設けられ、前記基板を移動する
工程が、前記複数の局所排気手段のすべての流量を測定
しつつ前記基板を移動する工程であることを特徴とする
請求項23記載の基板処理方法が提供される。
【0039】また、請求項25によれば、前記局所排気
手段が可撓性のある排気管を備えていることを特徴とす
る請求項20乃至24のいずれかに記載の基板処理方法
が提供される。
【0040】局所排気中に局所排気ラインが折れ曲がっ
たり詰まったりした場合には、そのような折れ曲がった
り詰まったりした部分から上流側のパーティクルがロー
ドロック室内に飛散してしまう場合もあり、放っておく
と歩留まりが大幅に低下してしまうが、局所排気手段の
排気量を測定しつつ基板を移動することにより、そのよ
うな異常をすぐに検出でき、歩留まりの低下を抑制でき
るようになる。そして、複数の局所排気手段が設けられ
ている場合には、各局所排気手段の流量をそれぞれ測定
しつつ基板を移動できることが好ましく、また、局所排
気手段にテフロンチューブ等の可撓性のある排気管が使
用されている場合には折れ曲がったりすることが起こり
やすいので、特に局所排気手段の流量を測定することが
重要となる。
【0041】また、請求項26によれば、前記基板処理
装置が真空ポンプに接続される第1の真空排気ライン
と、前記基板処理室に連通する第2の真空排気ラインで
あって前記第1の真空排気ラインと連通する前記第2の
真空排気ラインとをさらに備え、前記局所排気手段が前
記第1の真空排気ラインと連通し、前記基板処理室で前
記基板を処理する工程が、前記局所排気手段から前記真
空ポンプを介して排気を行わず、前記第1および前記第
2の真空排気ラインによって前記基板処理室を排気しつ
つ前記基板処理室内の圧力を制御して前記基板処理室で
前記基板を処理する工程であることを特徴とする請求項
20乃至25のいずれかに記載の基板処理方法が提供さ
れる。
【0042】このようにすれば、真空ポンプを共通にし
てコストを低減し装置を簡略化できる一方、基板処理室
のみを真空ポンプによって排気して基板処理を行うこと
になるので、基板処理中における基板処理室の圧力制御
が厳密に制御できる。
【0043】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0044】図1、図2は、本発明の一実施の形態の半
導体製造装置を説明するための図であり、図1は、図2
のX1−X1線横断面図であり、図2は図1のY1ーY
1線縦断面図である。図3、図4および図5は、それぞ
れ、図2のB部、A部およびC部の拡大縦断面図であ
る。図6は、本発明の一実施の形態の半導体製造装置の
操作シーケンスを説明するためのシーケンス図である。
【0045】この半導体製造装置100は、Si等の半
導体ウェーハ101を搭載するボート10を収容するロ
ードロック室1を備え、そのロードロック室1内にボー
ト10を昇降させる移動機構2を有している。ロードロ
ック室1内には仕切板16が設けられ、この仕切板16
によりロードロック室1を、移動機構2を収容する移動
機構室52と、ボート10を収容するボート室51とに
分離している。
【0046】ロードロック室1の側壁62のボート室5
1側には、開口91が設けられており、開口91にはゲ
ートバルブ17が取り付けられている。この開口91お
よびゲートバルブ17を介して、ウェーハ101をボー
ト10に搭載し、またボート10から取り出す。ロード
ロック室1上にはウェーハ101に成膜処理をする反応
炉19が設けられ、反応炉19とボート室51との間の
天井壁65には開口92が設けられ、開口92にはゲー
トバルブ18が取り付けられている。開口92およびゲ
ートバルブ18を介してボート10をロードロック室1
から反応炉19内に導入し、また反応炉19から取り出
す。
【0047】このボート10の上下方向の移動は移動機
構2により行われる。移動機構2は、移動ブロック3、
ボールネジ4、ガイド5、ベアリング6、7、モータ
8、磁気シールユニット9を主な構成部品として構成さ
れている。ボールネジ4およびガイド5は、底壁66に
取り付けられた基台71および天井壁65に取り付けら
れた基台72間に垂直に設けられている。ボールネジ4
の下端は基台71内に取り付けられたベアリング7によ
って回転可能に支持されており、ボールネジ4の上端は
基台72内に取り付けられたベアリング6によって回転
可能に支持されると共に、その先端は磁気シールユニッ
ト9に取り付けられている。ボールネジ4は磁気シール
ユニット9を介してモータ8により回転させられる。ボ
ールネジ4が回転すると、それとかみ合って取り付けら
れているナット(軸受け)31および移動ブロック3が
上下し、それによって移動ブロック3に取り付けられて
いるアーム81が上下してボート10も上下する。な
お、ボート10はアーム81上に取り付けられたボート
載置部82上に載置されており、アーム81は、仕切板
16の中央に垂直に設けられたスリット161を水平方
向に貫通して設けられている。また、移動ブロック3に
は、ナット31に加えてナット(軸受け)32も設けら
れており、このナット32はガイド5と共働して移動ブ
ロック3の垂直移動の案内をする。
【0048】ロードロック室1の側壁61側にはN2
ス供給ライン11が接続されている。N2 ガス供給ライ
ン11は、N2 ガス供給管111〜115を備えてお
り、N2 ガス供給管111が2本の水平方向のN2 ガス
供給管112、113に分岐し、N2 ガス供給管11
2、113は側壁61を貫通した後それぞれ垂直方向の
2 ガス供給管114、115に連通している。N2
ス供給管114、115にはそれぞれ複数の孔116が
垂直方向に設けられている。N2 ガス供給管111の途
中には流量計118が設けられており、N2 ガス供給量
を調整できるようになっている。
【0049】N2 ガスは、N2 ガス供給ライン11のN
2 ガス供給管114、115に垂直方向に複数設けられ
た孔116からシャワー方式でボート10およびウェー
ハ101に向かって供給され、その後、仕切板16に設
けられたスリット161を通って移動機構室52内に流
入する。そして、移動機構室52に連通する局所排気ラ
イン20、21、22および大気圧ベントライン14か
らN2 ガスを排気する。このように被搬送物であるウェ
ーハ101が搬入/搬出され、移動する領域側にガス供
給ラインを接続し、排気ラインを移動機構が設けられて
いる領域側に接続することにより、ウェーハ101が移
動する領域をより清浄な状態に保つことができる。
【0050】ロードロック室1の側壁63を貫通して、
真空排気ライン121が設けられている。真空排気ライ
ン121の途中にはエアバルブ13が設けられている。
真空排気ライン121のエアバルブ13の手前側には大
気圧ベントライン14が接続されている。大気圧ベント
ラインの先端は実質的に大気圧となっている。大気圧ベ
ントライン14の途中にはエアバルブ15が設けられて
おり、エアバルブ13、15により真空排気ライン12
1と大気圧ベントライン14との間で排気を切り換える
ようになっている。
【0051】真空排気ライン121は真空排気ライン1
20に接続され、真空排気ライン120には真空ポンプ
80が接続されている。真空排気ライン120の途中に
は、真空排気ライン122の一端が接続され、真空排気
ライン122の他端は反応炉19に接続されている。真
空排気ライン122の途中には、N2 バラスト配管13
1が接続している。N2 バラスト配管131の途中には
流量計132が設けられており、N2 バラスト配管13
1へのN2 ガス供給量を調整できるようになっている。
2 バラスト配管131の上流側の真空排気ライン12
2にはエアバルブ123が設けられている。
【0052】ロードロック室1の底壁66を貫通して移
動機構室52内に連通する圧力計41が設けられてお
り、ロードロック室1内、そのなかでも特に移動機構室
52内の圧力を測定できるようになっている。
【0053】ベアリング7、移動ブロック3およびベア
リング6がある部分をそれぞれ局所的に排気できるよう
に局所排気ライン20、21、22が設けられている。
局所排気ライン20、21、22にはそれぞれ流量計2
01、211、221が接続されており、それぞれの局
所排気量を各々調整および測定できるようになってい
る。流量計201、211、221の後方において、局
所排気ライン20、21、22は1本の局所排気ライン
23となり、その先端はエアバルブ13の後方の真空排
気ライン121に接続されている。なお、局所排気ライ
ン23の途中には排気オン−オフ用のエアバルブ24が
設けられている。局所排気ライン20、21、22およ
び23は、テフロンチューブから構成されている。
【0054】エアバルブ13、15、24、123、流
量計118、132、201、211、221および圧
力計41は、制御装置150に接続されている。制御装
置150には、表示装置151が接続され、流量計11
8、132、201、211、221からの各流量情報
および圧力計41からの圧力情報を表示するようにして
いる。
【0055】図3に示すように、移動ブロック3を覆っ
てカバー26が設けられており、カバー26により覆わ
れた空間261に連通して局所排気ライン21が設けら
れている。なお、カバー26には、ボールネジ4との間
に隙間262が形成され、ガイド5との間に隙間263
が形成されている。ロードロック室1内のN2 ガスが、
これらの隙間262および263を介してカバー26に
より覆われた空間261に流入し、局所排気ライン21
によって排気される。
【0056】図4に示すように、基台71には凹部25
1が形成されており、凹部251内にはベアリング7が
取り付けられている。凹部251の開放端側の基台71
には凹部251およびベアリング7を覆ってカバー25
が設けられており、カバー25により覆われた空間25
2に連通して局所排気ライン20が設けられている。カ
バー25には、ボールネジ4との間に隙間253が形成
されている。
【0057】図5に示すように、基台72には凹部27
1が形成されており、凹部271内にはベアリング6が
取り付けられている。凹部271の開放端側の基台72
には凹部271およびベアリング6を覆ってカバー27
が設けられており、カバー27により覆われた空間27
2に連通して局所排気ライン22が設けられている。カ
バー27には、ボールネジ4との間に隙間273が形成
されている。
【0058】ベアリング7、6の局所排気部分では、隙
間253、隙間273を介してN2ガスが、カバー25
により覆われた空間252、カバー27により覆われた
空間272にそれぞれ流入し、局所排気ライン20、2
2によってそれぞれ排気される。
【0059】ここで、移動ブロック3の局所排気部分に
おけるカバー26とボールネジ4との間の隙間262の
クリアランスおよびガイド5との間の隙間263のクリ
アランス、ベアリング7、6の局所排気部分におけるカ
バー25とボールネジ4との間の隙間253のクリアラ
ンス、カバー27とボールネジ4との間の隙間273の
クリアランスをできるだけ小さくすることにより、カバ
ー25、26、27でそれぞれ覆われた空間252、2
61、272に流入するN2 ガスの流速を上げることが
でき、その結果、ベアリング6、7やナット31、32
から発生したパーティクルがカバー25、26、27の
外に流出するのを効果的に防止することができると共に
局所排気ライン20、21、22により強制的にロード
ロック室1外に容易に排出することができる。なお、本
実施の形態においては、隙間262のクリアランス、隙
間263のクリアランス、隙間253のクリアランスお
よび隙間273のクリアランスを約1.5mmとした。
【0060】このように局所排気を行えば、パーティク
ルの発生源であるベアリング6、7やナット31、32
等の移動機構の発塵部から発生するパーティクルを強制
的に効率よく排気することができる。また、このような
発塵部を覆うカバー25、26、27を設け、このカバ
ー25、26、27によって覆われた空間252、26
1、272を局所排気ライン20、21、22により局
所的に排気すれば、カバーという簡単な構造で発塵部か
ら発生するパーティクルを容易に強制的に排気できる。
【0061】また、このように、移動機構が軸と軸受け
とを備えている場合には、この軸受けを覆うと共に、軸
との間に隙間を有するカバーを設けることにより、軸受
けの移動動作を妨げることもなく、しかも、その隙間を
通ってカバーによって覆われた空間に流入するガスの流
速を上げることができ、その結果、軸受け等の発塵部か
ら発生したパーティクルがカバーの外に流出するのを効
果的に防止することができると共に局所排気ラインによ
り容易に強制的に排出することができるようになる。
【0062】また、本実施の形態においては、局所排気
ライン23用の真空ポンプ、ロードロック室1排気用の
真空ポンプおよび反応炉19排気用の真空ポンプを1つ
の真空ポンプ80で兼用しているので、コストを低減
し、装置を簡略化等することができる。
【0063】次に、このような構成の半導体製造装置1
00を用いて半導体ウェーハ101に成膜処理を行う方
法について、図6を参照しながら説明する。なお、エア
バルブ13、15、24、123および流量計118、
132、201、211、221の制御は制御装置15
0よって行われ、流量計118、132、201、21
1、221からの各流量情報および圧力計41からの圧
力情報は制御装置150を介して表示装置151によっ
て表示される。
【0064】(ステップS1)まず、ゲートバルブ18
を閉じた状態で反応炉19内を所定の温度と雰囲気に保
っておく。ゲートバルブ17を開放状態にする。このと
き、エアバルブ13、15は閉じておく。エアバルブ2
4は開いた状態としておき、流量計201、211、2
21によって各局所排気ライン20、21、22の流量
をそれぞれ所定の値に制御しながら局所排気を行いつ
つ、開口91およびゲートバルブ17を介して、ロード
ロック室1外部の大気圧雰囲気からボート10上に複数
の半導体ウェーハ101を搭載する。
【0065】(ステップS2)その後、ゲートバルブ1
7を閉じ、エアバルブ24を閉じて局所排気ライン2
0、21、22による局所排気を止め、エアバルブ15
を閉じたままとし、エアバルブ13を開いてロードロッ
ク室1内を真空排気ライン121、120を介して真空
引きする。
【0066】(ステップS3)その後、エアバルブ13
を閉じ、N2 ガス供給ライン11からN2 ガスをロード
ロック室1内が大気圧以上になるまで供給してロードロ
ック室1内をN2 ガス雰囲気にし、その後、N2 ガス供
給ライン11からN2 ガスを供給した状態で、エアバル
ブ15を開き、大気圧ベントライン14からN2 ガスを
排気する。
【0067】この際、大気圧ベントライン14からのパ
ーティクルや酸素の逆流を防止するため、ロードロック
室1内が大気圧より若干陽圧(0.05kfg/cm2
G程度)となるように、流量計118によりN2 ガス供
給ライン11から供給するN2 ガスの流量を制御する。
この流量計118の流量の制御は、圧力計41から入力
されたロードロック室1内の圧力情報に応じて制御装置
150によって行われる。
【0068】(ステップS4)その後、局所排気ライン
20、21、22による局所排気を開始し、N2 ガス供
給ライン11からN2 ガスを供給しつつ局所排気ライン
20、21、22および大気圧ベントライン14からN
2 ガスを排気する。この状態でゲートバルブ18を開
き、移動機構2によりボート10を上昇させて反応炉1
9内に導入する。
【0069】このように、N2 ガス供給ライン11から
2 ガスを供給しつつ局所排気ライン20、21、22
および大気圧ベントライン14からN2 ガスを排気する
場合には、大気圧ベントライン14からのパーティクル
や酸素の逆流を防止するため、ロードロック室1内をベ
ント側(略大気圧)より若干陽圧(0.05kfg/c
2 G程度)となるように設定することが望まれる。
【0070】しかしながら、ロードロック室1内は局所
排気ライン20、21、22によって引かれているの
で、局所排気ライン20、21、22で引き過ぎるとロ
ードロック室1内の圧力が大気圧よりも下がり大気圧ベ
ント側からの逆流が生じてしまいロードロック室1内が
パーティクルや酸素等で汚染されてしまうことにもなり
かねない。
【0071】そのため、局所排気を行うにあたり、ロー
ドロック室1内の圧力を大気圧よりも若干高めに調整す
る。ロードロック室1内の圧力調整方法としては、局所
排気ライン23に流量計を設け、局所排気ライン23の
流量を調整する方法が良く、さらに、N2 ガス供給ライ
ン11にも流量計を設けて、N2 ガス供給ライン11お
よび局所排気ライン23両方の流量を調整する方法がさ
らに良い。
【0072】なお、大気ベントライン14に流量計14
0を設けて大気ベントライン14の流量を調整すること
によってロードロック室1内の圧力を調整することもで
きる。
【0073】このように、ロードロック室1内の圧力の
調整は、局所排気ライン23、N2ガス供給ライン1
1、および大気ベントライン14の少なくともいずれか
1つの流量を調整することにより行うことができるが、
例えば本実施の形態のようにN2 ガス供給ライン11お
よび局所排気ライン23両方の流量を調整するように、
3つのラインのうちの2つの流量を調整してもよく、3
つのラインすべての流量を調整しても良い。
【0074】また、局所排気箇所が複数あり、複数の局
所排気箇所にそれぞれ対応させて複数の局所排気ライン
が設けられている場合には、各局所排気ラインの長さや
排気抵抗の違い等により排気量が異なるため、本実施の
形態のように、局所排気ライン20、21、22毎にマ
スフローコントローラー等の流量計201、211、2
21をそれぞれ配置すれば、複数の局所排気ライン2
0、21、22の排気量をそれぞれ独立して調整および
測定できるようになり、確実な排気が可能となる。
【0075】さらに、局所排気実行中に、駆動部の動作
または外部からの影響等によって、局所排気ライン2
0、21、22のいずれかが途中で折れ曲がったりした
場合、その局所排気ラインは局所排気することができな
いようになり、折れ曲がった部分より上流側に存在する
パーティクルがロードロック室1内に飛散し、放ってお
くと歩留まりが大幅に低下してしまうので、局所排気ラ
イン20、21、22の排気量を流量計201、21
1、221によりそれぞれ測定し、予め定められた所定
の排気量とそれぞれ比較し、局所排気ライン20、2
1、22のそれぞれの流量だけでなく、局所排気ライン
20、21、22のそれぞれの排気量が正常であるまた
は低下している等の情報も表示装置151に表示させ常
に局所排気状態もモニタするようにしている。
【0076】このようにすることにより、局所排気ライ
ン20、21、22の異常を局所排気ライン毎にすぐに
検出できる。本実施の形態では、局所排気ライン20、
21、22に可撓性のあるテフロンチューブが用いられ
ており、折れ曲がったりしやすいので、局所排気ライン
20、21、22の流量をモニタすることは特に重要で
ある。
【0077】上述のように、本実施の形態においては、
流量計201、211、221による排気量の調整、お
よびN2 ガス供給ライン11の流量制御により効果的な
2ガスフローが実現できる。この際、一般的には、流
量計201、211、221により局所排気ライン2
0、21、22をそれぞれ一定の排気量に設定してお
き、局所排気ライン20、21、22のそれぞれの排気
量の総和以上の流量のN2ガスをN2 ガス供給ライン1
1より供給し、局所排気ライン20、21、22および
大気圧ベントライン14により排気する。本実施の形態
では、ロードロック室1内がN2 雰囲気となった後にお
いては、N2 ガス供給ライン11からのN2ガス供給量
を20l/minとし、局所排気ライン20、21、2
2の各排気量をそれぞれ5l/minとした。
【0078】また、ゲートバルブ18を開く際には、圧
力計41からのロードロック室1内の圧力情報を制御装
置150に入力し、測定したロードロック室1内の圧力
値と予め設定した所定の圧力値または反応炉19内の圧
力値とを比較し、流量調整計118、201、211、
221を制御装置150で制御することによってロード
ロック室1内の圧力を制御して、反応炉19内とロード
ロック室1内との圧力差をできるだけなくすように圧力
制御する。
【0079】(ステップS5)その後、ゲートバルブ1
8を閉じる。そして、エアバルブ24を閉じて局所排気
を止める。ロードロック室1内には、N2 ガス供給ライ
ン11からN2 ガスを供給し大気圧ベントライン14か
らN2 ガスを排気しておく。
【0080】この際、大気圧ベントライン14からのパ
ーティクルや酸素の逆流を防止するため、ロードロック
室1内を大気圧より若干陽圧(0.05kfg/cm2
G程度)となるように、流量計118によりN2 ガス供
給ライン11から供給するN2 ガスの流量を制御する。
【0081】反応炉19内において、ウェーハ101の
成膜処理を行うが、その成膜条件として反応炉19内の
温度、圧力を厳密に制御することが重要になる。
【0082】本実施の形態では、圧力制御の方法とし
て、N2 バラスト方式を採用している。N2 バラスト方
式とは、真空ポンプ80の排気能力を一定として排気す
る一方で、真空排気ライン122の途中に接続されたN
2 バラスト配管131からN2ガスを流入させ、このN2
ガスの流量を流量計132により制御することによっ
て反応炉19からの排気量を調整して反応炉19内の圧
力調整を行う方法である。
【0083】このように、真空排気ライン122による
反応炉19からの排気能力を調整することにより反応炉
19内の圧力を厳密に調整しているため、反応炉19内
での成膜処理中に局所排気ライン23からの排気を真空
排気ラインに流したままにしておくと、局所排気ライン
23の流量等の変動が真空排気ライン122に影響を与
えて真空排気ライン122の排気コンダクタンスを変動
させ、その結果、反応炉19内の圧力が変動するため、
反応炉19内で成膜処理中は局所排気は行わない。
【0084】一方、このように局所排気を止めても、ウ
ェーハ101やボート10が反応炉19内にあるので、
ウェーハ101やボート10を汚染することがない。
【0085】ちなみに、反応炉19ではなくて、ロード
ロック室1内を排気する場合には、局所排気部分と同じ
雰囲気であるロードロック室1内を排気することでもあ
り、圧力制御も行わないので、局所排気とロードロック
室1の排気とを並行して行うことができる。
【0086】なお、上記においては、反応炉19内の圧
力制御の方法として、N2 バラスト方式を採用したが、
それに代えて、流量調整バルブ使用(APC)方式を使
用することもできる。APC方式は、N2 を導入せず、
真空排気ライン122に流量調整バルブ160を設け、
流量調整バルブ160の開度により真空排気ライン12
2のコンダクタンスを調整して反応炉19内の圧力調整
を行う方法である。
【0087】(ステップS6)反応炉19での成膜処理
が終了した後に、反応炉19内の雰囲気をN2 雰囲気と
する。
【0088】一方では、エアバルブ24を開いて局所排
気ライン20、21、22により局所排気を行う。この
際には、N2 ガス供給ライン11からロードロック室1
内にN2 ガスを供給し、局所排気ライン20、21、2
2および大気圧ベントライン14から排気する。この状
態で、ゲートバルブ18を開き、移動機構2によりボー
ト10を下降させて反応炉19からロードロック室1内
に移動させる。その後ゲートバルブ18を閉じる。
【0089】このように、N2 ガス供給ライン11から
2 ガスを供給しつつ局所排気ライン20、21、22
および大気圧ベントライン14からN2 ガスを排気する
場合には、大気圧ベントライン14からのパーティクル
や酸素の逆流を防止するため、ロードロック室1内をベ
ント側(略大気圧)より若干陽圧(0.05kfg/c
2 G程度)となるように設定する。
【0090】さらに、ゲートバルブ18を開く際には、
流量計118、201、211、221の流量を制御す
ることによってロードロック室1内の圧力を制御して、
反応炉19内とロードロック室1内との圧力差をできる
だけなくすように圧力制御することが好ましい。
【0091】(ステップS7)次に、局所排気ライン2
0、21、22からの局所排気を続け、N2 ガス供給ラ
イン11からN2 ガスを供給しつつ大気圧ベントライン
14からN2 ガスを排気しながら、ゲートバルブ17を
開き、開口91およびゲートバルブ17を介して、ボー
ト10からロードロック室1外部の大気圧雰囲気中に複
数の半導体ウェーハ101を取り出す。
【0092】ゲートバルブ17を開く際も、流量計11
8、201、211、221の流量を制御することによ
ってロードロック室1内の圧力を制御して、ロードロッ
ク室1内とロードロック1外部の大気圧雰囲気との圧力
差をできるだけなくすようにすることが好ましい。
【0093】本実施の形態においては、以上のようにし
て、移動機構2が設けられている移動機構室52内を清
浄に保つことができる。
【0094】従って、移動ブロック3の移動時に、移動
機構2のベアリング6、7、ボールネジ4のナット3
1、ガイド5のナット32から発生したパーティクルが
ボート室51内に拡散することが防止でき、さらに、移
動ブロック3の移動速度を上げて発生するパーティクル
量が増加しても、そのパーティクルがボート室51内に
拡散することが防止できる。
【0095】また、ゲートバルブ17、18の開閉時に
おいてロードロック室1とゲートバルブ17、18で仕
切られた領域との間に圧力差が生じた場合や、反応炉1
9で処理されたウェーハ101およびボート10が反応
炉19からロードロック室に降下した時に熱対流が発生
した場合においても、仕切板16のスリット116から
パーティクルがボート室51内に拡散することが防止で
きる。
【0096】このようにして、本実施の形態のロードロ
ック室1では、ボート10およびボート10に搭載され
たウェーハ101を清浄な状態に保つことができる。
【0097】次に、本発明のような局所排気ラインを設
けない半導体製造装置を比較のために説明する。
【0098】図7は、比較のための半導体製造装置のロ
ードロック室を説明するための図であり、図7Aは、図
7BのX7−X7線横断面図であり、図7Bは図7Aの
Y7ーY7線縦断面図である。
【0099】図7を参照すれば、この比較のための半導
体製造装置200は、ウェーハ101を載置するボート
10を収容するロードロック室1を備え、そのロードロ
ック室1内にボート10を昇降させる移動機構2を有し
ている。
【0100】移動機構2は、移動ブロック3、ボールネ
ジ4、ガイド5、ベアリング6、7、モータ8、磁気シ
ールユニット9を主な構成部品として構成されている。
【0101】ロードロック室1には、ウェーハ101を
ボート10に搭載し、またボート10から取り出すため
の開口91と、その開口91を閉塞するためのゲートバ
ルブ17とが設けられ、さらに、ボート10上のウェー
ハ101に成膜処理をする反応炉19との間の開口92
とその開口92を閉塞するゲートバルブ18とが設けら
れている。また、ロードロック室1内に仕切板16を設
け、この仕切板16によりロードロック室1を、移動機
構2を収容する移動機構室52と、ボート10を収容す
るボート室51とに分離している。
【0102】ロードロック室1には、さらに、N2 ガス
供給ライン11、真空排気ライン12、大気圧ベントラ
イン14、および排気を切換えるためのエアバルブ1
3、15も接続されている。N2 ガス供給ライン11を
ボート室51の上流側に接続し、真空排気ライン12、
大気圧ベントライン14を移動機構室52のN2 ガスフ
ローの下流側に接続している。
【0103】まず、真空排気ライン12によりロードロ
ック室1内を減圧にし、その後、N2 ガス供給ライン1
1からN2 ガスをロードロック室1内が大気圧になるま
で供給してロードロック室1内を大気からN2 ガス雰囲
気に置換し、さらに、大気圧下において、N2 ガス供給
ライン11からN2 ガスを供給しつつ大気圧ベントライ
ン14からN2 ガスを排気することにより、移動機構2
のベアリング6、7、ボールネジ4のナット31、ガイ
ド5のナット32から発生したパーティクルがボート室
51内に飛散しにくい構造としている。
【0104】しかしながら、このような構造のロードロ
ック室1では、以下のような理由により移動機構2から
発生したパーティクルによりウェーハ101が汚染され
てしまう。
【0105】すなわち、N2 ガスは、N2 ガス供給ライ
ン11のN2 ガス供給管114、115に設けられた孔
116からシャワー方式でロードロック室1内に供給さ
れるため、大気圧時には仕切板16のスリット161か
ら一様に移動機構室52側に流れていない。従って、移
動ブロック3の移動時に、移動機構2のベアリング6、
7、ボールネジ4のナット31、ガイド5のナット32
から発生したパーティクルが、仕切板16のスリット1
16からボート室51内に拡散し、ウェーハを汚染して
しまう。そして、移動ブロック3の移動速度を上げると
パーティクル発生量も急激に増加し、そのパーティクル
の拡散によりウェーハをさらに汚染してしまう。
【0106】また、ゲートバルブ17、18の開閉時に
おけるロードロック室1とゲートバルブ17、18で仕
切られた領域との圧力差や、反応炉19で処理されたウ
ェーハ101およびボート10が反応炉19からロード
ロック室1内に降下した時に発生する熱対流により、仕
切板16のスリット116を介してパーティクルが移動
機構室52からボート室51内に拡散し、ウェーハ10
1を汚染する。
【0107】このように、図7に示す構造のロードロッ
ク室1では、移動機構が発生するパーティクルを除去す
ることが難しく、かつ、ゲートバルブの開閉時の圧力差
や熱処理されたウェーハによる熱対流の影響を受け、パ
ーティクルを拡散させてしまいウェーハを汚染し易いと
いう問題がある。
【0108】以上は本発明の一実施の形態を述べたにす
ぎず、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
い。例えば、上記ステップS2およびS3においては、
局所排気ライン20、21、22による局所排気を止め
ておいたが、局所排気を続けておくことも可能である。
また、酸化が問題とならない場合には、N2 ガスに代え
てエアを使用することもできる。また、上記実施の形態
では、ウェーハ101を搭載するボート10を例にとっ
たが、ウェーハを搭載するカセット用のロードロック室
にも本発明は同様に適用できる。さらに、半導体ウェー
ハだけでなく、液晶表示素子を形成するためのガラス基
板用ロードロック室にも適用できる。この場合に、ガラ
ス基板がボートまたはカセットに搭載されるタイプのロ
ードロック室にも適用できるが、ウェーハやガラス基板
を一枚ずつロードロック室内に搬入/搬出する枚葉式の
ロードロック室にも当然に適用できる。そして、本発明
のロードロック室は半導体製造装置や液晶表示素子製造
装置に好適に適用される。
【0109】このように、本発明では、パーティクルの
発生源であるベアリングやナット部分等の発塵部を簡単
な構造で局所的に真空排気ラインで強制的に排気するこ
とができるので、移動機構2から拡散するパーティクル
が抑制され、それにより、ウェーハが汚染されることが
防止できる。また、ゲートバルブの開閉時の圧力差や熱
対流があっても、移動機構2からのパーティクルの拡散
によるウェーハ汚染が防止できる。この場合に、ロード
ロック室1の外側も清浄な空間であるようにしておけ
ば、ウェーハ汚染はより効果的に防止できる。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、パーティクルの発生源
であるベアリングやナット部分等の移動機構の発塵部か
ら発生するパーティクルを強制的に効率よく排気するこ
とができる。従って、移動機構が発生するパーティクル
を容易に除去することができ、かつ、ゲートバルブの開
閉時に圧力差があっても、熱処理されたウェーハによる
熱対流が生じても、パーティクルの拡散が防止でき、そ
の結果、ウェーハ等を清浄に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の半導体製造装置を説明
するための横断面図であり、図2のX1−X1線横断面
図である。
【図2】本発明の一実施の形態の半導体製造装置を説明
するための縦断面図であり、図1のY1ーY1線縦断面
図である。
【図3】図2のB部拡大縦断面図である。
【図4】図2のA部拡大縦断面図である。
【図5】図2のC部拡大縦断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態の半導体製造装置の操作
シーケンスを説明するためのシーケンス図である。
【図7】比較のための半導体製造装置のロードロック室
を説明するための図であり、図7Aは図7BのX7−X
7線横断面図であり、図7Bは図7AのY6ーY7線縦
断面図である。
【符号の説明】
1…ロードロック室 2…移動機構 3…移動ブロック 4…ボールネジ 5…ガイド 6、7…ベアリング 10…ボート 11…N2 ガス供給ライン 12…真空排気ライン 13、15、24、123…エアバルブ 14…大気圧ベントライン 16…仕切板 17、18…ゲートバルブ 19…反応炉 20、21、22、23…局所排気ライン 25、26、27…カバー 31、32…ナット(軸受け) 41…圧力計 51…ボート室 52…移動機構室 80…真空ポンプ 91、92…開口部 100、200…半導体製造装置 101…ウェーハ 111〜115…N2 ガス供給管 118、132、140、201、211、221…流
量計 120、121、122…真空排気ライン 131…N2 バラスト配管 150…制御装置 151…表示装置 160…流量調整バルブ 161…スリット 251、271…凹部 252、261、272…空間 253、262、273…隙間

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の処理を行う基板処理室と、 ロードロック室と、 前記ロードロック室内にガスを供給するガス供給手段
    と、 前記ロードロック室内を排気する排気手段と、 前記ロードロック室内に設けられた移動機構であって、
    前記基板を移動可能な前記移動機構と、 前記移動機構の発塵部を局所的に排気可能な局所排気手
    段と、 前記ガス供給手段、前記排気手段および前記局所排気手
    段のうちの少なくとも1つに設けられた流量制御装置
    と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】前記基板処理装置が制御装置と前記ロード
    ロック室内の圧力を検出する圧力検出装置とをさらに備
    え、 前記流量制御装置が少なくとも前記ガス供給手段に設け
    られ、 前記制御装置が前記圧力検出装置からの信号に応じて、
    前記流量制御装置を制御可能であることを特徴とする請
    求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】前記流量制御装置が少なくとも前記局所排
    気手段に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の基板処理装置。
  4. 【請求項4】前記流量制御装置が少なくとも前記排気手
    段に設けられていることを特徴とする請求項1記載の基
    板処理装置。
  5. 【請求項5】前記排気手段が大気圧ベントラインを備
    え、 前記大気圧ベントラインの一端は実質的に大気圧であり
    他端は前記ロードロック室内に連通し、 前記流量制御装置が少なくとも前記大気圧ベントライン
    に設けられていることを特徴とする請求項4記載の基板
    処理装置。
  6. 【請求項6】前記基板処理装置が制御装置と前記ロード
    ロック室内の圧力を検出する圧力検出装置とをさらに備
    え、 前記制御装置が前記圧力検出装置からの信号に応じて、
    前記流量制御装置を制御可能であることを特徴とする請
    求項3乃至5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】前記排気手段が大気圧ベントラインと真空
    ポンプに接続される真空排気ラインとを備え、 前記大気圧ベントラインの一端は実質的に大気圧であり
    他端は前記ロードロック室内に連通し、 前記局所排気手段が前記真空排気ラインに接続されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
    基板処理装置。
  8. 【請求項8】前記排気手段が大気圧ベントラインと真空
    ポンプに接続される真空排気ラインとを備え、 前記大気圧ベントラインの一端は実質的に大気圧であり
    他端は前記ロードロック室内に連通し、 前記基板処理装置が、 前記真空排気ラインの途中に設けられた第1のバルブ
    と、 前記大気圧ベントラインの途中に設けられた第2のバル
    ブと、 制御装置とをさらに備え、 前記移動機構を利用して前記基板が移動中は、前記第1
    のバルブが閉じられており前記第2のバルブが開かれて
    いるように前記第1および第2のバルブが前記制御装置
    によって制御されることを特徴とする請求項1、3、4
    または5記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】前記局所排気手段が前記第1のバルブより
    も下流側において前記真空排気ラインに接続されている
    ことを特徴とする請求項8記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】前記基板処理装置が前記ロードロック室
    内の圧力を検出する圧力検出装置をさらに備え、 前記流量制御装置が少なくとも前記ガス供給手段および
    前記局所排気手段にそれぞれ設けられ、 前記移動機構を利用して前記基板が移動中は、 前記流量制御装置によって前記局所排気手段の排気量よ
    りも大きいガス供給量で前記ガス供給手段により前記ロ
    ードロック室内にガスを供給するように制御し、 前記ガス供給手段により供給されたガスを前記局所排気
    手段および前記排気手段により排気するようにしたこと
    を特徴とする請求項8または9記載の基板処理装置。
  11. 【請求項11】前記基板処理装置が前記ロードロック室
    内の圧力を検出する圧力検出装置をさらに備え、 前記移動機構を利用して前記基板が移動中は、前記制御
    装置が前記圧力検出装置からの信号に応じて前記流量制
    御装置を制御して、前記ロードロック室内を大気圧より
    も高い圧力に保つことを特徴とする請求項8乃至10の
    いずれかに記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】基板の処理を行う基板処理室と、 ロードロック室と、 前記ロードロック室内にガスを供給するガス供給手段
    と、 前記ロードロック室内を排気する排気手段と、 前記ロードロック室内に設けられた移動機構であって、
    前記基板を移動可能な前記移動機構と、 前記移動機構の発塵部を局所的に排気可能な局所排気手
    段と、 前記局所排気手段の排気量を測定する流量測定装置と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  13. 【請求項13】前記局所排気手段が複数設けられ、前記
    複数の局所排気手段のそれぞれに前記流量測定装置が設
    けられていることを特徴とする請求項12記載の基板処
    理装置。
  14. 【請求項14】前記局所排気手段が可撓性のある排気管
    を備えていることを特徴とする請求項12または13記
    載の基板処理装置。
  15. 【請求項15】基板の処理を行う基板処理室と、 ロードロック室と、 前記ロードロック室内にガスを供給するガス供給手段
    と、 前記ロードロック室内を排気する排気手段と、 前記ロードロック室内に設けられた移動機構であって、
    前記基板を移動可能な前記移動機構と、 真空ポンプに接続される第1の真空排気ラインと、 前記基板処理室に連通する第2の真空排気ラインであっ
    て前記第1の真空排気ラインと連通する前記第2の真空
    排気ラインと、 前記移動機構の発塵部を局所的に排気可能な局所排気手
    段であって前記第1の真空排気ラインと連通する前記局
    所排気手段と、 前記局所排気手段の途中に接続されたバルブと、 前記バルブを制御可能な制御手段とを備え、 前記基板処理室において前記基板を処理している間は、
    前記制御手段によって前記バルブが閉じられているよう
    に制御することを特徴とする基板処理装置。
  16. 【請求項16】前記ロードロック室に連通する第3の真
    空排気ラインであって前記第1の真空排気ラインと連通
    する前記第3の真空排気ラインと、 前記第3の真空排気ラインの途中に設けられた第2のバ
    ルブとをさらに備え、 前記制御手段が前記第2のバルブも制御可能であり、 前記基板処理室において前記基板を処理している間は、
    前記制御手段によって前記第2のバルブが閉じられてい
    るように制御することを特徴とする請求項15記載の基
    板処理装置。
  17. 【請求項17】前記ガス供給手段は、前記ロードロック
    室内において前記基板が移動する領域側に連通し、前記
    排気手段は前記ロードロック室内において前記移動機構
    が設けられている領域側に連通していることを特徴とす
    る請求項1乃至16のいずれかに記載の基板処理装置。
  18. 【請求項18】前記ロードロック室内に設けられた仕切
    板であって、前記基板が移動する領域と前記移動機構が
    設けられている領域とを仕切る前記仕切板と、 前記仕切板に設けられたスリットと、をさらに備え、 前記ガス供給手段により前記基板が移動する領域に供給
    されたガスが前記スリットを介して前記移動機構が設け
    られている領域に流入するようにしたことを特徴とする
    請求項17記載の基板処理装置。
  19. 【請求項19】前記ロードロック室が前記基板処理室に
    連結して設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    18のいずれかに記載の基板処理装置。
  20. 【請求項20】基板の処理を行う基板処理室と、 ロードロック室と、 前記ロードロック室内にガスを供給するガス供給手段
    と、 前記ロードロック室内を排気する排気手段と、 前記ロードロック室内に設けられた移動機構であって、
    前記基板を移動可能な前記移動機構と、 前記移動機構の発塵部を局所的に排気可能な局所排気手
    段と、 前記ガス供給手段、前記排気手段および前記局所排気手
    段のうちの少なくとも1つに設けられた流量制御装置
    と、 を備える基板処理装置を用いて、前記ガス供給手段から
    前記ロードロック室内にガスを供給し、前記局所排気手
    段により前記発塵部を局所排気し、前記排気手段により
    前記ロードロック室内の前記ガスを排気すると共に、前
    記流量制御装置により前記ガス供給手段、前記排気手段
    および前記局所排気手段のうちの少なくとも1つの流量
    を制御することにより前記ロードロック室内の圧力を制
    御しつつ前記移動機構を利用して前記基板を移動する工
    程と、 前記基板処理室で前記基板を処理する工程と、 を備えることを特徴とする基板処理方法。
  21. 【請求項21】前記ロードロック室が前記基板処理室に
    連結して設けられており、 前記基板を移動する工程が、前記基板処理室と前記ロー
    ドロック室との間で前記移動機構を利用して前記基板を
    移動する工程であることを特徴とする請求項20記載の
    基板処理方法。
  22. 【請求項22】前記排気手段が、一端が実質的に大気圧
    であり他端が前記ロードロック室内に連通する大気圧ベ
    ントラインを備え、 前記基板を移動する工程が、前記ロードロック室内の圧
    力を大気圧よりも高く制御しつつ前記基板を移動する工
    程であることを特徴とする請求項20または21記載の
    基板処理方法。
  23. 【請求項23】前記基板を移動する工程が、前記局所排
    気手段の流量を測定しつつ前記基板を移動する工程であ
    ることを特徴とする請求項20乃至22のいずれかに記
    載の基板処理方法。
  24. 【請求項24】前記局所排気手段が複数設けられ、 前記複数の局所排気手段のそれぞれに前記流量測定装置
    が設けられ、 前記基板を移動する工程が、前記複数の局所排気手段の
    すべての流量を測定しつつ前記基板を移動する工程であ
    ることを特徴とする請求項23記載の基板処理方法。
  25. 【請求項25】前記局所排気手段が可撓性のある排気管
    を備えていることを特徴とする請求項20乃至24のい
    ずれかに記載の基板処理方法。
  26. 【請求項26】前記基板処理装置が 真空ポンプに接続される第1の真空排気ラインと、 前記基板処理室に連通する第2の真空排気ラインであっ
    て前記第1の真空排気ラインと連通する前記第2の真空
    排気ラインとをさらに備え、 前記局所排気手段が前記第1の真空排気ラインと連通
    し、 前記基板処理室で前記基板を処理する工程が、前記局所
    排気手段から前記真空ポンプを介して排気を行わず、前
    記第1および前記第2の真空排気ラインによって前記基
    板処理室を排気しつつ前記基板処理室内の圧力を制御し
    て前記基板処理室で前記基板を処理する工程であること
    を特徴とする請求項20乃至25のいずれかに記載の基
    板処理方法。
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