JPH09296520A - パネル構造および建物ユニット - Google Patents

パネル構造および建物ユニット

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JPH09296520A
JPH09296520A JP8110770A JP11077096A JPH09296520A JP H09296520 A JPH09296520 A JP H09296520A JP 8110770 A JP8110770 A JP 8110770A JP 11077096 A JP11077096 A JP 11077096A JP H09296520 A JPH09296520 A JP H09296520A
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JP
Japan
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panel
frame
pair
beams
floor
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JP8110770A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Hagihira
潔 萩平
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間材を容易に設置できかつ梁を共通化でき
るパネル構造および建物ユニットを提供すること。 【解決手段】 予め一対の根太22A間に複数の支持材
23を根太22Aと直角に接合し、これらの支持材23
上に支持材23と直角に中間材24を固定しておき、こ
の中間材24および支持材23と一体化した根太22A
を他の根太22Aとともに一対の梁21間に架け渡して
固定して床パネル12を形成する。同様にして支持材2
3および中間材24と一体化した小梁22Bを他の小梁
22Bとともに梁21間に架け渡して天井パネル13を
形成し、これらの床パネル12および天井パネル13を
妻フレーム11と接合して建物ユニット10を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の天井や床を
構成するパネル構造と、そのパネル構造を有する床パネ
ルおよび天井パネルを含んで構成される建物ユニットに
関する。
【0002】
【背景技術】近年、工業化率を高めて建設現場での施工
期間を短縮するために、複数の建物ユニットを予め工場
で製造し、これらを建設現場で組み合わせて建物を構築
するユニット工法が用いられている。この建物ユニット
は、例えば、図4に示すように、一対の柱111および
一対の梁112からなる矩形枠状の妻フレーム11と、
これらの妻フレーム11の下側の梁112同士を連結す
る床パネル52と、上側の梁112同士を連結する天井
パネル53とを含んで直方体形状に構成される。
【0003】床パネル52および天井パネル53は、一
対の梁21間に複数の根太22Aまたは小梁22Bをそ
れぞれ一定ピッチ間隔で架け渡したフレーム54を備え
ている。ここで、根太22Aまたは小梁22Bは、建物
ユニット50内に一定ピッチ間隔で仮想設定されたグリ
ッドGに沿って配置されている。通常、グリッドGの間
隔は、規定寸法(例えば910mm)を1モジュールとしたと
き、1/2モジュールに設定されている。
【0004】図5に示すように、根太22Aは、各梁2
1のグリッドG上に予め溶接固定しておいた板状の接合
部材56を介して梁21に接合されている。この接合
は、根太22Aの端部側面を接合部材56に当接させ、
横方向から釘57打ちすることにより行われている。小
梁22Bも根太22Aと同様にして横方向から打ち込ま
れる釘等により梁21に固定されている。各フレーム5
4の表面(室内側の面)には、図示しない面材が張られ
ている。
【0005】従来、このような建物ユニット50内に廊
下や階段等を形成する場合には、これらの根太22Aや
小梁22Bに沿って間仕切壁40を形成し、この間仕切
壁40の上下端部をそれぞれ小梁22Bおよび根太22
Aに対して固定するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、廊下や階段
の幅寸法を2グリッド寸法(例えば910mm)に設定した
場合には狭く、かといって3グリッド寸法(例えば1365
mm)に設定すると広すぎて他の空間を制約してしまうこ
とから、幅寸法をそれらの中間に設定したい場合があ
る。このような場合、隣接する一対の根太22A間およ
び小梁22B間に、根太22Aや小梁22Bと平行に中
間材55を架け渡し、各パネル52,53の中間材55
に間仕切壁40の上下端部をそれぞれ固定することが考
えられる。
【0007】しかし、梁21には中間材55を取り付け
るための接合部材56を追加設置しなければならず、通
常の梁とは異なる仕様の梁が必要となるうえに、この接
合部材56の設置位置は中間材55の設置位置に応じて
変えなければならないので、梁21の仕様が一層複雑化
するという問題があった。また、中間材55を根太22
A間または小梁22B間に設置しようとすると、隣接す
る根太22Aまたは小梁22Bとの間隔が狭く、工具を
挿入して横方向から釘打ち等を行うことが困難な場合が
ある。
【0008】本発明の目的は、中間材を簡単に設置でき
かつ梁を共通化できるパネル構造および建物ユニットを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のパネル構造は、
図面を参照して説明すると、一対の梁21、これらの梁
21間に一定ピッチ間隔で架け渡された複数の架設材2
2A,22B、互いに隣接する一対の前記架設材22
A,22B間に架け渡された少なくとも二つ以上の支持
材23、およびこれらの支持材23に前記架設材22
A,22Bと平行に設けられた中間材24を備えたフレ
ーム20A,20Bと、このフレーム20A,20Bの
表面に張られた面材29A,29Bとを有することを特
徴とする。
【0010】このような本発明においては、中間材24
や支持材23を直接梁21に接合しないので、これらを
取り付けるためのブラケット等を梁21に設置しておく
必要がなくなり、梁21の仕様を共通化できる。また、
中間材24が架設材22A,22Bに架け渡された支持
材23に設けられるので、架設材22A,22Bとの間
隔が狭い場合には、架設材22A,22Bと支持材23
と中間材24とを予め一体化させておけば、架設材22
A,22Bを梁21に固定するだけで中間材24を簡単
に設置することができる。これらにより、前記目的が達
成される。
【0011】さらに、前記架設材22A,22Bと支持
材23とは、前記架設材22A,22Bの裏面に当接さ
れる第一当接面31、およびこの第一当接面31から直
角に延設され前記支持材23の裏面に当接される第二当
接面32を有するブラケット30を介して接合されてい
ることが望ましい。
【0012】このようにブラケット30の第一当接面3
1および第二当接面32が、それぞれ架設材22A,2
2Bおよび支持材23の各裏面に当接されるので、釘打
ち等の接合作業をフレーム20A,20Bの裏面側の広
い空間で行えるようになり、容易に接合することができ
る。また、ブラケット30はフレーム20A,20Bの
裏面に取り付けられるので、フレーム20の表面にブラ
ケット30が突出することがなく、面材29A,29B
を従来どおりに張ることができる。
【0013】前記フレームは床フレーム20Aでありか
つ前記面材は前記フレーム20Aの上面に張られた床面
材29Aであり、前記中間材24は前記支持材23の上
に設置されていることが望ましい。このようにすれば、
中間材24に間仕切壁40等の設備が固定されてもその
荷重を支持材23を介して架設材22Aに伝達させ確実
に分散させることが可能となり、中間材24の強度を確
保できる。
【0014】一方、本発明の建物ユニット10は、矩形
枠状の一対の妻フレーム11と、これらの妻フレーム1
1の下辺同士を連結する床パネル12と、前記妻フレー
ム11の上辺同士を連結する天井パネル13とを含んで
構成される建物ユニット10であって、前記床パネル1
2および天井パネル13の少なくともいずれか一方は、
一対の梁21、これらの梁21間に一定ピッチ間隔で架
け渡された複数の架設材22A,22B、互いに隣接す
る一対の前記架設材22A,22B間に架け渡された少
なくとも二つ以上の支持材23、およびこれらの支持材
23に前記架設材22A,22Bと平行に設けられた中
間材24を備えたフレーム20A,20Bと、このフレ
ーム20A,20Bの表面に張られた面材29A,29
Bとを有することを特徴とする。
【0015】このような本発明においては、中間材24
や支持材23を直接梁21に接合しないので、これらを
取り付けるためのブラケット等を梁21に設置しておく
必要がなくなり、梁21の仕様を共通化できる。また、
中間材24が架設材22A,22Bに架け渡された支持
材23に設けられるので、架設材22A,22Bとの間
隔が狭い場合には、架設材22A,22Bと支持材23
と中間材24とを予め一体化させておけば、架設材22
A,22Bを梁21に固定するだけで中間材24を簡単
に設置することができる。そして、床パネル12および
天井パネル13の少なくともいずれか一方を前述した中
間材24を備えたパネルとすれば、この中間材24に間
仕切壁40や棚等の各種設備を固定できるようになり、
任意の設備を容易に設置できる。これらにより、前記目
的が達成される。
【0016】そして、本発明の建物ユニット10は、矩
形枠状の一対の妻フレーム11と、これらの妻フレーム
11の下辺同士を連結する床パネル12と、前記妻フレ
ーム11の上辺同士を連結する天井パネル13とを含ん
で構成される建物ユニット10であって、前記床パネル
12および天井パネル13は、一対の梁21、これらの
梁21間に一定ピッチ間隔で架け渡された複数の架設材
22A,22B、互いに隣接する一対の前記架設材22
A,22B間に架け渡された少なくとも二つ以上の支持
材23、およびこれらの支持材23に前記架設材22
A,22Bと平行に設けられた中間材24を備えたフレ
ーム20A,20Bと、このフレーム20A,20Bの
表面に張られた面材29A,29Bとをそれぞれ有し、
この床パネル12および天井パネル13の前記各中間材
24が対向配置されていることを特徴とする。
【0017】本発明では、中間材24や支持材23を直
接梁21に接合しないので、これらを取り付けるための
ブラケット等を梁21に設置しておく必要がなくなり、
梁21の仕様を共通化できる。また、中間材24が架設
材22A,22Bに架け渡された支持材23に設けられ
るので、架設材22A,22Bとの間隔が狭い場合に
は、架設材22A,22Bと支持材23と中間材24と
を予め一体化させておけば、架設材22A,22Bを梁
21に固定するだけで中間材24を簡単に設置すること
ができる。そして、床パネル12および天井パネル13
の各中間材24を対向配置させるので、これらの中間材
24に間仕切壁40等の上下端部を固定できるようにな
り、簡単に間仕切壁40を形成できる。これらにより、
前記目的が達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜3に基づいて説明する。なお、以下の説明にあたっ
て、前述した図4および図5と同じ構成要素については
同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図1には、本実施形態の建物ユニット10が示されてい
る。建物ユニット10は、一対の妻フレーム11と、こ
れらの妻フレーム11の下側の梁112同士を連結する
床パネル12と、上側の梁112同士を連結する天井パ
ネル13とを含んで直方体形状に構成されている。
【0019】床パネル12は、一対の梁21、これらの
梁21間に架け渡された複数の架設材である根太22
A、互いに隣接する一対の根太22A間に架け渡された
複数の支持材23、およびこれらの支持材23に根太2
2Aと平行に設けられた中間材24を備えた床フレーム
20Aと、この床フレーム20Aの表面である上面に張
られた床面材29Aとをそれぞれ備えている。
【0020】各根太22Aは、建物ユニット10内に一
定ピッチ間隔で仮想設定されたグリッドGに沿って配置
されている。通常、グリッドGの間隔は、規定寸法(例
えば910mm)を1モジュールとしたとき、1/2モジュー
ルに設定されている。本実施形態の中間材24は、一対
の根太22Aの中間に配置され、隣接する根太22Aと
の間隔がそれぞれ1/2グリッド寸法(1/4モジュール)
とされている。なお、根太22Aと梁21との接合は、
前述した接合部材56(図5参照)を介して行われてい
る。
【0021】天井パネル13は、一対の梁21、これら
の梁21間に架け渡された複数の架設材である小梁22
B、互いに隣接する一対の小梁22B間に架け渡された
複数の支持材23、およびこれらの支持材23に小梁2
2Bと平行に設けられた中間材24を備えた天井フレー
ム20Bと、この天井フレーム20Bの表面である下面
に張られた天井面材29Bとをそれぞれ備えている。各
小梁22Bは、前述した根太22Aと同様にグリッドG
に沿って配置されている。天井フレーム20Bの中間材
24は、一対の小梁22Bの中間に配置され、隣接する
小梁22Bとの間隔がそれぞれ1/2グリッド寸法(1/4
モジュール)とされている。
【0022】この中間材24は、床フレーム20Aの中
間材24の両側の各根太22Aと同じグリッドG上の小
梁22B間に設けられ、これにより、床パネル12およ
び天井パネル13の各中間材24は上下に対向配置され
ている。なお、小梁22Bと梁21との接合は、前述し
た接合部材56(図5参照)を介して行われている。
【0023】図2に示すように、一対の根太22A間に
は、各根太22Aと直角に支持材23がはめ込まれてい
る。この支持材23は、根太22Aの下面(裏面)に当
接される第一当接面31、およびこの第一当接面31か
ら直角に延設され支持材23の下面(裏面)に当接され
る第二当接面32を有するT字板状のブラケット30を
介して根太22Aに接合されている。ブラケット30
は、第一当接面31から根太22Aまで貫通する釘33
A等の止着部材により根太22Aと接合され、第二当接
面32から支持材23まで貫通する釘33B等の止着部
材により支持材23と接合されている。
【0024】これらの支持材23の上には、中間材24
が支持材23と直交して取り付けられている。各支持材
23の上面中央には、根太22Aと平行な溝状の凹部2
3Aが形成されている。一方、中間材24の下面には、
根太22Aと直角な溝状の凹部24Aが各支持材23と
交差する部分にそれぞれ形成されている。中間材24の
凹部24Aと支持材23の凹部23Aは互いに嵌合さ
れ、接着や釘打ち等の各種固定手段により接続固定され
ている。
【0025】これらの中間材24および支持材23は、
根太22Aと同じ高さ寸法を有し、その上面および下面
がそれぞれ根太22Aと面一となっている。なお、天井
パネル13の小梁22B間に設けられる支持材23およ
び中間材24も床パネル12の支持材23および中間材
24と同様な構造で設置されている。
【0026】このような建物ユニット10内には、図3
に示すように、床パネル12および天井パネル13の各
中間材24に沿って間仕切壁40が設けられている。間
仕切壁40は、床パネル12および天井パネル13の各
表面に互いに平行に対向して設置された床ランナ41お
よび天井ランナ42と、これらの床ランナ41および天
井ランナ42に上下端部がそれぞれ固定される間仕切パ
ネル43とを含んで構成される。床ランナ41は、床ラ
ンナ41から床面材29Aを介して中間材24まで貫通
する釘49等により床パネル12に固定され、天井ラン
ナ42は、天井ランナ42から天井面材29Bを介して
中間材24まで貫通する釘49等により天井パネル13
に固定されている。
【0027】間仕切パネル43は、芯材を格子状に組ん
だ枠組み体44Aの一方の面に石膏ボード等の壁面材4
4Bを張り付けたパネル本体44と、枠組み体44Aの
他方の面に張られた壁面材45とを備えている。床ラン
ナ41にはパネル本体44の下端部が固定され、天井ラ
ンナ42にはパネル本体44の上端部が固定されてい
る。
【0028】このような本実施形態の建物ユニット10
および間仕切壁40は、次のような手順で工場において
形成される。先ず、各梁21のグリッドG上には予め接
合部材56を固定しておく。次に、この梁21を用いて
床パネル12および天井パネル13を形成する。すなわ
ち、一対の根太22Aを平行に配置し、これらの根太2
2A間に支持材23を根太22Aと直角に配置して、根
太22Aと支持材23との接合部分の下面(裏面)にブ
ラケット30を当接させ、その下面(裏面)側から釘3
3A,33B等を打ち込むことにより支持材23を根太
22Aに固定する。各支持材23を根太22Aに固定し
た後、各支持材23の凹部23Aに中間材24の凹部2
4Aを嵌合させて互いに接合し、一対の根太22Aと支
持材23と中間材24とを一体化させる。
【0029】次に、一対の梁21を平行に配置し、これ
らの梁21間に各グリッドGに沿って順次根太22Aを
架け渡し、その各端部側面を接合部材56に固定して床
フレーム20Aを形成する。このとき、一対の所定グリ
ッドG上には、中間材24および支持材23と一体化し
ておいた根太22Aを架け渡し、その端部側面を他の根
太22Aと同様に接合部材56に固定する。
【0030】一方、一対の小梁22Bを平行に配置し、
これらの小梁22B間に支持材23を小梁22Bと直角
に配置して、小梁22Bと支持材23との接合部分の上
面(裏面)にブラケット30を当接させ、その上面(裏
面)側から釘33A,33B等を打ち込むことにより支
持材23を小梁22Bに固定する。各支持材23を小梁
22Bに固定した後、各支持材23の凹部23Aに中間
材24の凹部24Aを嵌合させて互いに接合し、一対の
小梁22Bと支持材23と中間材24とを一体化させ
る。
【0031】次に、一対の梁21を平行に配置し、これ
らの梁21間に各グリッドGに沿って順次小梁22Bを
架け渡し、各端部側面を接合部材56に固定して天井フ
レーム20Bを形成する。このとき、床フレーム20A
の中間材24と一体化された根太22Aが配置されたグ
リッドGと同じグリッドG上には、中間材24および支
持材23と一体化しておいた小梁22Bを架け渡し、他
の小梁22Bと同様に接合部材56に固定する。
【0032】そして、これらの床フレーム20Aおよび
天井フレーム20Bの各梁21の端部を一対の妻フレー
ム11の柱111に接合して一体化する。この後、床フ
レーム20Aの上面(表面)には床面材29Aを貼り付
けて床パネル12を形成し、天井フレーム20Bの下面
(表面)には天井面材29Bを貼り付けて天井パネル1
3を形成して、建物ユニット10を構成する。次に、床
パネル12および天井パネル13の各中間材24にそれ
ぞれ床ランナ41および天井ランナ42を固定し、これ
らのランナ41,42にパネル本体44の上下端部をそ
れぞれ固定する。そして、パネル本体44の枠組み体4
4Aの他方の面に壁面材45を張り付けて間仕切壁40
を形成する。
【0033】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、中間材24や支持材23を
直接梁21に接合しないので、これらを取り付けるため
のブラケット等を梁21に設置しておく必要がなくな
り、梁21の仕様を共通化できる。また、中間材24が
支持材23に設けられるので、一対の根太22Aまたは
小梁22Bと支持材23と中間材24とを予め一体化さ
せておくことにより、根太22Aまたは小梁22Bを梁
21に固定するだけで中間材24を簡単に設置すること
ができる。
【0034】さらに、ブラケット30の第一当接面31
および第二当接面32は、床パネル12においてはそれ
ぞれ根太22Aおよび支持材23の各下面に当接され、
天井パネル13においては小梁22Bおよび支持材23
の各下面に当接されるので、釘33A,33B打ち等の
接合作業を床フレーム20Aの下面側または天井フレー
ム20Bの上面側の広い空間で行えるようになり、容易
に接合することができる。また、ブラケット30は、床
フレーム20Aの下面および天井フレーム20Bの上面
に取り付けられるので、床フレーム20Aの上面や天井
フレーム20Bの下面にブラケット30が突出すること
がなく、床面材29Aおよび天井面材29Bを従来どお
りに張ることができる。
【0035】また、床パネル12の中間材24は支持材
23の上に設置されているので、中間材24に間仕切壁
40が固定されてもその荷重を支持材23を介して根太
22Aに伝達させ確実に分散させることが可能となり、
中間材24の強度を確保できる。
【0036】床パネル12および天井パネル13の各中
間材24は、一対の根太22Aの中間または小梁22B
の中間に配置され、隣接する根太22Aまたは小梁22
Bとの間隔がそれぞれ1/2グリッド寸法(1/4モジュー
ル)とされているので、間仕切壁40をグリッドGの中
間に確実に設置できる。
【0037】そして、床パネル12および天井パネル1
3の各中間材24が対向配置されているので、床ランナ
41と天井ランナ42をそれぞれ各中間材24に固定す
ることにより、間仕切壁40を簡単に形成できる。
【0038】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、床パネル12および天井
パネル13の中間材24に沿って間仕切壁40を設置し
たが、間仕切壁40に限らず例えば敷居や家具等の設備
を中間材24に固定してもよい。また、前記実施形態で
は、中間材24を床パネル12と天井パネル13の両方
に設けたが、床パネル12だけ、或いは、天井パネル1
3だけに設けてもよい。
【0039】また、支持材23と根太22A、および支
持材23と小梁22Bは、T字板状のブラケット30を
介して接合されていたが、例えば、矩形板状のブラケッ
トであってもよく、さらには、ブラケットを用いないで
直接接合してもよい。前記実施形態では、中間材24と
支持材23とは、互いの凹部24A,23Aを嵌合させ
て接合されていたが、例えば、中間材24および支持材
23のいずれか一方だけに凹部を形成し、この凹部に他
方をはめ込んでもよく、或いは、支持材に中間材を重ね
て単に釘で固定しただけであってもよい。但し、中間材
24や支持材23が根太22Aの上面または小梁22B
の下面と面一となるように支持材23や中間材24の高
さ寸法を設定することが好ましく、これによれば、床面
材29Aおよび天井面材20Bを従来どおりに張ること
ができる。
【0040】そして、前記実施形態では、床パネル12
および天井パネル13を、ユニット式建物を構成する建
物ユニット10に用いたが、パネル工法や在来工法によ
る建物の床や天井に用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
中間材や支持材を直接梁に接合しないので、これらを取
り付けるためのブラケット等を梁に設置しておく必要が
なくなり、梁の仕様を共通化できる。また、中間材が架
設材に架け渡された支持材に設けられるので、予め架設
材と支持材と中間材とを一体化させておけば、この架設
材を梁に固定するだけで中間材を簡単に設置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】前記実施形態の床フレームの一部を示す斜視
図。
【図3】前記実施形態の間仕切壁を示す断面図。
【図4】従来の建物ユニットを示す斜視図。
【図5】根太と梁の接合部分を示す斜視図。
【符号の説明】
10 建物ユニット 11 妻フレーム 12 床パネル 13 天井パネル 20A 床フレーム 20B 天井フレーム 21 梁 22A 架設材である根太 22B 架設材である小梁 23 支持材 24 中間材 29A 床面材 29B 天井面材 30 ブラケット 31 第一当接面 32 第二当接面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の梁、これらの梁間に一定ピッチ間
    隔で架け渡された複数の架設材、互いに隣接する一対の
    前記架設材間に架け渡された少なくとも二つ以上の支持
    材、およびこれらの支持材に前記架設材と平行に設けら
    れた中間材を備えたフレームと、このフレームの表面に
    張られた面材とを有することを特徴とするパネル構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したパネル構造におい
    て、前記架設材と支持材とは、前記架設材の裏面に当接
    される第一当接面、およびこの第一当接面から直角に延
    設され前記支持材の裏面に当接される第二当接面を有す
    るブラケットを介して接合されていることを特徴とする
    パネル構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載したパネ
    ル構造において、前記フレームは床フレームでありかつ
    前記面材は前記フレームの上面に張られた床面材であ
    り、前記中間材は前記支持材の上に設置されていること
    を特徴とするパネル構造。
  4. 【請求項4】 矩形枠状の一対の妻フレームと、これら
    の妻フレームの下辺同士を連結する床パネルと、前記妻
    フレームの上辺同士を連結する天井パネルとを含んで構
    成される建物ユニットであって、 前記床パネルおよび天井パネルの少なくともいずれか一
    方は、一対の梁、これらの梁間に一定ピッチ間隔で架け
    渡された複数の架設材、互いに隣接する一対の前記架設
    材間に架け渡された少なくとも二つ以上の支持材、およ
    びこれらの支持材に前記架設材と平行に設けられた中間
    材を備えたフレームと、このフレームの表面に張られた
    面材とを有することを特徴とする建物ユニット。
  5. 【請求項5】 矩形枠状の一対の妻フレームと、これら
    の妻フレームの下辺同士を連結する床パネルと、前記妻
    フレームの上辺同士を連結する天井パネルとを含んで構
    成される建物ユニットであって、 前記床パネルおよび天井パネルは、一対の梁、これらの
    梁間に一定ピッチ間隔で架け渡された複数の架設材、互
    いに隣接する一対の前記架設材間に架け渡された少なく
    とも二つ以上の支持材、およびこれらの支持材に前記架
    設材と平行に設けられた中間材を備えたフレームと、こ
    のフレームの表面に張られた面材とをそれぞれ有し、こ
    の床パネルおよび天井パネルの前記各中間材が対向配置
    されていることを特徴とする建物ユニット。
JP8110770A 1996-05-01 1996-05-01 パネル構造および建物ユニット Withdrawn JPH09296520A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145175A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Misawa Homes Co Ltd ユニット式建物およびその構築方法

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