JPH09284873A - Isdn回線のチャネル選択方法および、これを実施するisdn交換システム - Google Patents

Isdn回線のチャネル選択方法および、これを実施するisdn交換システム

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JPH09284873A
JPH09284873A JP8086624A JP8662496A JPH09284873A JP H09284873 A JPH09284873 A JP H09284873A JP 8086624 A JP8086624 A JP 8086624A JP 8662496 A JP8662496 A JP 8662496A JP H09284873 A JPH09284873 A JP H09284873A
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】H系通信の要求が発生したときに回線を有効に
利用できるようにネットワーク内の利用を制御するHチ
ャネル選択方法および、これを実施するISDN交換機
及び端末装置を提供する。 【解決手段】複数のBチャネルをまとめてHチャネルと
し、使用する各BチャネルにHチャネル専用クラスまた
はHチャネル兼用クラスとして登録された条件に従っ
て、Bチャネルの選択を可能とするISDN回線のチャ
ネル選択方法において、発信側からHチャネル接続要求
を受信した際に、Hチャネル兼用クラスのBチャネルが
使用中である時、Hチャネル兼用クラスのBチャネルを
一時的にHチャネル専用クラスに変更し、Hチャネル専
用クラスを構成するBチャネルが空状態になるまで待ち
合わせを行い、Hチャネル専用クラスを構成するBチャ
ネルが空状態になったときに発信側とHチャネルを接続
し、接続が完了したとき、または通信が完了して接続を
切断するときに変更したクラスを元のクラスに戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDNにおける
Hチャネル(H0 チャネル、H1 チャネル)の接続方法
とその方法を実施するISDN交換機および端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ISDN伝送において、64kbps のチ
ャネルを基本Bとして、これを23チャネル分とデータ
チャネルDにより、23B+Dの構成とすることが実施
されている。
【0003】更に、23Bの内、6つのBチャネルを束
ねてH0 チャネルとし、24本のBチャネルを束ねてH
1 チャネルとすることが行われている。かかる場合、こ
れらH0 チャネル及びH1 チャネルをHチャネルと呼ん
でいる。
【0004】更に、かかるHチャネルの選択方法とし
て、種々の方法が開発されている。その一つの技術とし
て特開平4−144395号公報記載された技術があ
る。かかる技術では、Hチャネルを構成するBチャネル
毎にH0 専用クラスまたは一般通信(64kbps通信)ク
ラスを登録し、H0 通信の場合にはH0 専用クラスのB
チャネルを捕捉する。
【0005】また、一般通信の場合には一般通信クラス
のBチャネルを捕捉し、また、Bチャネル毎に一般通信
の許容及び規制クラスを登録して、H0 通信の場合には
全Bチャネルを捕捉対象とし、一般通信の場合には規制
のBチャネル以外から捕捉する方法であるこの方法で
は、H1 通信専用のクラスを設定すると他のクラスの通
信で使用できなくなり、回線の使用効率が低下する。ま
た、他のクラスの通信との兼用のクラスを設定するとH
1 通信のブロック率が高くなる。
【0006】一方、Hチャネルの構成に必要な全Bチャ
ネルが確保できない場合には、待ち合わせ方式により必
要とするBチャネルが確保できたときに接続を行なう方
法が採られている(例えば、特開平5−153674号
公報)。
【0007】この方法では、Hチャネルを構成するBチ
ャネルがランダムに使用されていると、必要とする連続
したBチャネルを確保するのに時間がかかる。また、タ
ンデム接続する場合には、ある交換機の間で必要とされ
るBチャネルが確保できたとしても、他の交換機との間
で必要とするBチャネルが確保できるまで、既に確保さ
れたBチャネルは、他のHチャネルでの通信にも使用で
きないことになる。
【0008】ネットワーク内のある交換機間でH1 通信
を可能とすることを考えると、一般に、この交換機間に
は、他の一般呼を可能とする回線も確保されているが、
上記特開平4−144395号公報に記載された技術の
ように回線をクラス分けしない場合には複数のH1 通信
を可能する回線が別々に一般呼で使用されることが考え
られる。したがって、H1 通信要求を実現するまでの待
ち合わせ時間が増大してします。
【0009】これは、H0 通信呼がH1 通信を可能する
回線を別々に使用している場合も同様である。
【0010】更に、最近の情報圧縮技術の進歩により、
例えば、画像通信であっても64kbpsの通信速度
で、利用者の通信目的をある程度は満足することが可能
となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、Hチャ
ネルによるH系通信(H0 、H1 など)とBチャネルに
よる一般発信を混在させることができるネットワークに
おいては、一般にH系通信より電話やFAXの通信のよ
うに、一般発信のトラヒックが高く、H系通信専用の回
線を設けることは、ネットワーク設備の有効利用の点か
ら不経済である。
【0012】したがって、本発明の第一の目的は、H系
通信の要求が発生したときに回線を有効に利用できるよ
うにネットワーク内の利用を制御するH0 チャネル、H
1 チャネルなどのHチャネル選択方法および、これを実
施するISDN交換機及び端末装置を提供する。
【0013】更に、本発明の目的は、H系通信要求に対
して、必要とする通信品質を一時的に低下させても、通
信要求を確保すると共に、必要とする通信品質を満足で
きる設備が確保できた時点で必要とする通信品質に切り
替えるHチャネル選択方法および、これを実施するIS
DN交換機及び端末装置を提供することにある。
【0014】更に、また本発明の目的は、H系通信要求
に対して、H系通信の要求に対するブロック率を低減、
交換機間で確保するHチャネルの待ち合わせ時間の短縮
及び各交換機間での待ち合わせ中のHチャネルの無駄な
待ち合わせを低減するH0 チャネル、H1 チャネルなど
のHチャネル選択方法および、これを実施するISDN
交換機及び端末装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を達成
するISDN回線のチャネル選択方法は、基本的構成と
して請求項1に記載されるように、複数のBチャネルを
まとめてHチャネルとし、使用する各BチャネルにHチ
ャネル専用クラスまたはHチャネル兼用クラスとして登
録された条件に従って、該Bチャネルの選択を可能とす
るISDN回線のチャネル選択方法において、発信側か
らHチャネル接続要求を受信した際に、該Hチャネル兼
用クラスのBチャネルが使用中である時、該Hチャネル
兼用クラスのBチャネルを一時的にHチャネル専用クラ
スに変更し、該Hチャネル専用クラスを構成するBチャ
ネルが空状態になるまで待ち合わせを行い、該Hチャネ
ル専用クラスを構成するBチャネルが空状態になったと
きに発信側と該Hチャネルを接続し、接続が完了したと
き、または通信が完了して接続を切断するときに変更し
たクラスを元のクラスに戻すことを特徴とする。
【0016】更に、上記本発明の課題を達成するISD
N交換システムの基本構成は、請求項9に記載されるよ
うに複数のBチャネルをまとめてHチャネルとし、使用
する各BチャネルにHチャネル専用クラスまたはHチャ
ネル兼用クラスとして登録された条件に従って、該Bチ
ャネルの選択を可能とし、発信端末からHチャネルによ
る発信要求を受信し、要求された情報転送速度のBチャ
ネルが確保できない場合に、発信可能な情報転送速度を
発信端末に通知するISDN交換システムにおいて、発
信端末からの第一の情報転送速度による発信要求に付与
された、発信可能な必要とする第二の情報転送速度を求
める要求情報転送速度抽出手段と、該発信要求に付与さ
れた、該第二の情報転送速度に必要とするBチャネルを
Hチャネル兼用クラスから捕捉して接続し、該Bチャネ
ルを含めた要求情報転送速度に必要な連続したBチャネ
ルを、一時的にHチャネル専用クラスに変更するチャネ
ルクラス変更手段と、変更したことを記憶するチャネル
クラス変更記憶部と、発信局での所定の時間毎に、接続
しているBチャネルを含めた要求情報転送速度による発
信要求を行う予約発信手段と、該Bチャネルを含むHチ
ャネル専用クラスの全Bチャネルを捕捉できた時に、該
Bチャネルを除いた全Bチャネルを一時的に捕捉するチ
ャネル予約捕捉手段と、着信局での要求情報転送速度に
よる発信要求が可能となったときに、発信局に予約発信
可情報を通知する予約発信可通知手段と、要求情報転送
速度による発信要求が不可の場合に、発信局に予約発信
不可情報を通知する予約発信不可通知手段と、予約発信
不可情報を受信したときに、一時的に捕捉したBチャネ
ルを解放する予約チャネル解放手段と、予約発信可情報
を受信した発信局にて、必要とする情報転送速度が可能
になったことを発信端末に通知する要求情報転送速度予
約通知手段と、発信端末から受信した該第一の情報転送
速度から該第二の情報転送速度へのチャネル切替え要求
によって、一時捕捉したBチャネルのチャネルクラスを
Hチャネル兼用クラスに戻し、Bチャネル間のパスを発
信局と着信局の間で接続するパス制御手段と、該発信端
末に該パスの接続が完了したことを通知するチャネル切
替え完了通知手段を有する。
【0017】更に、上記本発明の課題を達成するISD
N端末の基本構成は、複数のBチャネルをまとめてHチ
ャネルとし、使用する各BチャネルにHチャネル専用ク
ラスまたはHチャネル兼用クラスとして登録された条件
に従って、該Bチャネルの選択を可能とするISDN交
換機に接続されるISDN端末において、該ISDN交
換機から必要とする情報転送速度が可能となった通知を
受信した時に、チャネル切替えが可能な情報転送速度を
表示する要求情報転送速度分析手段と、チャネルの切替
え要求の有無を識別するチャネル切替え要求手段と、該
ISDN交換機へチャネルの切替え要求を通知するチャ
ネル切替え要求通知手段と、該ISDN交換機からチャ
ネル切替えが完了した通知を受信し、切替えを行うBチ
ャネルと既に通信に使用しているBチャネルを使用し
て、既に通信している通信速度から新たな通信速度に切
り換えるチャネル切替え制御手段と、チャネルの切替え
要求を受信して、該チャネル切替え制御手段によりチャ
ネル切替えが完了した場合、交換機にチャネルの切替え
完了を通知するチャネル切替え完了通知手段を有するこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面にしたがって、本発明の
実施の形態を説明する。尚、図において同一または類似
のものには同一の参照番号または参照記号を付して説明
する。
【0019】図1は、本発明の一実施の形態であり、発
信局100である交換機Aに接続される内線iの発信端
末150から中継局200である交換機Bを通して、着
信局300に接続される交換機Cに接続される内線jの
交換機350に例えば、TV会議としてメッセージを送
る場合の構成例である。
【0020】発信端末150、350は、それぞれCP
Uとメインメモリ130、330を有し、共通構成のメ
インメモリに記憶される各部プロトコル機能をCPUに
より実行制御することにより通信が可能となる。
【0021】一方、発信局100、中継局200及び着
信局300の構成は等しく、端末と同様にCPUとメイ
ンメモリ110、210、310を有し、共通構成のメ
インメモリに記憶される各部プロトコル機能がCPUに
より実行される。これらメインメモリに記憶される各部
プロトコル機能については、後に説明する。
【0022】また、交換機Aと交換機Bは、23B+D
のISDN回線と24BのISDN回線よりなるBC間
回線400により接続されている。また交換機Bと交換
機Cは、同様のBC間回線500により接続されてい
る。
【0023】交換機Aと発信端末150及び、交換機C
と着信端末300は、2B+DのISDN回線と24B
のISDN回線で接続されている。
【0024】図2は、上記図1に基づく一の発信局10
0である交換機Aに接続された内線iの発信端末150
から着信局300である交換機Cに接続された内線jの
着信端末350に、中継局200である交換機Bを通し
てTV会議を行うメッセージが送られる例により本発明
の特徴を説明する図である。
【0025】内線iと内線jによりH1の通信速度でテ
レビ会議を行う為に、内線iから内線jにH1通信速度
で発信が行われる。しかし、この時、交換機Bと交換
機C間の回線BCに、Hチャネル専用クラスのBチャネ
ルでH1通信が可能な空きBチャネルが無く発信不可
(*1)の通知を受ける。
【0026】一方、Hチャネル兼用クラスのBチャネル
に64kbps 通信が可能な空きBチャネルがあり、発信
側100の内線iと交換機A間の空きチャネル、着信側
の内線jと交換機C間の空きチャネル及び交換機Aと交
換機B間の回線ABの空きBチャネルは、H1通信が可
能な分が存在する。したがって、H1チャネルを予約す
るとともに、一般通話用の64kbpsの空きBチャネル
を用いて、通信を行う。
【0027】そして、空きBチャネルを用いて通信を行
う間、H1 チャネルを予約し、その空きを常時監視す
る。予約のH1 チャネルの一時捕捉が行われると、発信
局側100に通知される。次いで、予約が完了すると
予約したH1 チャネルに切り換え通信が行われる。
【0028】このように、本発明によりH系通信要求に
対して、必要とする通信品質を一時的に低下させても、
通信要求を確保すると共に、必要とする通信品質を満足
できる設備が確保できた時点で必要とする通信品質に切
り替えられる。
【0029】図3は、上記図1におけるISDN交換機
A、B、Cの構成であって、図2の本発明の特徴を実施
可能とする構成例ブロック図である。図3において、交
換機と交換機間及び交換機と端末間のISDNのDチャ
ネルプロトコルを制御するISDNプロトコル制御手段
100により受信されたISDNメッセージは、ISD
Nメッセージ分析手段10により分析される。
【0030】このISDNメッセージ分析手段10は、
次の要素を有する。即ち、ISDNメッセージにより、
発信要求を受信した場合、発信要求から必要とする情報
転送速度を抽出する手段11、ISDNメッセージに
て、予約監視の切替え通知を受信した場合、切替え元の
呼で監視しているBチャネルを、切替え先の呼で継続し
て監視を行う手段12、ISDNメッセージにて、予約
発信不可の通知を受信した場合、チャネルクラス変更記
憶部31に記憶している一時的に捕捉されたBチャネル
を解放する手段13、ISDNメッセージにて、予約監
視の解除を受信した場合、一定時間毎に発信する予約発
信手段40の起動を解除し、手段31に記憶しているB
チャネルのチャネルクラスをHチャネル兼用クラスに戻
す手段14、ISDNメッセージにて、チャネル切替え
要求を受信した場合、チャネルクラス変更記憶部31に
記憶しているBチャネルのチャネルクラスをHチャネル
兼用クラスに戻し、チャネルクラス変更記憶部31に記
憶している一時的に捕捉されたBチャネル間のパスを発
信局と着信局との間で接続するパス制御手段15、及び
ISDNメッセージにて、チャネル切替え要求を受信し
た場合、交換機で一時捕捉により予約しているBチャネ
ルとチャネル切替え要求で要求されたBチャネル数を比
較し、予約しているBチャネルに未使用がある場合には
未使用のBチャネルを解放し、該Bチャネルのチャネル
クラスをHチャネル兼用クラスに戻す手段16を有す
る。
【0031】20は、ISDNメッセージを編集する手
段であり、次の要素から構成される。即ち、着信局で要
求情報転送速度による発信要求が可能な場合に、発信局
に予約発信が可能となった事を通知する情報をISDN
メッセージに設定する手段21、着信局で要求情報転送
速度による発信要求が不可能な場合に、発信局に予約発
信が不可能である事を通知する情報をISDNメッセー
ジに設定する手段22、着信局で要求情報転送速度によ
る発信要求が可能な場合に、発信端末に必要とする情報
転送速度による発信が可能となった事を通知する情報を
ISDNメッセージに設定する手段23、一時捕捉した
Bチャネル間のパスを発信局と着信局間で接続できた場
合、発信端末に該パスの接続が完了した事を通知する情
報をISDNメッセージに設定する手段24及び、チャ
ネル切替え受付許容時間内に、端末からチャネル切替え
要求を受信しなかった場合、着信側に一時的に捕捉した
Bチャネルの解放を通知する情報をISDNメッセージ
に設定する手段25を有する。
【0032】チャネルクラス変更手段30は、Hチャネ
ル兼用クラスからHチャネル専用クラスへのクラス変更
を要求された時、クラス変更の指定をされたBチャネル
のチャネルクラスを、Hチャネル兼用クラスからHチャ
ネル専用クラスに変更し、クラスを変更したチャネルを
チャネルクラス変更記憶部31に記憶させる。
【0033】更に、チャネルクラス変更手段30は、H
チャネル専用クラスからHチャネル兼用クラスへのクラ
ス変更を要求された場合、クラス変更の指定をされたB
チャネルのチャネルクラスを、Hチャネル専用クラスか
らHチャネル兼用クラスに変更し、クラス変更の指定を
されたBチャネルをチャネルクラス変更記憶部31から
削除する。
【0034】更に、図において、40は、システムで定
められた一定時間毎に、チャネル予約捕捉手段50に対
し、Bチャネルを一時的に捕捉し、接続しているBチャ
ネルを含めた情報転送速度にて発信要求を行う予約手段
である。
【0035】上記チャネル予約捕捉手段50は、接続し
ているBチャネルを含め、チャネルクラス変更記憶部3
1に記憶されている全てのBチャネルが捕捉可能であれ
ば、接続しているBチャネルを除いた全てのBチャネル
を一時的に捕捉する。
【0036】チャネル切り換え監視手段60は、発信端
末からのチャネル切替えの受付を許容する時間を監視
し、許容とする時間を越えた場合、一時的に捕捉したB
チャネルを解放し、この捕捉したBチャネルのチャネル
クラスをHチャネル兼用クラスに戻す機能を有する。
【0037】61は、チャネル切り換え監視手段60に
対し、チャネル切替えの受付を許容する時間を記憶する
手段である。
【0038】未使用チャネル保持監視手段70は、一時
的に捕捉したBチャネルの内、未使用のBチャネルを解
放するまでの許容時間を監視し、許容する時間を越えた
場合、一時的に捕捉したBチャネルを解放し、開放した
BチャネルのチャネルクラスをHチャネル兼用クラスに
戻す。71は、未使用チャネル保持監視手段70で未使
用のBチャネルを解放するまでの許容時間を記憶する手
段である。
【0039】110は、チャネル捕捉手段111及びチ
ャネル解放手段112を使用し、Bチャネルの捕捉及び
解放を制御する手段である。チャネル捕捉手段111
は、回線対応チャネル管理手段120で管理しているB
チャネルを捕捉する。またチャネル解放手段112は、
回線対応チャネル管理手段120で管理しているBチャ
ネルを解放する。
【0040】図4は、図1におけるISDN端末15
0、350の構成例であって、図2の本発明の特徴を実
施可能の構成例ブロック図である。図4において、21
0は、交換機と端末間のISDNのDチャネルプロトコ
ルを制御する手段300により受信したISDNメッセ
ージを分析する手段である。ISDNメッセージを分析
手段210は、ISDNメッセージにより、必要とする
情報転送速度が可能となった通知を受信した場合に、通
知された使用可能な情報転送速度を端末の表示部に表示
する手段211及び、ISDNメッセージにて、必要と
する情報転送速度が可能となった通知を受信した場合
に、自動的にチャネル切り換え要求通知手段221を起
動し、交換機にチャネル切替え要求を行う手段212を
有する。
【0041】ISDNメッセージを編集する手段220
は、交換機に使用可能な情報転送速度へチャネルの切換
えを要求する場合に、チャネル切替えを要求する情報を
ISDNメッセージに設定する手段221、端末の操作
により、通信中の呼の通信速度を新たな通信中呼の速度
に切替えた場合に、切替え元呼のBチャネルの予約監視
を、切替え先の新たな呼で継続する事を要求する情報を
ISDNメッセージに設定する手段222、端末の操作
により、Bチャネルの予約監視を解除された場合に、B
チャネルの予約監視を解除する事を要求する情報をIS
DNメッセージに設定する手段223、交換機からのチ
ャネルの切替え要求により、通信速度の切替えが完了し
た場合に、チャネルの切替えが完了した事を通知する情
報をISDNメッセージに設定するチャネル切り換え完
了通知手段224及び、要求した情報転送速度での発信
に必要なBチャネルが確保できず、発信可能な情報転送
速度を通知された場合に、再発信条件(再発信の有無、
再発信時の情報転送速度)に従って、ISDNメッセー
ジにチャネル監視要求する通信速度を設定する手段22
5を有する。
【0042】チャネル切り換え制御手段230は、端末
の操作によるチャネルの切替え及び、ISDNメッセー
ジにより交換機からチャネルの切替え要求を受信した場
合に、切替えを行うBチャネルと既に通信しているBチ
ャネルを使用し、既に通信している通信速度から新たな
通信速度に切替える。また交換機からのチャネル切替え
要求により、チャネル切替えが完了した場合は、チャネ
ル切り換え完了通知手段224を起動し、交換機にチャ
ネル切替え完了の通知を行わす。
【0043】240は、ISDNメッセージにて、必要
とする情報転送速度が可能となった通知を受信した場合
に、端末の操作によりチャネル切替え要求が行われるま
での許容時間を監視し、許容する時間を越えた場合、自
動的にチャネル切り換え要求通知手段221を起動し、
交換機にチャネル切替え要求を行わす。
【0044】241は、端末の操作によりチャネル切替
え要求が行われるまでの許容時間を記憶する手段であ
る。
【0045】250は、端末で定められた一定時間毎
に、接続しているBチャネルを含めた情報転送速度にて
交換機に発信要求を行う手段である。
【0046】260は、端末の操作を分析する手段であ
り、チャネルを切替える操作が行われた場合に、チャネ
ル切り換え要求通知手段221を起動し、交換機にチャ
ネル切替え要求を行う手段261、通信中の呼の通信速
度を新たな通信中呼の速度に切替える操作が行われた場
合に、交換機に予約発信する呼を切替え元から切替え先
(新たな呼)に切替え、予約監視切り換え通知手段22
2を起動し、交換機に予約監視をする呼を新たな呼に切
替える要求を行う手段262、交換機に一定時間毎に発
信する予約発信の解除操作が行われた場合に、交換機へ
の予約発信を解除し、予約チャネル監視解除通知手段2
23を起動し、交換機にBチャネルの予約監視の解除を
要求する手段263、再発信条件設定の操作が行われた
場合に、再発信条件を記憶手段281に再発信条件を設
定する手段264及び、チャネル切替えモードの選択操
作が行われた場合に、チャネル切替えモード記憶手段に
チャネル切替えモードを設定する手段265を有する。
【0047】270は、交換機へチャネル切替え要求を
自動又は手動で行うかのモードを記憶する手段である。
280は、予約発信を実施するか、実施しないかのモー
ドを記憶する手段である。290は、予約発信を実施す
る場合の通信速度及び予約発信要求の有無を記憶する手
段であり、また330は要求した情報転送速度での発信
が不可の場合に再発信する条件を記憶する手段である。
【0048】310は、文字やランプにより操作者に端
末の状態を通知する表示手段であり、320は、操作者
が端末を操作した情報を端末に通知する手段である。
【0049】上記のように、本発明では、ISDN回線
の複数のBチャネル(64kbps)をまとめてHチャネル
(H0 、H1 など)として使用する場合、その各Bチャ
ネルにHチャネル専用クラス(H0 専用、H1 専用)ま
たはHチャネルとの兼用クラス(64kbps呼との兼用)
として登録された条件に従って、Bチャネルの選択を可
能とするISDN交換機を対象とする。
【0050】発信側からHチャネル接続要求をISDN
プロトコル制御手段100で受信し、Hチャネル兼用ク
ラスのBチャネルが使用中のときに、Hチャネルの通信
要求があった場合、Hチャネル兼用クラスのBチャネル
を一時的にHチャネル専用クラス(H0 専用、H1
用)に変更する。
【0051】これにより、Hチャネル接続要求以外の発
信を規制し、H系通信の要求に対するブロック率の低減
及び交換機で確保するHチャネルの待ち合わせ時間を短
縮することができる。
【0052】かかるHチャネル専用クラスを構成するB
チャネルが空状態になるまで待ち合わせを行い、Hチャ
ネル専用クラスを構成するBチャネルが空状態になった
時に、発信側とHチャネルを接続し、接続が完了したと
き、または通信が完了して接続を切断するときに変更し
たクラスを元のクラスに戻すことができる。
【0053】発信ISDN端末150からHチャネル接
続要求を受信したISDN交換機100は、Hチャネル
接続に必要なBチャネルを確保できない場合には、発信
ISDN端末150に対してHチャネル接続ができない
こと、および接続が可能な情報転送速度を発信ISDN
端末に通知する。
【0054】そして、発信ISDN端末150は、接続
が可能な情報転送速度で再発信を行うと共に、必要とす
る情報転送速度を可能とするBチャネルの確保要求を行
い、これを受信したISDN交換機100は、いったん
接続可能な情報転送速度で通信状態とすることで、通信
要求を確保することができる。
【0055】要求された情報転送速度を可能とするBチ
ャネルの監視を行い、Bチャネルが空状態になったとき
に、該Bチャネルを予約し、この発信ISDN端末に要
求された情報転送速度を可能になったことを通知し、I
SDN端末150の選択によって、要求情報転送速度の
通信に切り換えることができる。
【0056】また、ISDN交換機200において、発
信局100での、一定時間(システムで変更可)毎に、
接続しているBチャネルを含めた要求情報転送速度によ
る発信要求を行い、接続しているBチャネルを含むHチ
ャネル専用クラスの全Bチャネルを捕捉できたときに、
一時的に捕捉し、着信局300での要求情報転送速度に
よる発信要求が不可の場合に発信局100に予約発信不
可情報を通知することで、一時的に捕捉したBチャネル
を解放し、各交換機間での待ち合わせ中のHチャネルの
無駄な待ち合わせを低減させることができる。
【0057】更に、ISDN交換機において、要求情報
転送速度のBチャネルの監視状態において、発信端末の
操作により、Bチャネルの監視を終了することができ
る。
【0058】更にまた、要求情報転送速度のBチャネル
が確保されたことを通知されたISDN端末が自動的
に、要求情報転送速度の通信に切り換えることができ
る。
【0059】ISDN交換機において、要求情報転送速
度のBチャネルが確保されたときから、要求情報転送速
度の通信に切り換えるまでの時間を監視し、ある定めら
れた時間(時間の変更可)内に、切り換えが行われない
場合には確保したBチャネル(現在の通信に使用してい
るBチャネルを除く)を解放することができる。
【0060】また、ISDN交換機において、要求情報
転送速度のBチャネルが確保されたことを通知されたI
SDN端末が、要求情報転送速度より低い情報転送速度
(要求情報転送速度=H1 、現在の通信中の情報転送速
度=64kbps、のときに、H 0 の情報転送速度)で切り
換え要求をした場合に、確保した残りの未使用Bチャネ
ルを解放することができる。
【0061】更に、ISDN交換機において、要求情報
転送速度のBチャネルが確保されたことを通知されたI
SDN端末が、要求情報転送速度より低い情報転送速度
(要求情報転送速度=H1 、現在の通信中の情報転送速
度=64kbps、のときに、H 0 の情報転送速度)で切り
換え要求をした場合に、確保した残りの未使用Bチャネ
ルをある定められた時間(時間の変更可)が経過したと
きに解放することができる。
【0062】また、ISDN交換機において、要求情報
転送速度のBチャネルが確保されたことを通知されたI
SDN端末が、要求情報転送速度より低い情報転送速度
(要求情報転送速度=H1 、現在の通信中の情報転送速
度=64kbps、のときに、H 0 の情報転送速度)で切り
換え要求をした場合に、確保した残りの未使用Bチャネ
ルを他の呼(他のH0 呼など)で使用することができ
る。
【0063】更にまた、交換機に発信可能な情報転送速
度(例えば64kbps)による発信要求に必要とする情報
転送速度(例えばH1 )を付与して発信し、発信可能な
情報転送速度(例えば64kbps)にて接続が完了した場
合に於いて、新たな呼番号で必要とする情報転送速度
(例えばH1 )よりも低速な速度(例えばH0 )にて発
信し、接続が完了した場合に、端末の操作により、既に
通信中の呼(例えば64kbps)を新たに接続が完了した
呼(例えばH0 )に通信速度を切替え、切替え元の呼の
Bチャネルの予約監視を切替え先の新たな呼で継続する
ことができる。
【0064】図5は、更に発信及び受信端末150、3
50をテレビ会議電話端末装置とする場合の構成例であ
る。情報入出力装置として、ビデオ入出力機器1、スピ
ーカ2及びマイク3を有する。
【0065】更に、ビデオ入出力機器1に対応してビデ
オ信号処理回路として、Hチャネル多重化部4及び64
kbps 多重化部5は、ともにCIF変換装置40、ビテ
オ信号用コーデック41、スピーカ2及びマイク3に対
応して音声・コーデック42及び、制御機能部として通
信制御部43、相互接続手順制御部44を有し、これら
と接続される多重化・逆多重化部45を有する。
【0066】スイッチング制御部6は、Hチャネル多重
化部4または64kbps 多重化部5の出力を切り換えて
出力し、網インタフェース部7を通して交換機に接続す
る。
【0067】次に具体的実施例を基に本発明を更に説明
する。図6は、上記図2について説明した本発明の特徴
を実施するためのメッセージシーケンスを説明する図で
あり、その内容を状態毎に説明する。 〔発信時に要求した通信速度による通信が不可となる場
合〕 a:先ず内線iの発信端末AよりH1通信速度で内線j
に対して発信する番号をダイヤルする。
【0068】b:交換機Aは内線iからの呼設定(SE
TUP)メッセージを受信する(ステップS1)。IS
DNメッセージ分析部10で内線iの捕捉要求チャネル
数(H1通信可能チャネル数)を決定する。Bチャネル
制御部110のチャネル捕捉手段111によりに、決定
した捕捉要求チャネル数を元に内線iのBチャネルを捕
捉する。また、同様に回線ABの一般通信用Bチャネル
の捕捉を行う。
【0069】c:発信局100の交換機Aは、内線i側
の要求チャネルが捕捉できると、ISDNメッセージ編
集部20により、呼設定受付(CALL_PROC)メ
ッセージを編集し、内線iに送出する(ステップS
2)。
【0070】d:交換機Aは、回線AB側の要求チャネ
ルが捕捉できると、ISDNメッセージ編集部20で、
SETUPメッセージを編集し、交換機Bに送出する
(ステップS3)。
【0071】e:交換機Bは、交換機AからSETUP
メッセージを受信し、ISDNメッセージ分析部10に
て回線ABの捕捉要求チャネル数(H1通信可能チャネ
ル数)を決定する。Bチャネル制御部110にて、決定
した捕捉要求チャネル数を元に回線ABのBチャネルを
捕捉する。また、同様に回線BCのBチャネルの捕捉を
行う。
【0072】f:交換機Bは要求チャネルが捕捉できた
ら、ISDNメッセージ編集部20にて、CALL_P
ROCメッセージを編集し、交換機Aに送出する(ステ
ップS4)。
【0073】g:交換機Bは回線BC側の要求チャネル
が捕捉できない場合、Bチャネル制御部110にて、回
線BCの空きチャネル数より使用可能通信速度(64kb
ps)を決定する。そして、ISDNメッセージ編集部2
0にて、要求チャネルが捕捉できない理由として理由表
示情報要素内に理由表示値に#58(現在利用不可伝達
能力)及び診断情報に使用可能通信速度を設定し、切断
(DISC)メッセージを編集し、交換機Aに送出する
(ステップS5)。
【0074】以降は既知の呼解放シーケンスにより回線
AB間のチャネルを解放と呼の解放を行う。
【0075】h:また、交換機Aは、交換機BからDI
SCメッセージを受信し、ISDNメッセージ編集部2
0で、交換機Bから受信した理由表示情報を含んだDI
SCメッセージを編集して内線iに送出し、解放通知
(REL)メッセージを編集して交換機Bに送出する
(ステップS6)。
【0076】以降は既知の解放シーケンスにより内線i
及び、回線AB間のチャネルを解放と呼の解放を行う。 〔使用可能通信速度での再発信と必要通信速度での通信
予約要求〕 a:内線iは、SETUPメッセージに使用可能通信速
度(64kbps)とチャネルの監視要求として必要とする
通信速度(H1)を再発信条件記憶部330に記憶され
た条件に従ってファシリティ情報要素内の伝達能力情報
要素に設定して再発信する(ステップS7)。このファ
シリティ情報要素の編集フォーマットは、図9〜図12
に示される如くである。
【0077】即ち、図9は、ファシリティ情報要素の編
集フォーマットの一例であり、次の提供オペレーション
の種類により個別に定義される(注1)。
【0078】 チャネル監視要求 ネットワーク内チャネル切替え完了通知 チャネル予約発信 通信速度切替え要求 チャネル予約不可通知 通信速度切替え完了通知 チャネル予約可能通知 異呼通信速度切替え要求 チャネル切替え可通知 異呼通信速度切替え完了通知 チャネル切替え要求 更に、アーギュメントの内容は、上記提供オペレーショ
ン対応に異なる(注2)。
【0079】提供オペレーションが、「チャネル監視要
求」、「チャネル切替え可通知」、「チャネル切替え要
求」、「チャネル切替え完了通知」、「通信速度切替え
要求」及び「異呼通信速度切替え要求」の場合に、アー
キュメントを含むフォーマットの内容となる。そして、
そ場合のアーギュメントのコーディング例は、図10乃
至図12に示される如くであり、図10は、提供オペレ
ーションが「チャネル監視要求」、「チャネル切替え可
通知」の場合である。
【0080】更に、図11は、提供オペレーションが
「チャネル切替え要求」、「チャネル切替え完了通
知」、「通信速度切替え要求」の場合のアーギュメント
のコーディング例である。
【0081】また、図12は、提供オペレーションが
「異呼通信速度切替え要求」の場合である。図12にお
いて、継続指示(注3)は、継続なし(0)、継続あり
(1)にコーディングされる。
【0082】b:図6に戻り説明する。交換機Aは、内
線iからのSETUPメッセージを受信し(ステップS
7)、ISDNメッセージ分析部10にて使用可能通信
速度(64kbps)に対応したBチャネル数を決定し、通
信速度が64kbpsで、チャネルの監視要求として必要と
する通信速度がHチャネルを必要とする場合には本通信
に使用するBチャネルをHチャネル兼用クラスから捕捉
する事を決定する。
【0083】Bチャネル制御部110にて内線iのBチ
ャネルをHチャネル兼用クラスのBチャネルから捕捉す
る。又、同様に回線ABのBチャネルをHチャネル兼用
クラスのBチャネルから捕捉する。
【0084】ISDNメッセージ分析部10により、フ
ァシリティ情報要素内の伝達能力情報要素から情報転送
速度を抽出する。更に、必要なBチャネル数(H1)を
決定し、チャネルクラス変更部30にて、内線i側及び
回線AB側の各々について、捕捉したBチャネルを含め
て、H1通信を行う分だけの連続したBチャネルのクラ
スをHチャネル兼用クラスからHチャネル専用クラスに
変更し、チャネルクラス変更記憶部31にクラスを変更
したBチャネルの設定、及びチャネルクラス変更記憶部
31の予約発信要否エリアに予約発信要を設定する。
【0085】c:交換機Aは内線i側の要求チャネルが
捕捉できたら、ISDNメッセージ編集部20にて、C
ALL_PROCメッセージを編集し、内線iに送出す
る(ステップS8)。
【0086】d:交換機Aは回線AB側の要求チャネル
が捕捉できたら、ISDNメッセージ編集部20にて、
内線iから受信したSETUPメッセージと同様にチャ
ネル監視要求として必要とする通信速度(H1)をSE
TUPメッセージに編集し、交換機Bに送出する(ステ
ップS9)。
【0087】e:交換機Bは交換機AからのSETUP
メッセージを受信し、ISDNメッセージ分析部10に
て使用可能通信速度(64kbps)に対応したBチャネル
数を決定し、Bチャネル制御部110にて回線ABのB
チャネルをHチャネル兼用クラスのBチャネルから捕捉
する。
【0088】又、同様に回線BCのBチャネルをHチャ
ネル兼用クラスのBチャネルから捕捉する。
【0089】ISDNメッセージ分析部10にてファシ
リティ情報要素内の伝達能力情報要素(図10参照)か
ら情報転送速度を抽出して、必要なBチャネル数(H
1)を決定し、チャネルクラス変更部30にて、回線A
B側及び回線BC側の各々について、捕捉したBチャネ
ルを含めて、H1通信を行う分だけの連続したBチャネ
ルのクラスをHチャネル兼用クラスからHチャネル専用
クラスに変更し、チャネルクラス変更記憶部31にクラ
スを変更したBチャネルを記憶する。
【0090】f:交換機Bは回線AB側の要求チャネル
が捕捉できたら、ISDNメッセージ編集部20にてC
ALL_PROCメッセージを編集し、交換機Aに送出
する(ステップS10)。
【0091】g:交換機Bは回線BC側の要求チャネル
が捕捉できたら、ISDNメッセージ編集部20にて、
交換機Aから受信したSETUPメッセージと同様にチ
ャネル監視要求として必要とする通信速度(H1)をS
ETUPメッセージに編集し、交換機Cに送出する(ス
テップS11)。
【0092】h:交換機Cは交換機BからのSETUP
メッセージを受信し、ISDNメッセージ分析部10に
て使用可能通信速度(64kbps)に対応したBチャネル
数を決定し、Bチャネル制御部110にて回線BCのB
チャネルをHチャネル兼用クラスのBチャネルから捕捉
する。
【0093】又、同様に内線jのBチャネルをHチャネ
ル兼用クラスのBチャネルから捕捉する。
【0094】ISDNメッセージ分析部10にてファシ
リティ情報要素内の伝達能力情報要素から情報転送速度
を抽出して必要なBチャネル数(H1)を決定し、チャ
ネルクラス変更部30にて、回線BC側及び内線j側の
各々について、捕捉したBチャネルを含めて、H1通信
を行う分だけの連続したBチャネルのクラスをHチャネ
ル兼用クラスからHチャネル専用クラスに変更し、チャ
ネルクラス変更記憶部31にクラスを変更したBチャネ
ルを記憶する。
【0095】i:交換機Cは回線BC側の要求チャネル
が捕捉できたら、ISDNメッセージ編集部20にてC
ALL_PROCメッセージを編集し、交換機Bに送出
する(ステップS12)。
【0096】j:交換機Cは内線j側の要求チャネルが
捕捉できたら、ISDNメッセージ編集部20にて内線
jに対するSETUPメッセージ編集し、内線jに送出
する。
【0097】k:以降は既知の呼設定手順により、内線
jから応答(CONN)メッセージを受信し、交換機
A,B,Cを経由し、内線iと内線jが通信中状態とな
る(ステップS13)。 〔チャネルの空き監視予約したチャネルの監視及び捕
捉〕 a:交換機Aにて一定時間毎に予約発信部40が起動さ
れ、内線i側及び回線AB側のチャネルクラス変更記憶
部31の予約発信要否エリアが予約発信要であれば、該
記憶部に記憶されているBチャネルに於いて、既に捕捉
しているBチャネルを除き、各々のBチャネルをBチャ
ネル制御部110にて一時的な予約捕捉を行う。
【0098】内線i及び回線ABのBチャネルが捕捉で
きた場合に、ISDNメッセージ編集部20にてファシ
リティ(FAC)メッセージのファシリティ情報要素に
チャネル予約発信を編集し、交換機Bに送出する(ステ
ップS14)。
【0099】b:交換機Bは交換機AからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、
回線AB側及び回線BC側のチャネルクラス変更記憶部
31に記憶されているBチャネルに於いて、既に捕捉し
ているBチャネル除き、各々のBチャネルをBチャネル
制御部110にて一時的な予約捕捉を行う。
【0100】回線AB及び回線BCのBチャネルが捕捉
できた場合は、ISDNメッセージ編集部20にて、F
ACメッセージのファシリティ情報要素にチャネル予約
発信を編集し、交換機Cに送出する(ステップS1
5)。
【0101】c:交換機Cは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、
回線BC側及び内線j側のチャネルクラス変更記憶部3
1に記憶されているBチャネルに於いて、既に捕捉して
いるBチャネル除き、各々のBチャネルをBチャネル制
御部110にて一時的な予約捕捉を行う。
【0102】回線BC及び内線jのBチャネルが捕捉で
きない場合は、ISDNメッセージ編集部20にてFA
Cメッセージのファシリティ情報要素にチャネル予約不
可を編集し、交換機Bに送出する(ステップS16)。
【0103】d:交換機Bは交換機CからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて受
信内容を分析し、チャネル予約不可であれば、Bチャネ
ル制御部110にてチャネルクラス変更記憶部31に記
憶されているBチャネルに於いて、予約捕捉済のBチャ
ネルを解放する。
【0104】又、ISDNメッセージ編集部20にてF
ACメッセージのファシリティ情報要素にチャネル予約
不可を編集し、交換機Aに送出する(ステップS1
7)。
【0105】e:交換機Aは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて受
信内容を分析し、チャネル予約不可であれば、Bチャネ
ル制御部110にてチャネルクラス変更記憶部31に記
憶されていBチャネルに於いて、予約捕捉済のBチャネ
ルの解放を行う。
【0106】f:次の周期で、予約発信部40が起動さ
れた場合は、上記a〜bの手順でチャネル予約発信を行
い、交換機Cに於いて、回線BC及び内線jのBチャネ
ルが捕捉できた場合は、ISDNメッセージ編集部20
にてFACメッセージのファシリティ情報要素にチャネ
ル予約可能を編集し、交換機Bに送出する(ステップS
18)。
【0107】g:交換機Bは交換機CからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて受
信内容を分析し、チャネル予約可能であれば、ISDN
メッセージ編集部20にてFACメッセージのファシリ
ティ情報要素にチャネル予約可能を編集し、交換機Aに
送出する(ステップS19)。
【0108】h:交換機Aは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて受
信内容を分析し、チャネル予約可能であれば、ISDN
メッセージ編集部20にてチャネル切替えが可能である
通知として、FACメッセージのファシリティ情報要素
内の伝達能力情報要素に、使用可能となった必要とする
情報転送速度(H1)を編集し、内線iに送出する(ス
テップS20)。 〔予約チャネルへのチャネル切替〕 a:内線iは交換機AからFACメッセージを受信し、
ISDNメッセージ分析部210にて、ファシリティ情
報要素内の伝達能力情報要素から使用可能な情報転送速
度(H1)を抽出し、端末状態表示部310に情報転送
速度を設定し、端末の表示部に使用可能な情報転送速度
を表示し、チャネル切替え操作待ち状態とする。
【0109】端末操作分析部260は操作者のチャネル
切替え操作を端末操作情報通知部320から通知され、
操作者からのチャネル切替え要求を認識し、ISDNメ
ッセージ編集部220にてチャネルの切替え要求とし
て、FACメッセージのファシリティ情報要素内の伝達
能力情報要素に切替えを要求する情報転送速度と、チャ
ネル識別子情報要素に切替えを要求するBチャネルを編
集し、交換機Aに送出する(ステップS21)。
【0110】b:交換機Aは内線iからのFACメッセ
ージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、チ
ャネルクラス変更記憶部31に記憶されている、一時的
に予約捕捉された内線i側と回線AB側のBチャネルの
パスを接続し、チャネルクラス変更部31にて、パスを
接続したBチャネルのチャネルクラスをHチャネル兼用
クラスに戻す。
【0111】又、ISDNメッセージ編集部20にて内
線iから受信したFACメッセージと同様の情報をFA
Cメッセージに編集し、交換機Bに送出する(ステップ
S22)。
【0112】c:交換機Bは交換機AからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、
チャネルクラス変更記憶部31に記憶されている、一時
的に予約捕捉された回線AB側と回線BC側のBチャネ
ルのパスを接続し、チャネルクラス変更部31にて、パ
スを接続したBチャネルのチャネルクラスをHチャネル
兼用クラスに戻す。
【0113】又、ISDNメッセージ編集部20にて交
換機Aから受信したFACメッセージと同様の情報をF
ACメッセージに編集し、交換機Cに送出する(ステッ
プS23)。
【0114】d:交換機Cは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、
チャネルクラス変更記憶部31に記憶されている、一時
的に予約捕捉された回線BC側と内線j側のBチャネル
のパスを接続し、チャネルクラス変更部30にて、パス
を接続したBチャネルのチャネルクラスをHチャネル兼
用クラスに戻す。
【0115】又、ISDNメッセージ編集部20にて、
ネットワーク内でのチャネルの切替えが完了した通知と
して、FACメッセージ(図9参照)のファシリティ情
報要素にネットワーク内チャネル切替え完了を編集し、
交換機Bに送出する(ステップS24)。
【0116】e:交換機Bは交換機CからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて交
換機CからのFACメッセージと同様の情報のFACメ
ッセージを編集し、交換機Aに送出する(ステップS2
5)。
【0117】f:交換機Aは、交換機BからのFACメ
ッセージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて
ネットワーク内でのチャネル切替えが完了した通知とし
て、FACメッセージのファシリティ情報要素内の伝達
能力情報要素に切替えを行った通信速度(H1)と、チ
ャネル識別子情報要素にチャネル切替えを実施するBチ
ャネル番号とネットワーク内チャネル切替え完了通知を
編集し、内線iに送出する(ステップS26)。
【0118】g:内線iは交換機AからのFACメッセ
ージを受信し、チャネル切替え制御部230にて、ファ
シリティ情報要素から伝達能力情報要素とチャネル識別
子情報要素を抽出し、端末状態表示部310に伝達能力
情報要素の情報転送速度を設定し、端末の表示部に使用
可能な情報転送速度(H1)を表示し、チャネル切替え
操作待ち状態とする。
【0119】端末操作分析部260は操作者のチャネル
切替え操作を端末操作情報通知部320から通知され、
操作者からのチャネル切替え要求を認識し、ISDNメ
ッセージ編集部220にて、内線jに対して通信速度切
替えを要求する為、FACメッセージのファシリティ情
報要素内の伝達能力情報要素に切替えを行う情報転送速
度(H1)と、チャネル識別子情報要素に切替えを要求
するBチャネル番号と、通信速度切替え要求を編集し、
交換機Aに送出する(ステップS27)。
【0120】h:交換機Aは内線iからのFACメッセ
ージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて内線
iからのFACメッセージと同様の情報のFACメッセ
ージを編集し、交換機Bに送出する(ステップS2
8)。
【0121】i:交換機Bは交換機AからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて交
換機AからのFACメッセージと同様の情報のFACメ
ッセージを編集し、交換機Cに送出する(ステップS2
9)。
【0122】j:交換機Cは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて、
内線jに対して通信速度切替えを要求する為、FACメ
ッセージのファシリティ情報要素内の伝達能力情報要素
に通信可能な情報転送速度(H1)を、チャネル識別子
情報要素に既に通信しているBチャネルを含め切替えを
要求するBチャネル番号を編集し、内線jに送出する
(ステップS30)。
【0123】k:内線jは交換機CからのFACメッセ
ージを受信し、ISDNメッセージ分析部210にて、
ファシリティ情報要素から伝達能力情報要素とチャネル
識別子情報要素を抽出し、端末状態表示部310に伝達
能力情報要素の情報転送速度を設定する。端末の表示部
に使用可能な情報転送速度(H1)を表示し、チャネル
切替え制御部230にて、スイッチング制御部351内
の64kbpsに音声と画像を多重化する64Kbps多重
化部352と既に通信で使用しているBチャネル間のパ
スを解放する。そして、H1に音声と画像を多重化して
いるHチャネル多重化部353と既に通信で使用してい
るBチャネル及び交換機Cから通知されたBチャネル間
のパスを接続し、端末の状態を通信同期の確立待ち状態
とする。
【0124】又、ISDNメッセージ編集部220に
て、通信速度の切替えが完了した通知として、FACメ
ッセージのファシリティ情報要素に通信速度切替え完了
を編集し、交換機Cに送出する(ステップS31)。
【0125】l:交換機Cは内線jからのFACメッセ
ージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて内線
jからのFACメッセージと同様の情報のFACメッセ
ージを編集し、交換機Bに送出する(ステップS3
2)。
【0126】m:交換機Bは交換機CからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて交
換機CからのFACメッセージと同様の情報のFACメ
ッセージを編集し、交換機Aに送出する(ステップS3
3)。
【0127】n:交換機Aは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて交
換機BからのFACメッセージと同様の情報のFACメ
ッセージを編集し、内線iに送出する(ステップS3
4)。
【0128】o:内線iは交換機AからのFACメッセ
ージを受信し、チャネル切替え制御部230で、スイッ
チング制御部151内の64kbpsに音声と画像を多重化
する64Kbps多重化部152と、既に通信で使用し
ているBチャネル間のパスを解放する。ついで、H1に
音声と画像を多重化しているHチャネル多重化部153
と既に通信で使用しているBチャネル及び交換機Aから
通知されたBチャネル間のパスを接続する。
【0129】p:以降は既知の端末間のデータ通信手順
に従い、内線iと内線jの間で通信同期を確立させて内
線iと内線j間のデータ送受信を行う(ステップS3
5)。
【0130】ここで、図6において使用された記号につ
いての凡例は、つぎの通りである。
【0131】▲:交換機B−C間の回線捕捉不可 ■:Hチャネル専用クラスに変更 ★:空きチャネルの有無チェック(全チャネルが空き
時、捕捉し、一時予約する) ●:一時捕捉の開放 ◆捕捉チャネルの発側、着側のパス設定及びHチャネル
兼用クラスに変更 DISC:通信速度分のチャネル捕捉不可を通知 SETUP:チャネル監視を伴った速度変換後の再発
信(64K) FAC:チャネル予約発信(空きチャネルのチェック
及び一時予約) FAC:チャネル予約応答(チャネル予約不可通知) FAC:チャネル予約応答(チャネル予約可通知) FAC:チャネル切替え可能通知(使用可能な情報伝
送速度及びBチャネルを通知) FAC:チャネル切替え要求(使用する情報伝送速度
及びBチャネルを通知) FAC:ネットワーク内チャネル切替え完了通知 FAC:ネットワーク内チャネル切替え完了通知(切
り替えた情報転送速度及びBチャネルを通知) FAC10:通信速度切り替え要求 FAC11:通信速度切り替え要求(切り替える情報転送
速度及びBチャネルを通知) FAC12:通信速度切り替え完了通知 〔内線iの自動的なチャネルの切替え要求処理〕次に、
図1及び図6を参照して内線iに交換機Aからチャネル
の切替えが可能である通知を受信した場合に、内線iが
自動的にチャネルの切替え要求を行う実施例を説明す
る。
【0132】a:内線iの操作者がチャネル切替えモー
ドの選択を行った場合に、端末操作分析部260は操作
者のチャネル切替えモードの変更操作を端末操作情報通
知320から通知される。操作者の切替えモード変更を
認識し、チャネル切替えモード記憶部270からチャネ
ル切替えモードを読み出し、チャネル切替えモードが手
動切替えモードの場合には、チャネル切替えモード記憶
部270に自動切替えモードを設定し、自動切替えモー
ドの場合には、チャネル切替えモード記憶部270に手
動切替えモードを設定する。同時に端末の表示部に設定
したチャネル切替えモードを表示する。
【0133】b:内線iは交換機Aから、ファシリティ
情報要素内の伝達能力情報要素に切替え可能な情報転送
速度が設定されたチャネル切替え可能通知を含むFAC
メッセージを受信し、ISDNメッセージ分析部210
で、ファシリティ情報要素内の伝達能力情報要素から切
替え可能な情報転送速度を抽出し、切替え可能な通信速
度を端末状態表示部310に設定する。
【0134】c:ISDNメッセージ分析部210によ
り、チャネル切替えモード記憶部270からチャネル切
替えモードを抽出する。そして、切替えモードが自動チ
ャネル切替えの場合には、ISDNメッセージ編集部2
20でてチャネルの切替え要求として、FACメッセー
ジのファシリティ情報要素内の伝達能力情報要素に切替
えを要求する情報転送速度と、チャネル識別子情報要素
に切替えを要求するBチャネル番号を編集し、交換機A
に送出する。
【0135】d:以降は上記〔予約チャネルへのチャネ
ル切り替え〕項のb:以降の手順と同様にしてチャネル
切替えを行う。 〔一定時間経過後の自動チャネルの切替え要求処理〕
又、同様に図1及び図6を参照して、内線iに交換機A
からチャネルの切替えが可能である通知を受信した場合
に、内線iは切替え操作を行わなくても、一定時間を経
過後にチャネルの切替え要求を行う実施例を説明する。
【0136】a:内線iの操作者がチャネル切替えモー
ドの選択を行った場合に、端末操作分析部260は操作
者のチャネル切替えモードの変更操作を端末操作情報通
知320から通知される。操作者の切替えモード変更を
認識し、チャネル切替えモード記憶部270からチャネ
ル切替えモードを読み出し、チャネル切替えモードが手
動切替えモードの場合には、チャネル切替えモード記憶
部270に自動切替えモードを設定し、自動切替えモー
ドの場合には、チャネル切替えモード記憶部270に手
動切替えモードを設定する。同時に端末の表示部に設定
したチャネル切替えモードを表示する。
【0137】b:内線iは交換機Aから、ファシリティ
情報要素内の伝達能力情報要素に切替え可能な情報転送
速度が設定されたチャネル切替え可能通知を含むFAC
メッセージを受信する。そして、ISDNメッセージ分
析部210にてファシリティ情報要素内の伝達能力情報
要素から切替え可能な情報転送速度を抽出し、切替え可
能な通信速度を端末状態表示部310に設定する。
【0138】c:ISDNメッセージ分析部210によ
りチャネル切替えモード記憶部270からチャネル切替
えモードを抽出する。そして、切替えモードが手動チャ
ネル切替えの場合には、チャネル切替え要求時間管理部
241の監視許容時間記憶エリアから、内線iの操作に
よりチャネル切替えが行われるまでの許容時間を抽出
し、チャネル切替え要求時間管理部241の監視対象時
間記憶エリアに設定する。
【0139】d:内線iのチャネル切替え監視部240
は1秒毎にチャネル切替え要求時間管理部241の監視
対象時間記憶エリアに設定された時間を減算する。減算
結果が「0」となった場合、ISDNメッセージ編集部
220からチャネルの切替え要求として、FACメッセ
ージのファシリティ情報要素内の伝達能力情報要素に切
替えを要求する情報転送速度と、チャネル識別子情報要
素に切替えを要求するBチャネル番号を編集し、交換機
Aに送出する。
【0140】e:以降は上記〔予約チャネルへのチャネ
ル切り替え〕項のb:以降の手順と同様にしてチャネル
切替えを行う。 〔内線iからチャネル切替えが行われない時のチャネル
の予約解除処理(1)〕又、図1において、交換機Aか
ら内線iにチャネルの切替えが可能である通知を行った
場合に、内線iと内線jで64kbps チャネルにより通
話中に、内線iからチャネルの切替えが行われない場合
にチャネルの予約を解除する実施例を説明する。以下に
図7のメッセージシーケンス沿って、チャネルの予約解
除を説明する。
【0141】a:交換機Aから内線iにチャネルの切替
えが可能である通知を行う(ステップS40)。この通
知を実施する場合に、ISDNメッセージ編集部20に
より予めシステムに登録されている、チャネルを切替え
るまでの時間をチャネル切替え許容時間記憶部61から
抽出する。これを、チャネルクラス変更記憶部31に設
定する。
【0142】b:交換機Aのチャネル切替え監視部60
は1秒毎にチャネルクラス変更記憶部31に設定された
時間を減算し、減算結果が「0」となった時(ステップ
S41)に、チャネルクラス変更部30により、チャネ
ルクラス変更記憶部31に記憶されているBチャネルの
チャネルクラスをHチャネル兼用クラスに戻す。つい
で、Bチャネル制御部110により当該Bチャネルに於
いて、予約しているBチャネルのみを解放する。
【0143】c:この時、交換機AはISDNメッセー
ジ編集部20によって、予約しているBチャネルの解放
通知として、FACメッセージのファシリティ情報要素
に予約チャネル解放要求を編集し、交換機Bに送出する
(ステップS42)。
【0144】d:交換機Bは交換機AからのFACメッ
セージを受信する。ついで、チャネルクラス変更部30
によりチャネルクラス変更記憶部31に記憶されている
BチャネルのチャネルクラスをHチャネル兼用クラスに
戻す。そして、Bチャネル制御部110にて当該Bチャ
ネルに於いて、通信で使用しているBチャネル以外を解
放する。
【0145】e:交換機BはISDNメッセージ編集部
20により予約しているBチャネルの解放通知として、
FACメッセージのファシリティ情報要素に予約チャネ
ル解放要求を編集し、交換機Cに送出する(ステップS
43)。
【0146】f:交換機Cは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、チャネルクラス変更部30によりチャ
ネルクラス変更記憶部31に記憶されているBチャネル
のチャネルクラスをHチャネル兼用クラスに戻す。そし
て、Bチャネル制御部110にて該Bチャネルに於い
て、通信で使用しているBチャネル以外を解放する。
【0147】尚、上記シーケンス説明に対応する図7に
おいて使用された記号についての凡例は、つぎの通りで
ある。
【0148】■:空きチャネルの監視を実施し、チャネ
ルの一時予約の完了 ★:一時予約チャネルの開放 FAC:チャネル予約発信(空きチャネルのチェック
及び一時予約) FAC:チャネル予約応答(チャネル予約可通知) FAC:チャネル切り替え可能通知(使用可能な情報
転送速度及びBチャネルを通知) FAC:予約チャネル開放通知 〔未使用のBチャネルの予約を解除処理〕次に、図1及
び図6において、交換機Aが内線iからチャネルの切替
え要求を受信した場合、交換機Aで予約しているBチャ
ネル数よりチャネル切替え要求で要求されたBチャネル
数が少ない場合に、未使用のBチャネルの予約を解除す
る実施例を説明する。
【0149】a:交換機Aは内線iからチャネル切替え
要求として、ファシリティ情報要素内の伝達能力情報要
素に切替えを要求する情報転送速度と、チャネル識別子
情報要素に切替えを要求するBチャネル番号を含んだF
ACメッセージを受信する(ステップS27)。
【0150】ISDNメッセージ分析10において、フ
ァシリティ情報要素内のチャネル識別子情報要素から要
求チャネル番号を抽出し、予約したBチャネルのパス接
続を実施する。これにより交換機Aで予約しているBチ
ャネル数とチャネル切替え要求で要求されたBチャネル
数を比較する。
【0151】予約しているBチャネルに未使用Bチャネ
ルがある場合、チャネルクラス変更手段30により未使
用のBチャネルのチャネルクラスをHチャネル兼用クラ
スに戻し、同時にBチャネル制御部110により未使用
のBチャネルを解放する。
【0152】b:交換機B及び交換機Cも交換機Aと同
様に未使用の予約Bチャネルを解放する。 〔内線iからチャネル切替えが行われない時のチャネル
の予約解除処理(2)〕上記内線iからチャネル切替え
が行われない時のチャネルの予約解除処理(1)と同様
の条件となる場合のチャネル切替えにおいて、チャネル
の予約を解除する実施例を説明する。
【0153】a:交換機Aは内線iからチャネル切替え
要求として、ファシリティ情報要素内の伝達能力情報要
素に切替えを要求する情報転送速度と、チャネル識別子
情報要素に切替えを要求するBチャネル番号を含んだF
ACメッセージを受信する(ステップS27)。
【0154】ISDNメッセージ分析10にてファシリ
ティ情報要素内のチャネル識別子情報要素から要求チャ
ネル番号を抽出し、予約したBチャネルのパス接続を実
施する。交換機Aで予約しているBチャネル数とチャネ
ル切替え要求で要求されたBチャネル数を比較する。そ
の結果、予約しているBチャネルに未使用Bチャネルが
ある時、予めシステムに登録されている、未使用の予約
Bチャネルを解放するまでの時間を未使用チャネル保持
許容時間記憶部71から抽出する。そして、チャネルク
ラス変更記憶部31に設定する。
【0155】b:交換機Aの未使用チャネル保持監視部
70は1秒毎にチャネルクラス変更記憶部31に設定さ
れた時間を減算する。減算結果が「0」となった場合
に、チャネルクラス変更部30により、未使用のBチャ
ネルのチャネルクラスをHチャネル兼用クラスに戻す。
ついで、Bチャネル制御部110にて未使用のBチャネ
ルを解放する。
【0156】C:交換機B及び交換機Cも交換機Aと同
様に未使用の予約Bチャネルを解放する。 〔予約Bチャネルの確保を要求する予約発信処理〕交換
機Aから64kbpsによる接続が完了したCONNメッセ
ージを受信した場合に、内線iから一定時間毎に交換機
Aに予約Bチャネルの確保を要求する予約発信を行う処
理について実施例を説明する。
【0157】a:内線iの操作者が予約発信モードの選
択を行った場合に、端末操作分析部260は操作者の予
約発信モードの変更操作を端末操作情報通知320から
通知される。操作者の予約発信モード変更を認識し、予
約発信モード記憶部280から予約発信モードを読み出
す。
【0158】予約発信モードが予約発信無しの場合に
は、予約発信モード記憶部280に予約発信有りを設定
する。予約発信有りの場合には、予約発信モード記憶部
280に予約発信無しを設定する。また、端末の表示部
に設定した予約発信モードを表示する。
【0159】b:内線iはISDNメッセージ編集部2
20によりSETUPメッセージに使用可能通信速度
(64kbps)とチャネルの監視要求として必要とする通
信速度(H1)をファシリティ情報要素内の伝達能力情
報要素に編集する。そして、交換機Aに送出した場合
に、予約発信モード記憶部280の予約発信モードが予
約発信有りであれば、必要とする通信速度を予約発信情
報記憶部290の速度記憶エリアにに設定する。
【0160】c:内線iは交換機AからCONNメッセ
ージを受信する。ISDNメッセージ分析部210によ
り予約発信モード記憶部280の予約発信モードが予約
発信有りであれば、予約発信情報記憶部290の予約発
信要求エリアに予約発信要求を設定する。
【0161】d:内線iの予約発信制御部250が一定
時間毎に起動され、予約発信情報記憶部290の予約発
信要求エリアを抽出する。予約発信要求エリアの内容が
予約発信要求であれば、ISDNメッセージ編集部22
0にてFACメッセージのファシリティ情報要素にチャ
ネル予約発信を編集し、交換機Aに送出する。
【0162】e:交換機Aは内線iからのFACメッセ
ージを受信する。ISDNメッセージ分析部10にて、
内線i側及び回線AB側のチャネルクラス変更記憶部3
1に記憶されているBチャネルについて、既に捕捉して
いるBチャネル除き、各々のBチャネルをBチャネル制
御部110にて一時的な予約捕捉を行う。チャネルクラ
ス変更記憶部31の予約発信要否エリアに予約発信不要
を設定する。
【0163】内線i及び回線ABのBチャネルが捕捉で
きた場合は、ISDNメッセージ編集部20により、F
ACメッセージのファシリティ情報要素にチャネル予約
発信を編集し、交換機Bに送出する(ステップS1
4)。
【0164】f:交換機Bは、交換機AからFACメッ
セージを受信する。ISDNメッセージ分析部10によ
り回線AB側及び回線BC側のチャネルクラス変更記憶
部31に記憶されているBチャネルにおいて、既に捕捉
しているBチャネルを除き、各々のBチャネルをBチャ
ネル制御部110にて一時的な捕捉を行う。
【0165】回線AB及び回線BCのBチャネルが捕捉
できた場合は、ISDNメッセージ編集部20にてFA
Cメッセージのファシリティ情報要素にチャネル予約発
信を編集し、交換機Cに送出する(ステップS15) g:交換機Cは、交換機BからFACメッセージを受信
する。ISDNメッセージ分析部10により回線BC側
及び内線j側のチャネルクラス変更記憶部31に記憶さ
れているBチャネルにおいて、既に捕捉しているBチャ
ネルを除き、各々のBチャネルをBチャネル制御部11
0にて一時的な捕捉を行う。
【0166】回線AB及び内線jのBチャネルが捕捉で
きた場合は、ISDNメッセージ編集部20にてFAC
メッセージのファシリティ情報要素にチャネル予約可能
を編集し、交換機Bに送出する(ステップS18) h:交換機Bは、交換機CからのFACメッセージを受
信し、ISDNメッセージ分析部10にて受信内容を分
析し、チャネル予約可能であれば、ISDNメッセージ
編集部20にてFACメッセージのファシリティ情報要
素にチャネル予約可能を編集し、交換機Aに送出する
(ステップS19)。
【0167】i:交換機Aは、交換機BからのFACメ
ッセージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて
受信内容を分析し、チャネル予約可能であれば、ISD
Nメッセージ編集部20にてチャネル切替えが可能であ
る通知として、FACメッセージのファシリティ情報要
素内の伝達能力情報要素に、使用可能となった必要とす
る情報転送速度を編集し、内線iに送出する(ステップ
S20)。 〔内線iからH1通信の予約を解除する処理〕次に内線
iが64kbpsによる通信中で、H1通信用のBチャネル
の予約監視状態に於いて、内線iからH1通信の予約を
解除する実施例を説明する。
【0168】a:内線iの操作者が予約発信解除の操作
を行った場合に、端末操作分析部260は操作者の予約
発信解除の操作を端末操作情報通知320から通知され
る。操作者の予約発信解除を認識し、ISDNメッセー
ジ編集部220にてFACメッセージのファシリティ情
報要素に予約チャネル解除通知を編集し、交換機Aに送
出する。
【0169】b:交換機Aは内線iからのFACメッセ
ージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、内
線i側及び回線AB側のチャネルクラス変更記憶部31
に記憶されているBチャネルに於いて、既に通信で使用
しているBチャネル以外が一時的な予約捕捉状態かを判
断する。予約捕捉状態であれば、該Bチャネルの解除を
Bチャネル制御部110にて行い、チャネルクラス変更
部30にて、チャネルクラス変更記憶部31に記憶され
ている全てのBチャネルのチャネルクラスをHチャネル
兼用クラスに戻す。
【0170】又、ISDNメッセージ編集部20にて、
FACメッセージのファシリティ情報要素に予約チャネ
ル解除通知を編集し、交換機Bに送出する。
【0171】c:交換機Bは交換機AからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、
回線AB側及び回線BC側のチャネルクラス変更記憶部
31に記憶されているBチャネルに於いて、既に通信で
使用しているBチャネル以外が一時的な予約捕捉状態か
を判断する。予約捕捉状態であれば、当該Bチャネルの
解除をBチャネル制御部110にて行い、チャネルクラ
ス変更部30にて、チャネルクラス変更記憶部31に記
憶されている全てのBチャネルのチャネルクラスをHチ
ャネル兼用クラスに戻す。
【0172】又、ISDNメッセージ編集部20にて、
FACメッセージのファシリティ情報要素に予約チャネ
ル解除通知を編集し、交換機Cに送出する。
【0173】d:交換機Cは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、
回線AB側及び内線j側のチャネルクラス変更記憶部3
1に記憶されているBチャネルに於いて、既に通信で使
用しているBチャネル以外が一時的な予約捕捉状態かを
判断する。予約捕捉状態であれば、該Bチャネルの解除
をBチャネル制御部110にて行う。チャネルクラス変
更部30にて、チャネルクラス変更記憶部31に記憶さ
れている全てのBチャネルのチャネルクラスをHチャネ
ル兼用クラスに戻す。 〔内線iからの操作により、64kbpsの呼をH0 呼の通
信速度に切替える処理〕内線iが64kbpsによる通信中
で、H1 通信用のBチャネルの予約監視状態に於いて、
内線iから64kbpsによる通信中呼を保持したまま、他
の呼でH0 発信を行い64kbpsによる通信中呼がチャネ
ルクラスをHチャネル専用クラスに変更したBチャネル
を使用して通信中状態にとなった場合、内線iからの操
作により、64kbpsの呼をH0 呼の通信速度に切替える
実施例を説明する。
【0174】以下に図8のメッセージシーケンスに沿っ
てかかる通信速度の切替えを説明する。
【0175】a:内線iの操作者が異なった呼の通信速
度の変更操作を行った場合に、端末操作分析部260は
操作者の異なった呼の通信速度変更操作を端末操作情報
通知320から通知される。操作者の異なった呼の通信
速度の変更要求を認識し、交換機に異なった呼への通信
速度変更要求を行う為、ISDNメッセージ編集部22
0にて、先に通信している64Kbps通信呼の呼番号をF
ACメッセージのファシリティ情報要素に設定する。
【0176】更に、切替え元呼(64Kbps通信呼)の予
約監視を切替え先呼(H0通信呼)にて継続する予約監
視継続指示に継続を設定する。これにより異呼通信速度
切替え要求を編集し、交換機Aに送出する(ステップS
50)。
【0177】b:交換機Aは内線iからFACメッセー
ジを受信する。ISDNメッセージ分析部10にて、F
ACメッセージ内のファシリティ情報要素から予約監視
指示を抽出する。予約監視が継続の場合は、ファシリテ
ィ情報要素から呼番号を抽出し、該呼番号(64kbpsに
よる通信呼)対応のチャネルクラス変更記憶部31に記
憶されている全てのBチャネル及び予約発信要否をH0
による通信呼対応のチャネルクラス変更記憶部31に設
定する。そして、当該呼番号(64kbpsによる通信呼)
対応のチャネルクラス変更記憶部31の全てのBチャネ
ルを削除する。
【0178】又、ISDNメッセージ編集部20にて、
内線iから受信したFACメッセージと同様の情報をF
ACメッセージに編集し、交換機Bに送出する(ステッ
プS51)。
【0179】c:交換機Bは交換機AからFACメッセ
ージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、F
ACメッセージ内のファシリティ情報要素から予約監視
指示を抽出する。予約監視が継続の場合は、ファシリテ
ィ情報要素から呼番号を抽出する。呼番号(64kbpsに
よる通信呼)対応のチャネルクラス変更記憶部31に記
憶されている全てのBチャネル及び予約発信要否をH0
による通信呼対応のチャネルクラス変更記憶部31に設
定する。該呼番号(64kbpsによる通信呼)対応のチャ
ネルクラス変更記憶部31の全てのBチャネルを削除す
る。
【0180】又、ISDNメッセージ編集部20にて、
交換機Aから受信したFACメッセージと同様の情報を
FACメッセージに編集し、交換機Cに送出する(ステ
ップS52)。
【0181】d:交換機Cは交換機BからFACメッセ
ージを受信し、ISDNメッセージ分析部10にて、F
ACメッセージ内のファシリティ情報要素から予約監視
指示を抽出する。予約監視が継続の場合は、ファシリテ
ィ情報要素から呼番号を抽出し、該呼番号(64kbpsに
よる通信呼)対応のチャネルクラス変更記憶部31に記
憶されている全てのBチャネル及び予約発信要否をH0
による通信呼対応のチャネルクラス変更記憶部31に設
定する。ついで、該呼番号(64kbpsによる通信呼)対
応のチャネルクラス変更記憶部31の全てのBチャネル
を削除する。
【0182】又、ISDNメッセージ編集部20にて、
交換機Bから受信したFACメッセージと同様の情報を
FACメッセージに編集し、内線jに送出する(ステッ
プS53)。
【0183】e:内線jは交換機CからFACメッセー
ジを受信し、チャネル切替え制御部230にて、内線j
に接続されている外部装置(ビデオ入出力機器,スビー
カー,マイク)への接続を64Kbps多重化部352
からHチャネル多重化部353に切替える。
【0184】又、ISDNメッセージ編集部220に
て、通信速度の切替えが完了した通知として、FACメ
ッセージのファシリティ情報要素に通信速度切替え完了
を編集し、交換機Cに送出する(ステップS54)。
【0185】f:交換機Cは内線jからのFACメッセ
ージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて内線
jからのFACメッセージと同様の情報のFACメッセ
ージを編集し、交換機Bに送出する(ステップS5
5)。
【0186】g:交換機Bは交換機CからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて交
換機CからのFACメッセージと同様の情報のFACメ
ッセージを編集し、交換機Aに送出する(ステップS5
6)。
【0187】h:交換機Aは交換機BからのFACメッ
セージを受信し、ISDNメッセージ編集部20にて交
換機BからのFACメッセージと同様の情報のFACメ
ッセージを編集し、内線iに送出する(ステップS5
7)。
【0188】i:内線iは交換機AからのFACメッセ
ージを受信し、チャネル切替え制御部230にて、内線
iに接続されている外部装置(ビデオ入出力機器,スビ
ーカー,マイク)への接続を64Kbps多重化部35
2からHチャネル多重化部353に切替える。更に、切
替え元(64kbps通信呼)の予約発信情報記憶部290
の予約発信要求エリアを切替え先(H0 通信呼)の予約
発信情報記憶部290の予約発信要求エリアに設定し、
切替え元の予約発信情報記憶部290の予約発信要求エ
リアの内容を削除する。又、切替え元呼の切断を既知の
切断手順に従い実施する。
【0189】この後、H0 通信によりテレビ会議が開始
される(ステップS58)。
【0190】尚、上記シーケンス説明に対応する図8に
おいて使用された記号についての凡例は、つぎの通りで
ある。
【0191】■:64kbps 呼(呼番号:x)がHチャ
ネル専用クラスに変更したBチャネルを捕捉 ★:64kbps 呼(呼番号:x)の予約Bチャネル監視
をH0 呼(呼番号:y)に変更 SETUP:H0 速度による発信(呼番号:y) FAC:異呼通信速度切り替え要求(切り替え元呼番
号及び予約監視の継続指示を通知) FAC:異呼通信速度切り替え完了通知 DISC:64kbps 呼(呼番号:x)の切断 〔内線iからの操作により、再発信する条件を設定する
処理〕内線iがH1通信による発信要求を行い、交換機
にてH1通信に必要なBチャネルが捕捉できない場合に
おいて、交換機から発信不可の情報(理由表示情報要素
内の理由表示値が#58及び診断情報に使用可能通信速
度)を受信した場合に再発信する。その再発信の条件を
設定する実施例を説明する。
【0192】a:内線iの操作者が再発信条件設定の操
作を行った場合に、端末操作分析部210は操作者の再
発信条件設定操作を端末操作情報通知320から通知さ
れる。操作者の再発信条件(再発信の要否及び再発信要
の場合の通信速度=64Kbps)を認識し、再発信条件記
憶部330に設定する。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればH
系通信(H0 、H1 など)要求に対して、H系通信の要
求に対するブロック率を低減することが可能である。
【0194】又、複数の交換機間で接続する場合に交換
機間で確保するHチャネルの待ち合わせ時間を短縮し、
各交換機間での待ち合わせ中のHチャネルの無駄な待ち
合わせを低減するHチャネル(H0 チャネル、H1 チャ
ネルなど)の接続を可能とすることができる。
【0195】したがって、本発明により特に、私設網に
於いて回線の有効利用に寄与するところが大きい。
【0196】尚、本発明を実施例にしたがって説明した
が、実施例は本発明の説明のためのものであり、したが
って本発明の保護の範囲は、これらに限定されるもので
はない。本発明の保護の範囲は、特許請求の範囲の記載
により定められ、また特許請求の範囲の記載と均等の範
囲にあるものも、本発明の保護の範囲に含まれるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例ブロック図である。
【図2】本発明の特徴を説明する図である。
【図3】本発明の方法を実施する交換機の構成を説明す
る図である。
【図4】本発明の方法を実施する端末装置の構成を説明
する図である。
【図5】図4の端末装置をテレビ電話端末装置としたと
きの機能ブロック図である。
【図6】本発明にしたがうメッセージシーケンスのフロ
ー図である。
【図7】本発明における予約チャネル解放のメッセージ
シーケンスのフロー図である。
【図8】64kbps 呼をH0 呼に切り替える処理シーケ
ンスのフロー図である。
【図9】ファシリティ情報要素編集フォーマットの一例
である。
【図10】「チャネル監視要求」「チャネル切り替え可
通知」の場合の提供オペレーションのフォーマットの例
である。
【図11】「チャネル切り替え要求」「チャネル切り替
え完了通知」「通信速度切り替え要求」の場合の提供オ
ペレーションのフォーマットの例である。
【図12】「異呼通信速度切り替え要求」の場合の提供
オペレーションのフォーマットの例である。
【符号の説明】
100、200、300 ISDN交換機 150、350 端末 151、351 スイッチング制御部 152、352 64kbps 多重化部 153、353 Hチャネル多重化部 10、210 ISDNメッセージ分析部 20、220 ISDNメッセージ編集部 30、チャネルクラス変更部 31 チャネルクラス変更記憶部 40、250 予約発信制御部 60、240 チャネル切り替え監視部 61 チャネル切り替え許容時間記憶部 70 未使用チャネル保持監視部 71 未使用チャネル保持許容時間記憶部 110 Bチャネル制御部 260 端末操作分析部 241 チャネル切り替え要求時間管理部 230 チャネル切り替え制御部 270 チャネル切り替モード記憶部 310 端末状態表示部 320 端末操作情報通知部 280 予約発信モード記憶部 290 予約発信情報記憶部

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のBチャネルをまとめてHチャネルと
    し、使用する各BチャネルにHチャネル専用クラスまた
    はHチャネル兼用クラスとして登録された条件に従っ
    て、該Bチャネルの選択を可能とするISDN回線のチ
    ャネル選択方法において、 発信側からHチャネル接続要求を受信した際に、該Hチ
    ャネル兼用クラスのBチャネルが使用中である時、該H
    チャネル兼用クラスのBチャネルを一時的にHチャネル
    専用クラスに変更し、 該Hチャネル専用クラスを構成するBチャネルが空状態
    になるまで待ち合わせを行い、 該Hチャネル専用クラスを構成するBチャネルが空状態
    になったときに発信側と該Hチャネルを接続し、 接続が完了したとき、または通信が完了して接続を切断
    するときに変更したクラスを元のクラスに戻すことを特
    徴とするISDN回線のチャネル選択方法。
  2. 【請求項2】複数のBチャネルをまとめてHチャネルと
    し、使用する各BチャネルにHチャネル専用クラスまた
    はHチャネル兼用クラスとして登録された条件に従っ
    て、該Bチャネルの選択を可能とするISDN回線のチ
    ャネル選択方法において、 発信ISDN端末からHチャネル接続要求を受信した際
    に、ISDN交換機は、Hチャネル接続に必要なBチャ
    ネルを確保できない場合に、 発信ISDN端末に対してHチャネル接続ができないこ
    と、および接続が可能な情報転送速度を該発信ISDN
    端末に通知し、 該発信ISDN端末は、接続が可能な情報転送速度で再
    発信を行うと共に、必要とする情報転送速度を可能とす
    るBチャネルの確保要求を行い、 該Bチャネルの確保要求を受信したISDN交換機は、
    要求された情報転送速度を可能とするBチャネルの監視
    を行い、Bチャネルが空状態になったときに、該Bチャ
    ネルを予約し、該発信ISDN端末に要求された情報転
    送速度が可能になったことを通知し、 ついで、該ISDN端末の選択によって、要求情報転送
    速度の通信に切り換えることを特徴とするISDN回線
    のチャネル選択方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記要求情報転送速度のBチャネルが確保されたことを
    通知されたISDN端末が自動的に該要求情報転送速度
    の通信に切り換えることを特徴とするISDN回線のチ
    ャネル選択方法。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記要求情報転送速度のBチャネルが確保されたときか
    ら、要求情報転送速度の通信に切り換えるまでの時間を
    監視し、所定の時間内に、切り換えが行われない場合
    に、該確保されたBチャネルを開放することを特徴とす
    るISDN回線のチャネル選択方法。
  5. 【請求項5】請求項2において、 前記要求情報転送速度のBチャネルが確保されたことを
    通知されたISDN端末が、該要求情報転送速度より低
    い情報転送速度で切り換え要求をした場合に、確保され
    た残りの未使用Bチャネルを開放するようにしたことを
    特徴とするISDN回線のチャネル選択方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記要求情報転送速度をH1 チャネルとし、現在の通信
    中の情報転送速度を64kbps とする時に、該要求情報
    転送速度より低い前記情報転送速度がH0 の情報転送速
    度であることを特徴とするISDN回線のチャネル選択
    方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記H0 の情報転送速度で切り替え要求された場合に、
    確保した残りの未使用Bチャンネルを所定の時間が経過
    した時に、開放することを特徴とするISDN回線のチ
    ャネル選択方法。
  8. 【請求項8】請求項6において、 前記H0 の情報転送速度で切り替え要求された場合に、
    確保した残りの未使用Bチャンネルを他の呼に使用する
    ようにしたことを特徴とするISDN回線のチャネル選
    択方法。
  9. 【請求項9】複数のBチャネルをまとめてHチャネルと
    し、使用する各BチャネルにHチャネル専用クラスまた
    はHチャネル兼用クラスとして登録された条件に従っ
    て、該Bチャネルの選択を可能とし、発信端末からHチ
    ャネルによる発信要求を受信し、要求された情報転送速
    度のBチャネルが確保できない場合に、発信可能な情報
    転送速度を発信端末に通知するISDN交換システムに
    おいて、 発信端末からの第一の情報転送速度による発信要求に付
    与された、発信可能な必要とする第二の情報転送速度を
    求める要求情報転送速度抽出手段と、 該発信要求に付与された、該第二の情報転送速度に必要
    とするBチャネルをHチャネル兼用クラスから捕捉して
    接続し、該Bチャネルを含めた要求情報転送速度に必要
    な連続したBチャネルを、一時的にHチャネル専用クラ
    スに変更するチャネルクラス変更手段と、 変更したことを記憶するチャネルクラス変更記憶部と、 発信局での所定の時間毎に、接続しているBチャネルを
    含めた要求情報転送速度による発信要求を行う予約発信
    手段と、 該Bチャネルを含むHチャネル専用クラスの全Bチャネ
    ルを捕捉できた時に、該Bチャネルを除いた全Bチャネ
    ルを一時的に捕捉するチャネル予約捕捉手段と、 着信局での要求情報転送速度による発信要求が可能とな
    ったときに、発信局に予約発信可情報を通知する予約発
    信可通知手段と、 要求情報転送速度による発信要求が不可の場合に、発信
    局に予約発信不可情報を通知する予約発信不可通知手段
    と、 予約発信不可情報を受信したときに、一時的に捕捉した
    Bチャネルを解放する予約チャネル解放手段と、 予約発信可情報を受信した発信局にて、必要とする情報
    転送速度が可能になったことを発信端末に通知する要求
    情報転送速度予約通知手段と、 発信端末から受信した該第一の情報転送速度から該第二
    の情報転送速度へのチャネル切替え要求によって、一時
    捕捉したBチャネルのチャネルクラスをHチャネル兼用
    クラスに戻し、Bチャネル間のパスを発信局と着信局の
    間で接続するパス制御手段と、 該発信端末に該パスの接続が完了したことを通知するチ
    ャネル切替え完了通知手段を有することを特徴とするI
    SDN交換システム。
  10. 【請求項10】複数のBチャネルをまとめてHチャネル
    とし、使用する各BチャネルにHチャネル専用クラスま
    たはHチャネル兼用クラスとして登録された条件に従っ
    て、該Bチャネルの選択を可能とするISDN交換機に
    接続されるISDN端末において、 該ISDN交換機から必要とする情報転送速度が可能と
    なった通知を受信した時に、チャネル切替えが可能な情
    報転送速度を表示する要求情報転送速度分析手段と、 チャネルの切替え要求の有無を識別するチャネル切替え
    要求手段と、 該ISDN交換機へチャネルの切替え要求を通知するチ
    ャネル切替え要求通知手段と、 該ISDN交換機からチャネル切替えが完了した通知を
    受信し、切替えを行うBチャネルと既に通信に使用して
    いるBチャネルを使用して、既に通信している通信速度
    から新たな通信速度に切り換えるチャネル切替え制御手
    段と、 チャネルの切替え要求を受信して、該チャネル切替え制
    御手段によりチャネル切替えが完了した場合、交換機に
    チャネルの切替え完了を通知するチャネル切替え完了通
    知手段を有することを特徴とするISDN端末。
  11. 【請求項11】請求項10において、更に前記ISDN
    交換機から必要とする情報転送速度が可能となった通知
    を受信した時に、 交換機にチャネル切替え要求を通知するチャネル切替え
    要求手段が設けられたことを特徴とするISDN端末。
  12. 【請求項12】請求項10において、更に前記ISDN
    交換機から必要とする情報転送速度が可能となった通知
    を受信した時に、 チャネル切替え要求が行われるまでの所定の許容時間を
    監視し、時間を越えた場合には自動的に交換機にチャネ
    ル切替えを要求するチャネル切替え監視手段と、 チャネル切替え要求が行われるまでの時間を記憶するチ
    ャネル切替え要求許容時間記憶部を有することを特徴と
    するISDN端末。
  13. 【請求項13】請求項9において、更に前記発信端末が
    必要とする情報転送速度が可能となったことを端末に通
    知する際に、 該ISDN端末からのチャネル切替えの受付を許容する
    所定時間監視し、該所定時間を越えた場合に、一時的に
    捕捉したBチャネルを解放し、前記チャネルクラス変更
    記憶部に記憶したBチャネルのチャネルクラスをHチャ
    ネル兼用クラスへ戻すチャネル切替え監視手段と、 チャネル切替えの受付を許容する該所定時間を記憶する
    チャネル切替え許容時間記憶部と、 着信側に、一時的に捕捉したBチャネルの解放要求を通
    知する予約チャネル解放通知手段を有することを特徴と
    するISDN交換システム。
  14. 【請求項14】請求項9において、更に前記発信端末か
    らのチャネル切替え要求によりチャネル切替えを行った
    後に、交換機で予約しているBチャネル数と、チャネル
    切替え要求で要求されたBチャネル数とを比較し、予約
    しているBチャネルに未使用チャネルがあるときに、未
    使用のBチャネルの予約を解除し、前記チャネルクラス
    変更記憶部に記憶したBチャネルのチャネルクラスをH
    チャネル兼用クラスへ戻す未使用予約チャネル解放手段
    を有することを特徴とするISDN交換システム。
  15. 【請求項15】請求項9において、更に前記発信端末か
    らの要求でチャネル切替えを実施後、未使用の予約Bチ
    ャネルがあれば、該Bチャネルを解放せず、該未使用の
    Bチャネルを解放するまでの所定時間を監視し、解放す
    る時間になった時に該未使用のBチャネルの予約を解除
    し、該チャネルクラス変更記憶部に記憶したをBチャネ
    ルのチャネルクラスをHチャネル兼用クラスへ戻す未使
    用チャネル保持監視手段と、 該未使用のBチャネルを解放するまでの時間を記憶する
    未使用チャネル保持許容時間記憶部を有することを特徴
    とするISDN交換システム。
  16. 【請求項16】請求項10において、更に交換機に発信
    可能な第一の情報転送速度による発信要求に必要とする
    第二の情報転送速度を付与して発信し、発信可能な該第
    一の情報転送速度にて接続が完了した場合、 所定時間毎に、接続しているBチャネルを含めた要求情
    報転送速度による発信要求を交換機に行う予約発信手段
    を有することを特徴とするISDN端末。
  17. 【請求項17】請求項10において、更に交換機に発信
    可能な第一の情報転送速度による発信要求に必要とする
    第二の情報転送速度を付与して発信し、発信可能な該第
    一の情報転送速度にて接続が完了した場合、新たな呼番
    号で必要とする該第二の情報転送速度よりも低速な第三
    の情報転送速度で発信し、接続が完了した時に、既に通
    信中の該第一の情報転送速度の呼を新たに接続が完了し
    た第三の情報転送速度の呼に通信速度を切替え、交換機
    に予約発信する呼を切替え元から切替え先に変更する予
    約発信切替え手段と、 通信速度を切替えた時に、切替え元の呼のBチャネルの
    予約監視を切替え先の新たな呼で継続する要求を交換機
    に通知する予約監視切替え通知手段を有することを特徴
    とするISDN端末。
  18. 【請求項18】請求項9において、更に発信端末から発
    信可能な該第一の情報転送速度による発信要求に必要と
    する該第二の情報転送速度を付与して発信され、必要と
    する該第二の情報転送速度のBチャネルの予約監視を実
    施している状態で、 同一発信端末から新たな呼番号で必要とする該第二の情
    報転送速度よりも低速な第三の情報転送速度で、発信要
    求を受信し、接続が完了した時に、 該発信端末から予約監視の切替え通知を受信し、切替え
    先の新たな呼で前記チャネルクラス変更記憶部のBチャ
    ネルの予約監視を継続する予約監視切替え手段を有する
    ことを特徴とするISDN交換システム。
  19. 【請求項19】請求項10において、更に交換機に発信
    可能な第一の情報転送速度による発信要求に必要とする
    第二の情報転送速度を付与して発信し、発信可能な該第
    一の情報転送速度で接続が完了し、交換機及び端末が必
    要とする該第二の情報転送速度のBチャネルの予約監視
    状態で、端末の操作により、所定時間毎の交換機への予
    約発信を解除する予約発信解除手段と、 Bチャネルの予約監視を解除する要求を交換機に通知す
    る予約チャネル監視解除通知手段を有することを特徴と
    するISDN端末。
  20. 【請求項20】請求項9において、更に前記発信端末か
    ら予約監視中Bチャネルの予約監視を解除する要求を受
    信した場合、所定時間毎の予約発信を解除し、前記チャ
    ネルクラス変更記憶部に記憶したBチャネルのチャネル
    クラスをHチャネル兼用クラスへ戻す予約チャネル監視
    解除手段を有することを特徴とするISDN交換システ
    ム。
  21. 【請求項21】請求項1において、 前記第一の情報転送速度は、64kbps であり、前記第
    二の情報転送速度は、H1 であり、前記第三の情報転送
    速度は、H0 であることを特徴とするISDN回線のチ
    ャネル選択方法。
  22. 【請求項22】請求項9において、 前記第一の情報転送速度は、64kbps であり、前記第
    二の情報転送速度は、H1 であることを特徴とするIS
    DN交換システム。
  23. 【請求項23】請求項18において、 前記第一の情報転送速度は、64kbps であり、前記第
    二の情報転送速度は、H1 であり、前記第三の情報転送
    速度は、H0 であることを特徴とするISDN交換シス
    テム。
  24. 【請求項24】請求項16において、 前記第一の情報転送速度は、64kbps であり、前記第
    二の情報転送速度は、H1 であることを特徴とするIS
    DN端末。
  25. 【請求項25】請求項17において、 前記第一の情報転送速度は、64kbps であり、前記第
    二の情報転送速度は、H1 であり、前記第三の情報転送
    速度は、H0 であることを特徴とするISDN端末。
  26. 【請求項26】請求項10において、更に、 必要とする情報転送速度による発信要求を交換機に行
    い、要求した情報転送速度のBチャネルが確保できない
    場合に、発信可能な情報転送速度を交換機から受信して
    該情報転送速度で再発信要求する端末に、 通信に必要な情報転送速度を再発信要求に設定する再発
    信情報転送速度設定手段を有することを特徴とするIS
    DN端末。
  27. 【請求項27】請求項10において、更に、 必要とする情報転送速度による発信要求を交換機に行
    い、要求した情報転送速度のBチャネルが確保できない
    場合に、発信可能な情報転送速度を交換機から受信して
    該情報転送速度で再発信要求する端末に、 通信に必要な情報転送速度の要求条件を設定する再発信
    要求条件設定手段と、その条件を記憶する再発信要求条
    件記憶手段を有することを特徴とするISDN端末。
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