JPH09286298A - 車両の側突用エアバッグ装置 - Google Patents
車両の側突用エアバッグ装置Info
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- JPH09286298A JPH09286298A JP8123995A JP12399596A JPH09286298A JP H09286298 A JPH09286298 A JP H09286298A JP 8123995 A JP8123995 A JP 8123995A JP 12399596 A JP12399596 A JP 12399596A JP H09286298 A JPH09286298 A JP H09286298A
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- storage container
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- vehicle
- lid
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
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- Air Bags (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアバッグ本体が前方に膨出する際に、パッ
ド材がちぎれて飛散するのを防止する。エアバッグ本体
を簡易迅速且つ正確に前方に直線的に無駄なく膨出させ
る。乗降性を向上させる。 【解決手段】 エアバッグ本体15をパッド材7のサイ
ド部7aに形成されたスリット7bを介して表皮材9の
縫製部10を破断して膨出させる。収納容器16は内側
ベースプレート17と、収納空間を形成すると共に前方
に開口16aが形成される外側ベースプレート18とを
備える。収納容器16の開口16aを通常時塞ぐヒンジ
部21aを有するリッド21を内側ベースプレート17
に設ける。エアバッグ本体15が膨出する際に、リッド
21をヒンジ部21aで回動させ、パッド材7のサイド
部7aを内側方向に押圧する。
ド材がちぎれて飛散するのを防止する。エアバッグ本体
を簡易迅速且つ正確に前方に直線的に無駄なく膨出させ
る。乗降性を向上させる。 【解決手段】 エアバッグ本体15をパッド材7のサイ
ド部7aに形成されたスリット7bを介して表皮材9の
縫製部10を破断して膨出させる。収納容器16は内側
ベースプレート17と、収納空間を形成すると共に前方
に開口16aが形成される外側ベースプレート18とを
備える。収納容器16の開口16aを通常時塞ぐヒンジ
部21aを有するリッド21を内側ベースプレート17
に設ける。エアバッグ本体15が膨出する際に、リッド
21をヒンジ部21aで回動させ、パッド材7のサイド
部7aを内側方向に押圧する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の側突用エア
バッグ装置に関し、更に詳細に説明すると、シートフレ
ームと、該シートフレームに取付けられるパッド材と、
該パッド材を被覆する表皮材とからなる車両用シートの
側部に設けられ、前記シートフレームに取付けられる収
納容器と、該収納容器に収納固着されるガス発生器と、
該ガス発生器の作動時に該ガス発生器から噴出されるガ
スが流入されるように前記収納容器に固着されているエ
アバッグ本体とを備える車両の側突用エアバッグ装置に
関する。
バッグ装置に関し、更に詳細に説明すると、シートフレ
ームと、該シートフレームに取付けられるパッド材と、
該パッド材を被覆する表皮材とからなる車両用シートの
側部に設けられ、前記シートフレームに取付けられる収
納容器と、該収納容器に収納固着されるガス発生器と、
該ガス発生器の作動時に該ガス発生器から噴出されるガ
スが流入されるように前記収納容器に固着されているエ
アバッグ本体とを備える車両の側突用エアバッグ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の側面衝突の際に、その衝撃
荷重により変形するドア等の車体側壁側と着座者との間
の直接的な衝撃を回避するために、種々のエアバッグ装
置が提案されており、例えば、特開平4−50052号
公報、特開平7−215159号公報等に示すような車
両のシート構造がある。
荷重により変形するドア等の車体側壁側と着座者との間
の直接的な衝撃を回避するために、種々のエアバッグ装
置が提案されており、例えば、特開平4−50052号
公報、特開平7−215159号公報等に示すような車
両のシート構造がある。
【0003】この車両のシート構造は、車体側壁側に対
向したシートバック側部外方に、前記車体側壁側に対し
て垂直方向乃至着座者との間の空間に膨出するエアバッ
グ装置が設けられている。このエアバッグ装置はシート
の乗降性及びクッション性を考慮すると、シートバック
のパッド材の後部に配設せざるを得ないものであった。
向したシートバック側部外方に、前記車体側壁側に対し
て垂直方向乃至着座者との間の空間に膨出するエアバッ
グ装置が設けられている。このエアバッグ装置はシート
の乗降性及びクッション性を考慮すると、シートバック
のパッド材の後部に配設せざるを得ないものであった。
【0004】図5及び図6に示す如く、車両用シート1
のシートクッション2またはシートバック3の側部2
a,3aにエアバッグ装置11を組込む場合には、シー
トクッション2またはシートバック3の側部2a,3a
が膨出し、乗降時に強く接触する虞れを有していた。
のシートクッション2またはシートバック3の側部2
a,3aにエアバッグ装置11を組込む場合には、シー
トクッション2またはシートバック3の側部2a,3a
が膨出し、乗降時に強く接触する虞れを有していた。
【0005】このためシートフレーム5のサイドフレー
ム5aの前方にパッド材7のサイド部7aを設ける必要
があった。またパッド材7は表皮材9により被覆され、
表皮材9のサイド部9aの縫製部10がエアバッグ装置
11の前方に位置するように形成されている。
ム5aの前方にパッド材7のサイド部7aを設ける必要
があった。またパッド材7は表皮材9により被覆され、
表皮材9のサイド部9aの縫製部10がエアバッグ装置
11の前方に位置するように形成されている。
【0006】シートクッション2またはシートバック3
のシートフレーム5のサイドフレーム5aに組込まれる
側突用エアバッグ装置11は円筒状のガス発生器13を
備え、このガス発生器13がエアバッグ本体15と共に
ベースプレート17及びベースカバー18間に形成され
た収納空間に収納され、シートフレーム5のサイドフレ
ーム5aに取付けられる。またガス発生器13が作動す
ると、エアバッグ本体15が表皮材9のサイド部9aの
縫製部10を破断して所定の膨出状態となるように形成
されている。
のシートフレーム5のサイドフレーム5aに組込まれる
側突用エアバッグ装置11は円筒状のガス発生器13を
備え、このガス発生器13がエアバッグ本体15と共に
ベースプレート17及びベースカバー18間に形成され
た収納空間に収納され、シートフレーム5のサイドフレ
ーム5aに取付けられる。またガス発生器13が作動す
ると、エアバッグ本体15が表皮材9のサイド部9aの
縫製部10を破断して所定の膨出状態となるように形成
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このような
従来の技術では、車両用シート1のパッド材7のサイド
部7aにエアバッグ装置11の組付け用のスリット7b
が存在するだけであるので、エアバッグ装置11のエア
バッグ本体15が前方に膨出する際に、パッド材7のサ
イド部7aを押し退けることになり、パッド材7に用い
られるウレタン等は1kg /cm3 程の引張力しかなく、エ
アバッグ本体15の膨出時に前方位置のパッド材7のサ
イド部7aがちぎれて飛散する虞れを有し、また特開平
7−215159号公報等に示される構成の場合には、
エアバッグ本体の展開方向がドア側に振られ、エアバッ
グ本体の膨出に時間を要する等の欠点を有していた。
従来の技術では、車両用シート1のパッド材7のサイド
部7aにエアバッグ装置11の組付け用のスリット7b
が存在するだけであるので、エアバッグ装置11のエア
バッグ本体15が前方に膨出する際に、パッド材7のサ
イド部7aを押し退けることになり、パッド材7に用い
られるウレタン等は1kg /cm3 程の引張力しかなく、エ
アバッグ本体15の膨出時に前方位置のパッド材7のサ
イド部7aがちぎれて飛散する虞れを有し、また特開平
7−215159号公報等に示される構成の場合には、
エアバッグ本体の展開方向がドア側に振られ、エアバッ
グ本体の膨出に時間を要する等の欠点を有していた。
【0008】本発明は、車両の側面衝突等により、エア
バッグ装置のエアバッグ本体が前方に膨出する際に、パ
ッド材がちぎれて飛散する虞れがなく、エアバッグ本体
を簡易迅速且つ正確に前方に直線的に無駄なく膨出させ
ることができ、乗降性が優れ、着座者が受ける衝撃荷重
を抑えることができる車両の側突用エアバッグ装置を提
供することを目的とする。
バッグ装置のエアバッグ本体が前方に膨出する際に、パ
ッド材がちぎれて飛散する虞れがなく、エアバッグ本体
を簡易迅速且つ正確に前方に直線的に無駄なく膨出させ
ることができ、乗降性が優れ、着座者が受ける衝撃荷重
を抑えることができる車両の側突用エアバッグ装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
の側突用エアバッグ装置は、シートフレームと、該シー
トフレームに取付けられるパッド材と、該パッド材を被
覆する表皮材とからなる車両用シートの側部に設けら
れ、前記シートフレームに取付けられる収納容器と、該
収納容器に収納固着されるガス発生器と、該ガス発生器
の作動時に該ガス発生器から噴出されるガスが流入され
るように前記収納容器に固着されているエアバッグ本体
とを備える車両の側突用エアバッグ装置において、前記
エアバッグ本体が前記パッド材のサイド部に形成された
スリットを介して表皮材の縫製部を破断して膨出するよ
うになされ、前記収納容器はシートフレームの側部に固
着される内側ベースプレートと、内側ベースプレートに
一体化されて収納空間を形成すると共に前方に開口が形
成される外側ベースプレートとを備え、前記収納容器の
開口を通常時塞ぐヒンジ部を有するリッドを収納容器に
設け、前記エアバッグ本体が膨出する際に、前記収納容
器の開口に設けられたリッドをヒンジ部で回動させ、該
リッドによりパッド材のサイド部を押圧することを特徴
とする。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
の側突用エアバッグ装置は、シートフレームと、該シー
トフレームに取付けられるパッド材と、該パッド材を被
覆する表皮材とからなる車両用シートの側部に設けら
れ、前記シートフレームに取付けられる収納容器と、該
収納容器に収納固着されるガス発生器と、該ガス発生器
の作動時に該ガス発生器から噴出されるガスが流入され
るように前記収納容器に固着されているエアバッグ本体
とを備える車両の側突用エアバッグ装置において、前記
エアバッグ本体が前記パッド材のサイド部に形成された
スリットを介して表皮材の縫製部を破断して膨出するよ
うになされ、前記収納容器はシートフレームの側部に固
着される内側ベースプレートと、内側ベースプレートに
一体化されて収納空間を形成すると共に前方に開口が形
成される外側ベースプレートとを備え、前記収納容器の
開口を通常時塞ぐヒンジ部を有するリッドを収納容器に
設け、前記エアバッグ本体が膨出する際に、前記収納容
器の開口に設けられたリッドをヒンジ部で回動させ、該
リッドによりパッド材のサイド部を押圧することを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項2に記載の車両の側突用エ
アバッグ装置は、シートフレームと、該シートフレーム
に取付けられるパッド材と、該パッド材を被覆する表皮
材とからなる車両用シートの側部に設けられ、前記シー
トフレームに取付けられる収納容器と、該収納容器に収
納固着されるガス発生器と、該ガス発生器の作動時に該
ガス発生器から噴出されるガスが流入されるように前記
収納容器に固着されているエアバッグ本体とを備える車
両の側突用エアバッグ装置において、前記エアバッグ本
体が前記パッド材のサイド部に形成されたスリットを介
して表皮材の縫製部を破断して膨出するようになされ、
前記収納容器はシートフレームの側部に固着される内側
ベースプレートと、内側ベースプレートに一体化されて
収納空間を形成すると共に前方に開口が形成される外側
ベースプレートとを備え、前記収納容器の開口を通常時
塞ぐヒンジ部を有する断面略L字状のリッドを内側ベー
スプレートに設け、前記エアバッグ本体が膨出する際
に、前記収納容器の開口に設けられたリッドをヒンジ部
で回動させ、該リッドによりパッド材のサイド部を内側
方向に押圧することを特徴とする。
アバッグ装置は、シートフレームと、該シートフレーム
に取付けられるパッド材と、該パッド材を被覆する表皮
材とからなる車両用シートの側部に設けられ、前記シー
トフレームに取付けられる収納容器と、該収納容器に収
納固着されるガス発生器と、該ガス発生器の作動時に該
ガス発生器から噴出されるガスが流入されるように前記
収納容器に固着されているエアバッグ本体とを備える車
両の側突用エアバッグ装置において、前記エアバッグ本
体が前記パッド材のサイド部に形成されたスリットを介
して表皮材の縫製部を破断して膨出するようになされ、
前記収納容器はシートフレームの側部に固着される内側
ベースプレートと、内側ベースプレートに一体化されて
収納空間を形成すると共に前方に開口が形成される外側
ベースプレートとを備え、前記収納容器の開口を通常時
塞ぐヒンジ部を有する断面略L字状のリッドを内側ベー
スプレートに設け、前記エアバッグ本体が膨出する際
に、前記収納容器の開口に設けられたリッドをヒンジ部
で回動させ、該リッドによりパッド材のサイド部を内側
方向に押圧することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に記載の車両の側突用エ
アバッグ装置は、リッドのパッド材と対向する面にパッ
ド材側に突出する突起が形成されていることを特徴とす
る。
アバッグ装置は、リッドのパッド材と対向する面にパッ
ド材側に突出する突起が形成されていることを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項1に記載の車両の側突用エ
アバッグ装置によれば、エアバッグ本体が前記パッド材
のサイド部に形成されたスリットを介して表皮材の縫製
部を破断して膨出するようになされ、収納容器はシート
フレームの側部に固着される内側ベースプレートと、内
側ベースプレートに一体化されて収納空間を形成すると
共に前方に開口が形成される外側ベースプレートとを備
え、前記収納容器の開口を通常時塞ぐヒンジ部を有する
リッドを収納容器に設け、前記エアバッグ本体が膨出す
る際に、前記収納容器の開口に設けられたリッドをヒン
ジ部で回動させ、該リッドによりパッド材のサイド部が
押圧されるので、ガス発生器の作動時にエアバッグ本体
がパッド材のサイド部に形成されたスリットに導かれ、
エアバッグ本体がパッド材のサイド部を押圧すると共
に、エアバッグ本体が表皮材の縫製部を破断し、エアバ
ッグ本体がパッド材のサイド部のスリットより外部に突
出し、所定の膨出状態となる。この膨出の際に、収納容
器の開口に設けられたリッドをヒンジ部で回動させ、該
リッドによりパッド材のサイド部が押圧され、パッド材
がちぎれて飛散する虞れがなく、エアバッグ本体を簡易
迅速且つ正確に前方に直線的に膨出させることができ
る。
アバッグ装置によれば、エアバッグ本体が前記パッド材
のサイド部に形成されたスリットを介して表皮材の縫製
部を破断して膨出するようになされ、収納容器はシート
フレームの側部に固着される内側ベースプレートと、内
側ベースプレートに一体化されて収納空間を形成すると
共に前方に開口が形成される外側ベースプレートとを備
え、前記収納容器の開口を通常時塞ぐヒンジ部を有する
リッドを収納容器に設け、前記エアバッグ本体が膨出す
る際に、前記収納容器の開口に設けられたリッドをヒン
ジ部で回動させ、該リッドによりパッド材のサイド部が
押圧されるので、ガス発生器の作動時にエアバッグ本体
がパッド材のサイド部に形成されたスリットに導かれ、
エアバッグ本体がパッド材のサイド部を押圧すると共
に、エアバッグ本体が表皮材の縫製部を破断し、エアバ
ッグ本体がパッド材のサイド部のスリットより外部に突
出し、所定の膨出状態となる。この膨出の際に、収納容
器の開口に設けられたリッドをヒンジ部で回動させ、該
リッドによりパッド材のサイド部が押圧され、パッド材
がちぎれて飛散する虞れがなく、エアバッグ本体を簡易
迅速且つ正確に前方に直線的に膨出させることができ
る。
【0013】本発明の請求項2に記載の車両の側突用エ
アバッグ装置によれば、エアバッグ本体が前記パッド材
のサイド部に形成されたスリットを介して表皮材の縫製
部を破断して膨出するようになされ、前記収納容器はシ
ートフレームの側部に固着される内側ベースプレート
と、内側ベースプレートに一体化されて収納空間を形成
すると共に前方に開口が形成される外側ベースプレート
とを備え、前記収納容器の開口を通常時塞ぐヒンジ部を
有する断面略L字状のリッドを内側ベースプレートに設
け、前記エアバッグ本体が膨出する際に、前記収納容器
の開口に設けられたリッドをヒンジ部で回動させ、該リ
ッドによりパッド材のサイド部が内側方向に押圧される
ので、ガス発生器の作動時にエアバッグ本体がパッド材
のサイド部に形成されたスリットに導かれ、エアバッグ
本体がパッド材のサイド部を押圧すると共に、エアバッ
グ本体が表皮材の縫製部を破断し、エアバッグ本体がパ
ッド材のサイド部のスリットより外部に突出し、所定の
膨出状態となる。この膨出の際に、収納容器の開口に設
けられた断面略L字状のリッドがヒンジ部で回動して略
直線状となり、該リッドによりパッド材のサイド部が内
側方向に押圧され、パッド材がちぎれて飛散する虞れが
なく、エアバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前方に直線
的に膨出させることができる。
アバッグ装置によれば、エアバッグ本体が前記パッド材
のサイド部に形成されたスリットを介して表皮材の縫製
部を破断して膨出するようになされ、前記収納容器はシ
ートフレームの側部に固着される内側ベースプレート
と、内側ベースプレートに一体化されて収納空間を形成
すると共に前方に開口が形成される外側ベースプレート
とを備え、前記収納容器の開口を通常時塞ぐヒンジ部を
有する断面略L字状のリッドを内側ベースプレートに設
け、前記エアバッグ本体が膨出する際に、前記収納容器
の開口に設けられたリッドをヒンジ部で回動させ、該リ
ッドによりパッド材のサイド部が内側方向に押圧される
ので、ガス発生器の作動時にエアバッグ本体がパッド材
のサイド部に形成されたスリットに導かれ、エアバッグ
本体がパッド材のサイド部を押圧すると共に、エアバッ
グ本体が表皮材の縫製部を破断し、エアバッグ本体がパ
ッド材のサイド部のスリットより外部に突出し、所定の
膨出状態となる。この膨出の際に、収納容器の開口に設
けられた断面略L字状のリッドがヒンジ部で回動して略
直線状となり、該リッドによりパッド材のサイド部が内
側方向に押圧され、パッド材がちぎれて飛散する虞れが
なく、エアバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前方に直線
的に膨出させることができる。
【0014】本発明の請求項3に記載の車両の側突用エ
アバッグ装置によれば、リッドのパッド材と対向する面
にパッド材側に突出する突起が形成されているので、エ
アバッグ本体の膨出の際に、収納容器の開口に設けられ
たリッドがヒンジ部で回動する際に、リッドの突起がパ
ッド材のサイド部に引っ掛かり、パッド材のサイド部が
確実に内側方向に押圧され、パッド材がちぎれて飛散す
る虞れがなく、エアバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前
方に直線的に膨出させることができる。
アバッグ装置によれば、リッドのパッド材と対向する面
にパッド材側に突出する突起が形成されているので、エ
アバッグ本体の膨出の際に、収納容器の開口に設けられ
たリッドがヒンジ部で回動する際に、リッドの突起がパ
ッド材のサイド部に引っ掛かり、パッド材のサイド部が
確実に内側方向に押圧され、パッド材がちぎれて飛散す
る虞れがなく、エアバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前
方に直線的に膨出させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係わる車両の側突用
エアバッグ装置を図面を参照して詳述する。図1乃至図
3(a),(b)には本発明に係わる車両の側突用エア
バッグ装置の実施の形態が夫々示されており、この車両
の側突用エアバッグ装置は車両用シートの運転席、助手
席またはリア席に適用することができる。
エアバッグ装置を図面を参照して詳述する。図1乃至図
3(a),(b)には本発明に係わる車両の側突用エア
バッグ装置の実施の形態が夫々示されており、この車両
の側突用エアバッグ装置は車両用シートの運転席、助手
席またはリア席に適用することができる。
【0016】また車両用シートのシートバックに適用し
た場合として説明するが、シートクッションにも同様に
適用することができる。尚、前述せる図5に示す従来の
車両用シート1及びエアバッグ装置11と対応する部分
には同一符号を付してこれ以上の詳細説明はこれを省略
する。
た場合として説明するが、シートクッションにも同様に
適用することができる。尚、前述せる図5に示す従来の
車両用シート1及びエアバッグ装置11と対応する部分
には同一符号を付してこれ以上の詳細説明はこれを省略
する。
【0017】図1に示す如く、車両の側突用エアバッグ
装置11はモジュール化され、シートバック3のシート
フレーム5のサイドフレーム5aに固着されている。こ
のエアバッグ装置11は図5に示すと同様に、ガス発生
器13及びエアバッグ本体15を備え、このガス発生器
13がエアバッグ本体15と共に収納容器16に収納さ
れている。
装置11はモジュール化され、シートバック3のシート
フレーム5のサイドフレーム5aに固着されている。こ
のエアバッグ装置11は図5に示すと同様に、ガス発生
器13及びエアバッグ本体15を備え、このガス発生器
13がエアバッグ本体15と共に収納容器16に収納さ
れている。
【0018】前記収納容器16はシートフレーム5のサ
イドフレーム5aに固着される内側ベースプレート17
と、内側ベースプレート17に一体化されて収納空間を
形成すると共に前方に開口16aが形成される外側ベー
スプレート18とを備えている。
イドフレーム5aに固着される内側ベースプレート17
と、内側ベースプレート17に一体化されて収納空間を
形成すると共に前方に開口16aが形成される外側ベー
スプレート18とを備えている。
【0019】またガス発生器13が作動すると、エアバ
ッグ本体15が収納容器16の開口16aより膨出し、
パッド材7のサイド部7aを押圧し、表皮材9のサイド
部9aの縫製部10を破断して所定の膨出状態となるこ
と前述の通りである。前記ベースプレート17はシート
フレーム5のサイドフレーム5aにボルト19a及びナ
ット19b等により固着されている。
ッグ本体15が収納容器16の開口16aより膨出し、
パッド材7のサイド部7aを押圧し、表皮材9のサイド
部9aの縫製部10を破断して所定の膨出状態となるこ
と前述の通りである。前記ベースプレート17はシート
フレーム5のサイドフレーム5aにボルト19a及びナ
ット19b等により固着されている。
【0020】前記エアバッグ装置11のエアバッグ本体
15はパッド材7のサイド部7aに外側に延びて形成さ
れたスリット7bを介して、表皮材9のサイド部9aの
縫製部10を破断して前方に略直線的に膨出し得るよう
に形成されている。
15はパッド材7のサイド部7aに外側に延びて形成さ
れたスリット7bを介して、表皮材9のサイド部9aの
縫製部10を破断して前方に略直線的に膨出し得るよう
に形成されている。
【0021】前記収納容器16の開口16aを通常時塞
ぐヒンジ部21aを有する断面略L字状のリッド21が
収納容器16に設けられている。このリッド21は厚さ
0.7〜1.2mmの圧延鋼板から形成されている。尚、
リッド21は圧延鋼板から形成されるものに限定される
ものではなく、合成樹脂材等から形成するものであって
もよい。
ぐヒンジ部21aを有する断面略L字状のリッド21が
収納容器16に設けられている。このリッド21は厚さ
0.7〜1.2mmの圧延鋼板から形成されている。尚、
リッド21は圧延鋼板から形成されるものに限定される
ものではなく、合成樹脂材等から形成するものであって
もよい。
【0022】前記リッド21のヒンジ部21aは、本実
施の形態では複数の透孔を遇角部に穿設することにより
形成されているが、ガス発生器のガス圧力によりヒンジ
部21aがパッド材7のサイド部7aを押圧するように
回動し得るもので、且つ通常時エアバッグ本体15の折
畳み状態を保持し得るような、ある程度の剛性を有する
ものであればよく、例えば合成樹脂材、軽金属等から断
面L字状に一体に形成することもでき、または別途形成
された蝶番等を用いてヒンジ部を形成することもでき
る。
施の形態では複数の透孔を遇角部に穿設することにより
形成されているが、ガス発生器のガス圧力によりヒンジ
部21aがパッド材7のサイド部7aを押圧するように
回動し得るもので、且つ通常時エアバッグ本体15の折
畳み状態を保持し得るような、ある程度の剛性を有する
ものであればよく、例えば合成樹脂材、軽金属等から断
面L字状に一体に形成することもでき、または別途形成
された蝶番等を用いてヒンジ部を形成することもでき
る。
【0023】前記エアバッグ本体15が膨出する際に、
前記収納容器16の開口16aに設けられたリッド21
がヒンジ部21aで回動され、該リッド21の回動によ
りパッド材7のサイド部7aが内側方向に押圧され、パ
ッド材7のサイド部7aがちぎれて飛散するのを防止す
ることができる。
前記収納容器16の開口16aに設けられたリッド21
がヒンジ部21aで回動され、該リッド21の回動によ
りパッド材7のサイド部7aが内側方向に押圧され、パ
ッド材7のサイド部7aがちぎれて飛散するのを防止す
ることができる。
【0024】図4(a),(b)には本発明に係わる車
両の側突用エアバッグ装置の異なる実施の形態が夫々示
されており、前述せる実施の形態と対応する部分には同
一符号を付してこれ以上の詳細説明はこれを省略する
も、前記リッド21のパッド材7のサイド部7aと対向
する面にパッド材7のサイド部7a側に突出する突起2
3が形成されているものである。
両の側突用エアバッグ装置の異なる実施の形態が夫々示
されており、前述せる実施の形態と対応する部分には同
一符号を付してこれ以上の詳細説明はこれを省略する
も、前記リッド21のパッド材7のサイド部7aと対向
する面にパッド材7のサイド部7a側に突出する突起2
3が形成されているものである。
【0025】前記突起23は本実施の形態では、切り起
こしにより複数上下方向に形成されているが、突起23
の数及び位置は図示のものに限定されるものではなく、
複数列とすることもでき、別体からなる突起部材をリッ
ド21の表面に固着するものであってもよい。尚、図4
(a),(b)中、符号23aは切り起こしによる透孔
である。
こしにより複数上下方向に形成されているが、突起23
の数及び位置は図示のものに限定されるものではなく、
複数列とすることもでき、別体からなる突起部材をリッ
ド21の表面に固着するものであってもよい。尚、図4
(a),(b)中、符号23aは切り起こしによる透孔
である。
【0026】
【発明の効果】以上が本発明に係わる車両の側突用エア
バッグ装置の実施の形態であるが、本発明の請求項1に
記載の車両の側突用エアバッグ装置によれば、シートフ
レームと、該シートフレームに取付けられるパッド材
と、該パッド材を被覆する表皮材とからなる車両用シー
トの側部に設けられ、前記シートフレームに取付けられ
る収納容器と、該収納容器に収納固着されるガス発生器
と、該ガス発生器の作動時に該ガス発生器から噴出され
るガスが流入されるように前記収納容器に固着されてい
るエアバッグ本体とを備える車両の側突用エアバッグ装
置において、前記エアバッグ本体が前記パッド材のサイ
ド部に形成されたスリットを介して表皮材の縫製部を破
断して膨出するようになされ、前記収納容器はシートフ
レームの側部に固着される内側ベースプレートと、内側
ベースプレートに一体化されて収納空間を形成すると共
に前方に開口が形成される外側ベースプレートとを備
え、前記収納容器の開口を通常時塞ぐヒンジ部を有する
リッドを収納容器に設け、前記エアバッグ本体が膨出す
る際に、前記収納容器の開口に設けられたリッドをヒン
ジ部で回動させ、該リッドによりパッド材のサイド部を
押圧するようになされているので、エアバッグ本体の膨
出の際に、パッド材がちぎれて飛散する虞れがなく、エ
アバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前方に直線的に膨出
させることができる。
バッグ装置の実施の形態であるが、本発明の請求項1に
記載の車両の側突用エアバッグ装置によれば、シートフ
レームと、該シートフレームに取付けられるパッド材
と、該パッド材を被覆する表皮材とからなる車両用シー
トの側部に設けられ、前記シートフレームに取付けられ
る収納容器と、該収納容器に収納固着されるガス発生器
と、該ガス発生器の作動時に該ガス発生器から噴出され
るガスが流入されるように前記収納容器に固着されてい
るエアバッグ本体とを備える車両の側突用エアバッグ装
置において、前記エアバッグ本体が前記パッド材のサイ
ド部に形成されたスリットを介して表皮材の縫製部を破
断して膨出するようになされ、前記収納容器はシートフ
レームの側部に固着される内側ベースプレートと、内側
ベースプレートに一体化されて収納空間を形成すると共
に前方に開口が形成される外側ベースプレートとを備
え、前記収納容器の開口を通常時塞ぐヒンジ部を有する
リッドを収納容器に設け、前記エアバッグ本体が膨出す
る際に、前記収納容器の開口に設けられたリッドをヒン
ジ部で回動させ、該リッドによりパッド材のサイド部を
押圧するようになされているので、エアバッグ本体の膨
出の際に、パッド材がちぎれて飛散する虞れがなく、エ
アバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前方に直線的に膨出
させることができる。
【0027】本発明の請求項2に記載の車両の側突用エ
アバッグ装置によれば、シートフレームと、該シートフ
レームに取付けられるパッド材と、該パッド材を被覆す
る表皮材とからなる車両用シートの側部に設けられ、前
記シートフレームに取付けられる収納容器と、該収納容
器に収納固着されるガス発生器と、該ガス発生器の作動
時に該ガス発生器から噴出されるガスが流入されるよう
に前記収納容器に固着されているエアバッグ本体とを備
える車両の側突用エアバッグ装置において、前記エアバ
ッグ本体が前記パッド材のサイド部に形成されたスリッ
トを介して表皮材の縫製部を破断して膨出するようにな
され、前記収納容器はシートフレームの側部に固着され
る内側ベースプレートと、内側ベースプレートに一体化
されて収納空間を形成すると共に前方に開口が形成され
る外側ベースプレートとを備え、前記収納容器の開口を
通常時塞ぐヒンジ部を有する断面略L字状のリッドを内
側ベースプレートに設け、前記エアバッグ本体が膨出す
る際に、前記収納容器の開口に設けられたリッドをヒン
ジ部で回動させ、該リッドによりパッド材のサイド部を
内側方向に押圧するようになされているので、エアバッ
グ本体の膨出の際に、パッド材がちぎれて飛散する虞れ
がなく、エアバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前方に直
線的に膨出させることができる。
アバッグ装置によれば、シートフレームと、該シートフ
レームに取付けられるパッド材と、該パッド材を被覆す
る表皮材とからなる車両用シートの側部に設けられ、前
記シートフレームに取付けられる収納容器と、該収納容
器に収納固着されるガス発生器と、該ガス発生器の作動
時に該ガス発生器から噴出されるガスが流入されるよう
に前記収納容器に固着されているエアバッグ本体とを備
える車両の側突用エアバッグ装置において、前記エアバ
ッグ本体が前記パッド材のサイド部に形成されたスリッ
トを介して表皮材の縫製部を破断して膨出するようにな
され、前記収納容器はシートフレームの側部に固着され
る内側ベースプレートと、内側ベースプレートに一体化
されて収納空間を形成すると共に前方に開口が形成され
る外側ベースプレートとを備え、前記収納容器の開口を
通常時塞ぐヒンジ部を有する断面略L字状のリッドを内
側ベースプレートに設け、前記エアバッグ本体が膨出す
る際に、前記収納容器の開口に設けられたリッドをヒン
ジ部で回動させ、該リッドによりパッド材のサイド部を
内側方向に押圧するようになされているので、エアバッ
グ本体の膨出の際に、パッド材がちぎれて飛散する虞れ
がなく、エアバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前方に直
線的に膨出させることができる。
【0028】本発明の請求項3に記載の車両の側突用エ
アバッグ装置によれば、リッドのパッド材と対向する面
にパッド材側に突出する突起が形成されているので、エ
アバッグ本体の膨出の際に、収納容器の開口に設けられ
たリッドがヒンジ部で回動する際に、リッドの突起がパ
ッド材のサイド部に引っ掛かり、パッド材のサイド部が
確実に内側方向に押圧され、パッド材がちぎれて飛散す
る虞れがなく、エアバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前
方に直線的に膨出させることができる。
アバッグ装置によれば、リッドのパッド材と対向する面
にパッド材側に突出する突起が形成されているので、エ
アバッグ本体の膨出の際に、収納容器の開口に設けられ
たリッドがヒンジ部で回動する際に、リッドの突起がパ
ッド材のサイド部に引っ掛かり、パッド材のサイド部が
確実に内側方向に押圧され、パッド材がちぎれて飛散す
る虞れがなく、エアバッグ本体を簡易迅速且つ正確に前
方に直線的に膨出させることができる。
【0029】本発明によれば、車両の側面衝突等によ
り、エアバッグ装置のエアバッグ本体が前方に膨出する
際に、パッド材がちぎれて飛散する虞れがなく、エアバ
ッグ本体を簡易迅速且つ正確に前方に直線的に無駄なく
膨出させることができ、乗降性が優れ、着座者が受ける
衝撃荷重を抑えることができる車両の側突用エアバッグ
装置を得ることができる。
り、エアバッグ装置のエアバッグ本体が前方に膨出する
際に、パッド材がちぎれて飛散する虞れがなく、エアバ
ッグ本体を簡易迅速且つ正確に前方に直線的に無駄なく
膨出させることができ、乗降性が優れ、着座者が受ける
衝撃荷重を抑えることができる車両の側突用エアバッグ
装置を得ることができる。
【図1】本発明に係る車両の側突用エアバッグ装置をシ
ートバックに適用した状態の断面図。
ートバックに適用した状態の断面図。
【図2】本発明に係る車両の側突用エアバッグ装置のエ
アバッグ本体の膨出状態の断面図。
アバッグ本体の膨出状態の断面図。
【図3】本発明に係る車両の側突用エアバッグ装置の収
納容器を示すもので、(a)は斜視図、(b)は一部断
面図。
納容器を示すもので、(a)は斜視図、(b)は一部断
面図。
【図4】本発明に係る車両の側突用エアバッグ装置の収
納容器の異なる実施の形態を示すもので、(a)は斜視
図、(b)は一部断面図。
納容器の異なる実施の形態を示すもので、(a)は斜視
図、(b)は一部断面図。
【図5】従来の車両の側突用エアバッグ装置を備える車
両用シートの斜視図。
両用シートの斜視図。
【図6】従来の車両の側突用エアバッグ装置の断面図。
1 車両用シート 2 シートクッション 3 シートバック 5 シートフレーム 5a サイドフレーム 7 パッド材 7a サイド部 9 表皮材 9a サイド部 10 縫製部 11 エアバッグ装置 13 ガス発生器 15 エアバッグ本体 16 収納容器 16a 開口 17 内側ベースプレート 18 外側ベースプレート 19a ボルト 19b ナット 21 リッド 21a ヒンジ部 23 突起 23a 透孔
Claims (3)
- 【請求項1】 シートフレームと、該シートフレームに
取付けられるパッド材と、該パッド材を被覆する表皮材
とからなる車両用シートの側部に設けられ、前記シート
フレームに取付けられる収納容器と、該収納容器に収納
固着されるガス発生器と、該ガス発生器の作動時に該ガ
ス発生器から噴出されるガスが流入されるように前記収
納容器に固着されているエアバッグ本体とを備える車両
の側突用エアバッグ装置において、 前記エアバッグ本体が前記パッド材のサイド部に形成さ
れたスリットを介して表皮材の縫製部を破断して膨出す
るようになされ、前記収納容器はシートフレームの側部
に固着される内側ベースプレートと、内側ベースプレー
トに一体化されて収納空間を形成すると共に前方に開口
が形成される外側ベースプレートとを備え、前記収納容
器の開口を通常時塞ぐヒンジ部を有するリッドを収納容
器に設け、前記エアバッグ本体が膨出する際に、前記収
納容器の開口に設けられたリッドをヒンジ部で回動さ
せ、該リッドによりパッド材のサイド部を押圧すること
を特徴とする車両の側突用エアバッグ装置。 - 【請求項2】 シートフレームと、該シートフレームに
取付けられるパッド材と、該パッド材を被覆する表皮材
とからなる車両用シートの側部に設けられ、前記シート
フレームに取付けられる収納容器と、該収納容器に収納
固着されるガス発生器と、該ガス発生器の作動時に該ガ
ス発生器から噴出されるガスが流入されるように前記収
納容器に固着されているエアバッグ本体とを備える車両
の側突用エアバッグ装置において、 前記エアバッグ本体が前記パッド材のサイド部に形成さ
れたスリットを介して表皮材の縫製部を破断して膨出す
るようになされ、前記収納容器はシートフレームの側部
に固着される内側ベースプレートと、内側ベースプレー
トに一体化されて収納空間を形成すると共に前方に開口
が形成される外側ベースプレートとを備え、前記収納容
器の開口を通常時塞ぐヒンジ部を有する断面略L字状の
リッドを内側ベースプレートに設け、前記エアバッグ本
体が膨出する際に、前記収納容器の開口に設けられたリ
ッドをヒンジ部で回動させ、該リッドによりパッド材の
サイド部を内側方向に押圧することを特徴とする車両の
側突用エアバッグ装置。 - 【請求項3】 前記リッドのパッド材と対向する面にパ
ッド材側に突出する突起が形成されていることを特徴と
する請求項1または請求項2記載の車両の側突用エアバ
ッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123995A JPH09286298A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 車両の側突用エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123995A JPH09286298A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 車両の側突用エアバッグ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09286298A true JPH09286298A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14874442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8123995A Pending JPH09286298A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 車両の側突用エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09286298A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7530595B2 (en) | 2004-09-21 | 2009-05-12 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Rear seat side airbag device |
WO2014017211A1 (ja) | 2012-07-25 | 2014-01-30 | トヨタ自動車株式会社 | サイドエアバッグの展開方向規制構造 |
CN110475692A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-19 | 提爱思科技股份有限公司 | 车辆座椅 |
-
1996
- 1996-04-22 JP JP8123995A patent/JPH09286298A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7530595B2 (en) | 2004-09-21 | 2009-05-12 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Rear seat side airbag device |
WO2014017211A1 (ja) | 2012-07-25 | 2014-01-30 | トヨタ自動車株式会社 | サイドエアバッグの展開方向規制構造 |
CN104507760A (zh) * | 2012-07-25 | 2015-04-08 | 丰田自动车株式会社 | 侧面安全气囊的展开方向限制结构 |
EP2878496A4 (en) * | 2012-07-25 | 2015-07-15 | Toyota Motor Co Ltd | STRUCTURE FOR CONTROLLING THE DEPARTMENTAL DIRECTION OF A SIDE ANGLE BAG |
US9592789B2 (en) | 2012-07-25 | 2017-03-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Side airbag deployment direction control structure |
CN104507760B (zh) * | 2012-07-25 | 2018-01-12 | 丰田自动车株式会社 | 侧面安全气囊的展开方向限制结构 |
CN110475692A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-19 | 提爱思科技股份有限公司 | 车辆座椅 |
CN110475692B (zh) * | 2017-03-31 | 2022-06-24 | 提爱思科技股份有限公司 | 车辆座椅 |
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