JPH09286545A - 紙葉搬送路 - Google Patents

紙葉搬送路

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JPH09286545A
JPH09286545A JP10047896A JP10047896A JPH09286545A JP H09286545 A JPH09286545 A JP H09286545A JP 10047896 A JP10047896 A JP 10047896A JP 10047896 A JP10047896 A JP 10047896A JP H09286545 A JPH09286545 A JP H09286545A
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shaft
paper sheet
guide
paper
traveling
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、かつ、搬送ベルト間のガイドと
しての所望の性能を発揮できる走行ガイドを備えた紙葉
搬送路を提供する。 【解決手段】 紙葉21の搬送方向に隣接する搬送用プ
ーリ5,6のシャフト9,10を連結するように板状の
走行ガイド13を設ける。この走行ガイド13は、紙葉
搬送路の幅に合わせて各搬送用プーリの間やサイドガイ
ドと搬送用プーリの間に同じ形状のものを並べて設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行や郵便局等で
扱われる紙幣や単票、証書、OCR用紙等の紙葉を処理
する装置内に設けられた紙葉搬送路の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の紙葉搬送路を示す斜視図
である。図において、101a,b,cは搬送ベルト、
102a,b,cは前記搬送ベルト101との間で紙葉
103の受渡しを行う搬送ベルト、104a,b,cは
前記搬送ベルト101が掛けられる搬送用プーリ、10
5a,b,cは前記搬送ベルト102が掛けられる搬送
用プーリである。
【0003】106は前記搬送用プーリ104を回転さ
せるためのシャフト、107は前記搬送用プーリ105
を回転させるためのシャフトであり、このシャフト10
6,107に搬送用プーリ104,105が図示しない
スプリングピン等により固定されている。108は走行
ガイドで、搬送ベルト101と搬送ベルト102の間に
できる隙間に設けられる。この走行ガイド108は、紙
葉搬送路の幅に合わせた長さを持ち、搬送ベルト101
と搬送ベルト102の隙間に紙葉が入り込まないように
紙葉をガイドするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の紙葉搬送路の走
行ガイドは、図10に示すように搬送ベルト間で直線的
に紙葉を受渡しするような搬送路では、板を曲げたもの
で対応可能である。しかしながら、搬送路同志が合流す
る箇所や搬送路間で急な角度が付いてしまうような場
合、板金では1枚で走行ガイドが形成できず、2枚以上
の板金を溶接する必要性が発生したりして、コストが高
いものとなったり、コストを下げようとすると、ガイド
としての性能を満足できないものとなってしまうことが
あった。
【0005】また、プラスチック樹脂で形成すること
で、溶接の手間は省くことができるが、複雑な形状のも
のを少量ずつ多種類作る必要があるので、コストを下げ
ることはできないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、搬送用プーリにベルトを掛けて該ベル
トにより紙葉を搬送したり、搬送用ローラにより紙葉を
搬送する紙葉搬送路において、紙葉の搬送方向に隣接す
る搬送用プーリや搬送用ローラのシャフトの間を連結す
るように板状の走行ガイドを設け、かつ、紙葉搬送路の
幅に合わせて、同じ形状の走行ガイドを紙葉の搬送方向
に対して左右方向に並べたことを特徴とする。
【0007】そして、前記走行ガイドの一方のシャフト
を支持する箇所は、該シャフトの径よりわずかに大きい
径を持つ穴とし、他方のシャフトを支持する箇所は、紙
葉の搬送方向はシャフトの径より大きい長さを持ち、紙
葉の厚み方向はシャフトの径よりわずかに大きい長さを
持つ長穴とする。なお、上述したシャフトの径よりわず
かに大きい径の穴とは、該シャフトが滑らかに回転でき
る程度にシャフトに対して寸法差を持たせた径の穴であ
る。
【0008】また、上述した長手方向にシャフトの径よ
り大きい長さを持った長穴とは、走行ガイドで連結され
る2本のシャフト間ピッチ誤差を吸収できる長さを持っ
た長穴である。ここで、この長穴の短手方向の長さは、
シャフトが滑らかに回転できる程度に該シャフトに対し
て寸法差を持たせてある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の紙葉搬送路の第1
の実施の形態を示す斜視図、図2は図1に示す第1の実
施の形態の紙葉搬送路の側面図である。なお、紙葉搬送
路は、紙葉を搬送ベルトで挟み込んで搬送するものであ
るが、図1では挟み込む一方の側の搬送ベルトおよびそ
れに付随するプーリ等は図示していない。
【0010】図において、1(1a,1b,1c)は搬
送ベルト、2(2a,2b,2c)は前記搬送ベルト1
との間で紙葉21の受渡しを行う搬送ベルト、3は前記
搬送ベルト1と対向配置される搬送ベルト、4は前記搬
送ベルト2と対向配置される搬送ベルトである。5(5
a,5b,5c)は前記搬送ベルト1が掛けられる搬送
用プーリ、6(6a,6b,6c)は前記搬送ベルト2
が掛けられる搬送用プーリ、7は前記搬送ベルト3が掛
けられる搬送用プーリ、8は前記搬送ベルト4が掛けら
れる搬送用プーリである。
【0011】なお、上側の搬送ベルト3,4も、下側の
搬送ベルト1,2と同様に3本ずつ設けられ、搬送用プ
ーリ7,8も3個ずつ設けられる。9は前記搬送用プー
リ5を回転させるためのシャフト、10は前記搬送用プ
ーリ6を回転させるためのシャフト、11は前記搬送用
プーリ7を回転させるためのシャフト、12は前記搬送
用プーリ8を回転させるためのシャフトであり、このシ
ャフト9,10,11,12に搬送用プーリ5,6,
7,8が図示しないスプリングピン等により固定されて
いる。
【0012】搬送ベルト1は、搬送用プーリ5と図示し
ない搬送用プーリとの間にそれぞれ伸ばして張られてお
り、図示しない動力用モータより伝達された回転がシャ
フト9に伝達され、搬送ベルト1が周回するようになっ
ている。同様に、搬送ベルト2は、搬送用プーリ6と図
示しない搬送用プーリとの間にそれぞれ伸ばして張られ
ており、図示しない動力用モータより伝達された回転が
シャフト10に伝達され、搬送ベルト2が周回するよう
になっている。
【0013】なお、搬送ベルト3,4も同様に駆動され
るようになっている。13は板状の走行ガイドで、搬送
用プーリ5a,6aと搬送用プーリ5b,6bの間、搬
送用プーリ5b,6bと搬送用プーリ5c,6cの間、
そして、搬送用プーリ5a,6aと搬送用プーリ5c,
6cと図示しないサイドフレームとの間で、シャフト9
とシャフト10を連結するように設けられる。この走行
ガイド13は、紙葉の搬送方向に対して平行に延在して
シャフト9とシャフト10を連結し、かつ、シャフト9
およびシャフト10に対して直角に取り付けられる。
【0014】この走行ガイド13のシャフト10に支持
される側は、該シャフト10の径よりわずかに大きい径
の穴13aが開けられ、この穴13aにシャフト10を
通して走行ガイド13の一方の側を支持している。ま
た、走行ガイド13のシャフト9に支持される側は、搬
送ベルト1の伸張方向には該シャフト9の径より余裕を
持たせた長さを持ち、搬送ベルト1上を搬送される紙葉
21の厚み方向にはシャフト9の径よりわずかに大きい
長さを持った長穴13bが開けられ、この長穴13bに
シャフト9を通して走行ガイド13の他方の側を支持し
ている。
【0015】ここで、上述した穴13aの径は、シャフ
ト10が滑らかに回転できる程度に該シャフト10に対
して寸法差を持たせた径である。また、長穴13bの長
手方向の長さは、走行ガイド13で連結される2本のシ
ャフト9,10間ピッチ誤差をシャフト9が長穴13b
の中を動くことで吸収できる長さである。なお、この長
穴13bの短手方向の長さは、シャフト9が滑らかに回
転できる程度に該シャフト9に対して寸法差を持たせて
ある。
【0016】これにより、シャフト9およびシャフト1
0は滑らかに回転可能である。シャフト9およびシャフ
ト10は、搬送ベルト1,2上を搬送される紙葉21の
厚みを吸収するために、該紙葉21の厚み方向に移動可
能であり、シャフト9やシャフト10が移動する際、走
行ガイド13はシャフト9およびシャフト10を支点に
回転することになる。この時、シャフト9とシャフト1
0の間隔が変化するが、シャフト9側を長穴13bで支
持しているので、間隔の変化を吸収することができる。
【0017】このように、走行ガイド13は、シャフト
9およびシャフト10に対して、搬送される紙葉の厚み
方向にはガタが出ず、かつシャフト9および10の紙葉
の厚み方向への移動の妨げにならないようになってい
る。なお、搬送ベルト1,2と対向する搬送ベルト3,
4側にもシャフト11とシャフト12との間を連結する
ように走行ガイド13が設けられ、シャフト11,12
と走行ガイド13の関係はシャフト9,10と走行ガイ
ド13の関係と同じである。
【0018】ここで、走行ガイド13のガイド面13c
は、紙葉との接触面であり、搬送されてくる紙葉が突き
当たらないように両端を斜めに切り落としておき、か
つ、表面を滑らかにつなげ、バリ等をなくし、摩擦係数
が小さくなるようにする必要がある。また、穴13a,
長穴13bは、シャフト9,10が高速に回転しても摩
耗しないようにする必要がある。このため、走行ガイド
13は、高摺動性材料でしかも耐摩耗性のあるプラスチ
ック樹脂で形成する。
【0019】なお、図1では、搬送ベルトを3本がけと
し、走行ガイドを4個使用しているが、搬送ベルトを2
本がけとし、走行ガイドを3個としてもよい。また、搬
送ベルトの数はこれに限るものではない。さらに、走行
ガイドの数を増やしても減らしてもよい。次に、上述し
た本発明の紙葉搬送路の第1の実施の形態における紙葉
の搬送動作について説明する。
【0020】図示しない動力用モータを回転させて、シ
ャフト9,10,11,12を矢印a方向に回転させる
と、搬送ベルト1,2,3,4の紙葉搬送面が矢印b方
向に周回を開始し、紙葉21も矢印b方向に搬送され
る。搬送ベルト1と搬送ベルト2の間、および搬送ベル
ト3と搬送ベルト4の間には隙間があるが、走行ガイド
13がシャフト9とシャフト10の間、およびシャフト
11とシャフト12の間を連結するように設けられてい
るので、搬送される紙葉21は、この搬送ベルトの隙間
の箇所では走行ガイド13のガイド面13cによってガ
イドされて、搬送ベルト間の隙間に入り込むことなく隣
接する搬送ベルトへと受け渡される。なお、シャフト
9,10,11,12を矢印c方向に回転させた場合
は、紙葉21は矢印d方向に搬送され、このときも、搬
送される紙葉21は、搬送ベルトの隙間の箇所では走行
ガイド13のガイド面13cによってガイドされて、搬
送ベルト間の隙間に入り込むことなく隣接する搬送ベル
トへと受け渡される。
【0021】以上説明したように、本発明の紙葉搬送路
の第1の実施の形態によれば、搬送用プーリのシャフト
の間を連結するように走行ガイドを設けることとし、か
つ同じ形状の走行ガイドを複数用いて、紙葉の搬送方向
に対する左右方向の幅に対応するようにしたので、個々
の走行ガイドの形状は単純なものとすることができ、か
つ一体成形化するよりもフレキシビリティに富み、搬送
ベルト間の位置関係の違いに容易に対応でき、しかも量
産効果が共通化により発生するので、低コスト化も期待
できる。
【0022】図3は本発明の紙葉搬送路の第2の実施の
形態を示す斜視図、図4は図3に示す第2の実施の形態
の紙葉搬送路の側面図である。図1および図2に示す第
1の実施の形態では、1本の紙葉搬送路について説明し
たが、この図3および図4に示す第2の実施の形態で
は、2本の搬送路を1本に合流させる紙葉搬送路につい
て説明する。
【0023】図において、1(1a,1b,1c),2
(2a,2b,2c)は搬送ベルト、3は前記搬送ベル
ト1と対向配置される搬送ベルト、4は前記搬送ベルト
2と対向配置される搬送ベルトである。14,15は前
記搬送ベルト1,3の組で構成される搬送路および搬送
ベルト2,4の組で構成される搬送路を搬送される紙葉
21を受けてこれを搬送する搬送ベルトである。
【0024】5(5a,5b,5c)は前記搬送ベルト
1が掛けられる搬送用プーリ、6(6a,6b,6c)
は前記搬送ベルト2が掛けられる搬送用プーリ、7は前
記搬送ベルト3が掛けられる搬送用プーリ、8は前記搬
送ベルト4が掛けられる搬送用プーリ、16は前記搬送
ベルト14が掛けられる搬送用プーリ、17は前記搬送
ベルト15が掛けられる搬送用プーリである。
【0025】なお、搬送ベルト1,2と対向する搬送ベ
ルト3,4も、該搬送ベルト1,2と同様に3本ずつ設
けられ、搬送用プーリ7,8も3個ずつ設けられる。ま
た、搬送ベルト14,15も3本ずつ設けられ、搬送用
プーリ16,17も3個ずつ設けられる。9は前記搬送
用プーリ5を回転させるためのシャフト、10は前記搬
送用プーリ6を回転させるためのシャフト、11は前記
搬送用プーリ7を回転させるためのシャフト、12は前
記搬送用プーリ8を回転させるためのシャフト、18は
前記搬送用プーリ16を回転させるためのシャフト、1
9は前記搬送用プーリ17を回転させるためのシャフト
であり、このシャフト9,10,11,12,18およ
び19に搬送用プーリ5,6,7,8,16および17
が図示しないスプリングピン等により固定されている。
【0026】搬送ベルト1は、搬送用プーリ5と図示し
ない搬送用プーリとの間にそれぞれ伸ばして張られてお
り、図示しない動力用モータより伝達された回転がシャ
フト9に伝達され、搬送ベルト1が周回するようになっ
ている。同様に、搬送ベルト2は、搬送用プーリ6と図
示しない搬送用プーリとの間にそれぞれ伸ばして張られ
ており、図示しない動力用モータより伝達された回転が
シャフト10に伝達され、搬送ベルト2が周回するよう
になっている。
【0027】なお、搬送ベルト3,4,14そして15
も同様に駆動されるようになっている。13Pは走行ガ
イドで、搬送用プーリ5a,6aと搬送用プーリ5b,
6bの間、搬送用プーリ5b,6bと搬送用プーリ5
c,6cの間、そして、搬送用プーリ5a,6aと搬送
用プーリ5c,6cと図示しないサイドフレームとの間
で、シャフト9とシャフト10を連結するように設けら
れる。
【0028】この走行ガイド13Pのシャフト10に支
持される側は、該シャフト10の径よりわずかに大きい
径の穴13aが開けられ、この穴13aにシャフト10
を通して走行ガイド13の一方の側を支持している。ま
た、走行ガイド13Pのシャフト9に支持される側は、
搬送ベルト1上を搬送される紙葉21の搬送方向にはシ
ャフト9の径より余裕を持たせた長さを持ち、紙葉21
の厚み方向にはシャフト9の径よりわずかに大きい長さ
を持った長穴13bが開けられ、この長穴13bにシャ
フト9を通して走行ガイド13の他方の側を支持してい
る。
【0029】ここで、上述した穴13aの径は、シャフ
ト10が滑らかに回転できる程度に該シャフト10に対
して寸法差を持たせた径である。また、長穴13bの長
手方向の長さは、走行ガイド13Pで連結される2本の
シャフト9,10間ピッチ誤差をシャフト9が長穴13
bの中を動くことで吸収できる長さである。なお、この
長穴13bの短手方向の長さは、シャフト9が滑らかに
回転できる程度に該シャフト9に対して寸法差を持たせ
てある。これにより、シャフト9およびシャフト10は
滑らかに回転可能である。
【0030】シャフト9およびシャフト10は、搬送ベ
ルト1,2上を搬送される紙葉21の厚みを吸収するた
めに、該紙葉21の厚み方向に移動可能であり、シャフ
ト9やシャフト10が移動する際、走行ガイド13Pは
シャフト9およびシャフト10を支点に回転することに
なる。この時、シャフト9とシャフト10の間隔が変化
するが、シャフト9側を長穴13bで支持しているの
で、間隔の変化を吸収することができる。
【0031】このように、走行ガイド13Pは、シャフ
ト9およびシャフト10に対して、搬送される紙葉の厚
み方向にはガタが出ず、かつシャフト9および10の紙
葉の厚み方向への移動の妨げにならないようになってい
る。なお、搬送ベルト2が掛けられた搬送用プーリ7の
シャフト11と搬送ベルト14が掛けられた搬送用プー
リ16のシャフト18との間、および搬送ベルト4が掛
けられた搬送用プーリ8のシャフト12と搬送ベルト1
5が掛けられた搬送用プーリ17のシャフト19との間
を連結するように走行ガイド13Q,Rが設けられ、シ
ャフト11,18と走行ガイド13Qの関係およびシャ
フト12,19と走行ガイド13Rの関係はシャフト
9,10と走行ガイド13Pの関係と同じである。
【0032】ここで、走行ガイド13P,Q,Rのガイ
ド面は、紙葉との接触面であり、搬送されてくる紙葉が
突き当たらないように両端を斜めに切り落としておき、
かつ、表面を滑らかにつなげ、バリ等をなくし、摩擦係
数が小さくなるようにする必要がある。また、穴13
a,長穴13bは、シャフト9,10が高速に回転して
も摩耗しないようにする必要がある。このため、走行ガ
イド13P,Q,Rは、高摺動性材料でしかも耐摩耗性
のあるプラスチック樹脂で形成する。
【0033】このとき、走行ガイド13Pのガイド面1
3Pcは、搬送ベルト1,3に挟まれて搬送される紙葉
を搬送ベルト14,15の間に送り、かつ、搬送ベルト
2,4に挟まれて搬送される紙葉を搬送ベルト14,1
5の間に送れるように、頂点が尖った三角形の形状を有
する。また、この走行ガイド13Pに対向する走行ガイ
ド13Q,Rのガイド面13Qc,Rcは、頂点が丸ま
った三角形の形状を有する。
【0034】なお、第1の実施の形態と同様に、図3で
は、搬送ベルトを3本がけとし、走行ガイドを4個使用
しているが、搬送ベルトを2本がけとし、走行ガイドを
3個としてもよい。また、搬送ベルトの数はこれに限る
ものではない。さらに、走行ガイドの数を増やしても減
らしてもよい。次に、上述した本発明の紙葉搬送路の第
2の実施の形態における紙葉の搬送動作について説明す
る。
【0035】図示しない動力用モータを回転させて、シ
ャフト9,10,11,12,18および19を矢印a
方向に回転させると、搬送ベルト1,2,3,4,14
および15の紙葉搬送面が矢印b方向に周回を開始し、
紙葉21も矢印b方向に搬送される。搬送ベルト1と搬
送ベルト3に挟まれて搬送される紙葉21は、走行ガイ
ド13Pのガイド面13Pcの形状および走行ガイド1
3Qのガイド面13Qcの形状に沿って搬送ベルト14
と搬送ベルト15の間にガイドされ、該搬送ベルト14
と搬送ベルト15に挟まれて搬送される。また、搬送ベ
ルト2と搬送ベルト4に挟まれて搬送される紙葉21
は、走行ガイド13Pのガイド面13Pcの形状および
走行ガイド13Rのガイド面13Rcの形状に沿って搬
送ベルト14と搬送ベルト15の間にガイドされ、該搬
送ベルト14と搬送ベルト15に挟まれて搬送される。
【0036】以上説明したように、本発明の紙葉搬送路
の第2の実施の形態によれば、搬送用プーリのシャフト
の間を連結するように走行ガイドを設けることとし、か
つ同じ形状の走行ガイドを複数用いて、紙葉の搬送方向
に対する左右方向の幅に対応するようにしたので、図
3,図4に示すように2本の搬送路を1本に合流させる
ような複雑な紙葉搬送路であっても、個々の走行ガイド
の形状は単純なものとすることができる。
【0037】図5は本発明の紙葉搬送路の第3の実施の
形態を示す斜視図、図6は図5に示す第3の実施の形態
の紙葉搬送路の側面図である。図1,図2に示す第1の
実施の形態および図3,図4に示す第2の実施の形態で
は、紙葉搬送路は搬送ベルトを対向配置して形成するも
のとしたが、搬送ローラを対向配置したり、搬送ベルト
と搬送ローラを対向配置するものとしてもよい。この第
3の実施の形態では、搬送ベルトと搬送ローラを対向配
置したものについて説明する。
【0038】図において、1(1a,1b,1c)は搬
送ベルト、2(2a,2b,2c)は前記搬送ベルト1
との間で紙葉21の受渡しを行う搬送ベルトである。5
(5a,5b,5c)は前記搬送ベルト1が掛けられる
搬送用プーリ、6(6a,6b,6c)は前記搬送ベル
ト2が掛けられる搬送用プーリである。22は前記搬送
ベルト1と対向配置される搬送用ローラ、23は前記搬
送ベルト2と対向配置される搬送用ローラである。な
お、これら搬送用ローラ22,23は搬送ベルト1,2
に対応して3個ずつ設けられる。
【0039】9は前記搬送用プーリ5を回転させるため
のシャフト、10は前記搬送用プーリ6を回転させるた
めのシャフト、24は前記搬送用ローラ22を回転させ
るためのシャフト、25は前記搬送用ローラ23を回転
させるためのシャフトであり、このシャフト9,10,
24,25に搬送用プーリ5,6,搬送用ローラ22,
23が図示しないスプリングピン等により固定されてい
る。
【0040】搬送ベルト1は、搬送用プーリ5と図示し
ない搬送用プーリとの間にそれぞれ伸ばして張られてお
り、図示しない動力用モータより伝達された回転がシャ
フト9に伝達され、搬送ベルト1が周回するようになっ
ている。同様に、搬送ベルト2は、搬送用プーリ6と図
示しない搬送用プーリとの間にそれぞれ伸ばして張られ
ており、図示しない動力用モータより伝達された回転が
シャフト10に伝達され、搬送ベルト2が周回するよう
になっている。
【0041】26は走行ガイドで、搬送用プーリ5a,
6aと搬送用プーリ5b,6bの間、搬送用プーリ5
b,6bと搬送用プーリ5c,6cの間、そして、搬送
用プーリ5a,6aと搬送用プーリ5c,6cと図示し
ないサイドフレームとの間で、シャフト9とシャフト1
0を連結するように設けられる。この走行ガイド26の
シャフト9に支持される側は、ラジアルボールベアリン
グ27等の軸受けを介してシャフト9に走行ガイド26
を支持しており、ラジアルボールベアリング27は走行
ガイド26にはめ込まれている。
【0042】また、走行ガイド26のシャフト10に支
持される側も、ラジアルボールベアリング28を介して
シャフト10に走行ガイド26を支持しているが、走行
ガイド26のラジアルボールベアリング28を支持する
箇所には、搬送ベルト1上を搬送される紙葉21の厚み
の方向に対して搬送方向の長さを長くした長穴26aを
開けて、この長穴26aでラジアルボールベアリング2
8を支持する。
【0043】この長穴26aの長手方向の長さは、走行
ガイド26で連結される2本のシャフト9,10間ピッ
チ誤差をシャフト10を支持するラジアルボールベアリ
ング28が長穴26aの中を動くことで吸収できる長さ
である。また、この長穴26aの短手方向の長さは、ラ
ジアルボールベアリング28が長穴26aの長手方向に
滑らかに移動でき、かつ、シャフト10の回転に同期し
てラジアルボールベアリング28の外輪が回転してしま
わないような長さとする。これにより、シャフト9およ
びシャフト10は滑らかに回転可能である。
【0044】シャフト9およびシャフト10は、搬送ベ
ルト1,2上を搬送される紙葉21の厚みを吸収するた
めに、該紙葉21の厚み方向に移動可能であり、シャフ
ト9やシャフト10が移動する際、走行ガイド26はシ
ャフト9およびシャフト10を支点に回転することにな
る。この時、シャフト9とシャフト10の間隔が変化す
るが、ラジアルボールベアリング28を長穴26aで支
持しているので、間隔の変化を吸収することができる。
【0045】このように、走行ガイド26は、シャフト
9およびシャフト10に対して、搬送される紙葉の厚み
方向にはガタが出ず、かつシャフト9および10の紙葉
の厚み方向への移動の妨げにならないようになってい
る。30は走行ガイドで、シャフト24とシャフト25
を連結するように設けられる。
【0046】この走行ガイド30のシャフト24に支持
される側は、ラジアルボールベアリング31を介してシ
ャフト24に走行ガイド30を支持しており、ラジアル
ボールベアリング31は走行ガイド30にはめ込まれて
いる。また、走行ガイド30のシャフト25に支持され
る側も、ラジアルボールベアリング32を介してシャフ
ト25に走行ガイド30を支持しているが、走行ガイド
30のラジアルボールベアリング32を支持する箇所に
は、搬送ベルト1上を搬送される紙葉21の厚みの方向
に対して搬送方向の長さを長くした長穴30aを開け
て、この長穴30aでラジアルボールベアリング32を
支持する。
【0047】この長穴30aの長手方向の長さは、走行
ガイド30で連結される2本のシャフト24,25間ピ
ッチ誤差をシャフト25を支持するラジアルボールベア
リング32が長穴30aの中を動くことで吸収できる長
さである。また、この長穴30aの短手方向の長さは、
ラジアルボールベアリング32が長穴30aの長手方向
に滑らかに移動でき、かつ、シャフト25の回転に同期
してラジアルボールベアリング32の外輪が回転してし
まわないような長さとする。これにより、シャフト24
およびシャフト25は滑らかに回転可能である。
【0048】シャフト24およびシャフト25は、搬送
ベルト1,2上を搬送される紙葉21の厚みを吸収する
ために、該紙葉21の厚み方向に移動可能であり、シャ
フト9やシャフト10が移動する際、走行ガイド30は
シャフト24およびシャフト25を支点に回転すること
になる。この時、シャフト24とシャフト25の間隔が
変化するが、ラジアルボールベアリング32を長穴30
aで支持しているので、間隔の変化を吸収することがで
きる。
【0049】このように、走行ガイド30は、シャフト
24およびシャフト25に対して、搬送される紙葉の厚
み方向にはガタが出ず、かつシャフト24および25の
紙葉の厚み方向への移動の妨げにならないようになって
いる。ここで、走行ガイド26のガイド面26bおよび
走行ガイド30のガイド面30bは、紙葉との接触面で
あり、搬送されてくる紙葉が突き当たらないように両端
を斜めに切り落としておき、かつ、表面を滑らかにつな
げ、バリ等をなくし、摩擦係数が小さくなるようにする
必要がある。このとき、各シャフトをラジアルボールベ
アリングで支持することで、第1の実施の形態や第2の
実施の形態で用いたプラスチック樹脂でなく、板金で形
成可能となる。なお。第1の実施の形態や第2の実施の
形態のように、搬送ベルトを対向配置した紙葉搬送路に
おいても、各シャフトをラジアルボールベアリング等の
軸受けで支持することとすれば、走行ガイドを板金で形
成できる。また、第3の実施の形態において、走行ガイ
ドをプラスチック樹脂とすれば、ラジアルボールベアリ
ング等の軸受けを介在させない構造とすることができ
る。
【0050】次に、上述した本発明の紙葉搬送路の第3
の実施の形態における紙葉の搬送動作について説明す
る。図示しない動力用モータを回転させて、シャフト
9,10,24,25を矢印a方向に回転させると、搬
送ベルト1,2の紙葉搬送面が矢印b方向に周回を開始
するとともに、搬送用ローラ22,23が矢印a方向に
回転し、紙葉21が矢印b方向に搬送される。搬送ベル
ト1と搬送ベルト2の間、および搬送用ローラ22と搬
送用ローラ23の間には隙間があるが、走行ガイド26
がシャフト9とシャフト10の間、走行ガイド30がシ
ャフト24とシャフト25の間を連結するように設けら
れているので、搬送される紙葉21は、この隙間の箇所
では走行ガイド26のガイド面26bおよび走行ガイド
30のガイド面30bによってガイドされて、隙間に入
り込むことなく隣接する搬送ベルトへと受け渡される。
なお、シャフト9,10,24,25を矢印c方向に回
転させた場合は、紙葉21は矢印d方向に搬送され、こ
のときも、搬送される紙葉21は、隙間の箇所では走行
ガイド26のガイド面26bおよび走行ガイド30のガ
イド面30bによってガイドされて、隙間に入り込むこ
となく隣接する搬送ベルトへと受け渡される。
【0051】以上説明したように、本発明の紙葉搬送路
の第3の実施の形態によれば、搬送用ローラのシャフト
の間を連結するように走行ガイドを設けることとし、か
つ同じ形状の走行ガイドを複数用いて、紙葉の搬送方向
に対する左右方向の幅に対応するようにしたので、図6
に示すように搬送用ローラと搬送ベルトを対向配置して
なる紙葉搬送路であっても、個々の走行ガイドの形状は
単純なものとすることができる。
【0052】また、走行ガイドとシャフトの間にラジア
ルボールベアリングを介在させることで、走行ガイドを
板金で形成できる。なお、走行ガイドとシャフトの間に
介在させる軸受けは、ラジアルボールベアリングに限る
ものではなく、樹脂製のブッシュや含油軸受け等でもよ
い。図7は本発明の紙葉搬送路の第4の実施の形態を示
す説明図で、図7(a)は走行ガイドの斜視図、図7
(b)は走行ガイドの側面図である。
【0053】なお、走行ガイド以外の構造は図1〜図6
で説明した紙葉搬送路と同じであるので、ここではその
説明を省略する。40は搬送用プーリや搬送用ローラの
シャフト41,42の間を連結するように設けられる走
行ガイドである。この走行ガイド40のシャフト41に
支持される側は、走行ガイド40のガイド面40aと反
対側の面が開口した溝40bが設けられ、この溝40b
には、シャフト41を滑らかに回転可能な状態に支持
し、かつ開口部から該シャフト41が不用意に外れない
ようにフック40cが形成される。このフック40c
は、その内径はシャフト41の径よりわずかに大きい径
を持ち、該シャフト41を滑らかに回転可能に支持する
とともに、その開口している部分はシャフト41の径よ
り小さく、通常はシャフト41が外れることはない。そ
して、組み立て等の際には、フック40cを弾性変形さ
せて、開口している部分をシャフト41の径より大きく
して、走行ガイド40に対してシャフト41を取り外し
可能にすることができる。
【0054】走行ガイド40のシャフト42に支持され
る側は、紙葉の搬送方向には該シャフト42の径より余
裕を持たせた長さを持ち、紙葉の厚み方向にはシャフト
42の径よりわずかに大きい長さを持った長穴形状で、
この長穴の端部がガイド面40aと反対側の面方向に開
口した鉤状溝40dが設けられ、この鉤状溝40dにシ
ャフト42が入っている。
【0055】なお、鉤状溝40dの長穴形状の部分の長
手方向の長さは、走行ガイド40で連結される2本のシ
ャフト41,42間ピッチ誤差をシャフト42が鉤状溝
40dの中を動くことで吸収できる長さである。また、
この鉤状溝40dの長穴形状の部分の短手方向の長さ
は、シャフト42が滑らかに回転できる程度に該シャフ
ト42に対して寸法差を持たせてある。
【0056】この第4の実施の形態の走行ガイド40
は、シャフト41およびシャフト42を支持する箇所が
ガイド面40aと反対側の面が開口した溝40bおよび
鉤状溝40dとなっているので、シャフト41,42に
対して走行ガイド40を容易に取り付けることが可能で
ある。すなわち、まず、シャフト42に対して走行ガイ
ド40の鉤状溝40dをその開口部からはめる。次に、
シャフト41と溝40bの位置を合わせ、フック40c
を弾性変形させて、その開口している部分をシャフト4
1の径より大きくして、該シャフト41に溝40bをは
める。シャフト41が所定の位置にはまると、フック4
0cの開口している部分はシャフト41の径より小さく
なり、また、シャフト42は鉤状溝40dの開口部でな
い箇所に位置しているので、シャフト41,42から走
行ガイド40は不用意に外れることはなく、シャフト4
1,42は走行ガイド40に対して回転可能である。な
お、紙葉の搬送動作については、図1〜図6で説明した
第1〜第3の実施の形態と同じである。
【0057】以上説明したように、本発明の紙葉搬送路
の第4の実施の形態によれば、搬送用プーリや搬送用ロ
ーラのシャフトの間を連結するように設ける走行ガイド
において、一方のシャフトを支持する箇所をガイド面と
反対側の面が開口した溝とし、他方のシャフトを支持す
る箇所を鉤状溝としたので、シャフトに対して走行ガイ
ドを容易に取り付けることが可能である。また、溝にフ
ックを設けたので、走行ガイドがシャフトから不用意に
外れることが防止される。
【0058】図8は本発明の紙葉搬送路の第5の実施の
形態を示す説明図で、図8(a)は走行ガイドの斜視
図、図8(b)は走行ガイドの側面図である。なお、走
行ガイド以外の構造は図1〜図6で説明した紙葉搬送路
と同じであるので、ここではその説明を省略する。45
は搬送用プーリや搬送用ローラのシャフト46,47の
間を連結するように設けられる走行ガイドである。ここ
で、シャフト46の走行ガイド45が取り付けられる位
置には、該走行ガイド45の厚みよりわずかに広い幅を
持った溝46aが設けてある。
【0059】この走行ガイド45のシャフト46に支持
される側は、該シャフト46の溝46aが設けられてい
る位置の径よりわずかに大きい幅を持ち、走行ガイド4
5のガイド面45aと反対側の面が開口した溝45bが
設けられ、この溝45bにシャフト46が入っている。
なお、この溝45bの開口部は、シャフト46の溝46
aの径より若干狭い幅とする。
【0060】また、走行ガイド45のシャフト47に支
持される側は、紙葉の搬送方向には該シャフト47の径
より余裕を持たせた長さを持ち、紙葉の厚み方向にはシ
ャフト47の径よりわずかに大きい長さを持った長穴形
状で、この長穴の端部がガイド面45aと反対側の面方
向に開口した鉤状溝45cが設けられ、この鉤状溝45
cにシャフト47が入っている。
【0061】ここで、上述した溝45bの幅は、シャフ
ト45が滑らかに回転できる程度に該シャフト46の溝
46aに対して寸法差を持たせた径である。また、鉤状
溝45cの長穴形状の部分の長手方向の長さは、走行ガ
イド45で連結される2本のシャフト46,47間ピッ
チ誤差をシャフト47が鉤状溝45cの中を動くことで
吸収できる長さである。なお、この鉤状溝45cの長穴
形状の部分の短手方向の長さは、シャフト47が滑らか
に回転できる程度に該シャフト47に対して寸法差を持
たせてある。
【0062】この第5の実施の形態の走行ガイド45
は、シャフト46およびシャフト47を支持する箇所が
ガイド面45aと反対側の面が開口した溝45bおよび
鉤状溝45cとなっているので、シャフト46,47に
対して走行ガイド45を容易に取り付けることが可能で
ある。すなわち、まず、シャフト47に対して走行ガイ
ド45の鉤状溝45cをその開口部からはめる。次に、
シャフト46の溝46aと走行ガイド45の溝45bの
位置を合わせ、溝45bの開口部からシャフト41をは
める。このとき、溝45bの開口部の幅はシャフト46
の溝46aの径より若干狭いが、走行ガイド45をプラ
スチック樹脂で形成することで、走行ガイド45を弾性
変形させながら、シャフト46に溝45bをはめること
が可能である。これにより、シャフト46,47は走行
ガイド45に対して回転可能である。なお、紙葉の搬送
動作については、図1〜図6で説明した第1〜第3の実
施の形態と同じである。
【0063】以上説明したように、本発明の紙葉搬送路
の第5の実施の形態によれば、搬送用プーリや搬送用ロ
ーラのシャフトの間を連結するように設ける走行ガイド
において、一方のシャフトを支持する箇所をガイド面と
反対側の面が開口した溝とし、他方のシャフトを支持す
る箇所を鉤状溝としたので、シャフトに対して走行ガイ
ドを容易に取り付けることが可能である。また、シャフ
トに溝を設け、この溝に走行ガイドをはめているので、
走行ガイドがシャフトのスラスト方向に移動したり、倒
れたりすることを防止可能である。
【0064】図9は本発明の紙葉搬送路の第6の実施の
形態を示す斜視図である。第1の実施の形態で説明した
走行ガイド13、第2の実施の形態で説明した走行ガイ
ド13P,Q,R、第3の実施の形態で説明した走行ガ
イド26,30、第4の実施の形態で説明した走行ガイ
ド40そして第5の実施の形態で説明した走行ガイド4
5は、例えば自動取引装置の紙幣入出金装置内の紙葉搬
送路に使われ、使われる箇所によって例えば走行ガイド
13と走行ガイド13Pといったようにその形状が異な
る。このように形の異なる走行ガイドでも、一つの型で
成形可能であり、異なる型の走行ガイドを一つの型で成
形するにあたり、装置の組み立て単位、例えばモジュー
ル単位、ユニット単位、装置単位毎に分けて、各組み立
て単位毎に1つの型で形の異なる走行ガイドが成形でき
るようにする。
【0065】図9は1つの型で形の異なる走行ガイドを
成形した一例を示し、例えばあるモジュールで走行ガイ
ド13、走行ガイド13P,Q,R、走行ガイド45を
使う場合、これを一体に成形するものとする。ここで、
各走行ガイドにおいてそのゲート部50は、ガイド面と
反対側の非紙葉接触面側にくるようにし、組み立ての際
は、このゲート部50より走行ガイドを切り離す。
【0066】以上説明したように、本発明の紙葉搬送路
の第6の実施の形態によれば、複数の走行ガイドを1つ
の型で一度に成形可能としたので、低コスト化ができ
る。このとき、ユニット単位、モジュール単位、装置単
位で形の異なる走行ガイドであっても1つの型で成形す
ることにしたので、例えばあるユニットの組み立ての際
に、必要な走行ガイドは一か所に集まっていてバラバラ
にならず、さらに、ゲート部を走行ガイドの非紙葉接触
面側にもってくることで、ゲートのバリが残っていても
紙葉走行性能上悪影響がないので、バリ取り作業を省く
ことができ、組み立て作業性が向上する。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、搬送用
プーリやローラのシャフトの間を連結するように板状の
走行ガイドを設けることとし、かつ同じ形状の走行ガイ
ドを複数用いて、紙葉の搬送方向に対する左右方向の幅
に対応するようにしたので、個々の走行ガイドの形状は
単純なものとすることができる。また、幅が異なる紙葉
搬送路であっても、走行ガイドの数で対応することがで
きるので、作成する種類を減らすことができ、単純な形
状の走行ガイドを数多く作ることで量産効果が発生する
ので、低コスト化も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉搬送路の第1の実施の形態を示す
斜視図
【図2】図1に示す第1の実施の形態の紙葉搬送路の側
面図
【図3】本発明の紙葉搬送路の第2の実施の形態を示す
斜視図
【図4】図3に示す第2の実施の形態の紙葉搬送路の側
面図
【図5】本発明の紙葉搬送路の第3の実施の形態を示す
斜視図
【図6】図5に示す第3の実施の形態の紙葉搬送路の側
面図
【図7】本発明の紙葉搬送路の第4の実施の形態を示す
説明図
【図8】本発明の紙葉搬送路の第5の実施の形態を示す
説明図
【図9】本発明の紙葉搬送路の第6の実施の形態を示す
斜視図
【図10】従来の紙葉搬送路を示す斜視図
【符号の説明】
1,2,3,4 搬送ベルト 5,6,7,8 搬送用プーリ 9,10,11,12 シャフト 13 走行ガイド 13a 穴 13b 長穴 13c ガイド面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用プーリにベルトを掛けて該ベルト
    により紙葉を搬送したり、搬送用ローラにより紙葉を搬
    送する紙葉搬送路において、 紙葉の搬送方向に隣接する搬送用プーリや搬送用ローラ
    のシャフトの間を連結するように板状の走行ガイドを設
    け、かつ、紙葉搬送路の幅に合わせて、同じ形状の走行
    ガイドを紙葉の搬送方向に対して左右方向に並べたこと
    を特徴とする紙葉搬送路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙葉搬送路において、 前記走行ガイドの一方のシャフトを支持する箇所は、該
    シャフトの径よりわずかに大きい径を持つ穴とし、他方
    のシャフトを支持する箇所は、紙葉の搬送方向はシャフ
    トの径より大きい長さを持ち、紙葉の厚み方向はシャフ
    トの径よりわずかに大きい長さを持つ長穴としたことを
    特徴とする紙葉搬送路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の紙葉搬送路にお
    いて、 前記走行ガイド全体、もしくは走行ガイドのシャフトと
    当たる部分は、高摺動性、耐熱かつ耐摩耗性のプラスチ
    ック樹脂で形成することを特徴とする紙葉搬送路。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の紙葉搬送路にお
    いて、 前記走行ガイドは軸受けを介してシャフトに支持される
    ことを特徴とする紙葉搬送路。
  5. 【請求項5】 請求項1,3または4記載の紙葉搬送路
    において、 前記走行ガイドの一方のシャフトを支持する箇所を、該
    走行ガイドの紙葉との接触面であるガイド面と反対側の
    面が開口した溝とし、他方のシャフトを支持する箇所を
    ガイド面と反対側の面が開口した鉤状溝としたことを特
    徴とする紙葉搬送路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の紙葉搬送路において、 前記溝に、シャフトを回転可能に支持し、かつシャフト
    の外れを防止する支持手段を設けたことを特徴とする紙
    葉搬送路。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の紙葉搬送路において、 前記溝に支持される側のシャフトに、走行ガイドの厚み
    よりわずかに広い幅を持った溝を設け、この溝に走行ガ
    イドの溝をはめてシャフトに走行ガイドを取り付けるこ
    とを特徴とする紙葉搬送路。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6または7
    記載の紙葉搬送路において、 前記走行ガイドは、一つの型で複数の走行ガイドを一度
    の成形することとし、かつ、一度に成形する走行ガイド
    の種類は、同じユニット、同じモジュール、同じ装置と
    いった組み立て単位毎に決めることを特徴とする紙葉搬
    送路。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の紙葉搬送路において、 各走行ガイドのガイド面と反対側の非紙葉接触面にゲー
    ト部がくるように前記走行ガイドを成形する型が作られ
    ていることを特徴とする紙葉搬送路。
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