JPH09283935A - 金属板ベース銅張積層板 - Google Patents

金属板ベース銅張積層板

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Publication number
JPH09283935A
JPH09283935A JP9209196A JP9209196A JPH09283935A JP H09283935 A JPH09283935 A JP H09283935A JP 9209196 A JP9209196 A JP 9209196A JP 9209196 A JP9209196 A JP 9209196A JP H09283935 A JPH09283935 A JP H09283935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
copper
layer
clad laminate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9209196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Nagao
賢一 長尾
Junichi Kato
順一 加藤
Seiji Mimori
誠司 三森
Kazuhito Obata
和仁 小畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP9209196A priority Critical patent/JPH09283935A/ja
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の基板に接続等をする場合に、穴加工や、
ネジ止め、かしめ加工等を行う必要がなく、絶縁層信頼
性の低下を防止し、配線パターンを考慮する必要がない
ようにする。 【解決手段】 まず、アルミ板3の片側にバフ研磨処理
を施す一方、このアルミ板3のバフ研磨処理を施してい
ない側の表面にエポキシ系樹脂絶縁層2を塗布し、この
エポキシ系樹脂絶縁層2を介し銅箔1を重ね合わせてプ
レス積層し、片面アルミ板ベース銅張積層板を作成す
る。そして、この片面アルミ板ベース銅張積層板のバフ
研磨処理面には、スクリーン印刷を用いて銅ペースト層
4を印刷し、150℃で15分乾燥させて、さらにこの
銅ペースト層4上にハンダペースト処理を施して、ハン
ダ層5を形成する。このため、他の基板との接続の場合
には、このハンダ層5を介して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷配線板を製造
するための金属板ベース銅張積層板に関する。
【0002】
【従来の技術】金属板ベース銅張積層板は、一般に、図
4に示すように金属板3の片面に絶縁層2を介して銅箔
1を積層したものである。
【0003】この金属板ベース銅張積層板を回路加工し
た印刷配線板は、金属板の放熱性、電磁特性等を生か
し、VTRやFDD等のモータ用基板、さらに電源基
板、各種コントロールユニット基板として使用されてい
る。
【0004】また、このような印刷配線板は、年々部品
の搭載数が多くなり、その発熱量が大きいため、配線板
自体の放熱性向上が要求されている。
【0005】さらに、通常、市販の金属板ベース銅張積
層板は、放熱性を向上させるために、熱放散性の良いア
ルミ板をベースとしており、アルミ板をベースとしたも
のの使用量が年々増加している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の金属板ベース銅張積層板は、他の基板とは異なり、
銅箔側をプラス(+)、金属板側をグランド(−)とし
て使用するが、金属板は熱容量が大きいため、他の基板
と接続や配線を行う際のハンダ付けが困難で、特に金属
板としてアルミ板を使用した場合には、アルミ板は他の
金属板より熱容量が大きいのでハンダ付けすることがで
きないでいた。
【0007】このため、このような金属板ベース銅張積
層板を他の基板と接続や配線する場合には、金属板ベー
ス銅張積層板に穴加工を行い、ネジ止め、またはかしめ
加工を行う必要がある、という問題があった。
【0008】また、このような加工は絶縁層のクラック
や、絶縁層屑等が発生する可能性が大きく、絶縁層信頼
性が低減すると共に、穴加工部を逃がすため配線パター
ンを考慮する必要がある、という問題もあった。
【0009】本発明は、このような問題に着目してなさ
れたもので、他の基板に接続等を行う場合に、穴加工
や、ネジ止め、かしめ加工等を行う必要がなく、絶縁層
信頼性の低減を防止できると共に、配線パターンを考慮
する必要のない金属板ベース銅張積層板を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ベース金属板の片面に絶縁層を介して
導体箔を積層した金属板ベース銅張積層板において、上
記導体箔を積層しない側の表面に銅ペースト層が形成さ
れていると共に、その銅ペースト層上にハンダ層が形成
されている、ことを特徴とする。
【0011】なお、本発明におけるベース金属板は、特
に限定はなく、例えば、亜鉛めっき鋼板、けい素鋼板、
真鍮、ステンレス板等が使用可能であるが、熱放散性に
優れたアルミ板が好ましい。
【0012】また、銅ペースト処理は、特に種類の限定
はなく、一般的に配線板加工に使用されている銅ペース
トを使用しても良いが、低温硬化タイプが望ましい。
【0013】また、銅ペースト層上に行うハンダ処理の
ハンダについても、特に種類の限定はなく、一般的に配
線板加工に使用されているハンダを使用しても良い。
【0014】さらに、本発明の金属板と他の配線板との
接続信頼性を向上させるため、銅箔を積層しない側の金
属板の表面に、バフ研磨やサンドブラスト処理等を施し
ても良い。これらの処理は、印刷配線板の加工前、加工
後どちらで行ってもよいが、傷、指紋等の汚れも除去で
きるので、印刷配線板の加工後に処理することが望まし
い。
【0015】このため、本発明では、上記導体箔を積層
しない側の表面に銅ペースト処理が施され、さらにその
銅ペースト層上にハンダ層が設けられるので、他の基板
と接続等を行う場合には、このハンダ層上でハンダ処理
すればよく、金属板ベース銅張積層板に穴加工や、ネジ
止め、かしめ加工等を行う必要がなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る金属板ベース
銅張積層板の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0017】なお、本発明が、この実施形態に限定され
るものではい。
【0018】図1は、銅ペースト及びハンダ処理を施し
た金属板ベース銅張積層板の断面を示している。
【0019】具体的には、この金属板ベース銅張積層板
は、まず、市販の厚さ1.5mmtのアルミ板3の片側
にバフ研磨処理[表面粗さ(Ra)1μm]を施す一
方、このアルミ板3のバフ研磨処理を施していない表面
にエポキシ系樹脂絶縁層2が80μm厚になるように塗
布し、このエポキシ系樹脂絶縁層2を介し70μm厚の
銅箔1を重ね合わせてプレス積層し、図4に示す従来の
ものと同等な片面アルミ板ベース銅張積層板を作製す
る。
【0020】そして、本実施形態では、この片面アルミ
板ベース銅張積層板のバフ研磨処理面に、スクリーン印
刷によって低温硬化タイプの銅ペーストによる銅ペース
ト層4を印刷し、150℃で15分乾燥させ(銅ペース
ト膜圧:乾燥後10μm)、さらにこの銅ペースト層4
上にハンダペースト処理を施して、ハンダ層5を形成す
る。
【0021】図2は、図1に示す片面アルミ板ベース銅
張積層板に、ガラスエポキシ基板6を接続した片面アル
ミ板ベース銅張積層板の断面を示している。
【0022】具体的には、この片面アルミ板ベース銅張
積層板上の銅箔1を回路加工し、この配線板を、既に銅
箔1′が回路加工されたガラスエポキシ基板6(板厚:
1.6mmt )と接続するため、両者を重ね合わせてハ
ンダリフローにて加熱処理し、片面アルミ板ベース銅張
積層板付きガラスエポキシ基板を得た。
【0023】図3は、銅ペーストの接着力測定方法を示
している。
【0024】まず、上述のようにして作製した片面アル
ミ板ベース銅張積層板付きガラスエポキシ基板における
基板接続部の密着性、銅ペーストの接着力を測定する。
【0025】測定方法は、図3に示すように、片面アル
ミ板ベース銅張積層板の銅ペースト層5に、ガラスエポ
キシ基板6を接続する代わりにワイヤー7を接続して、
基板接続部の密着性、銅ペーストの接着力を測定する。
【0026】この測定結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】この測定結果より、本実施形態による密着
性は、温度サイクルや、恒温室温、恒温放置の各処理条
件において、剥がれが無く、銅ペーストの接着力につい
ても、接着面を引っ張るワイヤー7のほうが先に切れて
しまい、各処理条件において初期値からの低下が見られ
ずに、十分実用性があることがわかった。
【0029】また、従来法であるネジ止め法と比較する
と、トータル厚みにおいて、ネジ頭部が無いことから、
約1.5mmも薄くすることができる。このことから製
品の配線やレイアウト等の自由度が広がるため、コンパ
クト化の実現が可能となる。
【0030】さらに、上記実施形態では、ベース金属板
として、よりパワー素子の放熱性を向上させるため、ア
ルミ板を使用し、このアルミ板に銅ペースト・ハンダ処
理を施してハンダ層5を形成するようにしたので、この
ハンダ層5を介しあらゆる基板に接続可能となると共
に、従来の配線板より、非常にコンパクトでパワー素子
に対しても放熱性の高い製品を実現することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、金属
板ベース銅張積層板に用いられる金属板上の導体箔を積
層しない側の表面に銅ペースト層を形成し、この銅ペー
スト層上にハンダ層を形成するようにしたので、他の基
板と接続等を行う場合、このハンダ層上でハンダ処理を
すればよく、従来のように金属板ベース銅張積層板に穴
加工や、ネジ止め、かしめ加工等を行う必要がなくな
る。
【0032】このため、このような加工により、絶縁層
のクラックや、絶縁層屑等が発生することがなくなり、
絶縁層信頼性の低減を防止できると共に、穴加工部を逃
がすため配線パターンの考慮する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる金属板ベース銅張積層板の実施
形態の断面を示す断面図。
【図2】図1に示す本実施形態の金属板ベース銅張積層
板に、ガラスエポキシ基板を接続したアルミ板ベース銅
張積層板の断面を示す断面図。
【図3】金属板ベース銅張積層板における銅ペーストの
接着力等の測定方法を示す断面図。
【図4】従来の金属板ベース銅張積層板の断面を示す断
面図。
【符号の説明】
1 銅箔(導体箔) 2 絶縁層 3 ベース金属板 4 銅ペースト層 5 ハンダ層 6 ガラスエポキシ基板 7 ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小畑 和仁 茨城県下館市大字五所宮1150番地 日立化 成工業株式会社五所宮工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース金属板の片面に絶縁層を介して導
    体箔を積層した金属板ベース銅張積層板において、前記
    導体箔を積層しない側の表面に銅ペースト層が形成され
    ていると共に、その銅ペースト層上にハンダ層が形成さ
    れていることを特徴とする金属板ベース銅張積層板。
  2. 【請求項2】 ベース金属板が、アルミ板であることを
    特徴とする請求項1記載の金属板ベース銅張積層板。
  3. 【請求項3】 上記導体箔を積層しない側の表面は、銅
    ペースト処理を施す前に、バフ研磨もしくはサンドブラ
    スト処理されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の金属板ベース銅張積層板。
JP9209196A 1996-04-15 1996-04-15 金属板ベース銅張積層板 Pending JPH09283935A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9209196A JPH09283935A (ja) 1996-04-15 1996-04-15 金属板ベース銅張積層板

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JP9209196A JPH09283935A (ja) 1996-04-15 1996-04-15 金属板ベース銅張積層板

Publications (1)

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JPH09283935A true JPH09283935A (ja) 1997-10-31

Family

ID=14044781

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JP9209196A Pending JPH09283935A (ja) 1996-04-15 1996-04-15 金属板ベース銅張積層板

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JP (1) JPH09283935A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7729924B2 (en) 2002-10-17 2010-06-01 Knowledge It Corporation Virtual knowledge management system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7729924B2 (en) 2002-10-17 2010-06-01 Knowledge It Corporation Virtual knowledge management system

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