JPH0928502A - シートクッション - Google Patents
シートクッションInfo
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- JPH0928502A JPH0928502A JP7179885A JP17988595A JPH0928502A JP H0928502 A JPH0928502 A JP H0928502A JP 7179885 A JP7179885 A JP 7179885A JP 17988595 A JP17988595 A JP 17988595A JP H0928502 A JPH0928502 A JP H0928502A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- open part
- seat cushion
- belt buckle
- buckle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートクッションに形成した開口部から、バ
ックル取付け部やフロア等が見えてしまったり、開口部
がきつくベルトバックルの装着作業性が良くなく、表皮
材等が破れるおそれがある。 【解決手段】 シートベルト８のタング９と係合するベ
ルトバックル５を挿通させる開口部１０が形成されたシ
ートクッション１２において、開口部１０の幅Ｗをベル
トバックル５の最小幅部Ｗ１よりも狭く設定し、開口部
の延出方向ＦＲに位置する端部１０ａ，１０ｂに複数の
切込み部１５を設けてバックル挿入時に開口部１０を変
形可能とした。また、開口部１０内に位置するシートク
ッション１２の表皮層１４Ａにギャザー１６を形成し、
バックル挿入時の表皮材１４の突っ張りを防止してい
る。
ックル取付け部やフロア等が見えてしまったり、開口部
がきつくベルトバックルの装着作業性が良くなく、表皮
材等が破れるおそれがある。 【解決手段】 シートベルト８のタング９と係合するベ
ルトバックル５を挿通させる開口部１０が形成されたシ
ートクッション１２において、開口部１０の幅Ｗをベル
トバックル５の最小幅部Ｗ１よりも狭く設定し、開口部
の延出方向ＦＲに位置する端部１０ａ，１０ｂに複数の
切込み部１５を設けてバックル挿入時に開口部１０を変
形可能とした。また、開口部１０内に位置するシートク
ッション１２の表皮層１４Ａにギャザー１６を形成し、
バックル挿入時の表皮材１４の突っ張りを防止してい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートベルトを係
脱自在に支持するベルトバックルが挿通される開口部が
形成されたシートクッションの構造に関するものであ
る。
脱自在に支持するベルトバックルが挿通される開口部が
形成されたシートクッションの構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】車両のシートには、搭乗者の安全性の確
保のためにシートベルト装置が装備されている。このシ
ートベルト装置は、非装着時には巻取部に巻き取られる
ベルトとフロアに固定されたベルトバックルとを備えて
いる。このようなシートベルト装置において、ベンチ式
シートに用いられるものは、フロアに固定あるいは着脱
自在に支持されるシートのシートクッションに設けた開
口部からフロアに固定したベルトバックルを取り出して
シートクッションの表面側に位置させている。
保のためにシートベルト装置が装備されている。このシ
ートベルト装置は、非装着時には巻取部に巻き取られる
ベルトとフロアに固定されたベルトバックルとを備えて
いる。このようなシートベルト装置において、ベンチ式
シートに用いられるものは、フロアに固定あるいは着脱
自在に支持されるシートのシートクッションに設けた開
口部からフロアに固定したベルトバックルを取り出して
シートクッションの表面側に位置させている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シートクッ
ションに設ける開口部には、ベルトバックルの最小幅部
よりも幅広のものや、同バックルの最小幅よりも極端に
幅狭のものがある。開口部の幅が広く設定されている場
合、バックル取出し作業は楽に行なえるが、反面、開口
部とベルトバックルの隙間からバックル取付け部やフロ
ア等が見えてしまい見栄えが良くないという問題点があ
る。また、この場合、バックル取付け部やフロア等が見
えてしまうことから、目かくし部材をシートクッション
の下方に配置して、取付け部等を開口部から見えないよ
うするので、部品点数の増加や取付け工数が多く生産コ
ストがかかってしまう。一方、開口部が幅狭く設定され
ている場合、開口部からフロアやバックル取付け部が見
えることはほとんど無く、見栄えという点では良いのだ
が、この開口は端にシートクッションに穴を穿けて開口
部としているだけなので、開口部内にベルトバックルを
挿通させるのがきつく、取付け作業が良くないという問
題点がある。さらに、開口部が狭いので、バックル通過
時に開口部内やその近傍のシートクッションの表皮層が
破れるおそれがある。本発明の目的は、バックル取付け
部やフロア等が見えず、ベルトバックルの装着作業性が
良く、表皮材等の破れを抑えたシートクッションを提供
することにある。
ションに設ける開口部には、ベルトバックルの最小幅部
よりも幅広のものや、同バックルの最小幅よりも極端に
幅狭のものがある。開口部の幅が広く設定されている場
合、バックル取出し作業は楽に行なえるが、反面、開口
部とベルトバックルの隙間からバックル取付け部やフロ
ア等が見えてしまい見栄えが良くないという問題点があ
る。また、この場合、バックル取付け部やフロア等が見
えてしまうことから、目かくし部材をシートクッション
の下方に配置して、取付け部等を開口部から見えないよ
うするので、部品点数の増加や取付け工数が多く生産コ
ストがかかってしまう。一方、開口部が幅狭く設定され
ている場合、開口部からフロアやバックル取付け部が見
えることはほとんど無く、見栄えという点では良いのだ
が、この開口は端にシートクッションに穴を穿けて開口
部としているだけなので、開口部内にベルトバックルを
挿通させるのがきつく、取付け作業が良くないという問
題点がある。さらに、開口部が狭いので、バックル通過
時に開口部内やその近傍のシートクッションの表皮層が
破れるおそれがある。本発明の目的は、バックル取付け
部やフロア等が見えず、ベルトバックルの装着作業性が
良く、表皮材等の破れを抑えたシートクッションを提供
することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項１記載の
発明では、シートベルトと係合するベルトバックルを挿
通させる開口部が形成されていて、この開口部の幅を上
記ベルトバックルの最小幅よりも狭く設定し、上記開口
部の延出方向に位置する端部に上記開口部よりも外方向
に延出する切込み溝を設けた。請求項２記載の発明で
は、シートクッションを被装する表皮材を開口部内まで
延出すると共に、この開口内に位置する表皮材にギャザ
ーを形成した。請求項３記載の発明では、上記開口部内
に上記ベルトバックルを収容可能な大きさの凹部を形成
した。
発明では、シートベルトと係合するベルトバックルを挿
通させる開口部が形成されていて、この開口部の幅を上
記ベルトバックルの最小幅よりも狭く設定し、上記開口
部の延出方向に位置する端部に上記開口部よりも外方向
に延出する切込み溝を設けた。請求項２記載の発明で
は、シートクッションを被装する表皮材を開口部内まで
延出すると共に、この開口内に位置する表皮材にギャザ
ーを形成した。請求項３記載の発明では、上記開口部内
に上記ベルトバックルを収容可能な大きさの凹部を形成
した。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いながら詳
細に説明する。図１に符号１で示すシートは、シートク
ッション１２に対してシートバック１１が回動調節可能
に支持されている。シートクッション１２は、タイアハ
ウス３と車体のフロア２とにブラケット４Ａ，４Ｂを介
して着脱可能に設けられている。シートクッション１２
には、同クッションをフロア２側から車体上方に向かっ
て貫通する開口部１０が形成されている。この開口部１
０には、一端をベルト５０を介してフロア２に固定され
たベルトバックル５が挿通されていて、シートクッショ
ン１２の上方側に配置されている。車内側壁６内に配置
されたリトラクタ７には、ベルトバックル５と係脱する
タング９が挿通されたシートベルト８が巻装収納されて
いる。ベルトバックル５には、図３に示すように、一端
５０ｂをフロア２にボルト５２とナット５３で固着され
たブラケット５１に係止されたベルト５０の他端５０ａ
が取り付けられていて、フロア２側に固定されている。
細に説明する。図１に符号１で示すシートは、シートク
ッション１２に対してシートバック１１が回動調節可能
に支持されている。シートクッション１２は、タイアハ
ウス３と車体のフロア２とにブラケット４Ａ，４Ｂを介
して着脱可能に設けられている。シートクッション１２
には、同クッションをフロア２側から車体上方に向かっ
て貫通する開口部１０が形成されている。この開口部１
０には、一端をベルト５０を介してフロア２に固定され
たベルトバックル５が挿通されていて、シートクッショ
ン１２の上方側に配置されている。車内側壁６内に配置
されたリトラクタ７には、ベルトバックル５と係脱する
タング９が挿通されたシートベルト８が巻装収納されて
いる。ベルトバックル５には、図３に示すように、一端
５０ｂをフロア２にボルト５２とナット５３で固着され
たブラケット５１に係止されたベルト５０の他端５０ａ
が取り付けられていて、フロア２側に固定されている。
【０００６】シートクッション１２は、図２、図３に示
すように、図示しないシートフレームに支持される芯材
として硬質スポンジ１３を表皮材１４で被装している。
この表皮材１４は開口部１０内まで延出していて、その
先端１４を硬質スポンジ１３の下面１３１に固着してお
り、開口部１０内に面する硬質スポンジ１３の両側面１
３ａ、１３ｂを被っている。表皮材としては、レザー、
ニット、ファブリック、ビニールあるいは人工皮材等が
挙げられる。
すように、図示しないシートフレームに支持される芯材
として硬質スポンジ１３を表皮材１４で被装している。
この表皮材１４は開口部１０内まで延出していて、その
先端１４を硬質スポンジ１３の下面１３１に固着してお
り、開口部１０内に面する硬質スポンジ１３の両側面１
３ａ、１３ｂを被っている。表皮材としては、レザー、
ニット、ファブリック、ビニールあるいは人工皮材等が
挙げられる。
【０００７】開口部１０は、矢印Ｆ、Ｒで示すシートク
ッション１２の前後方向に向かって延出形成されてお
り、その幅Ｗは、ベルトバックル５の最小幅Ｗ１より狭
く設定されている。開口部１０の延出方向に位置する端
部１０ａ、１０ｂには、同開口部１０よりも外方向に延
出する切込み溝１５が形成されている。ここでは、開口
部１０の四隅に、開口部の延出方向に向かい、かつ、開
口部１０の上部から下部に渡って形成されている。
ッション１２の前後方向に向かって延出形成されてお
り、その幅Ｗは、ベルトバックル５の最小幅Ｗ１より狭
く設定されている。開口部１０の延出方向に位置する端
部１０ａ、１０ｂには、同開口部１０よりも外方向に延
出する切込み溝１５が形成されている。ここでは、開口
部１０の四隅に、開口部の延出方向に向かい、かつ、開
口部１０の上部から下部に渡って形成されている。
【０００８】切込み溝１５の長さは、開口部１０の幅Ｗ
やシートクッション１２の芯材に用いる材質、あるいは
ベルトバックル５の幅Ｗ１とに密接に関係していて、例
えば、芯材に硬質な材料が用いられ、開口部幅Ｗとベル
トバックル幅Ｗ１とに大きな差がある場合であれば、開
口部１０が変形しやすいように長めに設定し、芯材に柔
らかめの材料が用いられ、開口部幅Ｗとベルトバックル
幅Ｗ１との差が狭い場合では、短めに設定する。また、
開口部１０内に位置する表皮材１４Ａには、図４に示す
ようにギャザー１６が形成されていて、開口部１０内に
ベルトバックル５が挿入された時に、開口部１０の変形
に習って表皮材１４Ａを十分に伸縮可能としている。
やシートクッション１２の芯材に用いる材質、あるいは
ベルトバックル５の幅Ｗ１とに密接に関係していて、例
えば、芯材に硬質な材料が用いられ、開口部幅Ｗとベル
トバックル幅Ｗ１とに大きな差がある場合であれば、開
口部１０が変形しやすいように長めに設定し、芯材に柔
らかめの材料が用いられ、開口部幅Ｗとベルトバックル
幅Ｗ１との差が狭い場合では、短めに設定する。また、
開口部１０内に位置する表皮材１４Ａには、図４に示す
ようにギャザー１６が形成されていて、開口部１０内に
ベルトバックル５が挿入された時に、開口部１０の変形
に習って表皮材１４Ａを十分に伸縮可能としている。
【０００９】このような構成によると、ベルトバックル
５を開口部５内にシートクッション１２の下方から挿入
すると、図５に示すように、開口部１０が切込み部１５
からここでは、矢印Ｓ１、Ｓ２で示すシートクッション
１２の横幅方向に向かって、開口部の側面、すなわち、
硬質スポンジ１３の両側面１３ａ、１３ｂが広がる。こ
の時、開口部１０内の表皮材１４Ａにギャザー１６が形
成されているため、表皮材１４Ａも一緒に広がり、開口
部１０がスムーズに広がる。
５を開口部５内にシートクッション１２の下方から挿入
すると、図５に示すように、開口部１０が切込み部１５
からここでは、矢印Ｓ１、Ｓ２で示すシートクッション
１２の横幅方向に向かって、開口部の側面、すなわち、
硬質スポンジ１３の両側面１３ａ、１３ｂが広がる。こ
の時、開口部１０内の表皮材１４Ａにギャザー１６が形
成されているため、表皮材１４Ａも一緒に広がり、開口
部１０がスムーズに広がる。
【００１０】このように、開口部の幅Ｗをベルトバック
ル５の最小幅Ｗ１よりも小さく設定しても、開口部１０
の端部１０ａ，１０ｂに同開口部１０よりも外側に延び
る切込み溝１５を複数形成することで、開口幅は狭くて
も開口部１０を十分に広げることができ、開口部１０か
らシートバックル取付け部やフロア２等を見えにくくし
ながら、ベルトバックル５の挿通時の作業性が良くな
る。また、開口部１０内に位置する表皮材１４Ａにギャ
ザー１６を形成しているので、開口部１０が広がるとき
に表皮材１４Ａも十分に延びることができ、表皮材１４
Ａの破損を防止できると共に、表皮材１４Ａの突っ張り
による開口部１０の広がりへの規制を与えることがな
い。このことは、開口部１０の広がりが十分かつスムー
ズに行なえることとなり、ベルトバックル５の挿通時の
作業性の向上に貢献する。
ル５の最小幅Ｗ１よりも小さく設定しても、開口部１０
の端部１０ａ，１０ｂに同開口部１０よりも外側に延び
る切込み溝１５を複数形成することで、開口幅は狭くて
も開口部１０を十分に広げることができ、開口部１０か
らシートバックル取付け部やフロア２等を見えにくくし
ながら、ベルトバックル５の挿通時の作業性が良くな
る。また、開口部１０内に位置する表皮材１４Ａにギャ
ザー１６を形成しているので、開口部１０が広がるとき
に表皮材１４Ａも十分に延びることができ、表皮材１４
Ａの破損を防止できると共に、表皮材１４Ａの突っ張り
による開口部１０の広がりへの規制を与えることがな
い。このことは、開口部１０の広がりが十分かつスムー
ズに行なえることとなり、ベルトバックル５の挿通時の
作業性の向上に貢献する。
【００１１】本実施例では、開口部１０の端部１０ａ，
１０ｂに開口部延出方向に向かって切込み溝１５を形成
したが、図６に示すように、矢印Ｓ１、Ｓ２で示すシー
トクッション１２幅方向に向かって開口部１０の端部１
０ａ、１０ｂから延出する切込み溝１５１としても良
い。この時、開口部幅Ｗがベルトバックル５の最小幅Ｗ
１よりも狭く設定されていて、かつ、ベルトバックル５
の長手方向幅Ｄが開口部１０の長手方向幅Ｄ１より狭く
設定されているとする。ここへベルトバックル５が挿入
されると、開口部の端部１０ａ，１０ｂが矢印Ｆ、Ｒで
示すシートクッション前後方向に広がると共に、同開口
部１０の側面１０ｃ，１０ｄもわずかにシートクッショ
ン幅方向（Ｓ１、Ｓ２方向）に広がる。この場合、端部
１０ａ，１０ｂ側に位置する開口部１０内の表皮材１４
にもギャザー１６を形成することで、よりスムーズに開
口部１０を広げることができる。
１０ｂに開口部延出方向に向かって切込み溝１５を形成
したが、図６に示すように、矢印Ｓ１、Ｓ２で示すシー
トクッション１２幅方向に向かって開口部１０の端部１
０ａ、１０ｂから延出する切込み溝１５１としても良
い。この時、開口部幅Ｗがベルトバックル５の最小幅Ｗ
１よりも狭く設定されていて、かつ、ベルトバックル５
の長手方向幅Ｄが開口部１０の長手方向幅Ｄ１より狭く
設定されているとする。ここへベルトバックル５が挿入
されると、開口部の端部１０ａ，１０ｂが矢印Ｆ、Ｒで
示すシートクッション前後方向に広がると共に、同開口
部１０の側面１０ｃ，１０ｄもわずかにシートクッショ
ン幅方向（Ｓ１、Ｓ２方向）に広がる。この場合、端部
１０ａ，１０ｂ側に位置する開口部１０内の表皮材１４
にもギャザー１６を形成することで、よりスムーズに開
口部１０を広げることができる。
【００１２】次に、本発明の第２実施例について説明す
る。第２実施例は、図７，図８に示すように、端部１０
ａ，１０ｂに切込み溝１５１を形成された開口部１０の
内部に、凹部１７を形成したものである。この凹部１７
は、ベルトバックル５を十分に収納できる程度の大きさ
で硬質スポンジ１３に形成されている。この凹部１７内
は、図示しないが第１実施例同様、ギャザー１６を形成
された表皮材１４Ａで被われている。
る。第２実施例は、図７，図８に示すように、端部１０
ａ，１０ｂに切込み溝１５１を形成された開口部１０の
内部に、凹部１７を形成したものである。この凹部１７
は、ベルトバックル５を十分に収納できる程度の大きさ
で硬質スポンジ１３に形成されている。この凹部１７内
は、図示しないが第１実施例同様、ギャザー１６を形成
された表皮材１４Ａで被われている。
【００１３】このように、開口部１０の内部に凹部１７
を形成することで、ベルトバックル５をシートクッショ
ン１２内に収納することができ、シートベルト不必要時
におけるシートクッション１２の座り心地が良くなる。
また、凹部１７への出入口の幅となる開口幅Ｗは、ベル
トバックル５の最小幅Ｗ１よりも小さく設定されている
ので、シートクッション１２上から開口部１０を見ても
ベルトバックル取付け部やフロア２が第１実施例同様、
見えにくくなる。加えて、開口部１０には切込み溝１５
１が形成され、凹部１７が形成されていることから、開
口部１０の強さが第１実施例に比べて弱くなるので、開
口部１０内へのベルトバックル５挿入作業がよりやり易
くなる。
を形成することで、ベルトバックル５をシートクッショ
ン１２内に収納することができ、シートベルト不必要時
におけるシートクッション１２の座り心地が良くなる。
また、凹部１７への出入口の幅となる開口幅Ｗは、ベル
トバックル５の最小幅Ｗ１よりも小さく設定されている
ので、シートクッション１２上から開口部１０を見ても
ベルトバックル取付け部やフロア２が第１実施例同様、
見えにくくなる。加えて、開口部１０には切込み溝１５
１が形成され、凹部１７が形成されていることから、開
口部１０の強さが第１実施例に比べて弱くなるので、開
口部１０内へのベルトバックル５挿入作業がよりやり易
くなる。
【００１４】この実施例では、凹部１７の大きさをベル
トバックル５が収納できる大きさとしているが、これに
限定されるものではなく、例えば、図９に示すように、
少なくともベルトバックル５収納時における開口部１０
の広がり形状に形成した凹部１７０であれば良い。この
ように開口部１０内に凹部１７０を形成することで、開
口部１０内にベルトバックル５を挟持して収納できると
共に、開口部１０への挿入時の抵抗を低減でき、ベルト
バックル５の挿入作業がよりやり易くなる。
トバックル５が収納できる大きさとしているが、これに
限定されるものではなく、例えば、図９に示すように、
少なくともベルトバックル５収納時における開口部１０
の広がり形状に形成した凹部１７０であれば良い。この
ように開口部１０内に凹部１７０を形成することで、開
口部１０内にベルトバックル５を挟持して収納できると
共に、開口部１０への挿入時の抵抗を低減でき、ベルト
バックル５の挿入作業がよりやり易くなる。
【００１５】上述した各実施例において、開口部１０内
に位置する表皮材１４Ａにギャザー１６を設けて、表皮
材１４Ａをたわみ易くしたが、表皮材１４に伸縮性の強
い部材を用いた場合であれば、ギャザー１６を設け無く
とも良い。この場合で合っても開口部１０の端部１０
ａ，１０ｂには、切込み溝１５や１５１、あるいは、双
方を組み合わせて形成することが好ましい。
に位置する表皮材１４Ａにギャザー１６を設けて、表皮
材１４Ａをたわみ易くしたが、表皮材１４に伸縮性の強
い部材を用いた場合であれば、ギャザー１６を設け無く
とも良い。この場合で合っても開口部１０の端部１０
ａ，１０ｂには、切込み溝１５や１５１、あるいは、双
方を組み合わせて形成することが好ましい。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、ベルトバックルが挿通
される開口部の幅をベルトバックルの最小幅より狭く設
定し、開口部の端部に開口部よりも外方向に延出する切
込み溝を設けることで、開口部内にベルトバックルが挿
入されると開口部がその幅以上に広がり、ベルトバック
ル非挿入時には最小幅に保たれるので、ベルトバックル
の取付作業がやり易いと共に、開口部からフロアやバッ
クル取付け部が見ずらくなる。よって、目かくし部材や
その取付け作業等が不要となり、工数低減と部品点数低
減によるコスト低減を図りつつ、バックル取付作業性の
良くになる。本発明によれば、シートクッションを被装
する表皮材を開口部内まで延出すると共に、この開口内
に位置する表皮材にギャザーを形成することで、ベルト
バックルを挿入して開口部が広がるときに、表皮材が突
っ張らなくなって開口部の広がりを妨げることがなくな
る。よって、表皮材の破損を低減できると共に、開口部
が表皮材の突っ張りに邪魔されること無く十分に変形す
ることができ、バックル取付作業性が更に良くなる。本
発明によれば、開口部内に、ベルトバックルを収容可能
な大きさの凹部を形成することで、開口部の間口は狭い
ままでも内部に広い空間ができて開口部の強度が凹部の
ないものに比べて弱くなり、シートバックルが収納可能
となると共に、同シートバックルの取付け作業にかかる
力を弱くでき、取付け作業を更に容易に行なうことがで
きる。
される開口部の幅をベルトバックルの最小幅より狭く設
定し、開口部の端部に開口部よりも外方向に延出する切
込み溝を設けることで、開口部内にベルトバックルが挿
入されると開口部がその幅以上に広がり、ベルトバック
ル非挿入時には最小幅に保たれるので、ベルトバックル
の取付作業がやり易いと共に、開口部からフロアやバッ
クル取付け部が見ずらくなる。よって、目かくし部材や
その取付け作業等が不要となり、工数低減と部品点数低
減によるコスト低減を図りつつ、バックル取付作業性の
良くになる。本発明によれば、シートクッションを被装
する表皮材を開口部内まで延出すると共に、この開口内
に位置する表皮材にギャザーを形成することで、ベルト
バックルを挿入して開口部が広がるときに、表皮材が突
っ張らなくなって開口部の広がりを妨げることがなくな
る。よって、表皮材の破損を低減できると共に、開口部
が表皮材の突っ張りに邪魔されること無く十分に変形す
ることができ、バックル取付作業性が更に良くなる。本
発明によれば、開口部内に、ベルトバックルを収容可能
な大きさの凹部を形成することで、開口部の間口は狭い
ままでも内部に広い空間ができて開口部の強度が凹部の
ないものに比べて弱くなり、シートバックルが収納可能
となると共に、同シートバックルの取付け作業にかかる
力を弱くでき、取付け作業を更に容易に行なうことがで
きる。
【図１】本発明の一実施例を示すシートクッションの概
略構成斜視図である。
略構成斜視図である。
【図２】シートクッションに設けられる開口部の拡大平
面図である。
面図である。
【図３】本発明の要部である開口部とベルトバックルの
関係を示す開口部近傍の断面図である。
関係を示す開口部近傍の断面図である。
【図４】開口部に位置する表皮材の状態を示す断面図あ
る。
る。
【図５】開口部にベルトバックルが挿入された状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図６】開口部端部に形成する切込み溝の変形例を示す
平面図である。
平面図である。
【図７】本発明の第２実施利例を示す開口部近傍の拡大
図である。
図である。
【図８】第２実施例の開口部近傍の断面図である。
【図９】第２実施例の変形例を示す開口部近傍の拡大図
である。
である。
５ ベルトバックル ８ シートベルト １０ 開口部 １０ａ、１０ｂ 端部 １２ シートクッション １４ 表皮材 １５、１５１ 切込み溝 １６ ギャザー １７、１７０ 凹部 Ｗ 開口部の幅 Ｗ１ ベルトバックルの最小幅
Claims (3)
- 【請求項１】シートベルトと係合するベルトバックルを
挿通させる開口部が形成されていて、この開口部の幅を
上記ベルトバックルの最小幅よりも狭く設定し、上記開
口部の延出方向に位置する端部に上記開口部よりも外方
向に延出する切込み溝を設けたことを特徴とするシート
クッション。 - 【請求項２】上記開口部内には、シートクッションを被
装する表皮材が延出していて、この表皮材には、ギャザ
ーが形成されている特徴とする請求項１記載のシートク
ッション。 - 【請求項３】上記開口部内に、上記ベルトバックルを収
容可能な大きさの凹部を形成したことを特徴とする請求
項１または２記載のシートクッション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17988595A JP3152113B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | シートクッション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17988595A JP3152113B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | シートクッション |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0928502A true JPH0928502A (ja) | 1997-02-04 |
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| GB2590478B (en) * | 2019-12-19 | 2023-11-22 | Nissan Motor Mfg Uk Ltd | Vehicle bench seat cushion |
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