JPH09294530A - 食品包装体およびその製造方法 - Google Patents

食品包装体およびその製造方法

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JPH09294530A
JPH09294530A JP13265196A JP13265196A JPH09294530A JP H09294530 A JPH09294530 A JP H09294530A JP 13265196 A JP13265196 A JP 13265196A JP 13265196 A JP13265196 A JP 13265196A JP H09294530 A JPH09294530 A JP H09294530A
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film
food
bag
liquid
food package
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JP13265196A
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Yoshio Yamauchi
由夫 山内
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Kyoraku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な工程で連続的に製造することができ、
包装コストを低減することができるようにする。 【解決手段】 食品包装体1は、フィルム2からなる袋
内に食肉、魚貝類等の液汁がにじみ出るような食品Mを
収納したものであって、前記フィルム2の内壁面には、
柔軟性を有する吸液シート片3がその4隅近傍を部分的
にヒートシールすることにより形成された部分シール部
7によって貼着されている。柔軟性を有する不織布とし
ては、ヒートシール性の良好な、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維から
なるものを用いるとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食肉、魚貝類等の
液汁がにじみ出るような食品を収納した食品包装体およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍魚等の解凍液がにじみ出る食
品を収納した食品包装体として、次に説明する解凍液を
吸収することができる食品包装体が知られている。
【0003】この従来の食品包装体は、図5の(a)に
示すように、薄手のシート101の裏面に不織布材、綿
材、樹脂発泡材等からなる高吸液性を有する吸液シート
102を積層し、シート101から吸液シート102へ
貫通する複数個の吸液孔103を互いに間隔をおいて形
成した複合シートSを準備し、該複合シートSを、図5
の(b)に示すように、トレー104の底面に敷設した
り、図5の(c)に示すように、吸液シート102の周
縁部よりはみ出させたシート101の部分をトレー10
4の段差部104aにのり106を介してのり付けする
ことによって、トレー104内に収納された食品M0
らにじみ出た解凍液が前記吸液孔103の側壁103a
から吸液シート102内へ吸収されるように構成されて
いる(特開平6−169687号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、解凍液を吸収させるための複合シートがその構
造からみて高価なものとなる上、予め準備しておいた前
記複合シートを、包装時に個々のトレーの底壁に敷設し
たり、トレーの段差部にのり付けする等の複雑な作業を
必要とするため、人手による手作業にたよらざるを得
ず、包装コストが高くなるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、簡単な工程で連続的に
製造することができ、包装コストを低減することができ
る食品包装体およびその製造方法を実現することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の食品包装体は、フィルムから製袋された袋
内に食品が収納された食品包装体であって、前記袋の内
壁面には柔軟性を有する不織布からなる吸液シート片が
貼着されていることを特徴とするものである。
【0007】また、酸素バリア性を有する外側フィルム
と酸素透過性を有する内側フィルムとを重ね合わせた二
枚重ねのフィルムから製袋された袋内に食品が収納され
た食品包装体であって、前記内側フィルムの内壁面には
柔軟性を有する不織布からなる吸液シート片が貼着され
ているとともに、前記袋内には酸素および静菌作用を有
するガスを含む混合ガスが前記食品とともに密封されて
いることを特徴とするものである。
【0008】本発明の食品包装体の製造方法は、フィル
ム原反より繰り出させたフィルムに、幅が前記フィルム
の幅よりも狭くかつ長さが製袋される袋の両端シール部
間の長さよりも短い柔軟性を有する不織布からなる吸液
シート片を貼着したのち、前記フィルムにおける吸液シ
ート片が貼着された面を内側にして筒状に湾曲させてそ
の両側縁部を重ね合わせた重ね合わせ部をシールするこ
とによって筒状体を形成し、前記筒状体内に食品を収納
したのち前記筒状体の開口部をシールすることにより横
シール部を形成するとともに連設された食品包装体を切
断分離することを特徴とするものである。
【0009】また、酸素バリア性を有する外側フィルム
と酸素透過性を有する内側フィルムとを重ね合わせて部
分的にシールすることにより両者の間に間隙部が形成さ
れた二枚重ねフィルムの原反を準備し、前記原反より繰
り出された前記二枚重ねフィルムにおける前記内側フィ
ルムに、幅が前記二枚重ねフィルムの幅よりも狭くかつ
長さが製袋される袋の両端シール部間の長さよりも短い
柔軟性を有する不織布からなる吸液シート片を貼着し、
ついで前記二枚重ねフィルムを前記内側フィルムを内側
にして筒状体に湾曲させてその両側縁部を重ね合わせた
重ね合わせ部をシールすることによって筒状体を形成
し、前記筒状体内に食品を収納するとともに酸素および
静菌作用を有するガスを含む混合ガスを充填したのち、
前記筒状体の開口部をシールすることにより横シール部
を形成して前記食品とともに前記混合ガスを密封すると
ともに連設された食品包装体を切断分離することを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】フィルムから製袋された袋の内壁面に柔軟性を
有する不織布からなる水分、油分その他の液汁を吸収す
る吸液シート片が貼着されたものであるため、フィルム
に前記吸液シート片を貼着したのち、該フィルムをその
ままピロー包装機等によって製袋して食品包装体を連続
的に製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0012】先ず、本発明の食品包装体の実施例につい
て説明する。
【0013】図1の(a),(b)は、食品包装体の第
1実施例を示し、本実施例の食品包装体1は、フィルム
2からなる袋内に食肉・魚貝類等の液汁がにじみ出るよ
うな食品Mを収納したものであって、前記フィルム2の
内壁面には、柔軟性を有する吸液シート片3がその4隅
近傍を部分的にヒートシールすることにより形成された
部分シール部7によって貼着されている。
【0014】本実施例において、フィルム2は、柔軟性
を有するフィルムであれば単層または積層構造のいずれ
でもよいが、袋内に混合ガスを密封する形態の場合は、
ポリアミド(PA)、ポリエステル(PET)、ポリビ
ニルアルコール(PVA)、ポリ塩化ビニル(PV
C)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(EVA)、エチレンビニルアルコー
ル(EVOH)等からなる酸素バリア性を有する樹脂層
とポリエチレン等のヒートシール性を有する樹脂層との
積層構造が好ましい。
【0015】柔軟性を有する不織布としては、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド等の
合成繊維、綿等の天然繊維、ガラス繊維からなるものを
用いるが、吸液性およびフィルムとのヒートシール性の
良好な合成繊維からなるものを用いるとよい。また、目
付重量が10〜100g/m2 の範囲以内であって熱溶
着性および吸液性にすぐれた合成繊維製不織布を用いる
ことが好ましい。目付重量が10g/m2 未満であると
熱溶着性および吸液性に劣る。逆に目付重量が100g
/m2 より大きいと製袋時におけるフィルムとの追随性
に劣る。
【0016】図2は、食品包装体の第2実施例を示し、
本実施例の食品包装体11は、酸素バリア性を有する外
側フィルム12aと酸素透過性を有する内側フィルム1
2bとを重ね合わせて両者の間に間隙部16が形成され
た柔軟性のある二枚重ねフィルム12と、内側フィルム
12bの内壁面に貼着された吸液シート片13からなる
袋内に食品Mを収納するとともに酸素および静菌作用を
有するガスを含む混合ガスが密封されたものであって、
前記二枚重ねフィルム12を内側フィルム12bを内側
にして筒状に湾曲させてその両側縁部を重ね合わせた重
ね合わせ部をヒートシールした縦シール部(不図示)を
有する筒状体の両端開口部をヒートシールして横シール
部15a,15bを形成したものである。
【0017】本実施例において、食品包装体11内の酸
素および静菌作用を有するガスを含む混合ガスは、前記
内側フィルム12bを透過して内側フィルム12b内の
空間部14と前記間隙部16との間で流動可能であるた
め、食品Mが変色・変質し易いものであっても常に酸素
および静菌作用を有するガスを含む混合ガスにさらされ
るので、長期保存が可能になる。
【0018】外側フィルム12aとしては、酸素バリア
性を有するポリアミド(PA)、ポリエステル(PE
T)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレンビニル
アルコール(EVOH)等の単層または他の樹脂との積
層構造からなるフィルムを用いる。
【0019】内側フィルム12bには、酸素透過性を有
するとともにヒートシール性の良好な、低密度ポリエチ
レン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(L−LD
PE)、エチレン−αオレフィン共重合体、不飽和カル
ボン酸変性ポリオレフィン、高密度ポリエチレン等の単
層または、他の樹脂との積層構造からなるフィルムを用
いる。また、内側フィルム12bは孔やスリットを穿設
することにより、あるいは通気性のある不織布を用いる
ことにより、酸素透過性を付与することもできる。
【0020】さらに、上記外側フィルム12aおよび内
側フィルム12bが透明性を有するものであれば、袋内
に収納された食品Mが見え、収納物の確認性やディスプ
レイ性に優れる。
【0021】包装体11に食品Mとともに密封される酸
素および静菌作用のあるガスを含む混合ガスは、食品が
食肉である場合には、色調を維持する作用の酸素ガス
(O2)60〜80%と、食肉の品質を維持する作用つ
まり静菌作用のある炭酸ガス(CO2 )または窒素ガス
(N2 )20〜40%からなる混合ガスを用いると、前
記食肉の色調および品質を維持するいわゆる品質保持性
が著しく向上する。
【0022】なお、上述した混合ガスは上記第1実施例
(図1参照)の包装体1内の空間部4に密封しておく
と、品質保持性が向上することはいうまでもない。
【0023】本発明の食品包装体は、ホットドックやハ
ンバーガーなどの食品を収納した包装体自体を電子レン
ジで加熱し、加熱により発生した水分を吸液シート片に
て吸収し、食品の風味や食感を維持することのできる食
品包装体としても使用できる。
【0024】本発明において吸液シート片の貼着手段と
しては、吸液シート片の貼着面に予め接着剤(粘着系の
接着剤を含む)を塗布し貼着面を保護する離型紙をはが
して貼着する接着手段と、超音波シール、高周波シー
ル、バーシール、回転ロールシール、摺動ニップシー
ル、溶断シールなどのヒートシール手段がある。
【0025】上記貼着手段において、接着は価格的に高
価であり、また接着剤の成分が収納された食品に悪影響
を与えるおそれがあり、さらに不織布の内部まで接着剤
が入り込み不織布の吸液性が損なわれるおそれがあるこ
とから、不織布および接着剤の材質等を考慮する必要が
ある。
【0026】ヒートシールに際しては、材質の異なる吸
液シート片とフィルムとをヒートシールする際、加熱さ
れたフィルムの樹脂が不織布などの吸液シート片の内部
に物理的に入り込むことにより貼着される傾向にあるこ
とから、複数箇所の部分的ヒートシールがピンホールや
外観不良防止の面で好ましい。
【0027】次に本発明に係る食品包装体の製造方法の
一実施例について図1に示した包装体を製造する場合を
例に挙げて説明する。
【0028】 予め準備されたフィルム40aがロー
ル状に巻回されたフィルム原反40および吸液シート4
1aがロール状に巻回された吸液シート原反41を、図
3に示す縦ピロー包装機Eにそれぞれセットし、以下に
説明する定常運転に入るための予備運転を行なう。
【0029】ここで、フィルム40aの両側縁部近傍に
は長手方向に所定の間隔をおいてレジマーク35が付け
られている。このレジマーク35は、食品包装体1の横
シール部5a,5bが形成される部位に付けておくと食
品包装体1の食品が収納された部分にレジマーク35が
残らず、外観が良好になる。
【0030】なお、図3に示す縦ピロー包装機Eは、定
常運転時において、前回のサイクルで製造された分離前
の食品包装体1aが分離されていない状態にある。
【0031】 上記ののち定常運転に入るが、この
定常運転では、フィルム原反40から複数のロール29
a,29bにより一サイクル分繰り出されたフィルム4
0aは、フォーマ24に通される前に、吸液シート原反
41から複数のロール30a,30bにより繰り出され
た吸液シート41aがフィルム40aの上方に間隙をお
いて重ね合わされたのち、フィルム40aおよび吸液シ
ート41aの移動方向上流側から順次所定の間隔をおい
て配設された上下動自在なカッタ31、第1シール機3
2および第2シール機33を矢印方向へ下降させて吸液
シート片41bに切断すると同時に前回のサイクルで切
断された吸液シート片41bの後端側と今回のサイクル
の吸液シート片41bの前端側を部分的にヒートシール
することによって部分シール部7を形成し、これによ
り、所定の間隔をおいて吸液シート片41bをフィルム
40aに順次貼着して行く。この吸液シート片41bが
貼着されたフィルム40aはレジマークセンサ36でレ
ジマークがカウントされたのちフォーマ24へ通され
る。
【0032】 上記ののち、フォーマ24中におい
て吸液シート片41bが貼着されたフィルム40aは、
吸液シート片41bを内側にして筒状に湾曲されてその
両側縁部が重ね合わされた重ね合わせ部が形成され、こ
の重ね合わせ部が縦シール機25を通る間にヒートシー
ルされて縦シール部6が形成されて筒状体27になる。
そしてこの筒状体27内には、混合ガスタンク22に接
続されている弁23aが介在された混合ガス供給管路2
3に連通されたノズル23bが挿入されており、該ノズ
ル23bより酸素および静菌作用を有するガスを含む混
合ガスが常時導入されている。
【0033】 上記の状態のとき、食品投入コンベ
ア20によって一パック分の食品Mがホッパ21に投入
されてホッパ21の下端に連通された供給管21aを介
して筒状体27の底部へ自然落下する。
【0034】 上記ののち、横シール機兼カッタ2
8が白抜き矢印方向へ下降し、これと同時に送りロール
26が回転されることにより、分離前の食品包装体1a
とともに筒状体27およびこれに続くフィルム40a並
びに吸収シート41aが一サイクル分だけ繰り出され
る。
【0035】 上記ののち、横シール機兼カッタ2
8が開かれて前回のサイクルで製造された分離前の食品
包装体1aが分離された完全な包装体1となり、コンベ
ア30上に自然落下し、該コンベア30によって排出さ
れる。
【0036】 上記ののち、開いた状態の横シール
機兼カッタ28が元の位置まで上昇され、この位置で閉
じられることにより、進行方向後方の横シール部5bが
形成されるとともに次のサイクルの包装体の進行方向前
方の横シール部5aが形成され、これと同時に両者の中
間部が切断され、上記の工程の状態に戻り、一サイク
ルが終了する。
【0037】(変形例)本変形例は、上述した図2に示
す食品包装体11を製造するための方法であって、上述
した実施例の包装体の製造方法で用いたフィルム原反4
0(図3参照)の替わりに、図4の(a),(b)に示
すような二枚重ねフィルム原反60を用いる点が異なる
のみであって、これ以外は同様の工程で製造することが
できるため、同一符号を付して説明は省略し、以下、二
枚重ねフィルム原反の製造方法の一例について説明す
る。
【0038】図4の(a)に示すように、二枚重ねフィ
ルム原反60は、レジマーク35が付けられた酸素バリ
ア性を有する外側フィルム50aと、酸素透過性を有す
る内側フィルム50bとを重ね合わせロール54を通し
て重ね合わせたのち、両者の両側縁部をシール機53
a,53bによって溶着することによってシール部51
a,51bを形成して二枚重ねフィルム60aとし、こ
れをロール状に巻回したものである。
【0039】本発明において、貼着とは、接着剤による
接着やヒートシールによって溶着されたものを意味し、
このヒートシールには超音波シール、高周波シール、バ
ーシール、回転ロールシール、摺動ニップシール、溶断
シール、熱溶融シール等が挙げられるが、中でもシール
速度がピロー包装時のフィルム送り速度に適応し、比較
的ピロー包装機に組み込み易い超音波シールまたは高周
波シールが好ましい。
【0040】また、ヒートシールにあっては、フィルム
の送り速度と同調してヒートシールができること、さら
にはヒートシールにより食品包装体にピンホールや外観
不良がないことが必要である。食品の同時充填を行なう
ピロー包装の場合、フィルムは間歇的に連続供給され、
フィルムの送り速度は毎分4〜10メートル程度であ
る。バーシール、回転ロールシール、摺動ニップシー
ル、溶断シールなどにあっては、フィルムの送り速度と
同調してヒートシールする際、食品包装体のヒートシー
ル面におけるピンホールや外観不良のおそれがあること
から、ヒートシールにあっては超音波シール、高周波シ
ールが好ましい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載するような効果を奏する。
【0042】柔軟性を有する不織布からなる吸液シート
片が袋の内壁面に貼着されたものであるため、フィルム
に前記吸液シート片を貼着したのち、該フィルムをその
まま製袋して食品包装体を製造することができる。その
結果、ピロー包装機等を使用して連続的に食品包装体を
製造することができ、量産性に優れるとともに低コスト
化が可能となる。
【0043】また、請求項3に記載された発明は、収納
されている食品が新たな酸素および静菌作用を有するガ
スを含む混合ガスにさらされるため、食品が変色・変質
し易いものであっても、その色彩や品質の新鮮さを維持
するいわゆる品質保持性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食品包装体の第1実施例を示し、
(a)はその模式斜視図、(b)はその模式断面図であ
る。
【図2】本発明に係る食品包装体の第2実施例を示す模
式断面図である。
【図3】本発明に係る食品包装体の製造方法の一実施例
の説明図である。
【図4】本発明に係る食品包装体の製造方法の変形例の
説明図である。
【図5】従来の食品包装体を示し、(a)は吸液シート
の一部を示す部分斜視図、(b)は食品包装体の模式断
面図、(c)は食品包装体の変形例を示す模式部分断面
図である。
【符号の説明】
1,11 食品包装体 1a,11a 分離前の食品包装体 2,40a フィルム 3,41b 吸液シート片 4,14 空間部 5a,5b,15a,15b 横シール部 6 縦シール部 7 部分シール部 16 間隙部 20 食品投入コンベア 21 ホッパ 22 混合ガスタンク 23 混合ガス供給管 24 フォーマ 25 縦シール機 26 送りロール 27 筒状体 28 横シール機兼カッタ 29a〜29f,30a,30b ロール 30 コンベア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムから製袋された袋内に食品が収
    納された食品包装体であって、前記袋の内壁面には柔軟
    性を有する不織布からなる吸液シート片が貼着されてい
    ることを特徴とする食品包装体。
  2. 【請求項2】 吸液シート片が、袋の内壁面に複数箇所
    の部分的ヒートシールにより貼着されていることを特徴
    とする請求項1記載の食品包装体。
  3. 【請求項3】 酸素バリア性を有する外側フィルムと酸
    素透過性を有する内側フィルムとを重ね合わせた二枚重
    ねのフィルムから製袋された袋内に食品が収納された食
    品包装体であって、前記内側フィルムの内壁面には柔軟
    性を有する不織布からなる吸液シート片が貼着されてい
    るとともに、前記袋内には酸素および静菌作用を有する
    ガスを含む混合ガスが前記食品とともに密封されている
    ことを特徴とする食品包装体。
  4. 【請求項4】 フィルム原反より繰り出させたフィルム
    に、幅が前記フィルムの幅よりも狭くかつ長さが製袋さ
    れる袋の両端シール部間の長さよりも短い柔軟性を有す
    る不織布からなる吸液シート片を貼着したのち、前記フ
    ィルムにおける吸液シート片が貼着された面を内側にし
    て筒状に湾曲させてその両側縁部を重ね合わせた重ね合
    わせ部をシールすることによって筒状体を形成し、前記
    筒状体内に食品を収納したのち前記筒状体の開口部をシ
    ールすることにより横シール部を形成するとともに連設
    された食品包装体を切断分離することを特徴とする食品
    包装体の製造方法。
  5. 【請求項5】 酸素バリア性を有する外側フィルムと酸
    素透過性を有する内側フィルムとを重ね合わせて部分的
    にシールすることにより両者の間に間隙部が形成された
    二枚重ねフィルムの原反を準備し、前記原反より繰り出
    された前記二枚重ねフィルムにおける前記内側フィルム
    に、幅が前記二枚重ねフィルムの幅よりも狭くかつ長さ
    が製袋される袋の両端シール部間の長さよりも短い柔軟
    性を有する不織布からなる吸液シート片を貼着し、つい
    で前記二枚重ねフィルムを前記内側フィルムを内側にし
    て筒状体に湾曲させてその両側縁部を重ね合わせた重ね
    合わせ部をシールすることによって筒状体を形成し、前
    記筒状体内に食品を収納するとともに酸素および静菌作
    用を有するガスを含む混合ガスを充填したのち、前記筒
    状体の開口部をシールすることにより横シール部を形成
    して前記食品とともに前記混合ガスを密封するとともに
    連設された食品包装体を切断分離することを特徴とする
    食品包装体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003097472A1 (fr) 2002-05-15 2003-11-27 Kyoraku Co., Ltd. Sachet a parois stratifiees et son procede de production et sachet a parois multiples destine a la fabrication et au remplissage de sachets
JP2011001070A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Fuji Machinery Co Ltd おにぎり包装機における気体充填装置
JP2012030866A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Kyoraku Co Ltd 包装袋入り食用油の製造方法

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