JPH09294293A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH09294293A
JPH09294293A JP8127821A JP12782196A JPH09294293A JP H09294293 A JPH09294293 A JP H09294293A JP 8127821 A JP8127821 A JP 8127821A JP 12782196 A JP12782196 A JP 12782196A JP H09294293 A JPH09294293 A JP H09294293A
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wireless
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control station
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JP8127821A
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Akihiro Uchiumi
章博 内海
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御局と端末局との間で周波数ホッピング方
式の無線通信を行う無線通信システムにおいて、電波環
境の劣化に抗して端末局間の通信を有効に行うようにす
ることを目的とする。 【解決手段】 無線端末が通信を行う相手先の無線端末
と通信を開始するにあたり、相手先からの無線フレーム
を受信できない場合には、相手先の無線端末が電波到達
範囲外に存在すると判断して、集中制御局から割り当て
られたホッピングパターンを解除し、代わりに集中制御
局が制御データ送信用に使用しているホッピングパター
ンに切り替え、集中制御局にデータと相手先端末アドレ
スを送信する。このデータを受信した集中制御局では、
そのデータを相手先の無線端末へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システム内に収容
される電話機、データ端末等にデジタル無線通信サービ
スを提供する無線通信システムに関するものであり、特
にシステム内で起動されている無線端末の中から自動的
に集中制御局を設定し、システム管理を容易にすること
を可能とした無線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の急速な通信のデジタル無線化によ
り、電話機、データ端末、周辺機器の間の通信を無線で
行うシステムの開発が盛んに行われている。
【0003】例えば、システムの全体制御を行う集中制
御局の管理下に、無線通信に必要な通信リソースの割当
てを受けた各無線端末(端末局)が直接端末同士でデー
タ通信を行う疑似集中制御型(ハイブリッド型)のシス
テムが知られている。
【0004】図1は、このような無線通信システムの構
成例を示す説明図である。
【0005】図示のように、本無線通信システムは、公
衆回線102を収容し、システム内の端末局に公衆網通
信サービスを提供する網制御装置101と、集中制御局
または他の端末局との間で制御データまたは音声データ
を交換し、公衆回線102を介した音声通話を行うとと
もに、複数の端末局間でいわゆる内線通話を行う無線電
話機103と、集中制御局または他の端末局との間で制
御データの通信およびデータ通信を行う無線データ端末
104〜109等を有して構成される。なお、以下の説
明において、無線電話機、無線データ端末の端末局を総
称して無線端末110(103から109の総称番号)
というものとする。
【0006】この無線通信システムは、システム内の各
無線端末に、網制御装置101が収容する公衆回線通
話、内線通話、データ端末間のデータ伝送等の通信サー
ビスを提供することを目的とするものである。
【0007】そして、上述した集中制御局には、必ずし
もシステム制御を専門に行う専用端末を設置する必要は
なく、システム内の無線端末の中の1台をユーザが任意
に制御局として設定できるものが知られている。
【0008】そして、各無線端末は、後述する通信フレ
ームの前半部(CNT、LCCH)で制御局と各種制御
コマンドを交換し、通信フレームの後半(TR1、TR
2、DATA)で使用するホッピングパターンを切り換
え、無線端末同士の通信を行うことができる。
【0009】以下、従来の無線交換システムにおける集
中制御局と端末局の動作について説明する。なお、各動
作において使用する各制御情報の定義等については、後
述の実施例で説明するものとする。
【0010】(1)基本的動作手順 アイドル状態の無線端末は、集中制御局のホッピングパ
ターンに追従し、集中制御局から送信されるCNTフィ
ールドを常時監視している。そして、各無線端末が通信
を行うには、集中制御局との間で、任意の周波数チャネ
ルでLCCHフィールドを用いて通信するデータの種別
の通知やホッピングパターンの指定等のネゴシエーショ
ンを行う必要がある。このネゴシエーション終了後、無
線端末はホッピングパターンを切り替え、相手先の無線
端末と通信を行うことが可能となる。
【0011】(1−1)電源投入後の無線端末の動作 図17は、本無線通信システムにおける電源投入後の無
線端末の動作を示すシーケンス図である。
【0012】電源投入後、集中制御局となる無線端末
は、ホッピングパターンに使用する周波数チャネルを決
定し、同期信号、ホッピングパターン情報等をCNTフ
ィールドに格納した所定のタイミング毎に送信する(1
001)。
【0013】逆にシステム内に有効なCNTフィールド
をもつ無線フレームを送信する集中制御局が存在し、無
線端末が端末局となることができるならば、無線端末は
端末アドレスの登録をユーザから受け、記憶する。
【0014】次に、端末局は、集中制御局からの無線フ
レームを任意の周波数で待ち、無線フレーム内のCNT
フィールドを受信すると、該CNTフィールド中のNF
から次の単位時間に使用する周波数を認識し、周波数を
基に周波数を変え、次のフレームを待機する。
【0015】端末局では、上記処理を繰り返し、集中制
御局で使用しているホッピングパターンを認識した後、
無線フレーム内のLCCHフィールドを用いて集中制御
局に対し、端末局の登録を要求する(1002)。
【0016】端末局の登録を要求するためには、送信す
る無線フレーム内のLCCHフィールドのDAに全ての
端末が受信するグローバルアドレスを、データ部には新
規登録を示す情報を書き込む。
【0017】この端末局の新規登録要求を受信した集中
制御局は、DAのグローバルアドレスとデータフィール
ドの端末アドレスおよび登録要求情報を確認し、この情
報を基に端末アドレスを登録する。
【0018】登録処理が終了すると、集中制御局は新規
登録した端末局に対して、集中制御局の端末アドレスを
通知する(1003)。
【0019】端末局は、集中制御局の端末アドレスを記
憶し、集中制御局に対してLCCHフィールドに立ち上
げ完了通知を書き込んだ無線フレームを送信する(10
04)。
【0020】集中制御局で端末局からの立ち上げ完了通
知を受信すると、通常の処理へと移行する。端末局で
は、立ち上げ完了通知を出力後に端末局からの発信が可
能となる(1005)。
【0021】(1−2)無線端末の初期設定 図18、図19は、無線端末の初期設定動作のフローチ
ャートである。
【0022】電源が投入され、無線端末は内部の初期化
処理を行った後(S1101)、任意の周波数で無線フ
レームのCNTフィールドを受信する(S1102)。
【0023】ここで一定時間無線フレーム(=CNTフ
ィールド)を受信しなければ(S1102)、内部カウ
ンタを起動し、次の任意の周波数チャネルに周波数をシ
フトして(S1104)、再び無線フレーム(=CNT
フィールド)の受信を試みる(S1102)。
【0024】上記の動作を繰り返し、有効な無線フレー
ムを受信しないまま内部カウンタの値が10となったな
らば(S1105)、システム内に集中制御局が存在し
ないと判断して、以後自らが集中制御局として初期設定
処理を開始する。
【0025】無線端末が集中制御局となる場合、まずホ
ッピングパターンに使用できる周波数を選択し(S11
06)、続いてホッピングパターン情報並びに本無線通
信システムのグローバルアドレスをCNTフィールドに
書き込んだ無線フレームをホッピングパターンに従った
周波数切り替えを行いながら(S1109)、システム
内の各無線端末に送信する(S1108)。
【0026】もし、上記動作中に端末局からの端末局登
録要求を受信したならば(S1108)、端末局登録に
処理を移行する(S1110)。
【0027】上記S1102において、有効な無線フレ
ームを受信したならば、以後端末局として初期設定処理
を開始する。
【0028】まず、端末局は使用するホッピングパター
ンを獲得するため、集中制御局からの無線フレームを任
意の周波数で受信待機する。そして、集中制御局からの
無線フレームを受信したならば、CNTフィールドのN
Fから次の単位時間に使用する周波数を取得し(S11
12)、端末局は受信周波数を該周波数チャネルへ移行
後(S1113)、次の集中制御局からの無線フレーム
の受信を待機する。
【0029】端末局は、上記動作を繰り返し、周波数が
一巡したならば(S1114)、ホッピングパターンを
登録する。
【0030】次に、端末局は、端末アドレスを集中制御
局に通知するための処理を行う(S1116)。
【0031】具体的には、無線フレーム内のLCCHフ
ィールドのDAに全端末が受信するグローバルアドレス
を書き込むとともに、DATAフィールドには登録要求
および端末アドレスを書き込み、集中制御局に対して送
信する(S1116)。そして、この送信後、端末局は
獲得したホッピングパターンに従い、周波数を変化させ
ながら無線フレームを受信する(S1117)。
【0032】集中制御局からのLCCHフィールド中の
DAに自分の端末アドレスを検出し、DATA部に登録
完了コマンドを確認した場合(S1118)、集中制御
局に対してLCCHフィールドのDAに集中制御局のア
ドレス、DATA立ち上げ完了コマンドを書き込んだ無
線フレームを集中制御局に対して送信する(S111
9)。
【0033】(1−3)集中制御局の端末局登録時の動
作 図20は、端末局登録処理(S1110)に該当する集
中制御局における端末局登録時の動作を示すフローチャ
ートである。
【0034】集中制御局が受信した無線フレーム中のL
CCHフィールドに端末局からの登録要求があった場合
(S1201)、端末局アドレスの確認を行う(S12
02)。そして、端末局アドレス確認の結果、端末局ア
ドレスが正常であることを検出すると(S1203)、
集中制御局において端末局アドレスの登録処理を行い、
アドレス情報を記憶する(S1204)。
【0035】逆に、端末局アドレスが正常でなければ
(S1203)、端末局から送られた登録要求を廃棄
(S1208)し、処理を終了する。
【0036】次に、端末局の登録が終了すると、集中制
御局の端末アドレスを無線フレーム中のDATAに端末
局のアドレスをDAに書き込んだLCCHフィールドを
含む無線フレームを、登録が完了した端末局に送信する
(S1205)。
【0037】集中制御局は、この送信後、登録完了した
端末局からの立ち上げ完了通知信号を確認できない場合
(S1205)は、所定時間が経過したか否かを検出し
(S1209)、所定時間が経過しない場合は、再び端
末局からの立ち上げ完了通知を待つ。
【0038】また、所定時間が経過した場合は、端末局
に対して再び集中制御局の端末アドレスを通知するため
の無線フレームを送信する(S1205)。
【0039】また、S1206で端末局からの立ち上げ
完了通知信号を検出した場合は、端末局の新規登録完了
処理を行い(S1207)、処理を終了する。
【0040】(2)無線端末間のデータ通信 ここでは図1における2台の無線端末(無線端末104
と無線端末105)間でバーストデータ通信を行う場合
の処理について以下に詳細に説明を行う。
【0041】図21は、集中制御局、無線端末104、
無線端末105間で交換される制御コマンドを示すシー
ケンス図である。また、図22は、集中制御局の処理を
示すフローチャートであり、図23は、無線端末104
の処理を示すフローチャートであり、図24は、無線端
末105の処理を示すフローチャートである。
【0042】なお、動作説明の便宜上、無線端末と集中
制御局とが無線フレームを交換するための周波数チャネ
ルを無線端末104ではf5、無線端末105ではf7
とする。また、集中制御局と無線端末104および10
5のコマンドの交換は、全て無線フレーム内のLCCH
フィールドを用いて行われるものとする。
【0043】(2−1)接続処理 データを送信する無線端末は、集中制御局と送信要求等
のコマンドを交換し、ホッピングパターン等の通信リソ
ースの割り当てを受けてから、そのホッピングパターン
に従った周波数切り替えを行い、相手先と通信を行う。
【0044】送信すべきデータが発生すると(S150
1)、無線端末104は通信要求コマンド(1301)
を集中制御局へ送信する(S1502)。
【0045】通信要求コマンド(1301)を受信(S
1401)した集中制御局は、ホッピングパターン等の
通信リソースを無線端末104のために確保し(S14
02)、この通信リソース情報を含む通信設定コマンド
(1302)を無線端末104に送信する(S140
3)。
【0046】通信設定コマンド(1302)を受信(S
1503)した無線端末104は、通信リダイヤルソー
ス情報より得られるホッピングパターンをチャネルコー
デック部に設定する。
【0047】無線端末104内で上記設定が完了する
と、通信設定完了コマンド(1303)を送信する(S
1505)。
【0048】次に、無線端末104は送信先の端末アド
レスを集中制御局に知らせるためのアドレスコマンド
(1304)を送信する(S1506)。集中制御局で
は、アドレスコマンド(1304)を受信すると(S1
404)、アドレスコマンドに指定されている端末アド
レスをもつ無線端末(この場合、無線端末105)にデ
ータ着信コマンド(1305)を送信する(S140
5)。
【0049】このデータ着信コマンド(1305)を受
信(S1601)した無線端末105は、データの着信
が可能な状態にあれば、データ着信応答コマンド(13
06)を集中制御局に送る(S1602)。
【0050】無線端末105からのデータ着信応答コマ
ンド(1306)を受信(S1406)した集中制御局
は、無線端末105に、データ通信用に使用しているホ
ッピングパターン情報を含んだ通信設定コマンド(13
07)を送信する(S1407)。
【0051】無線フレームを受信し、LCCHフィール
ド中の通信設定コマンド(1307)を認識(S160
3)した無線端末105は、ホッピングパターンをチャ
ネルコーデック部に設定する(S1604)。
【0052】次に、集中制御局は無線端末104に対し
て通信応答コマンド(1308)を送信し(S140
8)、無線端末105が応答したことを通知する。
【0053】通信応答コマンド(1308)により相手
応答を確認(S1507)した無線端末104は、集中
制御局に対して通信介しコマンド(1309)を送信し
た後(S1508)、無線端末105とデータ通信を開
始する。
【0054】集中制御局は、無線端末104からの通信
開始コマンド(1309)を受信したならば(S140
9)、無線端末104と無線データ端末105がデータ
通信を開始したと判断して、通信終了コマンドを待つ
(S1410)。
【0055】無線端末104と無線端末105との間で
は、上記のように無線リンクが結ばれた後、共通のホッ
ピングパターンに従って周波数を切り替えながら無線フ
レームの交換が行われる。
【0056】この後、通信終了に際しては、無線端末1
04が集中制御局に対して通信終了コマンドを送信す
る。前記通信終了コマンド(S1410)を受信した集
中制御局は、無線データ端末104に対して通信設定解
除コマンドを送信する(S1411)。
【0057】次に、集中制御局は、無線端末104、1
05間の通信用に割り当てていたホッピングパターンを
解放する(S1412)。一方、前記通信設定解除コマ
ンドを受信した無線端末104および105は、通信設
定をクリアする。
【0058】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線通信システムおいては、システム全体を制御、
管理するために、システムに1台以上の集中制御局が必
要であり、この集中制御局はシステム内の各端末局と無
線通信を行うことが可能な位置に配置されることが必要
となる。
【0059】また、集中制御局からホッピングパターン
を割り当てられ、通信を許可された2台の無線端末は、
独立したホッピングパターンを使用して集中制御局を介
さない直接通信を行う疑似対等分散方式を採用してい
る。
【0060】そして、このようなシステムにおいては、
例えば2台の無線端末が集中制御局を中心として対称方
向に配置され、その無線端末間の距離が電波到達距離を
越えている場合、2台の無線端末が各々集中制御局との
間で制御情報の交換を行うことができても、直接無線通
信を行うことが不可能な場合があり得る。
【0061】本発明は、電波環境の劣化に抗して端末局
間の通信を有効に行うことができる無線通信システムを
提供することを目的とする。
【0062】
【課題を解決するための手段】本発明では、無線端末が
通信を行う相手先の無線端末と通信を開始するにあた
り、相手先からの無線フレームを受信できない場合に
は、相手先の無線端末が電波到達範囲外に存在すると判
断して、集中制御局から割り当てられたホッピングパタ
ーンを解除し、代わりに集中制御局が制御データ送信用
に使用しているホッピングパターンに切り替え、集中制
御局にデータと相手先端末アドレスを送信する。このデ
ータを受信した集中制御局では、そのデータを相手先の
無線端末へ送信する。
【0063】
【発明の実施の形態および実施例】上述のような近年の
急速な通信のデジタル無線化のなかで、現在注目されて
いるのがスペクトラム拡散通信である。このスペクトラ
ム拡散通信は、伝送する情報を広い帯域に拡散すること
で、妨害除去能力が高く、秘話性に優れたものとして知
られている。世界各国で、2.4GHz帯の周波数がス
ペクトラム拡散通信のために割り当てられ、全世界で普
及が進もうとしている。スペクトラム拡散通信方式とし
ては大きく分けて直接拡散(DS方式)と周波数ホッピ
ング(FH方式)がある。
【0064】直接拡散方式は、PSK、FM、AM等で
1次変調が行なわれた搬走波を送信データよりも広帯域
な拡散符号で乗算することにより2次変調する。この拡
散変調が行なわれた後の信号のスペクトラムは1次変調
後の信号のスペクトラムよりも広帯域となるため、単位
周波数当たりの電力密度が著しく低下し、他の通信への
妨害を回避できる。また、上述の拡散符号を複数使用す
ることにより、複数の通信チャネルを提供することも可
能になる。
【0065】一方、周波数ホッピング方式は、日本国に
おいてスペクトラム拡散無線に関して使用が認可されて
いる16MHzの帯域を1MHz程度の幅の複数の周波
数チャネルに分割し、単位時間毎に使用する周波数チャ
ネルをある所定の順番(パターン)で切り換えることに
より、送信データを広帯域に拡散する方式である。
【0066】この周波数の切り換えパターン(ホッピン
グパターン)を複数使用することにより、直接拡散方式
と同様に複数の通信チャネルを提供することができる。
【0067】特に、低速周波数のホッピング変調方式
は、周波数シンセサイザ等の回路規模を小さくできるな
どの利点が大きいため、盛んに利用されるようになって
きている。
【0068】また、隣接する周波数チャネルを同単位時
間に使用されることがないようなパターンを使用すれ
ば、干渉等によるデータ誤りなどが発生することを最小
限に食い止めることも可能となるものである。
【0069】そこで、以下の実施例では、本発明を低速
周波数ホッピング変調方式のスペクトラム拡散無線方式
に適用した場合について説明する。
【0070】(システム構成)図1は、本実施例におけ
る無線通信システムの構成を示す模式図である。
【0071】本無線通信システムは、公衆回線102を
収容し、システム内の端末局に公衆網通信サービスを提
供する網制御装置101と、集中制御局または他の端末
局との間で制御データまたは音声データを交換し、公衆
回線102を介した音声通話を行うとともに、複数の端
末局間でいわゆる内線通話を行う無線電話機103と、
集中制御局または他の端末局との間で制御データの通信
およびデータ通信を行う無線データ端末104〜109
等を有して構成される。なお、以下の説明において、無
線電話機、無線データ端末の端末局を総称して無線端末
110(103から109の総称番号)というものとす
る。
【0072】また、無線データ端末とは、データをバー
スト的に送信する機能を有する端末機器(データ端
末)、もしくはデータ入出力機器と無線通信を司る無線
アダプタを接続したもの、または、一体化したものを指
している。
【0073】無線データ端末には、図中に示したコンピ
ュータ104、マルチメディア端末105、プリンタ1
06、ファクシミリ107、複写機108、LANゲー
トウエイ109の他に電子カメラ、ビデオカメラ、スキ
ャナ等のデータ処理を行う様々な機器が該当する。
【0074】これらの無線電話機や無線データ端末は、
それぞれの端末間で自由に通信を行うことができると同
時に、公衆網にもアクセス可能である点が本無線通信シ
ステムの大きな特徴である。以下、その詳細な構成と動
作について説明する。
【0075】(内部ブロック構成) (1)無線電話機 図2は、無線電話機103の構成を示すブロック図であ
る。
【0076】主制御部201は、無線電話機103全体
の制御を司るものであり、メモリ202は、主制御部2
01の制御プログラムが格納されたROM、本交換シス
テムの呼出符号(システムID)や無線電話機のサブI
Dを記憶するEEPROM、主制御部201の制御のた
めの各種データを記憶するとともに、各種演算用にワー
クエリアを提供するRAM等から構成される。
【0077】通話路部203は、送受話器208、マイ
ク209、スピーカ210の入出力ブロックとADPC
Mコーデック204のインタフェースを行うものであ
り、ADPCMコーデック204は、通話路部203か
らのアナログ音声情報をADPCM符号に変換するとと
もに、ADPCM符号化された情報をアナログ音声情報
に変換するものである。
【0078】チャネルコーデック部205は、ADPC
M符号化された情報にスクランブル等の処理を行うとと
もに、所定のフレームに時分割多重化するものである。
このチャネルコーデック部205で、図6、図7に示す
ような各種フレームに組み立てられたデータが無線部2
07を介して主装置や目的とする無線端末へ伝送される
ことになる。
【0079】無線制御部206は、無線部207の送受
信、周波数切り換え、キャリア検出、レベル検知、ビッ
ト同期を行う機能を有する。無線部207は、チャネル
コーデック部207からのデジタル情報を変調し、無線
送信可能な形式に変換してアンテナに送るとともに、ア
ンテナより無線受信した情報を復調し、デジタル情報に
変換するものである。
【0080】送受話器208は、通話音声信号を入出力
するものであり、マイク209は、音声信号を集音入力
するものである。スピーカ210は、音声信号を拡声出
力するものである。
【0081】表示部209は、キーマトリクス210よ
り入力されるダイヤル番号や公衆回線の使用状況等を表
示するものである。キーマトリクス210は、ダイヤル
番号等を入力するダイヤルキーや、外線キー、保留キ
ー、スピーカキー等の機能キーからなるキー入力装置で
ある。
【0082】(2)無線アダプタ 図3は、無線データ端末に接続または内蔵される無線ア
ダプタの内部構成を示すブロック図である。
【0083】同図において、301は、コンピュータ、
プリンタ、ファクシミリに代表されるデータ端末であ
り、302は、データ端末301に通信ケーブルもしく
は内部バスを介して接続され、無線部303により主装
置や他の無線端末と無線通信を行う無線アダプタであ
る。
【0084】また、この無線アダプタ302において、
主制御部304は、CPU、割り込み制御、DMA制御
等を行う周辺デバイス、システムクロック用の発振器な
どから構成され、無線アダプタ内の各ブロックの制御を
行うものである。
【0085】メモリ305は、主制御部304が使用す
るプログラムを格納するためのROM、各種処理用のバ
ッファ領域として使用するRAM等から構成される。
【0086】通信i/f部306は、上述のデータ端末
301に示すようなデータ端末機器が標準装備する通信
i/f、例えば、RS232C、セントロニクス、LA
N等の通信i/fや、パーソナルコンピュータ、ワーク
ステーシヨンの内部バス、例えば、ISAバス、PCM
CIAi/f等を使用して無線アダプタ302が通信を
行うための制御を司る。タイマ307は、無線アダプタ
内部の各ブロックが使用するタイミング情報を提供す
る。
【0087】チャネルコーデック部308は、フレーム
処理を行うものであり、このチャネルコーデック部30
8で図6、図7に示すようなフレームに組み立てられた
データが、無線部303を介して制御局や目的とする無
線端末へ伝送されることになる。また、チャネルコーデ
ック部308は、CRCに代表される簡易な誤り検出処
理、スクランブル処理、無線部303の制御を行う。
【0088】無線制御部309は、無線部303の送受
信の切り換え、周波数切り換え等を制御し、また、キャ
リア検出、レベル検知、ビット同期を行う機能も有す
る。
【0089】誤り訂正処理部310は、様々な無線通信
によりデータ中に発生するビット誤りを低減するために
用いる。送信時には、通信データ中に誤り訂正符号を挿
入し、データに冗長性をもたせ、受信時には、演算処理
により誤り位置並びに誤りパターンを算出することで受
信データ中に発生したビット誤りを訂正する。
【0090】(3)公衆網ゲートウエイ 図4は、網制御装置101の内部構成を示すブロック図
である。
【0091】主制御部401は、全体の制御を司るもの
であり、メモリ402は、プログラムや本無線通信シス
テムの呼出符号(システムID)等を格納するROM、
主制御部401の制御のための各種データを記憶すると
ともに、各種演算用にワークエリアを提供するRAM等
から構成される。
【0092】回線インタフェース部403は、公衆網回
線を収容するための給電、選択コマンド送信、直流ルー
プ閉結、PCM変換等の公衆網回線制御、選択コマンド
受信、呼出コマンド送出を行うものである。
【0093】ADPCMコーデック部404は、公衆網
102より回線インタフェース部403が受信した情報
をデジタル情報に変換し、チャネルコーデック部405
に転送するとともに、チャネルコーデック部405から
のADPCM符号化された音声信号をアナログ音声信号
に変換するものである。
【0094】チャネルコーデック部405は、ADPC
M符号化された情報に、スクランブル等の処理を行うと
ともに所定のフレームに時分割多重化するものであり、
このチャネルコーデック部405で後述する通信フレー
ムに組み立てられたデータが無線部を介して制御局や目
的とする無線端末へ伝送されることになる。
【0095】無線制御部406は、無線部407の送受
信の切り換え、周波数切り換え等を制御し、また、キャ
リア検出、レベル検知、ビット同期を行う機能も有す
る。
【0096】無線部407は、チャネルコーデック部4
05からのフレーム化されたデジタル情報を変調して無
線送信可能な形式に変換してアンテナに送るとともに、
アンテナより無線受信した情報を復調してデジタル情報
に処理するものである。
【0097】トーン検出部408は、着信検出、ループ
検出、PB信号、発信音、着信音等の各種トーンを送出
するものである。
【0098】(4)無線部 図5は、本システムの主装置、無線専用電話機、データ
端末で共通の構成を有する無線部を示すブロック図であ
る。
【0099】送受信用アンテナ501a、501bは、
無線信号を効率よく送受信するためのものであり、切り
換えスイッチ502は、アンテナ501a、501bを
切り換えるものである。バンド・パス・フィルタ(以
下、BPFという)503は、不要な帯域の信号を除去
するためのものであり、切り換えスイッチ504は、送
受信を切り換えるものである。
【0100】アンプ505は、受信系のアンプであり、
アンプ506は、送信系のパワーコントロール付アンプ
である。コンバータ507は、1st.IF用のダウン
コンバータであり、コンバータ508は、アップコンバ
ータである。
【0101】切り換えスイッチ509は、送受信を切り
換えるものであり、BPF510は、ダウンコンバータ
507によりコンバートされた信号から不要な帯域の信
号を除去するためのものである。コンバータ511は、
2nd.IF用のダウンコンバータであり、2つのダウ
ンコンバータ507、511により、ダブルコンヴァー
ジョン方式の受信形態を構成する。
【0102】BPF512は、2nd.IF用であり、
90度移相器513は、BPF512の出力位相を90
度移相するものである。クオドラチャ検波器514は、
BPF512、90度移相器513により受信した信号
の検波、復調を行うものである。さらに、コンパレータ
515は、クオドラチャ検波器514の出力を波形整形
するためのものである。
【0103】また、電圧制御型発振器(以下、VCOと
いう)516と、ロー・パス・フィルタ(以下、LPF
という)517と、プログラマブルカウンタ、プリスケ
ーラ、および位相比較器等から構成されるPLL518
とによって、受信系の周波数シンセサイザが構成され
る。
【0104】また、キャリア信号生成用のVCO519
と、LPF520と、プログラマブルカウンタ、プリス
ケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL52
1とによって、ホッピング用の周波数シンセサイザが構
成される。
【0105】また、変調機能を有する送信系のVCO5
22と、LPF523と、プログラマブルカウンタ、プ
リスケーラ、および位相比較器等から構成されるPLL
524とによって、周波数変調の機能を有する送信系の
周波数シンセサイザが構成される。
【0106】基準クロック発振器525は、各種PLL
518、521、524用の基準クロックを供給するも
のであり、ベースバンドフィルタ526は、送信データ
(ベースバンド信号)の帯域制限用フィルタである。
【0107】(5)無線フレーム 本無線通信システムにおいては、無線フレーム内に設け
た音声通信用の回線交換チャネル、画像・映像・データ
通信用のパケット交換チャネルを用いて、各無線端末の
通信サービスを提供する。
【0108】システム内には、集中制御局と端末局が存
在し、集中制御局はシステム全体の無線通信ならびに無
線リソースの管理を行う。
【0109】図6は、本実施例で用いる無線フレームの
内部構成を示す説明図である。
【0110】本実施例で用いる無線フレームは、大きく
制御部とデータ部とに分かれており、例えば2つの端末
局が通信を行う場合、それぞれの端末局は集中制御局と
制御部を交換しながら、相手先の端末局とデータ部を交
換する通信形態をとる。
【0111】この無線フレーム内部は、CNT、LCC
H、2つの音声、データ、ENDの計6つのフィールド
から構成されている。
【0112】CNTフィールドは、集中制御局が各無線
フレームの開始時に送信し、端末局がこのCNTフィー
ルドを受信することにより、ビット同期とフレーム同期
を確立するものである。
【0113】LCCHフィールドは、回線を接続、切断
する場合の制御、回線接続に先立って集中制御局が端末
局に対してホッピングパターンの割り当てをする場合等
に使用する。
【0114】2つの音声フィールドは、双方向で音声デ
ータを交換するために使用し、ENDは次のフレームで
周波数を変更するためのガード時間を示す。
【0115】図6(1)〜(5)は、無線フレームの各
フィールド内の構成を示す説明図である。
【0116】図において、CSはキャリアセンス、Rは
ランプビット、PRはビット同期捕捉用のプリアンブ
ル、SYNは1ビット(ダミー)+RCRで規定する3
1ビットのフレーム同期を表す。
【0117】IDはRCRで規定する63ビットの呼出
信号+1ビット(ダミー)、UWは24ビットのユニー
クワード(バイト同期の捕捉用)、BFは8ビットの基
本フレーム番号情報(1〜20を1サイクルとする)を
表す。
【0118】WAはスリープ状態にある端末局のうち、
起動させる端末局のシステムアドレスを示す。また、R
evはリザーブ、GTはガードタイム、CS0、CS
1、CS2はキャリアセンス、DAはシステムアドレス
を示す。さらに、CRCはBFからLCCHまでのデー
タに対するCRC演算結果を示し、CFは周波数切り換
え用のガードタイム、T/Rはデータを格納するBチャ
ネルを示す。なお、図中の数値は、ビット数を表し、各
部の長さの一例を示している。
【0119】(6)周波数ホッピング 図8は、本システムで使用する周波数切り換えの概念を
示す説明図である。
【0120】本実施例の無線通信システムでは、日本に
おいて使用が認可されている16MHzの周波数帯域を
1MHz幅の16の周波数チャネルに分割して使用す
る。
【0121】制御局ならびに無線端末は、この16の周
波数チャネルを一定期間毎に所定の順番で切り換えなが
ら通信を行う。この周波数チャネルを切り換える所定の
順番をホッピングパターンと呼ぶ。
【0122】このホッピングパターンは、16種類使用
でき、同一の単位時間内で使用する周波数が重複しない
パターンをとることが可能である。つまり、1つのホッ
ピングパターンは1つの通信チャネルを形成すると考え
ることができ、同時に16通信までをサポートすること
が可能となる。
【0123】また、制御局に接続する接続装置が複数に
なる場合、接続装置間での電波干渉を防止するために、
それぞれの接続装置で異なるホッピングパターンを使用
することも本システムの特徴となっている。
【0124】この方法により、マルチセル構成のシステ
ムを実現することが可能となり、広い通信エリアを確保
することができるものである。
【0125】図9は、周波数の切り換え例を示す説明図
である。
【0126】図9では、無線端末AからFが集中制御局
の制御下に動作しており、無線端末A、Bと無線端末
D、Eが通信している場合を想定している。
【0127】集中制御局は、ある特定のホッピングパタ
ーン(ここでは一例としてf1、f2、f3…の順番と
なっている)に従った周波数切り換えを行うながら、シ
ステムを制御するための情報を書き込んだCNTフィー
ルドを含む無線フレームを送信している。
【0128】各無線端末(=端末局)は、任意の周波数
に切り換えて、集中制御局のCNTフィールドを受信す
ることにより、集中制御局の制御を受けることができ
る。
【0129】また、集中制御局と無線端末(=端末局)
が制御コマンドを交換するためのLCCHフィールドの
送受信もCNTフィールドと同一のホッピングパターン
で行われる。
【0130】制御部を用いた集中制御局と無線端末(=
端末局)とのネゴシエーションが行われた後、各無線端
末(=端末局)は、集中制御局から各々割り当てられた
ホッピングパターン(集中制御局が使用するホッピング
パターンとは異なる)に従って周波数を切り換え、デー
タ通信を開始する。
【0131】図9においては、無線電話機A、Bは、f
16、f25、f24、…、無線電話機D、Eは、f1
6、f25、f24、…を用いている。
【0132】この周波数チャネルの切り換え処理によ
り、複数(ホッピングパターンの数だけ)の通信サービ
スを同時刻に行うことが可能となるのである。
【0133】(7)チャネルコーデック部の内部構成と
動作 図10は、チャネルコーデック部1701の内部構成図
を示すブロック図である。
【0134】図に示すチャネルコーデック部1701
は、上述した無線フレーム形式に通信情報を組み立て、
または分解する無線フレーム処理部であり、変調/復調
を行う無線部1729と、音声入出力部1702に接続
されて音声のデジタル符号化/復号化を行うADPCM
コーデック部1703の間に設けられ、以下のような構
成を有する。
【0135】主制御部インタフェース1705は、主制
御部データバス1704を接続するものであり、ADP
CMインタフェース部1706は、ADPCMコーデッ
ク部1703を接続するものである。
【0136】また、モードレジスタ1707は、チャネ
ルコーデック部の動作モードを設定するものであり、H
Pレジスタ1708は、ホッピングパターンに関する周
波数情報を格納するものである。
【0137】BF/NFレジスタ1709は、無線フレ
ーム番号および次の無線フレーム期間に使用する周波数
番号を記述するものであり、IDレジスタ1710は、
受信した無線フレーム中のシステムIDが自局と一致し
た場合のみ以降の無線フレームを受信するものである。
【0138】WAレジスタ1711は、間欠受信を解除
する端末アドレスを格納するものであり、LCCHレジ
スタ1712は、各種制御レジスタである。
【0139】FIFOバッファ1713は、データの入
出力タイミングを調整するものであり、タイミング生成
部1714は、チャネルコーデック部1701の動作タ
イミングの基準信号を作成する。
【0140】CNT組立/分解部1715、LCCH組
立/分解部1716、データ組立/分解部1717、音
声組立/分解部1718は、各種データを無線フレーム
に組み込む処理を行うブロックである。
【0141】スクランブラ/デスクランブラ1725
は、データの不平衡性を下げるとともに、同期クロック
抽出を容易にするために用いる。受信レベル検出部17
27は、受信レベルを検出して主制御部に対する割り込
み信号1728を出力する。
【0142】さらに、このチャネルコーデック部170
1には、フレーム同期部1719、ユニークワード検出
部1720、CRC符号化/復号化部1721、ビット
同期部1722、無線制御部1723、間欠受信制御部
1724、ADコンバータ1726が設けられている。
【0143】以下、このような構成のチャネルコーデッ
ク部1701の動作について説明する。
【0144】無線端末がCNTフィールド情報を送信す
る場合には、無線端末内部の主制御部がHPレジスタ1
708、IDレジスタ1710、WAレジスタ1711
等に必要な値を、また、NFレジスタには、CNTフィ
ールド情報送信用のホッピングパターンに従った周波数
チャネル番号を書き込む。
【0145】チャネルコーデック部は、各レジスタに書
き込まれた情報をCNT組立/分解部1714で無線フ
レームの所定の位置に組み込み、無線部1729に送
る。
【0146】一方、上記無線フレームを受信した無線端
末では、受信した無線フレーム中に有効なCNTフィー
ルド情報を認識すると、CNT組立/分解部1714で
CNTフィールドを分解し、CNTフィールド情報に従
った各種処理を行う。
【0147】無線端末がLCCHフィールド情報を送信
する場合には、無線端末内部の主制御部がLCCHレジ
スタ1716に送信すべき制御情報を書き込み、チャネ
ルコーデック部1701は、LCCH組立/分解部17
16でレジスタ情報を組み立て、無線部1729に送
る。
【0148】また、上記無線フレームを受信した無線端
末では、受信した無線フレーム中に有効なLCCHデー
タを確認した場合、LCCH組立/分解部1716で分
解し、LCCHレジスタ1716に格納する。
【0149】また、無線端末が音声情報を送信する場合
には、音声入出力部1702から入力された音声信号が
ADPCMコーデック1703でデジタル情報に符号化
された後、ADPCMインタフェース1716を介して
チャネルコーデック部1701に取り込まれる。
【0150】このデジタル情報をチャネルコーデック部
1701の音声組立/分解部1718において音声フィ
ールドに組み込み、無線部1729に送出する。
【0151】逆に、無線部1729から受信した音声フ
ィールド情報は音声組立/分解部1718において分解
し、ADPCMインタフェース1706を介して、AD
PCMコーデック1703および音声入出力部1702
に出力する。
【0152】無線端末がデータを送信する場合には、C
RC符号生成部1720でCRC符号を生成し、スクラ
ンブラ1725においてフレーム同期ワード、ユニーク
ワード以外の無線フレームにスクランブルをかけた後、
データ組立/分解部1717においてデータをシリアル
に変換してデータフィールドに組み込み、無線部に送出
する。
【0153】逆に、データを受信した場合には、デスク
ランブラ1725において無線フレームをデスクランブ
ルし、CRC符号化/復号化部1721においてCRC
チェックを行いデータ誤りを検査した後、データ組立/
分解部1717においてデータフィールドをパラレルデ
ータに変換する。
【0154】以下、本実施例の無線通信システムの詳細
動作について順に説明する。
【0155】(1)無線端末間のデータ通信 ここでは図1に示す2台の無線端末(無線端末104と
無線端末105)間でバーストデータ通信を行う場合を
例に説明する。
【0156】図11は、集中制御局、無線端末104、
無線端末105間で交換される制御コマンドを示すシー
ケンス図である。
【0157】また、図12は、集中制御局の処理を示す
フローチャートであり、図13は、無線端末104の処
理を示すフローチャートであり、図14は、無線端末1
05の処理を示すフローチャートである。
【0158】なお、説明の便宜上、集中制御局とLCC
Hフィールド(つまり、制御コマンド)を交換するため
の周波数チャネルを無線端末104ではf5、無線端末
105ではf7とする。
【0159】また、コマンド送信、コマンド受信という
場合には、特に断りのない場合、無線フレーム内部のL
CCHフィールドに制御コマンドを書き込んだ無線フレ
ームを送受信すると同義とする。
【0160】(1−1)呼設定処理 通信要求コマンド(1801)を受信(S1901)し
た集中制御局は、無線端末104と無線端末105との
間の通信用にホッピングパターン(仮にHP2とする)
を確保し(S1902)、このホッピングパターン情報
と通信設定コマンド(1802)とをLCCHフィール
ドに書き込んだ無線フレームを、無線端末104に対し
て送信する(S1903)。
【0161】次に、無線端末104からのアドレスコマ
ンド(1804)を受信すると(S1904)、このア
ドレスコマンドに指定されている端末アドレスをもつ宛
先無線端末(この場合、無線端末105)に着信要求コ
マンド(1805)を送信する(S1905)。
【0162】そして、無線端末105からの着信応答コ
マンド(1806)を受信(S1906)した集中制御
局は、無線端末105に、ホッピングパターン(HP
2)情報を含む通信設定コマンド(1807)を送信す
る(S1907)。
【0163】それから集中制御局は、無線端末104に
対して通信許可コマンド(1808)を送信し(S19
08)、無線端末105が無線端末104の通信要求に
対して応答したことを通知する。
【0164】集中制御局は、無線端末104からの通信
開始コマンド(1809)を受信したならば(S190
9)、無線端末104と無線端末105が正常にデータ
通信を開始したと判断して、通信終了コマンドを待つ
(S1910)。
【0165】また、S1909で通信開始コマンドを受
信待機中に(S1909)、無線端末104からの代行
要求コマンドを受信したならば(S1913)、集中制
御局は、無線端末105に対して代行要求コマンドを送
信する(S1914)。
【0166】無線端末105から代行応答コマンドを受
信したならば(S1915)、代行許可コマンドを無線
端末104に対して送信し(S1916)、無線端末1
04からのデータを受信する(S1917)。そして、
受信したデータを無線端末105に対して送信する(S
1918)。
【0167】データ送信を要求する無線端未104は、
まず集中制御局からホッピングパターンの割り当てを受
け、そのホッピングパターンに従って周波数を切り替え
ながら無線端末105と直接通信を行う。以下、その詳
細について説明する。
【0168】送信すべきデータが発生すると(S200
1)、無線端末104は、通信要求コマンド(180
1)を集中制御局へ送信する(S2002)。
【0169】集中制御局から通信設定コマンド(180
2)を受信(S2003)した無線端末104は、ホッ
ピングパターン(HP2)をチャネルコーデック部17
01のホッピングパターンレジスタ1708に設定す
る。
【0170】無線端末104内で通信環境設定が完了す
ると、集中制御局に対してLCCHフィールドを使用し
て通信設定完了コマンド(1803)を送信する(S2
005)。
【0171】次に、データ端末から無線IDを受けた無
線端末104は、集中制御局にアドレスコマンド(18
04)を送信する(S2006)。
【0172】通信許可コマンド(1808)により相手
応答を確認(S2007)した無線端末104は、集中
制御局に対して通信開始コマンド(1809)を送信し
た後(S2008)、無線瑞末105とデータ通信を開
始する(S2009)。
【0173】無線端末104のデータ送信要求を集中制
御局から通知される無線端末105は、制御コマンドに
従ってホッピングパターンを切り替え、無線端末104
からの無線フレーム受信に備える。以下、その詳細につ
いて説明する。
【0174】集中制御局から着信要求コマンド(180
5)を受信(S2101)した無線端末105は、デー
タ受信が可能な状況にあれば、着信応答コマンド(18
06)を集中制御局に送信する(S2102)。
【0175】次に、集中制御局からの通信設定コマンド
(1807)を受信(S2103)した無線端末105
は、該通信設定コマンドとともに格納されているホッピ
ングパターン(HP2)をチャネルコーデック部170
1のホッピングパターンレジスタ1708に設定する
(S2104)。
【0176】そして、集中制御局に対して通信設定完了
コマンドを送信し(S2105)、無線端末104から
のデータを待機する(S2106)。
【0177】(1−2)データ通信 (データ送信処理)集中制御局から2台の無線端末にホ
ッピングパターンが割り当てられたならば、2台の無線
端末は、そのホッピングパターンに従って周波数を切り
替え、無線フレームを交換するが、各周波数におけるチ
ャネル使用権(どちらが送信するか)は、無線フレーム
内のキャリアセンスフィールド内に先にキャリアを送出
した無線端末にある。
【0178】本実施例では、無線端末105と通信を行
う無線端末104は、キャリアセンスを行いながら周波
数チャネルの使用権を無線端末105と調整し、無線フ
レームの交換を行う。
【0179】ここでは説明の都合上、無線端末104が
データ送信のみを、無線端末105がデータ受信のみを
行うものとして、以下にその詳細を説明する。
【0180】図15は、上記図13のS2209に該当
する無線端末104のデータ送信動作を示すフローチャ
ートである。
【0181】無線端末104は、キャリアセンスの後
(S2201)、送信要求コマンドを無線端末105に
送信する(S2203)。そして、無線端末105から
送信許可コマンドを受信したならば(S2204)、無
線端未104はキャリアセンスを行い(S2205)、
周波数チャネルの使用が可能であれば、プリアンブル信
号を送出した後、引き続き無線フレームの送信を開始す
る(S2206)。
【0182】また、無線端末105からの送信許可コマ
ンドを受信できない場合(S2204)、集中制御局に
対して代行要求コマンドを送信する(S2211)。
【0183】集中制御局から代行許可コマンドを受信し
た(S2212)ならば、チャネルコーデック部170
1のホッピングパターンレジスタ1708の設定を集中
制御局が使用するホッピングパターン(HP1)に切り
替える(S2213)。
【0184】無線端末104は、キャリアセンス(S2
205)を行い、周波数チャネルの使用が可能であれ
ば、プリアンブル信号を送出した後、引き続きデータフ
ィールドに送信データを格納した無線フレームの送信を
開始する(S2206)。
【0185】上記処理を繰り返し、送信すべきデータを
全て送信し終えると(S2207)、無線端未104は
無線端末105から送られる受信完了コマンドを待つ
(S2208)。そして、無線端末105から受信完了
コマンドを受信すると(S2208)、無線端末104
は、通信終了コマンドを送信する(S2209)。そし
て、無線端末105から終了確認コマンドを受信したな
らば(S2210)、正常に受信を終了したと見なし送
信処理を終了する。
【0186】(データ受信処理)次に、無線端末105
内部でのデータ受信動作を図16を参照しながら説明す
る。集中制御局からの通信設定コマンドを受信したなら
ば、無線端末105は無線端末104からの送信要求コ
マンドを受信待機する(S2301)。
【0187】そして、無線端末104から送信要求コマ
ンドを受信したならば(S2301)、無線端末105
は、データ受信が可能な状態であるかどうかを判断し、
可能であるならばキャリアセンスを行なう(S230
2)。
【0188】前記キャリアセンスの結果、無線端末10
4が送信していないのであれば、送信許可コマンドを組
み立て、無線端末104に対して送信する(S230
3)。逆に、一定時間経過後無線端末104から送信要
求コマンドを受信しなければ(S2301)、無線端末
105は集中制御局からの代行要求コマンドを待ち(S
2311)、代行要求コマンドを受信したならば(S2
312)、集中制御局に対して代行応答コマンドを送信
する(S2312)。
【0189】そして、代行要求コマンドとともに格納さ
れているホッピングパターン情報に従って、チャネルコ
ーデック部1701のホッピングパターンレジスタ17
08の設定を集中制御局が使用するホッピングパターン
(HP1)に切り替える(S2313)。
【0190】第1の無線フレームを受信したならば(S
2305)、データのエラーチェックを行ない、その結
果、データ中に誤りがないと判明した場合、正常受信と
して前記データをメモリに格納する。
【0191】前記の処理を各データ毎に繰り返し、最終
の無線フレームを正常に受信したならば(S230
5)、受信完了コマンドを組立て、キャリアセンスを行
ない(S2306)、受信完了コマンドを無線端末10
4に対して送信する(S2307)。
【0192】そして、通信終了コマンドを受信したなら
ば(S2308)、キャリアセンス(S2313)の
後、終了確認コマンドを送信して(S2310)、全受
信処理を終了する。
【0193】(データ通信の終了処理)通信要求コマン
ド(1801)を送信した無線端末104は、最終無線
フレームの送信を終え、無線端末105からの受信完了
コマンドを受信したならば、集中制御局に対して通信終
了コマンド(1813)を送信する。
【0194】前記通信終了コマンドを受信(S221
0)した集中制御局は、無線端末104、105に対し
て通信解除コマンド(1814、1815)を送信する
(S2211)。
【0195】次に集中制御局は、無線端末104、10
5に対して割り当てていたホッピングパターン(HP
2)を解放する(S2212)。一方、前記通信解除コ
マンド(1814、1815)を受信した無線端末10
4および105は、ホッピングパターン等の通信設定を
解除する。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように、従来の無線通信シ
ステムにおいて起こり得る、例えば2台の無線端末が集
中制御局を中心として対称方向に配置され、無線端末間
の距離が電波到達距離を越えている場合、無線端末がそ
れぞれ集中制御局との間で制御コマンドの交換を行うこ
とができても、2台の無線端末が直接無線通信を行うこ
とが不可能といった状況下においても、本発明による無
線通信システムでは、集中制御局が無線フレームの交換
を中継するため、無線端末が集中制御局と無線通信が可
能な範囲内に存在すれば、各無線端末間の通信サービス
を安定に提供できる。よって、集中制御局の位置を意識
しない自由な無線端末配置を行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシステム構成を示す
模式図である。
【図2】上記実施例の無線電話機の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】上記実施例の無線アダプタの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図4】上記実施例の網制御装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図5】上記実施例の無線部の内部構成を示すブロック
図である。
【図6】上記実施例の無線フレームを示す説明図であ
る。
【図7】上記実施例の無線フレームの各フィールドを示
す説明図である。
【図8】上記実施例の周波数切り換え概念を示す説明図
である。
【図9】上記実施例の周波数切り換え動作例を示す説明
図である。
【図10】上記実施例のチャネルコーデックの内部構成
を示すブロック図である。
【図11】上記実施例の無線データ端末間通信時の動作
を示すシーケンス図である。
【図12】上記実施例の無線データ端末間通信時の集中
制御局の動作を示すフローチャートである。
【図13】上記実施例の無線データ端末間通信時の送信
側無線データ端末の動作を示すフローチャートである。
【図14】上記実施例の無線データ端末間通信時の受信
側無線データ端末の動作を示すフローチャートである。
【図15】上記実施例のデータ送信動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】上記実施例のデータ受信動作を示すフローチ
ャートである。
【図17】従来の集中制御局と端末局間における電源投
入時の動作を示すシーケンス図である。
【図18】従来の無線端末における初期設定動作を示す
フローチャートである。
【図19】従来の無線端末における初期設定時の動作を
示すフローチャートである。
【図20】従来の集中制御局における端末局新規登録時
の動作を示すフローチャートである。
【図21】従来の無線データ端末間通信時の動作を示す
シーケンス図である。
【図22】従来の無線データ端末間通信時の集中制御局
の動作を示すフローチャートである。
【図23】従来の無線データ端末間通信時の送信側無線
データ端末の動作を示すフローチャートである。
【図24】従来の無線データ端末間通信時の受信側無線
データ端末の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…網制御装置、 102…公衆回線、 103…無線電話機、 104…コンピュータ、 105…マルチメディア端末、 106…プリンタ、 107…ファクシミリ、 108…複写機、 109…LANゲートウエイ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信が可能な複数の無線端末によ
    り、集中制御局および/または端末局を構成し、無線フ
    レームを使用した音声および/またはキャラクタおよび
    /または画像および/または映像データの通信を行う無
    線通信システムにおいて、 集中制御局と端末局との間で無線通信を行う第1の通信
    手段と、各端末局間で無線通信を行う第2の通信手段と
    を有し、 システム内の無線端末は、電波環境を検出する検出手段
    と、この検出結果に応じて当該無線端末が集中制御局と
    なるか、端末局となるかを選択する選択手段とを有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記検出手段は、無線端末の起動時に電波環境を検出す
    ることを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 上記第2の通信手段を用いて通信を行う場合、相手端末
    局の位置が自端末局の電波到達範囲内か範囲外かを判定
    する判定手段を有し、この判定の結果、電波到達範囲外
    と判定された場合、被呼側端末局および/または発呼側
    端末局は、上記集中制御局の使用周波数に周波数を切り
    替えるとともに、集中制御局に通信不能を通知すること
    を特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記通信不能の通知を受けた集中制御局は、被呼側端末
    局と発呼側端末局に、第1の通信手段を用いて通信を行
    うことを指示し、この指示を受けた被呼側端末局と発呼
    側端末局は、第1の通信手段を用いて通信を行うことを
    特徴とする無線通信システム。
JP8127821A 1996-04-24 1996-04-24 無線通信システム Pending JPH09294293A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7218663B1 (en) 1997-12-26 2007-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Communication system in which arbitrary number of communication apparatuses form group to communicate with each other, and the communication apparatus

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US7218663B1 (en) 1997-12-26 2007-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Communication system in which arbitrary number of communication apparatuses form group to communicate with each other, and the communication apparatus

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