JPH09296344A - 高伸長性経編地およびその製造方法 - Google Patents

高伸長性経編地およびその製造方法

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JPH09296344A
JPH09296344A JP10814396A JP10814396A JPH09296344A JP H09296344 A JPH09296344 A JP H09296344A JP 10814396 A JP10814396 A JP 10814396A JP 10814396 A JP10814396 A JP 10814396A JP H09296344 A JPH09296344 A JP H09296344A
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elastic yarn
knitted fabric
yarn
elastic
warp knitted
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JP10814396A
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English (en)
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Jiei Geijiyaa Barato
ジェイ.ゲイジャー バラト
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Du Pont Toray Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Toray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸長性が高く、ソフトストレッチ性に優れ、
同時にかさ高性に富んだ高伸長性経編地を容易に効率よ
く製造する。 【解決手段】 この高伸長性経編地は、非弾性糸と弾性
糸とが交編されてなり、非弾性糸のニードルループ1が
1コース以上および/または1ウェール以上間をおいて
配されていて非弾性糸のニードルループ1が弾性糸の張
力で引き寄せられることにより非弾性糸のニードルルー
プ1,1間の非弾性糸のシンカーループが経編地の表面
に浮き上がって折りたたまれている構造を有する。2枚
のガイドバーを有する経編機のガイドバーへの非弾性糸
と弾性糸の糸通しを、たとえば、非弾性糸をフロントガ
イドバーの一部のアイに通し、弾性糸をバックガイドバ
ーの一部のアイに通すことにより行い、非弾性糸のニー
ドルループ1が1コース以上および/または1ウェール
以上間をおいて配されるように非弾性糸と弾性糸とを交
編する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高伸長性経編地(た
とえば、トリコット、ラッシェル、シンプレックス(Sim
plex) など)、および、特に、弾性糸をほぼリラックス
状態に戻らせながら編地全体が折り畳まって縮むような
方法で編地を編成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性糸と非弾性糸とを使用して、2枚筬
経編機で、いわゆるツーウェイトリコットが編立てられ
る。図2、3は、比較対照の経編地(ツーウェイトリコ
ット)とそれらの編組織図を示す。図2、3において、
#Aはジャージー、#Bはロングフロートジャージー、
#Cはデラウエアジャージー、#Dはロングフロートデ
ラウエアジャージーである。
【0003】従来のツーウェイトリコットは、図1のA
に示すジャージーように、全コースおよび全ウェールに
非弾性糸のニードルループ1を有しているため、ニード
ルループがさらに引き寄せられ得ない。このため、ツー
ウェイトリコットは、図16に示す弾性糸の伸び率−パ
ワー曲線においてジャージー編地の領域(右下がり斜線
の領域)にみるように、一般に良好なストレッチ性を有
するが、薄地であり、かさ高性が低い。
【0004】一方、多枚筬経編機を用いれば、かさ高性
に優れた弾性編地を得ることができるが、この場合は、
高いストレッチ性を付与することは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、伸長性が高く、ソフトストレッチ性に優れ
(低い張力で伸長し、かつ伸長回復が良好)、同時にか
さ高性に富んだ新規な高伸長性経編地を提供することで
ある。本発明が解決しようとする別の課題は、高伸長性
経編地を容易に効率よく製造する方法を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の高伸長性経編地
は、非弾性糸と弾性糸とが交編されてなる。非弾性糸の
ニードルループは、1コース以上および/または1ウェ
ール以上間をおいて配されている。本発明の経編地は、
非弾性糸のニードルループが弾性糸の張力で引き寄せら
れることにより、非弾性糸のニードルループ間の非弾性
糸のシンカーループが経編地の表面に浮き上がって折り
たたまれている構造を有する。
【0007】本発明の高伸長性経編地の製造方法は、糸
通し工程と非弾性糸給糸工程と弾性糸給糸工程と編成工
程とを有する。糸通し工程は、少なくとも2枚のガイド
バーを有する経編機のガイドバーへの非弾性糸と弾性糸
の糸通しを下記の(1)〜(3): (1)非弾性糸を少なくとも2枚のガイドバーのうちの
前側のガイドバーの一部のアイに通し、弾性糸を少なく
とも2枚のガイドバーのうちのバックガイドバーの一部
のアイに通すこと、(2)非弾性糸を少なくとも2枚の
ガイドバーのうちの前側のガイドバーの一部のアイに通
し、弾性糸を少なくとも2枚のガイドバーのうちのバッ
クガイドバーの全部のアイに通すこと、(3)非弾性糸
を少なくとも2枚のガイドバーのうちの前側のガイドバ
ーの全部のアイに通し、弾性糸を少なくとも2枚のガイ
ドバーのうちのバックガイドバーの一部のアイに通すこ
と、から選ばれるいずれか1つにより行う工程である。
非弾性糸給糸工程は、前側のガイドバーから経編機の針
のフックに非弾性糸を給糸する工程である。弾性糸給糸
工程は、バックガイドバーから経編機の針のフックに弾
性糸を給糸する工程である。編成工程は、非弾性糸のニ
ードルループが1コース以上および/または1ウェール
以上間をおいて配されるように非弾性糸と弾性糸とを交
編する工程である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の高伸長性経編地は、2つ
の基本的な折り畳み経編み構造を持ち得る。その1つ
は、均一な表面を有する経編構造であり、もう1つは、
不均一または不揃いな表面を有する経編構造である。こ
れらの2つの構造は、次の3つの折り畳み構造を持ち得
る。
【0009】(1) 長さ方向の浮き上がりまたは折り畳
み。 (2) 幅方向の浮き上がりまたは折り畳み。 (3) 長さおよび幅の両方向を組み合わせた、浮き上がり
または折り畳み。 本発明の経編地は、たとえば、図1のB〜Dに示す構造
を有する。図1は、上記対照のジャージーと本発明の経
編地とを対比して示す。図中、黒色のループ1は非弾性
糸のニードルループが形成されていることを示し、白色
のループ2は非弾性糸のニードルループが形成されてい
ないことを示す。
【0010】図1のBに示す経編地では、非弾性糸のニ
ードルループが1コース間をおいて配されている。この
経編地は、長さ方向の非弾性糸のシンカーループが経編
地の表面に浮き上がって折りたたまれている構造を有す
る。非弾性糸のニードルループは2コース以上間をおい
て配されてもよい。図1のCに示す経編地では、非弾性
糸のニードルループが1ウェール間をおいて配されてい
る。この経編地は、幅方向の非弾性糸のシンカーループ
が経編地の表面に浮き上がって折りたたまれている構造
を有する。非弾性糸のニードルループは2ウェール以上
間をおいて配されてもよい。
【0011】図1のDに示す経編地では、非弾性糸のニ
ードルループが1コースおよび1ウェール間をおいて配
されている。この経編地は、長さ方向および幅方向の非
弾性糸のシンカーループが経編地の表面に浮き上がって
折りたたまれている構造を有する。非弾性糸のニードル
ループは、2コース以上および1ウェール間をおいて配
されたり、2ウェール以上および1コース間をおいて配
されたり、あるいは、2コース以上および2ウェール以
上間をおいて配されたりしてもよい。
【0012】非弾性糸のニードルループが配されていな
い編目位置には、弾性糸のニードルループが形成されて
いてもよいし、形成されていなくてもよい。本発明の経
編地では、非弾性糸のニードルループが弾性糸のニード
ルループに掛かっており、弾性糸のニードルループが非
弾性糸のニードルループに掛かっている。
【0013】本発明の経編地は、長さ方向の非弾性糸の
シンカーループが経編地の表面に浮き上がって折りたた
まれている構造を有する場合、たとえば、図5〜6に示
す編組織A、B、C、またはD、図9に示す編組織Aま
たはB、図10に示す編組織A、図11に示す編組織A
またはBを有する。これらの図中、13は非弾性糸、1
4は弾性糸である。図10の編組織Aがフロントバーお
よびバックバーともハーフセットで編まれたのに対し、
図10の編組織Bは、フロントバーおよびバックバーと
もフルセットで編まれたため、ソフトストレッチ性に劣
っており、本発明の編地ではない。これら図5〜6の編
組織A〜D・図9の編組織A〜B・図10の編組織A・
図11の編組織A〜Bを有する高伸長性経編地では、非
弾性糸13が1つおきのコースにおいて1ウェールおき
にニードルループを形成していて、弾性糸14が非弾性
糸13とは異なる1つおきのコースにおいて1ウェール
おきにニードルループを形成している。図10の編組織
Bを有する経編地では、非弾性糸13が1つおきのコー
スにおいて全ウェールにニードルループを形成してい
て、弾性糸14が非弾性糸13とは異なる1つおきのコ
ースにおいて全ウェールにニードルループを形成してい
る。
【0014】本発明の経編地は、幅方向の非弾性糸のシ
ンカーループが経編地の表面に浮き上がって折りたたま
れている構造を有する場合、たとえば、図4に示す編組
織BまたはC、図12〜13に示す編組織A〜J、図1
4のPC#4(実施例1)に示す編組織を有する。図4
およびこれらの図中、13は非弾性糸、14は弾性糸で
ある。図4に示す編組織Aでは、非弾性糸13のシンカ
ーループが1コース以上または1ウェール以上間をおい
て配されたニードルループ同士をつないでいないため、
シンカーループが編地の表面に浮き上がって折りたたま
れている構造を持たない。フルセットの糸通しで編成さ
れる非弾性糸13が図4の編組織Aを形成する場合、得
られる経編地は本発明の高伸長性経編地ではない。図1
2〜13の編組織A〜Eは、フロントバーにワンエンド
イン・ワンエンドアウトの繰り返しで非弾性糸13を通
したときのフロントバーの動きの例である。このとき、
バックバーにはフルセットで弾性糸14を通して図3に
示す弾性糸14の編組織で編成することができる。図4
の編組織B・図14のPC#4の編組織を有する高伸長
性経編地では、非弾性糸13と弾性糸14がそれぞれ各
コースにおいて1ウェールおきにニードルループを形成
している。図4の編組織Cを有する高伸長性経編地で
は、非弾性糸13と弾性糸14がそれぞれ各コースにお
いて2ウェールおきにニードルループを形成している。
図12〜13の編組織A〜C・F・Gを有する高伸長性
経編地では、非弾性糸13が各コースにおいて3ウェー
ルおきにニードルループを形成している。図12〜13
の編組織D・E・I・Jを有する高伸長性経編地では、
非弾性糸13と弾性糸14がそれぞれ各コースにおいて
1ウェールおきにニードルループを形成している。図1
2〜13の編組織Hを有する高伸長性経編地では、非弾
性糸13と弾性糸14がそれぞれ各コースにおいて3ウ
ェールおきと1ウェールおきにニードルループを形成し
ている。
【0015】本発明の経編地は、長さ方向および幅方向
の非弾性糸のシンカーループが経編地の表面に浮き上が
って折りたたまれている構造を有する場合、たとえば、
図7〜8に示す編組織A、B、C、またはDを有する。
これらの図中、13は非弾性糸、14は弾性糸である。
これらの編組織A〜Dを有する高伸長性経編地では、非
弾性糸13が1つおきのコースにおいて3ウェールおき
にニードルループを形成していて、弾性糸14が非弾性
糸13とは異なる1つおきのコースにおいて3ウェール
おきにニードルループを形成している。
【0016】本発明で使用される非弾性糸は、フィラメ
ント糸および紡績糸から選ばれる少なくとも1種類であ
る。フィラメント糸とは、絹糸、ポリアミドフィラメン
ト糸、ポリエステルフィラメント糸、アクリルフィラメ
ント糸、ビスコースレーヨン糸、銅アンモニアレーヨン
糸およびアセテートフィラメント糸等の合成、再生およ
び半合成フィラメント糸であり、またこれらフィラメン
ト糸から得られる種々の加工糸も使用することができ
る。紡績糸とは、絹、綿、ウール、麻、ポリエステル、
ポリアミド、アクリル等の紡績糸およびこれらの混紡糸
である。
【0017】本発明で使用される弾性糸は、次に述べる
(a)〜(c)の3つのタイプを挙げることができる。 (a)伸縮性加工糸 機械的に捲縮が付与されるもの:加撚−熱固定−解撚
法、仮より法、押込法、擦過法、賦型法、空気噴射法等
により糸に変形が与えられる。
【0018】化学的に捲縮が付与されるもの:同一の糸
内に2種以上の構成成分を存在させ、構成成分間の収縮
差が自然にまたはある刺激により生じ、捲縮が生じる。 (b)エストラマー糸:無配向な分子構造が伸縮性に寄
与している。伸張にしたがって繊度が変化する。スパン
デックス、ゴム、ポリエーテルポリエステルエラストマ
ー等が含まれる。 (c)また、エラストマー糸と非弾性糸とが組み合わさ
れた種々の弾性加工糸も弾性糸として使用することがで
きる。この弾性加工糸の代表例として: (1) 芯(コア)にポリウレタン繊維が配され、鞘(シー
ス)すなわち外周部に綿の短繊維が配されたコアスパン
糸(CSY)、(2) ポリウレタン繊維を芯とし、その周
囲にナイロン糸のような非弾性糸をコイル状に巻き付け
てなるカバーリングヤーン(シングルカバーリングヤー
ン(STY)、ダブルカバーリングヤーン(DTY)
等)、(3) ポリウレタン繊維を芯とし、その周囲に非弾
性糸が空気流により交絡されたエアー交絡糸(air-inte
rlaced yarn )等が挙げられる。
【0019】図15はエラストマー糸として代表的なス
パンデックスと伸縮性加工糸との伸縮特性を比較した模
式図である。横軸は糸の伸び率の大きさを表し、縦軸は
糸のパワーの大きさを表す。スパンデックスは同一の力
を加えたとき、加工糸と比較してはるかに高い伸長が生
じるため、本発明の目的、すなわち高い伸長性を有する
編地を得るには好ましい。
【0020】本発明によれば、1ウェールおきに、1コ
ースおきに、あるいは、1ウェールおきで1コースおき
に編目がとんでいる編構造を持つ経編地を提供すること
ができる。このタイプの編地は、非常に高いストレッチ
性の編地となるように、フロントバーから供給された非
弾性糸とバックバーから供給された弾性糸とを編成する
ことにより作られ得るので、折り畳まりうる。
【0021】これらの新しい編構造はハイスチレッチ
(たとえば250%のストレッチ)で低パワーを提供で
きる。折り畳みは、幅方向、長さ方向、または幅方向と
長さ方向との組み合わせで起こりうる。この折り畳み構
造は、非弾性糸(フィラメント糸や紡績糸など)、弾性
糸、または非弾性糸と弾性糸との両方と共に使うことが
でき、経編地にハイストレッチと低パワーを与えること
ができる。
【0022】本発明の高伸長性経編地は、図16に示す
弾性糸の伸び率−パワー曲線において左下がり斜線の領
域にみるように、ソフトストレッチ性を有し、伸長性、
かさ高性、回復性(防シワ性)、通気性、耐摩耗性に優
れ、低パワーであり、紳士および婦人アウターウェアの
ほか、スポーツウェア、婦人のタイツ類で特に低い張力
で伸長し易い衣料用生地として最適である。またフリー
サイズの衣料素材としても有利である。これらの新しい
折り畳み可能な経編地は、ユニークな布特性(ハイソフ
トストレッチ、かさ高性など)と美観を持つ新しい範囲
の編地を提供できる。これらの編構造は、弾性編地にユ
ニークな編地を加えることができる。
【0023】本発明の高伸長性経編地は、製造方法には
特に制限はないが、本発明の製造方法により作ることが
好ましい。上記3つの折り畳み構造(1) 、(2) 、(3)
は、下記3つの糸通しを使って作られ得る。本発明の高
伸長性経編地の製造方法は、糸通し工程と非弾性糸給糸
工程と弾性糸給糸工程と編成工程とを有する。糸通し工
程は、少なくとも2枚のガイドバーを有する経編機のガ
イドバーへの非弾性糸と弾性糸の糸通しを下記の(1)
〜(3): (1)非弾性糸を少なくとも2枚のガイドバーのうちの
フロントガイドバーの一部のアイに通し、弾性糸を少な
くとも2枚のガイドバーのうちのバックガイドバーの一
部のアイに通すこと、(2)非弾性糸を少なくとも2枚
のガイドバーのうちのフロントガイドバーの一部のアイ
に通し、弾性糸を少なくとも2枚のガイドバーのうちの
バックガイドバーの全部のアイに通すこと、(3)非弾
性糸を少なくとも2枚のガイドバーのうちのフロントガ
イドバーの全部のアイに通し、弾性糸を少なくとも2枚
のガイドバーのうちのバックガイドバーの一部のアイに
通すこと、から選ばれるいずれか1つにより行う工程で
ある。非弾性糸給糸工程は、フロントガイドバーから経
編機の対応する針に非弾性糸を給糸する工程である。弾
性糸給糸工程は、バックガイドバーから経編機の対応す
る針に弾性糸を給糸する工程である。編成工程は、非弾
性糸のニードルループが1コース以上および/または1
ウェール以上間をおいて配されるように非弾性糸と弾性
糸とを交編する工程である。
【0024】糸通し(1)の場合、たとえば、図4のB
〜C、図5〜6のA〜D、図7〜8のA〜D、図9のA
〜B、図10のA、図11のA〜B、図12〜13のF
〜J、および図14のPC#4に示す各パターンで、非
弾性糸13をフロントガイドバー(F.B.)のアイ
に、弾性糸14をバックガイドバー(B.B.)のアイ
にそれぞれ通して経編機の針に給糸し、図4のB〜C、
図5〜6のA〜D、図7〜8のA〜D、図9のA〜B、
図10のA、図11のA〜B、図12〜13のF〜J、
および図14のPC#4に示す各編組織でガイドバーを
運動させて非弾性糸13と弾性糸14を交編する。
【0025】糸通し(2)の場合、たとえば、図12〜
13のA〜Eに示すパターンで非弾性糸13をフロント
ガイドバー(F.B.)のアイに、弾性糸14をフルセ
ットでバックガイドバー(B.B.)のアイにそれぞれ
通して経編機の針に給糸し、図12〜13のA〜E
(F.B.)および図3のA〜D(B.B.)に示す編
組織でガイドバーを運動させて非弾性糸13と弾性糸1
4を交編する。
【0026】糸通し(3)の場合、たとえば、図17に
示すパターンで、非弾性糸13をフロントガイドバー
(F.B.)のアイに、弾性糸14をバックガイドバー
(B.B.)のアイにそれぞれ通して経編機の針に給糸
し、図17のA〜Cに示す編組織でガイドバーを運動さ
せて非弾性糸13と弾性糸14を交編する。部分糸通し
において糸通しされるアイが規則的に配される場合(た
とえば、1エンドインと1エンドアウトとを交互に繰り
返す場合)には、上で述べた、均一な表面を有する高伸
長性経編地が得られる。
【0027】部分糸通しにおいて糸通しされるアイが不
規則に配される場合(たとえば、1エンドアウト、2エ
ンドイン、1エンドアウト、3エンドイン、・・・のよ
うに糸通しをするアイが不規則に配される場合)には、
上で述べた、不均一または不揃いな表面を有する高伸長
性経編地が得られる。本発明の高伸長性経編地の製造方
法では、フィラメント糸および紡績糸から選ばれる非弾
性糸は経編機のフロントガイドバーのアイに通される。
2枚筬経編機を使用する場合には、フロントガイドバ
ー、すなわち第1ガイドバーに非弾性糸を糸通しし、バ
ックガイドバーに弾性糸を糸通しする。3枚以上の筬を
有する経編機を使用する場合には、フロントガイドバ
ー、すなわち第1ガイドバーおよび/または第2ガイド
バーに非弾性糸を糸通しし、バックガイドバーに弾性糸
を糸通しする。他のガイドバーには、非弾性糸および弾
性糸のいずれを糸通ししてもよく、糸通しのパターンお
よび編組織も特に制限はない。
【0028】一番後ろのバーには、上記糸が使用され得
る。2つの非弾性糸の間に弾性糸を使用することもでき
る。本発明の高伸長性経編地の製造方法では、たとえ
ば、下記の(i) 〜(viii)のうちのいずれかの編成要素が
使用される。 (i)図4のB〜Cは、本発明の高伸長性経編地を作る
ための基本的な編目と糸通しを示す。これらの経編地
は、幅方向に配された非弾性糸13のシンカーループが
経編地の表面に浮き上がって折りたたまれた構造を有す
る。 (ii)図5および図6のA〜Dは、本発明の高伸長性経
編地を作るための基本的な編目と糸通しを示す。これら
の経編地は、長さ方向に配された非弾性糸13のシンカ
ーループが経編地の表面に浮き上がって折りたたまれた
構造を有する。 (iii)図7および図8のA〜Dは、本発明の高伸長性経
編地を作るための基本的な編目と糸通しを示す。これら
の経編地は、幅および長さの2方向に配された非弾性糸
13のシンカーループが経編地の表面に浮き上がって折
りたたまれた構造を有する。 (iv)図9のA、Bは、本発明の高伸長性経編地を作る
ための基本的な編目と糸通しを示す。これらの経編地
は、ユニークな外観と触感を有する特異な視覚的または
触覚的な効果を有し、長さ方向に配された非弾性糸13
のシンカーループが経編地の表面に浮き上がって折りた
たまれた構造を有する。 (v)図10のAは、本発明の高伸長性経編地を作るた
めの基本的な編目と糸通しを示す。この経編地は、ユニ
ークな外観を有し、長さ方向に配された非弾性糸13の
シンカーループが経編地の表面に浮き上がって折りたた
まれた構造を有する。図10のBは、フロントガイドバ
ーとバックガイドバーにフルセットで糸通しして編成し
た比較例の経編地を表す。 (vi)図11のA、Bは、本発明の高伸長性経編地を作
るための基本的な編目と糸通しを示す。これらの経編地
は、ユニークな表面特性を有し、リブ糸通し(フロント
ガイドバーとバックガイドバーの部分糸通しするアイの
位置が1つずつずれている場合)とインターロック糸通
し(フロントガイドバーとバックガイドバーの部分糸通
しするアイの位置が同じである場合)によって非弾性糸
13と弾性糸14を給糸して編成されており、長さ方向
に配された非弾性糸13のシンカーループが経編地の表
面に浮き上がって折りたたまれた構造を有する。 (vii)図12および図13のA〜Jは、本発明の高伸長
性経編地を作るための基本的なアメリカーナ編目(米国
特許第4,809,346号−1989年)と糸通しを
示す。これらの経編地は、幅方向に配された非弾性糸1
3のシンカーループが経編地の表面に浮き上がって折り
たたまれた構造を有する。 (viii)図17のA〜Cは、本発明の高伸長性経編地を作
るための基本的な編目と糸通しを示す。これらの経編地
は、長さ方向に配された非弾性糸13のシンカーループ
が経編地の表面に浮き上がって折りたたまれた構造を有
する。
【0029】上述のごとく、長さ方向の浮き上がりで
は、部分糸通しまたはフルセットの経編み(図10)、
および、リブとインターロック糸通しガイドバー(図1
1)を使用することができる。本発明の高伸長性経編地
を製造する際に使用される経編機は、少なくとも2枚の
ガイドバーを有し、前記ガイドバーから給糸される複数
の糸を編成する経編機であれば特に限定はないが、特
に、シングルニードルバーおよび少なくとも2枚のガイ
ドバーを有するトリコット、ラッシェルまたは同様の経
編機を使用して以下のように好ましく製造される。少な
くとも3枚のガイドバーを用いる場合、ガイドバーは、
それぞれ、バック、ミドル、およびフロントガイドバー
として知られている。
【0030】すなわち、ニードルバーは、編機のゲージ
により異なる本数の編針を備えており、各ガイドバー
は、ニードルバーの編針の本数に対応する個数の多数の
アイ(糸ガイド)を有する。少なくとも2枚のガイドバ
ーは、編地のパターンコントロール(編設計)に従っ
て、互いに逆方向にニードルバーの1針間またはそれ以
上の針間にわたって横振りすることができる。また、両
方のガイドバーは、それぞれのアイが、ニードルバーの
針間を通過できるようにニードルバーを横切って前後振
りすることができる。これらのガイドバーの横振りと前
後振りの組み合わせにより、糸が編針に供給されて編立
てが行われる。
【0031】編成後、編立て品には、必要に応じて通常
の方法にしたがって仕上げ加工が施される。編地に詳し
い者(当業者)であれば、本発明の技術をツーニードル
バー編機で実施したり、米国特許第4,802,346
号、同第4,688,403号、同第4,649,72
2号に記載の編機または編成方法で実施したりすること
ができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例および比較例
を示すが、本発明は下記実施例に限定されない。なお、
以下の説明と図面において、F.B.はフロントガイド
バー、B.B.はバックガイドバーである。 (実施例1および比較例1〜2)トリコット経編機を使
用して第I表に示す編成条件で実施例1および比較例
1、2の経編地を編成した。F.B.にはデュポン社製
の70−50 THERMAX(サーマックス) D3
77(70デニール、50フィラメントのポリエステル
糸)またはデュポン社製の40D T965B Nyl
on(40デニールのナイロン糸)を、実施例1では1
イン1アウトの繰り返しパターンで糸通しし、比較例1
および2ではフルセットで糸通しし、B.B.にはデュ
ポン社製の40Dライクラ(40デニールのスパンデッ
クス糸)を、実施例1では1イン1アウトの繰り返しパ
ターンで糸通しし、比較例1および2ではフルセットで
糸通しした。
【0033】これら3つの編地を作るのに使用したラッ
プダイヤグラムを図14に示した。編み上がった生機を
次に示す工程で仕上げ加工して、実施例1および比較例
1〜2の経編地を得た。 (仕上げ加工工程) スチームリラックス ↓ ヒートセット(ピンテンター、375°F×50秒、7
%オーバーフィード) ↓ 精練、染色 ↓ 乾燥、仕上げセット(ピンテンター、290°F、送り
速度30ヤード/分、有り幅セット) 実施例1および比較例1〜2の生機およびボイルオフ
(沸騰水処理後)の編地特性を第I表に示す。また、仕
上げ加工した編地の特性と、インストロン引張試験結果
を第II表に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】第I表〜第II表より実施例1は比較例1
〜2と比較して高い伸長性を有している。なお、第I表
〜第II表の編地の特性のうち、厚み、比容積、ハンド
ストレッチ、およびパワーは以下に示す試験方法または
計算式によって求めた。また、表中、RTPTは、ラン
ダム・タンブリング・ピリング・テスター(Random Tum
bling Pilling Tester))である。
【0038】厚みは、米国ニュージャージー州(NJ)
ウイッパニー(Whippany)のカスタマー・サイエンティ
フィック・インストルーメンツ、インコーポレイテッド
(Customer Scientific Instruments,Inc.)から商業的
に入手できる装置を使ってASTM D1777−64
に従ってインチ単位で測定した。比容積は次式により計
算した。
【0039】
【数1】
【0040】ここで、T=厚み(インチ)、W=目付
(オンス/平方ヤード)である。ハンドストレッチは、
【0041】
【数2】
【0042】パワーは、一般にASTM D1775−
81に従って測定される。引張試験機を使用して、3イ
ンチの幅を持った布に定速で12ポンドの荷重をかけ
た。パワーは、非荷重(unload cycle) 時での試料の長
さが50%伸びた時の試料の平方インチ当たりの力(単
位:ポンド)である。
【0043】
【発明の効果】本発明の高伸長性経編地は、非弾性糸と
弾性糸とが交編されてなり、非弾性糸のニードルループ
が1コース以上および/または1ウェール以上間をおい
て配されていて非弾性糸のニードルループが弾性糸の張
力で引き寄せられることにより非弾性糸のニードルルー
プ間の非弾性糸のシンカーループが経編地の表面に浮き
上がって折りたたまれている構造を有するので、伸長性
が高く、かつソフトストレッチ性に優れ(低い張力で伸
長し、かつ伸長回復が良好)、同時にかさ高性に富んで
いる。
【0044】本発明の高伸長性経編地の製造方法は、少
なくとも2枚のガイドバーを有する経編機のガイドバー
への非弾性糸と弾性糸の糸通しを上記特定の糸通し
(1)〜(3)から選ばれるいずれか1つにより行う糸
通し工程と、前側のガイドバーから経編機の針のフック
に非弾性糸を給糸する非弾性糸給糸工程と、バックガイ
ドバーから針のフックに弾性糸を給糸する弾性糸給糸工
程と、非弾性糸のニードルループが1コース以上および
/または1ウェール以上間をおいて配されるように非弾
性糸と弾性糸とを交編する編成工程とを有するので、本
発明の高伸長性経編地を容易に効率よく製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の経編地と従来のジャージとの編地構造
を示す模式図である。
【図2】比較例の編目を示す図である。
【図3】比較例の編組織を示す図である。
【図4】本発明の経編地の基本的な編目と糸通しを示す
図である。
【図5】本発明の経編地の基本的な編目を示す図であ
る。
【図6】本発明の経編地の基本的な編目と糸通しを示す
図である。
【図7】本発明の経編地の基本的な編目を示す図であ
る。
【図8】本発明の経編地の基本的な編目と糸通しを示す
図である。
【図9】本発明の経編地の基本的な編目と糸通しを示す
図である。
【図10】本発明の経編地を作るための基本的な編目と
糸通しを示す図である。
【図11】本発明の経編地の基本的な編目と糸通しを示
す図である。
【図12】本発明の経編地の一例(アメリカーナ編目)
を示す図である。
【図13】本発明の経編地の一例(アメリカーナ編目)
の糸通しを示す図である。
【図14】実施例1と比較例1〜2の編目と糸通しを示
す図である。
【図15】スパンデックス糸と加工糸の伸び特性比較を
示す模式図である。
【図16】本発明の経編地とジャージー編地における弾
性糸の伸び特性作動部分の比較を示す模式図である。
【図17】本発明の経編地を作るための基本的な編目と
糸通しを示す図である。
【符号説明】
13 非弾性糸 14 弾性糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非弾性糸と弾性糸とが交編されてなる経編
    地において、前記非弾性糸のニードルループが1コース
    以上および/または1ウェール以上間をおいて配されて
    いて前記経編地が無負荷状態にあるときに前記非弾性糸
    の前記ニードルループが前記弾性糸の張力で引き寄せら
    れることにより前記非弾性糸の前記ニードルループ間の
    前記非弾性糸のシンカーループが前記経編地の表面に浮
    き上がって折りたたまれている構造を有する高伸長性経
    編地。
  2. 【請求項2】少なくとも2枚のガイドバーを有する経編
    機の前記ガイドバーへの非弾性糸と弾性糸の糸通しを下
    記の(1)〜(3): (1)前記非弾性糸を前記少なくとも2枚のガイドバー
    のうちのフロントガイドバーの一部のアイに通し、前記
    弾性糸を前記少なくとも2枚のガイドバーのうちのバッ
    クガイドバーの一部のアイに通すこと、(2)前記非弾
    性糸を前記少なくとも2枚のガイドバーのうちのフロン
    トガイドバーの一部のアイに通し、前記弾性糸を前記少
    なくとも2枚のガイドバーのうちのバックガイドバーの
    全部のアイに通すこと、(3)前記非弾性糸を前記少な
    くとも2枚のガイドバーのうちのフロントガイドバーの
    全部のアイに通し、前記弾性糸を前記少なくとも2枚の
    ガイドバーのうちのバックガイドバーの一部のアイに通
    すこと、から選ばれるいずれか1つにより行う糸通し工
    程と、前記フロントガイドバーから前記経編機の対応す
    る針に前記非弾性糸を給糸する非弾性糸給糸工程と、前
    記バックガイドバーから前記針に前記弾性糸を給糸する
    弾性糸給糸工程と、前記非弾性糸のニードルループが1
    コース以上および/または1ウェール以上間をおいて配
    されるように前記非弾性糸と前記弾性糸とを交編する編
    成工程とを有する、高伸長性経編地の製造方法。
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