JP2003050019A - 電子レンジの調理名入力装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ユーザが電子レンジの調理のため
に所望の調理情報を設定するようにし、前記ユーザが設
定した調理情報を格納し、後でユーザの所望の調理を容
易に選択できるようにする電子レンジの調理名入力装置
及び方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ユーザが新しい調理に関するデータを設
定できるように新しい調理法設定画面と新しい調理名設
定画面とを提供する表示装置４０と、前記表示装置４０
の調理法設定画面によってユーザが設定した新しい調理
法設定画面を格納する調理法格納装置８０と、前記表示
装置４０の調理名設定画面によってユーザが設定した新
しい調理名設定画面を格納する調理名格納装置７０と、
前記表示装置４０と格納装置とのデータを制御してユー
ザの必要時に前記新しい調理名と調理法を表示するよう
に制御するマイクロコンピュータ１０とを備えて構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジに関
し、より詳わしくは、ユーザが電子レンジの調理メニュ
ーに対する所望の調理名と調理法を格納し、繰り返して
使用する時に簡便に調理できるようにする電子レンジの
調理名入力装置及び方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、電子レンジはマグネトロンから
発するマイクロ波が食べ物の内部に浸透しながら加熱す
る加熱機器である。前記のような電子レンジを用いる場
合、ユーザは電子レンジのキー入力部に備えられている
キーを操作して調理メニュー及び調理時間を選択し、調
理開始キーを押す。これにより、ユーザが入力した調理
メニューに従って、マグネトロンが駆動されて高周波の
マイクロ波が調理室に照射され調理過程が行われる。

【０００３】また、ユーザがグリル機能またはコンベク
ション機能を選択すれば、これによってヒーターが駆動
する。そして、ヒーターから発生した熱が内部冷却ファ
ンによって強制的に循環されることによって、食べ物が
調理できる。このように調理が行われる間、電子レンジ
の調理画面には調理時間の経過が表示され、または残り
調理時間が表示される。また、選択された調理メニュー
による調理時間が完了すれば、表示装置で前記調理完了
を表示するようになる。

【０００４】上記のような従来の電子レンジについて図
面を参照して詳細に説明する。図４は、従来の電子レン
ジの表示画面を制御するための構成図である。従来の電
子レンジは、電子レンジを動作させるためのプログラム
を内蔵したマイクロコンピュータ１と、前記マイクロコ
ンピュータ１がプログラムを行うために基準クロックを
供給する発振回路６と、前記マイクロコンピュータ１に
電源を供給する電源回路２とを備えている。

【０００５】なお、ユーザの所望の電子レンジの機能を
入力させることができるキー入力回路３と、前記キー入
力回路３から入力された内容及び電子レンジの動作状態
を示す表示装置４と、前記キー入力回路３から入力され
た内容に従って前記マイクロコンピュータ１が電子レン
ジを動作させるためのリレー制御部５とから構成されて
いる。前記のように構成された従来の電子レンジの表示
画面制御方法について詳察する。

【０００６】図５は、従来の電子レンジのユーザ調理を
設定するための表示画面を示す。ユーザは電子レンジに
既に設定されている調理メニューの他に新たに任意の調
理が行われるように、図５のブロック（ａ）に示すよう
に、表示画面に表示されている‘ユーザ調理’メニュー
をキー入力回路３を通じて選択する。ユーザが選択した
キー信号は前記マイクロコンピュータ１に入力され、前
記マイクロコンピュータ１はユーザが選択した機能によ
る制御信号を表示装置４を通じて出力されるように制御
する。前記表示装置４はマイクロコンピュータ１の制御
信号によって、ユーザが選択した‘ユーザ調理’に対す
る調理時間と出力を設定できるように、図５のブロック
（ｂ）に示すように、表示画面に調理時間と出力設定画
面を示すようになる。

【０００７】この時、‘ユーザ調理’表示画面は、ユー
ザが最も最後に設定したデータを出力する。そして、前
記表示画面に出力されるデータは、ユーザが修正キーを
選択して調理時間と出力を修正して設定できる。従っ
て、ユーザが修正キーを選択すると、ユーザが新たに入
力するための表示画面が出力される。これによって、ユ
ーザは前記表示画面を見ながら、任意に調理時間及び出
力をキー入力回路３を通じて図５のブロック（ｃ）に示
した表示画面に設定するようになる。

【０００８】このように調理時間を設定し、図５のブロ
ック（ｄ）に示した表示画面で再びキー入力回路３に備
えられたスタートキーを押すようになる。ユーザがスタ
ートキーを押すと、マイクロコンピュータ１は前記信号
をキー入力回路３から入力されて、これを制御してリレ
ー制御部５と表示装置４に制御信号を出力するようにな
る。従って、電子レンジが新しい調理設定によって設定
された調理時間の間に駆動される。そして、電子レンジ
の表示装置４は、図５のブロック（ｅ）に示すように、
ユーザに電子レンジが調理中であることを表示する。

【０００９】しかし、前記のような従来の電子レンジの
新しい調理入力方法にはいくつかの問題点を有してい
る。先ず、ユーザが電子レンジに新たに任意の調理メニ
ューを設定した場合、前記以前に設定したメニューを記
憶していなかった。従って、前に設定した同一メニュー
の調理を行う時毎に再度調理時間を入力しなければなら
ないという不便があった。従って、ユーザに電子レンジ
の使い勝手を提供することが難しかった。また、ユーザ
が新たに入力した任意の調理データが記憶できない場
合、電子レンジ調理を正確に行なうことができないとい
う問題点がある。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みなされたものであって、ユーザが電子レンジの
調理のために所望の調理情報を設定するようにし、前記
ユーザが設定した調理情報を格納し、後でユーザの所望
の調理を容易に選択できるようにする電子レンジの調理
名入力装置及び方法を提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による電子レンジの調理名入力装置は、ユー
ザが新しい調理に関するデータを設定できるように新し
い調理法設定画面と新しい調理名設定画面とを提供する
表示装置と、前記表示装置の調理法設定画面によってユ
ーザが設定した新しい調理法設定画面を格納する調理法
格納装置と、前記表示装置の調理名設定画面によってユ
ーザが設定した新しい調理名設定画面を格納する調理名
格納装置と、前記表示装置と格納装置とのデータを制御
してユーザの必要時に前記新しい調理名と調理法を表示
するように制御するマイクロコンピュータとを備えてい
る。

【００１２】また、本発明のよる電子レンジ調理名入力
方法は、ユーザが新しい調理に関するデータを追加する
ためにユーザ調理を選択する選択ステップと、前記ユー
ザ調理選択によって前記選択信号を電子レンジ内で認識
する認識ステップと、前記認識されたユーザ信号によっ
てユーザが新しい調理法を設定して確認できるように調
理法設定画面を提供する表示ステップと、前記表示ステ
ップの設定画面によってユーザが新しい調理法と調理名
に関するデータを設定する調理法及び調理名データ設定
ステップと、前記設定ステップの設定値を格納するデー
タ格納ステップとを含んでいる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明による電子レンジ調
理名入力装置及び方法に対し添付図面を参照してより詳
しく説明する。図１は、本発明による電子レンジの表示
画面制御のための構成図である。本発明による電子レン
ジは、電子レンジを動作させるためのプログラムを内蔵
し、電子レンジの駆動に必要な各種制御信号を出力する
マイクロコンピュータ１０と、前記マイクロコンピュー
タ１０がプログラムを行うために基準クラックを供給す
る発振回路６０と、前記マイクロコンピュータ１０に電
源を供給する電源装置２０とを備えている。

【００１４】なお、ユーザが電子レンジの所望の機能を
入力できるキー入力回路３０と、前記キー入力回路３０
から入力された内容及び電子レンジの動作状態を示す表
示装置４０と、前記キー入力回路３０から入力された内
容に従ってマイクロコンピュータ１０が電子レンジを動
作させるためのリレー制御部５０とを備えている。そし
て、ユーザが入力した電子レンジ調理法を格納する調理
法格納装置８０と、ユーザが入力したユーザ調理法に該
当する調理名を格納する調理名格納装置７０とから構成
されている。

【００１５】前記のように構成された本発明の電子レン
ジ調理名入力方法を一実施例として詳細に説明する。図
２及び図３は、本発明による電子レンジにおいて、ユー
ザが新しい調理情報を設定するための表示画面とその方
法を説明するフローチャートである。電子レンジの初期
画面において、ユーザが調理を行う時、先ずキー入力回
路３０を通じて調理方法を選択する（ステップ１０
０）。この時、電子レンジの調理方法は‘手動調理’、
‘自動調理’、‘ユーザ調理’に区分される。

【００１６】そして、前記電子レンジの表示画面には、
図２のブロック（ａ）のように、‘手動調理’、‘自動
調理’、‘ユーザ調理’の文句が示される。前記表示画
面の状態において、ユーザは新しい調理を設定するため
に‘ユーザ調理’を電子レンジのキー入力回路３０を通
して入力する。これによりユーザが選択した‘ユーザ調
理’信号は電子レンジのマイクロコンピュータ１０に入
力され、前記マイクロコンピュータ１０は前記信号に対
する制御信号を表示装置４０に出力されるように制御す
る（ステップ１１０）。

【００１７】前記ステップ１１０において、表示装置４
０はマイクロコンピュータ１０の制御信号によって次の
表示画面に‘ユーザ調理’に対する調理メニューを示す
（ステップ１２０）。即ち、図２のブロック（ｂ）のよ
うに、調理メニューには既に設定されているメニューと
ユーザが新たに設定できる‘新メニューの追加’とから
なっている。

【００１８】これにより、ユーザは新たに任意のメニュ
ーを設定するために‘新メニューの追加’キーを選択す
る（ステップ１３０）。前記ステップ１３０において、
ユーザが選択したキー信号はマイクロコンピュータ１０
に入力される。これにより、前記マイクロコンピュータ
１０はユーザが入力した信号に対する制御信号が電子レ
ンジの表示装置４０に出力されるように制御する（ステ
ップ１４０）。

【００１９】その結果、前記表示装置４０は、マイクロ
コンピュータ１０の制御信号によってユーザが新しい調
理メニューに対するデータを設定できるように、図２の
ブロック（ｃ）のようなユーザ設定画面を提供するよう
になる（ステップ１５０）。前記ユーザ設定画面（図２
のブロック（ｃ））は、調理時間と出力設定に対する画
面で構成され、ユーザはこれを確認してキー入力回路３
０の数字キーを選択して新たに追加する調理に対する調
理時間と出力を設定する（ステップ１６０）。

【００２０】前記ステップ１６０において、ユーザが設
定した調理時間及び出力に関するデータはマイクロコン
ピュータ１０に入力され、前記マイクロコンピュータ１
０は前記データを再び調理法格納装置８０に伝達する。
従って、前記調理法格納装置８０はユーザが設定した新
しい調理に対する調理時間及び出力に対するデータを格
納するようになる（ステップ１７０）。

【００２１】前記ステップ１７０において、調理法格納
装置８０に調理時間と出力に対するデータが格納すれ
ば、マイクロコンピュータ１０はユーザが新たに調理名
を設定できるように制御信号を表示装置４０に出力す
る。これによって、図２のブロック（ｃ）に示すよう
に、前記表示装置４０は調理名を入力できる調理名入力
画面をユーザに提供する（ステップ１８０）。

【００２２】これにより、ユーザは、前記調理名入力に
関する表示画面を確認し、キー入力回路３０に備えられ
た子音／母音またはアルファベットを組み合わせて新し
い調理名を設定する（ステップ１９０）。そして、ユー
ザが新しい調理名の設定を完了すれば、キー入力回路３
０の完了キーを選択して新しい調理名設定を完了するよ
うになる。

【００２３】これと同時に、ユーザが設定完了キーを押
すと、前記信号はマイクロコンピュータ１０に入力され
る。前記マイクロコンピュータ１０はユーザが新しい調
理設定を完了すると、キー入力回路３０の完了キーを選
択したか否かを判断するようになる（ステップ２０
０）。前記ステップ２００において判断した結果、ユー
ザが設定完了キーを選択すると、前記ユーザが設定した
調理名に関するデータを調理名格納装置７０に出力する
ようになる。そして、前記調理名格納装置７０はマイク
ロコンピュータ１０から入力された調理名に関するデー
タを格納するようになる（ステップ２１０）。

【００２４】前記のような制御動作により追加で格納し
た調理名（本発明の一実施例はワカメスープ）は、図２
のブロック（ｅ）に示すように、表示装置４０に同時に
表示される。前記状態でユーザがキー入力回路３０を用
いて新たに追加された調理メニューを選択すれば、前記
信号をマイクロコンピュータ１０が認知する。そして、
前記マイクロコンピュータ１０は新たに追加された調理
メニュー（ワカメスープ）に該当するデータを、図２の
ブロック（ｆ）に示すように、表示装置４０に出力する
ように制御すると同時に調理が進行されるように制御す
る。

【００２５】以上のように、本発明はユーザが電子レン
ジ調理時に新しい調理メニューを追加する場合、ユーザ
が入力した新しい調理メニューを格納し、ユーザが簡便
に追加された調理メニューを繰り返して用いることがで
きることを基本的な技術思想とする。以上、本発明の好
適な実施の形態について説明したが、本発明の請求範囲
を逸脱することなく、当業者は種々の改変をなし得るで
あろう。

【００２６】

【発明の効果】本発明による電子レンジ調理名入力装置
は、ユーザが新たに調理メニューを追加する時、調理法
に合う任意の調理名を入力することによって、入力され
たユーザ調理の中で所望の調理メニューを容易に選択で
きる。そして、新しい調理に対する情報が記憶できない
場合、簡単に調理名を選択して所望の調理を行うことが
できる。従って、電子レンジの調理をより簡便化で、効
率的に行なうことができるという効果を有する。また、
ユーザが自分の所望の料理基準を設定して一度入力して
おけば、いつでも入力されたユーザ調理名を選択して自
分に合う料理を作ることができるので、ユーザに電子レ
ンジ使用に対する満足度を高め、使い勝手をも高めると
いう効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による電子レンジの表示画面制御のため
の構成図である。

【図２】本発明による電子レンジのユーザ調理を設定す
るための表示画面である。

【図３】本発明による電子レンジの調理名入力方法を示
すフローチャートである。

【図４】従来の電子レンジの表示画面を制御するための
構成図である。

【図５】従来の電子レンジのユーザ調理を設定するため
の表示画面である。

【符号の説明】

１、１０…マイクロコンピュータ ２、２０…電源回路 ３、３０…キー入力回路 ４、４０…表示装置 ５、５０…リレー制御部 ６、６０…発振回路 ７０…調理名格納装置 ８０…調理法格納装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ユーザが新しい調理に関するデータを設
   定できるように調理法設定画面と調理名設定画面とを提
   供する表示装置と、 前記表示装置の調理法設定画面によってユーザが設定し
   た新しい調理法設定画面を格納する調理法格納装置と、 前記表示装置の調理名設定画面によってユーザが設定し
   た新しい調理名設定画面を格納する調理名格納装置と、 前記表示装置と格納装置とのデータを制御し、ユーザの
   必要に応じて前記新しい調理名と調理法を表示するよう
   に制御するマイクロコンピュータとを備えたことを特徴
   とする電子レンジの調理名入力装置。
2. 【請求項２】 前記表示装置から提供する調理名の設定
   画面は、ユーザにより入力される調理名を表示する調理
   名表示部と、 前記調理名の入力のために子音、母音及びアルファベッ
   トが選択できるように子音、母音及びアルファベットを
   表示する文字表示部と、 新しい調理名の入力が終わると、調理名入力完了のため
   の入力完了部とを備えたことを特徴とする請求項１に記
   載の電子レンジの調理名入力装置。
3. 【請求項３】 ユーザが新しい調理に関するデータを追
   加するためにユーザ調理を選択する選択ステップと、 前記ユーザ調理選択による選択信号を電子レンジ内で認
   識する認識ステップと、 前記認識された選択信号によってユーザが新しい調理法
   を設定して確認できるように調理法設定画面を提供する
   表示ステップと、 前記表示ステップの設定画面によってユーザが新しい調
   理法と調理名に関するデータを設定する調理法及び調理
   名データ設定ステップと、 前記設定ステップの設定値を格納するデータ格納ステッ
   プとを含むことを特徴とする電子レンジの調理名入力方
   法。