JP3487562B2 - プリント配線基板およびその製造方法 - Google Patents

プリント配線基板およびその製造方法

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    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/4007Surface contacts, e.g. bumps

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異方性導電フィルムで液
晶パネルや他のプリント配線基板等に導電接続されるプ
リント配線基板およびその製造方法に関し、詳しくは異
方性導電フィルムに接合される面側のパターンの表面粗
度を大きくして異方性導電フィルムによる接続の接触抵
抗を従来のプリント配線基板よりも小さくし、かつ信頼
性を向上させたプリント配線基板およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】TAB(Tape Automated
Bonding)テープキャリア等のプリント配線基
板の導体表面は電解銅箔の光沢面(ドラム析出面)にな
るようにベースフィルムと貼り合わせるのが通例であ
る。しかるに、光沢面の粗度はRz(十点平均粗度)で
表示すると電解銅箔では1.5μm程度である。また、
圧延銅箔を用いる場合には、その粗度(Rz)は0.5
μm位である。
【0003】この場合、粗面(析出表面)のRzは銅箔
の種類にもよるが1.5〜5.5μmであるが、この粗
面の凹凸に加えて、ベースフィルムとの接着性を向上さ
せるべく、銅粒子を付着させその上にめっきをしている
ためその分だけ粗度が大きくなり、市販品の銅箔の粗面
の粗度は1.5〜6.5μmとなっている。一方、従来
技術では光沢面側で異方性導電フィルムを介して相手側
基板と接触するパターンの表面粗度(Rz)は0.5〜
1.5μmである。また化学研磨等の処理がプリント基
板製造工程で用いられることもあるので、さらにパター
ンの表面粗度は小さい場合もある。
【0004】表面粗度の小さいパターンを平滑な回路の
相手側(例えば液晶パネルやプリント基板のパターン
面)と異方性導電フィルムで接続する場合の問題点は接
触抵抗が大きいことである。また環境テストによる信頼
性、ライフ等も改善する必要がある。この中で特に接触
抵抗はパターンピッチが小さくなる程問題になってく
る。
【0005】パターンピッチが例えば100μmピッチ
以下になってくると異方性導電フィルム中の導電粒子の
径と分散度合とが最適な組み合わせとなるようコントロ
ールする必要があり、異方性導電フィルム側への要求も
厳格になってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
技術の課題を解消し、接触抵抗が低く、かつ環境信頼性
にも優れ、異方性導電フィルム接続に適したプリント配
線基板およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、異
方性導電性フィルムに接合される部分の導体回路の表面
粗度を一定範囲とすることによって達成される。
【0008】 すなわち、本発明は、異方性導電フィル
ムを介して導電接続されるプリント配線基板において、
該プリント配線基板の導体回路は、異方性導電フィルム
に接合される部分とベースフィルムに接着された部分と
を有し、少なくとも異方性導電フィルムに接合される部
分の導体回路は、粗面の粗度(Rz)が1.5〜5.5
μmである電解銅箔の光沢面に0.2〜2.0μmの銅
粒子を付着させ、さらにその上に銅メッキが施されたも
のであり、前記ベースフィルムに接着された部分の導体
回路は、該ベースフィルムと前記光沢面側で接着されて
いることを特徴とする異方性導電フィルム接続に適した
プリント配線基板にある。
【0009】本発明でいうプリント配線基板とは、TA
Bテープキャリア、リジット配線板(PCB)、フレキ
シブル配線板(FPC)等が挙げられる。
【0010】本発明では、少なくとも異方性導電性フィ
ルムに接合される部分の導体回路の表面粗度(Rz)を
1.5〜5.5μmとすることが必要である。表面粗度
が1.5μm未満では異方性導電フィルムとの接触抵抗
が大きくなり、また5.5μmを超えると同様に接触抵
抗が大きくなり、信頼性も低下する。この理由は、異方
性導電フィルムを介して接合する際、異方性導電フィル
ム中の導電粒子サイズが直径8μm程度なので、導体回
路表面の凹部に導電粒子が入ってしまい、異方性導電フ
ィルムの圧縮が不充分となり導電粒子による導通が不完
全となるからである。また、表面粗度が大きすぎると、
レジストが凹凸を完全にカバーしきれなく導体に欠陥が
生じる。さらに、表面粗度が大きいと導体回路個々の表
面粗度のばらつきが大きくなり、結果的に導体厚がばら
ついて異方性導電フィルムと接着する部分と接着しない
部分が生じる。
【0011】次に、本発明のプリント配線基板の製造方
法について説明する。本発明の異方性導電フィルム接続
に適したプリント配線基板の製造方法は、粗面の粗度
(Rz)が1.5〜5.5μmの銅箔を用い、該銅箔の
光沢面側に0.2〜2.0μmの銅粒子を付着させ、さ
らにその上に銅メッキを施した後、光沢面側で接着剤を
介してベースフィルムと貼り合わせ、次いで所定の導体
回路を形成することを特徴とする。
【0012】以下、TABテープキャリアを例として本
発明の製造方法を説明する。本発明の製造方法では、銅
箔の粗面(析出表面)の粗度(Rz)が1.5〜5.5
μmの電解銅箔を用いる。また圧延銅箔の場合は銅粒子
を両面に付着させて上記の粗度とする。銅箔厚さは18
〜35μmが通常であるが、70μmでも良い。
【0013】次に、この銅箔の光沢面側に、0.2〜
2.0μmの銅粒子を付着させ、さらにこの上に銅メッ
キを施す。銅粒子を付着させるのはベースフィルムと銅
箔を接着剤でラミネートする際の接着強度を上げるため
であり、銅粒子の上に銅メッキを施すのは銅粒子を銅箔
面に強固に付着固定するためである。
【0014】次いで、銅粒子が付着した光沢面側をポリ
イミド等のベースフィルムと接着剤を介して貼り合わせ
る。接着剤は通常ポリイミドフィルムに塗布し、半硬化
した状態になっている。接着はラミネーターを用い、1
50℃でラミネートし、その後、最高160℃で約24
時間かけて接着剤を完全硬化させる。接着剤としては例
えば東レ社製の#5700、#5900、巴川製紙社製
のEのり等が用いられる。また、接着剤の厚さは15〜
25μmである。ポリイミドフィルムとしては、例えば
宇部興産のユーピレックスが用いられ、その厚みは50
〜125μmである。
【0015】次に、銅箔表面(粗面)側にフォトレジス
ト(液状あるいはフィルム状)を塗布し、その後加熱処
理してレジストを硬化する。その後、パターンを紫外線
露光して焼き付け現像後エッチングする。この際、イン
ナーリードの裏面部には銅粒子は付着していない。これ
はラミネート後、裏面部の銅粒子はエッチング処理によ
り除去しているからであり、表面粗度(Rz)は1.5
〜2.5μmとなる。また、エッチングに用いらるエッ
チング液としては、塩化第2銅と塩酸と過酸化水素水の
混合溶液等が用いられる。
【0016】さらに、スクリーン印刷機でソルダーレジ
ストを塗布し最後にスズ、金等のメッキを処理を施す。
【0017】上述の説明においては、TABテープキャ
リアについて説明を行なったが、リジット配線板(PC
B)やフレキシブルプリント配線板(FPC)について
も同様に銅箔の光沢面側をベースフィルムにラミネート
して印刷法や写真法でパターンを形成する。
【0018】すなわち、リジット配線板においては、ガ
ラスエポキシプリブレグに銅粒子の付着した光沢面側を
貼り付けホットプレスで加熱圧着し、銅張積層板を形成
する。
【0019】写真法の場合はレジストを塗布し硬化させ
た後、フォトマスクを置き露光機で紫外線を照射してイ
メージングをして現像、エッチングを行いパターン回路
を形成する。次にレジストインクを塗布した後、金やハ
ンダやスズ等のメッキ処理がなされる。この時TABテ
ープキャリアやフレキシブルプリント配線板と接続する
導体の表面は銅箔の粗面の凹凸が出ているので異方性導
電フィルムを使った接続において、接触抵抗が低く取れ
ることや信頼性の点で有利になってくる。
【0020】フレキシブルプリント配線板においても製
造工程はリジツト配線板と同様である。但しパターン形
成後にインクでなくポリイミドフィルムをラミネートし
て、接続端子部以外を被覆するところがリジット配線板
とは異なっている。その後は同様にメッキ処理がなされ
る。
【0021】この場合もリジット配線板と同様に、フレ
キシブルプリント配線板の導体の表面は凹凸を有してお
り、TABテープキャリアやリジット配線板と異方性導
電フィルムで接続するに当たり有利になってくる。
【0022】本発明のプリント配線基板(TABテープ
キャリア)を導体回路の表面側で異方性導電フイルムに
よって他のプリント配線基板に接続した状態を図1に示
す。また、本発明のプリント配線基板(TABテープキ
ャリア)を導体回路の裏面側で異方性導電フイルムによ
って他のプリント配線基板に接続した状態を図2に示
す。図1〜2において、1はベースフィルム(ポリイミ
ドフィルム)、2は接着剤、3は銅粒子、4は導体回路
(銅箔)、41は導体回路のインナーリード、42は導
体回路のアウターリード、5はスズメツキ、6はソルダ
ーレジスト、7は異方性導電フィルム、8は他のプリン
ト配線基板の導体回路をそれぞれ示す。
【0023】図1〜2に示されるように、プリント配線
基板の導体回路4は、アウターリード42の表面側また
は裏面側において、異方性導電フイルム7を介して他の
プリント配線基板の導体回路8と導電接続されている。
【0024】このようにして得られたプリント配線基板
のパターンの表面粗度(Rz)は1.5〜5.5μmの
粗さであり、異方性導電フィルムで接続すると低い接触
抵抗が得られ、信頼性も高い。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明
する。
【0026】実施例1および比較例1〜2 220μmピッチの出力アウターリードを有する35m
m幅、75μm厚TABテープキャリアを作製した。
【0027】銅箔は光沢面に銅粒子を付着させ、粗面側
をパターン面側にすることで接続側の粗度を大きくした
もの、および比較として粗度がこれよりも小さいもの2
種類の計3種類とした。銅箔の厚みはすべて35μmで
あり、銅箔をポリイミドフィルムにラミネート後、通常
の工程でパターンを形成した。スズメッキ厚はすべて
0.5μmとした。接続対象はポリイミドフィルムをベ
ースフィルムとする銅箔ラミネート基板であり、やはり
0.5μmのスズメッキを施している。
【0028】このTABテープキャリアについて、図1
に示されるようにアウターリード表面側で異方性導電フ
ィルムを介して他のプリント配線基板と接続した。
【0029】実施例1の光沢面に銅粒子を付着した銅箔
のアウターリード表面側(粗面側)の粗度(Rz)は
3.5μm、比較例1の銅箔のアウターリード表面側の
粗度(Rz)は1.3μm 比較例2の銅箔のアウター
リード表面側の粗度(Rz)は0.5μmであった。ま
た相手側の銅張積層板の銅箔のパターン表面の粗度(R
z)は1.3μmであった。
【0030】異方性導電フィルムの厚みは25μmであ
り、熱硬化型のシート状接着剤の中に粒径8μm位の金
属メッキ高分子核体が分散している。ボンディングは日
本アビオニクス社製のTCW−125(パルスヒート方
式)を用い、3mm幅のインバーツールをTABテープ
キャリアに押し当てて異方性導電フィルムにより相手基
材と熱圧着した。導体数は80本であり、線巾は110
μmであった。ボンディング条件は以下の通りである。
【0031】100℃×6秒のボンディングによりTA
Bテープキャリアに異方性導電フィルムを仮圧着する。
次に(A)または(B)の方法でサンプルを作製した。
【0032】(A)160℃×20秒間にわたって12
0kg/cm2の圧力をかけて本圧着した。 (B)170℃×20秒間にわたって50kg/cm2
の圧力をかけて本圧着した。
【0033】(A)の方法で作ったサンプルを楠本化成
社製の熱衝撃テスト機に入れ、−40℃と+100℃で
各30分保持し、これを1サイクルとして10サイク
ル、20サイクル、29サイクルの冷熱テスト後に接続
抵抗をデジタルマルチメーターで測定した。この冷熱サ
イクルテストの結果を表1に示す。なお、表中の数値は
19ポイントの平均値である。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示されるように、実施例1の接触抵
抗が最も低いことが判る。表面粗度の最も小さい比較例
2が接触抵抗が最も悪かった。
【0036】(B)の方法で作ったサンプルを140℃
に加熱して同様にして耐熱テストを実施した。結果を表
2に示す。なお、表中の数値は19ポイントの平均値で
ある。
【0037】
【表2】
【0038】表2の実施例1の初期抵抗値は、ボンディ
ング条件が表1と異なっているため絶対値は多少違って
いるが、この表2においても実施例1の接触抵抗が最も
低いことが判る。
【0039】実施例2および比較例3〜4 220μmピッチの出力アウターリードを有する35m
m幅、75μm厚TABテープキャリアを実施例1と同
様に作製した。
【0040】このTABテープキャリアについて、図2
に示されるようにアウターリード裏面側で異方性導電フ
ィルムを介して他のプリント配線基板と接続した。
【0041】アウターリード裏面は銅箔の光沢面に銅粒
子を付着させた状態であり、実施例2の銅箔のアウター
リード裏面側の粗度(Rz)は2.2μm、比較例3の
銅箔のアウターリード裏面側の粗度(Rz)は1.3μ
m 比較例4の銅箔のアウターリード裏面側の粗度(R
z)は0.5μmであった。また相手側の銅張積層板の
銅箔のパターン表面の粗度(Rz)は1.3μmであっ
た。
【0042】異方性導電フィルムの厚みは25μmであ
り、熱硬化型のシート状接着剤の中に粒径8μm位の金
属メッキ高分子核体が分散している。ボンディングは日
本アビオニクス社製のTCW−125(パルスヒート方
式)を用い、3mm幅のインバーツールをTABテープ
キャリアに押し当てて異方性導電フィルムにより相手基
材と熱圧着した。導体数は80本であり、線巾は110
μmであった。ボンディング条件は以下の通りである。
【0043】100℃×6秒のボンディングによりTA
Bテープキャリアに異方性導電フィルムを仮圧着する。
次に(A)または(B)の方法でサンプルを作製した。
【0044】(A)160℃×20秒間にわたって12
0kg/cm2の圧力をかけて本圧着した。 (B)170℃×20秒間にわたって50kg/cm2
の圧力をかけて本圧着した。
【0045】(A)の方法で作ったサンプルを楠本化成
社製の熱衝撃テスト機に入れ、−40℃と+100℃で
各30分保持し、これを1サイクルとして10サイク
ル、20サイクル、29サイクルの冷熱テスト後に接続
抵抗をデジタルマルチメーターで測定した。この冷熱サ
イクルテストの結果を表3に示す。なお、表中の数値は
19ポイントの平均値である。
【0046】
【表3】
【0047】表3に示されるように、実施例2の接触抵
抗が最も低いことが判る。表面粗度の最も小さい比較例
4が接触抵抗が最も悪かった。
【0048】(B)の方法で作ったサンプルを140℃
に加熱して同様にして耐熱テストを実施した。結果を表
4に示す。なお、表中の数値は19ポイントの平均値で
ある。
【0049】
【表4】
【0050】表4の実施例2の初期抵抗値は、ボンディ
ング条件が表3と異なっているため絶対値は多少違って
いるが、この表4においても実施例2の接触抵抗が最も
低いことが判る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリント
配線基板は、接触抵抗が低く、かつ環境信頼性にも優れ
ることから、異方性導電フィルム接続に適したものであ
る。また、本発明のプリント配線基板の導体回路は、そ
の表面側または裏面側において、すなわち、その表面側
または裏面側のいずれの面においても、異方性導電フィ
ルムを介して他のプリント配線基板の導体回路と導電接
続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリント配線基板を導体回路の表面
側で異方性導電フイルムによって他のプリント配線基板
に接続した状態を示す図。
【図2】 本発明のプリント配線基板を導体回路の裏面
側で異方性導電フイルムによって他のプリント配線基板
に接続した状態を示す図。
【符号の説明】
1:ベースフィルム(ポリイミドフィルム)、2:接着
剤、3:銅粒子、4:導体回路(銅箔)、41:導体回
路のインナーリード、42:導体回路のアウターリー
ド、5:スズメツキ、6:ソルダーレジスト、7:異方
性導電フィルム、8:他のプリント配線基板の導体回
路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異方性導電フィルムを介して導電接続さ
    れるプリント配線基板において、該プリント配線基板の
    導体回路は、異方性導電フィルムに接合される部分とベ
    ースフィルムに接着された部分とを有し、少なくとも異
    方性導電フィルムに接合される部分の導体回路は、粗面
    の粗度(Rz)が1.5〜5.5μmである電解銅箔の
    光沢面に0.2〜2.0μmの銅粒子を付着させ、さら
    にその上に銅メッキが施されたものであり、前記ベース
    フィルムに接着された部分の導体回路は、該ベースフィ
    ルムと前記光沢面側で接着されていることを特徴とする
    異方性導電フィルム接続に適したプリント配線基板。
  2. 【請求項2】 前記異方性導電フィルムに接合される部
    分の導体回路は、TABテープキャリアのアウターリー
    ドである請求項1記載のプリント配線基板。
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