JPH09286231A - 車輛用暖房装置 - Google Patents

車輛用暖房装置

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JPH09286231A
JPH09286231A JP10041896A JP10041896A JPH09286231A JP H09286231 A JPH09286231 A JP H09286231A JP 10041896 A JP10041896 A JP 10041896A JP 10041896 A JP10041896 A JP 10041896A JP H09286231 A JPH09286231 A JP H09286231A
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JP
Japan
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heater
heating
induction heating
heat exchanger
heat
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JP10041896A
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English (en)
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Fujio Matsui
冨士夫 松井
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を大型化させることなくエンジンの暖機
前において急速に運転者近傍の暖房を実行可能にする。 【解決手段】 車輛用の空調システムのベントダクト1
内には、エンジンからの冷却水の熱を利用して空気を暖
めるヒータ4と共に、車室前部に開口したフロントベン
ト部6の吹き出し口直前近傍に、誘導加熱方式の熱交換
器10が設けられている。誘導加熱方式の熱交換器10
は、磁性体からなるヒータと、このヒータを透過する磁
束を発生するための誘導加熱コイルとを有してなり、誘
導加熱コイルに高周波電流を通電して交番磁界を発生さ
せ、ヒータに磁束を透過させることによって、ヒータを
発熱させる。この熱交換器10によって、エンジンの暖
機完了前においてもブロワ3により取り込んだ外気を急
速に暖めることができ、温風をフロントベント部6から
吹き出して運転者近傍の暖房を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの暖機前
に急速に車内の暖房を行う車輛用暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冬期に自動車等の運転を行う際に、エン
ジンが暖機完了するまでの時間、手元が冷えているとハ
ンドルを握るのがつらいため、手袋等を着用するとおの
ずとハンドル操作が鈍感になり、運転の機敏性が損なわ
れるおそれがある。
【0003】そこで、車室内の快適性を高め、運転の安
全性を高めるために、ハンドルにヒータを埋め込み、ハ
ンドル近傍を暖気させる暖房手段が提案されている。
【0004】車室内の暖房を行う場合、特に、運転者の
顔面付近への温風による暖房は、安心感と運転操作に余
裕を与えるが、一般にエンジンの始動直後では、エンジ
ン冷却水の温度が低温となっているため、冷却水温が上
昇するまでの時間は空調ヒータから十分な温風を得るこ
とができない。
【0005】このため、特開昭63−68418号公報
等において、定常走行時にエンジンで発生される熱を潜
熱蓄熱装置に蓄えておき、冷態始動時等に、この潜熱を
利用して、車室内の暖房を行う技術が示されている。
【0006】また、近年では、エンジンの冷却水通路に
直列に熱交換器構造の潜熱蓄熱装置を設け、走行中は、
高温となっている冷却水から蓄熱し、エンジン始動時等
に、低温となっている冷却水に放熱して冷却水の温度を
上昇させ、十分な温風を得られるようにした技術が提案
されている。
【0007】また、熱源となる抵抗加熱ヒータを空調シ
ステムの一部に設置して、温風ヒータを構成し、エンジ
ンの暖機完了前においても暖房効果を得ることのできる
ものも提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の装置では、エンジンが暖機するまでの時間に運転者近
傍の暖房を行って快適性を高めることは容易でなかっ
た。
【0009】暖房手段としてハンドルにヒータを埋め込
んだものでは、暖気は運転者の手先のほんの一部に限ら
れ、また加熱には時間を要するため、所望の暖房効果を
得るのは困難である。
【0010】また、潜熱蓄熱装置を用いたものでは、外
気温等の条件によっては蓄熱量が減少してしまい、エン
ジンの暖機完了前に十分な暖房効果が得られない場合が
ある。
【0011】また、抵抗加熱ヒータを空調システムの一
部に配設したものでは、装置が大規模になると共に、大
電力を必要とし、バッテリや発電機等の大型化を招くた
め、実現が困難であるという問題点があった。
【0012】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、装置を大型化させることなくエンジンの暖機完
了前において急速に運転者近傍の暖房を行うことがで
き、快適性を向上させることが可能で実用性の高い車輛
用暖房装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による車輛用暖房
装置は、空調システムのベントダクト内に配設され、外
気を加熱する磁性体からなる加熱用ヒータと、前記加熱
用ヒータを透過する磁束を発生させる誘導加熱コイル
と、前記誘導加熱コイルに高周波電流を通電し、交番磁
界を発生させる制御手段と、を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の一実施形態
に係り、図1は車輛用の空調システムの概略構成を示す
説明図、図2は車輛用暖房装置の基本構成を示すブロッ
ク図、図3は誘導加熱方式の熱交換器の構成を示す説明
図、図4は熱交換器のヒータ部の構成を示す斜視図、図
5は熱交換器をフロントベント部へ配設した配置構成例
を示す説明図である。
【0015】図1に示すように、本実施形態の暖房装置
を備えた車輛用の空調システムは、自動車等の車輛に配
設されたベントダクト1を有して構成され、ベントダク
ト1内には、吸い込み口2より外気を取り込んで送風を
行うブロワ3と、ブロワ3により送られる空気を暖める
ヒータ4とが設けられている。ヒータ4には、エンジン
からの冷却水を送る配管5が接続され、暖房用の熱を発
生するようになっている。
【0016】ブロワ3により外気が取り込まれ、ヒータ
4を通過することにより、温風となり、この温風はベン
トダクト1内を経由し、車室前部に開口したフロントベ
ント部6より吹き出される。フロントベント部6は、中
央左ベント部7a,中央右ベント部7b,右ベント部
8,左ベント部9に分割されており、各ベント部の吹き
出し口より空気が吹き出される。
【0017】フロントベント部6の中央左ベント部7a
及び中央右ベント部7bと、右ベント部8には、開口近
傍のベントダクト1内に誘導加熱方式の熱交換器10が
配設されている。また、デフロスタの吹き出し口11に
おいても、開口近傍のベントダクト1内に誘導加熱方式
の熱交換器10が配設されている。
【0018】エンジンの始動直後など冷却水温が低いと
きには、ヒータ4はすぐには高温とならないため、ヒー
タ4を通して十分な温風を得ることができない。エンジ
ン暖機後の冷却水からの熱と同等の熱エネルギーを電気
エネルギーから得ようとすると、多大な電気エネルギー
が必要になる。このため、少ない電力で効率良く、且
つ、応答性の良い、目的にかなった温風を得るために
は、フロントベント部近傍の空気を加熱することが最も
効率的である。加熱箇所から供給先までの距離が長く、
この間の体積が大きいと、加熱効率は悪くなり、瞬時の
加熱効果が著しく低下するばかりか相対的に大きなエネ
ルギーが必要になる。
【0019】そこで、温風の生成を行う熱交換器をフロ
ントベント部近傍に設け、フロントベント部の吹き出し
口直前で空気を加熱することによって、小電力で暖房が
可能となると共に、加熱応答性を高めることができる。
【0020】しかし、フロントベント部近傍にエンジン
からの冷却水の配管を伴うヒータを設置することは、コ
スト的にもスペース的にも困難であり、且つ、前述のよ
うに低温時には全く効果が得られない。また、抵抗加熱
ヒータを設置しようとした場合、ヒータの固定方法や、
電極の取付、電極からの熱を逃がす手段、ヒータ制御の
ための温度センサの設置などに問題が生じ、また、ニク
ロム線ヒータであれば必ず発生する断線や、セラミック
ヒータであれば加熱までの応答性の低下が問題となり、
装置が大型化するばかりか、メインテナンスが大変であ
る。特に、抵抗加熱ヒータは出力容量が大きくなると相
対的にヒータ容積が増大するため、抵抗加熱方式の暖房
装置は搭載スペースにより出力容量が必然的に限定され
ることになる。
【0021】従って、限られたスペースに自由な形状で
所望の出力容量を有するヒータを設置するためには、誘
導加熱方式が最適である。本実施形態では、誘導加熱方
式の熱交換器10をフロントベント部近傍に設け、フロ
ントベント部の吹き出し口直前で空気を加熱することに
よって、小電力で応答性の良い暖房を行うことが可能と
なる。
【0022】誘導加熱方式は、直接電力を熱交換器に供
給するのではなく、熱交換器へ誘導電流により間接的に
電力を供給するため、熱交換器の自由な形状設定が可能
で、給電のための電極が不要になる。よって、限られた
スペースに設置された熱交換器に大電力を集中させるこ
とが可能になる。また、熱交換器本体を断熱構造にする
ことが比較的容易なため、設置される周囲の熱害を考慮
しなくても良くなる。すなわち、設置の自由度が高く、
設置に伴う障害も少ないため、任意の箇所に容易に配設
することができる。
【0023】また、熱交換器に電力を供給する際に、供
給するパワーが大きくなると、電源からの配線が大がか
りになるばかりか、バッテリや発電機の容量を増大させ
る原因になる。よって、短時間に大きなパワーを供給す
るために、通常運転時に余剰電力を電気二重層コンデン
サに充電しておき、暖房の動作時にはバッテリからの電
力供給を停止し、電気二重層コンデンサから熱交換器に
電力を供給することにより、配線の大規模化を防ぎ、バ
ッテリや発電機への負担を軽減することができる。
【0024】右ハンドル車の場合、特に運転者に直接効
果のある温風は、中央のベント部と右ベント部である。
よって、本実施形態では熱交換器10を中央左ベント部
7a及び中央右ベント部7bの近傍と、右ベント部8の
近傍に設けている。
【0025】また、熱交換器10をデフロスタの吹き出
し口11の近傍にも設けることにより、エンジンの暖機
完了前においてもフロントガラスに温風を吹き出すこと
ができ、冬期にフロントガラスの解氷などが小電力で可
能となる。
【0026】次に、本実施形態の車輛用暖房装置の構成
及び作用をより詳細に説明する。
【0027】図2に示すように、熱交換器10は、熱交
換器10に内蔵された誘導加熱コイル12に誘導加熱制
御装置14が接続されている。この誘導加熱制御装置1
4には、加熱スイッチ15を経由して、電気二重層コン
デンサ16が接続されると共に、抵抗17を介し発電機
18及びバッテリ19が接続されている。
【0028】前記熱交換器10は、図3に示すように、
誘導加熱コイル12と、磁性体のステンレススチール
(SUS)からなるヒータ21とから構成される。ヒー
タ21は、効率良く空気に熱を伝達させるために、空気
と接触するヒータの表面積を広くとる必要があるため、
多数のSUS細線を網状に編んで形成している。またこ
の網目形状は、空気の流れを妨げないような形状として
いる。そして、ヒータ21は、図4に示すように、フロ
ントベント部のダクト形状に合わせて円柱状に形成され
ており、円筒状のヒータ21の外枠22に誘導加熱コイ
ル12が巻回されている。
【0029】熱交換器10の誘導加熱コイル12には、
誘導加熱制御装置14より高周波電流が供給されるよう
になっている。誘導加熱コイル12に高周波電流を供給
すると、コイルの周辺に交番磁界が発生し、磁性体から
なるヒータ21に渦電流損失及びヒステリシス損失(た
だし、ヒステリシス損失は極く小さいため無視できる)
が発生する。その結果、主としてヒータ21のSUS細
線表面付近に誘導された渦電流がヒータ21を形成する
SUS自身の内部抵抗によってジュール熱に変換され、
ヒータ21が発熱する。
【0030】このとき、誘導加熱コイル12からヒータ
21のSUS細線には非接触で電気的エネルギーが供給
されることになるため、ヒータ21には電力供給用の端
子は不要である。誘導加熱コイル12とヒータ21との
間の外枠22は、耐熱性が高く、非透磁率ができるだけ
小さく、かつ非電導性の材質であるセラミック等で構成
されている。
【0031】ブロワ3により供給される空気は、ヒータ
21のSUS細線表面と接触し、ヒータ21で発生した
熱を奪い、温風となってフロントベント部6から吹き出
される。
【0032】運転者が冷態始動時に急速暖房を必要とし
たとき、加熱スイッチ15をオンすると、誘導加熱制御
装置14が作動し、誘導加熱に必要な高周波電流が熱交
換器10に内蔵された誘導加熱コイル12に供給され
る。このとき、誘導加熱用の高周波電流を発生させるた
めの電力は、電気二重層コンデンサ16から供給を受け
る。
【0033】誘導加熱コイル12に高周波電流が供給さ
れると、前述したように熱交換器10のヒータ21が加
熱され、熱交換器10を通過する空気が加熱される。熱
交換器10は、フロントベント部6の吹き出し口付近に
設置されているため、吹き出される空気は効率良く温風
に変換される。
【0034】このとき、熱交換器10のヒータ21の温
度は誘導加熱コイル12の共振周波数を監視することに
よって検知することができる。ヒータ21のSUS等の
磁性体は温度が低いほど透磁率が大きく、高いほど小さ
くなるという性質があり、誘導加熱コイル12の共振周
波数は磁性体で構成されたヒータ21の透磁率によって
変化するため、ヒータ21の温度は誘導加熱コイル12
の共振周波数と相関がある。このため、加熱スイッチ1
5投入時のヒータ21の温度は、誘導加熱コイル12の
共振周波数を検出することで検知することが可能であ
る。
【0035】誘導加熱制御装置14は、誘導加熱コイル
12の共振周波数を監視し、加熱スイッチ15投入時の
ヒータ21の温度が所定の値以上である場合は熱交換器
10への電力供給を停止する。また、加熱時において
も、引き続き誘導加熱コイル12の共振周波数を検出し
てヒータ21の温度を検知することにより、温度制御を
行う。これにより、加熱スイッチ15を投入しても、無
条件に熱交換器10へ電力が供給されることはなく、ヒ
ータ21の温度が上昇した分、電力供給が制限され、空
気の温度を常に所定の値に保つことができる。
【0036】このように、誘導加熱方式の熱交換器10
では、ヒータ21の温度は誘導加熱コイル12の共振周
波数を監視することによって常に一定に制御することが
できるため、温度センサが不要になる。
【0037】外気の温度が低く、急速暖房を必要とする
場合には、大きな熱エネルギーが短時間に必要となる。
この場合、初期加熱において大きな電力を供給する必要
があるが、バッテリや発電機から電力を供給しようとす
ると、バッテリや発電機の出力電圧は低いため、バッテ
リの放電電流が増大して電圧の低下を招き、繰り返しの
使用によりバッテリ上がりが懸念されたり、発電機の出
力を増加させるためにバッテリの大型化を招くなどの問
題点がある。また、供給する電力が大きくなると大きな
電流が流れるため、配線径を太くする必要が生じ、誘導
加熱制御装置までの配線の引き回しとか、安全のための
フューズ等にコストがかかる問題点も生じる。
【0038】そこで、本実施形態では、瞬時に熱交換器
10の誘導加熱コイル12に大電力を供給するために、
充電用の抵抗17と直列に電気二重層コンデンサ16を
接続し、ヒータ21を加熱する際には電気二重層コンデ
ンサ16から熱交換器10の誘導加熱コイル12に誘導
加熱用の電力を供給する。そして、消費された電力は、
通常のエンジン作動時に発電機18またはバッテリ19
から抵抗17を介して電気二重層コンデンサ16へ供給
し、低電流で充電する。
【0039】このように加熱用の電源として電気二重層
コンデンサ16を用い、さらに電気二重層コンデンサ1
6を誘導加熱制御装置14及びヒータ21の近傍に配置
することにより、充電電流を小さくして発電機18及び
バッテリ19の負担を軽減すると共に、車体の任意の箇
所で急速な大電力供給の制御が可能となる。
【0040】図5に熱交換器10のフロントベント部6
への配置構成例を示す。フロントベント部6の開口部近
傍に配置された熱交換器10は、磁性体で構成されたヒ
ータ21の外周に、ヒータ外枠と一体構造で成形した誘
導加熱コイル12が設けられて構成されている。このよ
うな構造によって、ダクトの開口部を共用し、簡単な構
造で発生した熱エネルギーの損失を必要最小限に抑える
ことができる。
【0041】誘導加熱コイル12の外周には、内部抵抗
の大きい材質であるケイソ鋼板等ならなるシールド部材
23が配設されている。このようにシールド部材23を
設けることにより、誘導加熱コイル12により発生する
交番磁束を効率良くヒータ21に供給させることができ
ると共に、外部に電磁的な悪影響を拡散させないように
することができる。
【0042】以上説明したように、本実施形態では、誘
導加熱方式の熱交換器を空調システムの吹き出し口近傍
に設け、エンジンの冷却水からの熱エネルギーの供給が
できない暖機完了前に、前記熱交換器によって小電力で
急速に冷たい空気を加熱し、運転者の手元から顔面付近
にかけて温風を供給することにより、運転の快適性を高
めることができる。
【0043】誘導加熱方式の熱交換器では、小電力で容
易に急速加熱が可能であるため、速効性があり実用性の
高い暖房装置を構成することが可能である。また、設置
箇所の自由度が高いため、暖房装置が大型化することな
く、効率の良い暖房が可能となる。さらに、フロントベ
ント部付近に配置することにより、運転者の手先だけで
なく、上半身を広く暖房できるため、より快適性を向上
できる。
【0044】また、加熱用電力の供給用に電気二重層コ
ンデンサを設け、通常運転時に電気二重層コンデンサに
充電した電力を電気二重層コンデンサから熱交換器に供
給する構造であるため、バッテリの大型化を防止すると
共に、発電機の負荷を軽減できる。このため、装置コス
トを低減することができ、経済性も良好である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置を大型化させることなくエンジンの暖機完了前におい
て急速に運転者近傍の暖房を行うことができ、快適性を
向上させることが可能で実用性の高い車輛用暖房装置を
提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車輛用の空調システム
の概略構成を示す説明図
【図2】本実施形態に係る車輛用暖房装置の基本構成を
示すブロック図
【図3】誘導加熱方式の熱交換器の構成を示す説明図
【図4】熱交換器のヒータ部の構成を示す斜視図
【図5】熱交換器をフロントベント部へ配設した配置構
成例を示す説明図
【符号の説明】
1…ベントダクト 3…ブロワ 6…フロントベント部 10…熱交換器 12…誘導加熱コイル 14…誘導加熱制御装置 15…加熱スイッチ 16…電気二重層コンデンサ 21…ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調システムのベントダクト内に配設さ
    れ、外気を加熱する磁性体からなる加熱用ヒータと、 前記加熱用ヒータを透過する磁束を発生させる誘導加熱
    コイルと、 前記誘導加熱コイルに高周波電流を通電し、交番磁界を
    発生させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする車輛用暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱用ヒータ及び誘導加熱コイルを
    前記空調システムにおける運転席前方周辺の吹き出し口
    直前近傍に配置したことを特徴とする請求項1に記載の
    車輛用暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱用ヒータ及び誘導加熱コイルを
    前記空調システムにおけるフロントガラス下部のデフロ
    スタの吹き出し口直前近傍に配置したことを特徴とする
    請求項1に記載の車輛用暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記誘導加熱コイルに供給する電力を蓄
    積する電気二重層コンデンサを設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の車輛用暖房装置。
JP10041896A 1996-04-22 1996-04-22 車輛用暖房装置 Pending JPH09286231A (ja)

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