JP2006298553A - 可動部材の保持構造及びこの可動部材の保持構造を備えた画像形成装置 - Google Patents

可動部材の保持構造及びこの可動部材の保持構造を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ドア等の可動部材を非可動部材に保持する場合には大きな磁力でもって保持でき、ドア等の可動部材を非可動部材から離間させる場合には小さな力で離間させることができるような、構造が簡単で且つ安価な可動部材の保持構造を提供する。
【解決手段】 給紙カセット1をステー20に対して保持する場合には、マグネット33の吸着面33aの全面に金属板34が吸着され、給紙カセット1が強い磁力でステー20に確実に保持される。給紙カセット1をステー20から引き離す際には、レバー40によって金属板34が撓み変形させられて、金属板34とマグネット33との接触面積が漸減し、マグネット33と金属板34との間に作用する磁力(吸着力)が漸減させられるようになっているため、マグネット33に全面接触している金属板34を一気に引きはがす場合に比較して、格段に小さな力で給紙カセット1をステー20から引き離すことができる。
【選択図】図5

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、これらの複合機としての画像形成装置、及びこの画像形成装置を構成する給紙カセットや開閉扉等の可動部材の保持構造に関するものである。
従来、複写機等の画像形成装置は、本体内部に収容した各構成部品が大気中に露出しないようにするため、各構成部品を外装パネルで覆うようになっているが、その外装パネルの一部を開閉可能なドア(可動部材)にすることにより、各構成部品の脱着や故障修理等が容易にできるように工夫されている。
(第1従来例)
図15乃至図17は、このような画像形成装置100の開閉可能な前ドア(可動部材)101の保持構造を示すものである。これらの図に示す前ドア101の保持構造は、前ドア101側に取り付けたマグネット102と画像形成装置本体(非可動部材)103側に取り付けた金属板104との間に作用する磁力でもって前ドア101を画像形成装置本体103側に保持し、画像形成装置本体103の前側の開口部を開閉可能な前ドア101で塞ぐようになっている。そして、これらの図に示す前ドア101の保持構造は、マグネット102に対する金属板104の位置をずらすことにより(図16〜図17参照)、マグネット102と金属板104との間に作用する磁力を調整できるようになっている(特許文献1参照)。
(第2従来例)
また、ドア(可動部材)110の保持構造として、図18乃至図19に示すものが知られている。このドア110の保持構造は、ドア110によってスライダー111をケース112内に押し込むと、スライダー111がケース112内の係止機構113によって保持され、スライダー111と一体の磁石114によって被吸着物115が吸着され、ドア110が閉じられるようになっている。このドア110が閉じた状態において、さらにドア110を押し込むと、係止機構113によるスライダー111の保持状態が解除され、スライダー111が図示しないばねの力で図19に示す位置まで押し出されて傾く。その結果、スライダー111の磁石114がケース112の内壁面の形状に倣って斜めに傾き、磁石114の一端縁と被吸着物115とがほぼ線接触し、磁石114と被吸着物115との間に作用する磁力が低下し、ドア110を比較的に弱い力で開くことができるようになっている。また、図18に示すように、ドア110を閉じた状態では、磁石114と被吸着物115との接触面積が大きく、強い磁力でドア110を保持する(閉じる)ことができるようになっている(特許文献2参照)。
特開2002−271052号公報 特開平7−4746号公報
しかしながら、第1従来例は、前ドア101を簡単に開くことができるようにマグネット102と金属板104との間に作用する磁力を調整すると、前ドア101を閉じた状態で保持する磁力が小さくなる。一方、マグネット102と金属板104との間に作用する磁力を大きくし、前ドア101を閉じた状態で保持する磁力を大きくすると、前ドア101を簡単に開くことができなくなるという問題を有している。
この点、第2従来例は、ドア110を開く場合には磁石114と被吸着物115との間に作用する磁力が小さくなり、ドア110を簡単に開くことができる一方、ドア110を閉じた状態では磁石114と被吸着物115との間に作用する磁力が大きくなり、ドア110が簡単に開かないような大きな磁力でもってドア110を閉じ状態に保持できるようになっているが、スライダー111及びスライダー111に保持された磁石114の姿勢を変化させる機構が複雑であり、部品コストが嵩むという問題を有している。
そこで、本発明は、ドア等の可動部材を非可動部材に保持する場合には大きな磁力でもって保持でき、ドア等の可動部材を非可動部材から離間させる場合には小さな力で離間させることができるような、構造が簡単で且つ安価な可動部材の保持構造、及びこのような可動部材の保持構造を有する画像形成装置を提供する。
請求項1の発明は、非可動部材と可動部材とに跨って配置した磁気ロック機構の磁力によって前記非可動部材に可動部材を吸着するようになっている可動部材の保持構造に関するものである。この可動部材の保持構造において、前記磁気ロック機構は、前記非可動部材か前記可動部材のいずれか一方に取り付けられたマグネットと、前記非可動部材と前記可動部材のいずれか他方に片持ち梁状に取り付けられた弾性変形可能で且つ磁性を有する板状体とを有し、前記マグネットによって前記板状体を吸い付けることにより、前記可動部材を前記非可動部材に保持するようになっている。また、前記可動部材には、前記非可動部材から引き離すために手を引っかけることができる取っ手部を形成してある。そして、前記取っ手部の少なくとも一部は、前記可動部材を前記非可動部材から引き離そうとする手によって回動させられて、前記板状体を撓み変形させることにより、前記板状体を前記マグネットから引き離すレバーであることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る可動部材の保持構造において、前記可動部材が給紙カセットであり、前記非可動部材が画像形成装置本体であることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る可動部材の保持構造において、前記可動部材が開閉可能な扉であり、前記非可動部材が画像形成装置本体であることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1の発明に係る可動部材の保持構造において、前記可動部材がユニットケースであり、前記非可動部材が画像形成装置本体であることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の可動部材の保持構造を備え、シート材に印刷することを特徴とする画像形成装置に関するものである。
本発明によれば、可動部材を非可動部材に対して保持する場合には、マグネットの吸着面の全面に板状体が吸着され、可動部材が強い磁力で非可動部材に確実に保持されるが、可動部材を非可動部材から引き離す際には、レバーによって板状体が撓み変形させられて、板状体とマグネットとの接触面積が漸減し、マグネットと板状体との間に作用する磁力(吸着力)が漸減させられるようになっているため、マグネットに全面接触している板状体を一気に引きはがす場合に比較して、格段に小さな力で可動部材を非可動部材から引き離すことが可能になる。
また、本発明によれば、可動部材を非可動部材に保持する磁気ロック機構がマグネット及びこのマグネットに吸着される板状体で構成され、取っ手部の一部を構成するレバーが板状体とマグネット間に作用する磁力の大きさを調整できるため、構造が簡単化し、安価な可動部材の保持構造及びこれを備えた画像形成装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
[第1実施形態]
(画像形成装置の概略構成)
図1は、本発明の給紙カセット1の保持構造が使用される画像形成装置2の概略構成を示す図である。
この図1に示す画像形成装置2は、給紙カセット1に積載されたシート材(コピー用紙、プラスチックフィルム等)Sが給紙手段(回転する給紙ローラや給紙ベルト)3によってシート材搬送路4に送り出され、そのシート材Sが感光体ドラム5と転写手段6との間の画像形成位置Pに送り込まれ、感光体ドラム5の表面のトナー画像が画像形成位置Pのシート材Sに転写されるようになっている。そして、トナー画像が転写されたシート材Sは、定着手段7に送り込まれ、この定着手段7によって加熱・加圧されてトナー像が定着される。その後、定着手段7から送り出されたシート材Sは、排紙トレイ8上に排紙される。ここで、感光体ドラム5と転写手段6は、シート材Sに画像を形成する画像形成手段を構成している。
なお、感光体ドラム5の周囲には、転写後に感光体ドラム5の表面に残留したトナーを除去するクリーニング手段10と、クリーニング後の感光体ドラム5の表面を均一に帯電させる帯電手段11と、感光体ドラム5の表面にレーザー光を照射して静電潜像を形成する露光手段12と、感光体ドラム5の表面にトナーを供給して静電潜像をトナー像として可視化する現像手段13と、が感光体ドラム5の回転方向に沿って配置されている。また、図1に示す画像形成装置2の構造は、様々な態様のうちの一例を模式化して示したものであり、これに限定されるものではない。
ここで、給紙カセット(可動部材)1は、図1の紙面垂直方向手前側(画像形成装置2の正面側)に引き出すことができるようになっており、シート材Sの補給時やジャム処理時(紙詰まり処理時)等に作業者によって画像形成装置本体(非可動部材)2a内から引き出され、シート材Sの補給作業やジャム処理作業終了後に画像形成装置本体2a内の所定位置に押し込まれるようになっている。また、この給紙カセット1は、画像形成装置2の運搬時に画像形成装置本体2a内から飛び出すようなことがあると、画像形成装置2を運搬している作業者に衝突するような事態を生じることが考えられるため、画像形成装置本体2a内の所定位置に確実に保持する必要がある。すなわち、給紙カセット1は、画像形成装置本体2a内の所定位置に確実に保持でき、且つ、画像形成装置本体2a内から容易に引き出すことが可能にする必要がある。そこで、以下に説明するような給紙カセット1の保持構造が案出された。
(給紙カセットの保持構造)
図2は、非可動部材としての画像形成装置本体2aの一部を構成する枠体(ステー)20と可動部材としての給紙カセット1との関係を示す外観斜視図である。また、図3は、給紙カセット1の外観斜視図である。また、図4乃至図7は、本発明に係る給紙カセット1が画像形成装置本体2a内の所定位置にセットされた状態における給紙カセット1の保持構造を示す図である。このうち、図4は、図3のA方向から見た図であり、図5のD−D線に沿って切断して示す図である。また、図5は、図2に示す給紙カセット1の前側壁21及び底板22に直交する仮想面Bで切断した給紙カセット1の前側壁21近傍の断面図である。また、図6は、図5のC方向から見た図であり、前側壁21の上面23を部分的に取り除いて示す平面図である。また、図7は、磁気ロック機構24を示す平面図である。
図2乃至図3に示すように、給紙カセット1は、上部が開口する箱形形状に形成され、底板22とこの底板22の4辺から立ち上がる4側壁21,25,26,27とで形成される空間内に、平面形状が矩形形状のシート材(シート状のコピー用紙、プラスチックフィルム)Sが複数収容されるようになっている(図1参照)。
この給紙カセット1の引き出し方向手前側の側壁である前側壁21には、作業者が給紙カセット1を画像形成装置本体2a内から引き出す際に指を引っかけることができる取っ手部28が形成されている。また、給紙カセット1の前側壁21に直交する両側壁25,26には、給紙カセット1の引き出し方向に沿って延び、且つ、画像形成装置本体2aのガイド(図示せず)に係合する板状のレール30が取り付けられている。
また、給紙カセット1の前側壁21の裏面31側で、且つ、両側壁25,26よりも上方の部分には、給紙カセット1を画像形成装置本体2a内に押し込んだ位置に保持する磁気ロック機構24が配置されている。この磁気ロック機構24は、前側壁21に対向するように位置する画像形成装置本体2aの金属製枠体20と前側壁21とに跨って取り付けられており、ケース32内に収容された状態で枠体20に取り付けられたマグネット33と、前側壁21に片持ち梁状に取り付けられた磁性を有する金属板(板状体)34とからなっている。
このうち、マグネット33は、前側壁21に対向する面側(吸着面33a側)の形状が矩形形状を呈するブロックであり、金属板34に及ぼす磁力を考慮した大きさに形成されており、給紙カセット1の寸法誤差や画像形成装置本体2aに対するセット位置誤差等を吸収できるようにケース32の内壁との間に隙間が生じるようになっている。
また、金属板34は、その一端が前側壁21に形成された取っ手部28の側壁35から延びる支持部37に固定されており、他端側が後述するレバー40のフック41に引っかけられており、レバー40を回動させることにより、支持部37に固定された一端側を支点として片持ち梁状に撓み変形させられるようになっている。
取っ手部28は、給紙カセット1を画像形成装置2aから引き出す際に、作業者が手を差し込んで引っかけることができるように、前側壁21の引き出し方向手前側の面(前面)から背面側に向かって凹んでいる。そして、この取っ手部28の手を引っかける部分には、前側壁21の内部空間42内に回動可能に支持されたレバー40の一端が位置するようになっている。
レバー40は、取っ手部28の両側の側壁35,36に固定された支持軸43に支点部44,44が回動可能に支持されており、支点部44から延びる一端側である操作部45が取っ手部28の一部を構成し、支点部44から延びる他端側であるフック41が金属板34の先端側の裏面に引っかけられ、このフック41と操作部45との間のスペースに金属板34を収容するようになっている。また、このレバー40は、支持軸43に巻き付けたコイル状のばね46によって、図5の反時計回り方向に常時回動付勢されるようになっており、前側壁21の両側壁35,36に設けられたストッパ47,47に操作部45を突き当てることにより、図5の反時計回り方向への回動規制を行うようになっている。また、このレバー40は、支持軸43から操作部45の先端までの寸法よりも支持軸43からフック41の先端までの寸法の方が小さくなっており、操作部45を回動させる力よりも大きな力がフック41の先端に作用する。なお、ばね46は、その一端が前側壁21の壁面に突き当てられ、その他端が操作部45のばね受け50に突き当てられている。
また、レバー40は、図4及び図6に示すように、その操作部45が取っ手部28の幅方向ほぼ全域に位置するような大きさに形成されているため、給紙カセット1を画像形成装置本体2aから引き出そうとする作業者の手が確実にレバー40の操作部45に引っかかる。したがって、作業者が給紙カセット1を画像形成装置本体2aから引き出す際には、給紙カセット1に作用するマグネット33の磁力を確実に弱めて、小さな力で給紙カセット1を画像形成装置本体2a内から引き出すことが可能になる。
なお、図5に示すレバー40と前側壁21との間の隙間48は、作業者の指先が入る込むことがない程度の大きさに形成されている。
以上のような構成の本実施形態によれば、給紙カセット1を画像形成装置本体2a内から引き出す際に、作業者が手を取っ手部28に差し込んで引っ張ると、図8に示すように、レバー40の操作部45が給紙カセット1の引き出し方向に引かれることになり、レバー40がばね46の付勢力に抗して時計回り方向に回動させられ、フック41が金属板34の他端(自由端)をマグネット33から引き離す方向に撓み変形させる。その結果、金属板34は、その先端(他端)側から一端側に向かって、徐々にマグネット33から離間し、図9乃至図10に示すように、金属板34とマグネット33とがほぼ線接触する状態にまで変化する。したがって、作業者が給紙カセット1を画像形成装置本体2a内から引き出す際には、線接触する金属板34に作用するマグネット33の磁力よりも僅かに大きな力で給紙カセット1を引っ張るだけでよく、作業者の操作性が向上する。
作業者の手がレバー40から離れると、レバー40がばね46の付勢力によって図8の姿勢から図5に示す元の姿勢に復帰し、金属板34がマグネット33の吸着面33aとほぼ平行になる。この状態において、給紙カセット1を画像形成装置本体2a内に押し込むと、給紙カセット1の前側壁21に取り付けた金属板34が画像形成装置本体2aの枠体20に取り付けたマグネット33の吸着面33aに吸い付けられ、マグネット33の磁力によって給紙カセット1が画像形成装置本体2a内のセット位置に確実に保持されることになる(図5及び図6参照)。
このように、本実施形態によれば、給紙カセット1を画像形成装置本体2a内の所定位置にセットした際には、マグネット33の吸着面33aの全面に金属板34が吸着され、給紙カセット1が強い磁力で画像形成装置本体2aに確実に保持されるが、給紙カセット1を画像形成装置本体2a内から引き出す際には、レバー40によって金属板34が撓み変形させられて、金属板34とマグネット33との接触面積が漸減し、マグネット33と金属板34との間に作用する磁力(吸着力)が漸減させられるようになっているため、マグネット33の吸着面33aに全面接触している金属板34を一気に引きはがす場合に比較して、格段に小さな力で給紙カセット1を画像形成装置本体2a内から引き出すことが可能になる。したがって、本実施形態によれば、従来例1では到底得ることができない効果、すなわち、給紙カセット1を画像形成装置本体2a内のセット位置に大きな力で確実に保持することができ、且つ、給紙カセット1を画像形成装置本体2aから小さな力で引き出すことができるという、簡単には両立しない効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、給紙カセット1を画像形成装置本体2a内のセット位置に保持する磁気ロック機構24がマグネット33及びこのマグネット33に吸着される金属板34で構成され、取っ手部28の一部を構成するレバー40が金属板34とマグネット33間に作用する磁力の大きさを調整できるため、従来例2に比較して構造が簡単で且つ安価な給紙カセット1の保持構造を提供できる。
なお、本実施形態のレバー40は、その操作部45が取っ手部28の幅方向ほぼ全域に位置するような大きさに形成されているが(図4及び図6参照)、これに限られず、給紙カセット1を引き出そうとする作業者の手のうちの少なくとも一本の指が確実にレバー40の操作部45に引っかかる程度の幅方向寸法になっていればよい。このように構成しても、作業者が給紙カセット1を画像形成装置本体2a内から引き出す際には、給紙カセット1に作用するマグネット33の磁力を確実に弱めて、小さな力で給紙カセット1を画像形成装置本体2a内から引き出すことが可能になる。
[第2実施形態]
本発明は、上述の第1実施形態のような可動部材としての給紙カセット1の保持構造に限らず、感光体ドラム5や現像手段13等を一体として収容するユニットケース51を可動部材とし、この可動部材を非可動部材としての画像形成装置本体2a内の所定位置に引き出し可能に保持する保持構造としてもよい。なお、この実施形態においても、図5に示すような可動部材の保持構造が使用される。
[第3実施形態]
本発明は、上述の第1実施形態のような可動部材としての給紙カセット1の保持構造に限らず、図11乃至図12に示すように、画像形成装置本体2aの開口部を閉じる開閉扉52を可動部材とし、この可動部材を非可動部材としての画像形成装置本体2aに開閉可能に保持する保持構造としてもよい。なお、本実施形態の形態を示す図12において、上述の第1実施形態と同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
[第4実施形態]
図13乃至図14は、本発明の第4実施形態を示す可動部材60の保持構造を示すものであり、上記各実施形態の変形例を示すものである。
すなわち、本発明は、可動部材60側にマグネット33を取り付け、非可動部材61側の支持部37に金属板(板状体)34を取り付けて、可動部材60側の取っ手部28に取り付けたレバー62で金属板34を撓み変形させ、マグネット33と金属板34との間に作用する磁力を変化させるようにしてもよい。このように構成した可動部材60の保持構造も上述の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、レバー62は、取っ手部28の両側壁35,36に固定された支持軸43に回動可能に取り付けられており、ばね46で図13の反時計回り方向に常時付勢され、ストッパ47で回動規制されるようになっている。そして、レバー62の操作部63を図中時計回り方向に引くと、レバー62の先端64が金属板34の先端側を押し、金属板34がレバー62の先端64によって撓み変形させられてマグネット33から引き離されるようになっている。
本発明は、画像形成装置の可動部材と非可動部材との間に採用される可動部材の保持構造に限られず、書類等を収納するキャビネットの収納ボックス(可動部材)、家具の引き出し(可動部材)、各種機械の引き出し又は開閉可能な扉等の可動部材の保持構造として広く適用することができる。また、本発明は、静電複写方式の画像形成装置に限らず、インクジェット方式の画像形成装置にも適用することができる。
本発明の可動部材の保持構造を適用した画像形成装置の概略構成図である。 非可動部材としての画像形成装置本体の一部を構成する枠体と可動部材としての給紙カセットとの関係を示す外観斜視図である。 給紙カセットの外観斜視図である。 本発明に第1実施形態係る給紙カセットが画像形成装置本体内の所定位置にセットされた状態における給紙カセットの保持構造を示す図であって、図3のA方向から見た図であり、図5のD−D線に沿って切断して示す図である。 図2に示す給紙カセットの仮想面Bで切断した前側壁近傍の断面図である。 図5のC方向から見た図であり、前側壁の上面を部分的に取り除いて示す平面図である。 磁気ロック機構を示す平面図である。 給紙カセットを引き出すためにレバーを引いた状態を示す図であり、図5に対応する図である。 給紙カセットを引き出すためにレバーを引いた状態を示す図であり、図6に対応する図である。 給紙カセットを引き出すためにレバーを引いた状態の磁気ロック機構を示す平面図であり、図7に対応する図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の正面図である。 図11のE−E線に沿って切断して示す可動部材の保持構造である。 本発明の第4実施形態に係る可動部材の保持構造を示す側面図である。 本発明の第4実施形態に係る可動部材の保持構造を示す平面図である。 第1従来例の画像形成装置の外観斜視図である。 第1従来例の前ドアの保持構造を示す平面図である。 図16に示した前ドアの保持構造の調整後の状態を示す平面図である。 第2従来例に係るドアの保持構造を示す図である。 図18のドアの保持構造の作動状態を示す図である。
符号の説明
1……給紙カセット(可動部材)、2……画像形成装置、2a……画像形成装置本体(非可動部材)、20……枠体(非可動部材)、24……磁気ロック機構、28……取っ手部、33……マグネット、34……金属板(板状体)、40,62……レバー、51……ユニットケース(可動部材)、52……開閉扉(扉)、60……可動部材、61……非回動部材、

Claims (5)

  1. 非可動部材と可動部材とに跨って配置した磁気ロック機構の磁力によって前記非可動部材に可動部材を吸着するようになっている可動部材の保持構造において、
    前記磁気ロック機構は、前記非可動部材か前記可動部材のいずれか一方に取り付けられたマグネットと、前記非可動部材と前記可動部材のいずれか他方に片持ち梁状に取り付けられた弾性変形可能で且つ磁性を有する板状体とを有し、前記マグネットによって前記板状体を吸い付けることにより、前記可動部材を前記非可動部材に保持するようになっており、
    前記可動部材には、前記非可動部材から引き離すために手を引っかけることができる取っ手部を形成し、
    前記取っ手部の少なくとも一部は、前記可動部材を前記非可動部材から引き離そうとする手によって回動させられて、前記板状体を撓み変形させることにより、前記板状体を前記マグネットから引き離すレバーである、
    ことを特徴とする可動部材の保持構造。
  2. 前記可動部材が給紙カセットであり、前記非可動部材が画像形成装置本体であることを特徴とする請求項1記載の可動部材の保持構造。
  3. 前記可動部材が開閉可能な扉であり、前記非可動部材が画像形成装置本体であることを特徴とする請求項1記載の可動部材の保持構造。
  4. 前記可動部材がユニットケースであり、前記非可動部材が画像形成装置本体であることを特徴とする請求項1記載の可動部材の保持構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の可動部材の保持構造を備え、シート材に印刷することを特徴とする画像形成装置。
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JP2011257490A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Brother Ind Ltd 画像形成装置
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