JPH09286952A - ポリエステルイミド樹脂塗料及びポリエステルイミドエナメル線 - Google Patents

ポリエステルイミド樹脂塗料及びポリエステルイミドエナメル線

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JPH09286952A
JPH09286952A JP10264796A JP10264796A JPH09286952A JP H09286952 A JPH09286952 A JP H09286952A JP 10264796 A JP10264796 A JP 10264796A JP 10264796 A JP10264796 A JP 10264796A JP H09286952 A JPH09286952 A JP H09286952A
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JP
Japan
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polyesterimide
polyester
resin
enameled wire
molecular weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP10264796A
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English (en)
Inventor
Kazunori Suzuki
和則 鈴木
Kenji Asano
健次 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温、高速で焼き付けしても粒、発泡が生じな
いポリエステルイミド樹脂塗料及びポリエステルイミド
エナメル線の提供。 【解決手段】ポリエステルイミド樹脂塗料を重量平均分
子量8,000〜12,000のポリエステルイミド樹
脂を有機溶剤に溶解して調整。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステルイミド
樹脂塗料及びポリエステルイミドエナメル線に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】第2次大戦後における高分子化学の発展
は誠に目覚ましいものがある。
【0003】エナメル線の分野においてもポリビニルホ
ルマールエナメル線、ポリウレタンエナメル線、ポリエ
ステルエナメル線、ポリエステルイミドエナメル線、ポ
リアミドイミドエナメル線、ポリイミドエナメル線等の
優れた高分子樹脂エナメル線が多数実用されてきた。
【0004】これらの実用されているエナメル線をJI
Sで定める耐熱区分で分類してみると、ビニルホルマー
ルエナメル線とポリウレタンエナメル線がA種(105
℃/20,000hrs)、ポリエステルエナメル線が
B〜F種(130℃〜155℃/20,000hr
s)、ポリエステルイミドエナメル線がF〜H種(15
5℃〜180℃/20,000hrs)、ポリアミドイ
ミドエナメル線がH〜C種(180℃〜200℃/2
0,000hrs)、ポリイミドエナメル線がC種(2
00℃〜240℃〜/20,000hrs)に区分され
ている。
【0005】従ってJISで定める耐熱区分がH種以上
に耐熱エナメル線としてはポリエステルイミドエナメル
線、ポリアミドイミドエナメル線、ポリイミドエナメル
線の3種である。
【0006】これらの内最も優れた耐熱性を有するエナ
メル線はポリイミドエナメル線であるが、その半面エナ
メル線の価格が最も高いと言う難点がある。
【0007】ポリアミドイミドエナメル線はポリイミド
エナメル線に次ぐ耐熱性を有するが、その半面エナメル
線の価格もポリイミドエナメル線に次いで高いと言う難
点がある。
【0008】これに対してポリエステルイミドエナメル
線はポリイミドエナメル線やポリアミドイミドエナメル
線より耐熱性が劣るが、その半面エナメル線の価格がこ
れら三者の中で最も安いとという特長がある。このため
ポリエステルイミドエナメル線は安価な耐熱エナメル線
として広く使用されるようになってきている。
【0009】このような訳でポリエステルイミドエナメ
ル線の製造原価を更に安くできないかと言う要求も年々
高まってきている。
【0010】さて、エナメル線の製造原価に大きく影響
するのはエナメル線塗料の塗布焼き付け速度、換言すれ
ばポリエステルイミドエナメル線の焼き付け速度である
ことが知られている。
【0011】一般に、エナメル線の焼き付け速度を上げ
るには焼き付け温度を高くして焼き付け速度をあげるこ
とが知られている。
【0012】しかしエナメル線の焼き付け速度を上げる
ために焼き付け温度を高くすると、得られるエナメル線
には高温焼き付けに伴う外観不良、例えば粒発生不良、
発泡発生不良が多発すると言う難点がある。
【0013】特に、ポリエステルイミドエナメル塗料で
はその樹脂分であるポリエステルイミド樹脂がポリエス
テル樹脂ユニットとポリイミド樹脂ユニットとを持つ樹
脂であることから、焼き付け速度を上げるために焼き付
け温度を高くすると、得られるポリエステルイミドエナ
メル線表面に粒や発泡が多発すると言う難点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に立
って為されたものであって、その目的とするところは前
記した従来技術の欠点を解消し、導体上に高温、高速で
焼き付けしても粒、発泡が生じないポリエステルイミド
樹脂塗料及びポリエステルイミドエナメル線を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、次の2点にある。
【0016】(1)樹脂分が重量平均分子量8,000
〜12,000のポリエステルイミド樹脂から成ること
を特徴とするポリエステルイミド樹脂塗料及びそれを導
体上に塗布、焼き付けして成るポリエステルイミドエナ
メル線。
【0017】(2)樹脂分が重量平均分子量8,000
〜12,000のポリエステルイミド樹脂で且つそのポ
リエステルイミド樹脂の中に占める重量平均分子量1
5,000以上のポリエステルイミド樹脂が15%以下
であることを特徴とするポリエステルイミド樹脂塗料及
びそれを導体上に塗布、焼き付けして成るポリエステル
イミドエナメル線。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明においてポリエステルイミ
ド樹脂塗料の樹脂分を重量平均分子量8,000〜1
2,000のポリエステルイミド樹脂としたのは、重量
平均分子量8,000以下の樹脂は高温、高速で焼き付
けると熱分解揮散量が急激に大きくなり、その結果ポリ
エステルイミド樹脂塗料のスタックロス率が大きくなる
ためである。
【0019】逆に、ポリエステルイミド樹脂塗料の樹脂
分を重量平均分子量12,000以上のポリエステルイ
ミド樹脂とすると塗料粘度が急激に上昇し、その結果高
温、高速で焼き付けときに粒、発泡が多発するためであ
る。
【0020】また、本発明においてポリエステルイミド
樹脂の中に占める重量平均分子量15,000以上のポ
リエステルイミド樹脂が15%以下としたのは、上と同
様に塗料粘度が急激に上昇し、その結果高温、高速で焼
き付けときに粒、発泡が多発するためである。
【0021】なお、本発明においてポリエステルイミド
樹脂塗料には必要に応じてテトラノルマルブチルチタネ
ート、フェノール樹脂、キシレン樹脂、メラミン樹脂、
エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂等を適宜配合するこ
とができる。
【0022】その場合ポリエステルイミド樹脂100重
量部に対して、テトラノルマルブチルチタネート、フェ
ノール樹脂、キシレン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂、イソシアネート樹脂等の配合量は10重量部以下が
適切である。
【0023】
【実施例】次に、本発明のポリエステルイミド樹脂塗料
及びポリエステルイミドエナメル線の実施例及び比較例
について説明する。
【0024】まず試験方法について説明する。
【0025】(分子量分布の測定)ポリエステルイミド
樹脂の分子量分布はGPC(ゲルパーミェションクロマ
トグラフェ)により測定した。
【0026】(エナメル線の塗布、焼付け)エナメル線
の塗布、焼付けは、φ1.0mmの導線上にポリエステル
イミド樹脂塗料を塗布し、それからダイスを通過させて
過剰の塗料を絞り落とし、それから炉長6mの焼き付け
炉中を通過させて焼き付けた。
【0027】この[塗料の塗布、ダイス絞り、焼き付
け]の操作は6回繰り返し行ってポリエステルイミドエ
ナメル線の所定の皮膜厚となるようにした。
【0028】(エナメル線の特性試験)エナメル線の特
性試験はJIS−C3003に従って試験した。
【0029】(スタックロス試験)塗布、焼付けに使用
したポリエステルイミド樹脂塗料中の樹脂量(g)、得
られた製造したポリエステルイミドエナメル線の皮膜量
(g)を求め、それから次式により算出した。
【0030】
【数1】
【0031】(実施例1)テレフタル酸ジメチル35.
5当量%、イミド酸9.5当量%、エチレングリコール
35.0当量%、トリス−2−ヒドロキシルエチルイソ
シアヌレート20当量%をフラスコに仕込み、触媒とし
て微量の酢酸鉛を添加し、その後窒素気流中で190〜
210℃にて反応させてポリエステルイミド樹脂を製造
した。
【0032】得られたポリエステルイミド樹脂にクレゾ
ール、ソンベントナフサの混合溶剤とを加えて溶解し、
それからその得られたポリエステルイミド樹脂溶液に硬
化促進剤としてテトラノルマルブチルチタネート4重量
部を加え、テトラノルマルブチルチタネート添加ポリエ
ステルイミド樹脂塗料とした。
【0033】次に、得られたテトラノルマルブチルチタ
ネート添加ポリエステルイミド樹脂塗料を窒素気流中で
130℃で4時間加熱攪拌することにより分子量分布を
調整した樹脂分40%の実施例1のポリエステルイミド
樹脂塗料とした。
【0034】図1はこの得られた実施例1のポリエステ
ルイミド樹脂塗料の中のポリエステルイミド樹脂の分子
量分布を示したグラフである。
【0035】次に、この実施例1のポリエステルイミド
樹脂塗料をφ1.0mmの導線上に塗布、絞り、それから
炉温500℃、線速30m/minで焼き付けすること
により実施例1のポリエステルイミドエナメル線とし
た。
【0036】(実施例2)実施例1のポリエステルイミ
ド樹脂塗料をφ1.0mmの導線上に塗布、絞り、それか
ら炉温500℃、線速25m/minで焼き付けするこ
とにより実施例2のポリエステルイミドエナメル線とし
た。
【0037】(比較例1)テレフタル酸ジメチル35.
5当量%、イミド酸9.5当量%、エチレングリコール
35.0当量%、トリス−2−ヒドロキシルエチルイソ
シアヌレート20当量%をフラスコに仕込み、触媒とし
て微量の酢酸鉛を添加し、その後窒素気流中で190〜
210℃にて反応させてポリエステルイミド樹脂を製造
した。
【0038】得られたポリエステルイミド樹脂にクレゾ
ール、ソンベントナフサの混合溶剤とを加えて溶解し、
それからその得られたポリエステルイミド樹脂溶液に硬
化促進剤としてテトラノルマルブチルチタネート4重量
部を加え、テトラノルマルブチルチタネート添加ポリエ
ステルイミド樹脂塗料とした。
【0039】次に、得られたテトラノルマルブチルチタ
ネート添加ポリエステルイミド樹脂塗料は、実施例1の
場合のような加熱攪拌による分子量分布調整を省略して
樹脂分40%の比較例1のポリエステルイミド樹脂塗料
とした。
【0040】図2はこの得られた比較例1のポリエステ
ルイミド樹脂塗料の中のポリエステルイミド樹脂の分子
量分布を示したグラフである。
【0041】次に、この比較例1のポリエステルイミド
樹脂塗料をφ1.0mmの導線上に塗布、絞り、それから
炉温500℃、線速30m/minで焼き付けすること
により実施例1のポリエステルイミドエナメル線とし
た。
【0042】(比較例2)比較例1のポリエステルイミ
ド樹脂塗料をφ1.0mmの導線上に塗布、絞り、それか
ら炉温500℃、線速25m/minで焼き付けするこ
とにより比較例2のポリエステルイミドエナメル線とし
た。
【0043】(比較例3)テレフタル酸ジメチル35.
5当量%、イミド酸9.5当量%、エチレングリコール
35.0当量%、トリス−2−ヒドロキシルエチルイソ
シアヌレート20当量%をフラスコに仕込み、触媒とし
て微量の酢酸鉛を添加し、その後窒素気流中で190〜
210℃にて反応させてポリエステルイミド樹脂を製造
した。
【0044】得られたポリエステルイミド樹脂にクレゾ
ール、ソンベントナフサの混合溶剤とを加えて溶解し、
それからその得られたポリエステルイミド樹脂溶液に硬
化促進剤としてテトラノルマルブチルチタネート6重量
部を加え、テトラノルマルブチルチタネート添加ポリエ
ステルイミド樹脂塗料とした。
【0045】次に、得られたテトラノルマルブチルチタ
ネート添加ポリエステルイミド樹脂塗料を窒素気流中で
170℃で4時間加熱攪拌することにより分子量分布を
調整した樹脂分40%の比較例3のポリエステルイミド
樹脂塗料とした。
【0046】図3はこの得られた比較例3のポリエステ
ルイミド樹脂塗料の中のポリエステルイミド樹脂の分子
量分布を示したグラフである。
【0047】次に、この比較例3のポリエステルイミド
樹脂塗料をφ1.0mmの導線上に塗布、絞り、それから
炉温500℃、線速30m/minで焼き付けすること
により比較例3のポリエステルイミドエナメル線とし
た。
【0048】(比較例4)比較例3のポリエステルイミ
ド樹脂塗料をφ1.0mmの導線上に塗布、絞り、それか
ら炉温500℃、線速25m/minで焼き付けするこ
とにより比較例4のポリエステルイミドエナメル線とし
た。
【0049】(エナメル線の試験結果)表1はエナメル
線の試験結果を示したものである。
【0050】
【表1】
【0051】重量平均分子量が本発明の上限を越えた1
3,000のポリエステルイミド樹脂で且つ重量平均分
子量15,000以上のポリエステルイミド樹脂が本発
明の上限を越えた20%の比較例1及び2のポリエステ
ルイミドエナメル線は、粒、発泡が多発しした。
【0052】また、重量平均分子量が本発明の下限を下
回る7,000のポリエステルイミド樹脂の比較例3及
び4のポリエステルイミドエナメル線は、高温、高速焼
付けにより分解揮散する量が多く、その結果スタックロ
スが大きかった。
【0053】これらに対して樹脂分が重量平均分子量
8,000〜12,000のポリエステルイミド樹脂で
且つ該ポリエステルイミド樹脂の中に占める重量平均分
子量15,000以上のポリエステルイミド樹脂が15
%以下の実施例1及び実施例2のポリエステルイミドエ
ナメル線は、高温、高速焼付けしてもスタックロスが小
さく、しかも得られたポリエステルイミドエナメル線の
表面には粒、発泡がなく、それにより表示はしなかった
が機械的特性、電気的特性、化学的特性等を顕著に向上
することができた。
【0054】
【発明の効果】本発明のポリエステルイミド樹脂塗料及
びポリエステルイミドエナメル線は高温、高速焼付けし
てもスタックロスが小さく、しかも得られたポリエステ
ルイミドエナメル線の表面には粒、発泡がなく、それに
より機械的特性、電気的特性、化学的特性等を顕著に向
上することができるものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2のポリエステルイミド樹
脂塗料の中のポリエステルイミド樹脂の分子量分布を示
したグラフである。
【図2】比較例1、2のポリエステルイミド樹脂塗料の
中のポリエステルイミド樹脂の分子量分布を示したグラ
フである。
【図3】比較例3、4のポリエステルイミド樹脂塗料の
中のポリエステルイミド樹脂の分子量分布を示したグラ
フである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量平均分子量8,000〜12,000
    のポリエステルイミド樹脂を有機溶剤に溶解して成るこ
    とを特徴とするポリエステルイミド樹脂塗料。
  2. 【請求項2】重量平均分子量8,000〜12,000
    で且つ全樹脂の中に占める重量平均分子量15,000
    以上の樹脂が15%以下であるポリエステルイミド樹脂
    を有機溶剤に溶解して成ることを特徴とするポリエステ
    ルイミド樹脂塗料。
  3. 【請求項3】導体上にポリエステルイミド樹脂塗料を塗
    布焼き付けして成るポリエステルイミドエナメル線にお
    いて、前記ポリエステルイミド樹脂塗料中のポリエステ
    ルイミド樹脂は重量平均分子量が8,000〜12,0
    00のものであることを特徴とするポリエステルイミド
    エナメル線。
  4. 【請求項4】導体上にポリエステルイミド樹脂塗料を塗
    布焼き付けして成るポリエステルイミドエナメル線にお
    いて、前記ポリエステルイミド樹脂塗料中のポリエステ
    ルイミド樹脂は重量平均分子量が8,000〜12,0
    00で且つ該ポリエステルイミド樹脂の中に占める重量
    平均分子量15,000以上のポリエステルイミド樹脂
    が15%以下であることを特徴とするポリエステルイミ
    ドエナメル線。
JP10264796A 1996-04-24 1996-04-24 ポリエステルイミド樹脂塗料及びポリエステルイミドエナメル線 Pending JPH09286952A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513674A (ja) * 2006-12-22 2010-04-30 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 新規ポリエステルアミドイミド及びポリエステルアミドをベースとする自己融着エナメル

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JP2010513674A (ja) * 2006-12-22 2010-04-30 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 新規ポリエステルアミドイミド及びポリエステルアミドをベースとする自己融着エナメル

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