JPH09295075A - タレットパンチプレス - Google Patents

タレットパンチプレス

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JPH09295075A
JPH09295075A JP10939296A JP10939296A JPH09295075A JP H09295075 A JPH09295075 A JP H09295075A JP 10939296 A JP10939296 A JP 10939296A JP 10939296 A JP10939296 A JP 10939296A JP H09295075 A JPH09295075 A JP H09295075A
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JP
Japan
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punch
die
changer
turret
magazine
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JP10939296A
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Inventor
Takayuki Fujiwara
隆之 藤原
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有限数の金型を保有するATC付きタレット
パンチプレスに対し、実加工中でも機械を止めることな
く、外段取りを行なうことにより、よりフレキシブルな
金型保有を得ることができ、作業効率の向上を図る。 【解決手段】 ツールマガジン27を備えたタレットパ
ンチプレス21にして、前記ツールマガジン27の適所
にツーリングタワー43を設け、このツーリングタワー
43と前記ツールマガジン27との間に金型交換装置2
9を設けると共に、ツーリングタワー43に隣接してパ
ンチP,ダイDを複数収納する作業テーブル45を設
け、この作業テーブル45とツーリングタワー43との
間に金型交換装置47を設けた。而して、機械加工中で
も機械を止めることなく、外段取りで必要な金型をツー
ルマガジン27に移し替えることができ、作業効率の向
上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タレットパンチ
プレスに係り、更に詳細には金型交換装置を備えたタレ
ットパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばタレットパンチプレスは、
ツール保有部に有限のツールをセットして加工を行な
う。このツール保有部は機械本体の1部として成立って
いる。すなわち、タレットパンチプレスに設けた上,下
タレットに装着された複数のパンチ,ダイから必要なパ
ンチ,ダイを選択して板材に種々な形状,大きさの加工
が行なわれていた。
【0003】しかしながら、上,下タレットに装着され
たパンチ,ダイの数は、上,下部タレットの大きさなど
から制約を受ける。そのため、タレットパンチプレスに
ツールマガジン並びに金型交換装置を隣接して配置し
た、いわゆる金型交換装置(ATC)を備えたタレット
パンチプレスも、すでによく知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のタレットパンチプレスでは、保有金型を使用して加
工を行なっている時、もしも、金型本数が足らなくなっ
たとき、機械を止めて加工を中断して金型の交換を行な
う必要がある。このため、スケジュール運転に限界があ
り、作業効率の向上が図れないという問題がある。
【0005】この発明の目的は、有限数の金型を保有す
るATC付きタレットパンチプレスに対し、実加工中で
も機械を止めることなく、外段取りを行なうことによ
り、よりフレキシブルな金型保有を得ることができ、作
業効率の向上を図ったタレットパンチプレスを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のタレットパンチプレスは、
パンチを着脱交換自在に支承した回転自在な上部タレッ
トと、前記パンチと協働して板材の加工を行なうダイを
着脱交換自在に支承した回転自在な下部タレットと、加
工位置に割出されたパンチを打圧する上下動自在なスト
ライカと、前記パンチおよびダイによって加工される板
材をワークテーブル上に支持させてX,Y軸方向へ移動
位置決め自在の板材移動位置決め装置を備えると共に、
前記上,下部タレットに隣接して設けたツールマガジン
と、このツールマガジンよりパンチ,ダイを上,下部タ
レットに対して着脱交換する金型交換装置であるパンチ
チェンジャとダイチェンジャとを備えてなるタレットパ
ンチプレスにして、前記ツールマガジンの適所に隣接し
てツーリングタワーを設け、このツーリングタワーより
パンチ,ダイを前記ツールマガジンに対して着脱交換す
る金型交換装置であるパンチチェンジャとダイチェンジ
ャとを設け、前記ツーリングタワーに隣接して複数個の
パンチとダイを金型交換位置に対して選択自在な作業テ
ーブルを設け、この作業テーブルと前記ツーリングタワ
ーとの間にパンチとダイを着脱交換する金型交換装置で
あるパンチチェンジャとダイチェンジャとを設けてなる
こを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2によるこの発明のタレット
パンチプレスは、請求項1のタレットパンチプレスにお
いて、前記ツーリングタワーは、パンチを備えたパンチ
ホルダとダイを備えたダイホルダを把持、解放自在なグ
リッパを複数個内側と外側に設けた円盤状のマガジンを
パンチ,ダイ用の上下2段で構成し、前記マガジンを回
転自在に設けると共に、マガジンをX軸方向の複数位置
に選択位置決め自在とすることを特徴とするものであ
る。
【0008】更に、請求項3によるこの発明タレットパ
ンチプレスは、請求項1記載のタレットパンチプレスに
おいて、前記作業テーブルは、前記ツーリングタワーの
X軸方向に設けた金型支持交換位置に直交してパンチを
備えたパンチホルダとダイを備えたダイホルダを着脱交
換自在にY軸方向へ複数個並列し移動自在なスライドテ
ーブルにて構成してなることを特徴とするものである。
【0009】上述した請求項1,2,3によるタレット
パンチプレスとすることにより、次の加工に必要とする
パンチとダイを外段取りにて作業テーブル上に装着する
ことができ、この作業テーブルよりツーリングタワー,
ツールマガジンを介して、上,下部タレットに装着した
パンチとダイの交換作業が行なわれる。このため、連続
的にスケジュール運転を可能とし作業効率の向上が図ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、タレットパン
チプレス,ツールマガジン,金型交換装置等のいずれも
公知の構成のものであるため、詳細な図示と説明を省略
する。
【0011】図7および図8を参照するに、タレットパ
ンチプレス1はコモンベース3を備えており、このコモ
ンベース3上には門型形状の本体フレーム5が立設され
ている。この本体フレーム5は開口部7を有した上部フ
レーム5Uと下部フレーム5Dとで構成されている。
【0012】この本体フレーム5における上部フレーム
5Uにはラム(図示省略)を上下動せしめるための油圧
シリンダまたはサーボ駆動などからなる駆動装置(図示
省略)が設けられている。前記ラムの下部にはストライ
カ9が備えられている。しかも、このストライカ9はZ
軸方向(図8において上下方向)へ移動自在となってい
る。
【0013】前記本体フレーム5における下部フレーム
5DにはY軸方向(図7,図8において左右方向)へ移
動自在なサイドテーブル11Sと、このサイドテーブル
11Sに挾まれた固定テーブル11Cとで構成されたワ
ークテーブル11が設けられている。
【0014】このワークテーブル11の図7において左
側には板材移動位置決め装置13を構成するキャレッジ
ベース15が設けられている。このキャレッジベース1
5にはX軸方向(図7において上下方向)へ延伸した回
転自在なボールねじ17が支承されている。このボール
ねじ17にはナット部材を介してX軸方向へ移動自在な
キャレッジ19が設けられている。しかも、このキャレ
ッジ19には板材Wをクランプする複数のワーククラン
プ21が備えられている。
【0015】前記上部フレーム5Uの下部には回転自在
な例えば長方形状の上部タレット23が、また、下部フ
レーム5Dの上部には回転自在な例えば長方形状の下部
タレット25が設けられている。そして、前記上部タレ
ット23の両側にはパンチPを装着したパンチホルダP
Hが着脱可能に取付けられていると共に、下部タレット
25の両側には、前記パンチPと対応した位置にダイD
を装着したダイホルダDHが着脱可能に取付けられてい
る。
【0016】上記構成により、上,下部タレット23,
25を回動せしめ、パンチP,ダイDを加工位置Sへ位
置決めして、ストライカ9の上下動によって、パンチP
とダイDが協働して、板材Wの所望位置にパンチング加
工が行なわれることになる。
【0017】前記タレットパンチプレス1に隣接してツ
ールマガジン27が設けられている。このツールマガジ
ン27は、上部タレット23に対して着脱交換すべきパ
ンチPを支持したパンチホルダマガジン27Aと、下部
タレット25に対して着脱交換すべきダイDを支持した
ダイホルダマガジン27Bとで構成されている。そし
て、前記上部タレット23のパンチ着脱交換位置PTは
パンチホルダマガジン27Aの下方に位置すると共に、
下部タレット25のダイ着脱交換位置DTは前記ダイホ
ルダマガジン27Bの上方に位置するように、金型交換
装置29であるパンチ,ダイチェンジャ29A,29B
が前記パンチ,ダイ交換位置PT,DTの上下方向に配
置されている。
【0018】前記パンチ、ホルダマガジン27A,27
Bはそれぞれ上下方向に対向して配置されていると共
に、図7に示されているようにエンドレス状のチェン部
材31,33が駆動スプロケット35,従動スプロケッ
ト37に巻回されている。駆動スプロケット35にはサ
ーボモータのごとき駆動モータ39,41が連動連結さ
れている。前記チェン部材31,33はそれぞれ相対向
してパンチ,ダイホルダPH,DHをクランプするクラ
ンプ爪(図示省略)が複数取付けられている。
【0019】前記パンチ,ダイチェンジャ29A,29
Bには、パンチ,ダイホルダPH,DHをクランプする
チャック爪(図示省略)が備えられていて、例えば流体
圧作動のシリンダ(図示省略)により、パンチ、ダイチ
ェンジャ29A,29Bは上下動されるようになってい
る。
【0020】上記構成により、加工位置SでパンチPと
ダイDとの協働で板材Wにパンチング加工を行なってい
る間に、パンチ,ダイ着脱交換位置PT,DTにおい
て、パンチチェンジャ,ダイチェンジャ29A,29B
をシリンダによって上下動させて、上,下部タレット2
3,25に装着されているパンチ,ダイホルダPH,D
Hをチャック爪で抜き取って、パンチ,ダイホルダマガ
ジン27A,27Bに装着する。次いで、パンチ,ダイ
ホルダマガジン27A,27Bのクランプ爪からパン
チ,ダイホルダPH,DHのチャック爪で抜き取って
上,下部タレット23,25に装着する。
【0021】この一連の動作を行なうことによって、パ
ンチ,ダイ着脱交換位置PT,DTと、パンチ,ダイホ
ルダマガジン27A,27Bとの間で、金型交換装置2
9であるパンチ,ダイチェンジャ29A,29Bによ
り,パンチPを備えたパンチホルダPHとダイDを備え
たダイホルダDHを直接交換することができる。
【0022】前記パンチ,ダイホルダマガジン27A,
27Bの交換位置K1には、前述した金型交換装置29
と同一構成のパンチチェンジャ29Aとダイチェンジャ
29Bが設けられていると共に、前記ツールマガジン2
7に直交した方向にツーリングタワー43と作業テーブ
ル45が設けられている。そして、作業テーブル45と
ツーリングタワー43との間に前述した金型交換装置2
9とほぼ同一構成の金型交換装置47であるパンチチェ
ンジャ47Aとダイチェンジャ47Bが設けられてい
る。
【0023】上記構成により、作業テーブル45に装着
された所望するパンチPを備えたパンチホルダPHとダ
イDを備えたダイホルダDHを金型交換装置47である
パンチチェンジャ47Aとダイチェンジャ47Bにて抜
き取る。そして、パンチチェンジャ47Aとダイチェン
ジャ47BにてクランプしたパンチホルダPHとダイホ
ルダDHをツーリングタワー43の金交換位置K2にて
交換し、このツーリングタワー43に収納されたパン
チ,ダイホルダPH,DHは金型交換装置29であるパ
ンチチェンジャ29Aとダイチェンジャ29Bによりツ
ールマガジン27への交換が行なわれる。
【0024】次に、この発明の実施の形態の例としての
主要部である前記ツーリングタワー43と作業テーブル
45と金型交換装置47とについて、詳細に説明する。
【0025】図1,図2および図3を参照するに、ツー
リングタワー43は、ツーリングタワーベース49上に
X軸方向(図1,図2において左右方向)へ延伸して複
数のレール51が敷設されている。このレール51上に
例えばLMガイド(図示省略)を介してスライダ53が
X軸方向へ移動自在に設けられている。スライダ53上
には円盤状をしたマガジン55が駆動モータ(図示省
略)により回転自在に設けられている。
【0026】前記円盤状のマガジン55は3位置に位置
決めがなされる。すなわち、図2に示されたA,B,C
の位置に位置決され、B位置を中心とし左右へ振分けた
位置に停止される。この位置決め駆動源としては、前記
ツーリングタワーベース49の側面に流体圧作動のシリ
ンダ57が設けられ、このシリンダ57に設けたピスト
ンロッド59の先端にホークエンド61が係止され、ホ
ークエンド61は締結部材63に係合している。
【0027】連結部材63は前記レール51に例えばL
Mガイド(図示省略)を介して移動自在となり、この連
結部材63には、スライダ53の側面に設けられた流体
圧作動のシリンダ65のピストンロッド67に係止した
ホークエンド69が連結されている。なお、符号71は
ストッパブロックであり、前記シリンダ57,65のス
トロークは同一としてある。
【0028】上記構成により、図1に示されているシリ
ンダ57,65の状態、すなわち、ピストンロッド5
9,67がそれぞれ縮少されている状態で、円盤状のマ
ガジン55は図2においてB位置に位置決めされてい
る。この状態よりシリンダ57を作動せしめ、ピストン
ロッド59を突出せしめると連結部材63,シリンダ6
5を介してマガジン55を支承したスライダ53はX軸
方向図1,図2において左側へ移動し、シリンダ57の
ストロークエンドでマガジン55は、図2においてA位
置に位置決めされる。
【0029】また、図1に示されている状態より、シリ
ンダ65を作動せしめると、固定されている連結部材6
3を基準としてシリンダ本体は図1において右側へ移動
し、シリンダ65が係止しているスライダ53を動か
し、マガジン55を図2に示すC位置へ位置決めする。
【0030】前記円盤状のマガジン55は、図1に示さ
れているごとく、内側,外側の2トラックにパンチPを
備えたパンチホルダPHとダイDを備えたダイホルダD
Hが収納される構成となっている。
【0031】より詳細には、図4,図5および図6を併
せて参照するに、円盤状のマガジン55は上下2段の円
板73U,73Dが支柱75に設けられ、支柱75が前
記スライダ53上に立設され、円板73U,73Fは回
転自在となっている。そして、前記円板73U,73D
の外方に外枠77U,77Dが設けられ、この外枠77
U,77Dと前記円板73U,73Dの外周に複数個の
グリッパ79U,と79Dが設けられ、このグリッパ7
9UにてパンチPを備えたパンチホルダPHに形成した
溝PMをグリップすると共に、グリッパ79Dにてダイ
Dを備えたダイホルダDHに形成した溝DMをグリップ
する。なお、グリッパ79U,79Dの構成は既に公知
の構成のものであり、図示と説明を省略するが、例えば
流体圧作動のシリンダにより開閉されるものである。
【0032】上述したごとき構成より、図1,図2の状
態あるいはシリンダ65の作動により円盤状のマガジン
55を右方へシフトさせると、2トラック式のマガジン
55内に装着されたパンチ,ダイホルダPH,DHは前
記ツールマガジン27であるパンチホルダマガジン27
Aとダイホルダマガジン27Bの直状に位置する。この
状態で金型交換装置29であるパンチチェンジャ29A
とダイチェンジャ29Bでツールマガジン27へパン
チ,ダイホルダPH,DHを移し替える。
【0033】前記作業テーブル45は、テーブル台81
上にY軸方向へ延伸して複数のレール83が敷設されて
いて、このレール83上をスライドテーブル85がY軸
方向へ移動自在に設けられている。そして、スライドテ
ーブル85にはY軸方向へ複数(本実施例では4個)の
パンチPを備えたパンチホルダPHを装着可能なパンチ
ホルダ置場87と、ダイDを備えたダイホルダDHを装
着可能なダイホルダ置場89とが設けられている。な
お、スライドテーブル85はY軸方向へシフトされ、パ
ンチPをパンチホルダPHにセット、抜取り作業、ダイ
DをダイホルダDHにセット、抜取り作業を容易として
ある。
【0034】前記スライドテーブル85にパンチホルダ
PH,ダイホルダDHを締付け固定する手段は、図示を
省略したがパンチ,ダイホルダPH,DHに設けたキー
またはキー溝と係合するキー溝またはキーをパンチホル
ダ置場87,ダイホルダ置場89に設けておけば、より
作業がしやすくなる。また、スライドテーブル85をY
軸方向へ移動せしめる手段としては、手動でも自動でも
良く、本実施の形態の例は手動を採用している。すなわ
ち、スライドテーブル85にハンドル91が設けられ、
位置決めとして例えばプッシュピンのごとき位置決め部
材93がスライドテーブル85の適所にブラケット95
を介して設けられていて、テーブル台81側に設けた位
置決め穴に位置決め部材93が係合してスライドテーブ
ル85の位置決めがなされる。
【0035】前記金型交換装置47は、既に公知の構成
のもので、前述した金型交換装置29と同一の構成のも
のであるため、詳細な図示し説明を省略する。
【0036】金型交換装置47は、パンチチェンジャ4
7Aとダイチェンジャ47Bより構成されている。な
お、パンチチェンジャ47Aとダイチェンジャ47Bは
同一構成のものである。
【0037】すなわち、パンチチェンジャ47Aは、前
記テーブル台81の上方に設けたパンチチェンジャ支持
部81Aに設けられていて、パンチチェンジャ支持部8
1A上にX軸方向に延伸して複数のレール97が敷設さ
れ、このレール97上にパンチチェンジャ47AがX軸
方向へ移動自在に設けられている。なお、パンチチェン
ジャ47Aを移動せしめる移動手段としては、手動でも
自動でも良く、本実施の形態の例では手動を採用し、手
動用ハンドル99が設けられている。
【0038】パンチチェンジャ47Aは、前記レール9
7上を移動自在なチェンジャ本体101に立設した流体
圧作動のシリンダ103の作動により、Z軸方向(図
1,図3において上下方向)へ移動自在なグリッパ支持
部材105が設けられ、このグリッパ支持部材105よ
り下方向へグリッパ107が垂設されている。パンチチ
ェンジャ47Aを金型交換装置K2,K3に位置決めす
るために、前記パンチチェンジャ支持部81Aの側面に
ショットピン装置109が複数設けられ,このショット
ピン装置109にて前記金型交換位置K2,K3にチェ
ンジャ本体101を固定して位置決めがなされる。
【0039】ダイチェンジャ47Bは、前記テーブル台
81の下方に設けたダイチェンジャ支持部81B上にX
軸方向に延伸して複数のレール111が敷設され、この
レール111上にダイチェンジャ47BがX軸方向へ移
動自在に設けられている。なお、ダイチェンジャ47B
を移動せしめる移動手段としては、手動でも自動でも良
く、本実施の形態の例では手動を採用し、手動用ハンド
ル113が設けられている。
【0040】ダイチェンジャ47Bは、前記レール11
1上を移動自在なチェンジャ本体115に垂設した流体
圧作動シリンダ117の作動により、Z軸方向へ移動自
在なグリッパ支持部材119が設けられ、このグリッパ
支持部材より上方向へグリッパ121が立設されてい
る。更に、チェンジャ47Bと金型交換位置K2,K4
に位置決めするために、前記ダイチェンジャ支持部81
Bの側面に前記ショットピン装置109と同一構成のシ
ョットピン装置109が複数設けられ、このショットピ
ン装置109にて前記金型交換装置K2,K4にチェン
ジャ本体115を固定して位置決めがなされる。
【0041】上記構成により、前述した作業テーブル4
5上に置かれたパンチPを備えたパンチホルダPHを、
パンチチェンジャ47Aに設けたシリンダ103を作動
せしめグリッパ107にて把持し、シリンダ103の作
動により作業テーブル45よりパンチホルダPHを引抜
く。そして、ショットピン装置109を解放して手動操
作でパンチチェンジャ47Aを円盤状のマガジン55の
金型交換装置K2の直上まで移動させて、パンチホルダ
PHの移し替えが行なわれる。
【0042】ダイチェンジャ47Bの動作もパンチチェ
ンジャ47の動作と同一である。すなわち、作業テーブ
ル45上に置かれたダイDを備えたダイホルダDHを、
ダイチェンジャ47Bに設けたシリンダ117を作動せ
しめグリッパ121にて把持し、シリンダ117の作動
により作業テーブル45よりダイホルダDHを引抜く。
そして、ショットピン装置109を解放して手動操作で
ダイチェンジャ47Bを円盤状のマガジン55の金型交
換装置K2の直下まで移動させて、ダイホルダDHの移
し替えが行なわれる。なお、金型交換装置K2にて前記
パンチチェンジャ47Aとダイチェンジャ47Bはショ
ットピン装置109の作動によって固定位置決めがなさ
れる。
【0043】更に、上述した動作を逆に行なうことによ
り、不要となったパンチPを備えたパンチホルダPHと
ダイDを備えたダイホルダDHを、マガジン55より作
業テーブル45上へ移し替えることができる。
【0044】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、ツールマガジン27に収容済みの金型で不足の場
合には、ツールマガジン27の不要金型ステーションと
ツーリングタワー43の空ステーションを金型交換装置
K1にて対向させる。そして、パンチ,ダイチェンジャ
29A,29Bで不要金型のパンチ,ダイホルダPH,
DHをツールマガジン27から抜きツーリングタワー4
3の空ステーションへ移し、ツーリングタワー43を回
転させて所望金型ステーションとツールマガジン27の
空ステーションと対向させ、所望金型のパンチ,ダイホ
ルダPH,DHをパンチ,ダイチェンジャ29A,29
Bでツールマガジン27の空ステーションへ移す。
【0045】一方、作業者は作業テーブル45に固定し
たパンチ,ダイホルダPH,DHから不要パンチP,ダ
イDを抜き取り、必要パンチP,ダイDを装着する作業
を行なう。そして、スライドテーブル85を移動させ、
必要金型を金型交換装置K3,K4へ位置決めして、パ
ンチ,ダイホルダPH,DHをパンチチェンジャ47A
とダイチェンジャ47Bに設けたグリッパ107、12
1にて把持する。グリッパ107,121にてパンチ,
ダイホルダPH,DHを把持後、パンチ、ダイチェンジ
ャ47A,47Bを金型交換装置K2であるマガジン5
5の直上,直下へ移動させ、パンチ,ダイホルダPH,
DHをマガジン55へ移し替える。
【0046】ツールマガジン27は頻繁に循環するが、
ツーリングタワー43は頻繁に回転しないので、その停
止時間を見計らってパンチ,ダイホルダPH,DHの移
し替え作業ができる。あるいは、プログラムで適宜にマ
ガジン55の休止時間を設定しておくことも可能であ
る。
【0047】上述したごとく、機械加工を中断すること
なく、ツーリングタワー43に対する外段取りが可能と
なり、連続的にスケジュール運転を可能とすることがで
きる。
【0048】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態の例に限定されることなく、適宜な変更を行なうこと
により、その他の態様で実施し得るものである。
【0049】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例の説明より
理解されるように、請求項1,2,3によるこの発明に
よれば、タレットパンチプレスに設けた上,下部タレッ
トに対して金型を交換するためツールマガジンが設けら
れ、このツールマガジンに対して金型を交換するツーリ
ングタワーを設けてある。そして、このツーリングタワ
ーに対して金型を交換する作業テーブルを設けてある。
【0050】而して、ツールマガジンの金型が不足する
時だけツーリングタワーは動作するので、止まっている
時間が長いので、その間に作業テーブルよりツーリング
タワーへの金型交換が行なわれるので、機械加工を中断
することなく外段取りが可能となり、連続的にスケジュ
ール運転を可能とし作業効率の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、ツーリングタワー,
金型交換装置,作業テーブルの側面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における左側より見た正面図である。
【図4】ツーリングタワーの平面説明図である。
【図5】ツーリングタワーの斜視説明図である。
【図6】ツーリングタワーの断面説明図である。
【図7】この発明を実施する実施の形態の一例であるタ
レットパンチプレスと金型を交換する装置の配置構成を
示す平面説明図である。
【図8】図7における正面説明図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 9 ストライカ 11 ワークテーブル 13 板材移動位置決め装置 23 上部タレット 25 下部タレット 27 ツールマガジン 29 金型交換装置 29A パンチチェンジャ 29B ダイチェンジャ 43 ツーリングタワー 45 作業テーブル 47 金型交換装置 47A パンチチェンジャ 47B ダイチェンジャ 55 マガジン 73U,73D 円板 79U,79D グリッパ 85 スライドテーブル P パンチ D ダイ PH パンチホルダ DH ダイホルダ W 板材 S 加工位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチを着脱交換自在に支承した回転自
    在な上部タレットと、前記パンチと協働して板材の加工
    を行なうダイを着脱交換自在に支承した回転自在な下部
    タレットと、加工位置へ割出されたパンチを打圧する上
    下動自在なストライカと、前記パンチおよびダイによっ
    て加工される板材をワークテーブル上に支持させてX,
    Y軸方向へ移動位置決め自在の板材移動位置決め装置を
    備えると共に、前記上,下部タレットに隣接して設けた
    ツールマガジンと、このツールマガジンよりパンチ,ダ
    イを上,下部タレットに対して着脱交換する金型交換装
    置であるパンチチェンジャとダイチェンジャとを備えて
    なるタレットパンチプレスにして、前記ツールマガジン
    の適所に隣接してツーリングタワーを設け、このツーリ
    ングタワーよりパンチ,ダイを前記ツールマガジンに対
    して着脱交換する金型交換装置であるパンチチェンジャ
    とダイチェンジャとを設け、前記ツーリングタワーに隣
    接して複数個のパンチとダイを金型交換位置に対して選
    択自在な作業テーブルを設け、この作業テーブルと前記
    ツーリングタワーとの間にパンチとダイを着脱交換する
    金型交換装置であるパンチチェンジャとダイチェンジャ
    とを設けてなることを特徴とするタレットパンチプレ
    ス。
  2. 【請求項2】 前記ツーリングタワーは、パンチを備え
    たパンチホルダとダイを備えたダイホルダを把持、解放
    自在なグリッパを複数個内側と外側に設けた円盤状のマ
    ガジンをパンチ,ダイ用の上下2段で構成し、前記マガ
    ジンを回転自在に設けると共に、マガジンをX軸方向の
    複数位置に選択位置決め自在とすることを特徴とする請
    求項1記載のタレットパンチプレス。
  3. 【請求項3】 前記作業テーブルは、前記ツーリングタ
    ワーのX軸方向に設けた金型支持交換位置に直交してパ
    ンチを備えたパンチホルダとダイを備えたダイホルダを
    着脱交換自在にY軸方向へ複数個並列し移動自在なスラ
    イドテーブルにて構成してなることを特徴とする請求項
    1記載のタレットパンチプレス。
JP10939296A 1996-04-30 1996-04-30 タレットパンチプレス Pending JPH09295075A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009125781A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Amada Co Ltd 板金加工システム及びその方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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