JPH0749112Y2 - オルタネータベルトの張力調整機構 - Google Patents

オルタネータベルトの張力調整機構

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JPH0749112Y2
JPH0749112Y2 JP1986125876U JP12587686U JPH0749112Y2 JP H0749112 Y2 JPH0749112 Y2 JP H0749112Y2 JP 1986125876 U JP1986125876 U JP 1986125876U JP 12587686 U JP12587686 U JP 12587686U JP H0749112 Y2 JPH0749112 Y2 JP H0749112Y2
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alternator
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tension
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車輌エンジン部に設けるオルタネータベルトの
張力調整機構に係り、特に調整作業が容易に行えるよう
にしたオルタネータベルトの張力調整機構に関する。
(従来の技術) 一般にオルタネータベルトはクランクプーリ及びオルタ
ネータプーリ間に掛回されており、クランクシャフトの
回転駆動力をオルタネータの回転子軸に伝達する機能を
有する。このオルタネータベルトは無端帯状とされてお
り、その張力の調整は、オルタネータをエンジンケース
部に回転軸と直角方向に揺動可能に支持させておき、最
適な揺動位置で締付ボルト等によって固定することによ
り行われている。
従来、このようなオルタネータベルトの張力調整に際し
てのオルタネータの揺動は、てこ等を用いて行う場合が
多かった。しかしながら、エンジンルームが狭く上記の
方法では作業が困難なこともあるため、第7図に示すよ
うなテンションボルトを使用した調整機構が提案されて
いる。即ち、第7図において、エンジンケース1の側部
にオルタネータ2が支点軸3を介して回転軸と直角方向
(矢印a方向)に揺動可能に支持されている。エンジン
ケース1には、オールタネータ2の上方に位置しその揺
動方向に延在するブレース4がボルト4aにて固定され、
ブレース4には、これと平行にテンションボルト5が回
転可能に且つ軸方向に移動不可能に取り付けられてい
る。
テンションボルト5には、移動ナット6が螺合され、移
動ナット6は、締付ボルト7を介してオルタネータ2に
取り付けられている。締付ボルト7は、ブレース4に設
けられた円弧状の長孔4b内に移動可能に嵌合され、この
締付ボルト7を締め付けることにより移動ナット6と共
にオルタネータ2をブレース4に固定できるようになっ
ている。オルタネータベルト8は、オルタネータ2の回
転子軸に固定されてこれと一体に揺動するオルタネータ
プーリ9とエンジン側に定置されたクランクプーリ10と
ウォータホイル(W/P)プーリ11との間に掛回されてい
る。尚、第7図においてエンジン1は、横置型FFエンジ
ンとされ、右方は車両前方側、左方は車両後方側(トー
ボード側)であり、オルタネータ2はエンジン後部に配
置されている。
締付ボルト7を緩め、テンションボルト5の頭部5aをエ
ンジンの後方(図の左方)から例えば、時計方向に回転
すれば移動ナット6が後方に移動し、この移動ナット6
と締付ボルト7を介して連設されているオルタネータ2
は、支点軸3を中心として同方向に揺動し、これにより
オルタネープーリ9とクランクプーリ10との軸間距離及
びオルタネータプーリ9とウォータポンププーリ11との
軸間距離が長くなるため、オルタネータベルト8の張力
が増大する。また、テンションボルト5を上記と逆方向
に回転させれば、移動ナット6が前方(図の右方)に移
動し、オルタネータ2が同方向に揺動し、これにより前
記軸間距離が短くなるためオルタネータベルト8の張力
が減少する。したがって、適宜の揺動位置で締付ボルト
7を締め付ければ、オルタネータ2が固定され、オルタ
ネータベルト8が所望の張力状態にセットされる。
また、オルタネータベルト8を交換する場合には、移動
ナット6を最大位置まで前側に移動させ、オルタネータ
プーリ9からオルタネータベルト8が外れる状態にす
る。この状態でオルタネータベルト8を脱着する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、第7図に示す従来の調整機構では、オル
タネータベルト8の着脱及びその張力を調整するための
操作が全てテンションボルト5の回転によらなければな
らない。そのため、オールタネータベルト8を交換する
ときには、オルタネータベルト8がオルタネータプーリ
9から外れる位置になるまでテンションボルト5を回転
する必要があり、操作に時間を要する。
また、第7図の構成では、ブレース4の後端にテンショ
ンボルト5の頭部5aが位置している。ところが、横置型
FFエンジンで、オルタネータ2がエンジン後部に位置す
る場合には、テンションボルト5の頭部5aがトーボード
側となり、調整作業が困難となることがある。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、オー
ルタネータベルトの張力調整及び脱着作業が容易に行え
るようにしたオルタネータベルトの張力調整機構を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、後方をトーボード
により仕切られる車両のエンジンルーム内に横置き配置
されたエンジンと、前記エンジンと前記トーボードとの
間で前記エンジンに前記車両の前後方向の揺動が可能な
状態で支持されベルトを介して前記エンジンにより回転
駆動されるオルタネータとを備え、前記オルタネータを
所定揺動位置で固定することにより、オルタネータベル
トの張力を調整するようにしたオルタネータベルトの張
力調整機構において、前記前後方向に揺動可能な状態で
前記オルタネータをその下端においてエンジン本体に支
持する支持手段と、前記オルタネータの揺動上端に突出
して設けられると共に上端面に開口し且つ前記前後方向
に沿って延びる凹溝及び当該凹溝に連設し且つ前記前後
方向の前方側端面に円弧状に陥設された係止凹所を有す
るブラケットと、前記ブラケットの車幅方向の側部に隣
接して前記前後方向に延在し上下方向に所望の幅を有す
ると共に前端部を前記エンジン側に固定された板状のブ
レースと、前記ブレースの後端部に前記ブレースの板面
と直交し且つ前記車幅方向の前記ブラケット側に軸線回
りに回動可能に設けられると共に前記ブレースに沿って
延びるように刻設された雌ねじ部を有するナット部材
と、先端部が前記ナット部材の前記雌ねじ部と螺合され
ると共にボルト頭部側の基端部を前記凹溝と嵌合され、
その回転動作により前記エンジンに対して前記オルタネ
ータを揺動可能なテンションボルトと、前記テンション
ボルトの前記基端部に嵌挿され、一端面が前記係止凹所
に回動可能に嵌合する円弧状に、他端面が前記テンショ
ンボルト頭部の座面に当接する平面に夫々形成され、前
記テンションボルトの締め付け又は緩め操作による前記
オルタネータの揺動に伴い前記ナット部材の回動中心を
中心に回動する前記テンションボルトと一体に前記係止
凹所内で回動して前記他端面を前記テンションボルト頭
部の座面に常に平行にさせるリテーナと、前記ブレース
に前記オルタネータの揺動方向に沿って穿設された長孔
と、前記長孔に挿通されて前記オルタネータを前記ブレ
ースに固定可能な締付けボルトとを備えた構成としたも
のである。
(作用) オルタネータベルトの張力を調整する際には、テンショ
ンボルトをブラケットの凹溝に嵌合した状態で回転する
操作を、また、オルタネータベルトを脱着する際にはテ
ンションボルトをブラケットの凹溝から外した状態でオ
ルタネータを直接揺動する操作を、選択して行える。オ
ルタネータベルトの張力が大きい状態下では前者の操作
により、オルタネータベルトが弛緩した状態では、テン
ションボルトをブラケットの凹溝から外して後者の操作
が行える。従って、オルタネータベルトの着脱操作が容
易且つ迅速に行える。
また、テンションボルトは、ブレースの端部のナットに
螺合し、そのテンションボルトの頭部をブレースの前方
に配置したため、エンジン横置型FF車のようにオルタネ
ータがエンジン後部に位置し、後方にテンションボルト
操作用の空間を十分に確保できない場合でも、車両の前
側(エンジンの前側)から比較的広い空間を利用してオ
ルタネータベルトの張力調整操作が行える。
また、テンションボルトの締め付け、又は緩め操作によ
るオールタネータの揺動に伴い当該テンションボルトが
回動するが、これに応じてリテーナが係止凹所内を回動
し、端面がテンションボルトの頭部座面に常に平行にな
る。これによりテンションボルトに曲げ応力が発生した
り、座面のこじれ等が防止され、テンションボルトの円
滑な回転操作が可能である。更に、テンションボルトを
回転させる際に当該テンションボルトに凹溝から外れる
方向の力が作用しても、係止凹所とリテーナとの係合に
よりテンションボルトがブラケット側から外れることが
防止される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面の第1図〜第5図を
参照して説明する。
第1図は機構全体の概略構成、第2図〜第5図は要部構
成を夫々示している。
第1図において、エンジンケース12の側部にオルタネー
タ13が支点軸14を介して回転軸と直角方向(矢印b方
向)に揺動可能に支持されている。オルタネータベルト
15はオルタネータ13の回転子軸に固定されたオルタネー
タプーリ13aと、エンジン側に定置されたクランクプー
リ16aとウォータポンププーリ16bとの間に掛回されてい
る。尚、エンジン12は、横置型FFエンジンで、第1図の
右側が車両の前側、左側がトーボード側であり、オルタ
ネータ13は、エンジン後部に配置されている。
オルタネータ13の揺動端(上端)側には、U字溝17(第
3図)を有するブラケット18が一体に突設してある。U
字溝17は、オルタネータ13の揺動方向(矢印b方向)に
沿って形成したものである。ブラケット18の前端面18a
には、半円弧状の係止凹所19が形成されている。このブ
ラケット18の側部に隣接してブレース20が設けられてい
る。ブレース20は、オルタネータ13の揺動方向(b方
向)に延在する円弧状の板で、その一端(車両前側)が
エンジン部に固定ブラケット21、固定ボルト22等を介し
て固設されている。ブレース20の中間部には、円弧状の
長孔23がオルタネータ13の揺動方(矢印b方向)に沿っ
て穿設されている。ブレース20の他端(トーボード側)
には、ナット保持孔24が穿設され、当該保持孔24は、前
記他端に開口している。
ナット保持孔24にはナット25(第5図)が回転可能に、
かつ着脱可能に嵌挿されている。即ち、このナット25は
第4図及び第5図に示すように、ねじ孔26を有する円筒
状のもので、その外周部にフランジ27付きの取付軸28が
一体に突設されている。この取付軸28がブレース20のナ
ット保持孔24に開口部側から挿入され、回転可能に保持
されている。
ナット25のねじ孔26にテンションボルト29が螺合されて
いる。テンションボルト29は、ナット25の取付軸28を中
心として第2図の矢印c方向に回動可能とされ、軸部は
第3図に示すように、ブラケット18のU字溝17に着脱可
能に嵌合し得る。また、このテンションボルト29の頭部
29a側には、スプリングワッシャ30を介して、かまぼこ
状のリテーナ31(第4図)が嵌装されている。このリテ
ーナ31は、一端面31aがブラケット18の係止凹所19と同
一曲率の円弧面とされ、他端面19bが平面とされてい
る。これにより、リテーナ31は、係止凹所19に嵌合され
た状態で回動可能となり、端面19bがスプリングワッシ
ャ30を介してテンションボルト29の頭部29aの座面に常
に平らに当接可能となる。
更に、ブレース20の長孔23に移動可能に貫通された締付
ボルト32がブレース20の側方からブラケット18に螺合さ
れている(第3図)。これにより、締付ボルト32を緩め
れば、ブラケット18がブレース20に対して長孔23の範囲
内で前後方向に移動可能となり、また、締付ボルト32を
締め付ければブラケット18をブレース20に固定できるよ
うになっている。
以下に作用を説明する。
オルタネータベルト15の張力を調整する場合、締付ボル
ト32を緩めると共にテンションボルト29をブラケット18
のU状溝17に挿入した状態でナット25にねじ込む方向に
回転させると、当該テンションボルト29が第2図中矢印
d方向に移動し、これに伴いブラケット18を介してオル
タネータ13は支点軸14を中心に同図中反時計方向に揺動
し、オルタネータベルト15の張力が増大する。
そして、第6図に示すように締付ボルト32がブレース20
の長孔23の左端に当接すると、オールタネータ13が当該
回動位置に係止される。オールタネータ13は、支点軸14
を中心に図中反時計方向(トーボード側)に回動する。
一方、テンションボルト29は、オールタネータ13のブラ
ケット18が近づいてくるに伴い取付軸28を中心に図中反
時計方向(上方)に回動し、ボルト軸線方向が徐々に変
化し、頭部29aの座面とブラケット18の前端面18aとのな
す角が第2図の状態から徐々に大きくなる。
リテーナ31は、端面31bにスプリングワッシャ30を介し
てテンションボルト29の頭部29aの座面が平行に当接し
た状態で、当該テンションボルト29の前記回動に応じて
係止凹所19内を摺接して図中反時計方向に回動する。こ
れによりテンションボルト29は、頭部29aの座面がスプ
リングワッシャ30を介してリテーナ31の端面31bに常に
平行に当接する状態に維持される。
これにより、テンションボルト29に曲げ応力や、頭部29
aの座面にこじれなどが発生することが無くなり、この
結果、テンションボルト29に作用する曲げ応力や他部材
とのこじれ等による大きな締付力を必要とせず、テンシ
ョンボルト29の円滑な回転操作が可能となる。
また、テンションボルト29の回転操作の際に、当該テン
ションボルト29がU字溝17(第3図)から外れる方向の
力が作用した場合でも、係止凹所19とリテーナ31との係
合によりテンションボルト29がブラケット18側から外れ
ることがない。従って、回動工具がテンションボルト29
から外れて補機類と接触し、補機類を破損することがな
くなる。また、テンションボルト29の回動操作が容易で
あり、回動工具の外れによる作業者の手、或いは腕など
が補機類に接触することによるけがを未然に防止でき、
作業の安全性が高くなる。
テンションボルト29をナット25から外れる(緩む)方向
に回転させると、当該テンションボルト29が第2図中矢
印f方向に移動し、これに伴いオールタネータベルト15
の張力によりオルタネータ13が支点軸14を中心に同図中
時計方向に揺動し、オルタネータベルト15の張力が減少
する。従って、適宜の揺動位置で締付ボルト32を締め付
け、オルタネータ13をブレース20に固定することによ
り、オルタネータベルト15の張力を最適な張力に設定す
ることができる。
オルタネータベルト15の交換が必要なときには、テンシ
ョンボルト29を緩めて例えば、第2図の仮想線の位置ま
で引出し、リテーナ31をブラケット18の係止凹所19から
外して第4図に示すようにナット25の取付軸28を中心に
上方に回動させる。この場合、締付ボルト32を緩めてお
くことによりブラケット18を介してオルタネータ13を自
由に回動することができ、第2図中時計方向にオルタネ
ータ13を大きく回動させて、オルタネータプーリ13aか
らオルタネータベルト15を取り外し、新規なオールタネ
ータベルトを装着することができる。このオルタネータ
ベルト15の脱着作業は、テンションボルト29を緩めた
後、ブラケット18のU字溝17から抜き外す操作により簡
単に行うことができ、この結果、ベルト交換作業を効率
よく行なうことができる。
また、上述したテンションボルト29の操作は、エンジン
の前方側から行うことができるので、横置型FFエンジン
でオルタネータ13がエンジン後部に配置され、後方から
のテンションボルト29の操作スペースを十分に確保でき
ないような場合でもオールタネータベルト15の張力を容
易に調整することができる。
更に、テンションボルト29とブラケット18との脱着が第
4図に示すように車両前側より可能であるために、生産
ラインでの組立において、テンションボルト29をナット
25に所定長さ螺合するような僅かな量の回転操作の後
に、テンションボルト29の基端部をU字溝17に嵌装し、
且つリテーナ31を係止凹所19に嵌合して装着することが
できる。一方、オールタネータベルト15の交換時におい
てテンションボルト29の回転操作が、オールタネータベ
ルト15に緩みが生じ且つリテーナ31が係止凹所19から外
れるような僅かな量の回転操作でU字溝17から外すこと
ができ、ブラケット18にテンションボルト29を簡単に脱
着することができ、作業時間を大幅に短縮することが可
能である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、オルタネータベル
トの張力の調整及び当該オルタネータベルトの着脱作業
が容易に行えると共に、オルタネータをエンジン後部に
配設される横置型FFエンジンの場合にもエンジンの前側
から容易にオルタネータベルトの張力調整操作が行える
などの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオルタネータベルトの張力調整機
構の一実施例を示す全体図、第2図は第1図の要部拡大
図、第3図は第2図の矢線III-III断面図、第4図は第
2図のテンションボルトの着脱操作を示す要部側面図、
第5図は第4図の左側面図、第6図は第2図のテンショ
ンボルト締付時におけるオールタネータのブラケットと
テンションボルトとリテーナとの関係を示す説明図、第
7図は従来のオルタネータベルトの張力機構を示す概略
図である。 13……オルタネータ、15……オルタネータベルト、17…
…U字溝、18……ブラケット、19……係止凹所、20……
ブレース、23……長孔、25……ナット、29……テンショ
ンボルト、31……リテーナ、32……締付ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後方をトーボードにより仕切られる車両の
    エンジンルーム内に横置き配置されたエンジンと、前記
    エンジンと前記トーボードとの間で前記エンジンに前記
    車両の前後方向の揺動が可能な状態で支持されベルトを
    介して前記エンジンにより回転駆動されるオルタネータ
    とを備え、前記オルタネータを所定揺動位置で固定する
    ことにより、オルタネータベルトの張力を調整するよう
    にしたオルタネータベルトの張力調整機構において、 前記前後方向に揺動可能な状態で前記オルタネータをそ
    の下端においてエンジン本体に支持する支持手段と、前
    記オルタネータの揺動上端に突出して設けられると共に
    上端面に開口し且つ前記前後方向に沿って延びる凹溝及
    び当該凹溝に連設し且つ前記前後方向の前方側端面に円
    弧状に陥設された係止凹所を有するブラケットと、前記
    ブラケットの車幅方向の側部に隣接して前記前後方向に
    延在し上下方向に所望の幅を有すると共に前端部を前記
    エンジン側に固定された板状のブレースと、前記ブレー
    スの後端部に前記ブレースの板面と直交し且つ前記車幅
    方向の前記ブラケット側に軸線回りに回動可能に設けら
    れると共に前記ブレースに沿って延びるように刻設され
    た雌ねじ部を有するナット部材と、先端部が前記ナット
    部材の前記雌ねじ部と螺合されると共にボルト頭部側の
    基端部を前記凹溝と嵌合され、その回転操作により前記
    エンジンに対して前記オルタネータを揺動可能なテンシ
    ョンボルトと、前記テンションボルトの前記基端部に嵌
    挿され、一端面が前記係止凹所に回動可能に嵌合する円
    弧状に、他端面が前記テンションボルト頭部の座面に当
    接する平面に夫々形成され、前記テンションボルトの締
    め付け又は緩め操作による前記オルタネータの揺動に伴
    い前記ナット部材の回動中心を中心に回動する前記テン
    ションボルトと一体に前記係止凹所内で回動して前記他
    端面を前記テンションボルト頭部の座面に常に平行にさ
    せるリテーナと、前記ブレースに前記オルタネータの揺
    動方向に沿って穿設された長孔と、前記長孔に挿通され
    て前記オルタネータを前記ブレースに固定可能な締付け
    ボルトとを備えたことを特徴とするオルタネータベルト
    の張力調整機構。
JP1986125876U 1986-08-20 1986-08-20 オルタネータベルトの張力調整機構 Expired - Lifetime JPH0749112Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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