JP2022514583A

JP2022514583A - 二層直線式選別機

Info

Publication number: JP2022514583A
Application number: JP2021535209A
Authority: JP
Inventors: 国鵬王
Original assignee: Beijing Jingdong Qianshi Technology Co Ltd
Current assignee: Beijing Jingdong Qianshi Technology Co Ltd
Priority date: 2019-01-15
Filing date: 2020-01-02
Publication date: 2022-02-14
Anticipated expiration: 2040-01-02
Also published as: EP3912935A1; EP3912935A4; JP7325513B2; US11365066B2; US20220009724A1; CN111434593A; KR20210093329A; KR102534415B1; WO2020147592A1

Abstract

本発明に係る二層直線式選別機は、搬送機構（１０）と、第１フィーディング機構（２０）と、第２フィーディング機構（３０）と、回転機構（４０）及び駆動機構（５０）とを含む。搬送機構（１０）は、リング状を有し、上層及び下層を形成するように配置され、上層での運行方向が第１方向であり、下層での運行方向が第２方向であり、第１方向は、搬送機構（１０）の一端から搬送機構（１０）の他端に向かう方向であり、第２方向は、第１方向に反対に方向である。第１フィーディング機構（２０）は、搬送機構（１０）の上層に近接するとともに、搬送機構（１０）の一端に接続される。第２上部部材機構（３０）は、搬送機構（１０）の下層に近接するとともに、搬送機構（１０）の他端に接続される。駆動機構（５０）は、駆動機構（５０）と回転機構（４０）との間で運行されるように、搬送機構（１０）を駆動させることができ、一部の荷物は第１フィーディング機構（２０）を介して搬送機構（１０）の上層に搬入され、第１方向に沿って搬送されて選別され、他の一部の荷物は第２フィーディング機構（３０）を介して搬送機構（１０）の下層に搬入され、第２方向に沿って搬送されて選別される。

Description

本願は、出願番号が２０１９１００３７０２２.８であって、出願日が２０１９年１月１５日であって、発明の名称が「二層直線式選別機」である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願の内容の全てを本願に援用する。

本発明は、物流選別の分野に関し、特に二層直線式選別機に関する。

従来技術において、選別機は、一般的には上下二層に取り巻かれた一つのリング状の搬送ベルトを備える。上層では、荷物（貨物）が搬送ベルトの一端から他端に向かって輸送されるように、搬送ベルトの外面に送り込まれて置かれている。荷物は、搬送ベルトの外面に置かれるので、上層に運行された搬送ベルトの外面が上向きになり、下層に運行された搬送ベルトの外面が下向きになり、即ち、搬送ベルトが上下逆向きになる。このように、下層に運行された搬送ベルトには荷物が載せられることができない。つまり、リング状の搬送ベルトの全体において、上層に運行された搬送ベルトのみが荷物を載置することができる。上層に位置する搬送ベルトの運行過程において、下層に位置する搬送ベルトが空転することにより、搬送ベルトが下層に位置する期間に利用できなくなる。これにより、多くの資源及び時間が無駄になり、限られた時間内に、より多くの荷物を選別することができず、選別効率が低くなってしまう。

本発明は、上記の関連技術における少なくとも一つの欠陥を克服することを主な目的とし、選別機の利用率を向上させ、選別効率を大幅に向上させることができる二層直線式選別機を提供する。

上記目的を達成するために、本発明は、搬送機構と、第１フィーディング機構と、第２フィーディング機構と、回転機構と、駆動機構とを備える二層直線式選別機を提供する。搬送機構は、リング状を有し、上層及び下層を形成するように配置され、上層での運行方向が第１方向であり、下層での運行方向が第２方向であり、第１方向は、搬送機構の一端から搬送機構の他端に向かう方向であり、第２方向は、第１方向に反対になる方向である。第１フィーディング機構は、搬送機構の上層に近接するとともに、搬送機構の一端と接続される。第２フィーディング機構は、搬送機構の下層に近接するとともに、搬送機構の他端と接続される。回転機構は、搬送機構の一端に接続される。駆動機構は、搬送機構の他端に接続される。

ここで、駆動機構は、駆動機構と回転機構との間に取り巻いて移動されるように、搬送機構を駆動することができる。一部の荷物は、第１フィーディング機構を介して搬送機構の上層に搬入され、第１方向に沿って搬送されて選別される。他の一部の荷物は、第２フィーディング機構を介して搬送機構の下層に搬入され、第２方向に沿って搬送されて選別される。

本発明は、従来技術に比べて、以下のような効果を含むことができる。本発明に係る二層直線式選別機は、搬送機構を左－中－右の構造に設計し、左右両側の構造がそれぞれ回転機構及び駆動機構に結合され、中間の構造が上下二層に区分された搬送部分になるとともに、第１フィーディング機構及び第２フィーディング機構のそれぞれに接続されるので、選別待ちの荷物を同時に搬送することができる。これにより、本発明は、従来技術における単層のみで搬送する選別機に比べて、上層及び下層にて荷物を同時に搬送することを実現できるので、選別効率を２倍に向上させ、選別機の利用率を向上させることができる。特に、場所が狭く、大きな処理能力が求められる選別センターに適用されることができる。本発明に係る二層直線式選別機は、従来技術における同じ選別量を有する選別機に比べて、占有空間を一倍減少させることができるので、設備の小型化に寄与し、製造コストを低減させることができる。

以下には、本発明の様々な目標、特徴及び利点は、添付の図面を参照して詳細に説明する本発明の好ましい実施例により、より明らかになる。図面はただ本発明の例示的な実施例に過ぎず、必ずしも比例的に応じて描画されるわけではない。図面における同一符号は、常に同じ又は類似する要素を示す。

本発明の一実施例に係る二層直線式選別機の斜視図である。本発明の一実施例に係る二層直線式選別機の側面図である。本発明の一実施例に係る二層直線式選別機の駆動機構の斜視図である。本発明の一実施例に係る二層直線式選別機の回転機構の斜視図である。本発明の一実施例に係る二層直線式選別機の回転機構の部分分解図である。本発明の一実施例に係る二層直線式選別機の回転機構及び搬送機構の部分斜視図である。本発明の一実施例に係る二層直線式選別機の駆動機構及び搬送機構の部分斜視図である。本発明の一実施例に係る二層直線式選別機のレールと搬送機構の部分斜視図である。本発明の一実施例に係る二層直線式選別機のレールと搬送機構の部分斜視図である。

以下、図面を参照しながら例示的な実施形態をより全面的に説明する。しかしながら、例示した実施形態は様々な形態で実施することができ、且つここで説明する実施形態に限定されると理解すべきではない。逆に、これらの実施形態は、本発明を全面的で完全に説明し、且つ例示的な実施形態の構想を当業者に完全に伝達するために提供するものである。また、図面において、同一又は類似の部分について同一の符号を付し、重複する説明は省略する。

実施例において、アイコンにおける他のユニットに対する一つのユニットの相対関係を説明するように、例えば「低い」又は「底部」及び「高い」又は「上部」のような相対的な用語を使用することができる。アイコンに示す装置を反転することによるその上下を逆にすると、述べられた「低い」側に位置するユニットは、「高い」側に位置するユニットになることを理解すべきである。なお、ある層が他の層又は基板「上」にある場合、他の層又は基板に「直接」に位置することを指し、又はある層が他の層又は基板にあることを指し、又は他の層と基板との間に他の層が介在することを指すことができる。

本発明は、荷物１００を搬送して選別するための二層直線式選別機を提供する。前記二層直線式選別機は、図１、図２に示すように、搬送機構１０と、第１フィーディング機構２０と、第２フィーディング機構３０と、回転機構４０と、駆動機構５０とを備える。搬送機構１０は、リング状をなし、且つ上層及び下層を形成するように配置される。上層での搬送方向が第１方向Ｄ１であり、下層での搬送方向が第２方向Ｄ２である。第１方向Ｄ１は、搬送機構１０の一端から搬送機構１０の他端に向かう方向であり、第２方向Ｄ２は、第１方向Ｄ１に反対になる方向である。第１フィーディング機構２０は、搬送機構１０の上層に近接して配置し、搬送機構１０の一端に接続する。第２フィーディング機構３０は、搬送機構１０の下層に近接して配置し、搬送機構１０の他端に接続する。回転機構４０は、搬送機構１０の一端に接続される。駆動機構５０は、搬送機構１０の他端に接続される。

ここで、駆動機構５０は、搬送機構１０が駆動機構５０と回転機構４０との間に取り巻いて移動させるように、搬送機構１０を駆動することができる。一部の荷物１００は、第１フィーディング機構２０を介して搬送機構１０の上層に搬入され、第１方向Ｄ１に搬送されて選別される。他の一部の荷物１００は、第２フィーディング機構３０を介して搬送機構１０の下層に搬入され、第２方向Ｄ２に搬送されて選別される。

従って、本発明に係る二層直線式選別機は、搬送機構１０を「左中右」構造に設計し、左右両側の構造がそれぞれ回転機構４０及び駆動機構５０に結合され、中間構造が上下二層に区分された搬送部分となり、また、第１フィーディング機構２０及び第２フィーディング機構３０のそれぞれに接続されるので、選別待ちの荷物１００を同時に搬送することができる。これにより、本発明は、従来技術における単層搬送のみの選別機に比べて、上層及び下層にて荷物を同時に搬送することを実現できるので、選別効率を２倍に向上させ、選別機の利用率を向上させることができる。特に、場所が狭く、大きな処理能力が求められる選別センターに適用される。本発明に係る二層直線式選別機は、従来技術における同じ選別量を有する選別機に比べて、占有空間を一倍減少させることができるので、設備の小型化に寄与し、製造コストを低減させることができる。

本実施例において、搬送機構１０は、図４乃至図６に示すように、複数の搬送ユニット１１と、ヒンジ部１２とを備えることができる。隣接する搬送ユニット１１がヒンジ部１２によりヒンジ結合されることによって、搬送機構１０が回転機構４０と駆動機構５０との間を囲むことが実現される。

ここで、ヒンジ部１２は、図４及び図６に示すように、一対のベース１２１と、ヒンジ軸１２２と、軸スリーブ１２３と、位置合わせ部１２４と、を備えることができる。隣接する二つの搬送ユニット１１のいずれかの一側には、ベース１２１及びヒンジ軸１２２が設けられる。ヒンジ軸１２２は、前記一対のベース１２１の間に着脱可能に接続される。ヒンジ軸１２２から離れる各ベース１２１の一側には、位置合わせ部１２４が設けられる。位置合わせ部１２４の一端は、ヒンジ軸１２２の軸方向に沿って搬送ユニット１１から突出するように設けられる。隣接する二つの搬送ユニット１１のほかの一つの一側には、軸スリーブ１２３が設けられる。ヒンジ軸１２２は、隣接する二つの搬送ユニット１１を相対的に回転可能にさせるように、軸スリーブ１２３に回転可能に嵌設される。

搬送ユニット１１の接続方式は、これに限定されるものではなく、搬送機構１０もこれに限定されるものではなく、例えば、コンベヤーベルト、チェーン等であってもよいことを説明すべきである。

本実施例において、駆動機構５０は、図１、図３、図６に示すように、搬送機構１０の他端に接続され、また、駆動カバー５１と、モータ５２と、一対の第１ターンテーブル５３と、を備えることができる。モータ５２及び第１ターンテーブル５３は、駆動カバー５１内に収容される。モータ５２の駆動軸５２１は、第１ターンテーブル５３の中心に接続される。第１ターンテーブル５３の外周には、位置合わせ部１２４に係り合う複数の第１凹溝５３１が設けられている。複数の第１凹溝５３１に対応して、搬送機構１０の他端に位置する複数の位置合わせ部１２４は、それぞれ第１凹溝５３１内に収容される。モータ５２の駆動過程において、第１ターンテーブル５３は、駆動軸５２１の駆動により回転される。第１ターンテーブル５３が回転する過程において、第１ターンテーブル５３は、第１凹溝５３１に係り合う位置合わせ部１２４を同期回転させるように駆動される。位置合わせ部１２４が対応する第１凹溝５３１に一つずつ挿入されることによって、搬送ユニット１１を連動させて搬送されるようにする。

ここで、第１ターンテーブル５３の外周には、複数の第１凹溝５３１が等間隔をおいて均等に設けられることができる。第１凹溝５３１の間隔は、隣接する二つの位置合わせ部１２４の間隔に等しい。必要に応じて、第１凹溝５３１の数や間隔が変更されることができる。

本実施例において、回転機構４０は、図４、図５、図７に示すように、搬送機構１０の一端に接続され、また、回転カバー４１と、回転軸４２と、第２ターンテーブル４３と、を備えることができる。第２ターンテーブル４３及び回転軸４２は、回転カバー４１内に収容される。回転軸４２は、第２ターンテーブル４３の中心に接続される。第２ターンテーブル４３の外周には、位置合わせ部１２４に係り合う複数の第２凹溝４３１が設けられている。複数の第２凹溝４３１に対応して、搬送機構１０の一端に位置する複数の位置合わせ部１２４は、それぞれ第２凹溝４３１内に収容される。搬送機構１０は、駆動機構５０の駆動により搬送される。搬送ユニット１１が作動する過程において、位置合わせ部１２４が対応する第２凹溝４３１に一つずつ挿入されることによって、第２ターンテーブル４３を連動させて搬送されるようにする。

ここで、第１ターンテーブル５３と同じように、第２ターンテーブル４３は、第２凹溝４３１と位置合わせ部１２４との位置合わせ関係及び原理が駆動機構５０の第２凹溝４３１と位置合わせ部１２４との位置合わせ関係及び原理と類似する。

駆動機構５０及び回転機構４０が搬送機構１０の両端の間において作動することにより、ターンテーブルの凹溝と搬送ユニット１１の位置合わせ部１２４との位置合わせを実現し、搬送機構１０を安定的に移動させることができる。モータ５２は、複数の種類の選別機の選別速度を取得するための様々な回転スピードを有することができる。

ここで、回転カバー４１は、図５に示すように、側板４１１を備えることができる。側板４１１は、第２ターンテーブル４３の外側を覆う。側板４１１は、回転軸４２に対応する位置に長孔４１２が開設されている。回転機構４０は、調節ユニットをさらに備える。調節ユニットは、固定板４４１と、可動板４４２と、調節部材４４３と、を備える。固定板４４１は、側板４１１に固定される。回転軸４２及び可動板４４２は、ベアリング４４４により接続される。調節部材４４３は、固定板４４１と可動板４４２を接続させるとともに、可動板４４２を第１方向Ｄ１又は第２方向Ｄ２に沿って移動させる。これにより、回転軸４２が長孔４１２の長さの範囲内において移動することで、搬送機構１０の一端が搬送機構１０の他端に対して第１方向Ｄ１又は第２方向Ｄ２に沿って移動することができる。

ここで、可動板４４２には、その中心に位置する貫通孔Ｈ１及びその周囲に位置する調整長孔Ｈ２が開設されている。ベアリング４４４及び回転軸４２の端部が貫通孔Ｈ１を貫通する。ボルト４４５が調整長孔Ｈ２を通過するとともに、側板４１１に当接される。調節部材４４３は、固定板４４１を通過するとともに、固定板４４１に対して移動することができる。調節部材４４３の一端が可動板４４２に固定される。

ここで、調節部材４４３は、ネジにより固定板４４１に接続されることができる。調節部材４４３を回転させることにより、調節部材４４３と固定板４４１との相対位置を変えることができる。

調節部材４４３の他端を引くと、可動板４４２が移動され、これにより、回転軸４２が前後に移動され、それに応じて、第２ターンテーブル４３が前後に移動される。したがって、長期使用後に搬送機構１０が緩むという問題が発生した場合、第２ターンテーブル４３を駆動機構５０から離れる方向に押すことにより、搬送機構１０の上下二層がいずれも張り詰められることで、荷物１００が搬送機構１０上で安定且つ迅速に搬送されることができる。

二層直線式選別機は、図１、図２、図８、図９に示すように、フレーム機構をさらに備えることができる。フレーム機構は、支持部６１と、上層レール６２と、下層レール６３と、スライド溝６４と、を備える。上層レール６２及び下層レール６３は、支持部６１により支持され、搬送機構１０を運行させるためのものである。上層レール６２は、搬送機構１０の上層に設けられ、下層レール６３は、搬送機構１０の下層に設けられる。上層レール６２及び上層レール６２の両端は、それぞれ回転カバー４１及び駆動カバー５１に接続される。上層レール６２及び下層レール６３の両側には、選別された荷物１００を受け取るための複数の前記スライド溝６４が設けられている。

ここで、第１フィーディング機構２０は、第１フィーディング区間２１と、第１走査ユニット２２とを備える。第１フィーディング区間２１は、搬送機構１０の他端に接続されるとともに、上層レール６２の延長方向と同じである。第１フィーディング区間２１の一部が回転カバー４１に位置する。第１走査ユニット２２は、第１フィーディング区間２１に位置する。第１走査ユニット２２は、搬送機構１０の運行方向と平行する方向に沿って取り付けられることができる。

第２フィーディング機構３０は、第２フィーディング区間３１と、カーブ区間３２と、第２走査ユニット３３と、を備える。第２フィーディング区間３１の一端は、搬送機構１０の下層の一側の外までに延長される。カーブ区間３２は、第２フィーディング区間３１の他端に接続されるとともに、搬送機構１０の下層の上までに延長される。第２走査ユニット３３は、搬送機構１０の上層と搬送機構１０の下層との間に位置する。

つまり、搬送機構１０の下層の他端が駆動機構５０により遮断されるので、第２フィーディング機構３０が搬送機構１０の下層の他端に直接に接続されることができない。したがって、本実施例の第２フィーディング機構３０は、第２フィーディング区間３１が先に選別機と角度をなし、次にカーブ区間３２を経過し、その後一つの角度で曲がることにより搬送機構１０の下層の上に延長することで、その方向が搬送方向と同じになるように設計される。

以下、搬送機構１０の上層を一例として選別原理を説明する。
荷物１００が第１フィーディング区間２１に介して搬送機構１０の上層に輸送され、上方に位置する第１走査ユニット２２が荷物１００上のバーコード情報を走査し、倉庫管理システム（ＷＭＳ）において目的地を照会する。選別機は、搬送ユニット１１のサイズ及びそれが占める数量に基づき、いくつかの搬送ユニット１１の作動が必要となるかと判断して荷物１００を卸す。搬送機構１０が指定された目的地のスライド溝６４まで回転された場合、荷物１００が乗せられている搬送ユニット１１が作動することによって、荷物１００を対応するスライド溝６４に卸す。

搬送機構１０の下層での移送原理と搬送機構１０の上層での移送原理が類似し、両方の運行方向が逆となり、フィーディング機構及び走査ユニットの位置が異なる点において異なるので、ここではその説明を省略する。

以上の説明をまとめると、本発明に係る二層直線式選別機は、搬送機構を左－中－右構造に設計し、左右の構造がそれぞれ回転機構及び駆動機構に結合され、中間の構造が上下二層に区分された搬送部分になり、また、第１フィーディング機構及び第２フィーディング機構にそれぞれ当接されるので、選別待ちの荷物を同時に搬送することができる。これにより、本発明は、従来技術における単層搬送のみの選別機に比べて、上層及び下層にて荷物を同時に搬送することを実現できるので、選別効率を２倍に向上させ、選別機の利用率を向上させることができる。特に、場所が狭く、大きな処理能力が求められる選別センターに適用されることができる。本発明に係る二層直線式選別機は、従来技術における同じ選別量を有する選別機に比べて、占有空間を一倍減少させることができるので、設備の小型化に寄与し、製造コストを低減させることができる。

いくつかの典型的な実施例を参照して本発明を説明したが、使用される用語は説明及び例示的なものであり、限定的な用語ではないことを理解すべきである。本発明は発明の趣旨及び実質的内容を逸脱しない範囲内で様々な形態で具体的に実施することができるので、上記実施例は任意の前記の詳細な説明に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に限定された趣旨及び範囲内に広く解釈されるべきである。したがって、特許請求又はその等価範囲内に属する全ての変化及び修正はいずれも添付の特許請求に含まれることを理解すべきである。

ここで、第１ターンテーブル５３の外周には、複数の第１凹溝５３１が等間隔をおいて均等に設けられることができる。隣接する二つの第１凹溝５３１の間隔は、隣接する二つの位置合わせ部１２４の間隔に等しい。必要に応じて、第１凹溝５３１の数や間隔が変更されることができる。

本実施例において、回転機構４０は、図４、図５、図７に示すように、搬送機構１０の一端に接続され、また、回転カバー４１と、回転軸４２と、第２ターンテーブル４３と、を備えることができる。第２ターンテーブル４３及び回転軸４２は、回転カバー４１内に収容される。回転軸４２は、第２ターンテーブル４３の中心に接続される。第２ターンテーブル４３の外周には、位置合わせ部１２４に係り合う複数の第２凹溝４３１が設けられている。複数の第２凹溝４３１に対応して、搬送機構１０の一端に位置する複数の位置合わせ部１２４は、それぞれ第２凹溝４３１内に収容される。搬送機構１０は、駆動機構５０の駆動により搬送される。搬送ユニット１１が作動する過程において、位置合わせ部１２４が対応する第２凹溝４３１に一つずつ挿入されることによって、第２ターンテーブル４３を連動させて搬送されるようにする。ここで、図７に示すように、第２ターンテーブル４３は、一対であってもよい。

二層直線式選別機は、図１、図２、図８、図９に示すように、フレーム機構をさらに備えることができる。フレーム機構は、支持部６１と、上層レール６２と、下層レール６３と、スライド溝６４と、を備える。上層レール６２及び下層レール６３は、支持部６１により支持され、搬送機構１０を運行させるためのものである。上層レール６２は、搬送機構１０の上層に設けられ、下層レール６３は、搬送機構１０の下層に設けられる。上層レール６２及び下層レール６３の両端は、それぞれ回転カバー４１及び駆動カバー５１に接続される。上層レール６２及び下層レール６３の両側には、選別された荷物１００を受け取るための複数の前記スライド溝６４が設けられている。

Claims

二層直線式選別機であって、
上層及び下層を形成するように配置されるリング状の搬送機構と、
搬送機構の上層に近接されるとともに、搬送機構の一端に接続される第１フィーディング機構と、
搬送機構の下層に近接されるとともに、搬送機構の他端に接続される第２フィーディング機構と
搬送機構の一端に接続される回転機構と、
搬送機構の他端に接続される駆動機構と、を含み、
搬送機構は、上層での運行方向が第１方向であり、下層での運行方向が第２方向であり、
第１方向は、搬送機構の一端から搬送機構の他端に向かう方向であり、
第２方向は、第１方向と反対になる方向であり、
駆動機構は、駆動機構と回転機構との間に取り巻いて移動されるように、搬送機構を駆動させ、
一部の荷物は、第１フィーディング機構を介して搬送機構の上層に搬入され、第１方向に沿って搬送されて選別され、
他の一部の荷物は、第２フィーディング機構を介して搬送機構の下層に搬入され、第２方向に沿って搬送されて選別される
ことを特徴とする二層直線式選別機。
搬送機構は、複数の搬送ユニットと、ヒンジ部とを含み、
隣接する搬送ユニットは、ヒンジ部によりヒンジ接続される
ことを特徴とする請求項１に記載の二層直線式選別機。
ヒンジ部は、一対のベースと、ヒンジ軸と、軸スリーブと、位置合わせ部と、を含み、
隣接する二つの搬送ユニットのいずれかの一側には、ベース及びヒンジ軸が設けられ、
ヒンジ軸は、前記一対のベースの間に着脱可能に接続され、
各ベースは、ヒンジ軸から離れる一側に位置合わせ部が設けられ、
位置合わせ部の一端は、ヒンジ軸の軸方向に沿って搬送ユニットに突出され、
隣接する二つの搬送ユニットのほかの一側には、軸スリーブが設けられ、
ヒンジ軸は、軸スリーブに回転可能に挿入される
ことを特徴とする請求項２に記載の二層直線式選別機。
駆動機構は、搬送機構の他端に接続され、
駆動機構は、駆動カバーと、モータと、一対の第１ターンテーブルと、を含み、
モータ及び第１ターンテーブルは、駆動カバー内に収容され、
モータの駆動軸が第１ターンテーブルの中心に接続され、
第１ターンテーブルの外周には、位置合わせ部に係り合う複数の第１凹溝が設けられ、
搬送機構の他端に位置する複数の位置合わせ部は、それぞれ対応する第１凹溝内に収容され、
駆動軸は、モータの駆動過程において、第１ターンテーブルを回転させることにより搬送ユニットを連動させて搬送する
ことを特徴とする請求項３に記載の二層直線式選別機。
複数の第１凹溝は、第１ターンテーブルの外周に間隔をおいて均等に設けられ、
第１凹溝の間隔は、隣接する二つの位置合わせ部の間隔と同じである
ことを特徴とする請求項４に記載の二層直線式選別機。
回転機構は、搬送機構の一端に接続され、
回転機構は、回転カバーと、回転軸と、第２ターンテーブルと、を含み、
第２ターンテーブル及び回転軸は、回転カバー内に収容され、
回転軸は、第２ターンテーブルの中心と接続され、
第２ターンテーブルの外周には、位置合わせ部に係り合う複数の第２凹溝が設けられ、
搬送機構の一端に位置する複数の位置合わせ部は、それぞれ対応する第２凹溝に収容され、
搬送ユニットは、搬送機構の搬送過程において第２ターンテーブルにより回転される
ことを特徴とする請求項４に記載の二層直線式選別機。
回転カバーは、第２ターンテーブルの外側を覆う側板を含み、
側板は、回転軸に対応する位置に長孔が開設され、
回転機構は、調節ユニットをさらに含み、
調節ユニットは、固定板と、可動板と、調節部材と、を含み、
固定板は、側板に固定され、
回転軸は、可動板とベアリングにより接続され、
調節部材は、固定板と可動板を接続させ、
調節部材は、可動板を第１方向Ｄ１又は第２方向Ｄ２に沿って移動可能にすることによって、回転軸を長孔の長さの範囲内に移動させることで、搬送機構の一端が搬送機構の他端に対して第１方向又は第２方向に沿って移動される
ことを特徴とする請求項６に記載の二層直線式選別機。
可動板には、その中心に位置する貫通孔と、その周囲に位置する調整長孔と、が開設され、
ベアリングと回転軸の端部は、貫通孔に穿設され、
ボルトは、調整長孔を通過し、側板に当接し、
調節部材は、固定板を通過し、固定板に対して移動可能になるように設置され、
調節部材の一端が可動板に固定され、
調節部材の他端を引くことにより、可動板が移動可能になる
ことを特徴とする請求項７に記載の二層直線式選別機。
二層直線式選別機は、フレーム機構をさらに含み、
フレーム機構は、支持部と、上層レールと、下層レールと、スライド溝と、を含み、
上層レール及び下層レールは、支持部により支持されるとともに、搬送機構により運行され、
上層レールは、搬送機構の上層に設けられ、下層レールは、搬送機構の下層に設けられ、
上層レール及び上層レールの両端は、それぞれ回転カバー及び駆動カバーに接続され、
上層レール及び下層レールの両側には、選別された荷物を受け取るための複数の前記スライド溝が設けられる
ことを特徴とする請求項６に記載の二層直線式選別機。
第１フィーディング機構は、第１フィーディング区間と、第１走査ユニットと、を含み、
第１フィーディング区間は、搬送機構の他端に接続され、且つ上層レールの延長方向と同じになり、
第１フィーディング区間の一部が回転カバーに位置し、
第１走査ユニットは、第１フィーディング区間の上方に位置する
ことを特徴とする請求項９に記載の二層直線式選別機。
第２フィーディング機構は、第２フィーディング区間と、カーブ区間と、第２走査ユニットと、を含み、
第２フィーディング区間の一端は、搬送機構の下層の一側の外に延長され、
第２フィーディング区間の他端は、カーブ区間に接続されるとともに、カーブ区間を介して搬送機構の下層の上までに延長され、
第２走査ユニットは、搬送機構の上層と搬送機構の下層との間に位置する
ことを特徴とする請求項９に記載の二層直線式選別機。