JPH09285219A - 脱穀機のフィードチェン構造 - Google Patents
脱穀機のフィードチェン構造Info
- Publication number
- JPH09285219A JPH09285219A JP10018396A JP10018396A JPH09285219A JP H09285219 A JPH09285219 A JP H09285219A JP 10018396 A JP10018396 A JP 10018396A JP 10018396 A JP10018396 A JP 10018396A JP H09285219 A JPH09285219 A JP H09285219A
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- JP
- Japan
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- chain
- thresher
- transmission
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィードチェンを簡潔な構成で伝動すると共
に、フィードチェンの回動退避を良好に行うことができ
る脱穀機のフィードチェン構造を提供する。 【解決手段】 両側の輪体60,63と中間輪体65と
に巻掛けたフィードチェン6を、脱穀部3側に設けた駆
動スプロケット8から伝動チェン8Tを介して上記中間
輪体65を回動させると共に、前記輪体60,63と中
間輪65とを支持フレーム62で連結することによりフ
ィードチェン体6Sを構成し、該フィードチェン体6S
をその一端側を支点として上下回動可能に機体に取付
け、上記中間輪体65と駆動スプロケット8との間に伝
動チェン8Tを係脱させる切換伝動機構5を設け、該切
換伝動機構5を操作して伝動チェン8Tを外すことによ
り駆動スプロケット8との伝動を断った状態で、フィー
ドチェン体6Sを上記支点を中心に回動させて脱穀部の
側面から退避可能となした脱穀機のフィードチェン構造
としている。
に、フィードチェンの回動退避を良好に行うことができ
る脱穀機のフィードチェン構造を提供する。 【解決手段】 両側の輪体60,63と中間輪体65と
に巻掛けたフィードチェン6を、脱穀部3側に設けた駆
動スプロケット8から伝動チェン8Tを介して上記中間
輪体65を回動させると共に、前記輪体60,63と中
間輪65とを支持フレーム62で連結することによりフ
ィードチェン体6Sを構成し、該フィードチェン体6S
をその一端側を支点として上下回動可能に機体に取付
け、上記中間輪体65と駆動スプロケット8との間に伝
動チェン8Tを係脱させる切換伝動機構5を設け、該切
換伝動機構5を操作して伝動チェン8Tを外すことによ
り駆動スプロケット8との伝動を断った状態で、フィー
ドチェン体6Sを上記支点を中心に回動させて脱穀部の
側面から退避可能となした脱穀機のフィードチェン構造
としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀機のフィード
チェン構造に関する。
チェン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等に搭載される脱穀機
はフィードチェンを機体から取り外すことなく、該フィ
ードチェンの一端を支点として上方に回動させて機側を
開放し脱穀機内部を掃除したり、修理や点検等のメンテ
ナンス作業を行うように構成するものが知られている。
このような脱穀機のフィードチェンは、該フィードチェ
ンを張架する両側のスプロケット(輪体)のうち、一方
のスプロケットを扱室の一側に配した駆動軸によって回
動させると共に、該駆動軸側を中心に自由端となる従動
側を上方に回動させることにより、フィードチェンを脱
穀部側方より回動退避させて機側を開放させるように構
成している。
はフィードチェンを機体から取り外すことなく、該フィ
ードチェンの一端を支点として上方に回動させて機側を
開放し脱穀機内部を掃除したり、修理や点検等のメンテ
ナンス作業を行うように構成するものが知られている。
このような脱穀機のフィードチェンは、該フィードチェ
ンを張架する両側のスプロケット(輪体)のうち、一方
のスプロケットを扱室の一側に配した駆動軸によって回
動させると共に、該駆動軸側を中心に自由端となる従動
側を上方に回動させることにより、フィードチェンを脱
穀部側方より回動退避させて機側を開放させるように構
成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来の構成
による脱穀機は、フィードチェンを駆動軸側を支点とし
て回動させるために、該駆動軸の伝動構造が扱室の前側
或いは後側に限定されて制約を受けると共に、この部に
おいて伝動機構を設けた形態の脱穀機にのみ使用を限定
される欠点がある。そこで本発明は上記従来の実情に鑑
み、フィードチェンの駆動をフィードチェンの下方に配
置されている脱穀機の回転軸から、チェン伝動機構を以
てフィードチェンの中途部を簡潔な構成で伝動させると
共に、フィードチェンの回動退避を円滑に行うことがで
きる脱穀機のフィードチェン構造を提供しようとするも
のである。
による脱穀機は、フィードチェンを駆動軸側を支点とし
て回動させるために、該駆動軸の伝動構造が扱室の前側
或いは後側に限定されて制約を受けると共に、この部に
おいて伝動機構を設けた形態の脱穀機にのみ使用を限定
される欠点がある。そこで本発明は上記従来の実情に鑑
み、フィードチェンの駆動をフィードチェンの下方に配
置されている脱穀機の回転軸から、チェン伝動機構を以
てフィードチェンの中途部を簡潔な構成で伝動させると
共に、フィードチェンの回動退避を円滑に行うことがで
きる脱穀機のフィードチェン構造を提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の脱穀機のフィードチェン構造は、両側の輪体
と中間輪体とに巻掛けたフィードチェンを、機体側に設
けた駆動スプロケットから伝動チェンを介して上記中間
輪体を回動させるようにした脱穀機において、前記輪体
と中間輪とを支持フレームで連結することによりフィー
ドチェン体を構成し、該フィードチェン体をその一端側
を支点として上下回動可能に機体に取付けると共に、上
記中間輪体と駆動スプロケットとの間に伝動チェンを係
脱させる切換伝動機構を設け、該切換伝動機構を操作し
伝動チェンを外して駆動スプロケットとの伝動を断った
状態で、フィードチェン体を上記支点を中心に回動させ
ることにより、脱穀機の側面から退避可能に構成してい
る。
に本発明の脱穀機のフィードチェン構造は、両側の輪体
と中間輪体とに巻掛けたフィードチェンを、機体側に設
けた駆動スプロケットから伝動チェンを介して上記中間
輪体を回動させるようにした脱穀機において、前記輪体
と中間輪とを支持フレームで連結することによりフィー
ドチェン体を構成し、該フィードチェン体をその一端側
を支点として上下回動可能に機体に取付けると共に、上
記中間輪体と駆動スプロケットとの間に伝動チェンを係
脱させる切換伝動機構を設け、該切換伝動機構を操作し
伝動チェンを外して駆動スプロケットとの伝動を断った
状態で、フィードチェン体を上記支点を中心に回動させ
ることにより、脱穀機の側面から退避可能に構成してい
る。
【0005】また、上記切換伝動機構を中間輪体側で回
動可能に枢支される取付板と、該取付板に回動可能に枢
支される固定板とで構成し、上記取付板と固定板との間
で駆動スプロケットの軸部を係脱可能に位置決め支持す
るように構成したことを特徴としている。
動可能に枢支される取付板と、該取付板に回動可能に枢
支される固定板とで構成し、上記取付板と固定板との間
で駆動スプロケットの軸部を係脱可能に位置決め支持す
るように構成したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1において、1はクローラ式の走行装
置1aを有する機台1bの前方側に刈取部2を設け、こ
の後方に本発明に係わるフィードチェン構造を備えた脱
穀機(脱穀部)3を搭載したコンバインである。上記脱
穀機3は、扱室の扱口3aに沿って本発明の切換伝動機
構5によって伝動切換可能に伝動されるフィードチェン
(無端帯)6を前後方向に張設しており、該フィードチ
ェン6は上部側の穀稈搬送側を露出させた状態で、外側
を側面カバー3Kによって着脱又は開閉可能に覆われ、
穀稈非搬送側の中途部において上記切換伝動機構5を介
して回転伝動するようにしている。
いて説明する。図1において、1はクローラ式の走行装
置1aを有する機台1bの前方側に刈取部2を設け、こ
の後方に本発明に係わるフィードチェン構造を備えた脱
穀機(脱穀部)3を搭載したコンバインである。上記脱
穀機3は、扱室の扱口3aに沿って本発明の切換伝動機
構5によって伝動切換可能に伝動されるフィードチェン
(無端帯)6を前後方向に張設しており、該フィードチ
ェン6は上部側の穀稈搬送側を露出させた状態で、外側
を側面カバー3Kによって着脱又は開閉可能に覆われ、
穀稈非搬送側の中途部において上記切換伝動機構5を介
して回転伝動するようにしている。
【0007】図2,図5に示すように上記フィードチェ
ン6は、扱口3aの絡端部側に設けた軸支部7aによっ
て軸支される回動軸7に固着したスプロケット(輪体)
60と、チェンフレーム(支持フレーム)62の前端部
に遊転軸支させたスプロケット(輪体)63間に張設
し、上面の搬送側には脱穀機枠30の上側で弾性支持さ
れる挟持レール3Lを対設している。尚、同図(B)に
示すように上記チェンフレーム62の後端部は、スプロ
ケット60間において回動軸7にメタル3Mを介して上
下回動可能に枢支される支持腕61の二股部内に、連結
ピン6Pによって連結され側方に向けて揺動可能に支持
されている。
ン6は、扱口3aの絡端部側に設けた軸支部7aによっ
て軸支される回動軸7に固着したスプロケット(輪体)
60と、チェンフレーム(支持フレーム)62の前端部
に遊転軸支させたスプロケット(輪体)63間に張設
し、上面の搬送側には脱穀機枠30の上側で弾性支持さ
れる挟持レール3Lを対設している。尚、同図(B)に
示すように上記チェンフレーム62の後端部は、スプロ
ケット60間において回動軸7にメタル3Mを介して上
下回動可能に枢支される支持腕61の二股部内に、連結
ピン6Pによって連結され側方に向けて揺動可能に支持
されている。
【0008】また、フィードチェン6の非搬送側は上記
チェンフレーム62から延設したガイドレール62aに
軸支される受動スプロケット65と、チェンフレーム6
2に回動可能に枢支されてスプリング63aによって引
圧されるテンションアーム63bのテンションローラ6
3に、チェン張り調節可能に巻掛けることにより一体的
なフィードチェン体6Sを構成している。これによりフ
ィードチェン体6Sは、チェンフレーム62の基部を前
記支持腕61に連結する連結ピン6Pを中心に前方の自
由端側を側方(手前側)に向けて揺動変位可能にされな
がら、脱穀作業時等の通常状態ではチェンフレーム62
の前後に設けた把手付の取付ネジ6Nを脱穀機枠30の
ネジ部に締着して搬送姿勢(固定姿勢)に固定してい
る。
チェンフレーム62から延設したガイドレール62aに
軸支される受動スプロケット65と、チェンフレーム6
2に回動可能に枢支されてスプリング63aによって引
圧されるテンションアーム63bのテンションローラ6
3に、チェン張り調節可能に巻掛けることにより一体的
なフィードチェン体6Sを構成している。これによりフ
ィードチェン体6Sは、チェンフレーム62の基部を前
記支持腕61に連結する連結ピン6Pを中心に前方の自
由端側を側方(手前側)に向けて揺動変位可能にされな
がら、脱穀作業時等の通常状態ではチェンフレーム62
の前後に設けた把手付の取付ネジ6Nを脱穀機枠30の
ネジ部に締着して搬送姿勢(固定姿勢)に固定してい
る。
【0009】66はチェンフレーム62から内向きに突
設したストッパ杆であり、該ストッパ杆66は上記フィ
ードチェン体6Sが固定姿勢にあるとき脱穀機枠30に
上向きに切欠形成した係合溝31内に嵌挿されており、
前出の切換伝動機構5を解除して取付ネジ6Nを緩めて
外したとき、フィードチェン体6Sがその自重によって
回動軸7を中心に下降する際に、上記ストッパ杆66が
係合溝31の底部に係止されることによりフィードチェ
ン体6Sのそれ以上の下降を的確に防止するようにして
いる。
設したストッパ杆であり、該ストッパ杆66は上記フィ
ードチェン体6Sが固定姿勢にあるとき脱穀機枠30に
上向きに切欠形成した係合溝31内に嵌挿されており、
前出の切換伝動機構5を解除して取付ネジ6Nを緩めて
外したとき、フィードチェン体6Sがその自重によって
回動軸7を中心に下降する際に、上記ストッパ杆66が
係合溝31の底部に係止されることによりフィードチェ
ン体6Sのそれ以上の下降を的確に防止するようにして
いる。
【0010】また、67は上記ストッパ杆66の近傍で
チェンフレーム62に設けた把手であり、この把手67
を持って手前に引くことによりチェンフレーム62は支
持腕61の連結ピン6Pを中心に側方へ揺動変位させる
ことができ、該操作によって前記ストッパ杆66を係合
溝31から離脱させたのちは、フィードチェン体6Sを
図5の点線で示す回動退避姿勢(メンテナンス姿勢)に
切換え機側を大きく解放することができるようにしてい
る。尚、このときストッパ杆66は脱穀機枠30の適所
に接当しフィードチェン体6Sを上記回動退避姿勢以上
に回動しないようにしており、この状態においてフィー
ドチェン6の先端部は地上から離間させている。
チェンフレーム62に設けた把手であり、この把手67
を持って手前に引くことによりチェンフレーム62は支
持腕61の連結ピン6Pを中心に側方へ揺動変位させる
ことができ、該操作によって前記ストッパ杆66を係合
溝31から離脱させたのちは、フィードチェン体6Sを
図5の点線で示す回動退避姿勢(メンテナンス姿勢)に
切換え機側を大きく解放することができるようにしてい
る。尚、このときストッパ杆66は脱穀機枠30の適所
に接当しフィードチェン体6Sを上記回動退避姿勢以上
に回動しないようにしており、この状態においてフィー
ドチェン6の先端部は地上から離間させている。
【0011】そして上記フィードチェン6は、受動スプ
ロケット65が脱穀機枠30に軸支される駆動スプロケ
ット8から切換伝動機構5を介して張架される伝動チェ
ン8Tによって伝動されることにより矢印搬送方向に回
動するようにしている。次に、図2,図3,図4におい
て切換伝動機構5の構成について説明すると、切換伝動
機構5のベースフレームを形成する取付板50は、チェ
ンフレーム62にメタル3Mを介して回転可能に軸支さ
れる、受動スプロケット65及び入力スプロケットロケ
ット69を固着する入力軸68の端部に、メタル5Mを
介して回動可能に取付けると共に、取付板50の他側に
は前記駆動スプロケット8の駆動軸8aと同心に形成さ
れた凹溝状の位置決め溝8bに、下方から嵌合可能なU
字状の係合部51を上向きに切欠形成している。
ロケット65が脱穀機枠30に軸支される駆動スプロケ
ット8から切換伝動機構5を介して張架される伝動チェ
ン8Tによって伝動されることにより矢印搬送方向に回
動するようにしている。次に、図2,図3,図4におい
て切換伝動機構5の構成について説明すると、切換伝動
機構5のベースフレームを形成する取付板50は、チェ
ンフレーム62にメタル3Mを介して回転可能に軸支さ
れる、受動スプロケット65及び入力スプロケットロケ
ット69を固着する入力軸68の端部に、メタル5Mを
介して回動可能に取付けると共に、取付板50の他側に
は前記駆動スプロケット8の駆動軸8aと同心に形成さ
れた凹溝状の位置決め溝8bに、下方から嵌合可能なU
字状の係合部51を上向きに切欠形成している。
【0012】また、取付板50の上記係合部51とメタ
ル5Mとの中間には取付軸54pを中心とする円弧孔5
3を穿設し、該円弧孔53内には上記取付軸54pに枢
支されるアーム54aのテンションプロケット54の軸
部54bを移動可能に挿通している。尚、54cはアー
ム54aをチェン張り方向に引っ張るスプリングであ
る。上記取付板50の下方端部側には固定レバー52を
下方に向けて突設すると共に、取付板50の係合部51
の下方部部位には支軸56を突設して、握りレバー9a
付きの固定板9を回動可能に取付けている。
ル5Mとの中間には取付軸54pを中心とする円弧孔5
3を穿設し、該円弧孔53内には上記取付軸54pに枢
支されるアーム54aのテンションプロケット54の軸
部54bを移動可能に挿通している。尚、54cはアー
ム54aをチェン張り方向に引っ張るスプリングであ
る。上記取付板50の下方端部側には固定レバー52を
下方に向けて突設すると共に、取付板50の係合部51
の下方部部位には支軸56を突設して、握りレバー9a
付きの固定板9を回動可能に取付けている。
【0013】この固定板9は、上記支軸56の上方部位
で前記位置決め溝8b内に一側上方から嵌合させる鉤状
の係止部90と、テンションプロケット54の軸部54
bを挿通させる円弧孔91を前記円弧孔53と同形状に
形成すると共に、取付板50との間に引きスプリング9
2を設けて、固定板9の上記係止部90が位置決め溝8
bを係合部51との間で挟持状に位置決め固定するよう
にしている。これにより切換伝動機構5は、入力軸68
と駆動軸8aとの間で固定支持することができて、フィ
ードチェン体6Sを穀稈搬送可能な固定姿勢に維持する
と共に、入力スプロケット69と駆動スプロケット8間
に張架した伝動チェン8Tをテンションスプロケット5
4で張圧し、受動スプロケット65を介しフィードチェ
ン6を的確に回転伝動するようにしている。
で前記位置決め溝8b内に一側上方から嵌合させる鉤状
の係止部90と、テンションプロケット54の軸部54
bを挿通させる円弧孔91を前記円弧孔53と同形状に
形成すると共に、取付板50との間に引きスプリング9
2を設けて、固定板9の上記係止部90が位置決め溝8
bを係合部51との間で挟持状に位置決め固定するよう
にしている。これにより切換伝動機構5は、入力軸68
と駆動軸8aとの間で固定支持することができて、フィ
ードチェン体6Sを穀稈搬送可能な固定姿勢に維持する
と共に、入力スプロケット69と駆動スプロケット8間
に張架した伝動チェン8Tをテンションスプロケット5
4で張圧し、受動スプロケット65を介しフィードチェ
ン6を的確に回転伝動するようにしている。
【0014】5Kは取付板50の外周に取付けられて外
側を覆うカバー体である。尚、上記駆動スプロケット8
の伝動は図5に示すように、脱穀機枠30に設置される
一番螺旋体等の任意な回動軸80のスプロケット81か
らチェン伝動機構82を介して駆動スプロケット8を回
転駆動させるように連結することにより、フィードチェ
ン6の非搬送側の適所を上記最寄りの回動軸80から簡
潔な構成で効率よく伝動させることを可能にすると共
に、フィードチェン体6Sの枠組み形態を脱穀機3の構
造に適合させて所望な構成にすることができる等の利点
を有している。
側を覆うカバー体である。尚、上記駆動スプロケット8
の伝動は図5に示すように、脱穀機枠30に設置される
一番螺旋体等の任意な回動軸80のスプロケット81か
らチェン伝動機構82を介して駆動スプロケット8を回
転駆動させるように連結することにより、フィードチェ
ン6の非搬送側の適所を上記最寄りの回動軸80から簡
潔な構成で効率よく伝動させることを可能にすると共
に、フィードチェン体6Sの枠組み形態を脱穀機3の構
造に適合させて所望な構成にすることができる等の利点
を有している。
【0015】以上のように構成した切換伝動機構5を有
するフィードチェン体6Sは、該切換伝動機構5の固定
姿勢において脱穀機3の運転によって、駆動軸8aがチ
ェン伝動機構82を介して回動されると、伝動チェン8
Tを介して入力スプトケット69と一体な受動スプロケ
ット65が回転し、これに巻掛け噛合されるフィードチ
ェン6が回転し、該フィードチェン6と挟持レール3L
との間で穀稈を後方に向けて挟持搬送し、その終端部か
ら脱穀済の穀稈を回動軸7で伝動回動される排藁搬送体
(不図示)に継送し、排藁処理を経て機外に排出し一連
の脱穀作業が良好に行われるものである。
するフィードチェン体6Sは、該切換伝動機構5の固定
姿勢において脱穀機3の運転によって、駆動軸8aがチ
ェン伝動機構82を介して回動されると、伝動チェン8
Tを介して入力スプトケット69と一体な受動スプロケ
ット65が回転し、これに巻掛け噛合されるフィードチ
ェン6が回転し、該フィードチェン6と挟持レール3L
との間で穀稈を後方に向けて挟持搬送し、その終端部か
ら脱穀済の穀稈を回動軸7で伝動回動される排藁搬送体
(不図示)に継送し、排藁処理を経て機外に排出し一連
の脱穀作業が良好に行われるものである。
【0016】そして、脱穀機3の外側方を開放してメン
テンナンス作業等を行いたい場合には、機体を停止させ
て切換伝動機構5を図3の実線で示す固定状態から点線
(B)で示す解除状態に切換操作すると共に、取付ネジ
6Nを緩めてチェンフレーム62を自由状態にしたの
ち、把手67を持って連結ピン6Pを中心に手前に引
き、次いで回動軸7を支点に下降回動させることによ
り、フィードチェン体6Sを図5の点線で示すメンテナ
ンス姿勢に垂下させて、脱穀機3の外側方を簡単な操作
で大きく迅速に開放することができる。従って、脱穀部
内部のの清掃や点検並びにフィードチェン6の交換等の
メンテナンス作業を能率よく容易に行うことができる。
テンナンス作業等を行いたい場合には、機体を停止させ
て切換伝動機構5を図3の実線で示す固定状態から点線
(B)で示す解除状態に切換操作すると共に、取付ネジ
6Nを緩めてチェンフレーム62を自由状態にしたの
ち、把手67を持って連結ピン6Pを中心に手前に引
き、次いで回動軸7を支点に下降回動させることによ
り、フィードチェン体6Sを図5の点線で示すメンテナ
ンス姿勢に垂下させて、脱穀機3の外側方を簡単な操作
で大きく迅速に開放することができる。従って、脱穀部
内部のの清掃や点検並びにフィードチェン6の交換等の
メンテナンス作業を能率よく容易に行うことができる。
【0017】このとき、図3に示すように上記切換伝動
機構5の切換操作は、固定レバー52に手を掛けて握り
レバー9aを握り操作すると、固定板9は点線Aで示す
ように支軸56を中心に係止部90が位置決め溝8bか
ら離脱退避するように上動回動すると共に、テンション
スプロケット54が円弧孔91によってスプリング54
cに抗して下方に押動されることにより伝動チェン8T
が緩められるので、この状態において、該伝動チェン8
Tを他方の手で駆動スプロケット8から簡単に外すこと
ができる。次いで、切換伝動機構5をそのまま入力軸6
8を中心に下方に回動させて手を離すと、切換伝動機構
5は伝動チェン8Tと共に、自重による垂下姿勢(点線
Bに示す)に垂下されフィードチェン体6Sと機体側と
のチェン伝動を簡単且つ迅速に断って、フィードチェン
6を既述のように回動退避させ機体側方(機側)をメン
テナンス作業が行い易い開放状態に切換えることができ
る。
機構5の切換操作は、固定レバー52に手を掛けて握り
レバー9aを握り操作すると、固定板9は点線Aで示す
ように支軸56を中心に係止部90が位置決め溝8bか
ら離脱退避するように上動回動すると共に、テンション
スプロケット54が円弧孔91によってスプリング54
cに抗して下方に押動されることにより伝動チェン8T
が緩められるので、この状態において、該伝動チェン8
Tを他方の手で駆動スプロケット8から簡単に外すこと
ができる。次いで、切換伝動機構5をそのまま入力軸6
8を中心に下方に回動させて手を離すと、切換伝動機構
5は伝動チェン8Tと共に、自重による垂下姿勢(点線
Bに示す)に垂下されフィードチェン体6Sと機体側と
のチェン伝動を簡単且つ迅速に断って、フィードチェン
6を既述のように回動退避させ機体側方(機側)をメン
テナンス作業が行い易い開放状態に切換えることができ
る。
【0018】また、メンテナンス作業を終えたのちは、
上記と逆な動作によってフィードチェン体6Sを元位置
に復帰させ取付ネジ6Nを締着固定したあとで、垂下姿
勢にある切換伝動機構5を握りレバー9aを握って実線
状態にしながら、緩められた伝動チェン8Tを駆動スプ
ロケット8に巻掛けセットしたのちに握りを解くことに
より、固定板9の係止部90が引きスプリング92によ
って元位置に回動されて駆動スプロケット8の位置決め
溝8bに係合すると共に、テンションスプロケット54
が押圧を解除されると、スプリング54bによって伝動
チェン8Tを伝動状態に速やかに復帰させて、フィード
チェン6を円滑に回動させることができる。
上記と逆な動作によってフィードチェン体6Sを元位置
に復帰させ取付ネジ6Nを締着固定したあとで、垂下姿
勢にある切換伝動機構5を握りレバー9aを握って実線
状態にしながら、緩められた伝動チェン8Tを駆動スプ
ロケット8に巻掛けセットしたのちに握りを解くことに
より、固定板9の係止部90が引きスプリング92によ
って元位置に回動されて駆動スプロケット8の位置決め
溝8bに係合すると共に、テンションスプロケット54
が押圧を解除されると、スプリング54bによって伝動
チェン8Tを伝動状態に速やかに復帰させて、フィード
チェン6を円滑に回動させることができる。
【0019】尚、上記切換伝動機構5は、本実施形態に
おいて脱穀機3のフィードチェン6の伝動を断つと共
に、フィードチェン体6Sを一側を支点に下方回動退避
させるフィードチェン体6Sについて用いた例を示した
が、これに限られることなくフィードチェン体6Sは上
方に回動退避させるようにしてもよく、また刈取部2の
穀稈搬送体等への伝動装置並びに一般産業機器への無端
帯伝動装置等にも適用することができるものである。
おいて脱穀機3のフィードチェン6の伝動を断つと共
に、フィードチェン体6Sを一側を支点に下方回動退避
させるフィードチェン体6Sについて用いた例を示した
が、これに限られることなくフィードチェン体6Sは上
方に回動退避させるようにしてもよく、また刈取部2の
穀稈搬送体等への伝動装置並びに一般産業機器への無端
帯伝動装置等にも適用することができるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので次の
ような効果を奏することができる。請求項1の発明によ
り、機体側の駆動スプロケットから中間輪体を介して伝
動されるフィードチェン体の伝動状態を、切換伝動機構
を操作することによって簡単に解除することができて、
フィードチェン体を枠組み構成したままその一端側を支
点に上下方向に良好に回動退避することができる。ま
た、上記フィードチェン体は脱穀機に既設の駆動軸より
非搬送側の中途部を駆動伝動されるものでありながら、
メンテナンス作業姿勢に良好に回動退避させることがで
きて、機側を大きく開放し脱穀機内及びフィードチェン
等のメンテナンス作業を能率よく容易に行うことができ
ると共に、メンテナンス作業を終えたのちは、フィード
チェン体をフィードチェンの調節等を伴うことなく簡単
且つ的確に元の固定姿勢に復帰させることができる。
ような効果を奏することができる。請求項1の発明によ
り、機体側の駆動スプロケットから中間輪体を介して伝
動されるフィードチェン体の伝動状態を、切換伝動機構
を操作することによって簡単に解除することができて、
フィードチェン体を枠組み構成したままその一端側を支
点に上下方向に良好に回動退避することができる。ま
た、上記フィードチェン体は脱穀機に既設の駆動軸より
非搬送側の中途部を駆動伝動されるものでありながら、
メンテナンス作業姿勢に良好に回動退避させることがで
きて、機側を大きく開放し脱穀機内及びフィードチェン
等のメンテナンス作業を能率よく容易に行うことができ
ると共に、メンテナンス作業を終えたのちは、フィード
チェン体をフィードチェンの調節等を伴うことなく簡単
且つ的確に元の固定姿勢に復帰させることができる。
【0021】請求項2の発明により、フィードチェン体
を回動退避させるとき切換伝動機構は該フィードチェン
体と一体的に退避移動されるので、機側を大きく開放す
ることができると共に、取付板と固定板を拡開させるだ
けの簡単な操作によって駆動スプロケット側との固定を
簡単に解除することができ、またフィードチェン体の復
帰固定を安定よく良好に行うことができる。
を回動退避させるとき切換伝動機構は該フィードチェン
体と一体的に退避移動されるので、機側を大きく開放す
ることができると共に、取付板と固定板を拡開させるだ
けの簡単な操作によって駆動スプロケット側との固定を
簡単に解除することができ、またフィードチェン体の復
帰固定を安定よく良好に行うことができる。
【図1】本発明装置を備えた脱穀機を搭載したコンバイ
ンの側面図。
ンの側面図。
【図2】(A)はフィードチェン体の側面図。(B)は
(A)のAーA線断面図。(C)は(A)のBーB線断
面図。
(A)のAーA線断面図。(C)は(A)のBーB線断
面図。
【図3】切換伝動機構の構成を一部破断をして示す側面
図。
図。
【図4】図3の平断面図。
【図5】フィードチェン体の作用を示す脱穀機の側面
図。
図。
3 脱穀機(脱穀部) 5 切換伝動機構 6 フィードチェン(無端帯) 6S フィードチェン体 7 回動軸(支点) 8 駆動スプロケット 8a 駆動軸 8T 伝動チェン 9 固定板 9a 握りレバー 30 脱穀機枠 50 取付板 52 固定レバー 60,63 スプロケット(輪体) 62 チェンフレーム(支持フレーム) 65 受動スプロケット(中間輪体) 68 入力軸 69 入力スプロケット
Claims (2)
- 【請求項1】 両側の輪体と中間輪体とに巻掛けたフィ
ードチェンを、機体側に設けた駆動スプロケットから伝
動チェンを介して上記中間輪体を回動させるようにした
脱穀機において、前記輪体と中間輪とを支持フレームで
連結することによりフィードチェン体を構成し、該フィ
ードチェン体をその一端側を支点として上下回動可能に
機体に取付けると共に、上記中間輪体と駆動スプロケッ
トとの間に伝動チェンを係脱させる切換伝動機構を設
け、該切換伝動機構を操作し伝動チェンを外して駆動ス
プロケットとの伝動を断った状態で、フィードチェン体
を上記支点を中心に回動させることにより、脱穀機の側
面から退避可能に構成したことを特徴とする脱穀機のフ
ィードチェン構造。 - 【請求項2】 上記切換伝動機構を中間輪体側で回動可
能に枢支される取付板と、該取付板に回動可能に枢支さ
れる固定板とで構成し、上記取付板と固定板との間で駆
動スプロケットの軸部を係脱可能に位置決め支持するよ
うに構成した請求項1の脱穀機のフィードチェン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10018396A JPH09285219A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 脱穀機のフィードチェン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10018396A JPH09285219A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 脱穀機のフィードチェン構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09285219A true JPH09285219A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14267201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10018396A Pending JPH09285219A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 脱穀機のフィードチェン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09285219A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006197828A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | コンバイン |
-
1996
- 1996-04-22 JP JP10018396A patent/JPH09285219A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006197828A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | コンバイン |
JP4494989B2 (ja) * | 2005-01-19 | 2010-06-30 | 三菱農機株式会社 | コンバイン |
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