JPH09283756A - アナログスイッチ - Google Patents

アナログスイッチ

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JPH09283756A
JPH09283756A JP8096598A JP9659896A JPH09283756A JP H09283756 A JPH09283756 A JP H09283756A JP 8096598 A JP8096598 A JP 8096598A JP 9659896 A JP9659896 A JP 9659896A JP H09283756 A JPH09283756 A JP H09283756A
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JP
Japan
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mos transistor
power mos
source
drain
analog switch
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Application number
JP8096598A
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English (en)
Inventor
Shogo Mori
昌吾 森
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オン抵抗を低減するとともに、全体の大きさを
小さくすることができるアナログスイッチを提供する。 【解決手段】アナログスイッチ1を構成するパワーMO
Sトランジスタ2のソース−ボディ間とドレイン−ボデ
ィ間にそれぞれNMOSトランジスタ7,8を接続し
た。制御回路3は、入出力端子5,6にかかる電圧とパ
ワーMOSトランジスタ2のオン又はオフの状態に基づ
いてNMOSトランジスタ7,8をオン又はオフに制御
し、パワーMOSトランジスタ2のボディをソース又は
ドレインに接続して入出力端子5,6間に双方向に電流
を流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアナログスイッチに
係り、詳しくはパワーMOSトランジスタを用いて双方
向に電流を流すアナログスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のアナログスイッチ51の
回路図である。アナログスイッチ51は、NチャネルM
OSトランジスタよりなるパワーMOSトランジスタ5
2,53と、制御回路54とから構成されている。
【0003】両パワーMOSトランジスタ52,53の
ドレインを共通にして直列に接続され、各パワーMOS
トランジスタ52,53のソースを入出力端子57,5
8にそれぞれ接続されている。
【0004】図5に示すように、パワーMOSトランジ
スタ52(53)は、縦型の二重拡散MOS(DMO
S)FETであって、高抵抗のN型シリコンよりなる半
導体基板61に、同じ窓から2種類の不純物を拡散する
ことによってボディとなるボディ領域62と、ソースと
なるソース領域63が形成されている。パワーMOSト
ランジスタ52(53)は、半導体基板61をドレイン
(D)、ボディ領域62とソース領域63とを共通接続
したソース(S)、及び、図示しない絶縁膜を挟んで半
導体基板61とボディ領域62の表面に形成したゲート
電極64よりなるゲート(G)の3端子構造となってい
る。
【0005】そして、ソースとボディとを共通接続する
ことによって、図4に示すように、パワーMOSトラン
ジスタ52(53)には、ソース−ドレイン間に逆方向
の寄生ダイオード55,56が形成される。そのため、
パワーMOSトランジスタ55,56は、ドレインから
ソースに向かって導通状態となるため、寄生ダイオード
55,56のカソードを互いに接続した構成としてアナ
ログスイッチ51を構成するようになっている。
【0006】そして、両パワーMOSトランジスタ5
2,53のゲートには、制御回路54からの信号が入力
され、その信号によってパワーMOSトランジスタ5
2,53を同時にオン又はオフに制御することによっ
て、一方の入出力端子57から他方の入出力端子58
へ、又は、他方の入出力端子58から一方の入出力端子
67へ信号を通過させるアナログスイッチとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のアナ
ログスイッチ51は、2つのパワーMOSトランジスタ
52,53を直列に接続しているので、アナログスイッ
チ51自体のオン抵抗は、それぞれのMOSトランジス
タ52,53のオン抵抗の2倍となり、両入出力端子5
7,58間の抵抗を低減することができないという問題
がある。
【0008】また、2つのMOSトランジスタ52,5
3を必要とするので、全体の大きさが大きくなるという
問題がある。本発明の目的はオン抵抗を低減するととも
に、全体の大きさを小さくすることができるアナログス
イッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、ドレインとなる半導体基
板にボディとなるボディ領域と、ソースとなる領域とを
形成するとともに、半導体基板表面にゲートとなるゲー
ト電極を備えたパワーMOSトランジスタと、前記パワ
ーMOSトランジスタのボディ−ソース間、ボディ−ド
レイン間をそれぞれオン又はオフする外部スイッチと、
前記パワーMOSトランジスタをオン又はオフに制御す
るとともに、前記外部スイッチを制御してボディをソー
ス又はドレインに接続する制御手段とを備え、前記パワ
ーMOSトランジスタを介して双方向に電流を流すよう
にしたことを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のアナログスイッチにおいて、前記外部スイッチは、前
記パワーMOSトランジスタのボディ−ソース間に並列
に接続された第1のMOSトランジスタと、前記パワー
MOSトランジスタのボディ−ドレイン間に並列に接続
された第2のMOSトランジスタとから構成され、前記
制御手段は、前記第1,第2のMOSトランジスタをそ
れぞれオン又はオフに制御して前記パワーMOSトラン
ジスタのボディをソース又はドレインに接続するように
したことを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のアナログスイッチにおいて、前記制御手段は、
前記パワーMOSトランジスタをオフに制御する場合
に、そのトランジスタのソースとドレインにかかる電圧
に基づいて、電圧が低い側にボディを接続するようにし
たことを要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のアナログスイッチにおいて、前記制御手段は、前記パ
ワーMOSトランジスタをオンに制御する場合に、その
トランジスタのソースとドレインにかかる電圧に基づい
て、電圧が高い側にボディを接続するようにしたことを
要旨とする。
【0013】従って、請求項1に記載の発明によれば、
パワーMOSトランジスタには、ドレインとなる半導体
基板にボディとなるボディ領域と、ソースとなる領域と
を形成するとともに、半導体基板表面にゲートとなるゲ
ート電極が備えられる。そのパワーMOSトランジスタ
は、外部スイッチによってボディ−ソース間、ボディ−
ドレイン間をそれぞれオン又はオフされる。制御手段
は、パワーMOSトランジスタをオン又はオフに制御す
るとともに、外部スイッチを制御してパワーMOSトラ
ンジスタのボディをソース又はドレインに接続され、そ
のパワーMOSトランジスタを介して双方向に電流が流
せられる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、外部スイ
ッチは、第1のMOSトランジスタと第2のMOSトラ
ンジスタとから構成される。第1のMOSトランジスタ
はパワーMOSトランジスタのボディ−ソース間に並列
に接続され、第2のMOSトランジスタはパワーMOS
トランジスタのボディ−ドレイン間に並列に接続され
る。そして、第1,第2のMOSトランジスタは、それ
ぞれ制御手段によってオン又はオフに制御され、パワー
MOSトランジスタのボディがソース又はドレインに接
続される。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、パワーM
OSトランジスタがオフに制御される場合に、そのトラ
ンジスタのソースとドレインにかかる電圧に基づいて、
電圧が低い側にボディが接続され、逆方向の寄生ダイオ
ードが形成される。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、パワーM
OSトランジスタがオンに制御される場合に、そのトラ
ンジスタのソースとドレインにかかる電圧に基づいて、
電圧が高い側にボディが接続されて順方向の寄生ダイオ
ードが形成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよう
に、アナログスイッチ1は、パワーMOSトランジスタ
2、制御回路3、及び、外部スイッチ4とから構成され
ている。
【0018】図2に示すように、パワーMOSトランジ
スタ2は、従来と同様の縦型の二重拡散MOS(DMO
S)FETであって、高抵抗のN型シリコンよりなる半
導体基板11に、同じ窓から2種類の不純物を拡散する
ことによってボディ領域12とソース領域13が形成さ
れている。半導体基板11とソース領域12の表面に
は、図示しない絶縁膜を介してゲート電極14が形成さ
れている。そして、パワーMOSトランジスタ2は、N
型基板11をドレイン(D)、ソース領域12をソース
(S)、ボディ領域13をボディ(B)、及び、ゲート
電極14をゲート(G)とする4端子構造となってい
る。
【0019】パワーMOSトランジスタ2のソースとド
レインはそれぞれ入出力端子5,6に接続されている。
パワーMOSトランジスタ2のゲートは制御回路3に接
続されている。制御回路3には電源Vccが供給され、パ
ワーMOSトランジスタ2のゲートに制御信号を出力
し、パワーMOSトランジスタ2はその制御信号に基づ
いてオン又はオフに制御される。
【0020】パワーMOSトランジスタ2のソース、ド
レイン、及び、ボディはそれぞれ外部スイッチ4に接続
されている。外部スイッチ4は、制御回路3に接続さ
れ、その制御回路3からの信号に基づいてパワーMOS
トランジスタ2のボディをソース又はドレインに接続す
るために設けられている。
【0021】外部スイッチ4は、例えば、スイッチ素子
としての2つのNチャネルMOSトランジスタ(以下、
NMOSトランジスタという)7,8により構成されて
いる。NMOSトランジスタ7,8は、その大きさがパ
ワーMOSトランジスタ2に比べて小さく、2つのNM
OSトランジスタ7,8を合わせても1つのパワーMO
Sトランジスタ2よりも小さくなっている。従って、パ
ワーMOSトランジスタ2と2つのNMOSトランジス
タ7,8を備えたアナログスイッチ1は、従来の2つの
パワーMOSトランジスタ52,53を備えたアナログ
スイッチ51に比べて全体の大きさが小さくなる。
【0022】NMOSトランジスタ7,8は直列に接続
され、パワーMOSトランジスタ2と並列に接続されて
いる。即ち、NMOSトランジスタ7はパワーMOSト
ランジスタ2のソース−ボディ間に接続され、NMOS
トランジスタ8はパワーMOSトランジスタ2のドレイ
ン−ボディ間に接続されている。
【0023】両NMOSトランジスタ7,8のゲートは
制御回路3にそれぞれ接続されている。制御回路3は、
パワーMOSトランジスタ2のオン又はオフの状態と、
両入出力端子5,6にかかる電圧とに基づいてNMOS
トランジスタ7,8をそれぞれオン又はオフに制御す
る。パワーMOSトランジスタ2は、NMOSトランジ
スタ7がオンに制御されるとソース−ボディ間が短絡
(ショート)され、NMOSトランジスタ8がオンに制
御されるとドレイン−ボディ間がショートされる。
【0024】制御回路3は、パワーMOSトランジスタ
2をオフに制御する場合、そのパワーMOSトランジス
タ2のソースとドレインにかかる電圧に基づいて、電圧
が高い側のNMOSトランジスタをオフに制御し、電圧
が低い側のNMOSトランジスタをオンに制御する。
【0025】例えば、ドレイン側の電圧、即ち、入出力
端子6に高い電圧がかかる場合、制御回路3はNMOS
トランジスタ8をオフ、NMOSトランジスタ7をオン
に制御する。すると、パワーMOSトランジスタ2のボ
ディとソースとがショートされ、図3(a)に示すよう
に、ドレイン側をカソードとする寄生ダイオードD1が
形成される。この寄生ダイオードD1は、入出力端子
5,6にかかる電圧とは逆方向となるので、アナログス
イッチ1に電流は流れない。
【0026】一方、ソース側の電圧、即ち、入出力端子
5に高い電圧がかかる場合、制御回路3はNMOSトラ
ンジスタ7をオフ、NMOSトランジスタ8をオンに制
御する。すると、パワーMOSトランジスタ2のボディ
とドレインとがショートされ、図3(b)に示すよう
に、ソース側をカソードとする寄生ダイオードD2が形
成される。この寄生ダイオードD2は、入出力端子5,
6にかかる電圧とは逆方向となるので、アナログスイッ
チ1に電流は流れない。
【0027】尚、本実施の形態では、制御回路3は、パ
ワーMOSトランジスタ2をオンに制御する場合、入出
力端子5,6にかかる電圧にかかわらず、NMOSトラ
ンジスタ8をオフ、NMOSトランジスタ7をオンに制
御する。すると、パワーMOSトランジスタ2のボディ
とソースとがショートされ、図3(a)に示すように、
ドレイン側をカソードとする寄生ダイオードD1が形成
される。そして、パワーMOSトランジスタ2をオンに
制御すると、ソース(又はドレイン)からドレイン(又
はソース)に向かって電流が流れ、アナログスイッチ1
はオンとなる。
【0028】このとき、ソースの電位がドレインの電位
よりも高い、即ち、入出力端子5にかかる電圧が入出力
端子6にかかる電圧よりも高い場合、寄生ダイオードD
1はその電位差に対して順方向になるので、入出力端子
5からパワーMOSトランジスタ2と寄生ダイオードD
1を介して入出力端子6に電流が流れることになる。一
方、ドレインの電位がソースの電位よりも高い場合、寄
生ダイオードD1はその電位差に対して逆方向になるの
で入出力端子6からパワーMOSトランジスタ2のみを
介して入出力端子5に電流が流れることになる。
【0029】次に、上記のように構成されたアナログス
イッチ1の作用を説明する。先ず、入出力端子6にかか
る電圧が入出力端子5にかかる電圧よりも高い、即ち、
パワーMOSトランジスタ2のドレインの電位がソース
の電位よりも高い場合について説明する。このとき、制
御回路3は、パワーMOSトランジスタ2のオン・オフ
に係わらず、NMOSトランジスタ7をオンに、NMO
Sトランジスタ8をオフに制御する。すると、図3
(a)に示すように、パワーMOSトランジスタ2のボ
ディはソースに接続され、ソース側をアノード、ドレイ
ン側をカソードとする寄生ダイオードD1が形成され
る。
【0030】そして、パワーMOSトランジスタ2がオ
ンに制御されると、入出力端子6からパワーMOSトラ
ンジスタ2を介して入出力端子5に向かって電流が流れ
る。即ち、アナログスイッチ1は、入出力端子5,6間
がオンとなる。
【0031】一方、パワーMOSトランジスタ2がオフ
に制御された場合、寄生ダイオードD1は、入出力端子
5,6にかかる電圧に対して逆方向となるので、電流は
流れない。即ち、アナログスイッチ1は、入出力端子
5,6間がオフとなる。
【0032】次に、入出力端子5にかかる電圧が入出力
端子6にかかる電圧よりも高い、即ち、パワーMOSト
ランジスタ2のソースの電位がドレインの電位よりも高
い場合について説明する。このとき、制御回路3は、パ
ワーMOSトランジスタ2をオンに制御する場合に、N
MOSトランジスタ7をオンに、NMOSトランジスタ
8をオフに制御する。すると、図3(a)に示すよう
に、パワーMOSトランジスタ2のボディはソースに接
続され、ソース側をアノード、ドレイン側をカソードと
して並列接続された寄生ダイオードD1が形成される。
【0033】そして、パワーMOSトランジスタ2がオ
ンに制御されると、入出力端子5からパワーMOSトラ
ンジスタ2を介して入出力端子6に向かって電流が流れ
る。即ち、アナログスイッチ1は、入出力端子5,6間
がオンとなる。
【0034】このとき、寄生ダイオードD1は、入出力
端子5,6にかかる電圧に対して順方向となるので、入
出力端子5から寄生ダイオードD1を介して入出力端子
6に向かって電流が流れる。従って、入出力端子5から
パワーMOSトランジスタ2及び寄生ダイオードD1を
介して入出力端子6に電流が流れることになる。このよ
うに、寄生ダイオードD1を積極的に利用することで、
入出力端子5,6間に容易に電流を流すことができる。
【0035】一方、パワーMOSトランジスタ2をオフ
に制御する場合、制御回路3は、NMOSトランジスタ
7をオフに、NMOSトランジスタ8をオンに制御す
る。すると、図3(b)に示すように、パワーMOSト
ランジスタ2のボディはドレインに接続され、ドレイン
側をアノード、ソース側をカソードとして並列接続され
た寄生ダイオードD2が形成される。
【0036】すると、パワーMOSトランジスタ2はオ
フであり、且つ、寄生ダイオードD2は入出力端子5,
6にかかる電圧に対して逆方向となるので、入出力端子
5,6間には電流は流れない。即ち、アナログスイッチ
1は入出力端子5,6間がオフとなる。
【0037】尚、入出力端子5にかかる電圧が入出力端
子6にかかる電圧よりも高い場合に、寄生ダイオードD
1を利用し、入出力端子6にかかる電圧が入出力端子5
にかかる電圧よりも高い場合に寄生ダイオードD2を利
用しないのは、パワーMOSトランジスタ2に形成され
るチャネルのみで入出力端子6から入出力端子5に電流
を流すのに十分であるからである。
【0038】上記したように本実施の形態においては、
以下の効果を奏する。 (1)パワーMOSトランジスタ2のソース−ボディ間
とドレイン−ボディ間にそれぞれNMOSトランジスタ
7,8を接続した。制御回路3は、入出力端子5,6に
かかる電圧とパワーMOSトランジスタ2のオン又はオ
フの状態に基づいてNMOSトランジスタ7,8をオン
又はオフに制御し、パワーMOSトランジスタ2のボデ
ィをソース又はドレインに接続して入出力端子5,6間
に双方向に電流を流すようにした。その結果、NMOS
トランジスタ7,8はパワーMOSトランジスタ2に比
べて小さく形成されるので、アナログスイッチ1の全体
の大きさを従来に比べて小さくすることができるととも
に、入出力端子5,6間にはパワーMOSトランジスタ
2が1つだけであるので、従来に比べてオン抵抗を減ら
すことができる。
【0039】(2)入出力端子5にかかる電圧が入出力
端子6にかかる電圧よりも高い、即ち、パワーMOSト
ランジスタ2のソースの電位がドレインの電位よりも高
い場合に、ボディをソースに接続して順方向の寄生ダイ
オードD1を形成するようにした。その結果、入出力端
子5,6間に流れる電流はパワーMOSトランジスタ2
及び寄生ダイオードD1を介して流れるので、電流を容
易に流すことができる。
【0040】なお、本発明は上記実施の形態の他、以下
のように実施してもよい。 (1)上記実施の形態では、パワーMOSトランジスタ
2のボディをソース又はドレインに接続するのにNチャ
ネルMOSトランジスタ7,8を用いたが、Pチャネル
MOSトランジスタを用いて実施してもよい。また、リ
ードリレー等の機械式スイッチを用いて実施してもよ
い。
【0041】(2)上記実施の形態では、NチャネルM
OSトランジスタよりなるパワーMOSトランジスタ2
を用いてアナログスイッチを構成したが、PチャネルM
OSトランジスタよりなるパワーMOSトランジスタを
用いて実施してもよい。
【0042】(3)上記実施の形態において、制御回路
3は、入出力端子6にかかる電圧が入出力端子5にかか
る電圧よりも高い場合に、パワーMOSトランジスタ2
をオンに制御する場合にNMOSトランジスタ7をオ
フ、NMOSトランジスタ8をオンに制御してパワーM
OSトランジスタ2のボディをドレインに接続して図3
(b)の寄生ダイオードD2を形成し、その寄生ダイオ
ードD2とパワーMOSトランジスタ2を介して電流を
流すようにしてもよい。
【0043】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、上記各形態から把握できる請求項以外の技術思
想について、以下にそれらの効果とともに記載する。 (イ)請求項3に記載のアナログスイッチにおいて、前
記制御手段は、前記パワーMOSトランジスタをオンに
制御する場合に、そのソースの電位がドレインの電位よ
りも高い場合に、前記ボディを電位が高いソース側に接
続したアナログスイッチ。この構成により、ソースとド
レインにかかる電圧と順方向に寄生ダイオードが形成さ
れ、その寄生ダイオードとパワーMOSトランジスタを
介して容易に電流を流すことが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜4に記載
の発明によれば、1個のパワーMOSトランジスタによ
りアナログスイッチが構成されるので、オン抵抗を低減
するとともに、全体の大きさを小さくすることができる
アナログスイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のアナログスイッチの回路図。
【図2】 アナログスイッチに用いられるパワーMOS
トランジスタの構造を示す概略断面図。
【図3】 (a)(b)は、アナログスイッチの動作を
示す説明図。
【図4】 従来のアナログスイッチの回路図。
【図5】 従来のアナログスイッチに用いられるパワー
MOSトランジスタの構造を示す概略断面図。
【符号の説明】
2…パワーMOSトランジスタ、3…制御手段としての
制御回路、4…外部スイッチ、5,6…スイッチ素子と
してのNチャネルMOSトランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレインとなる半導体基板にボディとな
    るボディ領域と、ソースとなる領域とを形成するととも
    に、半導体基板表面にゲートとなるゲート電極を備えた
    パワーMOSトランジスタと、 前記パワーMOSトランジスタのボディ−ソース間、ボ
    ディ−ドレイン間をそれぞれオン又はオフする外部スイ
    ッチと、 前記パワーMOSトランジスタをオン又はオフに制御す
    るとともに、前記外部スイッチを制御してボディをソー
    ス又はドレインに接続する制御手段とを備え、前記パワ
    ーMOSトランジスタを介して双方向に電流を流すよう
    にしたアナログスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアナログスイッチにお
    いて、 前記外部スイッチは、 前記パワーMOSトランジスタのボディ−ソース間に並
    列に接続された第1のMOSトランジスタと、 前記パワーMOSトランジスタのボディ−ドレイン間に
    並列に接続された第2のMOSトランジスタとから構成
    され、 前記制御手段は、前記第1,第2のMOSトランジスタ
    をそれぞれオン又はオフに制御して前記パワーMOSト
    ランジスタのボディをソース又はドレインに接続するよ
    うにしたアナログスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のアナログスイッ
    チにおいて、 前記制御手段は、前記パワーMOSトランジスタをオフ
    に制御する場合に、そのトランジスタのソースとドレイ
    ンにかかる電圧に基づいて、電圧が低い側にボディを接
    続するようにしたアナログスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のアナログスイッチにお
    いて、 前記制御手段は、前記パワーMOSトランジスタをオン
    に制御する場合に、そのトランジスタのソースとドレイ
    ンにかかる電圧に基づいて、電圧が高い側にボディを接
    続するようにしたアナログスイッチ。
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