JPH06236812A - 駆動回路 - Google Patents
駆動回路Info
- Publication number
- JPH06236812A JPH06236812A JP2409493A JP2409493A JPH06236812A JP H06236812 A JPH06236812 A JP H06236812A JP 2409493 A JP2409493 A JP 2409493A JP 2409493 A JP2409493 A JP 2409493A JP H06236812 A JPH06236812 A JP H06236812A
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- JP
- Japan
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- electrode
- resistor
- channel
- bipolar transistor
- transistor
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- Pending
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過大電流が生じた際の出力用トランジスタの
負担をなくすことを目的とする。 【構成】 ドレイン電極が負荷抵抗4に接続されたパワ
ーFET3と、ベース電極がパワーFET3のソース電
極に接続された第1のバイポーラトランジスタ5と、第
1のバイポーラトランジスタ5のベース電極及びエミッ
タ電極間に接続された第1の抵抗2と、ベース電極が第
1のバイポーラトランジスタ5のコレクタ電極に接続さ
れると共に、コレクタ電極が第1のバイポーラトランジ
スタ5のベース電極に接続されエミッタ電極がパワーF
ET3のゲート電極に接続された第2のバイポーラトラ
ンジスタ9と、第2のバイポーラトランジスタ9のエミ
ッタ電極に接続された第2の抵抗7と、パワーFET3
のソース電極に第1の抵抗2を介して接続された電源1
とを具備した。
負担をなくすことを目的とする。 【構成】 ドレイン電極が負荷抵抗4に接続されたパワ
ーFET3と、ベース電極がパワーFET3のソース電
極に接続された第1のバイポーラトランジスタ5と、第
1のバイポーラトランジスタ5のベース電極及びエミッ
タ電極間に接続された第1の抵抗2と、ベース電極が第
1のバイポーラトランジスタ5のコレクタ電極に接続さ
れると共に、コレクタ電極が第1のバイポーラトランジ
スタ5のベース電極に接続されエミッタ電極がパワーF
ET3のゲート電極に接続された第2のバイポーラトラ
ンジスタ9と、第2のバイポーラトランジスタ9のエミ
ッタ電極に接続された第2の抵抗7と、パワーFET3
のソース電極に第1の抵抗2を介して接続された電源1
とを具備した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソレノイド等を駆動する
駆動回路に関する。
駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駆動回路は、図3及び図
4に開示されるものがある。尚、図3は駆動回路の回路
図を示し、図4は出力用トランジスタにおけるドレイン
電流の特性図を示す。図において、1は直流電源であ
り、2は一端が直流電源1に接続され抵抗値が後述する
負荷抵抗の抵抗値より極めて小さい電流検出抵抗(R
1)、3はソースが電流検出抵抗2の他端に接続された
出力用PチャンネルパワーMOSFET(Tr1)、4
はPチャンネルパワーMOSFET3のドレインに接続
されたソレノイド等の負荷抵抗(RL )である。
4に開示されるものがある。尚、図3は駆動回路の回路
図を示し、図4は出力用トランジスタにおけるドレイン
電流の特性図を示す。図において、1は直流電源であ
り、2は一端が直流電源1に接続され抵抗値が後述する
負荷抵抗の抵抗値より極めて小さい電流検出抵抗(R
1)、3はソースが電流検出抵抗2の他端に接続された
出力用PチャンネルパワーMOSFET(Tr1)、4
はPチャンネルパワーMOSFET3のドレインに接続
されたソレノイド等の負荷抵抗(RL )である。
【0003】更に、5はエミッタが電流検出抵抗2の一
端に接続されベースが電流検出抵抗2の他端に接続され
ると共に、コレクタがPチャンネルパワーMOSFET
3のゲートに接続されたPチャンネルトランジスタ(T
r2)、6はPチャンネルトランジスタ5のエミッタと
コレクタ間に接続された抵抗(R2)、7は一端がPチ
ャンネルトランジスタ5のコレクタに接続され抵抗6と
直列に接続された抵抗(R3)、8は抵抗7の他端に接
続された駆動回路のON/OFF用スイッチ(SW)で
ある。
端に接続されベースが電流検出抵抗2の他端に接続され
ると共に、コレクタがPチャンネルパワーMOSFET
3のゲートに接続されたPチャンネルトランジスタ(T
r2)、6はPチャンネルトランジスタ5のエミッタと
コレクタ間に接続された抵抗(R2)、7は一端がPチ
ャンネルトランジスタ5のコレクタに接続され抵抗6と
直列に接続された抵抗(R3)、8は抵抗7の他端に接
続された駆動回路のON/OFF用スイッチ(SW)で
ある。
【0004】次に、かかる駆動回路の動作を説明する。
先ず、スイッチ8をONすると、PチャンネルパワーM
OSFET3のゲートに抵抗6及び抵抗7による分圧で
決まる電圧が与えられ、PチャンネルパワーMOSFE
T3のゲートとソース間に電圧が生じ、Pチャンネルパ
ワーMOSFET3がONする。PチャンネルパワーM
OSFET3がONすると、電流検出抵抗2、Pチャン
ネルパワーMOSFET3及び負荷抵抗4にドレイン電
流ID1が流れる(図4の,を参照)。このとき、P
チャンネルトランジスタ5のON電圧をVEB(ON)とする
と、VEB(ON)とID1×R1との間には、VEB(ON)<ID1
×R1の関係がある。
先ず、スイッチ8をONすると、PチャンネルパワーM
OSFET3のゲートに抵抗6及び抵抗7による分圧で
決まる電圧が与えられ、PチャンネルパワーMOSFE
T3のゲートとソース間に電圧が生じ、Pチャンネルパ
ワーMOSFET3がONする。PチャンネルパワーM
OSFET3がONすると、電流検出抵抗2、Pチャン
ネルパワーMOSFET3及び負荷抵抗4にドレイン電
流ID1が流れる(図4の,を参照)。このとき、P
チャンネルトランジスタ5のON電圧をVEB(ON)とする
と、VEB(ON)とID1×R1との間には、VEB(ON)<ID1
×R1の関係がある。
【0005】ここで、負荷抵抗4の短絡等により、ドレ
イン電流ID が増加し過電流が流れると、電流検出抵抗
2の両端には、過電流によるID ×R1の電圧が発生す
る。この電圧がPチャンネルトランジスタ5のエミッタ
/ベース間に与えられ、VEB(ON)>ID ×R1の関係が
成立すると、Pチャンネルトランジスタ5はONする。
Pチャンネルトランジスタ5がONすると、Pチャンネ
ルパワーMOSFET3のゲート電圧が引き上げられ、
PチャンネルパワーMOSFET3のソース/ゲート間
の電圧が小さくなって、PチャンネルパワーMOSFE
T3が十分にONできなくなる。
イン電流ID が増加し過電流が流れると、電流検出抵抗
2の両端には、過電流によるID ×R1の電圧が発生す
る。この電圧がPチャンネルトランジスタ5のエミッタ
/ベース間に与えられ、VEB(ON)>ID ×R1の関係が
成立すると、Pチャンネルトランジスタ5はONする。
Pチャンネルトランジスタ5がONすると、Pチャンネ
ルパワーMOSFET3のゲート電圧が引き上げられ、
PチャンネルパワーMOSFET3のソース/ゲート間
の電圧が小さくなって、PチャンネルパワーMOSFE
T3が十分にONできなくなる。
【0006】PチャンネルパワーMOSFET3が十分
にONできなくなると、ドレイン電流ID が減少し、電
流検出抵抗2の両端の電圧が下がり、Pチャンネルトラ
ンジスタ5をONさせることができなくなる。これによ
り、PチャンネルパワーMOSFET3のゲート電圧が
下がり、PチャンネルパワーMOSFET3はONし、
ドレイン電流ID が増加する。更に、上述した一連の動
作が繰り返し行われ、ドレイン電流ID はVEB(ON)=I
D ×R1が成立する値ID2で安定する。こうして、ドレ
イン電流ID はPチャンネルトランジスタ5により値I
D2に電流制限される(図4のを参照)。
にONできなくなると、ドレイン電流ID が減少し、電
流検出抵抗2の両端の電圧が下がり、Pチャンネルトラ
ンジスタ5をONさせることができなくなる。これによ
り、PチャンネルパワーMOSFET3のゲート電圧が
下がり、PチャンネルパワーMOSFET3はONし、
ドレイン電流ID が増加する。更に、上述した一連の動
作が繰り返し行われ、ドレイン電流ID はVEB(ON)=I
D ×R1が成立する値ID2で安定する。こうして、ドレ
イン電流ID はPチャンネルトランジスタ5により値I
D2に電流制限される(図4のを参照)。
【0007】次に、負荷抵抗4が短絡状態から正常復帰
すると、ドレイン電流ID は負荷抵抗4が正常復帰した
直後より、正常負荷時の値ID1に戻る(図4のを参
照)。また、スイッチ8をOFFすると、Pチャンネル
パワーMOSFET3のゲート電圧は抵抗6によって引
き上げられ、PチャンネルパワーMOSFET3のソー
ス/ゲート間の電圧がほぼなくなるので、Pチャンネル
パワーMOSFET3はOFFし、ドレイン電流ID が
流れなくなる(図4の,,を参照)。
すると、ドレイン電流ID は負荷抵抗4が正常復帰した
直後より、正常負荷時の値ID1に戻る(図4のを参
照)。また、スイッチ8をOFFすると、Pチャンネル
パワーMOSFET3のゲート電圧は抵抗6によって引
き上げられ、PチャンネルパワーMOSFET3のソー
ス/ゲート間の電圧がほぼなくなるので、Pチャンネル
パワーMOSFET3はOFFし、ドレイン電流ID が
流れなくなる(図4の,,を参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の駆動回路においては、負荷抵抗4の短絡等によ
り過大電流が流れた場合、Pチャンネルトランジスタ5
の電流制限によって決まる電流が流れ続けるので、出力
用PチャンネルパワーMOSFET3に大きな負担が掛
かるという問題点があった。本発明の目的は、上述した
問題点に鑑み、過大電流が生じた際の出力用トランジス
タの負担をなくすことができる駆動回路を提供するもの
である。
た従来の駆動回路においては、負荷抵抗4の短絡等によ
り過大電流が流れた場合、Pチャンネルトランジスタ5
の電流制限によって決まる電流が流れ続けるので、出力
用PチャンネルパワーMOSFET3に大きな負担が掛
かるという問題点があった。本発明の目的は、上述した
問題点に鑑み、過大電流が生じた際の出力用トランジス
タの負担をなくすことができる駆動回路を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するため、ドレイン電極が負荷抵抗に接続されたパ
ワーFETと、ベース電極が上記パワーFETのソース
電極に接続された第1のバイポーラトランジスタと、上
記第1のバイポーラトランジスタのベース電極及びエミ
ッタ電極間に接続された第1の抵抗と、ベース電極が上
記第1のバイポーラトランジスタのコレクタ電極に接続
されると共に、コレクタ電極が上記第1のバイポーラト
ランジスタのベース電極に接続されエミッタ電極が上記
パワーFETのゲート電極に接続された第2のバイポー
ラトランジスタと、上記第2のバイポーラトランジスタ
のエミッタ電極に接続された第2の抵抗と、上記パワー
FETのソース電極に上記第1の抵抗を介して接続され
た電源とを具備したものである。
達成するため、ドレイン電極が負荷抵抗に接続されたパ
ワーFETと、ベース電極が上記パワーFETのソース
電極に接続された第1のバイポーラトランジスタと、上
記第1のバイポーラトランジスタのベース電極及びエミ
ッタ電極間に接続された第1の抵抗と、ベース電極が上
記第1のバイポーラトランジスタのコレクタ電極に接続
されると共に、コレクタ電極が上記第1のバイポーラト
ランジスタのベース電極に接続されエミッタ電極が上記
パワーFETのゲート電極に接続された第2のバイポー
ラトランジスタと、上記第2のバイポーラトランジスタ
のエミッタ電極に接続された第2の抵抗と、上記パワー
FETのソース電極に上記第1の抵抗を介して接続され
た電源とを具備したものである。
【0010】
【作用】本発明においては、パワーFETのソース/ゲ
ート電極間に第1及び第2のバイポーラトランジスタを
接続したので、負荷抵抗の短絡等により過大電流が流れ
た場合、速やかに第1及び第2のバイポーラトランジス
タはパワーFETのゲート電圧を引き上げ、パワーFE
TをOFFするので、ドレイン電流は流れなくなる。
ート電極間に第1及び第2のバイポーラトランジスタを
接続したので、負荷抵抗の短絡等により過大電流が流れ
た場合、速やかに第1及び第2のバイポーラトランジス
タはパワーFETのゲート電圧を引き上げ、パワーFE
TをOFFするので、ドレイン電流は流れなくなる。
【0011】
【実施例】本発明の駆動回路に係る一実施例を図1及び
図2に基づいて従来例と同一構成部分には同一符号を付
して説明する。尚、図1は駆動回路の回路図であり、図
2は出力用トランジスタにおけるドレイン電流の特性図
である。図において、1は直流電源であり、2は一端が
直流電源1に接続され抵抗値が後述する負荷抵抗の抵抗
値より極めて小さい電流検出抵抗(R1)、3はソース
が電流検出抵抗2の他端に接続された出力用Pチャンネ
ルパワーMOSFET(Tr1)、4はPチャンネルパ
ワーMOSFET3のドレインに接続されたソレノイド
等の負荷抵抗(RL )、5はエミッタが電流検出抵抗2
の一端に接続されたPチャンネルトランジスタ(Tr
2)である。
図2に基づいて従来例と同一構成部分には同一符号を付
して説明する。尚、図1は駆動回路の回路図であり、図
2は出力用トランジスタにおけるドレイン電流の特性図
である。図において、1は直流電源であり、2は一端が
直流電源1に接続され抵抗値が後述する負荷抵抗の抵抗
値より極めて小さい電流検出抵抗(R1)、3はソース
が電流検出抵抗2の他端に接続された出力用Pチャンネ
ルパワーMOSFET(Tr1)、4はPチャンネルパ
ワーMOSFET3のドレインに接続されたソレノイド
等の負荷抵抗(RL )、5はエミッタが電流検出抵抗2
の一端に接続されたPチャンネルトランジスタ(Tr
2)である。
【0012】更に、6は一端がPチャンネルトランジス
タ5のエミッタに接続された抵抗(R2)、7は一端が
抵抗6の他端に接続された抵抗(R3)、8は抵抗7の
他端に接続された駆動回路のON/OFF用スイッチ
(SW)、9はコレクタがPチャンネルトランジスタ5
のベースに接続されると共に、ベースがPチャンネルト
ランジスタ5のコレクタに接続されエミッタがPチャン
ネルパワーMOSFET3のゲート及び抵抗6の他端に
接続されたNチャンネルトランジスタ(Tr3)、10
はPチャンネルトランジスタ5のベースと電流検出抵抗
2の他端間に接続された抵抗(R4)、11はNチャン
ネルトランジスタ9のエミッタとベース間に接続された
抵抗(R5)である。
タ5のエミッタに接続された抵抗(R2)、7は一端が
抵抗6の他端に接続された抵抗(R3)、8は抵抗7の
他端に接続された駆動回路のON/OFF用スイッチ
(SW)、9はコレクタがPチャンネルトランジスタ5
のベースに接続されると共に、ベースがPチャンネルト
ランジスタ5のコレクタに接続されエミッタがPチャン
ネルパワーMOSFET3のゲート及び抵抗6の他端に
接続されたNチャンネルトランジスタ(Tr3)、10
はPチャンネルトランジスタ5のベースと電流検出抵抗
2の他端間に接続された抵抗(R4)、11はNチャン
ネルトランジスタ9のエミッタとベース間に接続された
抵抗(R5)である。
【0013】次に、かかる駆動回路の動作を説明する。
先ず、スイッチ8をONすると、PチャンネルパワーM
OSFET3のゲートに抵抗6と抵抗7とによる分圧で
決まる電圧が与えられ、PチャンネルパワーMOSFE
T3のゲートとソース間の電圧が発生し、Pチャンネル
パワーMOSFET3はONする。Pチャンネルパワー
MOSFET3がONすると、電流検出抵抗2、Pチャ
ンネルパワーMOSFET3及び負荷抵抗4にドレイン
電流ID1が流れる(図2の,を参照)。このとき、
Pチャンネルトランジスタ5におけるON電圧のVEB(O
N)とID1×R1との間には、VEB(ON)<ID1×R1の関
係がある。
先ず、スイッチ8をONすると、PチャンネルパワーM
OSFET3のゲートに抵抗6と抵抗7とによる分圧で
決まる電圧が与えられ、PチャンネルパワーMOSFE
T3のゲートとソース間の電圧が発生し、Pチャンネル
パワーMOSFET3はONする。Pチャンネルパワー
MOSFET3がONすると、電流検出抵抗2、Pチャ
ンネルパワーMOSFET3及び負荷抵抗4にドレイン
電流ID1が流れる(図2の,を参照)。このとき、
Pチャンネルトランジスタ5におけるON電圧のVEB(O
N)とID1×R1との間には、VEB(ON)<ID1×R1の関
係がある。
【0014】ここで、負荷抵抗4の短絡等により、ドレ
イン電流ID が増加し過電流が流れると、電流検出抵抗
2の両端には、過電流によるID ×R1の電圧が発生す
る。この電圧がPチャンネルトランジスタ5のエミッタ
/ベース間に与えられ、VEB(ON)>ID ×R1の関係が
成立すると、Pチャンネルトランジスタ5はONし、従
来例で説明したように、VEB(ON)=ID ×R1が成立す
るドレイン電流ID2が瞬時に流れる。その直後、Pチャ
ンネルトランジスタ5のONにより、Nチャンネルトラ
ンジスタ9のベース電圧が引き上げられ、Nチャンネル
トランジスタ9はONする。Nチャンネルトランジスタ
9がONすると、PチャンネルパワーMOSFET3の
ゲート電圧が引き上げられ、PチャンネルパワーMOS
FET3がOFFする。
イン電流ID が増加し過電流が流れると、電流検出抵抗
2の両端には、過電流によるID ×R1の電圧が発生す
る。この電圧がPチャンネルトランジスタ5のエミッタ
/ベース間に与えられ、VEB(ON)>ID ×R1の関係が
成立すると、Pチャンネルトランジスタ5はONし、従
来例で説明したように、VEB(ON)=ID ×R1が成立す
るドレイン電流ID2が瞬時に流れる。その直後、Pチャ
ンネルトランジスタ5のONにより、Nチャンネルトラ
ンジスタ9のベース電圧が引き上げられ、Nチャンネル
トランジスタ9はONする。Nチャンネルトランジスタ
9がONすると、PチャンネルパワーMOSFET3の
ゲート電圧が引き上げられ、PチャンネルパワーMOS
FET3がOFFする。
【0015】PチャンネルパワーMOSFET3がOF
Fすると、ドレイン電流ID がなくなり、電流検出抵抗
2の両端の電圧が発生しなくなるが、Pチャンネルトラ
ンジスタ5のベース電流はNチャンネルトランジスタ9
のコレクタ電流により供給され続けると共に、Nチャン
ネルトランジスタ9のベース電流はPチャンネルトラン
ジスタ5のコレクタ電流により供給され続けるので、P
チャンネルトランジスタ5とNチャンネルトランジスタ
9とは共にONし続ける。従って、Pチャンネルパワー
MOSFET3のゲート電圧は引き上げられたままとな
り、PチャンネルパワーMOSFET3はOFFを維持
する(図2のを参照)。
Fすると、ドレイン電流ID がなくなり、電流検出抵抗
2の両端の電圧が発生しなくなるが、Pチャンネルトラ
ンジスタ5のベース電流はNチャンネルトランジスタ9
のコレクタ電流により供給され続けると共に、Nチャン
ネルトランジスタ9のベース電流はPチャンネルトラン
ジスタ5のコレクタ電流により供給され続けるので、P
チャンネルトランジスタ5とNチャンネルトランジスタ
9とは共にONし続ける。従って、Pチャンネルパワー
MOSFET3のゲート電圧は引き上げられたままとな
り、PチャンネルパワーMOSFET3はOFFを維持
する(図2のを参照)。
【0016】次に、スイッチ8をOFFにすると、Pチ
ャンネルトランジスタ5及びNチャンネルトランジスタ
9のON状態を維持していた電流経路である抵抗7が絶
たれるので、Pチャンネルトランジスタ5とNチャンネ
ルトランジスタ9とは共にOFFする。このため、Pチ
ャンネルパワーMOSFET3のゲート電圧を引き上げ
ることができなくなるが、同時に抵抗6によってPチャ
ンネルパワーMOSFET3のゲート電圧が引き上げら
れ、PチャンネルパワーMOSFET3はOFF状態を
継続する(図2の,,を参照)。更に、負荷抵抗
4が短絡状態時にスイッチ8をONにすると、VEB(ON)
=ID×R1が成立するドレイン電流ID2が瞬時に流れ
た後、PチャンネルパワーMOSFET3はOFFにな
る。そして、負荷抵抗4が正常復帰した後もPチャンネ
ルパワーMOSFET3はOFF状態を継続する(図2
のを参照)。
ャンネルトランジスタ5及びNチャンネルトランジスタ
9のON状態を維持していた電流経路である抵抗7が絶
たれるので、Pチャンネルトランジスタ5とNチャンネ
ルトランジスタ9とは共にOFFする。このため、Pチ
ャンネルパワーMOSFET3のゲート電圧を引き上げ
ることができなくなるが、同時に抵抗6によってPチャ
ンネルパワーMOSFET3のゲート電圧が引き上げら
れ、PチャンネルパワーMOSFET3はOFF状態を
継続する(図2の,,を参照)。更に、負荷抵抗
4が短絡状態時にスイッチ8をONにすると、VEB(ON)
=ID×R1が成立するドレイン電流ID2が瞬時に流れ
た後、PチャンネルパワーMOSFET3はOFFにな
る。そして、負荷抵抗4が正常復帰した後もPチャンネ
ルパワーMOSFET3はOFF状態を継続する(図2
のを参照)。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ワーFETのソース/ゲート電極間に第1及び第2のバ
イポーラトランジスタを接続したので、負荷抵抗の短絡
等により過大電流が流れた場合、第1及び第2のバイポ
ーラトランジスタは速やかにパワーFETをOFFする
ので、ドレイン電流は流れなくなる。従って、パワーF
ETに掛かる負担がなくなるため、発熱等の発生が抑制
でき、駆動回路の信頼性が飛躍的に向上できる。
ワーFETのソース/ゲート電極間に第1及び第2のバ
イポーラトランジスタを接続したので、負荷抵抗の短絡
等により過大電流が流れた場合、第1及び第2のバイポ
ーラトランジスタは速やかにパワーFETをOFFする
ので、ドレイン電流は流れなくなる。従って、パワーF
ETに掛かる負担がなくなるため、発熱等の発生が抑制
でき、駆動回路の信頼性が飛躍的に向上できる。
【図1】本発明の駆動回路の回路図である。
【図2】本発明のドレイン電流の特性図である。
【図3】従来の駆動回路の回路図である。
【図4】従来のドレイン電流の特性図である。
1 直流電源 2 電流検出抵抗 3 PチャンネルパワーMOSFET 4 負荷抵抗 5 Pチャンネルトランジスタ 6,7,10,11 抵抗 8 スイッチ 9 Nチャンネルトランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 ドレイン電極が負荷抵抗に接続されたパ
ワーFETと、ベース電極が上記パワーFETのソース
電極に接続された第1のバイポーラトランジスタと、上
記第1のバイポーラトランジスタのベース電極及びエミ
ッタ電極間に接続された第1の抵抗と、ベース電極が上
記第1のバイポーラトランジスタのコレクタ電極に接続
されると共に、コレクタ電極が上記第1のバイポーラト
ランジスタのベース電極に接続されエミッタ電極が上記
パワーFETのゲート電極に接続された第2のバイポー
ラトランジスタと、上記第2のバイポーラトランジスタ
のエミッタ電極に接続された第2の抵抗と、上記パワー
FETのソース電極に上記第1の抵抗を介して接続され
た電源とを具備したことを特徴とする駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2409493A JPH06236812A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2409493A JPH06236812A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06236812A true JPH06236812A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12128795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2409493A Pending JPH06236812A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06236812A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011078235A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Fujitsu Ten Ltd | 過電流保護回路及び車載用表示装置 |
JP2020171088A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | Kyb株式会社 | 過電流保護回路 |
GB2588215A (en) * | 2019-10-16 | 2021-04-21 | Continental Automotive Romania Srl | An overcurrent protecting circuit |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP2409493A patent/JPH06236812A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011078235A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Fujitsu Ten Ltd | 過電流保護回路及び車載用表示装置 |
JP2020171088A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | Kyb株式会社 | 過電流保護回路 |
GB2588215A (en) * | 2019-10-16 | 2021-04-21 | Continental Automotive Romania Srl | An overcurrent protecting circuit |
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