JPH09282263A - 電子機器及びその識別情報構成方法 - Google Patents
電子機器及びその識別情報構成方法Info
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- JPH09282263A JPH09282263A JP8115661A JP11566196A JPH09282263A JP H09282263 A JPH09282263 A JP H09282263A JP 8115661 A JP8115661 A JP 8115661A JP 11566196 A JP11566196 A JP 11566196A JP H09282263 A JPH09282263 A JP H09282263A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＩＥＥＥ１３９４シリアルバス等の通信制御
バスで接続された複数の機器間で通信を行うシステムに
おいて、システムのコントローラーとなる機器がシステ
ム構成を把握して表示する際に、通信量と保持する情報
量を低減する。 【解決手段】 機器内の所定の読み出し専用記憶手段に
は、あらかじめ機器固有のＩＤとして、少なくとも機種
情報が書き込まれている。システム内の他の機器はこの
ＩＤを読むことにより、機器の機種を知ることができ
る。
バスで接続された複数の機器間で通信を行うシステムに
おいて、システムのコントローラーとなる機器がシステ
ム構成を把握して表示する際に、通信量と保持する情報
量を低減する。 【解決手段】 機器内の所定の読み出し専用記憶手段に
は、あらかじめ機器固有のＩＤとして、少なくとも機種
情報が書き込まれている。システム内の他の機器はこの
ＩＤを読むことにより、機器の機種を知ることができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばＩＥＥＥ−
１３９４に準拠したシリアルバス（以下ＩＥＥＥ１３９
４シリアルバスという）のような通信制御バスで接続さ
れた複数の電子機器間で通信を行うシステムに関し、詳
細にはコンピュータ等のシステム上のコントローラーが
システム構成を機器のカテゴリー単位まで見分けて表示
する際のカテゴリー判別手段に関する。
１３９４に準拠したシリアルバス（以下ＩＥＥＥ１３９
４シリアルバスという）のような通信制御バスで接続さ
れた複数の電子機器間で通信を行うシステムに関し、詳
細にはコンピュータ等のシステム上のコントローラーが
システム構成を機器のカテゴリー単位まで見分けて表示
する際のカテゴリー判別手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＩＥＥＥ１３９４シリアルバスのような
通信制御バスによって複数個の電子機器を接続し、これ
らの電子機器間で情報信号及び制御信号を通信するシス
テムが考えられている。
通信制御バスによって複数個の電子機器を接続し、これ
らの電子機器間で情報信号及び制御信号を通信するシス
テムが考えられている。
【０００３】図１４にこのようなシステムの例を示す。
このシステムは、電子機器として第１のカメラ一体型ビ
テオテープレコーダ（以下ＣＡＭ−１という）と、第１
のビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲ−１という）と、
第２のビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲ−２という）
と、パーソナルコンピュータ（以下パソコンという）と
を備えている。そして、ＣＡＭ−１とＶＴＲ−１との
間、ＶＴＲ−１とパソコンとの間、及びパソコンとＶＴ
Ｒ−２との間は、ＩＥＥＥ１３９４シリアルバスのケー
ブルにより接続されている。
このシステムは、電子機器として第１のカメラ一体型ビ
テオテープレコーダ（以下ＣＡＭ−１という）と、第１
のビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲ−１という）と、
第２のビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲ−２という）
と、パーソナルコンピュータ（以下パソコンという）と
を備えている。そして、ＣＡＭ−１とＶＴＲ−１との
間、ＶＴＲ−１とパソコンとの間、及びパソコンとＶＴ
Ｒ−２との間は、ＩＥＥＥ１３９４シリアルバスのケー
ブルにより接続されている。
【０００４】システム内の各電子機器（以下「電子機
器」を「機器」という）における信号の伝送は、図１５
に示すように、所定の通信サイクル（例えば１２５μｓ
ｅｃ）毎に時分割多重によって行なわれる。そして、こ
の信号の伝送は、サイクルマスターと呼ばれる機器が通
信サイクルの開始時であることを示すサイクルスタート
パケットをＩＥＥＥ１３９４シリアルバス上へ送出する
ことにより開始される。なお、サイクルマスターは、各
機器をＩＥＥＥ１３９４シリアルバスのケーブルで接続
した時に、ＩＥＥＥ−１３９４で規定する手順により自
動的に決定される。
器」を「機器」という）における信号の伝送は、図１５
に示すように、所定の通信サイクル（例えば１２５μｓ
ｅｃ）毎に時分割多重によって行なわれる。そして、こ
の信号の伝送は、サイクルマスターと呼ばれる機器が通
信サイクルの開始時であることを示すサイクルスタート
パケットをＩＥＥＥ１３９４シリアルバス上へ送出する
ことにより開始される。なお、サイクルマスターは、各
機器をＩＥＥＥ１３９４シリアルバスのケーブルで接続
した時に、ＩＥＥＥ−１３９４で規定する手順により自
動的に決定される。
【０００５】１通信サイクル中における通信の形態は、
ビデオ信号やオーディオ信号などの情報信号をアイソク
ロナス（以下「アイソクロナス」を「Ｉｓｏ」という）
伝送するＩｓｏ通信と、接続制御コマンド等の制御信号
をアシンクロナス（以下「アシンクロナス」を「Ａｓｙ
ｎｃ」という）を伝送するＡｓｙｎｃ通信の２種類であ
る。そして、ＩｓｏパケットがＡｓｙｎｃパケットより
先に伝送される。Ｉｓｏパケットそれぞれにチャンネル
番号１，２，3 ，・・・ｎを付けることにより、複数の
Ｉｓｏデータを区別することができる。Ｉｓｏパケット
の送信が終了した後、次のサイクルスタートパケットま
での期間がＡｓｙｎｃパケットの伝送に使用される。
ビデオ信号やオーディオ信号などの情報信号をアイソク
ロナス（以下「アイソクロナス」を「Ｉｓｏ」という）
伝送するＩｓｏ通信と、接続制御コマンド等の制御信号
をアシンクロナス（以下「アシンクロナス」を「Ａｓｙ
ｎｃ」という）を伝送するＡｓｙｎｃ通信の２種類であ
る。そして、ＩｓｏパケットがＡｓｙｎｃパケットより
先に伝送される。Ｉｓｏパケットそれぞれにチャンネル
番号１，２，3 ，・・・ｎを付けることにより、複数の
Ｉｓｏデータを区別することができる。Ｉｓｏパケット
の送信が終了した後、次のサイクルスタートパケットま
での期間がＡｓｙｎｃパケットの伝送に使用される。
【０００６】また、前述したシステムでは、各機器をＩ
ＥＥＥ１３９４バスのケーブルで接続すると、その接続
形態に応じて自動的にノードＩＤ（物理アドレス）が付
与される。図１６は図１４に示したシステムに付与され
たノードＩＤの例を示す。システムに新たに機器を追加
したり、システムから機器を抜いたりすると、バスにリ
セットがかかり、新たな接続形態に応じて再度、自動的
にノードＩＤの付与が行われる。
ＥＥＥ１３９４バスのケーブルで接続すると、その接続
形態に応じて自動的にノードＩＤ（物理アドレス）が付
与される。図１６は図１４に示したシステムに付与され
たノードＩＤの例を示す。システムに新たに機器を追加
したり、システムから機器を抜いたりすると、バスにリ
セットがかかり、新たな接続形態に応じて再度、自動的
にノードＩＤの付与が行われる。
【０００７】さらに、前述したシステムでは、各機器が
ノードユニークＩＤ（Ｎｏｄｅ＿Ｕｎｉｑｕｅ＿ＩＤ）
を保有できるように定められている。ノードユニークＩ
Ｄは８バイトで構成されており、その先頭３バイトで機
器の発売元（Ｖｅｎｄｏｒ）のカンパニーＩＤを示す。
このカンパニーＩＤはＩＥＥＥにより定められている。
ノードユニークＩＤの残りの５バイトの内容について
は、機器の発売元が自由に定めることができる。そし
て、機器の発売元である会社は、機器内のコンフィギュ
レーション（Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）ＲＯＭ内の
バス情報ブロック（Ｂｕｓ＿Ｉｎｆｏ＿Ｂｌｏｃｋ）と
ノードユニークＩＤリーフ（Ｎｏｄｅ＿Ｕｎｉｑｕｅ＿
ＩＤ＿Ｌｅａｆ）に自社のカンパニーＩＤをあらかじめ
書き込んでおく。
ノードユニークＩＤ（Ｎｏｄｅ＿Ｕｎｉｑｕｅ＿ＩＤ）
を保有できるように定められている。ノードユニークＩ
Ｄは８バイトで構成されており、その先頭３バイトで機
器の発売元（Ｖｅｎｄｏｒ）のカンパニーＩＤを示す。
このカンパニーＩＤはＩＥＥＥにより定められている。
ノードユニークＩＤの残りの５バイトの内容について
は、機器の発売元が自由に定めることができる。そし
て、機器の発売元である会社は、機器内のコンフィギュ
レーション（Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）ＲＯＭ内の
バス情報ブロック（Ｂｕｓ＿Ｉｎｆｏ＿Ｂｌｏｃｋ）と
ノードユニークＩＤリーフ（Ｎｏｄｅ＿Ｕｎｉｑｕｅ＿
ＩＤ＿Ｌｅａｆ）に自社のカンパニーＩＤをあらかじめ
書き込んでおく。
【０００８】図１７にコンフィギュレーションＲＯＭの
構造を示す。この図に示ように、０４０Ｃｈ〜０４１３
ｈの８バイトがバス情報ブロックのノードユニークＩＤ
であり、０４３８ｈ〜０４３Ｆｈの８バイトがノードユ
ニークＩＤリーフのノードユニークＩＤを示す。それぞ
れにおいて、３バイトのカンパニーＩＤに続く５バイト
のチップＩＤ（ハイ及びロー）の内容は、機器の発売元
が自由に定めることができる。なお、このコンフィギュ
レーションＲＯＭの構造は、ＩＳＯ／ＩＥＣ１３２１
３、ＩＥＥＥＳｔｄ１２１２、及びＩＥＥＥ−Ｐ１３９
４のドラフトに公開されているので、ここではこれ以上
の説明はしない。
構造を示す。この図に示ように、０４０Ｃｈ〜０４１３
ｈの８バイトがバス情報ブロックのノードユニークＩＤ
であり、０４３８ｈ〜０４３Ｆｈの８バイトがノードユ
ニークＩＤリーフのノードユニークＩＤを示す。それぞ
れにおいて、３バイトのカンパニーＩＤに続く５バイト
のチップＩＤ（ハイ及びロー）の内容は、機器の発売元
が自由に定めることができる。なお、このコンフィギュ
レーションＲＯＭの構造は、ＩＳＯ／ＩＥＣ１３２１
３、ＩＥＥＥＳｔｄ１２１２、及びＩＥＥＥ−Ｐ１３９
４のドラフトに公開されているので、ここではこれ以上
の説明はしない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】図１４のように構成し
たシステムにおいて、例えばパソコンにより他の機器の
動作を制御することが考えられる。この場合、例えば図
１８に示すように、パソコンのディスプレイ画面上にシ
ステムの構成を機器のカテゴリー（ＶＴＲ、ＣＡＭ等）
単位まで分かるように表示することが望ましい。
たシステムにおいて、例えばパソコンにより他の機器の
動作を制御することが考えられる。この場合、例えば図
１８に示すように、パソコンのディスプレイ画面上にシ
ステムの構成を機器のカテゴリー（ＶＴＲ、ＣＡＭ等）
単位まで分かるように表示することが望ましい。
【００１０】そこで、このカテゴリー単位の表示を実現
するために、従来下記の手順を実行することが考えられ
ている。すなわち、バスリセット時における自動的なノ
ードＩＤ割り付け手順が終了すると、パソコンはシステ
ム内の他の機器に対して、機能制御プロトコル（Ｆｕｎ
ｃｔｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）の問
い合わせコマンドを用いて前述したノードユニークＩＤ
を問い合わせる。そして、各機器からの応答を見て各機
器のノードＩＤとノードユニークＩＤとの対応テーブル
を作成する。次に、パソコンは各機器に対して、機能制
御プロトコルの問い合わせコマンドを用いてデバイス情
報（Ｄｅｖｉｃｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を問い合
わせる。そして、各機器からの応答（デバイスタイプ、
デバイス番号）を見て、ノードＩＤとカテゴリーとの対
応テーブルを作成する。なお、このデバイスタイプやデ
バイス番号は８ビットのフォーマットを有するもので、
５ビットでデバイスタイプ（ＶＴＲ、ＣＡＭ等）を表
し、３ビットでデバイス番号（０，１，２等）を表す。
そして、デバイスタイプは発売元が機器の出荷時にＲＯ
Ｍに書き込み、デバイス番号はユーザーがディップスイ
ッチ等により設定する。
するために、従来下記の手順を実行することが考えられ
ている。すなわち、バスリセット時における自動的なノ
ードＩＤ割り付け手順が終了すると、パソコンはシステ
ム内の他の機器に対して、機能制御プロトコル（Ｆｕｎ
ｃｔｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）の問
い合わせコマンドを用いて前述したノードユニークＩＤ
を問い合わせる。そして、各機器からの応答を見て各機
器のノードＩＤとノードユニークＩＤとの対応テーブル
を作成する。次に、パソコンは各機器に対して、機能制
御プロトコルの問い合わせコマンドを用いてデバイス情
報（Ｄｅｖｉｃｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を問い合
わせる。そして、各機器からの応答（デバイスタイプ、
デバイス番号）を見て、ノードＩＤとカテゴリーとの対
応テーブルを作成する。なお、このデバイスタイプやデ
バイス番号は８ビットのフォーマットを有するもので、
５ビットでデバイスタイプ（ＶＴＲ、ＣＡＭ等）を表
し、３ビットでデバイス番号（０，１，２等）を表す。
そして、デバイスタイプは発売元が機器の出荷時にＲＯ
Ｍに書き込み、デバイス番号はユーザーがディップスイ
ッチ等により設定する。
【００１１】このように、各機器のノードＩＤとカテゴ
リー情報の対応テーブルを保持するだけでなく、各々の
ノードに対して唯一の値であるノードユニークＩＤとカ
テゴリー情報の両方の対応テーブルを保持しておく。こ
うすることによって、システムに機器が追加され、バス
リセットが起こってノードＩＤが変わってしまっても、
各機器にノードユニークＩＤの問い合わせをして、リセ
ット後の新たなノードＩＤとノードユニークＩＤとの対
応テーブルを作り直すことによって、追加されたノード
に対してのみ新たにデバイス情報の問い合わせをするだ
けでシステム構成を表示することが可能となる。
リー情報の対応テーブルを保持するだけでなく、各々の
ノードに対して唯一の値であるノードユニークＩＤとカ
テゴリー情報の両方の対応テーブルを保持しておく。こ
うすることによって、システムに機器が追加され、バス
リセットが起こってノードＩＤが変わってしまっても、
各機器にノードユニークＩＤの問い合わせをして、リセ
ット後の新たなノードＩＤとノードユニークＩＤとの対
応テーブルを作り直すことによって、追加されたノード
に対してのみ新たにデバイス情報の問い合わせをするだ
けでシステム構成を表示することが可能となる。
【００１２】しかしながら、前述した従来の問い合わせ
コマンドを使用する方式では、パソコンは各々の機器の
ノードＩＤに対して、ノードユニークＩＤとカテゴリー
情報の両方の対応テーブルを保持しなければならない。
このため、対応テーブルが大きくなってしまうだけでな
く、問い合わせに要する通信数も多くなってしまう。
コマンドを使用する方式では、パソコンは各々の機器の
ノードＩＤに対して、ノードユニークＩＤとカテゴリー
情報の両方の対応テーブルを保持しなければならない。
このため、対応テーブルが大きくなってしまうだけでな
く、問い合わせに要する通信数も多くなってしまう。
【００１３】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、システムのコントローラーとなる機器
がシステム構成を把握して表示する際に、通信量と保持
する情報量を低減することを目的とする。
たものであって、システムのコントローラーとなる機器
がシステム構成を把握して表示する際に、通信量と保持
する情報量を低減することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る機器は、通信制御バスで複数個の機器
を接続し、これらの機器間で制御信号及び情報信号を通
信するシステムにおける機器であって、少なくとも機器
の機種情報を所定の読み出し専用記憶手段に記憶したこ
とを特徴とするものである。
に、本発明に係る機器は、通信制御バスで複数個の機器
を接続し、これらの機器間で制御信号及び情報信号を通
信するシステムにおける機器であって、少なくとも機器
の機種情報を所定の読み出し専用記憶手段に記憶したこ
とを特徴とするものである。
【００１５】また、本発明に係る機器の識別情報構成方
法は、通信制御バスで複数個の機器を接続し、これらの
機器間で制御信号及び情報信号を通信するシステムにお
いて、機器を識別するための機器固有のＩＤとして少な
くとも機器の機種情報を与えたことを特徴とするもので
ある。
法は、通信制御バスで複数個の機器を接続し、これらの
機器間で制御信号及び情報信号を通信するシステムにお
いて、機器を識別するための機器固有のＩＤとして少な
くとも機器の機種情報を与えたことを特徴とするもので
ある。
【００１６】本発明によれば、機器内の所定の読み出し
専用記憶手段には、あらかじめ機器固有のＩＤとして、
少なくとも機種情報が書き込まれている。システム内の
他の機器はこのＩＤを読むことにより、機器の機種を知
ることができる。
専用記憶手段には、あらかじめ機器固有のＩＤとして、
少なくとも機種情報が書き込まれている。システム内の
他の機器はこのＩＤを読むことにより、機器の機種を知
ることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図１に本発明を適
用したシステムの構成を示す。このシステムを構成する
機器と機器間の接続関係は前述した図１４と同じであ
る。このシステムでは全ての機器が同一の発売元（Ｓ
社）の機器であることが一つの特徴である。
図面を参照しながら詳細に説明する。図１に本発明を適
用したシステムの構成を示す。このシステムを構成する
機器と機器間の接続関係は前述した図１４と同じであ
る。このシステムでは全ての機器が同一の発売元（Ｓ
社）の機器であることが一つの特徴である。
【００１８】図１に示すように、ＩＥＥＥ１３９４シリ
アルバスのケーブルでパソコンとＶＴＲ−１及びＶＴＲ
−２、並びにＶＴＲ−１とＣＡＭ−１を接続する。そし
て、全機器の電源をオンにすると、バスリセットが起こ
り、自動的にノードＩＤの付与を行うために、各機器が
所定の順番に自己ＩＤ（Ｓｅｌｆ ＩＤ）パケットをバ
スに流す。パソコンはその自己ＩＤパケットをカウント
して、バス上に自分を含め４台の機器が接続されている
ことを識別する。このときのノードＩＤの付与の結果が
図２のようになったとする。この場合、パソコンがルー
ト（ノードＩＤが最大）になっている。
アルバスのケーブルでパソコンとＶＴＲ−１及びＶＴＲ
−２、並びにＶＴＲ−１とＣＡＭ−１を接続する。そし
て、全機器の電源をオンにすると、バスリセットが起こ
り、自動的にノードＩＤの付与を行うために、各機器が
所定の順番に自己ＩＤ（Ｓｅｌｆ ＩＤ）パケットをバ
スに流す。パソコンはその自己ＩＤパケットをカウント
して、バス上に自分を含め４台の機器が接続されている
ことを識別する。このときのノードＩＤの付与の結果が
図２のようになったとする。この場合、パソコンがルー
ト（ノードＩＤが最大）になっている。
【００１９】ノードＩＤの付与が完了すると、パソコン
は機能制御プロトコルの問い合わせコマンドを用いて、
自分以外の機器の各々のコンフィギュレーションＲＯＭ
内のバス情報ブロック又はノードユニークＩＤリーフに
書かれている、ノードユニークＩＤを読みにいく。この
ときの問い合わせとそのレスポンスのやりとりを図３に
示す。この図において、“Ｒｅａｄ Ｕｎｉｑｕｅ Ｉ
Ｄ”とは、ＩＥＥＥ１３９４のリードトランザクション
を用いてノードユニークＩＤを読みにいくことを示し、
“Ｕｎｉｑｕｅ ＩＤ”がリードレスポンスに入ってい
るユニークＩＤのデータである。この場合、パソコンは
ＣＡＭ−１、ＶＴＲ−１、ＶＴＲ−２の順に問い合わせ
を行っている。勿論、この順序は任意でよい。
は機能制御プロトコルの問い合わせコマンドを用いて、
自分以外の機器の各々のコンフィギュレーションＲＯＭ
内のバス情報ブロック又はノードユニークＩＤリーフに
書かれている、ノードユニークＩＤを読みにいく。この
ときの問い合わせとそのレスポンスのやりとりを図３に
示す。この図において、“Ｒｅａｄ Ｕｎｉｑｕｅ Ｉ
Ｄ”とは、ＩＥＥＥ１３９４のリードトランザクション
を用いてノードユニークＩＤを読みにいくことを示し、
“Ｕｎｉｑｕｅ ＩＤ”がリードレスポンスに入ってい
るユニークＩＤのデータである。この場合、パソコンは
ＣＡＭ−１、ＶＴＲ−１、ＶＴＲ−２の順に問い合わせ
を行っている。勿論、この順序は任意でよい。
【００２０】図４は本実施の形態におけるノードユニー
クＩＤの構成を示す図である。この図において、先頭の
３バイトは前述したＩＥＥＥで定められているカンパニ
ーＩＤである。残りの５バイトの内容（図１７のチップ
ＩＤ）については、機器の発売元が自由に定めることが
できるので、１バイトのカンパニー名、１バイトの部署
名、１バイトの機種、２バイトのシリアルナンバーを記
述するように定めた。図５は、図１のパソコンが図３の
手順により作成したノードＩＤとノードユニークＩＤと
の対応テーブルを示す。この図により、図１におけるＣ
ＡＭの機種はＣＡＭ１、ＶＴＲ−１の機種はＶＴＲ１０
００、ＶＴＲ−２の機種はＶＴＲ２０００、パソコンの
機種はＰＣ１であることが分かる。
クＩＤの構成を示す図である。この図において、先頭の
３バイトは前述したＩＥＥＥで定められているカンパニ
ーＩＤである。残りの５バイトの内容（図１７のチップ
ＩＤ）については、機器の発売元が自由に定めることが
できるので、１バイトのカンパニー名、１バイトの部署
名、１バイトの機種、２バイトのシリアルナンバーを記
述するように定めた。図５は、図１のパソコンが図３の
手順により作成したノードＩＤとノードユニークＩＤと
の対応テーブルを示す。この図により、図１におけるＣ
ＡＭの機種はＣＡＭ１、ＶＴＲ−１の機種はＶＴＲ１０
００、ＶＴＲ−２の機種はＶＴＲ２０００、パソコンの
機種はＰＣ１であることが分かる。
【００２１】このようにして、ノードＩＤとノードユニ
ークＩＤとの対応テーブルの作成ができると、パソコン
のディスプレイ画面上に機器のカテゴリー単位まで分か
るように表示することができる。図６に表示の１例を示
す。この場合、各機器はアイコンで表示している。そし
て、パソコンについてはカタカナで機器のカテゴリーを
表示し、他の機器についてはノードユニークＩＤの機種
をそのまま表示している。ここで、パソコン以外の機器
についても、ＣＡＭ、ＶＴＲのようにカテゴリーで表示
してもよい。ただし、ＶＴＲは２台あるため、ＶＴＲ−
１、ＶＴＲ−２のように区別して表示することが好適で
ある。
ークＩＤとの対応テーブルの作成ができると、パソコン
のディスプレイ画面上に機器のカテゴリー単位まで分か
るように表示することができる。図６に表示の１例を示
す。この場合、各機器はアイコンで表示している。そし
て、パソコンについてはカタカナで機器のカテゴリーを
表示し、他の機器についてはノードユニークＩＤの機種
をそのまま表示している。ここで、パソコン以外の機器
についても、ＣＡＭ、ＶＴＲのようにカテゴリーで表示
してもよい。ただし、ＶＴＲは２台あるため、ＶＴＲ−
１、ＶＴＲ−２のように区別して表示することが好適で
ある。
【００２２】次に、図１のシステムに新しく他社（Ａ社
とする）のＣＡＭが加わったときの例を説明する。この
ときの新システム構成図を図７に示す。この図に示すよ
うに、新たにＶＴＲ−２にＡ社のＣＡＭ−２を接続し
た。新たな機器の接続によってバスリセットが起こる。
パソコンはバス上のセルフＩＤパケットをカウントし、
バス上に自分を含め５台の機器が接続されていることを
知る。このときの各機器のノードＩＤを図８に示す。
とする）のＣＡＭが加わったときの例を説明する。この
ときの新システム構成図を図７に示す。この図に示すよ
うに、新たにＶＴＲ−２にＡ社のＣＡＭ−２を接続し
た。新たな機器の接続によってバスリセットが起こる。
パソコンはバス上のセルフＩＤパケットをカウントし、
バス上に自分を含め５台の機器が接続されていることを
知る。このときの各機器のノードＩＤを図８に示す。
【００２３】パソコンは、バスリセットが起こったた
め、ノードユニークＩＤとノードＩＤとの対応テーブル
をメンテナンスし直すために、図３に示した手順と同様
にして他の４台の機器のノードユニークＩＤを読みにい
く。これによって作成された新対応テーブルを図９に示
す。この図から、Ａ社のＣＡＭの機種はカムＡであるこ
とが分かる。
め、ノードユニークＩＤとノードＩＤとの対応テーブル
をメンテナンスし直すために、図３に示した手順と同様
にして他の４台の機器のノードユニークＩＤを読みにい
く。これによって作成された新対応テーブルを図９に示
す。この図から、Ａ社のＣＡＭの機種はカムＡであるこ
とが分かる。
【００２４】そして、この対応テーブルを基にパソコン
のディスプレイ画面に表示したシステム構成を図１０に
示す。図１０に示すように、新しいシステムではＳ社以
外の機器が混じっているため、機器のカテゴリーと共に
Ｓ社と他社とを区別して表示している。なお、ここで他
社をＡ社と表示してもよい。
のディスプレイ画面に表示したシステム構成を図１０に
示す。図１０に示すように、新しいシステムではＳ社以
外の機器が混じっているため、機器のカテゴリーと共に
Ｓ社と他社とを区別して表示している。なお、ここで他
社をＡ社と表示してもよい。
【００２５】前述したように、８バイトのノードユニー
クＩＤ中、ＩＥＥＥで定められているのは先頭の３バイ
トのカンパニーＩＤだけで、５バイトのチップＩＤにつ
いては発売元が自由に定めることができる。したがっ
て、Ａ社のＣＡＭのコンフィギュレーションＲＯＭに書
かれているノードユニークＩＤにおけるカンパニーＩＤ
以外の５バイトが図４と同じとは限らない。つまり、Ａ
社のノードユニークＩＤの構造をあらかじめ知っていな
ければ、機種等の情報が分からない。図１０は、Ａ社の
ノードユニークＩＤの構造をあらかじめ知っている場合
の例である。もし、Ａ社のノードユニークＩＤの構造を
知らない場合には、機種等の情報が得られないので、図
１１のようにカンパニーも機種も表示しないか、又は図
１２のようにＳ社以外の会社であることのみ表示する。
クＩＤ中、ＩＥＥＥで定められているのは先頭の３バイ
トのカンパニーＩＤだけで、５バイトのチップＩＤにつ
いては発売元が自由に定めることができる。したがっ
て、Ａ社のＣＡＭのコンフィギュレーションＲＯＭに書
かれているノードユニークＩＤにおけるカンパニーＩＤ
以外の５バイトが図４と同じとは限らない。つまり、Ａ
社のノードユニークＩＤの構造をあらかじめ知っていな
ければ、機種等の情報が分からない。図１０は、Ａ社の
ノードユニークＩＤの構造をあらかじめ知っている場合
の例である。もし、Ａ社のノードユニークＩＤの構造を
知らない場合には、機種等の情報が得られないので、図
１１のようにカンパニーも機種も表示しないか、又は図
１２のようにＳ社以外の会社であることのみ表示する。
【００２６】ノードユニークＩＤの構造を知らないカン
パニーの機器に対しても、図１０のようにカテゴリーの
表示を行いたい場合には、従来と同様、機能制御プロト
コルの問い合わせコマンドを用いて、デバイス情報の問
い合わせを行えばよい。このときのパソコンの処理のフ
ローを図１３に示す。次に図１３について説明する。
パニーの機器に対しても、図１０のようにカテゴリーの
表示を行いたい場合には、従来と同様、機能制御プロト
コルの問い合わせコマンドを用いて、デバイス情報の問
い合わせを行えばよい。このときのパソコンの処理のフ
ローを図１３に示す。次に図１３について説明する。
【００２７】まず、パソコンはバス上に流れるセルフＩ
Ｄパケットをカウントして全機器数を調べる（ステップ
Ｓ１）。次に、自分以外の機器に対してノードユニーク
ＩＤを問い合わせる（ステップＳ２）。そして、ノード
ユニークＩＤの問い合わせのレスポンスを用いて全ノー
ドに関するノードＩＤとノードユニークＩＤとの対応テ
ーブルを作成する（ステップＳ３，Ｓ４）。なお、この
Ｓ２〜Ｓ４は、図３に示した手順で行うものである。
Ｄパケットをカウントして全機器数を調べる（ステップ
Ｓ１）。次に、自分以外の機器に対してノードユニーク
ＩＤを問い合わせる（ステップＳ２）。そして、ノード
ユニークＩＤの問い合わせのレスポンスを用いて全ノー
ドに関するノードＩＤとノードユニークＩＤとの対応テ
ーブルを作成する（ステップＳ３，Ｓ４）。なお、この
Ｓ２〜Ｓ４は、図３に示した手順で行うものである。
【００２８】次に、ステップＳ２〜Ｓ４で作成した対応
テーブルを検索し、ノードユニークＩＤの構造が既知で
ないものがあれば、その機器に対してデバイス情報を問
い合わせる。そして、そのレスポンスからノードＩＤと
カテゴリー情報との対応テーブルを作成する（ステップ
Ｓ５〜Ｓ７）。
テーブルを検索し、ノードユニークＩＤの構造が既知で
ないものがあれば、その機器に対してデバイス情報を問
い合わせる。そして、そのレスポンスからノードＩＤと
カテゴリー情報との対応テーブルを作成する（ステップ
Ｓ５〜Ｓ７）。
【００２９】次に、前述したステップで作成した対応テ
ーブルを参照して、システムの構成をカテゴリー単位が
分かるように表示する（ステップＳ８）。
ーブルを参照して、システムの構成をカテゴリー単位が
分かるように表示する（ステップＳ８）。
【００３０】このように、本実施の形態によれば、ノー
ドユニークＩＤ中に機種の情報を与えたので、このノー
ドユニークＩＤを問い合わせ、そのレスポンスからノー
ドＩＤとノードユニークＩＤとの対応テーブルを作成す
るだけで、システムの構成をカテゴリー単位まで分かる
ように表示できる。また、システム内に構造が既知でな
いノードユニークＩＤを持つ機器があった場合には、そ
のノードにのみ、さらにデバイス情報を問い合わせ、そ
のレスポンスからノードＩＤとカテゴリー情報との対応
テーブルを作成するだけで、システムの構成をカテゴリ
ー単位まで分かるように表示できる。
ドユニークＩＤ中に機種の情報を与えたので、このノー
ドユニークＩＤを問い合わせ、そのレスポンスからノー
ドＩＤとノードユニークＩＤとの対応テーブルを作成す
るだけで、システムの構成をカテゴリー単位まで分かる
ように表示できる。また、システム内に構造が既知でな
いノードユニークＩＤを持つ機器があった場合には、そ
のノードにのみ、さらにデバイス情報を問い合わせ、そ
のレスポンスからノードＩＤとカテゴリー情報との対応
テーブルを作成するだけで、システムの構成をカテゴリ
ー単位まで分かるように表示できる。
【００３１】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れは、複数個の機器がＩＥＥＥ１３９４等の通信制御バ
スで接続されたシステムにおいて、パソコン等のコント
ローラーがシステム構成を把握し表示する際に、通信量
と保持する情報量を共に減らしても、カテゴリー単位ま
で見分けて表示することができる。
れは、複数個の機器がＩＥＥＥ１３９４等の通信制御バ
スで接続されたシステムにおいて、パソコン等のコント
ローラーがシステム構成を把握し表示する際に、通信量
と保持する情報量を共に減らしても、カテゴリー単位ま
で見分けて表示することができる。
【００３２】また、システム内に複数の発売元の機器が
混在していても、ノードユニークＩＤの構成が同一ある
いは会社とカテゴリーを示すフィールド位置が同一であ
れば、カテゴリーだけでなく会社情報まで表示すること
ができる。
混在していても、ノードユニークＩＤの構成が同一ある
いは会社とカテゴリーを示すフィールド位置が同一であ
れば、カテゴリーだけでなく会社情報まで表示すること
ができる。
【図１】本発明を適用したシステムの構成を示す図であ
る。
る。
【図２】図１のシステムに付与されたノードＩＤを示す
図である。
図である。
【図３】図１のシステムにおいてパソコンが他の機器に
対してノードユニークＩＤを問い合わせる手順を示す図
である。
対してノードユニークＩＤを問い合わせる手順を示す図
である。
【図４】本実施の形態におけるノードユニークＩＤの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図５】図１のシステムにおけるノードＩＤとノードユ
ニークＩＤとの対応表を示す図である。
ニークＩＤとの対応表を示す図である。
【図６】図５の対応表を基に作成したシステム構成の画
面表示例を示す図である。
面表示例を示す図である。
【図７】図１のシステムにさらに他社のＣＡＭが追加さ
れたシステムの構成を示す図である。
れたシステムの構成を示す図である。
【図８】図７のシステムに付与されたノードＩＤを示す
図である。
図である。
【図９】図７のシステムにおけるノードＩＤとノードユ
ニークＩＤとの対応表を示す図である。
ニークＩＤとの対応表を示す図である。
【図１０】図９の対応表を基に作成したシステム構成の
画面表示例を示す図である。
画面表示例を示す図である。
【図１１】機種が分からない場合のシステム構成の画面
表示例を示す図である。
表示例を示す図である。
【図１２】機種が分からない場合のシステム構成の画面
表示の他の例を示す図である。
表示の他の例を示す図である。
【図１３】システム構成を問い合わせるフローを示す図
である。
である。
【図１４】ＩＥＥＥ１３９４シリアルバスで接続された
システムの構成を示す図である。
システムの構成を示す図である。
【図１５】ＩＥＥＥ１３９４シリアルバスで接続された
システムにおける通信サイクルの一例を示す図である。
システムにおける通信サイクルの一例を示す図である。
【図１６】図１４のシステムに付与されたノードＩＤを
示す図である。
示す図である。
【図１７】コンフィギュレーションＲＯＭの構造を示す
図である。
図である。
【図１８】図１４のシステム構成の画面表示例を示す図
である。
である。
ＣＡＭ…カメラ一体型ビデオテープレコーダ、ＶＴＲ…
ビデオテープレコーダ
ビデオテープレコーダ
Claims (7)
- 【請求項１】 通信制御バスで複数個の電子機器を接続
し、該電子機器間で制御信号及び情報信号を通信するシ
ステムにおける電子機器であって、 前記電子機器固有のＩＤとして少なくとも前記電子機器
の機種情報を所定の読み出し専用記憶手段に記憶したこ
とを特徴とする電子機器。 - 【請求項２】 通信制御バスはＩＥＥＥ−１３９４に準
拠したものである請求項１に記載の電子機器。 - 【請求項３】 所定の読み出し専用記憶手段はコンフィ
ギュレーションＲＯＭである請求項２に記載の電子機
器。 - 【請求項４】 電子機器固有のＩＤはノードユニークＩ
Ｄである請求項３に記載の電子機器。 - 【請求項５】 ノードユニークＩＤはコンフィギュレー
ションＲＯＭのバス情報ブロックに書き込まれている請
求項４に記載の電子機器。 - 【請求項６】 ノードユニークＩＤはコンフィギュレー
ションＲＯＭのノードユニークＩＤリーフに書き込まれ
ている請求項４に記載の電子機器。 - 【請求項７】 通信制御バスで複数個の電子機器を接続
し、該電子機器間で制御信号及び情報信号を通信するシ
ステムにおいて、 前記電子機器を識別するための固有のＩＤとして少なく
とも前記電子機器の機種情報を与えたことを特徴とする
電子機器の識別情報構成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8115661A JPH09282263A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 電子機器及びその識別情報構成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8115661A JPH09282263A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 電子機器及びその識別情報構成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09282263A true JPH09282263A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14668179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8115661A Abandoned JPH09282263A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 電子機器及びその識別情報構成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09282263A (ja) |
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-
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- 1996-04-12 JP JP8115661A patent/JPH09282263A/ja not_active Abandoned
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