JPH09290932A - 給紙カセット - Google Patents
給紙カセットInfo
- Publication number
- JPH09290932A JPH09290932A JP8107216A JP10721696A JPH09290932A JP H09290932 A JPH09290932 A JP H09290932A JP 8107216 A JP8107216 A JP 8107216A JP 10721696 A JP10721696 A JP 10721696A JP H09290932 A JPH09290932 A JP H09290932A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- paper feed
- recording material
- feed cassette
- mounting plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】記録材の取り出しあるいは補充操作を給紙カセ
ット内壁面と記録材用載置板の端縁との間に手を差し入
れることなく行えるようにして記録材の取り扱い性を改
善する。 【解決手段】給紙カセット1は、それが引出される方向
で2つ折り可能に設けられているカセット構成体を備
え、上記カセット構成体が2つ折りされたときに給紙カ
セット1の内部に配置されている記録材用載置板5の一
部を外部に露呈させることを特徴としている。
ット内壁面と記録材用載置板の端縁との間に手を差し入
れることなく行えるようにして記録材の取り扱い性を改
善する。 【解決手段】給紙カセット1は、それが引出される方向
で2つ折り可能に設けられているカセット構成体を備
え、上記カセット構成体が2つ折りされたときに給紙カ
セット1の内部に配置されている記録材用載置板5の一
部を外部に露呈させることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙カセットに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置では、像担持体上に形成さ
れた静電潜像を可視像処理し、その処理により得られた
可視像を普通紙などの記録材に転写したうえで、その記
録材上の画像を定着することにより複写物が得られる。
このような画像形成装置には、電子写真複写機やプリン
タあるいはファクシミリ装置などがある。
れた静電潜像を可視像処理し、その処理により得られた
可視像を普通紙などの記録材に転写したうえで、その記
録材上の画像を定着することにより複写物が得られる。
このような画像形成装置には、電子写真複写機やプリン
タあるいはファクシミリ装置などがある。
【0003】画像形成装置には、転写の際に用いられる
記録材、特に普通紙等の枚葉紙を収納しておくための給
紙カセットが設けられている。従来、給紙カセットに
は、画像形成装置の給紙部に対して着脱可能なものがあ
り、このような給紙カセットでは、その一部を画像形成
装置の給紙部開口に装着して脱落しない状態で支持し、
画像形成装置内部に位置する給紙カセットの一部から転
写処理のために記録材が繰り出されるようになってい
る。
記録材、特に普通紙等の枚葉紙を収納しておくための給
紙カセットが設けられている。従来、給紙カセットに
は、画像形成装置の給紙部に対して着脱可能なものがあ
り、このような給紙カセットでは、その一部を画像形成
装置の給紙部開口に装着して脱落しない状態で支持し、
画像形成装置内部に位置する給紙カセットの一部から転
写処理のために記録材が繰り出されるようになってい
る。
【0004】上記の給紙カセットでは、給紙カセットの
他の部分が画像形成装置の外部に露出している。このた
め、画像形成装置の設置スペースに加えて給紙カセット
の露出部に対応するスペースが画像形成装置の占有スペ
ースとなる。従って、画像形成装置の設置スペースが画
像形成装置自体を設置するスペースよりも余計に必要と
なるので、画像形成装置を設置するためのスペース全体
が大きくなる。
他の部分が画像形成装置の外部に露出している。このた
め、画像形成装置の設置スペースに加えて給紙カセット
の露出部に対応するスペースが画像形成装置の占有スペ
ースとなる。従って、画像形成装置の設置スペースが画
像形成装置自体を設置するスペースよりも余計に必要と
なるので、画像形成装置を設置するためのスペース全体
が大きくなる。
【0005】近年、画像形成装置の設置スペースを大き
くしないようにする目的で、給紙カセットを内蔵できる
構成のものが提案されるようになってきている。一例と
して、画像形成装置の給紙部に対して給紙カセットを摺
動可能に設け、画像形成装置内部の給紙部に格納されて
いる給紙カセットを記録材の交換時等において外部に引
き出すことができる構成が提案されている(例えば、特
開平7ー117868号公報)。
くしないようにする目的で、給紙カセットを内蔵できる
構成のものが提案されるようになってきている。一例と
して、画像形成装置の給紙部に対して給紙カセットを摺
動可能に設け、画像形成装置内部の給紙部に格納されて
いる給紙カセットを記録材の交換時等において外部に引
き出すことができる構成が提案されている(例えば、特
開平7ー117868号公報)。
【0006】上記公報には、画像形成装置内の給紙カセ
ット収容部において互いに直交する凹溝を設ける一方、
給紙カセット側には凹溝に嵌合する凸部を形成し、凹溝
と凸部とを嵌合させて摺動可能に給紙カセットを配置
し、使用時には給紙カセットが画像形成装置内部に押込
まれた状態とされ、また記録材の補充時等には給紙カセ
ットが画像形成装置の外部に向け引出されるようにした
構成が開示されている。
ット収容部において互いに直交する凹溝を設ける一方、
給紙カセット側には凹溝に嵌合する凸部を形成し、凹溝
と凸部とを嵌合させて摺動可能に給紙カセットを配置
し、使用時には給紙カセットが画像形成装置内部に押込
まれた状態とされ、また記録材の補充時等には給紙カセ
ットが画像形成装置の外部に向け引出されるようにした
構成が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の構成では、給紙カセットに対する記録材の取り扱いが
面倒となりがちである。一般に、給紙カセットは、天井
を除いた箱形の容器で構成され、内部に記録材が載置さ
れる載置板が落とし込まれている。この載置板は、載置
される記録材の端縁部が垂れ下がらないようにするため
に、載置される記録材のうちの最大サイズのものを対象
としてそのサイズよりも僅かに小さい大きさに決められ
ている。これにより、最大サイズの記録材が載置された
場合でも、その端縁部が載置板の側縁から垂れ下がった
ままで繰り出されるようなことがなくなり、記録材の端
縁部が給紙部材に引掛かかったりした場合に起こりがち
な記録材の給送不良を防止できるようになっている。従
って、給紙カセット内の載置板の端縁部は、最大サイズ
の記録材を収容可能な容積を持つ給紙カセットの内壁面
と極めて接近していることになる。
の構成では、給紙カセットに対する記録材の取り扱いが
面倒となりがちである。一般に、給紙カセットは、天井
を除いた箱形の容器で構成され、内部に記録材が載置さ
れる載置板が落とし込まれている。この載置板は、載置
される記録材の端縁部が垂れ下がらないようにするため
に、載置される記録材のうちの最大サイズのものを対象
としてそのサイズよりも僅かに小さい大きさに決められ
ている。これにより、最大サイズの記録材が載置された
場合でも、その端縁部が載置板の側縁から垂れ下がった
ままで繰り出されるようなことがなくなり、記録材の端
縁部が給紙部材に引掛かかったりした場合に起こりがち
な記録材の給送不良を防止できるようになっている。従
って、給紙カセット内の載置板の端縁部は、最大サイズ
の記録材を収容可能な容積を持つ給紙カセットの内壁面
と極めて接近していることになる。
【0008】一方、給紙カセット内にセットされる記録
材は、繰り出し方向前側の隅部がストッパ等によって衝
止されて不揃いや重送を防止される関係上、取り出す際
にはストッパが位置しない箇所の端縁を掴まれることが
多い。このため、載置板上の記録材を取り出したりある
いは載置板上に記録材を載せようとする時、記録材を纏
めて掴もうとするため、あるいは纏めて掴んでいる記録
材の最下位のものをうまく載置板上に誘導するために載
置板の下位に向け手を差し入れようとすると、給紙カセ
ット内壁面と載置板の端縁との間に手が入らないことが
ある。
材は、繰り出し方向前側の隅部がストッパ等によって衝
止されて不揃いや重送を防止される関係上、取り出す際
にはストッパが位置しない箇所の端縁を掴まれることが
多い。このため、載置板上の記録材を取り出したりある
いは載置板上に記録材を載せようとする時、記録材を纏
めて掴もうとするため、あるいは纏めて掴んでいる記録
材の最下位のものをうまく載置板上に誘導するために載
置板の下位に向け手を差し入れようとすると、給紙カセ
ット内壁面と載置板の端縁との間に手が入らないことが
ある。
【0009】このような場合、ユーザは記録材を掴む位
置を変えたうえで記録材の取り出し操作や載置操作を行
う場合がある。しかし、記録材の両端を掴むことができ
る場合はまだよいが、片側のみを掴まなければならない
ような場合には、片持ち状態となり、掴むための力が余
計に必要となり、枚数が多い時には記録材の全重量を片
持ち状態で支えることになり、力の弱いユーザにとって
記録材の取り出しや補充操作が苦痛となるばかりでな
く、補充の際には端縁を揃えた状態でセットするための
慎重な操作が要求されることになり、記録材の取り扱い
が面倒である。
置を変えたうえで記録材の取り出し操作や載置操作を行
う場合がある。しかし、記録材の両端を掴むことができ
る場合はまだよいが、片側のみを掴まなければならない
ような場合には、片持ち状態となり、掴むための力が余
計に必要となり、枚数が多い時には記録材の全重量を片
持ち状態で支えることになり、力の弱いユーザにとって
記録材の取り出しや補充操作が苦痛となるばかりでな
く、補充の際には端縁を揃えた状態でセットするための
慎重な操作が要求されることになり、記録材の取り扱い
が面倒である。
【0010】本発明の目的は、上記従来の給紙カセット
における問題に鑑み、記録材の取り出しや補充の際の取
り扱い性を良好なものとすることができる給紙カセット
を提供することにある。
における問題に鑑み、記録材の取り出しや補充の際の取
り扱い性を良好なものとすることができる給紙カセット
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、画像形成装置内に装着可能
であって、内部に記録材を積載収容するための記録材用
載置板を有し、上記画像形成装置から引出されることが
可能な給紙カセットにおいて、上記給紙カセットは、そ
れが引出される方向で2つ折り可能に設けられているカ
セット構成体を備え、上記カセット構成体が2つ折りさ
れたときに上記記録材用載置板の一部を外部に露呈させ
ることを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、画像形成装置内に装着可能
であって、内部に記録材を積載収容するための記録材用
載置板を有し、上記画像形成装置から引出されることが
可能な給紙カセットにおいて、上記給紙カセットは、そ
れが引出される方向で2つ折り可能に設けられているカ
セット構成体を備え、上記カセット構成体が2つ折りさ
れたときに上記記録材用載置板の一部を外部に露呈させ
ることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の給
紙カセットにおいて、上記カセット構成体は、上記給紙
カセットが引出される方向で一部を互いに重なり合せる
とともに重なり合う位置に設けられている支軸を介して
回転可能に設けられ、上記引出される方向の前後に位置
する前側カセット構成体と後側カセット構成体とを備
え、上記前側カセット構成体は、自重により回転した際
に上記記録材用載置板の一部を上記給紙カセットが引出
される方向に引き出して露呈させるためのガイド部を備
えていることを特徴としている。
紙カセットにおいて、上記カセット構成体は、上記給紙
カセットが引出される方向で一部を互いに重なり合せる
とともに重なり合う位置に設けられている支軸を介して
回転可能に設けられ、上記引出される方向の前後に位置
する前側カセット構成体と後側カセット構成体とを備
え、上記前側カセット構成体は、自重により回転した際
に上記記録材用載置板の一部を上記給紙カセットが引出
される方向に引き出して露呈させるためのガイド部を備
えていることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の給
紙カセットにおいて、上記ガイド部は、上記記録材用載
置板の端部に固定されている係合部材が係合可能であっ
て、上記前側カセット構成体が自重により回転する量に
応じて上記給紙カセットが引出される方向での上記記録
材用載置板の移動量を大きくすることができる形状の溝
により構成されていることを特徴としている。
紙カセットにおいて、上記ガイド部は、上記記録材用載
置板の端部に固定されている係合部材が係合可能であっ
て、上記前側カセット構成体が自重により回転する量に
応じて上記給紙カセットが引出される方向での上記記録
材用載置板の移動量を大きくすることができる形状の溝
により構成されていることを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載の給
紙カセットにおいて、上記記録材用載置板は、上記給紙
カセットが引出される方向の前側に相当する前端縁に、
切り欠き部が形成されていることを特徴としている。
紙カセットにおいて、上記記録材用載置板は、上記給紙
カセットが引出される方向の前側に相当する前端縁に、
切り欠き部が形成されていることを特徴としている。
【0015】
【実施例】以下、図示の実施例により本発明を説明す
る。
る。
【0016】図1乃至図5は、請求項1乃至3記載の発
明の実施例を示す図であり、これら各図に示されている
給紙カセット1は、電子写真複写機を始めとする画像形
成装置に用いられる。
明の実施例を示す図であり、これら各図に示されている
給紙カセット1は、電子写真複写機を始めとする画像形
成装置に用いられる。
【0017】図1において、給紙カセット1は、天井部
を除いた筺体構造とされている。給紙カセット1は、図
示されない画像形成装置本体側に設けられている摺動案
内部によって画像形成装置本体の内部に押込まれて格納
される位置と同装置本体の外部に引出されることが可能
な位置との間で摺動することができ、格納位置および引
出し位置とでそれぞれ図示しない手段により位置決めさ
れるようになっている。本実施例では、図1において、
矢印Dで示す方向が給紙カセット1が引出される方向
(以下、引出し方向Dという)であり、その引き出し方
向Dが水平方向に一致させてある。また、摺動案内部
は、給紙カセット1の底面と対向して引き出し方向Dに
平行している。
を除いた筺体構造とされている。給紙カセット1は、図
示されない画像形成装置本体側に設けられている摺動案
内部によって画像形成装置本体の内部に押込まれて格納
される位置と同装置本体の外部に引出されることが可能
な位置との間で摺動することができ、格納位置および引
出し位置とでそれぞれ図示しない手段により位置決めさ
れるようになっている。本実施例では、図1において、
矢印Dで示す方向が給紙カセット1が引出される方向
(以下、引出し方向Dという)であり、その引き出し方
向Dが水平方向に一致させてある。また、摺動案内部
は、給紙カセット1の底面と対向して引き出し方向Dに
平行している。
【0018】図1において給紙カセット1は、引出し方
向Dに沿って2つ折り可能なカセット構成体からなり、
そのカセット構成体は、引出し方向Dに沿って前側に位
置する前側カセット構成体1Aと引き出し方向Dの後側
に位置する後側カセット構成体1Bとを備えている。
向Dに沿って2つ折り可能なカセット構成体からなり、
そのカセット構成体は、引出し方向Dに沿って前側に位
置する前側カセット構成体1Aと引き出し方向Dの後側
に位置する後側カセット構成体1Bとを備えている。
【0019】前側カセット構成体1Aと後側カセット構
成体1Bとは、図1に示すように一部が重なり合ってお
り、その重なり合っている箇所に位置する側壁同士に挿
通されたピン2によって回転可能に支持されている。特
に、前側カセット構成体1Aは、給紙カセット1が画像
形成装置本体内から引出されて摺動案内部を外れた際に
自重によって図2および図5において矢印で示すよう
に、下方に回転することができる。前側カセット構成体
1Aと後側カセット構成体1Bとが重なり合っている箇
所での連結構造としては、図示しないが、両カセット構
成体1A、1Bが重なり合っている箇所の側壁の一方に
ボスを設け、このボスと対向する他方の側壁に穿孔を形
成し、その穿孔にボスを嵌合させて互いに回転可能な状
態で連結することも可能である。
成体1Bとは、図1に示すように一部が重なり合ってお
り、その重なり合っている箇所に位置する側壁同士に挿
通されたピン2によって回転可能に支持されている。特
に、前側カセット構成体1Aは、給紙カセット1が画像
形成装置本体内から引出されて摺動案内部を外れた際に
自重によって図2および図5において矢印で示すよう
に、下方に回転することができる。前側カセット構成体
1Aと後側カセット構成体1Bとが重なり合っている箇
所での連結構造としては、図示しないが、両カセット構
成体1A、1Bが重なり合っている箇所の側壁の一方に
ボスを設け、このボスと対向する他方の側壁に穿孔を形
成し、その穿孔にボスを嵌合させて互いに回転可能な状
態で連結することも可能である。
【0020】前側カセット構成体1Aおよび後側カセッ
ト構成体1Bとが重なり合っている箇所の側壁同士の対
向面には、図2に示すように前側カセット構成体1Aが
下方に回転した際の回転量を規定するためのストッパが
設けられている。ストッパは、図3に示すように、後側
カセット構成体1Bに形成された凹部1B1とこの凹部
1B1に対し嵌合可能な頭部を有する係合ピン3とで構
成されている。係合ピン3は、前側カセット構成体1A
に形成された凹状のピン挿嵌部内に配置されているバネ
4によって凹部1B1に向け進行する習性が与えられて
いる。このような係合ピン3は、凹部1B1に対向して
いない時には後側カセット構成体1Bの側壁面よって押
圧され、上記習性に抗してピン挿嵌部内に入り込んでお
り、凹部1B1に対向した時点で凹部1B1と嵌合する
ことにより前側カセット構成体1Aの回転を停止させ
る。
ト構成体1Bとが重なり合っている箇所の側壁同士の対
向面には、図2に示すように前側カセット構成体1Aが
下方に回転した際の回転量を規定するためのストッパが
設けられている。ストッパは、図3に示すように、後側
カセット構成体1Bに形成された凹部1B1とこの凹部
1B1に対し嵌合可能な頭部を有する係合ピン3とで構
成されている。係合ピン3は、前側カセット構成体1A
に形成された凹状のピン挿嵌部内に配置されているバネ
4によって凹部1B1に向け進行する習性が与えられて
いる。このような係合ピン3は、凹部1B1に対向して
いない時には後側カセット構成体1Bの側壁面よって押
圧され、上記習性に抗してピン挿嵌部内に入り込んでお
り、凹部1B1に対向した時点で凹部1B1と嵌合する
ことにより前側カセット構成体1Aの回転を停止させ
る。
【0021】係合ピン3と凹部1B1とが嵌合した時に
は、後で詳しく説明するが、前側カセット構成体1Aに
形成されているガイド部7によって誘導される記録材用
載置板5が、図5に示すように給紙カセット1の引出し
方向Dに沿って移動できる角度に前側カセット構成体1
Aが位置決めされる。なお、ストッパとしては、回転し
た際に後側カセット構成体1Bの側壁上縁部から突出す
る前側カセット構成体1Aの後端縁を係止することがで
きる係止片を後側カセット構成体1Bの側壁上縁部に設
けた構成を用いることも可能である。
は、後で詳しく説明するが、前側カセット構成体1Aに
形成されているガイド部7によって誘導される記録材用
載置板5が、図5に示すように給紙カセット1の引出し
方向Dに沿って移動できる角度に前側カセット構成体1
Aが位置決めされる。なお、ストッパとしては、回転し
た際に後側カセット構成体1Bの側壁上縁部から突出す
る前側カセット構成体1Aの後端縁を係止することがで
きる係止片を後側カセット構成体1Bの側壁上縁部に設
けた構成を用いることも可能である。
【0022】カセット構成体の内部には、前側カセット
構成体1Aおよび後側カセット構成体1Bの両者にわた
って給紙カセット1内に収容される最大サイズの記録材
を載置できる大きさの記録材用載置板5が落とし込まれ
ている。記録材用載置板5は、上面に載置される記録材
を給紙カセット1の引出し方向Dとは逆の方向に繰り出
せるようにするために、図4に示すように後側カセット
構成体1Bに形成された孔1B2から突出する突き上げ
部材(図示されず)によって突き上げられ(図4におい
て二点鎖線で示す状態)、最上位の記録材を図示されな
い画像形成装置側に位置する給紙部材に対向させる。
構成体1Aおよび後側カセット構成体1Bの両者にわた
って給紙カセット1内に収容される最大サイズの記録材
を載置できる大きさの記録材用載置板5が落とし込まれ
ている。記録材用載置板5は、上面に載置される記録材
を給紙カセット1の引出し方向Dとは逆の方向に繰り出
せるようにするために、図4に示すように後側カセット
構成体1Bに形成された孔1B2から突出する突き上げ
部材(図示されず)によって突き上げられ(図4におい
て二点鎖線で示す状態)、最上位の記録材を図示されな
い画像形成装置側に位置する給紙部材に対向させる。
【0023】図4において記録材用載置板5の前端に
は、両側方に突出して係合部材をなすピン6が設けられ
ている。ピン6は、突出している端部が前側カセット構
成体1Aの側壁に形成されているガイド部7に嵌合され
ている。
は、両側方に突出して係合部材をなすピン6が設けられ
ている。ピン6は、突出している端部が前側カセット構
成体1Aの側壁に形成されているガイド部7に嵌合され
ている。
【0024】図4および図5においてガイド部7は、前
側カセット構成体1Aが回転するのを許容する長さが設
定されている長溝であり、前側カセット構成体1Aが自
重により下方に回転する量に応じて記録材用載置板5を
給紙カセット1の引出し方向Dに向けて移動させる量を
多くすることができる形状が設定されている。これによ
り、記録材用載置板5は、前側カセット構成体1Aが回
転すると給紙カセット1の引出し方向Dに沿って引出さ
れ、図3において説明したように、前側カセット構成体
1Aの係合ピン3が後側カセット構成体1Bの凹部1B
1に嵌合することで前側カセット構成体1Aが回転を停
止されると、図4に示した前側カセット構成体1Aが回
転する前に比べて図5に示すように前端部を給紙カセッ
ト1の繰り出し方向Dの前寄りに位置させることができ
る。
側カセット構成体1Aが回転するのを許容する長さが設
定されている長溝であり、前側カセット構成体1Aが自
重により下方に回転する量に応じて記録材用載置板5を
給紙カセット1の引出し方向Dに向けて移動させる量を
多くすることができる形状が設定されている。これによ
り、記録材用載置板5は、前側カセット構成体1Aが回
転すると給紙カセット1の引出し方向Dに沿って引出さ
れ、図3において説明したように、前側カセット構成体
1Aの係合ピン3が後側カセット構成体1Bの凹部1B
1に嵌合することで前側カセット構成体1Aが回転を停
止されると、図4に示した前側カセット構成体1Aが回
転する前に比べて図5に示すように前端部を給紙カセッ
ト1の繰り出し方向Dの前寄りに位置させることができ
る。
【0025】前側カセット構成体1Aには、図1および
図4に示すように、正面操作板8が固定されており、こ
の正面操作板8には、開口部で構成されて内部に差し入
れられた指を掛けることが可能な操作部8Aが設けられ
ている。これにより、前側カセット構成体1Aが画像形
成装置本体(図示されず)から引出される場合には、操
作部8Aに指を掛けて引出し操作を行うことができる。
図4に示すように、正面操作板8が固定されており、こ
の正面操作板8には、開口部で構成されて内部に差し入
れられた指を掛けることが可能な操作部8Aが設けられ
ている。これにより、前側カセット構成体1Aが画像形
成装置本体(図示されず)から引出される場合には、操
作部8Aに指を掛けて引出し操作を行うことができる。
【0026】本実施例は以上のような構成であるから、
給紙カセット1は、画像形成装置本体内に格納されてい
る時、図1および図4に示すように、前側カセット構成
体1Aおよび後側カセット構成体1Bが摺動案内部の向
きに平行し、この場合には水平な状態に維持される。前
側カセット構成体1Aが水平な状態で画像形成装置本体
内に格納されている時には、ガイド部7にピン6を嵌合
させている記録材用載置板5は、ガイド部7の下端位置
にあるピン6を支点として突き上げられることにより、
図4中、二点鎖線で示すように記録材を繰り出せる態位
に設定できる。
給紙カセット1は、画像形成装置本体内に格納されてい
る時、図1および図4に示すように、前側カセット構成
体1Aおよび後側カセット構成体1Bが摺動案内部の向
きに平行し、この場合には水平な状態に維持される。前
側カセット構成体1Aが水平な状態で画像形成装置本体
内に格納されている時には、ガイド部7にピン6を嵌合
させている記録材用載置板5は、ガイド部7の下端位置
にあるピン6を支点として突き上げられることにより、
図4中、二点鎖線で示すように記録材を繰り出せる態位
に設定できる。
【0027】記録材の補充や交換のために給紙カセット
1が画像形成装置本体から引出されると、給紙カセット
1が引出し方向Dに移動させられ、カセット構成体のう
ちの前側カセット構成体1Aが画像形成装置本体内の摺
動案内部から外れた時点で自重により下方に回転でき
る。前側カセット構成体1Aが回転すると、前側カセッ
ト構成体1Aが記録材用載置板5から離れる一方、ガイ
ド部7の形状によりそれに嵌合しているピン6が給紙カ
セット1の引出し方向Dに向け引出され、図3に示した
後側カセット構成体1Bの凹部1B1に前側カセット構
成体1Aの係合ピン3が嵌合することによって前側カセ
ット構成体1Aが回転を停止すると、ピン6がガイド部
7の上端位置で衝止される。ピン6がガイド部7の上端
位置に衝止されると、図5に示すようにガイド部7の形
状により記録材用載置板5の前端は、給紙カセット1の
引出し方向Dの前寄りに位置し、回転した前側カセット
構成体1Aに対して相対的に上部へ競り上がった状態で
外部に露呈する。
1が画像形成装置本体から引出されると、給紙カセット
1が引出し方向Dに移動させられ、カセット構成体のう
ちの前側カセット構成体1Aが画像形成装置本体内の摺
動案内部から外れた時点で自重により下方に回転でき
る。前側カセット構成体1Aが回転すると、前側カセッ
ト構成体1Aが記録材用載置板5から離れる一方、ガイ
ド部7の形状によりそれに嵌合しているピン6が給紙カ
セット1の引出し方向Dに向け引出され、図3に示した
後側カセット構成体1Bの凹部1B1に前側カセット構
成体1Aの係合ピン3が嵌合することによって前側カセ
ット構成体1Aが回転を停止すると、ピン6がガイド部
7の上端位置で衝止される。ピン6がガイド部7の上端
位置に衝止されると、図5に示すようにガイド部7の形
状により記録材用載置板5の前端は、給紙カセット1の
引出し方向Dの前寄りに位置し、回転した前側カセット
構成体1Aに対して相対的に上部へ競り上がった状態で
外部に露呈する。
【0028】給紙カセット1の引出し方向前端に対応す
る記録材用載置板5の一部は、前側カセット構成体1A
から離間した状態で外部に露呈しているので、記録材用
載置板5と給紙カセット1の内壁面との間に手を差し入
れなくても記録材用載置板5の端縁に手を位置させて記
録材端縁を掴んで記録材用載置板5からの記録材の取り
出しあるいは補充が行える。
る記録材用載置板5の一部は、前側カセット構成体1A
から離間した状態で外部に露呈しているので、記録材用
載置板5と給紙カセット1の内壁面との間に手を差し入
れなくても記録材用載置板5の端縁に手を位置させて記
録材端縁を掴んで記録材用載置板5からの記録材の取り
出しあるいは補充が行える。
【0029】次に、図6および図7により請求項1およ
び4記載の発明の実施例について説明する。なお、図6
および図7において図1乃至図5に示した部材と同じ構
成のものは同符号で示し、その詳細な説明は省く。図6
において、給紙カセット1内に落とし込まれている記録
材用載置板10は、図1乃至図5に示したものと違っ
て、前側カセット構成体1Aの回転に順じて給紙カセッ
ト1の引出し方向Dに移動するようにはなっていない。
つまり、記録材用載置板10は、図示されない位置決め
部材によって後側カセット構成体1Bに位置する部分に
自らの重心および記録材を載置した際の重心が位置する
ようにカセット構成体内に配置されている。これによ
り、記録材用載置板10は、前側カセット構成体1Aが
回転した際にも後側カセット構成体1Bの底板上面に載
置された状態を維持することができる。記録材用載置板
10には、給紙カセット1の引出し方向Dの前側に対応
する前端縁に切り欠き部10Aが形成されている。
び4記載の発明の実施例について説明する。なお、図6
および図7において図1乃至図5に示した部材と同じ構
成のものは同符号で示し、その詳細な説明は省く。図6
において、給紙カセット1内に落とし込まれている記録
材用載置板10は、図1乃至図5に示したものと違っ
て、前側カセット構成体1Aの回転に順じて給紙カセッ
ト1の引出し方向Dに移動するようにはなっていない。
つまり、記録材用載置板10は、図示されない位置決め
部材によって後側カセット構成体1Bに位置する部分に
自らの重心および記録材を載置した際の重心が位置する
ようにカセット構成体内に配置されている。これによ
り、記録材用載置板10は、前側カセット構成体1Aが
回転した際にも後側カセット構成体1Bの底板上面に載
置された状態を維持することができる。記録材用載置板
10には、給紙カセット1の引出し方向Dの前側に対応
する前端縁に切り欠き部10Aが形成されている。
【0030】切り欠き部10Aは、記録材用載置板10
の幅方向中央部にて人手を入り込ませることができる長
さおよび奥行をもたせて形成されている。これにより、
前側カセット構成体1Aが下方に回転して記録材用載置
板5が前側カセット構成体1Aから離れた場合には、切
り欠き部10Aに対して手を差込むことができる。な
お、図6において符号11B1は、図3に示したストッ
パの凹部(図3において符号1B1で示した部分)に相
当しており、また、符号11B2は、記録材用載置板1
0を突き上げる部材が入り込む孔を示している。
の幅方向中央部にて人手を入り込ませることができる長
さおよび奥行をもたせて形成されている。これにより、
前側カセット構成体1Aが下方に回転して記録材用載置
板5が前側カセット構成体1Aから離れた場合には、切
り欠き部10Aに対して手を差込むことができる。な
お、図6において符号11B1は、図3に示したストッ
パの凹部(図3において符号1B1で示した部分)に相
当しており、また、符号11B2は、記録材用載置板1
0を突き上げる部材が入り込む孔を示している。
【0031】本実施例は以上のような構成であるから、
給紙カセット1内に位置する記録材用載置板10は、常
に後側カセット構成体1B側に重心を位置させて載置さ
れている。記録材用載置板10は、図1に示した実施例
の場合と同様に、載置されている記録材を繰り出すため
に給紙カセット1の引出し方向Dの後側の端部を突き上
げられるようになっている。
給紙カセット1内に位置する記録材用載置板10は、常
に後側カセット構成体1B側に重心を位置させて載置さ
れている。記録材用載置板10は、図1に示した実施例
の場合と同様に、載置されている記録材を繰り出すため
に給紙カセット1の引出し方向Dの後側の端部を突き上
げられるようになっている。
【0032】一方、記録材の取り出しや補充の際に給紙
カセット1が画像形成装置本体内から引出されて図示さ
れない摺動案内部から前側カセット構成体1Aが外れる
と、前側カセット構成体1Aが下方に回転する。前側カ
セット構成体1Aの回転は、図3に示した構成と同様な
ストッパによって規定され、そのストッパによって前側
カセット構成体1Aが回転停止すると、図7に示すよう
に、記録材用載置板10が後側カセット構成体1B上に
載置されたままの状態となり、前側カセット構成体1A
から離れて記録材用載置板10の一部が外部に露呈する
ことになる。この状態においては、記録材用載置板10
の端縁と前側カセット構成体1Aの内壁面との間に手を
差し入れる必要がなくなり、記録材を取り出す際には切
り欠き部10Aの下方から記録材の下面に手を当てるこ
とができ、また記録材を補充する際には記録材を掴んで
いる手を切り欠き部10Aに差込むことで記録材を記録
材用載置板10上に誘導して載置することができる。
カセット1が画像形成装置本体内から引出されて図示さ
れない摺動案内部から前側カセット構成体1Aが外れる
と、前側カセット構成体1Aが下方に回転する。前側カ
セット構成体1Aの回転は、図3に示した構成と同様な
ストッパによって規定され、そのストッパによって前側
カセット構成体1Aが回転停止すると、図7に示すよう
に、記録材用載置板10が後側カセット構成体1B上に
載置されたままの状態となり、前側カセット構成体1A
から離れて記録材用載置板10の一部が外部に露呈する
ことになる。この状態においては、記録材用載置板10
の端縁と前側カセット構成体1Aの内壁面との間に手を
差し入れる必要がなくなり、記録材を取り出す際には切
り欠き部10Aの下方から記録材の下面に手を当てるこ
とができ、また記録材を補充する際には記録材を掴んで
いる手を切り欠き部10Aに差込むことで記録材を記録
材用載置板10上に誘導して載置することができる。
【0033】次に、図1および図6に示した前側カセッ
ト構成体を回転させる構成の変形例を図8以降の図にお
いて説明する。図8において給紙カセット(便宜上、符
号11とする)は、図1乃至図5に示した構成と同様
に、カセット構成体をなす前側カセット構成体11Aと
後側カセット構成体11Bとを備えており、これら各カ
セット構成体11A、11Bには、前側カセット構成体
11Aの回転時期を人為的に決めるための構成が設けら
れている。
ト構成体を回転させる構成の変形例を図8以降の図にお
いて説明する。図8において給紙カセット(便宜上、符
号11とする)は、図1乃至図5に示した構成と同様
に、カセット構成体をなす前側カセット構成体11Aと
後側カセット構成体11Bとを備えており、これら各カ
セット構成体11A、11Bには、前側カセット構成体
11Aの回転時期を人為的に決めるための構成が設けら
れている。
【0034】給紙カセット11の引出し方向Dの後方側
に相当する前側カセット構成体11Aの後端縁には、図
8に示すように上縁を開放した切り欠き部12が形成さ
れており、この切り欠き部12には、後側カセット構成
体11Bに設けられている係止部材13が係合できるよ
うになっている。図8において係止部材13は、後側カ
セット構成体12に設けられているピン14を揺動支点
として揺動可能に支持されている部材であり、揺動端側
に上記の切り欠き部12に係合可能な係止片13Aと、
上方に突出している操作片13Bとを備えている。係止
部材13は、ピン14に捲装された図示されない弦巻バ
ネによって係止片13Aを切り欠き部12に係合させる
向き(図8において時計方向)に揺動する習性が与えら
れている。
に相当する前側カセット構成体11Aの後端縁には、図
8に示すように上縁を開放した切り欠き部12が形成さ
れており、この切り欠き部12には、後側カセット構成
体11Bに設けられている係止部材13が係合できるよ
うになっている。図8において係止部材13は、後側カ
セット構成体12に設けられているピン14を揺動支点
として揺動可能に支持されている部材であり、揺動端側
に上記の切り欠き部12に係合可能な係止片13Aと、
上方に突出している操作片13Bとを備えている。係止
部材13は、ピン14に捲装された図示されない弦巻バ
ネによって係止片13Aを切り欠き部12に係合させる
向き(図8において時計方向)に揺動する習性が与えら
れている。
【0035】上記の構成において、画像形成装置内から
給紙カセット11が引出され、前側カセット構成体11
を下方に回転させる場合には、図9に示すように、操作
片13Bを操作して係止部材13を弦巻バネの習性に抗
して係止片13Aが前側カセット構成体11の切り欠き
部12から外れる向き(図9中、反時計方向)に揺動さ
せる。これにより、前側カセット構成体11は係止部材
13による拘束を解除されて回転することができる。
給紙カセット11が引出され、前側カセット構成体11
を下方に回転させる場合には、図9に示すように、操作
片13Bを操作して係止部材13を弦巻バネの習性に抗
して係止片13Aが前側カセット構成体11の切り欠き
部12から外れる向き(図9中、反時計方向)に揺動さ
せる。これにより、前側カセット構成体11は係止部材
13による拘束を解除されて回転することができる。
【0036】このような構成によれば、給紙カセット1
1が画像形成装置内から引出され、画像形成装置内の摺
動案内部から前側カセット構成体11Aが外れた際の前
側カセット構成体11Aの回転時期を人為的に決めるこ
とができる。これにより、画像形成装置側の上記摺動案
内部から外れた途端に前側カセット構成体11Aが回転
してしまうのを防止することができる。従って、上下に
複数段の給紙カセットが設置されているような場合、下
段の給紙カセットが引出されているときに上段の給紙カ
セットを引出した際にその上段の給紙カセットが下方に
回転して下段の給紙カセットに衝突するような事態を未
然に防止することができる。
1が画像形成装置内から引出され、画像形成装置内の摺
動案内部から前側カセット構成体11Aが外れた際の前
側カセット構成体11Aの回転時期を人為的に決めるこ
とができる。これにより、画像形成装置側の上記摺動案
内部から外れた途端に前側カセット構成体11Aが回転
してしまうのを防止することができる。従って、上下に
複数段の給紙カセットが設置されているような場合、下
段の給紙カセットが引出されているときに上段の給紙カ
セットを引出した際にその上段の給紙カセットが下方に
回転して下段の給紙カセットに衝突するような事態を未
然に防止することができる。
【0037】また、図8に示した係止部材の構成とし
て、図10に示す構成とすることも可能である。なお、
図10において、図8に示した部材と同じ構成部材につ
いては同符号を用いて示す。図10に示す係止部材13
は、給紙カセットの外部から操作できることを特徴とし
ている。係止部材13は、図8に示した前側カセット構
成体11Aの切り欠き部12に係合可能な係止片13A
のみを有する揺動可能な部材であり、係止部材13の揺
動支点をなすピン14をはさんで係止片13Aと対向す
る端部に連結部材15の延長方向一端がヒンジ結合され
ている。
て、図10に示す構成とすることも可能である。なお、
図10において、図8に示した部材と同じ構成部材につ
いては同符号を用いて示す。図10に示す係止部材13
は、給紙カセットの外部から操作できることを特徴とし
ている。係止部材13は、図8に示した前側カセット構
成体11Aの切り欠き部12に係合可能な係止片13A
のみを有する揺動可能な部材であり、係止部材13の揺
動支点をなすピン14をはさんで係止片13Aと対向す
る端部に連結部材15の延長方向一端がヒンジ結合され
ている。
【0038】連結部材15の他端は、クランク部材16
の揺動端に枢着されている。クランク部材16は、操作
レバー17の揺動支点軸17Aの一端に固定されてお
り、操作レバー17の揺動を係止部材13に伝達するよ
うになっている。
の揺動端に枢着されている。クランク部材16は、操作
レバー17の揺動支点軸17Aの一端に固定されてお
り、操作レバー17の揺動を係止部材13に伝達するよ
うになっている。
【0039】操作レバー17は、前側カセット構成体1
1に設けられている前面操作板(便宜上、図1において
用いた符号8で示す部材)の操作部8A内で揺動自在に
支持されている。操作レバー17には、係止片13Aが
切り欠き部12に係合する向きの習性が与えられ、係止
部材13が切り欠き部12に係合している時に収納部8
A内に入り込んで、図11に示すように、前面操作板8
の表面から突出しないようになっている。
1に設けられている前面操作板(便宜上、図1において
用いた符号8で示す部材)の操作部8A内で揺動自在に
支持されている。操作レバー17には、係止片13Aが
切り欠き部12に係合する向きの習性が与えられ、係止
部材13が切り欠き部12に係合している時に収納部8
A内に入り込んで、図11に示すように、前面操作板8
の表面から突出しないようになっている。
【0040】操作レバー17には、図10に示すよう
に、持上げる方向に揺動させる際に指を掛けることがで
きる指掛け用凹部17Bが形成されている。
に、持上げる方向に揺動させる際に指を掛けることがで
きる指掛け用凹部17Bが形成されている。
【0041】上記の構成によれば、給紙カセット11を
引出す際には、図12に示すように、操作レバー17を
引き起こすことによって係止部材13による前側カセッ
ト構成体11の回転係止状態を解除することができるの
で、給紙カセット11の引出し操作と前側カセット構成
体11Aの回転態位設定とを一括して行うことができ
る。
引出す際には、図12に示すように、操作レバー17を
引き起こすことによって係止部材13による前側カセッ
ト構成体11の回転係止状態を解除することができるの
で、給紙カセット11の引出し操作と前側カセット構成
体11Aの回転態位設定とを一括して行うことができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、給紙カセットが引き出される方向で2つ折り
可能に設けられているカセット構成体と、カセット構成
体内部に落とし込まれている記録材用載置板とを備えて
給紙カセットが構成されているので、カセット構成体が
2つ折りされたときに記録材用載置板の一部を外部に露
呈させることが可能になる。これにより、記録材用載置
板からカセット構成体が離れることによって従来必要と
されていた給紙カセット内壁面と記録材用載置板の端縁
との間に手を差し入れる操作を不要にして記録材の取り
出しや補充ができ、記録材の取り扱い性が良好になる。
によれば、給紙カセットが引き出される方向で2つ折り
可能に設けられているカセット構成体と、カセット構成
体内部に落とし込まれている記録材用載置板とを備えて
給紙カセットが構成されているので、カセット構成体が
2つ折りされたときに記録材用載置板の一部を外部に露
呈させることが可能になる。これにより、記録材用載置
板からカセット構成体が離れることによって従来必要と
されていた給紙カセット内壁面と記録材用載置板の端縁
との間に手を差し入れる操作を不要にして記録材の取り
出しや補充ができ、記録材の取り扱い性が良好になる。
【0043】請求項2および3記載の発明によれば、2
つ折り可能なカセット構成体のうちの前側カセット構成
体が自重により回転するのに連動して記録材用載置板を
給紙カセットの引き出し方向に向け移動させることがで
きるガイド部が設けられているので、前側カセット構成
体が下方に回転し終わると、自動的に記録材用載置板が
外部に露呈され、ユーザにとって何の特別な操作を要す
ることなく記録材の取り出しや補充のための状態を得る
ことが可能になる。
つ折り可能なカセット構成体のうちの前側カセット構成
体が自重により回転するのに連動して記録材用載置板を
給紙カセットの引き出し方向に向け移動させることがで
きるガイド部が設けられているので、前側カセット構成
体が下方に回転し終わると、自動的に記録材用載置板が
外部に露呈され、ユーザにとって何の特別な操作を要す
ることなく記録材の取り出しや補充のための状態を得る
ことが可能になる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、前側カセッ
ト構成体が自重により下方へ回転することにより外部に
露呈する記録用載置板に切り欠き部を設けたので、カセ
ット構成体と離れた状態にある記録材用載置板の下面に
手を位置させやすくなり、これによって、敢えて狭い隙
間しかない前側カセット構成体の内壁面と記録材用載置
板の端縁との間に手を差し入れる操作を要することなく
記録材の取り出しや補充操作が簡単に行えることにな
る。
ト構成体が自重により下方へ回転することにより外部に
露呈する記録用載置板に切り欠き部を設けたので、カセ
ット構成体と離れた状態にある記録材用載置板の下面に
手を位置させやすくなり、これによって、敢えて狭い隙
間しかない前側カセット構成体の内壁面と記録材用載置
板の端縁との間に手を差し入れる操作を要することなく
記録材の取り出しや補充操作が簡単に行えることにな
る。
【図1】請求項1乃至3記載の発明の実施例である給紙
カセットの斜視図である。
カセットの斜視図である。
【図2】図1に示した給紙カセットの一態様を示す斜視
図である。
図である。
【図3】図2中、符号L3で示す方向の矢視断面図であ
る。
る。
【図4】図1中、符号L4で示す方向の矢視断面図であ
る。
る。
【図5】図2中、符号L5で示す方向の矢視断面図であ
る。
る。
【図6】請求項4記載の発明の実施例である給紙カセッ
トを示す斜視図である。
トを示す斜視図である。
【図7】図6に示した給紙カセットの一態様を説明する
ための断面図である。
ための断面図である。
【図8】図1に示した給紙カセットにおける要部の変形
例を説明するための側面図である。
例を説明するための側面図である。
【図9】図8に示した要部の変形例の作用を説明するた
めの側面図である。
めの側面図である。
【図10】図8に示した要部変形例の一部の他の例を説
明するための斜視図である。
明するための斜視図である。
【図11】図10に示した他の例を用いた給紙カセット
の一部を示す斜視図である。
の一部を示す斜視図である。
【図12】図10に示した他の例を用いた給紙カセット
の一部の一態様を示す斜視図である。
の一部の一態様を示す斜視図である。
1 給紙カセット 1A カセット構成体のうちの前側カセット
構成体 1B カセット構成体のうちの後側カセット
構成体 1B1 前側カセット構成体の回転停止用スト
ッパの一部品をなす凹部 2 支点をなすピン 3 前側カセット構成体の回転停止用スト
ッパの一部品をなす係合ピン 5、10 記録材用載置板 6 係合部材をなすピン 7 ガイド部 10A 切り欠き部 D 給紙カセットの引出し方向
構成体 1B カセット構成体のうちの後側カセット
構成体 1B1 前側カセット構成体の回転停止用スト
ッパの一部品をなす凹部 2 支点をなすピン 3 前側カセット構成体の回転停止用スト
ッパの一部品をなす係合ピン 5、10 記録材用載置板 6 係合部材をなすピン 7 ガイド部 10A 切り欠き部 D 給紙カセットの引出し方向
Claims (4)
- 【請求項1】画像形成装置内に装着可能であって、内部
に記録材を積載収容するための記録材用載置板を有し、
上記画像形成装置から引出されることが可能な給紙カセ
ットにおいて、 上記給紙カセットは、それが引出される方向で2つ折り
可能に設けられているカセット構成体を備え、上記カセ
ット構成体が2つ折りされたときに上記記録材用載置板
の一部を外部に露呈させることを特徴とする給紙カセッ
ト。 - 【請求項2】請求項1記載の給紙カセットにおいて、 上記カセット構成体は、上記給紙カセットが引出される
方向で一部を互いに重なり合せるとともに重なり合う位
置に設けられている支軸を介して回転可能に設けられ、
上記引出される方向の前後に位置する前側カセット構成
体と後側カセット構成体とを備え、上記前側カセット構
成体は、自重により回転した際に上記記録材用載置板の
一部を上記給紙カセットが引出される方向に引き出して
露呈させるためのガイド部を備えていることを特徴とす
る給紙カセット。 - 【請求項3】請求項2記載の給紙カセットにおいて、 上記ガイド部は、上記記録材用載置板の端部に固定され
ている係合部材が係合可能であって、上記前側カセット
構成体が自重により回転する量に応じて上記給紙カセッ
トが引出される方向での上記記録材用載置板の移動量を
大きくすることができる形状の溝により構成されている
ことを特徴とする給紙カセット。 - 【請求項4】請求項1記載の給紙カセットにおいて、 上記記録材用載置板は、上記給紙カセットが引出される
方向の前側に相当する前端縁に、切り欠き部が形成され
ていることを特徴とする給紙カセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8107216A JPH09290932A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 給紙カセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8107216A JPH09290932A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 給紙カセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290932A true JPH09290932A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14453439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8107216A Pending JPH09290932A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 給紙カセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09290932A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1013082C2 (nl) * | 1999-09-17 | 2001-03-20 | Neopost Bv | Inrichting voor het afgeven van velvormig materiaal. |
EP1110886A1 (en) * | 1998-04-14 | 2001-06-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Paper feed cassette and printer using it and paper feed method |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP8107216A patent/JPH09290932A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1110886A1 (en) * | 1998-04-14 | 2001-06-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Paper feed cassette and printer using it and paper feed method |
EP1110886A4 (en) * | 1998-04-14 | 2006-03-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | PAPER SUPPLY CASSETTE, PRINTER EQUIPPED WITH SAME, AND PAPER FEEDING METHOD |
NL1013082C2 (nl) * | 1999-09-17 | 2001-03-20 | Neopost Bv | Inrichting voor het afgeven van velvormig materiaal. |
EP1084973A1 (en) * | 1999-09-17 | 2001-03-21 | Neopost B.V. | Apparatus for feeding sheetlike material |
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