JP2538525Y2 - コンバインの前処理部保持装置 - Google Patents

コンバインの前処理部保持装置

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JP2538525Y2
JP2538525Y2 JP4633791U JP4633791U JP2538525Y2 JP 2538525 Y2 JP2538525 Y2 JP 2538525Y2 JP 4633791 U JP4633791 U JP 4633791U JP 4633791 U JP4633791 U JP 4633791U JP 2538525 Y2 JP2538525 Y2 JP 2538525Y2
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JP
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frame
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swing
support shaft
guide plate
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正憲 小松
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案は、コンバインの前処理部を機体前
部に連結、保持する前処理保持装置に係るものである。
【産業上の利用分野】
【0002】
【従来の技術】一般にコンバインおける前処理部は作動
部が多く、かつ各種の機構も複雑多岐にわたるために保
守、点検および修理等の機会が多くなり、また、脱穀の
みを手扱ぎ作業で行う必要から、これらの作業を容易に
行い得るように前処理部を機体側から切り離し、あるい
はできるだけ大きい作業空間を形成するための着脱機構
を採用したものが知られている。即ち、図3および図4
に示す如く、前処理フレーム2の後部に設けた揺動フレ
ーム9の揺動支軸18に取付用メタル20を嵌挿し、該
メタル20のベース部20aと、機体側前部に設けたリ
フトフレーム22の取付ベース22cとを螺子a等の緊
締具を用いて着脱自在に装着したり、あるいは上記揺動
支軸18をリフトアーム22側に設けた支承凹部25に
係止し、かつ該支承凹部25の開口側をU字状の回動金
具26で開放、閉鎖するようにしたものが採用されてい
る。
【0003】ところが、前者のものでは、揺動支軸の連
結時にメタル20のベース部20aとリフトフレームの
取付ベース22cとの螺着位置を合致させることが難し
く、また後者のものでは、回動金具26を回動操作する
際に、その回動に要する空間部を該回動金具26の上方
に確保しなければならず、何れの構成においても限られ
た取付スペースの中で前処理部の切り離し、あるいは点
検、保守に要する作業空間の確保等を容易かつ確実に行
うことができない、という欠点を有するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の如き
実状に鑑み、従来の欠点を解消すべく創案されたもので
あって、その目的とするところは、支軸ホルダーの回動
に要する空間部を確保することができない場合でも、該
支軸ホルダーを用いることなく揺動フレームの揺動支軸
を容易かつ確実にリフトフレームに係止させることがで
き、もって前処理部の切り離し、あるいは点検、保守に
要する作業空間の確保等に要する作業者の負担を軽減す
ることができる前処理保持装置を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
考案が採用した技術的手段は、一側に取付用メタルを嵌
挿した揺動支軸を、前処理フレームの後部に設けた揺動
フレームの上端に左右に振り分け突設し、かつ機体側前
部に所定間隔を存して配設したリフトフレームの各上端
に、係脱自在な支軸ホルダーと、上方に向けて案内凹部
を形成した案内プレートをそれぞれ設けると共に、上記
案内凹部を揺動支軸に嵌合させたまま、案内プレートを
取付用メタルに着脱自在に取着したことを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】したがって、本考案によれば、支軸ホルダーを
使用することができないような限られた取付スペースで
も、容易かつ確実に前処理部を機体に保持させることが
でき、点検、保守作業時の作業性を向上させることがで
きる。
【0007】
【実施例】本考案の構成を、図面に示した一実施例につ
いて、詳細に説明する。図1において、1は図示しない
機体の前部に連結保持された前処理部であって、該前処
理部1は、前処理フレーム2の先端に分草体3を付設
し、その後方に穀稈引起しケース4を斜設すると共に、
上記穀稈引起しケース4の後方には、刈刃5により刈り
取られた穀稈を図示しない脱穀部へ搬送する揚上搬送装
置6が設けられている。
【0008】上記前処理フレーム2は、上記分草体3を
付設した前後方向のデバイダフレーム7と、該デバイダ
フレーム7の後端を連接する係脱自在な横方向の下部支
持杆8とをコ字状に形成すると共に、上記下部支持杆8
近傍には、後方に向けて斜設された前処理部1の駆動用
伝動ケースを兼ねる揺動フレーム9の下端部が取着され
ている。さらに、上記揺動フレーム9の下端と穀稈引起
しケース4との間には、引起し伝動軸ケースを兼ねる前
傾フレーム10が連結されており、前処理フレーム2の
後端に連結された補助アーム11、リフトアーム12お
よび油圧シリンダ13からなるリンク機構14を介して
前処理部1を揺動するように構成されている。
【0009】また、上記揺動フレーム9の上端には、図
2に示す如く、一側に枢支したプーリ15を介して図示
しないエンジンからの駆動力を伝達する伝動ケース16
が設けられており、該伝動ケース16の他側には扱深さ
回動ケース17が設けられていると共に、後述するリフ
トフレーム22a、22bに揺動フレーム9を揺動自在
に軸支する揺動支軸18a、18bが左右方向に突設さ
れており、上記揺動支軸18aには、前記プーリ15の
伝動軸15aが回転自在に内装され、また、他方の揺動
支軸18bには、上部を円弧状に形成し、かつ下部に取
付孔19、19を設けてなる肉厚の取付用メタル20が
嵌挿されている。
【0010】一方、機体側には、支持フレーム21、2
1に支持されたリフトフレーム22a、22bが機体フ
レーム23、24上に所定間隔を存して斜設されている
と共に、一方のリフトフレーム22aの上端には、上面
に支承凹部25aを形成した基部25が固着され、かつ
規制金具26を介して支軸ホルダー27が着脱自在に装
着されている。また、他方のリフトフレーム22bの上
端には、案内凹部28を上方に向けて形成し、かつ前記
取付用メタル20の取付孔19、19に適合するボルト
嵌入孔29、29を穿設した案内プレート30が固着さ
れている。なお、31は規制金具26を基部25に固定
する締付ボルト、32は取付用メタル20と案内プレー
ト30とを連結する取付ボルトである。
【0011】叙上の如き構成において、前処理部1を図
示しない機体側前部との間に点検、保守のための作業空
間を形成するには、まず、プーリ15に巻回される図示
しない伝動ベルトを予め外しておき、揺動支軸18aを
規制する支軸ホルダー27の締付ボルト31を取り外し
て規制金具26を開放側に回動すると共に、取付ボルト
32を取り外して揺動支軸18bに嵌挿した取付用メタ
ル20と案内プレート30との螺着状態を解除する。次
いで、リンク機構14の油圧シリンダ13を伸長させる
と、補助アーム11が、該補助アーム11とリフトアー
ム12との回動支点aを中心として上向きに回動し、前
処理部1はデバイダフレーム7の前端底部の接地点を前
方にずらしながら、その後部、即ち揺動フレーム9を下
方から持ち上げるように作動する。この時、上記揺動フ
レーム9上端の揺動支軸18a、18bが、それぞれ支
軸ホルダー27の基部25および案内プレート30の案
内凹部28から離脱して所要の作業空間が形成され、こ
の状態で必要な箇所の点検、保守を行えばよい。
【0012】また、再び前処理部1を機体側に支持させ
るには、上記操作を略逆順に行えばよいが、リフトフレ
ーム22b側への揺動支軸18bの装着に関しては、取
付用メタル20が揺動フレーム9の揺動支軸18bに嵌
挿されたままであるため、案内プレート30の案内凹部
28を上記揺動支軸18bに下方から嵌合させ、次いで
嵌挿されている取付用メタル20を回動して、該取付用
メタル20の取付孔19、19を案内プレート30のボ
ルト嵌入孔29、29に合致させる。然る後、取付ボル
ト32、32を上記ボルト嵌入孔29、29に挿通し固
定すれば、揺動支軸18bをリフトフレーム22の所定
位置に容易かつ確実に取り付けることができ、本実施例
のように、揺動支軸18bの上方近傍に位置する扱深さ
回動ケース17との空き空間が狭く、支軸ホルダー27
等の機構を使用することが不可能な場合でも、揺動支軸
18bをリフトフレーム22bの上端に装着することが
できる。
【0013】
【考案の効果】これを要するに、本考案は、一側に取付
用メタルを嵌挿した揺動支軸を、前処理フレームの後部
に設けた揺動フレームの上端に左右に振り分け突設し、
かつ機体側前部に所定間隔を存して配設したリフトフレ
ームの各上端に、係脱自在な支軸ホルダーと、上方に向
けて案内凹部を形成した案内プレートをそれぞれ設ける
と共に、上記案内凹部を揺動支軸に嵌合させたまま、案
内プレートを取付用メタルに着脱自在に取着したから、
支軸ホルダーの回動に要する空間部を確保することがで
きない場合でも、該支軸ホルダーを用いることなく揺動
フレームの揺動支軸を容易かつ確実にリフトフレームに
係止させることができ、もって前処理部の着脱に要する
作業者の負担を軽減することができる、という極めて有
用な実用的効果を奏するものである。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】要部側面図である。
【図2】要部分解斜視図である。
【図3】従来例を示す要部斜視図である。
【図4】従来例を示す要部側面図である。
【符号の説明】
2 前処理フレーム 9 揺動フレーム 18a 揺動支軸 18b 揺動支軸 20 取付用メタル 22a リフトフレーム 22b リフトフレーム 27 支軸ホルダー 28 案内凹部 30 案内プレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に取付用メタルを嵌挿した揺動支軸
    を、前処理フレームの後部に設けた揺動フレームの上端
    に左右に振り分け突設し、かつ機体側前部に所定間隔を
    存して配設したリフトフレームの各上端に、係脱自在な
    支軸ホルダーと、上方に向けて案内凹部を形成した案内
    プレートをそれぞれ設けると共に、上記案内凹部を揺動
    支軸に嵌合させたまま、案内プレートを取付用メタルに
    着脱自在に取着したことを特徴とするコンバインの前処
    理部保持装置。
JP4633791U 1991-05-23 1991-05-23 コンバインの前処理部保持装置 Expired - Lifetime JP2538525Y2 (ja)

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JPH04129740U JPH04129740U (ja) 1992-11-27
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