JP2559312Y2 - 耕耘部カバー構造 - Google Patents

耕耘部カバー構造

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JP2559312Y2
JP2559312Y2 JP1996005008U JP500896U JP2559312Y2 JP 2559312 Y2 JP2559312 Y2 JP 2559312Y2 JP 1996005008 U JP1996005008 U JP 1996005008U JP 500896 U JP500896 U JP 500896U JP 2559312 Y2 JP2559312 Y2 JP 2559312Y2
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Japan
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cover
tilling
shaft rotary
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cultivator
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山 実 中
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、耕耘部カバーの開閉構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】耕耘機用の耕耘部において、爪軸ロータ
リの回転圏外方を被蓋する耕耘部カバーを、爪軸ロータ
リの回転圏の前面から上方前半部にかけての部分を覆う
前半部カバーと、前記回転圏の上方後半部から後面にか
けての部分を覆う後半部カバーとに分割形成して、前半
部カバーを伝動ケースなどの耕耘部機枠側に固定的に取
付け、その前半部カバーの後縁部に後半部カバーを上方
へ回動可能に蝶番装着して、後半部カバーのみを上方に
開放できるようにしたものが知られている(例えば、実
開昭61−100908号公報参照)。
【0003】また、伝動ケースから前方に延設する耕耘
部フレームの左右側縁部に蝶番を介して左右の天井カバ
ーを回動調節自在に取付け、それら等の天井カバーの前
縁部と耕耘部フレームの前端とに3枚の前カバーを上方
に回動自在に取付けて、左右の天井カバー及び3枚の前
カバーを、耕耘部フレーム側に引き寄せ状に回動開閉で
きるようにしたものがある(例えば、実公昭63−34
481号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術に述べたも
のの前者は、後半部カバーを上方に回動することによっ
て爪軸ロータリの上方後半部を局部的に露出させること
はできるが、前半部カバーが爪軸ロータリ回転圏の上方
前半部を覆ったままで残るため、この前半部カバーが邪
魔になって耕耘爪或いは耕耘軸筒の脱着などのメンテナ
ンスを行う作業空間を広く充分に確保することはできな
かった。
【0005】その点、後者においは、左右の天井カバー
及び3枚の前カバーを全て耕耘部フレーム側に引き寄せ
状に回動開放することができるので、前者に比べると、
メンテナンス時の作業空間を広くすることはできるけれ
ども、多数枚に分割されたカバーを個々に回動開放する
所作が必要で面倒であるうえに、回動開放された天井カ
バー及び前カバーが耕耘部フレームの周辺部分に半開き
状態で残るので、これらが依然としてメンテナンス作業
に制約を与える難点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、従来技術の上
記問題点を解消することを目的としてなされたものであ
って、耕耘部機枠(4)を構成するメインビーム(1
3)に、爪軸ロータリ(1)の回転圏外方を被蓋する耕
耘部カバーを開閉可能に装着するに、耕耘部カバー全体
の前端部又は後端部を、前記耕耘部機枠(4)に横設す
る水平横軸(3)の軸芯周りに回動可能に取付け、水平
横軸(3)を中心にして耕耘部カバーを上方に回動する
と、同耕耘カバー全体が耕耘部機枠(4)の前端部側又
は後端部側に退避移行して爪軸ロータリの回転圏の前後
幅及び横幅方向の略全域が露出されるようにしたことを
特徴とするものである。
【0007】
【考案の作用及び効果】本考案構造においては、耕耘部
カバー全体の前端部又は後端部が、耕耘部機枠に横設す
る水平横軸の軸芯周りに回動可能に取付けられ、水平横
軸を中心にして耕耘部カバーを上方に回動すると、同耕
耘カバー全体が耕耘部機枠の前端部側又は後端部側に退
避移行して、爪軸ロータリの回転圏の前後幅及び横幅方
向の略全域が露出される。したがって、爪軸ロータリの
耕耘爪或いは耕耘軸筒の脱着などのメンテナンスを行う
際に耕耘部カバーによって作業空間が狭められことがな
くなり、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、耕耘カバー全体が一体的に回動して耕耘部機枠の
前端部側又は後端部側に退避移行するので開閉所作が簡
単である。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面を参照し
て説明するが、図1は本考案構造による耕耘部を備えた
耕耘機の全体側面図、図2はその平面概略図、図3は図
1のA−A線で切断し矢印方向にみた断面図である。
【0009】図1および図2において、耕耘機(T)
は、ミッションケース(7)に連設されるフレーム
(8)上にエンジン(9)を搭載し、そのエンジン
(9)からミッションケース(7)内の伝動機構を経て
伝達される動力で走行車輪(11)(11)を回転駆動
して走行するように構成され、ミッションケース(7)
から延設される操縦ハンドル(12)の握り部において
運転操作を行うようになっており、また、前記ミッショ
ンケース(7)のPTO部に伝動ケース(5)を連動連
結して耕耘部(R)を着脱自在に装備できるようになっ
ている。
【0010】図示の耕耘部(R)は、センタードライブ
形になるもので、前記伝動ケース(5)の上部から前後
方向に向けてメインビーム(13)を延設して耕耘部機
枠(4)が構成され、その耕耘部機枠(4)における前
記メインビーム(13)の延出端部に設けたホルダ(1
6)にデプスゲージ(14)を上下調節自在に取付け、
さらに、伝動ケース(5)の下端部に水平横向きに支承
横設する爪軸ロータリ(1)の回転圏の上方を覆う上部
カバー(2)とその左右端から下垂する側面カバー(2
c)(2c)とからなる耕耘部カバーを、前記耕耘部機
枠(4)に装設して構成されている。なお、爪軸ロータ
リ(1)は、伝動ケース(5)に支承横設された耕耘軸
に嵌着する耕耘軸筒の外周に設けた複数のブラケットに
それぞれ耕耘爪を挿し込み装備して構成されている。
【0011】前記耕耘部カバーは、爪軸ロータリ(1)
の耕耘爪の回転圏外方を被蓋するものであり、そのうち
の上部カバー(2)は、伝動ケース(5)を挟んで左右
二個(2a)(2b)に分割形成され、各々の前端部が
耕耘部機枠(4)から左右に廷出する水平横軸(3)の
軸芯周りに回動可能に取付けられている。そして、二個
の上部カバー(2a)(2b)を各別に前記水平横軸
(3)の軸芯周りに上方へ回動させて、爪軸ロータリ
(1)の回転圏の前後幅の略全幅および爪軸ロータリ
(1)の横幅全体にわたる上方部分が開放露出される位
置に退避させ得るように構成されている(図1の仮想線
図示状態参照)。
【0012】なお、爪軸ロータリ(1)の回転圏の上方
部を覆う位置にある上部カバー(2a)(2b)は、各
々の内端側がメインビーム(13)から左右両側に延出
する幅狭の受板部(13a)(13a)の上側面に重合
し、その重合部に螺着される蝶ボルト等の止着具(1
5)(15)でもって耕耘部機枠(4)に固定されるよ
うになっている(図3参照)。そして、各々の上部カバ
ー(2a)(2b)の横外端部に側面カバー(2c)
(2c)が一体的に連設されて、上部カバー(2a)
(2b)と共に非覆い位置に回動退避するようになって
いる。
【0013】上述の耕耘部カバーは、通常の場合、爪軸
ロータリ(1)の回転圏の外方を被蓋する覆い位置に維
持されるのであり、その際には、上部カバー(2a)
(2b)の内端側が受板部(13a)(13a)の上側
面に重合され、蝶ボルト等の止着具(15)(15)で
耕耘部機枠(4)に固定され、その横外端部から側面カ
バー(2c)(2c)が垂下して爪軸ロータリ(1)の
左右端外側部を被蓋するのであるが、必要な際には、前
記止着具(15)(15)による固定を解き上部カバー
(2a)(2b)を水平横軸(3)の軸芯周りに上方へ
回動させれば、図1に仮想線で示しているように、上部
カバー(2a)(2b)と側面カバー(2c)(2c)
とが爪軸ロータリ(1)の略全体を露出させる位置に退
避する。そして、上部カバー(2a)(2b)及び側面
カバー(2c)(2c)の一体的な退避動により全体的
に露出された爪軸ロータリ(1)が、耕耘機(T)の走
行車輪(11)(11)と耕耘部(R)のデプスゲージ
(14)の接地によって安定よく支えられた状態とな
る。
【0014】なお、図1〜図3に示した実施例において
は、上部カバー(2a)(2b)を前端部支点で上方に
開放回動するように構成しているが、後端部支点で上方
に開放回動するように構成してもよく、また、耕耘部カ
バーは左右二個に分割せず、全体を一つにして開放回動
するように構成してもよい。さらに、本考案の適用は、
センタードライブ形の耕耘部に限られるものではなく、
サイドドライブ形の耕耘部にも略同様に実施し得るもの
である。
【0015】また、図4は、センタードライブ形の耕耘
部に本考案を適用する別の実施例を示しており、この例
においては、前記メインビームに相当する部材(6)
を、伝動ケース(5)の下寄り部位から前後向きに延設
し、その延出端部に装備するホルダ(16)にデプスゲ
ージ(14)を装備するとともに、前記ホルダ(16)
が装備される側において部材(6)に水平横軸(3)で
もって耕耘部カバーの前後一端部を可回動に取付けてい
る点が、図1〜図3に示したものとは相違している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案構造による耕耘部を備えた耕耘機の全体
側面図である。
【図2】同じく平面概略図である。
【図3】図1のA−A線で切断し矢印方向にみた断面図
である。
【図4】他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
R 耕耘部 1 爪軸ロータリ 2 上部カバー 4 耕耘部機枠 5 伝動ケース 13 メインビーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘部機枠(4)を構成するメインビー
    ム(13)に、爪軸ロータリ(1)の回転圏外方を被蓋
    する耕耘部カバーを開閉可能に装着するに、耕耘部カバ
    ー全体の前端部又は後端部を、前記耕耘部機枠(4)に
    横設する水平横軸(3)の軸芯周りに回動可能に取付
    け、水平横軸(3)を中心にして耕耘部カバーを上方に
    回動すると、同耕耘カバー全体が耕耘部機枠(4)の前
    端部側又は後端部側に退避移行して、爪軸ロータリの回
    転圏の前後幅及び横幅方向の略全域が露出されるように
    してある耕耘部カバー構造。
JP1996005008U 1996-05-10 1996-05-10 耕耘部カバー構造 Expired - Fee Related JP2559312Y2 (ja)

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JPH0920U JPH0920U (ja) 1997-01-17
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JPH0920U (ja) 1997-01-17

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