JPH09294332A - バッテリパックの低消費電力モード制御装置 - Google Patents

バッテリパックの低消費電力モード制御装置

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JPH09294332A
JPH09294332A JP8107290A JP10729096A JPH09294332A JP H09294332 A JPH09294332 A JP H09294332A JP 8107290 A JP8107290 A JP 8107290A JP 10729096 A JP10729096 A JP 10729096A JP H09294332 A JPH09294332 A JP H09294332A
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JP
Japan
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potential
battery
signal
power
down signal
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Application number
JP8107290A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Yada
晃俊 矢田
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Motorola Solutions Japan Ltd
Original Assignee
Nippon Motorola Ltd
Motorola Japan Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 外来ノイズの影響による誤動作を防止する。 【解決手段】 バッテリ電源電位が所定電位よりも低
く、充放電のチャージポンピング動作を停止していると
き、バッテリ電源電位VB、チャージポンプ電位CV、
及び外部端子電位VMのうち最も高い電位を基準電位V
CPとすると、MP1はVB<VCPのときオフし論理
値「0」、VB>VCPのときオンし「1」となるの
で、これを反転して第1パワーダウン信号PDC1とす
る。次に、トランジスタMN1、MN2により、PDC
1が「1」でありかつVM>VCPであるとき第2パワ
ーダウン信号PDC2は「0」となり、またPDC1が
「0」かつVM>VCPのときは「1」となる。PDC
1とPDC2の積を、最終的なチァージポンピング動作
のためのパワーダウン信号PDとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリパックに
内蔵されている低消費電力モード制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型VTR、携帯電話、及びノ
ートパソコン等の携帯機器には、その携帯動作時の電源
としてバッテリーパックが付属されている。図1は、か
かる従来のバッテリーパックの内部構成を示す図であ
る。図1に示されるが如く、かかるバッテリパック内に
は、リチウムイオン電池、又はニッケル水素電池等の如
き充電可能なバッテリ10の他に、バッテリ制御回路2
0、充放電ゲート30、及び外部端子50a、50bが
形成されている。
【0003】先ず、かかる外部端子50a、50bに充
電器が接続されると、バッテリ制御回路20は、論理値
「1」のゲート信号VGを充放電ゲート30に供給す
る。かかる動作に応じて、上記充電器からの充電電圧は
充放電ゲート30を介してバッテリ10へ供給され、バ
ッテリ10が充電される。尚、このゲート信号VGの電
位は、バッテリ制御回路20に設けられているチャージ
ポンプ回路により、バッテリ10の電源電位を例えば2
倍に昇圧して得られる。
【0004】又、バッテリ制御回路20は、バッテリ1
0への充電終了を検出すると、論理値「0」のゲート信
号VGを充放電ゲート30に供給して、充放電ゲート3
0をオフ状態にする。ここで、かかる充電器が外部端子
50a、50bからはずされると、バッテリ制御回路2
0は、再び、論理値「1」のゲート信号VGを充放電ゲ
ート30に供給して、充放電ゲート30をオン状態にす
る。この際、かかる外部端子50a、50bに上述した
如き携帯機器が接続されると、バッテリ10からの電源
電圧が充放電ゲート30を介して携帯機器へ供給され
る。
【0005】かかる電源供給によってバッテリ10は放
電しその電力が消費される。この電力消費により、バッ
テリ10の放電電圧が所定値を下回ると、バッテリ制御
回路20は、論理値「0」のゲート信号VGを充放電ゲ
ート30に供給する。かかる動作により、バッテリ10
から上記携帯機器への電源供給が停止する。この電源供
給停止動作の後、低消費電力モード制御回路40は、論
理値「1」のパワーダウン信号PDをバッテリ制御回路
20に供給する。バッテリ制御回路20は、この論理値
「1」のパワーダウン信号PDが供給されている間、そ
の全ての制御動作を停止し、かつバッテリ制御回路20
自体の電力消費量が最小となる低消費電力モードに移行
する。つまり、バッテリ制御回路20を形成する各機能
素子は、かかるパワーダウン信号PDに応じて、その本
来の動作が停止すると共に電力消費量が最小となるよう
な低消費電力構成となっているのである。
【0006】例えば、本来、図2(a)に示されるが如き
pチャネルトランジスタQ1及びnチャネルトランジス
タQ2から構成されるインバータ素子は、図2(b)又は
図2(c)に示されるが如き低消費電力構成となる。すな
わち、論理値「1」のパワーダウン信号PDが供給され
ている間は、その出力端Oを強制的に接地電位にすると
いうnチャネルトランジスタQ3、及び、論理値「1」
のパワーダウン信号PDが供給されている間は、pチャ
ネルトランジスタQ1に電源からの電流が流れ込まない
ように遮断するpチャネルトランジスタQ4各々が設け
られた構成となるのである。
【0007】かかる、図2(b)又は図2(c)に示されるが
如き構成によれば、論理値「1」のパワーダウン信号P
Dが供給されている間は、出力端Oが接地電位固定とな
るので、事実上、インバータとしての機能は停止する。
更に、論理値「1」のパワーダウン信号PDが供給され
ている間は、電源からpチャネルトランジスタQ1に流
れ込む電流が遮断されるので、消費される電力が最小と
なるのである。
【0008】ここで、上記低消費電力モード時におい
て、外部端子50a、50bに充電器が接続され、この
充電器からの充電電圧が低消費電力モード制御回路40
に供給されると、低消費電力モード制御回路40は、低
消費電力モードを解除すべく論理値「0」のパワーダウ
ン信号PDをバッテリ制御回路20に供給する。低消費
電力モードが解除されることにより、バッテリ制御回路
20は、論理値「1」のゲート信号VGを充放電ゲート
30に供給する。かかる動作に応じて、上記充電器から
の充電電圧は、充放電ゲート30を介してバッテリ10
へ供給され、バッテリ10が充電される。
【0009】以上の如く、かかるバッテリパックにおい
ては、バッテリ10の電源供給能力が所定よりも低下し
てきた場合には、外部携帯機器への電源供給を停止させ
ると共に、その充放電制御を担うバッテリ制御回路20
自体の電力消費をも低減させるという低消費電力モード
機能が備わっているのである。この際、かかる低消費電
力モード状態への移行を制御するという低消費電力モー
ド制御回路40は、かかる低消費電力モード状態を維持
するために論理値「1」、のパワーダウン信号PD、及
びその低消費電力モード解除時(通常動作時)には論理
値「0」のパワーダウン信号PDを出力しつづけなけれ
ばならない。
【0010】そこで、低消費電力モード制御回路40で
は、そのパワーダウン信号PDの論理値を、例えばRS
フリップフロップの如き記憶素子により記憶保持してお
く構成としているのである。しかしながら、この低消費
電力モード制御回路40自体もバッテリ10からの電源
供給を受けなければ上述した如き制御動作を実施するこ
とは出来ない。従って、上記RSフリップフロップも、
このバッテリ10からの電源供給を受けて動作すること
になる。ところが、RSフリップフロップの如き記憶素
子は、外来ノイズ等の影響を受けやすく、通常動作時に
おいても、かかる外来ノイズの影響で低消費電力モード
へ移行してしまうという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、誤動作することなくバッテリパックの低消費電力モ
ード制御を実施し得るバッテリパックの低消費電力モー
ド制御回路を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるバッテリパ
ックの低消費電力モード制御回路は、バッテリと、前記
バッテリが放電したバッテリ電源電位を外部出力すると
共に前記バッテリへの充電電圧の供給を受ける外部端子
と、第1論理値のパワーダウン信号が供給されている間
は前記バッテリ電源電位をチャージポンピングして得ら
れたチャージポンプ電位を駆動電源として前記バッテリ
の充放電制御を行う一方、前記第1論理値とは異なる第
2論理値のパワーダウン信号が供給されている間は前記
駆動電源の供給を遮断して低消費電力モードとなるバッ
テリ制御回路とを有するバッテリパックの低消費電力モ
ード制御装置であって、前記バッテリ電源電位、前記チ
ャージポンプ電位、及び前記外部端子における外部端子
電位の内で最も高い電位を基準電位とする基準電位生成
手段と、前記バッテリ電源電位が所定電位よりも低い電
位に推移したことを検出した場合に前記チャージポンピ
ング動作を停止せしめるチャージポンプ停止手段と、前
記バッテリ電源電位が前記基準電位よりも低い場合には
オン状態となって前記基準電位に対応した第2論理値の
信号を出力する一方、前記バッテリ電源電位が前記基準
電位以上の電位である場合にはオフ状態となって接地電
位に対応した第1論理値の信号を出力する第1トランジ
スタと、前記第1トランジスタの出力信号の論理を反転
させた信号を第1パワーダウン信号として得るインバー
タと、前記第1パワーダウン信号の論理値が第2論理値
でありかつ前記外部端子電位が前記基準電位よりも低い
場合にはオフ状態となって前記基準電位に対応した第2
論理値の信号を第2パワーダウン信号として出力する一
方、前記第1パワーダウン信号の論理値が第2論理値で
ありかつ前記外部端子電位が前記基準電位以上の電位で
ある場合にはオン状態となって前記接地電位に対応した
第1論理値の信号を第2パワーダウン信号として出力す
る第2トランジスタと、前記第1パワーダウン信号と前
記第2パワーダウン信号との論理積を前記パワーダウン
信号として得るアンドゲートとからなることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図3は、本発明による低消費電力
モード制御回路が搭載されたバッテリーパックの内部構
成を示す図である。図3において、10は、例えば、リ
チウムイオン電池、又はニッケル水素電池等の如き充電
可能なバッテリである。かかるバッテリ10の正極側の
バッテリ電源電位VBは、nチャネル型MOSトランジ
スタである充放電ゲート30のドレイン端D、ダイオー
ドD1のアノード端、バッテリ制御回路60、及び低消
費電力モード制御回路70の各々に印加される。かかる
充放電ゲート30のソース端Sには充放電端子50aが
接続されている。この外部端子50aから抵抗Rを介し
て供給された外部端子電位VMは、ダイオードD2のア
ノード端、充放電制御回路60、及び低消費電力モード
制御回路70の各々に印加される。バッテリ10の負極
側には外部端子50bが接続されている。
【0014】バッテリ制御回路60は、図3に示される
ように、チャージポンプ回路61及び充放電制御回路6
2から構成される。充放電制御回路62は、上記バッテ
リ電源電位VB及び外部端子電位VM各々の電位に基づ
いて、本バッテリパックを充電(又は放電)モードにす
べきか、あるいは、低消費電力モードにすべきかを判定
し、この判定結果に応じた論理値を有するゲート信号V
Gを上記充放電ゲート30のゲート端Gに供給する。
【0015】例えば、充電器が外部端子50a及び50
bに接続されると、上記外部端子電位VMは、この充電
器の充電電圧に応じた電位となる。そこで、充放電制御
回路62は、上記外部端子電位VMの電位が所定電位よ
りも高いことを検出した場合には充電器からの充電電圧
が印加されてきたと判断する。更に、充放電制御回路6
2は、上記バッテリ電源電位VBが所定電位よりも低い
か否かの検出を行う。ここで、上記外部端子電位VMの
電位が所定電位よりも高く、かつ、バッテリ電源電位V
Bが所定電位よりも低いと検出された場合にのみ、充放
電制御回路62は、充電動作を開始させるべく、論理値
「1」のゲート信号VGを充放電ゲート30のゲート端
Gに供給する。かかる動作に応じて、上記充電器からの
充電電圧は、充放電ゲート30を介してバッテリ10へ
供給され、バッテリ10が充電される。次に、充放電制
御回路62は、バッテリ電源電位VBが所定電位よりも
高くなったことを検出すると、上記充電動作を停止すべ
く論理値「0」のゲート信号VGを充放電ゲート30の
ゲート端Gに供給する。
【0016】一方、かかる外部端子50a及び50b
に、カメラ一体型VTR、携帯電話、及びノートパソコ
ン等の携帯機器が接続されると、バッテリ制御回路20
は、論理値「1」のゲート信号VGを充放電ゲート30
に供給する。これにより、バッテリ10から携帯機器へ
の電源供給が開始される。かかる電源供給によってバッ
テリ10は放電し、その容量は徐々に低下して行く。こ
の容量低下に応じて電源電位VBも低下する。充放電制
御回路62は、かかるバッテリ電源電位VBが所定電位
よりも低くなったことを検出すると、論理値「0」のゲ
ート信号VGを充放電ゲート30に供給することによ
り、バッテリ10から上記携帯機器への電源供給を停止
せしめる。
【0017】チャージポンプ回路61は、バッテリ電源
電位VBを例えば2倍にチャージポンピングしてチャー
ジポンプ電位CVを発生し、これをラインLに印加す
る。かかるラインLには、上記ダイオードD1及びD2
各々のカソード端が接続されている。よって、このライ
ンL上には、ダイオードD1を介して印加されるバッテ
リ電源電位VB、ダイオードD2を介して印加される外
部端子電位VM、及びチャージポンプ回路61から印加
されるチャージポンプ電位CVの内で最も大なる電位が
生じることになる。以降、かかるラインL上の電位を基
準電位VCPと称する。基準電位VCPは、充放電制御
回路62及び低消費電力モード制御回路70の各々に印
加される。充放電制御回路62は、かかるVCPに基づ
いて上述した如きゲート信号VGを発生するのである。
例えば、論理値「0」のゲート信号VGの電位値が0で
ある場合、論理値「1」のゲート信号VGの電位値は上
記VCPと同一値となる。
【0018】低消費電力モード制御回路70は、バッテ
リ電源電位VBが所定電位よりも低い値に推移したか否
かを検出し、低い値に推移したことを検出した場合に
は、チャージポンプ停止指令信号STPを発生してこれ
をチャージポンプ回路61に供給する。チャージポンプ
回路61は、かかるチャージポンプ停止指令信号STP
に応じて、上述した如きチャージポンプ動作を停止す
る。これにより、チャージポンプ回路61からラインL
に印加されるチャージポンプ電位CVは、上記バッテリ
電源電位VBからダイオードD1の順方向降下電圧D1
VTHを引いた電位(VB−D1VTH)へと推移して行く。
【0019】かかるチャージポンプ停止指令信号STP
をチャージポンプ回路61に供給した後、低消費電力モ
ード制御回路70は、基準電位VCPの降下を確認して
から外部端子電位VMを電位0へと強制的に降下させ
る。かかる降下を確認した後、低消費電力モード制御回
路70は、論理値「1」のパワーダウン信号PDをチャ
ージポンプ回路61及び充放電制御回路62各々に供給
する。かかる論理値「1」のパワーダウン信号PDの供
給に応じて、これらチャージポンプ回路61及び充放電
制御回路62は低消費電力モードとなる。
【0020】尚、チャージポンプ回路61及び充放電制
御回路62各々を形成する各機能素子は、前述した図2
(b)及び図2(c)に示されるが如き低消費電力構成となっ
ている。つまり、論理値「1」のパワーダウン信号PD
が供給されている間、すなわち、低消費電力モード時に
おいては、トランジスタQ3がオン状態となって各機能
素子の出力端Oは接地電位に固定される。よって、事実
上、かかる機能素子の機能は停止する。更に、この低消
費電力モード時には、論理値「1」のパワーダウン信号
PDがトランジスタQ4に供給されるので、このトラン
ジスタQ4はオフ状態となる。よって、電源から各pチ
ャネルトランジスタに流れ込む電流が遮断されて消費さ
れる電力が低下するのである。
【0021】ここで、上記低消費電力モード時におい
て、充電器が外部端子50a及び50bに接続されて充
電電圧が印加されてきたら、低消費電力モード制御回路
70は、低消費電力モードを解除すべく、論理値「0」
のパワーダウン信号PDをチャージポンプ回路61及び
充放電制御回路62各々に供給する。かかる論理値
「0」のパワーダウン信号PDの供給に応じて、チャー
ジポンプ回路61は、それまで停止していたチャージポ
ンプ動作を再開する。よって、チャージポンプ回路61
は、バッテリ電源電位VBを2倍に昇圧したチャージポ
ンプ電位CVを発生し、これをラインLに印加し始める
のである。一方、充放電制御回路62も、かかる論理値
「0」のパワーダウン信号PDの供給に応じて、それま
で停止していた各種制御動作を再開する。
【0022】図4は、上記低消費電力モード制御回路7
0の内部構成を示す図である。図4において、チャージ
ポンプ停止制御回路71は、バッテリ電源電位VBが所
定電位よりも低い値に推移したか否かを検出し、低い値
に推移したことを検出した場合には、チャージポンプ停
止指令信号STPを発生してこれをチャージポンプ回路
61に供給する。
【0023】pチャネルトランジスタMP1は、そのゲ
ート端Gに供給されたバッテリ電源電位VBがラインL
上の基準電位VCPよりも高い場合にはオフ状態とな
る。この際、抵抗R4を介した接地電位VSSが論理値
「0」の信号として、かかるpチャネルトランジスタM
P1のドレイン端Dからインバータ72に供給される。
又、かかるpチャネルトランジスタMP1は、そのゲー
ト端Gに供給されたバッテリ電源電位VBが上記基準電
位VCPよりも低い場合にはオン状態となる。この際、
かかる基準電位VCPが論理値「1」の信号として、か
かるpチャネルトランジスタMP1のドレイン端Dから
インバータ72に供給される。
【0024】すなわち、バッテリ10の容量が十分にあ
る場合には、上記チャージポンプ回路61はそのチャー
ジポンピング動作を実施している。よって、バッテリ電
源電位VBを2倍にチャージポンピングして得られたチ
ャージポンプ電位CVが基準電位VCPとなる。この
際、上述した如くpチャネルトランジスタMP1はオン
状態となり、論理値「1」の信号がインバータ72に供
給されるのである。一方バッテリ10の容量が低下した
場合には、前述したチャージポンプ停止制御回路71に
より、上記チャージポンプ回路61の動作は停止する。
よって、この際、ダイオードD1を介して供給されたバ
ッテリ電源電位VBが基準電位VCPとなるので、上述
した如くpチャネルトランジスタMP1はオフ状態とな
り、論理値「0」の信号がインバータ72に供給される
のである。
【0025】インバータ72は、かかるpチャネルトラ
ンジスタMP1のドレイン端Dから供給された信号の論
理値を反転させた信号PDC1を、pチャネルトランジ
スタMP2及びnチャネルトランジスタMN1夫々のゲ
ート端Dに供給する。更に、インバータ72は、かかる
信号PDC1をアンドゲート73に供給する。ここで、
かかる信号PDC1の論理値が「1」である場合には、
pチャネルトランジスタMP2はオフ状態、nチャネル
トランジスタMN1はオン状態となる。
【0026】この際、nチャネルトランジスタMN1の
ソース端Sから、抵抗R2を介した接地電位VSSが論
理値「0」の信号としてnチャネルトランジスタMN2
のゲート端Gに供給される。尚、充電器が外部端子50
a及び50bに接続されてその充電動作が開始された場
合には、この充電電位に対応した外部端子電位VMを抵
抗R1及びR2によって分圧した電位が、上記nチャネ
ルトランジスタMN2のゲート端Gに供給されることに
なる。
【0027】一方、かかる信号PDC1の論理値が
「0」である場合には、pチャネルトランジスタMP2
はオン状態、nチャネルトランジスタMN1はオフ状態
となる。この際、pチャネルトランジスタMP2のソー
ス端S〜ドレイン端Dを介してバッテリ電源電位VBが
nチャネルトランジスタMN2のゲート端Gに供給され
る。
【0028】nチャネルトランジスタMN2は、そのゲ
ート端Gに供給された電位がラインL上の基準電位VC
Pよりも高い場合にはオン状態となる。この際、かかる
nチャネルトランジスタMN2のドレイン端Dに印加さ
れている接地電位VSSが、論理値「0」の信号PDC
2として、nチャネルトランジスタMN2のソース端S
からアンドゲート73に供給される。
【0029】又、nチャネルトランジスタMN2は、そ
のゲート端Gに供給された電位がラインL上の基準電位
VCPよりも低い場合にはオフ状態となる。この際、か
かるnチャネルトランジスタMN2のソース端Sに、抵
抗R3を介して印加されている上記基準電位VCPが、
論理値「1」の信号PDC2として、nチャネルトラン
ジスタMN2のソース端Sからアンドゲート73に供給
される。
【0030】アンドゲート73は、かかる信号PDC1
及びPDC2が共に論理値「1」である期間中にわた
り、論理値「1」のパワーダウン信号PDを出力する。
又、アンドゲート73は、これら信号PDC1及びPD
C2のいずれか一方が論理値「0」である期間中には、
論理値「0」のパワーダウン信号PDを出力する。次
に、かかる図3及び図4に示された構成の動作について
説明する。
【0031】先ず、図3に示されるバッテリ10には充
分なバッテリ容量が確保されており、その外部端子50
a及び50bには、カメラ一体型VTR、携帯電話、及
びノートパソコン等の携帯機器が接続されているものと
する。従って、バッテリ10の電力が携帯機器により消
費され、そのバッテリ電源電位VBは徐々に低下して行
く。この際、チャージポンプ停止制御回路71は、かか
るバッテリ電源電位VBが所定電位よりも低い値に推移
したことを検出した時点にて、チャージポンプ停止指令
信号STPをチャージポンプ回路61に供給する。チャ
ージポンプ回路61は、かかるチャージポンプ停止指令
信号STPに応じてチャージポンプ動作を停止する。よ
って、チャージポンプ回路61から、図3のラインL上
に印加されるチャージポンプ電位CVは徐々に0ボルト
へと推移して行く。従って、この際、かかるラインL上
の基準電位VCPは、ダイオードD1を介して印加され
るバッテリ電源電位VBとなる。すなわち、基準電位V
CPは、バッテリ電源電位VBからダイオードD1の順
方向降下電圧分を引いた電位となるのである。
【0032】よって、このバッテリ電源電位VBが基準
電位VCPよりも高いことから、低消費電力モード制御
回路70におけるpチャネルトランジスタMP1はオフ
状態となり、そのドレイン端Dから、接地電位VSSに
対応した論理値「0」の信号が出力される。それ故に、
論理値「1」の信号PDC1がアンドゲート73に供給
される。かかる論理値「1」の信号PDC1により、n
チャネルトランジスタMN1はオン状態となる。この
際、充電器からの充電電圧が外部端子50a及び50b
に印加されていないと、nチャネルトランジスタMN2
のゲート端Gには、nチャネルトランジスタMN1のド
レイン端D、ソース端S、及び抵抗R2を介して論理値
「0」の信号が供給されることになる。よって、かかる
nチャネルトランジスタMN2はオフ状態となり、論理
値「1」の信号PDC2がアンドゲート73に供給され
る。
【0033】すなわち、アンドゲート73の2つの入力
端には共に論理値「1」の信号が供給され、このアンド
ゲート73は、低消費電力モードにすべき論理値「1」
のパワーダウン信号PDをチャージポンプ回路61及び
充放電制御回路62各々に供給するのである。この際、
ラインL上の基準電位VCPは、チャージポンプ回路6
1がそのチャージポンプ動作を行わない限り、バッテリ
電源電位VBよりも高い電位になることはない。よっ
て、この低消費電力モード期間中、pチャネルトランジ
スタMP1はオフ状態を保ち続ける。更に、外部端子電
位VMは、充電器が外部端子50a及び50bに接続さ
れてその充電動作が開始されない限り、nチャネルトラ
ンジスタMN2がオン状態となる電位よりも高くなるこ
とはない。
【0034】よって、この低消費電力モード期間中、n
チャネルトランジスタMN2もオフ状態を保ち続ける。
従って、本発明によれば、フリップフロップの如き記憶
素子を用いずとも、低消費電力モード期間中にわたり、
論理値「1」のパワーダウン信号PDをバッテリ制御回
路60に供給しつづけることが出来るのである。
【0035】ここで、上記低消費電力モード時におい
て、充電器が外部端子50a及び50bに接続されてそ
の充電動作が開始されると、この充電器からの充電電圧
に対応した外部端子電位VMが低消費電力モード制御回
路70に印加される。更に、この充電電圧に対応した外
部端子電位VMがダイオードD2を介してラインL上に
印加される。従って、この際、かかるラインL上の基準
電位VCPは、この外部端子電位VMからダイオードD
2の順方向降下電位分を引いた電位となるのである。よ
って、かかる外部端子電位VMが基準電位VCPよりも
高いことから、低消費電力モード制御回路70における
nチャネルトランジスタMN2はオン状態となり、論理
値「0」の信号PDC2がアンドゲート73に供給され
ることになる。この際、アンドゲート73は、上記低消
費電力モードを解除する論理値「0」のパワーダウン信
号PDを上記バッテリ制御回路60に給するのである。
【0036】尚、かかる充電動作が終了すると、充電器
が外部端子50a及び50bから切り離されて外部端子
電位VMは、上記バッテリ電源電位VBと同一電位とな
る。又、負荷状態により、外部端子電位VMは、電位0
又は負電位状態になる場合がある。しかしながら、この
際、低消費電力モードは解除されているので、チャージ
ポンプ回路61はそのチャージポンプ動作を開始してお
り、ラインL上の基準電位VCPは、かかるチャージポ
ンプ回路61から出力されるチャージポンプ電位CVと
同一値となる。かかるチャージポンプ電位CVは、上述
した如く、バッテリ電源電位VBの2倍の電位であるの
で、ここでpチャネルトランジスタMP1がオン状態と
なる。よって、この際、論理値「0」の信号PDC1が
アンドゲート73に供給されることになり、アンドゲー
ト73は上述の如き論理値「0」なるパワーダウン信号
PDの出力を保ち続けることが出来るのである。
【0037】すなわち、本発明による低消費電力モード
制御回路においては、バッテリ10の容量が低下してバ
ッテリ電源電位VBが所定電位よりも低い電位に推移し
てしまった場合には、先ず、チャージポンピング動作を
停止せしめる(チャージポンプ停止制御回路71)。こ
こで、バッテリ電源電位VB、チャージポンプ電位C
V、及び外部端子電位VMの内で最も高い電位を基準電
位VCPとする。次に、バッテリ電源電位VBが基準電
位VCPよりも低い場合にはオン状態となって、基準電
位VCPに対応した第2論理値(論理値1)の信号を出
力する一方、バッテリ電源電位VBが基準電位VCP以
上の電位である場合にはオフ状態となって接地電位VS
Sに対応した第1論理値(論理値0)の信号を出力し
(pチャネルトランジスタMP1)、この出力信号の論
理を反転(インバータ72)させた信号を第1パワーダ
ウン信号PDC1として得る。
【0038】更に、かかる第1パワーダウン信号PDC
1の論理値が第2論理値でありかつ外部端子電位VM
が、nチャネルトランジスタMN2がオン状態となる閾
値よりも低い場合には、オフ状態となって基準電位VC
Pに対応した第2論理値の信号を第2パワーダウン信号
PDC2として出力する一方、第1パワーダウン信号P
DC1の論理値が第2論理値でありかつ外部端子電位V
Mが、nチャネルトランジスタMN2がオン状態となる
閾値よりも高い場合には、オン状態となって接地電位V
SSに対応した第2論理値の信号を第2パワーダウン信
号PDC2として出力する(nチャネルトランジスタM
N2)。ここで、これら第1パワーダウン信号PDC1
及び第2パワーダウン信号PDC2の信号論理値が共に
第2論理値である場合にのみバッテリ制御回路60を低
消費電力モードにせしめる(アンドゲート73)構成と
したのである。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による低消
費電力モード制御回路によれば、フリップフロップの如
き記憶素子を用いずとも、低消費電力モードを維持する
パワーダウン信号をバッテリ制御回路に供給しつづける
ことが出来るので、誤動作のない低消費電力モード制御
が為されて好ましいのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバッテリパックの内部構成を示す図であ
る。
【図2】従来例における低消費電力構成となっているイ
ンバータ素子の一例を示す図である。
【図3】本発明による低消費電力モード制御回路70が
搭載されたバッテリパックの内部構成を示す図である。
【図4】本発明による低消費電力モード制御回路70の
内部構成を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
10 バッテリ 30 充放電ゲート 60 バッテリ制御回路 61 チャージポンプ回路 62 充放電制御回路 70 低消費電力モード制御回路 71 チャージポンプ停止制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリと、前記バッテリが放電したバ
    ッテリ電源電位を外部出力すると共に前記バッテリへの
    充電電圧の供給を受ける外部端子と、第1論理値のパワ
    ーダウン信号が供給されている間は前記バッテリ電源電
    位をチャージポンピングして得られたチャージポンプ電
    位を駆動電源として前記バッテリの充放電制御を行う一
    方、前記第1論理値とは異なる第2論理値のパワーダウ
    ン信号が供給されている間は前記駆動電源の供給を遮断
    して低消費電力モードとなるバッテリ制御回路とを有す
    るバッテリパックの低消費電力モード制御装置であっ
    て、 前記バッテリ電源電位、前記チャージポンプ電位、及び
    前記外部端子における外部端子電位の内で最も高い電位
    を基準電位とする基準電位生成手段と、 前記バッテリ電源電位が所定電位よりも低い電位に推移
    したことを検出した場合に前記チャージポンピング動作
    を停止せしめるチャージポンプ停止手段と、 前記バッテリ電源電位が前記基準電位よりも低い場合に
    はオン状態となって前記基準電位に対応した第2論理値
    の信号を出力する一方、前記バッテリ電源電位が前記基
    準電位以上の電位である場合にはオフ状態となって接地
    電位に対応した第1論理値の信号を出力する第1トラン
    ジスタと、 前記第1トランジスタの出力信号の論理を反転させた信
    号を第1パワーダウン信号として得るインバータと、 前記第1パワーダウン信号の論理値が第2論理値であり
    かつ前記外部端子電位が前記基準電位よりも低い場合に
    はオフ状態となって前記基準電位に対応した第2論理値
    の信号を第2パワーダウン信号として出力する一方、前
    記第1パワーダウン信号の論理値が第2論理値でありか
    つ前記外部端子電位が前記基準電位以上の電位である場
    合にはオン状態となって前記接地電位に対応した第1論
    理値の信号を第2パワーダウン信号として出力する第2
    トランジスタと、 前記第1パワーダウン信号と前記第2パワーダウン信号
    との論理積を前記パワーダウン信号として得るアンドゲ
    ートとからなることを特徴とするバッテリパックの低消
    費電力モード制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1トランジスタは、ソース端及び
    ドレイン端各々に前記基準電位及び抵抗を介した接地電
    位が夫々印加されていると共にそのゲート端には前記バ
    ッテリ電源電位が印加されており、前記ドレイン端から
    信号出力を行うpチャネルトランジスタであり、 前記第2トランジスタは、ソース端及びドレイン端各々
    に抵抗を介した前記外部端子電位及び接地電位が夫々印
    加されていると共にそのゲート端には前記第1パワーダ
    ウン信号が印加されている第1のnチャネルトランジス
    と、 ソース端及びドレイン端各々に抵抗を介した前記基準電
    位及び接地電位が夫々印加されていると共にそのゲート
    端には前記外部端子電位が印加されており、前記ソース
    端から前記第2パワーダウン信号の出力を行う第2のn
    チャネルトランジスタとからなることを特徴とする請求
    項1記載のバッテリパックの低消費電力モード制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記基準電位生成手段は、前記チャージ
    ポンプ電位が印加される信号ラインと、前記バッテリ電
    源電位を前記信号ラインに印加せしめる第1のダイオー
    ドと、前記外部端子電位を前記信号ラインに印加せしめ
    る第2のダイオードとからなり、前記信号ライン上の電
    位を前記基準電位とすることを特徴とする請求項1又は
    2記載の低消費電力モード制御装置。
  4. 【請求項4】 前記低消費電力モードでは、第2論理値
    の前記パワーダウン信号が供給されている間は前記バッ
    テリ制御回路を形成する機能素子各々の出力が所定の論
    理値に固定されると共に前記機能素子各々に供給される
    べき前記駆動電源が遮断されることを特徴とする請求項
    1又は2記載の低消費電力モード制御装置。
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