JPH0929058A - 脱硫排水の石炭灰固化処理方法 - Google Patents
脱硫排水の石炭灰固化処理方法Info
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Abstract
灰固化処理する際の処理コスト低減することが可能な脱
硫排水処理システムを提供すること。 【解決手段】 石炭火力発電所のボイラなどから排出さ
れる燃焼排ガス処理用の湿式石灰石一石膏法による脱硫
装置の吸収塔11内で塩素濃度を10,000〜40,
000ppmの範囲に濃縮し、吸収塔11内から系外に
抜き出す吸収液を石膏回収装置31に送り、石膏を分離
回収した残りの吸収液を濃縮塔36に送り、燃焼排ガス
と接触させて塩素イオン濃度を40,000〜200,
000ppmに濃縮する。濃縮塔36から抜き出した液
に石炭灰、石灰、セメントの少なくとも一物質以上を添
加した後に乾燥して石炭灰を固化する。
Description
ントに設置する湿式石灰石一石膏法脱硫装置から排出す
る脱硫排水の濃縮法と石炭灰固化処理システムを提供す
る技術に関する。
は図2に示すシステムが組まれている。ボイラ2からの
燃焼排ガス3は窒素酸化物、硫黄酸化物及び粉塵を除去
する要素機器の組合せからなる排煙処理装置で処理され
る。まず、ボイラ2からの燃焼排ガスは窒素酸化物を除
去する脱硝装置4に導入される。脱硝装置4では窒素酸
化物をアンモニアを還元剤として触媒上で気相還元する
方式により効率よく窒素ガスに還元する技術が確立して
いる。窒素酸化物を除去した燃焼排ガスは、熱交換機6
で冷却された後、電気集塵器8に導入され除塵が行なわ
れる。通常、燃焼排ガス中には、単位立方メートルのガ
ス量当たり20グラム程度のダストが含まれており、排
ガスを電気集塵器8に導入することにより単位立方メー
トルのガス量当たり50〜200ミリグラム程度のダス
ト量に低減される。脱塵された燃焼排ガスは熱交換器1
3を経て脱硫装置11に導入される。脱硫装置11では
燃焼排ガス中に約400〜2,000ppm程度含まれ
る硫黄酸化物が除去される。現在、石炭火力発電所プラ
ントに設置されている脱硫装置11は、湿式石灰石−石
膏法によるものが主流である。湿式石灰石一石膏法は微
粒石灰石を縣濁した水スラリーと燃焼排ガスを気液接触
させることにより、燃焼排ガスに含まれている硫黄酸化
物をスラリーに吸収させ、硫黄酸化物を安定な石膏に固
定させる方法である。この湿式石灰石一石膏法は脱硫性
能が高く、ボイラ負荷変化などに対しても安定な脱硫性
能が得られる。しかし、湿式石灰石一石膏法脱硫装置は
処理した吸収塔出口ガスに蒸発水が同伴し、また、吸収
液(スラリー)に有害物が濃縮されるので、この濃度を
一定に保持するために常時吸収液の一部を脱硫排水とし
て系外に抜き出す必要がある。例えば、この蒸発水、脱
硫排水量は100万キロワット規模の石炭火力発電プラ
ントに設置する湿式石灰石一石膏法の脱硫装置からはそ
れぞれ時間当たり蒸発水として約80トン、脱硫排水と
して約40トン排出される。現在、この脱硫排水の処理
は重金属、フッ素処理、微生物による窒素化合物処理及
びCOD処理などの高度処理を行ない浄化した後に放流
している。
石炭灰、セメントと混合し安定化させる方式について特
願平1一142374号、及び「火力原子力発電」vo
l.44、No7、774頁に開示されている。後者の
文献には、脱硫排水を電気透析で濃縮し、その後に蒸発
缶に送り、塩素を25%程度に濃縮した後に石炭灰とセ
メントを添加し固化物とする方式が示されている。
トを添加して固化処理する際に被処理脱硫排水を濃縮
し、できるだけ少なくすることが取扱上及び処理コスト
面から重要である。
では石炭灰、セメントを添加して固化処理する際に被処
理脱硫排水の濃縮化技術が確立していなかった。
に維持でき、石炭灰固化処理する際の処理コスト低減す
ることが可能な脱硫排水の処理をすることである。
構成によって達成される。すなちわ、排ガスラインに設
置される湿式石灰石一石膏法による脱硫装置の吸収塔か
ら系外に脱硫排水を排出する脱硫排水処理法において、
吸収塔内を循環する吸収液中の塩素イオン濃度を検出
し、吸収塔からの吸収液の抜き出し量と系外からの補給
水量の調整により吸収液中の塩素イオン濃度を所定濃度
に濃縮し、吸収塔内から系外に抜き出す吸収液を石膏回
収装置に送り、石膏を分離回収した残りの吸収液を排ガ
スラインに設置する濃縮塔に送り、燃焼排ガスと接触さ
せることで該濃縮塔内の循環液中の塩素イオン濃度を設
定濃度まで濃縮させる二段階の塩素濃縮工程を備え、該
濃縮塔から抜き出した液に石炭灰、石灰、セメントの少
なくとも一物質以上を添加した後に乾燥するようにした
脱硫排水の石炭灰固化処理方法である。
液中の塩素イオン濃度の設定濃度を10,000ppm
〜40,000ppmの範囲になるように調整し、濃縮
塔の循環液中の塩素イオン濃度を40,000ppm〜
200,000ppmの範囲とする燃焼排ガスによる二
段階の塩素濃縮工程により塩素及び他の有害物を濃縮す
ることが望ましい。濃縮塔内の循環液中の塩素イオン濃
度を40,000ppm〜200,000ppmに濃縮
するために、燃焼装置から煙突にいたる温度100℃〜
350℃の燃焼排ガスの一部と接触させることにより濃
縮し、濃縮塔からの蒸発水は吸収塔に導入する燃焼排ガ
スと合流させるようにすることができる。また、吸収塔
内を循環する吸収液に有機系金属塩を添加する方法を採
用することもできる。
る燃焼排ガス中に含まれる硫黄酸化物を除去するのに湿
式石灰石一石膏法による脱硫装置を適用する場合、脱硫
装置の吸収塔から常に一定量の脱硫排水を抜き出す必要
がある。この脱硫排水の処理法として、本発明は前述の
ように石炭灰固化処理法をより効率良く運用するのに吸
収液中の塩素濃度を検出し、塩素を二段階の工程により
濃縮するものである。
収液(石灰石スラリー)と燃焼排ガスを気液接触させる
ことにより硫黄酸化物を吸収除去するが、同時に燃焼排
ガスに含まれる塩素、フッ素化合物も同時に吸収され、
さらに大部分の重金属なども吸収液に捕集される。この
ようなハロゲン化合物が吸収液中に濃縮してくると石灰
石の溶解速度が低下し、このままの状態で吸収液を燃焼
排ガスと接触させて循環使用していると脱硫性能が低下
してくる原因となる。従って、吸収塔内で循環している
吸収液の一部を抜き出すと同時に新たに水を補給し、石
灰石の溶解速度を低下させる原因物質となる塩素、フッ
素、重金属などの濃度を吸収液中で一定に保持すること
が必要になる。
塩素、フッ素、重金属濃度を低濃度に保持するには、系
外に抜き出す脱硫排水量を多くする必要がある。 これに
反して、吸収塔内を循環している吸収液中の塩素、フッ
素、重金属濃度を高くし、これらを高濃度レベルに維持
すると、系外に抜き出す脱硫排水の量が少なくなり、吸
収塔内に供給する石灰石の溶解速度が塩素、フッ素、重
金属濃度にほぼ比例して低下し、ついには脱硫性能が低
下してくる。これは塩素、フッ素などが吸収液に捕集さ
れると吸収液中に塩素、フッ素の対イオンとなるカルシ
ウムイオン濃度が増加するからである。吸収液中にカル
シウムイオン濃度が増加してくると石灰石溶解速度が低
下する。従って、吸収塔に供給する石灰石の溶解速度を
低下させることなく、脱硫性能を常に一定に維持するに
は吸収液中の塩素、フッ素、重金属濃度を常に所定濃度
に維持する必要がある。
属濃度の濃度レベルで系外に抜き出す脱硫排水量も異な
ることになる。例えば、吸収塔内を循環している吸収液
中の塩素イオン濃度指標を7,500ppm程度に維持
しようとする場合には、例えば石炭火力発電出力100
万キロワットの石炭火力発電所に設置した湿式石灰石一
石膏法の脱硫装置から系外に抜き出す脱硫排水量は時間
当たり約40トンであり、これより脱硫排水量を少なく
すると吸収液中に塩素濃度が増加し、石灰石の溶解速度
を低下させ、脱硫性能が低下する。
の塩素イオン濃度などにより異なり、塩素イオン濃度を
高くすることにより脱硫排水量を少なくすることができ
る。
なる石炭灰固化処理装置での濃縮工程での取り扱いが煩
雑となり水分を蒸発する熱源も多くなり、石炭灰処理コ
ストを高めることになる。従って、吸収液中の塩素、フ
ッ素、重金属濃度レベルは吸収塔での脱硫性能、石炭灰
固化処理コストの面から考えると適切な条件で運用する
必要がある。
なわち脱硫排水は必然的に石炭灰固化処理をする以前に
濃縮する必要がある。本発明では吸収塔内での濃縮と新
たに設けた濃縮塔での濃縮を行う燃焼排ガスによる二段
階の濃縮法を提案するものである。本発明の濃縮塔は燃
焼排ガスラインに設置し、濃縮塔内で脱硫排水を燃焼排
ガスと接触させることで石炭灰固化を行うのに効率的な
所定濃度に濃縮する工程を含む。
せると、所定濃度に脱硫排水を濃縮できるので、抜き出
した液に石炭灰、石灰、石膏、セメントを添加し、乾燥
器で乾燥させると脱硫排水中の有害物は石炭灰固化物の
中に固定できる。
公報で開示されているように安定な固溶体としてエテリ
ンガイド等の硫酸塩を生成し、脱硫排水中の重金属やフ
ッ素、COD物質は石炭灰固化物に安定して固定でき
る。石炭灰固化物の溶出試験結果において、塩素等の一
部は溶出するもののフッ素やニチオン酸等のCOD物質
は安定に固定できる。
力発電ボイラに設置する湿式石灰石一石膏法脱硫装置か
ら排出する脱硫排水に適用した場合の実施例を示す。
を説明する。先ず、ボイラ(図示せず)からの燃焼排ガ
ス10は流れ48を経て図1のAで囲む湿式石灰石一石
膏法の脱硫装置11に導入される。脱硫装置11では吸
収液を循環して燃焼排ガス流れ48と気液接触させる
と、燃焼排ガス流れ48中に含まれる硫黄酸物、フッ
素、重金属などが吸収塔11を循環する吸収液の流れ4
2に捕集される。
するが、そのために吸収液の流れ42中の塩素イオン濃
度を検出し、吸収液中の塩素イオン濃度が所定濃度1
0,000〜40,000ppmの範囲に維持されるよ
うに運用する。この吸収液中の塩素イオン濃度は基礎実
験から決定されたもので、40,000ppm程度に吸
収液中の塩素イオン濃度を維持することにより特別の支
障なく運用できる。
ppm程度以上になると石灰石の溶解速度は低下し始め
る。従って、この塩素イオン濃度は吸収塔11を円滑に
運用するための限界の濃度指標と言える。
00ppm程度に維持するには吸収液の循環系である吸
収液の流れ42の一部を流れ34から抜き出し、流れ4
7から水の補給を行う必要がある。当然、吸収塔11の
タンク内の吸収液レベルは常時所定高さに維持する必要
があり、流れ34から抜き出した吸収液と流れ12から
蒸発水として処理ガスに同伴する水量に相当する量の水
を補給する必要がある。
れ34は石膏回収装置31に送り、流れ33から固体の
石膏32を分離回収する。石膏32を回収した残りの吸
収液の流れ35には塩素、フッ素、重金属などが含まれ
ており、図中のCで囲む濃縮塔36に導入する。濃縮塔
36では燃焼排ガス10の一部が流れ51から導入さ
れ、吸収液の流れ35と接触させる。吸収液の流れ35
は燃焼排ガス51と接触させると徐々に塩素、フッ素、
重金属などが濃縮する。
排ガス48に合流させ、吸収塔11に供給する。濃縮塔
36では流れ35からの吸収液を燃焼排ガス51と接触
させながら流れ52を循環させると塩素などが濃縮して
くる。塩素が40,000〜200,000ppmの所
定濃度に濃縮されたものを流れ52の分岐流れ38から
抜き出し、これに石炭灰と消石灰あるいはセメントなど
と混練した後に図中Bで囲む乾燥器39に導入する。
石炭灰と消石灰あるいはセメントなどの混合物が100
〜350℃の燃焼排ガス50と接触し、乾燥される。こ
の時発生する蒸発水53は燃焼排ガス48と合流し、吸
収塔11に供給される。
段階の工程で濃縮する方法であり、一段階は吸収塔内で
塩素イオンが10,000〜40,000ppmに濃縮
する工程であり、二段階は濃縮塔で塩素イオン濃度を4
0,000〜200,000ppmの濃度範囲に濃縮し
て、これに石炭灰、消石灰あるいはセメントを添加して
石炭灰固化物を生成させる方法である。
が40,000ppm以上になってくると石灰石の溶解
速度が低下するので、その塩素イオンの影響を無くすた
めに塩素イオンの緩和剤として有機酸、有機系の金属塩
を添加して一段階の濃縮工程(吸収塔11での濃縮工
程)での塩素濃度を高める実施例を説明する。
の金属塩として蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等を添
加することにより吸収液中の塩素イオン濃度が高くなっ
ても脱硫性能を一定に維持できる。図3は吸収液中の塩
素イオン濃度と脱硫率の関係を示した。図3中の曲線a
は有機系の金属塩として吸収液に500ppmの酢酸ナ
トリウムを添加したときの吸収液中の塩素イオンと脱硫
率の関係を示す。石灰石の溶解速度を低下させることな
く一定に脱硫率を維持できることが分かる。
属、フッ素処理、微生物による窒素処理及びCOD処理
等の高度処理を行ない浄化しているが、有機酸、有機系
金属塩を吸収液に添加すると、最終的には吸収液のBO
D処理が必要となる。しかし、石炭灰固化処理法との組
合せを行う場合には、脱硫排水中の有機酸あるいは有機
系の金属塩は石炭固化物に安定に固定できることからB
OD処理装置などが不要であり、吸収塔内で塩素濃度を
高め、その後に濃縮塔で塩素濃度を高める二段階の塩素
濃縮法が可能である。
酸、酢酸、蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウムを添加して
行う二段階工程の燃焼排ガスによる脱硫排水の塩素濃縮
法による石炭灰固化処理システムを図4に示した。図4
において、図1に示す装置と同一機能を奏する装置には
同一番号を付してその説明は省略する。
に50ppm〜2,000ppmの有機酸あるいは有機
系金属塩として蟻酸、酢酸、蟻酸ナトリウム、酢酸ナト
リウムの少なくとも一成分を流れ60から添加する工程
を図1に示したシステムに追加した石炭灰固化処理シス
テムの実施例である。
属塩として蟻酸、酢酸、蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウ
ムは石炭固化物に固定される。吸収液中の塩素濃度を高
めても有機酸あるいは有機系金属塩が共存する場合に図
3の実施例に示したように脱硫性能を低下させることな
く吸収塔を循環する吸収液中の塩素イオン濃度を高める
ことが可能であり、二段階塩素濃縮法による石炭灰固化
処理システムが可能であり、現在行われているような重
金属、フッ素処理、微生物による窒素化合物処理および
COD処理などの高度処理を行い浄化する必要がないの
で低コスト脱硫排水処理が実現できる。
灰石−石膏法脱硫装置から排出する脱硫排水の処理する
のに、吸収塔内で塩素イオン濃度を10,000ppm
〜40,000ppmに濃縮し、しかる後、濃縮塔に送
り塩素濃度を40,000ppm〜200,000pp
mに濃縮する際に燃焼排ガスを用いる二段階濃縮方法に
関するものであるから、従来行われていた電気透析等が
不要にできる。また、重金属、フッ素処理、微生物によ
る窒素化合物処理およびCOD処理などの高度処理を行
い浄化する必要がなく低コスト脱硫排水処理が可能であ
る。
ステムを示す。
す。
て酢酸ナトリウムを1,000ppm添加したときの吸
収塔での脱硫性能への影響を示す。
属塩を添加する脱硫排水の石炭固化処理システムを示
す。
化物
Claims (4)
- 【請求項1】 排ガスラインに設置される湿式石灰石一
石膏法による脱硫装置の吸収塔から系外に脱硫排水を排
出する脱硫排水処理法において、 吸収塔内を循環する吸収液中の塩素イオン濃度を検出
し、吸収塔からの吸収液の抜き出し量と系外からの補給
水量の調整により吸収液中の塩素イオン濃度を所定濃度
に濃縮し、吸収塔内から系外に抜き出す吸収液を石膏回
収装置に送り、石膏を分離回収した残りの吸収液を排ガ
スラインに設置する濃縮塔に送り、燃焼排ガスと接触さ
せることで該濃縮塔内の循環液中の塩素イオン濃度を設
定濃度まで濃縮させる二段階の塩素濃縮工程を備え、該
濃縮塔から抜き出した液に石炭灰、石灰、セメントの少
なくとも一物質以上を添加した後に乾燥するようにした
ことを特徴とする脱硫排水の石炭灰固化処理方法。 - 【請求項2】 吸収塔内を循環する吸収液中の塩素イオ
ン濃度の設定濃度を10,000ppm〜40,000
ppmの範囲になるように調整し、濃縮塔の循環液中の
塩素イオン濃度を40,000ppm〜200,000
ppmの範囲とする燃焼排ガスによる二段階の塩素濃縮
工程により塩素及び他の有害物を濃縮するようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の脱硫排水の石炭灰固化処
理方法。 - 【請求項3】 濃縮塔内の循環液中の塩素イオン濃度を
40,000ppm〜200,000ppmに濃縮する
ために、燃焼装置から煙突にいたる温度100℃〜35
0℃の燃焼排ガスの一部と接触させることにより濃縮
し、濃縮塔からの蒸発水は吸収塔に導入する燃焼排ガス
と合流させるようにしたことを特徴とする請求項2記載
の脱硫排水の石炭灰固化処理方法。 - 【請求項4】 吸収塔内を循環する吸収液に有機系金属
塩を添加することを特徴とする請求項1ないし3のいず
れかに記載の脱硫排水の石炭灰固化処理方法。
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JP18605295A JP3526975B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 脱硫排水の石炭灰固化処理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0929058A true JPH0929058A (ja) | 1997-02-04 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 1995-07-21 JP JP18605295A patent/JP3526975B2/ja not_active Expired - Fee Related
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