JPH09296931A - 加熱調理システム - Google Patents

加熱調理システム

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JPH09296931A
JPH09296931A JP10944896A JP10944896A JPH09296931A JP H09296931 A JPH09296931 A JP H09296931A JP 10944896 A JP10944896 A JP 10944896A JP 10944896 A JP10944896 A JP 10944896A JP H09296931 A JPH09296931 A JP H09296931A
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JP
Japan
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cooking
heating
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personal computer
card
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JP10944896A
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Motoo Sakai
始夫 酒井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理情報の作成及び作成された調理情報の加
熱調理器本体への伝達が容易な加熱調理システムを提供
する。 【解決手段】 被加熱物の加熱調理用マグネトロン8及
び、予め作成された調理情報を読み出してマグネトロン
8の駆動を制御する加熱制御部21が内設されてなる加
熱調理器10と、加熱調理器10の外部にあって調理情
報の書き込みが可能なパーソナルコンピュータ30と、
パーソナルコンピュータ30によって書き込まれた調理
情報を加熱制御部21に伝達可能な情報伝達手段とから
なる。情報伝達手段は、パーソナルコンピュータ30と
加熱制御部21とに送受信部35、25を配設されてな
る赤外線通信機構40である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は加熱調理器に関
し、さらに詳しくは、外部の情報入力手段により入力可
能な調理情報に基づいて加熱を制御する加熱調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱調理器本体に形設された操作
パネルから離れた場所で調理プログラムの入力ができ、
あるいは設定された調理プログラムから調理メニューを
選択可能な加熱調理器が提案されている。特開平5−2
6444号公報には、電子システム手帳により調理プロ
グラムをICカードに入力し、調理時にこのICカード
の調理プログラムに基づいて調理を行う加熱調理器が提
示されている。また、特開昭61−70322号公報に
は、調理ブックの調理メニュ−を選択し、赤外線を用い
た遠隔操作により調理ブックから調理メニュ−の設定、
加熱調理の開始、停止を行う加熱調理器が提示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の加熱調
理器では、前者の場合、電子システム手帳によりICカ
ードに対して調理プログラムの書き込み、読み出し、書
き換えが可能であるが、この調理プログラムの複製、す
なわち、調理プログラムが書き込まれたICカードを電
子システム手帳によって複数作成することは、電子シス
テム手帳が内部に有する記憶容量の制約により困難であ
る。一方、後者の場合、設定された調理プログラムから
調理メニューを選択できるが、調理メニューの追加、あ
るいは変更、すなわち調理プログラムの書き込み、書き
換えはできない。
【0004】この発明の課題は、調理情報の作成及び作
成された調理情報の加熱調理器本体への伝達が容易な加
熱調理システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、被加
熱物を加熱調理する加熱手段及び、予め作成された調理
情報を読み出して前記加熱手段の駆動を制御する加熱制
御部が内設されてなる加熱調理器本体と、前記加熱調理
器本体の外部にあって調理情報の書き込みが可能なパー
ソナルコンピュータと、このパーソナルコンピュータに
よって書き込まれた調理情報を加熱制御部に伝達可能な
情報伝達手段とからなる加熱調理システムが提供され
る。
【0006】この発明における加熱手段としては、マグ
ネトロン、抵抗型の電熱ヒータ、電磁誘導加熱体、ある
いはこれらの組み合わせが挙げられる。この発明におけ
る調理情報とは、加熱手段、例えば、マグネトロン、電
熱ヒータ等の制御出力と、その駆動時間とからなる1工
程を単位として作成された調理メニューが集合されてな
るシーケンスプログラムであり、メニューの種類、前記
工程が表形式で表示可能な形態が好ましい。
【0007】この発明におけるパーソナルコンピュータ
とは、CPU、ROM、RAM、メモリ、入力部及び表
示部を備えた汎用コンピュータであり、DOS/V、M
AC等の広く普及したOSで動作するものが好ましい。
パーソナルコンピュータの形態は、卓上型でもよいが携
帯性に優れたノートブック型が好ましい。情報伝達手段
は、パーソナルコンピュータと加熱制御部とに送受信部
を配設されてなる赤外線通信装置であるのが好ましい。
さらに、赤外線通信装置は、IrDA規格の赤外線通信機能
を有するのが好ましい。
【0008】パーソナルコンピュータは、調理情報を表
形式に表示し、この表の上で調理情報を編集可能な表示
部を具備してなるのが好ましい。パーソナルコンピュー
タは、書き込まれた調理情報の記憶が可能な記憶容量を
有し、それによって調理情報の複製が可能な記憶部を具
備してなるのが好ましい。さらに、記憶部は、PCMCIA規
格(別名JEIDA規格)のPCカードであるのが好ま
しい。
【0009】情報伝達手段は、パーソナルコンピュータ
により調理情報の書き込みが可能なPCMCIA規格のPCカ
ードと、加熱調理器本体に形設され前記PCカードに書
き込まれた調理情報を加熱制御部に受容させるカード受
容部とからなるのが好ましい。この発明におけるカード
受容部とは、加熱調理器本体に形設されたPCカード着
脱用スロットと、このスロットの内部にあって装着され
たPCカードと加熱制御部との電気的な接続を保証する
ソケットと、このソケットに接続されたPCカードの調
理情報に基づいて加熱制御部を駆動する駆動回路を具備
するのが好ましい。この発明によれば、被加熱物を加熱
調理する加熱手段及び、予め作成された調理情報を読み
出して前記加熱手段の駆動を制御する加熱制御部が内設
されてなる加熱調理器本体の加熱制御部を駆動させる調
理情報が書き込まれたPCMCIA規格のPCカードが提供さ
れる。
【0010】さて、本願の加熱調理システムでは、ま
ず、加熱調理器本体の外部に配置されたパーソナルコン
ピュータによって調理情報が書き込まれ、次に、この調
理情報は、情報伝達手段により加熱調理器本体の加熱制
御部に伝達される。加熱制御部は、この調理情報を予め
作成された調理情報として読み出し、この読み出された
調理情報に基づいて加熱手段の駆動を制御することによ
り、被加熱物を加熱調理する。調理情報がパーソナルコ
ンピュータという比較的広く普及した情報入力手段を用
いて書き込めるので、汎用性の高い加熱調理システムを
安定供給できる。情報伝達手段がパーソナルコンピュー
タと加熱制御部とに送受信部を配設されてなる赤外線通
信装置であれば、記憶媒体、例えば、ICカード、フレ
キシブルディスク等の不揮発性記憶媒体を介さずに、直
接的に加熱調理器本体に伝達できる。
【0011】赤外線通信装置が、IrDA規格の赤外線通信
機能を有するのであれば、汎用性の高い加熱調理システ
ムを安定供給できる。パーソナルコンピュータが、調理
情報を表形式に表示し、この表の上で調理情報を編集可
能な表示部を具備しておれば、調理情報の編集が容易に
なる。パーソナルコンピュータが、書き込まれた調理情
報の記憶が可能な記憶容量を有し、それによって調理情
報の複製が可能な記憶部を具備しておれば、このパーソ
ナルコンピュータにPCカードを入れ換えて同一のソフ
ト、すなわち、調理プログラムを有する多数のPCカー
ドを簡単に作成できるので、調理情報を商品化して拡販
する際の効率が向上する。記憶部がPCMCIA規格のPCカ
ードであれば、汎用性の高い加熱調理システムを安定供
給できる。
【0012】情報伝達手段が、パーソナルコンピュータ
により調理情報の書き込みが可能なPCMCIA規格のPCカ
ードと、加熱調理器本体に形設され前記PCカードに書
き込まれた調理情報を加熱制御部に受容させるカード受
容部とからなれば、比較的広く普及したPCカードとい
う不揮発性記憶媒体を介して調理情報の伝達が可能とな
る。調理情報が書き込まれたPCMCIA規格のPCカード
は、標準化が進んで統一規格化され、普及の度合いが年
々高まりつつあるパーソナルコンピュータを用いて調理
プログラムの編集を容易にする。
【0013】
【実施の実施の形態】
〔実施形態1〕図1は、この発明の一実施形態による電
子レンジ10とパーソナルコンピュータ30とからなる
加熱調理システムを示す。加熱調理器としての電子レン
ジ10は、機器本体1と、機器本体1の内部に設けられ
た加熱室2と、加熱室2の内部に高周波を供給するマグ
ネトロン及び導波管(図示せず)とを備えている。機器
本体1の前面には、扉3及び操作パネル4が取り付けら
れている。
【0014】操作パネル4は、図2に示すように、下部
に配置されたパネル入力部6と、上部に配置されたパネ
ル表示部7とを備える。パネル入力部6には、予め設定
し記憶された調理メニュー、すなわちマグネトロンの出
力及び加熱時間(同出力における駆動時間)を対象とな
る被加熱物ごとに設定した調理プログラムの一部を調理
メニューとして選択するためのコースキー11、調理プ
ログラムに依らずにマグネトロンの出力及び加熱時間を
設定するための出力設定キー12及び加熱時間キー1
3、スタートキー14及びとりけしキー15が配置され
ている。パネル表示部7には、加熱中の残り時間、マグ
ネトロンの出力の大きさ及び加熱サインが表示可能であ
る。操作パネル4の下部には、後述する赤外線送受信部
25が配設されている。
【0015】操作パネル4の裏面には、図3に示すよう
に、不揮発性メモリー22等が搭載された制御基板23
が取り付けられ、制御基板23はその下方に配置された
赤外線送受信部20、操作パネル4及びマグネトロン8
の駆動部に電気的に接続されている。図4は、電子レン
ジ10の制御ブロック構成図である。制御基板23に形
成された制御部21は、CPU、ROM、RAM、タイ
マー等を有するマイクロコンピュータを含み、パネル入
力部6、パネル表示部7、マグネトロン8の駆動部、赤
外線送受信部25及び扉スイッチ、加熱センサー等の他
の入出力部が接続されている。
【0016】図1に示したパーソナルコンピュータ30
は、前部に配設されたキー入力部31と、液晶表示部3
2と、側面に開口するフレキシブルディスク着脱用のス
ロット33と、後部に配設された赤外線送受信部35と
を有する。赤外線送受信部35は電子レンジ10の赤外
線送受信部25とともにIrDA規格の赤外線通信機構40
を構成する。情報伝達手段としての赤外線通信機構40
は、図5に示すように、発光ダイオードとフォトトラン
ジスタとが隣接配置された発受光素子対からなる各送受
信部25、35と、送受信部25、35に接続されたIr
DAデバイスドライバ26、36と、IrDAデバイスドライ
バ26、36に対して送受される調理データを記憶する
記憶部27、37とから主に構成されている。なお、赤
外線送受信部25、35は赤外線透過性樹脂からなるカ
バーを備えている。
【0017】電子レンジ10とパーソナルコンピュータ
30とで構成される加熱調理システムを両者の動作に基
づいて説明する。加熱調理の材料となる食材を加熱室2
に収納し扉3を閉じた後、パネル入力部6から所定の入
力操作を行い、マグネトロンを駆動して加熱調理を開始
する。予め設定された調理プログラムの中からコースキ
ー11の操作により調理メニューを選択して加熱調理を
行う場合は、この加熱調理がパーソナルコンピュータ3
0によりシーケンスプログラムの形態で編集された調理
情報に基づいて実施される。
【0018】調理情報を電子レンジ10に入力する際の
操作について説明する。パーソナルコンピュータ30の
キー入力部31を操作して電子レンジ10の調理シーケ
ンスプログラムを呼び出し、液晶表示部32に表示させ
る。調理シーケンスプログラムは、図6に示すように、
マグネトロンの出力と、その駆動時間とを1ステージ
(工程)単位に、調理メニュー番号ごとに工程表示した
表形式で表示されており、この表の上で調理メニューの
編集、すなわち、各ステージ毎に、マグネトロンの出力
と、その駆動時間の書き込み、書き換えが、カーソル、
ポインタの使用等により可能である。また、各ステージ
欄はスクロールにより「ステージ4」以降のステージ設
定及びその表示が可能である。なお、図中の「出力」欄
の数値は出力%を表し、HIは出力100%を表示す
る。編集が終了すると、このプログラムはパーソナルコ
ンピュータ30の揮発性記憶媒体、あるいはスロット3
3に装着されたフレキシブルディスクに記憶される。
【0019】次に、パーソナルコンピュータ30の赤外
線送受信部35を、電子レンジ10の赤外線送受信部2
5に対向する位置に配置し、図中の下部左方に表示され
た「データ送信」のアイコンを操作して編集された調理
メニューをIrDA規格の赤外線信号として電子レンジ10
に送信する。電子レンジ10の赤外線送受信部20で受
信された赤外線信号は、制御基板23の不揮発性メモリ
ー22に書き込まれる。電子レンジ10が、この赤外線
を受信可能な状態にセットされておれば、メモリー22
に書き込まれたプログラムに基づいて電子レンジ10の
加熱制御を遠隔操作で行うことも可能である。
【0020】赤外線通信機構40は双方向の通信が可能
であるから、不揮発性メモリー22に書き込まれた調理
メニューをパーソナルコンピュータ30の液晶表示部3
2に表示させることができる。電子レンジ10の赤外線
送受信部25から送信された赤外線信号が、パーソナル
コンピュータ30の赤外線送受信部35で受信される
と、図中の下部中央に表示された「データ受信」のアイ
コンが点滅して受信状態を表示する。調理メニューの編
集及び送受信を終了するときは、図中の下部右方に表示
された「終了」のアイコンを操作する。
【0021】上記した実施形態では、赤外線通信機構4
0によりパーソナルコンピュータ30と電子レンジ10
の間で、カード、ディスク等の不揮発性記憶媒体を介す
ることなく、直接的な送受信が可能であるため、前記不
揮発性記憶媒体の着脱操作、あるいはこの媒体の管理が
不要となる。また、赤外線送受信部25は赤外線透過性
の樹脂で覆われているので防塵性に優れ、前記不揮発性
記憶媒体、すなわち、ICカード等を介するものであれ
ば必要となる開閉蓋も不要となる。赤外線送受信部25
は、前記不揮発性記憶媒体を着脱可能に接続するスロッ
トよりさらに小さいスペースに取り付けることができる
ので、各機器の小型化が図れる。
【0022】さらに、パーソナルコンピュータ30は、
電子システム手帳等より大型の表示部を備えているの
で、調理メニューの編集が大型画面上で行え、さらに調
理シーケンスプログラムを表形式で表示させることもで
きるので、作業効率は良好である。パーソナルコンピュ
ータ30は、その内部記憶容量が電子システム手帳等よ
り大きいので、大量、多数の調理メニューを含んだ調理
シーケンスプログラムを作成できる。パーソナルコンピ
ュータ30が外部記憶媒体としてのフレキシブルディス
クと接続可能なので、このディスクに調理シーケンスプ
ログラムを記憶させたり、別のディスクと調理シーケン
スプログラムの交換を行ったり、パーソナルコンピュー
タ30を用いて別のディスクへ調理シーケンスプログラ
ムの複写、すなわち、複製を行うことも可能である。
【0023】また、パーソナルコンピュータ30が携帯
型(ノートブック型)であるため、例えば、業務用の展
開において各店舗の電子レンジの調理メニューの更新が
容易である。また、赤外線通信機構40により数台の電
子レンジの調理メニューの更新を一度の操作で行うこと
ができる。このシステムにおけるIrDA規格の赤外線通信
方式は、標準化が進み、この方式の赤外線通信機構を搭
載したパーソナルコンピュータが多数商品化されている
ので、システムの安定供給、すなわち、汎用性、保守
性、耐用年数等の点で優れた加熱調理システムを提供で
きる。
【0024】〔実施形態2〕図7は、この発明の一実施
形態による電子レンジ50とパーソナルコンピュータ7
0とからなる加熱調理システムを示す。この実施形態で
は、前記した実施形態1で示した加熱調理システムが、
情報伝達手段として赤外線通信機構を用いているのに対
し、不揮発性記憶媒体、特に、PCMCIA規格のPCカード
を情報伝達手段として用いている。したがって、実施形
態1と異なる構成部分について以下に述べる。
【0025】電子レンジ50は、操作パネル4の下部に
PCMCIA規格のPCカード60が着脱可能なカードスロッ
ト51を備えている。カードスロット51は、図8に示
すように、PCカードと電気的に接続可能なソケット5
2を備え、このソケット52は操作パネル4の裏面に取
り付けられた制御基板53に電気的に接続されている。
一方、パーソナルコンピュータ70(図7)は、前部に
配設されたキー入力部71と、液晶表示部72と、側面
に開口するカードスロット73と、フレキシブルディス
クドライバ74とを有する携帯型パーソナルコンピュー
タであり、40Mbitの記憶容量を有するPCカード
60の書き込み、読み出しが可能である。
【0026】電子レンジ50とパーソナルコンピュータ
70とで構成される加熱調理システムを両者の動作に基
づいて説明する。実施形態1と同様に加熱調理の材料と
なる食材を加熱室2に収納し扉3を閉じた後、パネル入
力部6から所定の入力操作を行い、マグネトロン8の駆
動部を駆動して加熱調理を開始する。予め設定された調
理プログラムの中からコースキー11(図2)の操作に
より調理メニューを選択して加熱調理を行う場合は、P
Cカード60をカードスロット51に挿入した後、PC
カード60から読み出された調理プログラムに基づいて
加熱制御が行われる。
【0027】調理情報を電子レンジ50に入力する操作
について説明する。PCカード60をカードスロット7
3に挿入した後、パーソナルコンピュータ70のキー入
力部71を操作して電子レンジ50の調理シーケンスプ
ログラムを呼び出し、液晶表示部72に表示させる。調
理シーケンスプログラムは、図9に示すように、マグネ
トロンの出力と、その駆動時間とを1ステージ(工程)
単位に、調理メニュー番号ごとに工程表示した表形式で
表示されており、この表の上で調理メニューの編集、す
なわち、各ステージ毎に、マグネトロンの出力と、その
駆動時間の書き込み、書き換えが、カーソルあるいはポ
インタの使用により可能である。また、各ステージ欄は
スクロールにより「ステージ4」以降のステージ設定及
びその表示が可能である。なお、PCカード60の読み
出し、書き込み及び編集の終了は、図中の下部に表示さ
れた各アイコンで操作する。
【0028】次に、編集された調理メニューをPCカー
ド60に記憶させ、このPCカード60をカードスロッ
ト73から抜き出し、電子レンジ10のカードスロット
51に挿入する。これにより、PCカード60から読み
出された調理プログラムに基づいて加熱制御が行われ
る。
【0029】上記した実施形態では、パーソナルコンピ
ュータ70が、標準化が進んだPCMCIA規格のPCカード
60を外部情報記憶手段として接続可能であり、この規
格の外部情報記憶手段を搭載したパーソナルコンピュー
タが多数商品化されているので、システムの安定供給、
すなわち、汎用性、保守性、耐用年数等の点で優れた加
熱調理システムを提供できる。PCカード60はフレキ
シブルディスクより記憶容量が大きく、大量、多数の調
理メニューを含んだ調理シーケンスプログラムを作成で
きる。また、別のPCカードで調理シーケンスプログラ
ムの交換を行ったり、パーソナルコンピュータ70を用
いて別のPCカードへの調理シーケンスプログラムの複
写、すなわち、複製を行うことも容易である。
【0030】さらに、パーソナルコンピュータ70は、
電子手帳等より大型の表示部を備えているので、調理メ
ニューの編集が大型画面上で行え、さらに調理シーケン
スプログラムを表形式で表示させることもできるので、
作業効率は良好である。また、パーソナルコンピュータ
70がノートブック型であるため、携帯性に優れる。さ
らに、調理シーケンスプログラムの複製が容易であるの
で、業務用の展開において各店舗の電子レンジの調理メ
ニューの更新が容易である。
【0031】
【発明の効果】この発明の加熱調理システムでは、調理
情報がパーソナルコンピュータという比較的広く普及し
た情報入力手段を用いて書き込めるので、大型画面で、
大量、多数の調理メニューを含んだ調理情報の編集が可
能となり、汎用性の高い加熱調理システムを安定供給で
きる。情報伝達手段がパーソナルコンピュータと加熱制
御部とに送受信部を配設されてなる赤外線通信装置であ
れば、記憶媒体、例えば、ICカード、フレキシブルデ
ィスク等の不揮発性記憶媒体を介さずに、直接的に加熱
調理器本体に伝達できる。さらに、赤外線通信装置が、
標準化されたIrDA規格の赤外線通信機能を有するのであ
れば、汎用性の高い加熱調理システムを安定供給でき
る。
【0032】パーソナルコンピュータが、調理情報を表
形式に表示し、この表の上で調理情報を編集可能な表示
部を具備しておれば、調理情報の編集が容易になる。パ
ーソナルコンピュータが、書き込まれた調理情報の記憶
が可能な記憶容量を有し、それによって調理情報の複製
が可能な記憶部を具備しておれば、調理情報を商品化し
て拡販する際の効率が向上する。記憶部がPCMCIA規格の
PCカードであれば、このPCカードと接続可能なパー
ソナルコンピュータが近年多数商品化され市場に流通し
ているので、汎用性の高い加熱調理システムを安定供給
できる。
【0033】情報伝達手段が、パーソナルコンピュータ
により調理情報の書き込みが可能なPCMCIA規格のPCカ
ードと、加熱調理器本体に形設され前記PCカードに書
き込まれた調理情報を加熱制御部に受容させるカード受
容部とからなれば、標準化が進み比較的広く普及したP
Cカードという不揮発性記憶媒体を介して調理情報の伝
達が可能となる。調理情報が書き込まれたPCMCIA規格の
PCカードは、近年普及がさらに高まりつつあるパーソ
ナルコンピュータに接続可能であるため、調理情報の伝
達が効率的に行われる。本願発明により、調理情報の作
成及び作成された調理情報の加熱調理器本体への伝達が
容易な加熱調理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施形態による加熱調理シス
テムを構成する電子レンジ及びパーソナルコンピュータ
の斜視図。
【図2】図1の電子レンジの操作パネルを説明する図。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図1の電子レンジの制御ブロック図。
【図5】赤外線通信機構の概略を示すブロック図。
【図6】図1のパーソナルコンピュータの調理情報の編
集画面を示す図。
【図7】この発明の他の実施形態による加熱調理システ
ムを構成する電子レンジ及びパーソナルコンピュータの
斜視図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】図7のパーソナルコンピュータの調理情報の編
集画面を示す図。
【符号の説明】
1 機器本体 8 マグネトロン 10 電子レンジ 21 制御部 22 不揮発性記憶媒体(記憶部) 25 送受信部 30 パーソナルコンピュータ 32 液晶表示部 35 送受信部 40 赤外線通信機構(情報伝達手段) 51 カードスロット(カード受容部) 60 PCカード(情報伝達手段) 72 液晶表示部 73 カードスロット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を加熱調理する加熱手段及び、
    予め作成された調理情報を読み出して前記加熱手段の駆
    動を制御する加熱制御部が内設されてなる加熱調理器本
    体と、 前記加熱調理器本体の外部にあって調理情報の書き込み
    が可能なパーソナルコンピュータと、 このパーソナルコンピュータによって書き込まれた調理
    情報を加熱制御部に伝達可能な情報伝達手段とからなる
    加熱調理システム。
  2. 【請求項2】 情報伝達手段がパーソナルコンピュータ
    と加熱制御部とに送受信部を配設されてなる赤外線通信
    装置である請求項1に記載の加熱調理システム。
  3. 【請求項3】 赤外線通信装置が、IrDA規格の赤外線通
    信機能を有する請求項2に記載の加熱調理システム。
  4. 【請求項4】 パーソナルコンピュータが、調理情報を
    表形式に表示し、この表の上で調理情報を編集可能な表
    示部を具備してなる請求項1に記載の加熱調理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 パーソナルコンピュータが、書き込まれ
    た調理情報の記憶が可能な記憶容量を有し、それによっ
    て調理情報の複製が可能な記憶部を具備してなる請求項
    1に記載の加熱調理システム。
  6. 【請求項6】 記憶部が、PCMCIA規格のPCカードであ
    る請求項5に記載の加熱調理システム。
  7. 【請求項7】 情報伝達手段が、パーソナルコンピュー
    タにより調理情報の書き込みが可能なPCMCIA規格のPC
    カードと、加熱調理器本体に形設され前記PCカードに
    書き込まれた調理情報を加熱制御部に受容させるカード
    受容部とからなる請求項1に記載の加熱調理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の調理情報が書き込まれ
    たPCMCIA規格のPCカード。
JP10944896A 1996-04-30 1996-04-30 加熱調理システム Pending JPH09296931A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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