JP2000069035A - 電子機器及び情報処理方法 - Google Patents

電子機器及び情報処理方法

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JP2000069035A JP10237075A JP23707598A JP2000069035A JP 2000069035 A JP2000069035 A JP 2000069035A JP 10237075 A JP10237075 A JP 10237075A JP 23707598 A JP23707598 A JP 23707598A JP 2000069035 A JP2000069035 A JP 2000069035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のデバイスの配置位置を簡単に特定でき
るようにする。 【解決手段】 情報信号と制御信号とが時分割に伝送さ
れるバス型伝送路を介して他の機器との通信を行う電子
機器において、電子機器固有のメモリに対して、少なく
とも該電子機器の位置情報を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器及び情報処
理方法に係り、特に情報信号と制御信号とを時分割に通
信可能なバス型通信システムに適用可能な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セントロニクス等のデジタルイン
タフェースを用いた通信システムでは、ホストとデバイ
スとが1対1に接続されていた。このような通信システ
ムでは、接続したいデバイスが増加するとホストに多大
な付加を与える問題があった。
【0003】このような問題を解決するために、近年、
複数のデバイス(例えば、デジタルビデオ、デジタルカ
メラ、スキャナ、ホストコンピュータ等)を相互に接続
可能するバス型の通信システムが考えれている。
【0004】このようなバス型通信システムでは、ある
デバイスが他のデバイスを識別する手段として、各デバ
イスに対して固有のID情報を付与するのが一般的であ
る。
【0005】このID情報は、例えば、デバイスを製造
したメーカー固有のメーカーID、各メーカーがデバイ
スに対して自由に設定したデバイスID(例えばシリア
ルNO.)からなり、各デバイスを特定することが可能
である。
【0006】このID情報を使用することにより、バス
型通信システム上のデバイスは、他のデバイスを特定す
ることが可能となる。例えば、上述の通信システムを管
理する管理機器が、各デバイスのID情報を表示画面上
に表示させることによって、通信システムの管理や、便
利性を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
バス型通信システムでは、次のような問題があった。
【0008】例えば、表示画面上のID情報から実際に
配置されているデバイスを特定することは困難であっ
た。なぜなら、上述のシステムでは、ユーザは、表示画
面上に表示されたメーカーIDやデバイスIDによって
各デバイスの配置位置を特定しなければならなかった。
従って、例えば、同一メーカーの同一機種が複数個接続
されている場合、ユーザは、所望のデバイスの配置位置
を特定することが困難であった。
【0009】又、デバイス間の相対的な接続関係を表示
可能とした場合においても、ユーザは、各デバイスの実
際の接続状態と表示画面とを確認しながら所望のデバイ
スの配置位置を特定しなければならなかった。特に、通
信システムの規模が大きく、各デバイスがユーザの視野
範囲外に配置されている場合、ユーザは、所望のデバイ
スの配置位置を特定することが大変困難であった。
【0010】以上の背景から本出願の発明の目的は、所
望のデバイスの配置位置を簡単に特定することのできる
電子機器及び情報処理方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために、本発明の電子機器は、情報信号と制御信号
とが時分割に伝送されるバス型伝送路を介して他の機器
との通信を行う電子機器において、前記電子機器固有の
情報として少なくとも該電子機器の位置情報を記憶する
記憶手段を具備することを特徴とする。
【0012】又、本発明の情報処理方法は、情報信号と
制御信号とが時分割に伝送されるバス型伝送路を介して
他の機器との通信を行う電子機器に適用可能な情報処理
方法において、前記電子機器固有のメモリに対して、少
なくとも該電子機器の位置情報を記憶することを特徴と
する。
【0013】又、本発明の電子機器は、所定の時間間隔
で通信を行う第1の通信モードと非同期通信を行う第2
の通信モードとを用いて他の機器と通信を行う電子機器
において、前記他の機器に対して少なくとも位置情報を
含む固有情報を問い合わせる問合せ手段と、前記固有情
報と共に、前記他の機器の接続関係を表示する表示手段
とを具備することを特徴とする。
【0014】更に、本発明の情報処理方法は、所定の時
間間隔で通信を行う第1の通信モードと非同期通信を行
う第2の通信モードとを用いて他の機器と通信を行う電
子機器に適用可能な情報処理方法において、前記他の機
器に対して少なくとも位置情報を含む固有情報を問い合
わせ、前記固有情報と共に、前記他の機器の接続関係を
表示することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子機器及び情報
処理方法について図面を用いて詳細に説明する。
【0016】(第1の実施例)図1は、本実施例のバス
型通信システムをホームネットワークに適用した場合の
構成を示す図である。
【0017】図1において、各部屋には、複数のコネク
タを具備したアウトレット101が用意されている。各
アウトレット101は、IEEE1394−1995規
格(以下、IEEE1394規格)に準拠したデジタル
インタフェースを具備している。本実施例では、IEE
E1394規格に準拠したシリアルバス型の通信ケーブ
ル(以下、1394ケーブル)を用いて各アウトレット
101を接続することにより、各部屋間の通信が可能な
ホームネットワークを構成している。
【0018】尚、各部屋に固定的に配置されているアウ
トレット101は、リピータの機能を有し、異なる部屋
に配置されたデバイス間のデータ通信を中継する。
【0019】各部屋に配置されているデバイスは、IE
EE1394規格に準拠したデジタルインタフェース
(以下、1394インタフェース)を具備しており、夫
々1394ケーブルを介して接続されている。
【0020】図1において、Room Aには、インク
ジェットプリンタ110、スキャナ111、パーソナル
コンピュータ(PC)112が配置されている。又、R
oom Bにはデジタルビデオ113、Room Cには
デジタルビデオ114、Room Dには、インクジェ
ットプリンタ115が配置されている。
【0021】ここで、2台あるデジタルビデオ113、
114とインクジェットプリンタ110、115は、同
一メーカの同一機種である。
【0022】本実施例において、PC112は、所定の
アプリケーションを用いて、ホームネットワークに接続
されたデバイスの接続状況、配置位置並びに各デバイス
のサポートする機能情報等をモニタ上にデバイスマップ
として表示し、ユーザのネットワーク管理を支援する。
【0023】図1に示すホームネットワークでは、例え
ば、PC112からインクジェットプリンタ110に送
信されるプリントデータ(例えば、テキストデータや静
止画像データ)、スキャナ111からPC112に送信
される静止画像データ、スキャナ111から直接インク
ジェットプリンタ115に送信される静止画像データ、
デジタルビデオ114からPC112に送信される動画
像データ、デジタルビデオ113から直接プリンタ11
0に送信される静止画像データ、デジタルビデオ113
からデジタルビデオ114に送信される動画像データ及
び音声データ等のデジタルデータを時分割に転送する。
【0024】以下、本実施例のホームネットワークを実
現する1394インタフェースの基本的な機能について
説明する。尚、IEEE1394−1995規格につい
ての詳細は、1996年の8月30日にIEEE(the
Institute of Electrical and Electronics Engineers,
Inc.)から出版された「IEEE Standard for aHig
h Performance Serial Bus」に記述されている。
【0025】(1)概要 図2に1394インタフェースを具備する機器(以下、
ノード)により構成される通信システム(以下、139
4ネットワーク)の一例を示す。1394ネットワーク
は、シリアルデータの通信可能なバス型ネットワークを
構成するものである。
【0026】図2において、各ノードA〜Hは、IEE
E1394規格に準拠した通信ケーブルを介して接続さ
れている。これらのノードA〜Hは、例えば、PC(Pe
rsonal Computer)、デジタルVTR(Video Tape Reco
rder)、DVD(Digital Video Disc)プレーヤ、デジ
タルカメラ、ハードディスク、モニタ等である。
【0027】1394ネットワークの接続方式は、ディ
ジーチェーン方式とノード分岐方式とに対応しており、
自由度の高い接続を可能としている。
【0028】又、1394ネットワークでは、例えば、
既存の機器を削除したり、新たな機器を追加したり、既
存の機器の電源をON/OFFしたりした場合に、自動的に
バスリセットを行う。このバスリセットを行うことによ
り、1394ネットワークは、新たな接続構成の認識と
各機器に対するID情報の割り当てとを自動的に行うこ
とができる。この機能によって、1394ネットワーク
は、ネットワークの接続構成を常時認識することができ
る。
【0029】又、1394ネットワークは、他の機器か
ら転送されたデータを中継する機能を有している。この
機能により、全ての機器がバスの動作状況を把握するこ
とができる。
【0030】又、1394ネットワークは、Plug&Play
と呼ばれる機能を有している。この機能により、全ての
機器の電源をOFFにすることなく、接続するだけで自
動に接続機器を認識することができる。
【0031】又、1394ネットワークは、100/2
00/400Mbpsのデータ転送速度に対応してい
る。上位のデータ転送速度を持つ機器は、下位のデータ
転送速度をサポートすることができるため、異なるデー
タ転送速度に対応する機器同士を接続することができ
る。
【0032】更に、1394ネットワークは、2つの異
なるデータ転送方式(即ち、Asynchronous転送モードと
Isochronous転送モード)に対応している。
【0033】Asynchronous転送モードは、必要に応じて
非同期に転送することが要求されるデータ(即ち、コン
トロール信号やファイルデータ等)を転送する際に有効
である。又、Isochronous転送モードは、所定量のデー
タを一定のデータレートで連続的に転送することが要求
されるデータ(即ち、ビデオデータやオーディオデータ
等)を転送する際に有効である。
【0034】Asynchronous転送モードとIsochronous転
送モードとは、各通信サイクル(通常1サイクルは、1
25μS)内において、混在させることが可能である。
各転送モードは、サイクルの開始を示すサイクル・スタ
ート・パケット(以下、CSP)の転送後に実行され
る。
【0035】尚、各通信サイクル期間内において、Isoc
hronous転送モードの優先順位は、Asynchronous転送モ
ードよりも優先順位よりも高く設定されている。又、Is
ochronous転送モードの転送帯域は、各通信サイクル内
で保証される。
【0036】(2)アーキテクチャ 次に、図3を用いて1394インタフェースの構成要素
を説明する。
【0037】1394インタフェースは、機能的に複数
のレイヤ(階層)から構成されている。図3において、
1394インタフェースは、IEEE1394規格に準
拠した通信ケーブル301を介して他のノードの139
4インタフェースと接続される。又、1394インタフ
ェースは、1つ以上の通信ポート302を有し、通信ポ
ート302は、ハードウェア部に含まれるフィジカル・
レイヤ303と接続される。
【0038】図3において、ハードウェア部は、フィジ
カル・レイヤ303とリンク・レイヤ304とから構成
されている。フィジカル・レイヤ303は、他のノード
との物理的、電気的なインタフェース、バスリセットの
検出とそれに伴う処理、入出力信号の符号化/復号化、
バス使用権の調停等を行う。又、リンク・レイヤ304
は、通信パケットの生成と送受信、サイクルタイマの制
御等を行なう。
【0039】又、図3において、ファームウェア部は、
トランザクション・レイヤ305とシリアル・バス・マ
ネージメント306とを含んでいる。トランザクション
・レイヤ305は、Asynchronous転送モードの管理し、
各種のトランザクション(リード、ライト、ロック)を
提供する。シリアル・バス・マネージメント306は、
後述するCSRアーキテクチャに基づいて、自ノードの
制御、自ノードの接続状態の管理、自ノードのID情報
の管理、シリアルバスネットワークの資源管理を行う機
能を提供する。
【0040】以上、ハードウェア部とファームウェア部
とが実質的に1394インタフェースを構成するもので
あり、それらの基本構成は、IEEE1394規格によ
り規定されている。
【0041】又、ソフトウェア部に含まれるアプリケー
ション・レイヤ307は、使用するアプリケーションソ
フトによって異なり、ネットワーク上でどのようにデー
タを通信するのかを制御する。例えば、デジタルVTR
の動画像データの場合は、AV/Cプロトコルなどの通
信プロトコルによって規定されている。
【0042】(2−1)リンク・レイヤ304 図4は、リンク・レイヤ304の提供可能なサービスを
示す図である。図4において、リンク・レイヤ304
は、次の4つのサービスを提供する。即ち、応答ノー
ドに対して所定のパケットの転送を要求するリンク要求
(LK_DATA.request)、応答ノードに所定のパケット
の受信を通知するリンク通知(LK_DATA.indication)、
応答ノードからのアクノリッジを受信したことを示す
リンク応答(LK_DATA.response)、要求ノードからの
アクノリッジを確認するリンク確認(LK_DATA.confirma
tion)である。尚、リンク応答(LK_DATA.response)
は、ブロードキャスト通信、Isochronousパケットの転
送の場合には存在しない。
【0043】又、リンク・レイヤ304は、上述のサー
ビスに基づいて、上述の2種類の転送方式、即ち、Asyn
chronous転送モード、Isochronous転送モードを実現す
る。
【0044】(2−2)トランザクション・レイヤ30
5 図5は、トランザクション・レイヤ305の提供可能な
サービスを示す図である。図5において、トランザクシ
ョン・レイヤ305は、次の4つのサービスを提供す
る。即ち、応答ノードに対して所定のトランザクショ
ンを要求するトランザクション要求(TR_DATA.reques
t)、応答ノードに所定のトランザクション要求の受
信を通知するトランザクション通知(TR_DATA.indicati
on)、応答ノードからの状態情報(ライト、ロックの
場合は、データを含む)を受信したことを示すトランザ
クション応答(TR_DATA.response)、要求ノードから
の状態情報を確認するトランザクション確認(TR_DATA.
confirmation)である。
【0045】又、トランザクション・レイヤ305は、
上述のサービスに基づいてAsynchronous転送を管理し、
次の3種類のトランザクション、即ち、リード・トラ
ンザクション、ライト・トランザクション、ロック
・トランザクションを実現する。
【0046】リード・トランザクションは、要求ノー
ドが応答ノードの特定アドレスに格納された情報を読み
取る。
【0047】ライト・トランザクションは、要求ノー
ドが応答ノードの特定アドレスに所定の情報を書き込
む。
【0048】ロック・トランザクションは、要求ノー
ドが応答ノードに対して参照データと更新データとを転
送し、応答ノードの特定アドレスの情報とその参照デー
タとを比較し、その比較結果に応じて特定アドレスの情
報を更新データに更新する。
【0049】(2−3)シリアル・バス・マネージメン
ト306 シリアル・バス・マネージメント306は、具体的に、
次の3つの機能を提供することができる。3つの機能と
は、即ち、ノード制御、アイソクロナス・リソース
・マネージャ(以下、IRM)、バスマネージャであ
る。
【0050】ノード制御は、上述の各レイヤを管理
し、他のノードとの間で実行されるAsynchronous転送を
管理する機能を提供する。
【0051】IRMは、他のノードとの間で実行され
るIsochronous転送を管理する機能を提供する。具体的
には、転送帯域幅とチャネル番号の割り当てに必要な情
報を管理し、これらの情報を他のノードに対して提供す
る。
【0052】IRMは、ローカルバス上に唯一存在し、
バスリセット毎に他の候補者(IRMの機能を有するノ
ード)の中から動的に選出される。又、IRMは、後述
のバスマネージャの提供可能な機能(接続構成の管理、
電源管理、速度情報の管理等)の一部を提供してもよ
い。
【0053】バスマネージャは、IRMの機能を有
し、IRMよりも高度なバス管理機能を提供する。具体
的には、より高度な電源管理(通信ケーブルを介して電
源の供給が可能か否か、電源の供給が必要か否か等の情
報を各ノード毎に管理)、より高度な速度情報の管理
(各ノード間の最大転送速度の管理)、より高度な接続
構成の管理(トポロジマップの作成)、これらの情報に
基づくバスの最適化等を行ない、更にこれらの情報を他
のノードに提供する機能を有する。
【0054】又、バスマネージャは、シリアルバスネッ
トワークを制御するためのサービスをアプリケーション
に対して提供できる。ここで、サービスには、シリアル
バス制御要求(SB_CONTROL.request)、シリアルバス・
イベント制御確認(SB_CONTROL.confirmation)、シリ
アルバス・イベント通知(SB_CONTROL.indication)等
がある。
【0055】SB_CONTROL.requestは、アプリケーション
がバスリセットを要求するサービスである。SB_CONTRO
L.confirmationは、SB_CONTROL.requestをアプリケーシ
ョンに対して確認するサービスである。SB_CONTROL.ind
icationは、非同期に発生するイベントをアプリケーシ
ョンに対して通知するサービスである。
【0056】(3)アドレス指定 図6は、1394インタフェースにおけるアドレス空間
を説明する図である。
【0057】1394インタフェースは、ISO/IEC 1321
3:1994に準じたCSR(Command and Status Registe
r)アーキテクチャに従い、64ビット幅のアドレス空
間を規定している。
【0058】図6において、最初の10ビットのフィー
ルド601は、所定のバスを指定するID番号に使用さ
れ、次の6ビットのフィールド602は、所定の機器
(ノード)を指定するID番号に使用される。この上位
16ビットを「ノードID」と呼び、各ノードはこのノ
ードIDにより他のノードを識別する。又、各ノード
は、このノードIDを用いて相手を識別した通信を行う
ことができる。
【0059】残りの48ビットからなるフィールドは、
所定のノードの具備するアドレス空間(256Mバイト
構造)を指定する。その内の20ビットのフィールド6
03は、アドレス空間を構成する複数の領域を指定す
る。
【0060】フィールド603において、「0〜0xF
FFFD」の部分は、メモリ空間と呼ばれる。「0xF
FFFE」の部分は、プライベート空間と呼ばれ、各ノ
ードで自由に利用できるアドレスである。又、「0xF
FFFE」の部分は、レジスタ空間と呼ばれ、バスに接
続されたノード間において共通の情報を格納する。各ノ
ードは、レジスタ空間の情報を用いることにより、各ノ
ード間の通信を管理することができる。
【0061】最後の28ビットのフィールド604は、
各ノードに共通、或いは固有の情報の格納されたアドレ
スを指定する。
【0062】例えば、レジスタ空間において、最初の5
12バイトは、CSRアーキテクチャーのコア(CSR
コア)レジスタ用に使用される。CSRコア・レジスタ
に格納される情報のアドレス及び機能を図7に示す。図
中のオフセットは、「0xFFFFF0000000」
からの相対位置である。
【0063】次の512バイトは、シリアルバス用のレ
ジスタとして使用される。シリアルバス・レジスタに格
納される情報のアドレス及び機能を図8に示す。図中の
オフセットは、「0xFFFFF0000200」から
の相対位置である。
【0064】その次の1024バイトは、Configuratio
n ROM用に使用される。
【0065】Configuration ROMには最小形式と一般形
式とがあり、「0xFFFFF0000400」から配
置される。最小形式のConfiguration ROMを図9に示
す。図9において、ベンダIDは、IEEEにより各ベ
ンダに対して固有に割り当てられた24ビットの数値で
ある。
【0066】又、一般形式のConfiguration ROMを図1
0に示す。図10において、上述のベンダIDは、Root
Directory1002に格納されている。Bus Info Block
1001とRoot Leaf1005とには、各ノードを識別
する固有のID情報としてノードユニークIDを保持す
ることが可能である。
【0067】ここで、ノードユニークIDは、メーカ、
機種に関わらず、1つのノードを特定することのできる
固有のIDを定めるようになっている。ノードユニーク
IDは64ビットにより構成され、上位24ビットは上
述のベンダIDを示し、下位48ビットは各ノードを製
造するメーカにおいて自由に設定可能な情報(例えば、
ノードの製造番号等)を示す。尚、このノードユニーク
IDは、バスリセットの前後で継続して特定のノードを
認識する場合に使用される。
【0068】又、図10において、Root Directory10
02には、ノードの基本的な機能に関する情報を保持す
ることが可能である。詳細な機能情報は、Root Directo
ry1002からオフセットされるサブディレクトリ(Un
it Directories1004)に格納される。Unit Directo
ries1004には、例えば、ノードのサポートするソフ
トウェアユニットに関する情報が格納される。具体的に
は、ノード間のデータ通信を行うためのデータ転送プロ
トコル、所定の通信手順を定義するコマンドセット等に
関する情報が保持される。
【0069】又、図10において、Node Dependent Inf
o Directory1003には、デバイス固有の情報を保持
することが可能である。Node Dependent Info Director
y1003は、Root Directory1002によりオフセッ
トされる。
【0070】更に、図10において、Vendor Dependent
Information1006には、ノードを製造、或いは販売
するベンダ固有の情報を保持することができる。
【0071】残りの領域は、ユニット空間と呼ばれ、各
ノード固有の情報、例えば、各機器の識別情報(会社
名、機種名等)や使用条件等が格納されたアドレスを指
定する。ユニット空間のシリアルバス装置レジスタ情報
に格納される情報のアドレス及び機能を図11に示す。
図中のオフセットは、「0xFFFFF000080
0」からの相対位置である。
【0072】尚、一般的に、異種のバスシステムの設計
を簡略化したい場合、各ノードは、レジスタ空間の最初
の2048バイトのみを使うべきである。つまり、CS
Rコア・レジスタ、シリアルバス・レジスタ、Configur
ation ROM、ユニット空間の最初の2048バイトの合
わせて4096バイトで構成することが望ましい。
【0073】(4)通信ケーブルの構成 図12にIEEE1394規格に準拠した通信ケーブル
の断面図を示す。
【0074】通信ケーブルは、2組のツイストペア信号
線と電源ラインとにより構成されている。電源ラインを
設けることによって、1394インタフェースは、主電
源のOFFとなった機器、故障により電力低下した機器
等にも電力を供給することができる。
【0075】又、通信ケーブルには、電源ラインを設け
ていない4ピンケーブルタイプのものもある。尚、電源
線内を流れる電源の電圧は8〜40V、電流は最大電流
DC1.5Aと規定されている。
【0076】2組のツイストペア信号線には、DS-Link
(Data/Strobe Link)符号化方式にて符号化された情報
信号が伝送される。
【0077】図13は、DS-Link符号化方式を説明する
図である。
【0078】このDS-Link符号化方式は、高速なシリア
ルデータ通信に適しており、その構成は、2組のより対
線を必要とする。一組のより対線は、データ信号を送
り、他のより対線は、ストローブ信号を送る構成になっ
ている。受信側は、2組の信号線から受信したデータ信
号とストローブ信号との排他的論理和をとることによっ
て、クロックを再現することができる。
【0079】尚、DS-Link符号化方式を用いることによ
り、1394インタフェースは、次のような効果をあげ
ることができる。他の符号化方式に比べて転送効率が
高い。PLL回路が不要となり、コントローラLSI
の回路規模を小さくできる。アイドル状態であること
を示す情報を送る必要が無いため、トランシーバ回路を
スリープ状態とし易く、消費電力の低減が図れる。
【0080】(5)バスリセット 各ノードの1394インタフェースは、ネットワークの
接続構成に変化が生じたことを自動的に検出することが
できる。この場合、1394ネットワークは以下に示す
手順によりバスリセットと呼ばれる処理を行う。尚、接
続構成に変化は、各ノードの具備する通信ポートかかる
バイアス電圧の変化により検知することができる。
【0081】ネットワークの接続構成の変化(例えば、
ノードの挿抜、ノードの電源のON/OFFなどによる
ノード数の増減)を検出したノード、又は新たな接続構
成を認識する必要あるノードは、1394インタフェー
スを介して、バス上にバスリセット信号を送信する。
【0082】バスリセット信号を受信したノードの13
94インタフェースは、バスリセットの発生を自身のリ
ンク・レイヤ304に伝達すると共に、そのバスリセッ
ト信号を他のノードに転送する。バスリセット信号を受
信したノードは、今まで認識していたネットワークの接
続構成及び各機器に割り当てられたノードIDをクリア
にする。最終的に全てのノードがバスリセット信号を検
知した後、各ノードは、バスリセットに伴う初期化処理
(即ち、新たな接続構成の認識と新たなノードIDの割
り当て)を自動的に行う。
【0083】尚、バスリセットは、先に述べたような接
続構成の変化による起動の他に、ホスト側の制御によっ
て、アプリケーション・レイヤ307がフィジカル・レ
イヤ303に対して直接命令を出すことによって起動さ
せることも可能である。
【0084】又、バスリセットが起動するとデータ転送
は一時中断され、バスリセットに伴う初期化処理の終了
後、新しいネットワークのもとで再開される。
【0085】(6)バスリセット起動後のシーケンス バスリセットの起動後、各ノードの1394インタフェ
ースは、新たな接続構成の認識と新たなノードIDの割
り当てとを自動的に実行する。
【0086】以下、バスリセットの開始からノードID
の割り当て処理までの一般的なシーケンスを図14〜1
6を用いて説明する。
【0087】図14は、図2の1394ネットワークに
おけるバスリセット起動後の状態を説明する図である。
【0088】図14において、ノードAは1つの通信ポ
ート、ノードBは2つの通信ポート、ノードCは2つの
通信ポート、ノードDは3つの通信ポート、ノードEは
1つの通信ポート、ノードFは1つの通信ポートを具備
している。各ノードの通信ポートには、各ポートを識別
するためにポート番号を付されている。
【0089】以下、図15のフローチャートを用いて、
図14におけるバスリセットの開始からノードIDの割
り当てまで処理について説明する。
【0090】図15において、1394ネットワークを
構成する各ノードA〜Fは、バスリセットが発生したか
否かを常時監視している(ステップS1501)。例え
ば、ノードの電源のON/OFF等による接続構成の変
化によりバスリセット信号が出力されると、各ノードは
以下の処理を実行する。
【0091】バスリセットの発生後、各ノードは、夫々
の具備する通信ポート間におけて親子関係の宣言を行な
う(ステップS1502)。
【0092】各ノードは、全てのノード間の親子関係が
決定されるまで、ステップS1502の処理を繰り返し
行なう(ステップS1503)。
【0093】全てのノード間の親子関係が決定した後、
1394ネットワークは、ネットワークの調停を行なう
ノード、即ちルートを決定する。(ステップS150
4)。
【0094】ルートを決定した後、各ノードの1394
インタフェースは、夫々に対して異なるノードIDを自
動的に設定する作業を実行する(ステップS150
5)。
【0095】ルートは、所定の手順に基づいて、全ての
ノードに対してノードIDの設定がなされるまでステッ
プS1505の処理を実行する(ステップS150
6)。
【0096】最終的に全てのノードに対してノードID
が設定された後、各ノードは、Isochronous転送、或い
はAsynchronous転送を実行する(ステップS150
7)。
【0097】ステップS1507の処理後、各ノードの
1394インタフェースは、再びバスリセットの発生を
監視する。バスリセットが発生した場合には、ステップ
S1501以降の処理を実行する。
【0098】以上の手順により、各ノードの1394イ
ンタフェースは、バスリセットが起動する毎に、新たな
接続構成の認識と新たなノードIDの割り当てとを自動
的に実行することができる。
【0099】(7)親子関係の決定 次に、図16を用いて、図15に示したステップS15
02の処理(即ち、所定のノード間の親子関係を認識す
る処理)について詳細に説明する。
【0100】図16において、バスリセットの発生後、
1394ネットワーク上の各ノードA〜Fは、自分の具
備する通信ポートの接続状態(接続又は未接続)を確認
する(ステップS1601)。
【0101】通信ポートの接続状態の確認後、各ノード
は、他のノードと接続されている通信ポート(以下、接
続ポート)の数をカウントする(ステップS160
2)。
【0102】ステップS1602の処理の結果、接続ポ
ートの数が1つである場合、そのノードは、自分を「リ
ーフ」であると認識する(ステップS1603)。ここ
で、リーフとは、1つのノードとのみ接続されているノ
ードのことである。
【0103】リーフとなるノードは、その接続ポートに
接続されているノードに対して、「自分は子(Chil
d)」であることを宣言する(ステップS1604)。
このとき、リーフは、その接続ポートを「親ポート(親
ノードと接続された通信ポート)」であると認識する。
【0104】ここで、親子関係の宣言は、まず、ネット
ワークの末端であるリーフとブランチとの間にて行わ
れ、続いて、ブランチとブランチとの間で順次に行われ
る。各ノード間の親子関係は、早く宣言の行なえる通信
ポートから順に決定される。又、各ノード間において、
子であることを宣言した通信ポートは「親ポート」であ
ると認識され、子であることの宣言を受けた通信ポート
は「子ポート(子ノードと接続された通信ポート)」で
あると認識される。
【0105】例えば、図14において、ノードA、E、
Fは、自分がリーフであると認識した後、親子関係の宣
言を行う。これにより、ノードA−B間では子−親、ノ
ードE−D間では子−親、ノードF−D間では子−親と
決定される。
【0106】又、ステップS1602の処理の結果、接
続ポートの数が2つ以上の場合、そのノードは、自分を
「ブランチ」であると認識する(ステップS160
5)。ここで、ブランチとは、2つ以上のノードと接続
されているノードのことである。
【0107】ブランチとなるノードは、接続ポートに接
続されたノードから親子関係の宣言を受け付ける(ステ
ップS1606)。宣言を受け付けた接続ポートは、
「親ポート」として認識される。
【0108】1つの接続ポートを「親ポート」と認識し
た後、ブランチは、まだ親子関係の決定されていない接
続ポート(即ち、未定義ポート)が2つ以上あるか否か
を検出する(ステップS1607)。その結果、未定義
ポートが2つ以上ある場合、ブランチは、再びステップ
S1606の動作を行う。
【0109】ステップS1607の結果、未定義ポート
1つだけ存在する場合、ブランチは、その未定義ポート
を「子ポート」であると認識し、そのポートに接続され
ているノードに対して「自分は子」であることを宣言す
る(ステップS1608、S1609)。
【0110】ここで、ブランチは、残りの未定義ポート
が1つになるまで自分自身が子であると他のノードに対
して宣言することができない。例えば、図14におい
て、ノードB、C、Dは、自分がブランチであると認識
すると共に、リーフ或いは他のブランチからの宣言を受
け付ける。ノードDは、D−E間、D−F間の親子関係
が決定した後、ノードCに対して親子関係の宣言を行っ
ている。又、ノードDからの宣言を受けたノードCは、
ノードBに対して親子関係の宣言を行っている。
【0111】又、ステップS1608の処理の結果、未
定義ポートが存在しない場合(つまり、ブランチの具備
する全ての接続ポートが親ポートとなった場合)、その
ブランチは、自分自身がルートであることを認識する。
(ステップS1610)。
【0112】例えば、図14において、接続ポートの全
てが親ポートとなったノードBは、1394ネットワー
クの通信を調停するルートとして他のノードに認識され
る。ここで、ノードBがルートと決定されたが、ノード
Bが親子関係を宣言するタイミングが、ノードCが宣言
するタイミングに比べて早い場合には、他のノードがル
ートになる可能性もある。即ち、宣言するタイミングに
よっては、どのノードもルートとなる可能性がある。従
って、同じネットワーク構成であっても同じノードがル
ートになるとは限らない。
【0113】以上の処理により、全ての接続ポートの親
子関係の宣言することによって、各ノードは、1394
ネットワークの接続構成を階層構造(ツリー構造)とし
て認識できる(ステップS1611)。ここで、親子関
係における親ノードは階層構造における上位であり、子
ノードは階層構造における下位となる。
【0114】(8)ノードIDの割り当て 図17は、図15に示したステップS1505の処理
(即ち、自動的に各ノードのノードIDを割り当てる処
理)を詳細に説明するフローチャートである。
【0115】ここで、ノードIDは、バス番号とノード
番号とから構成される。以下では、バス番号が共通のロ
ーカルバスにおけるノード番号の割り当て手順について
説明する。
【0116】図17において、ルートは、ノードIDが
未設定のノードが接続されている子ポートの内、最小番
号を有する通信ポートに対してノードIDの設定許可を
与える(ステップS1701)。
【0117】ここで、ルートは、最小番号の子ポートに
接続されている全ノードのノードIDを設定した後、そ
の子ポートを設定済とし、次に最小となる子ポートに対
して同様の制御を行なう。最終的に全ての子ポートに接
続されたノードのID設定が終了した後、ルート自身の
ノードIDを設定する。尚、ノードIDに含まれるノー
ド番号は、基本的にリーフ、ブランチの順に0、1、2
…と割り当てられる。従って、ルートが最も大きなノー
ド番号を有することになる。
【0118】ステップS1701において、設定許可を
得たノードは、自分の子ポートの内、ノードIDが未設
定となるノードを含む子ポートがあるか否かを判断する
(ステップS1702)。
【0119】ステップS1702において、ID未設定
のノードを含む子ポートが検出された場合、そのノード
は、更に最小ポート番号に接続されたID未設定のノー
ドを含む子ポートに対して設定許可を与えるように制御
する(ステップS1703)。
【0120】ステップS1703の処理後、設定許可を
得たノードは、更に自分の子ポートの内、ノードIDが
未設定となるノードを含む子ポートがあるか否かを判断
する(ステップS1704)。
【0121】ステップS1704の処理後、ID未設定
のノードを含む子ポートの存在が更に検出された場合、
そのノードは、再びステップS1703の処理を実行す
る。
【0122】又、ステップS1702或いはS1704
において、ID未設定のノードを含む子ポートが検出さ
れなかった場合、設定許可を得たノードは、自分自身の
ノードIDを設定する(ステップS1705)。
【0123】ノードID設定の終了したノードは、自己
のノード番号と通信ポートの接続状態に関する情報とを
含んだセルフIDパケットを、ブロードキャストする
(ステップS1706)。
【0124】ここで、ブロードキャストとは、あるノー
ドの通信パケットを、1394ネットワークを構成する
不特定多数のノードに対して転送することである。各ノ
ードは、このセルフIDパケットを受信することによ
り、各ノードに割り当てられたノート番号を認識するこ
とができ、自分に割り当てられるノード番号を知ること
ができる。
【0125】例えば、図14において、ルートであるノ
ードBは、最小ポート番号「#1」の通信ポートに接続
されたノードAに対してノードID設定の許可を与え
る。ノードAは、自己のノード番号「No.0」と割り
当て、自分自身に対してバス番号からなるノードIDを
設定する。又、ノードAは、そのノード番号を含むセル
フIDパケットをブロードキャストする。
【0126】図18にセルフIDパケットの構成例を示
す。
【0127】図18において、1801はセルフIDパ
ケットを送出したノードのノード番号を格納するフィー
ルド、1802は対応可能な転送速度に関する情報を格
納するフィールド、1803はバス管理機能(バスマネ
ージャの能力の有無等)の有無を示すフィールド、18
04は電力の消費及び供給の特性に関する情報を格納す
るフィールドである。
【0128】又、図18において、1805はポート番
号「#0」となる通信ポートの接続状態に関する情報
(接続、未接続、通信ポートの親子関係等)を格納する
フィールド、1806はポート番号「#1」となる通信
ポートの接続状態に関する情報(接続、未接続、通信ポ
ートの親子関係等)を格納するフィールド、1807は
ポート番号「#2」となる通信ポートの接続状態に関す
る情報(接続、未接続、通信ポートの親子関係等)を格
納するフィールドである。
【0129】尚、セルフIDパケットを送出するノード
にバスマネージャとなり得る能力がある場合には、フィ
ールド1804に示すコンテンダビットを「1」とし、
なり得る能力がなければ、コンテンダビットを0とす
る。
【0130】ここで、バスマネージャとは、上述のセル
フIDパケットに含まれる各種の情報に基づいて、バス
の電源管理(通信ケーブルを介して電源の供給が可能か
否か、電源の供給が必要か否か等の情報を各ノード毎に
管理)、速度情報の管理(各ノードの対応可能な転送速
度に関する情報から各ノード間の最大転送速度を管
理)、ネットワークの接続構成(トポロジマップ情報)
の管理(通信ポートの親子関係情報からネットワークの
接続構成を管理)、トポロジマップ情報に基づくバスの
最適化等の管理を行ない、それらの情報を他のノードに
提供する機能を有するノードである。これらの機能によ
り、バスマネージャとなるノードはローカルバス上のバ
ス管理を行なうことができる。
【0131】ステップS1706の処理後、ノードID
の設定を行ったノードは、親ノードがあるか否かを判断
する(ステップS1707)。親ノードがある場合、そ
の親ノードが、ステップS1702以下の処理を再び実
行する。そして、まだノードIDの設定されていないノ
ードに対して許可を与える。
【0132】又、親ノードが存在しない場合、そのノー
ドは、ルート自身であると判断される。ルートは、全て
の子ポートに接続されたノードに対してノードIDが設
定されたか否かを判別する(ステップS1708)。
【0133】ステップS1708において、全てのノー
ドに対するID設定処理が終了しなかった場合、ルート
は、そのノードを含む子ポートの内、最小番号となる子
ポートに対してID設定の許可を与える(ステップS1
701)。その後、ステップS1702以下の処理を実
行する。
【0134】又、全てのノードに対するID設定処理が
終了した場合、ルートは、自分自身のノードIDの設定
を実行する(ステップS1709)。ノードIDの設定
後、ルートは、セルフIDパケットをブロードキャスト
する(ステップS1710)。
【0135】以上の処理によって、ローカルバス上の各
ノードは、自動的にノードIDを割り当てることができ
る。
【0136】ここで、ノードIDの設定処理後、複数の
ノードがバスマネージャの能力を具備する場合、ノード
番号の最も大きいノードがバスマネージャとなる。つま
り、1つのローカルバス内で最大となるノード番号を持
つルートがバスマネージャになり得る機能を有している
場合には、ルートがバスマネージャとなる。
【0137】しかしながら、ルートにその機能が備わっ
ていない場合には、ルートの次に大きいノード番号を具
備するノードがバスマネージャとなる。又、どのノード
がバスマネージャになったかについては、各ノードがブ
ロードキャストするセルフIDパケット内のコンテンダ
ビット1803をチェックすることにより把握すること
ができる。
【0138】(9)アービトレーション 図19は、図2の1394ネットワークにおけるアービ
トレーションを説明する図である。
【0139】1394ネットワークでは、データ転送に
先立って、必ずバス使用権のアービトレーション(調
停)を行なう。1394ネットワークは、論理的なバス
型ネットワークであり、各ノードから転送された通信パ
ケットを他のノードに中継することによって、ネットワ
ーク内の全てのノードに同じ通信パケットを転送するこ
とのできる。従って、通信パケットの衝突を防ぐため
に、必ずアービトレーションが必要となる。これによっ
て、ある時間において一つのノードのみが転送を行なう
ことができる。
【0140】図19(a)は、ノードBとノードFと
が、バス使用権の要求を発している場合について説明す
る図である。アービトレーションが始まるとノードB、
Fは、夫々親ノードに向かって、バス使用権の要求を発
する。ノードBの要求を受けた親ノード(即ち、ノード
C)は、自分の親ノード(即ち、ノードD)に向かっ
て、そのバス使用権を中継するする。この要求は、最終
的に調停を行なうルート(ノードD)に届けられる。
【0141】バス使用要求を受けたルートは、どのノー
ドにバスを使用させるかを決める。この調停作業はルー
トとなるノードのみが行なえるものであり、調停によっ
て勝ったノードにはバスの使用許可を与える。
【0142】図19(b)は、ノードFの要求が許可さ
れ、ノードBの要求が拒否されたことを示す図である。
【0143】アービトレーションに負けたノードに対し
てルートは、DP(Data prefix)パケットを送り、拒
否されたことを知らせる。拒否されたノードは、次回の
アービトレーションまでバス使用要求を待機する。
【0144】以上のようにアービトレーションを制御す
ることによって、1394ネットワークは、バスの使用
権を管理することができる。
【0145】(10)通信サイクル Isochronous転送モードとAsynchronous転送モードと
は、各通信サイクル期間内において時分割に混在させる
ことができる。ここで、通信サイクルの期間は、通常、
125μSである。
【0146】図20は、1通信サイクルにおいてIsochr
onous転送モードとAsynchronous転送モードとを混在さ
せた場合を説明する図である。
【0147】Isochronous転送モードは、Asynchronous
転送モードより優先して実行される。その理由は、サイ
クル・スタート・パケットの後、Asynchronous転送を起
動するために必要なアイドル期間(subaction gap)
が、Isochronous転送を起動するため必要なアイドル期
間(Isochronous gap)よりも長くなるように設定され
ているためである。これにより、Isochronous転送は、A
synchronous転送に優先して実行される。
【0148】図20において、各通信サイクルのスター
ト時には、サイクル・スタート・パケット(以下、CS
P)が所定のノードから転送される。各ノードは、この
CSPを用いて時間調整を行うことによって、他のノー
ドと同じ時間を計時することができる。
【0149】(11)Isochronous転送モード Isochronous転送モードは、同期型の転送方式である。I
sochronousモード転送は、通信サイクルの開始後、所定
の期間において実行可能である。又、Isochronous転送
モードは、リアルタイム転送を維持するために、各サイ
クル毎に必ず実行される。
【0150】Isochronous転送モードは、特に動画像デ
ータや音声データ等のリアルタイムな転送を必要とする
データの転送に適した転送モードである。Isochronous
転送モードは、Asynchronous転送モードのように1対1
の通信ではなく、ブロードキャスト通信である。つま
り、あるノードから送出されたパケットは、ネットワー
ク上の全てのノードに対して一様に転送される。尚、Is
ochronous転送には、ack(受信確認用返信コード)は存
在しない。
【0151】図20において、チャネルe(ch e)、チ
ャネルs(ch s)、チャネルk(chk)は、各ノードがI
sochronous転送を行う期間を示す。1394インタフェ
ースでは、複数の異なるIsochronous転送を区別するた
めに、夫々異なるチャネル番号を与えている。これによ
り、複数ノード間でのIsochronous転送が可能となる。
ここで、このチャネル番号は、送信先を特定するもので
はなく、データに対する論理的な番号を与えているに過
ぎない。
【0152】又、図20に示したIsochronous gapと
は、バスのアイドル状態を示すものである。このアイド
ル状態が一定時間を経過した後、Isochronous転送を希
望するノードは、バスが使用できると判断し、アービト
レーションを実行する。
【0153】次に、図21にIsochronous転送モードに
基づいて転送される通信パケットのフォーマットを示
す。以下、Isochronous転送モードに基づいて転送され
る通信パケットを、Isochronousパケットと称する。
【0154】図21において、Isochronousパケットは
ヘッダ部2101、ヘッダCRC2102、データ部2
103、データCRC2104から構成される。
【0155】ヘッダ部2101には、データ部2103
のデータ長を格納するフィールド2105、Isochronou
sパケットのフォーマット情報を格納するフィールド2
106、Isochronousパケットのチャネル番号を格納す
るフィールド2107、パケットのフォーマット及び実
行しなければならない処理を識別するトランザクション
コード(tcode)を格納するフィールド2108、同期
化コードを格納するフィールド2109がある。
【0156】(12)Asynchronous転送モード Asynchronous転送モードは、非同期型の転送方式であ
る。Asynchronous転送は、Isochronous転送期間の終了
後、次の通信サイクルが開始されるまでの間(即ち、次
の通信サイクルのCSPが転送されるまでの間)、実行
可能である。
【0157】図20において、最初のサブアクション・
ギャップ(subaction gap)は、バスのアイドル状態を
示すものである。このアイドル時間が一定値になった
後、Asynchronous転送を希望するノードは、バスが使用
できると判断し、アービトレーションを実行する。
【0158】アービトレーションによりバスの使用権を
得たノードは、図22に示すパケットを所定のノードに
対して転送する。このパケットを受信したノードは、ac
k(受信確認用返送コード或いは応答パケット)をack g
ap後に返送する。
【0159】図22は、Asynchronous転送モードに基づ
く通信パケットのフォーマットを示す図である。以下、
Asynchronous転送モードに基づいて転送される通信パケ
ットを、Asynchronousパケットと称する。
【0160】図22において、Asynchronousパケット
は、ヘッダ部2201、ヘッダCRC2202、データ
部2203、データCRC2204から構成される。
【0161】ヘッダ部2201において、フィールド2
205には宛先となるノードのノードID、フィールド
2206にはソースとなるノードのノードID、フィー
ルド2207には一連のトランザクションを示すための
ラベル、フィールド2208には再送ステータスを示す
コード、フィールド2209にはパケットのフォーマッ
ト及び実行しなければならない処理を識別するトランザ
クションコード(tcode)、フィールド2210には優
先順位、フィールド2211には宛先のメモリ・アドレ
ス、フィールド2212にはデータ部のデータ長、フィ
ールド2213には拡張されたトランザクション・コー
ドが格納される。
【0162】又、Asynchronous転送は、自己ノードから
相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノードから
転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノードに行
き渡るが、自分宛てのアドレス以外のものは無視され
る。従って、宛先となるノードのみが、そのパケットを
読み込むことができる。
【0163】尚、Asynchronous転送中に次のCSPを転
送すべき時間に至った場合、無理に転送を中断せず、そ
の転送が終了した後、次のCSPを送信する。これによ
り、1つの通信サイクルが125μS以上続いたとき
は、その分、次の通信サイクル期間を短縮する。このよ
うにすることによって、1394ネットワークは、ほぼ
一定の通信サイクルを保持することができる。
【0164】以上が、1394ネットワークの構成及び
機能に関する説明である。
【0165】このような機能を有するネットワークにお
いて、PC112のアプリケーションがネットワークの
トポロジーを管理するデバイスマップを作成したい場
合、次のような方法がある。即ち、バスマネージャの
提供するトポロジマップ情報に基づいてデバイスマップ
を作成する。バスリセットの発生後に、各ノードから
送出されるセルフIDパケットに基づいてデバイスマッ
プを作成する。
【0166】しかしながら、上述の方法では、トポロジ
マップ情報から各ノード間の親子関係に基づく接続構成
を判別することはできるが、各ノードの実際の配置位置
までを知ることができなかった。
【0167】このような問題を解決するために、上述の
Configuration ROM以外のデータベースにデバイスマッ
プ用の情報を格納する方法がある。しかしながら、この
ような方法では、データベースに対するアクセス手順、
デバイスマップ情報を得るまでの通信手順が各ノードに
おいて共通でないため、より高度なデバイスマップの機
能を簡単に提供することができなかった。
【0168】従って、本実施例のホームネットワークを
次のように構成することにより、管理機器のアプリケー
ションがより高度なデバイスマップの機能を提供できる
ようにする。各ノードが必ず実装するConfiguration
ROMの所定の領域にノードの配置位置、ノードのサポー
トする機能等のデバイスマップ情報を格納させる。各
ノードは、管理機器のリード・トランザクションに対し
てこれらのデバイスマップ情報を提供する。
【0169】このように構成することにより、本実施例
の管理機器は、各ノードに特有のアクセス手順、通信手
順に対応することなく、各ノードからデバイスマップ情
報を得ることができ、より高度なデバイスマップ機能を
簡単に提供することができる。
【0170】以下、本実施例の全ノード(即ち、全デバ
イス及び全アウトレット)の具備するConfiguration RO
Mの構成を図23に示す。
【0171】図23において、各ノードのサポートする
機能に関する情報(例えば、プリンタ機能、スキャナ機
能、記録再生機能)は、Root Directory2301からオ
フセットされるFunction Directory2304に保持され
る。
【0172】Function Directory2304は、機能毎に
予めクラス分けされた機能カテゴリー(Function Class
Entry2305)、サポートする機能を実現するソフト
ウェア、サポートする機能に対応した通信プロトコル等
に関する情報を保持するディレクトリへのポインタ情報
(Unit Directory Offset Entry2306)、サポート
する機能固有の情報を保持するディレクトリへのポイン
タ情報(Function Info Offset Entry2307)等を含
む。
【0173】又、全ノードの具備するConfiguration RO
MのNode Dependent Info Directory2302には、自ノ
ードの固有情報(例えば、会社名、機種名、位置情報)
が格納される。特に位置情報は、後述する手順に従っ
て、Node Dependent Info Directory2302内のPosit
ion Info Entry2303に格納され、保存される。
【0174】以下、図24〜27を用いて、各ノードの
Configuration ROMに格納される位置情報について説明
する。
【0175】図24は、各デバイスが、各部屋に配置さ
れているアウトレット101或いは他のデバイスに接続
される前の状態を説明する図である。
【0176】図24において、各部屋に固定的に配置さ
れているアウトレット101のPosition Info Entry2
303には、各アウトレット101の敷設時に部屋イン
デックスが予め書き込まれている。この部屋インデック
スは不変である。
【0177】例えば、図24において、Room Aに
敷設されているアウトレット101の部屋インデックス
は、アスキー形式で「A1」である。又、Room B
に敷設されている2つのアウトレット101の部屋イン
デックスは、夫々アスキー形式で「B1」、「B2」で
ある。同様に、Room Cのアウトレット101の部
屋インデックスは、「C1」であり、Room Dのア
ウトレット101の部屋インデックスは、「D1」であ
る。
【0178】一方、図24において、各部屋に自由に配
置することの可能な各デバイスのPosition Info Entry
2303には、位置不定を示すデータ「00」が初期値
として設定されている。ここで、各デバイスのPosition
Info Entry2303には、書き換え可能な位置情報が
書き込まれる。この位置情報は、バスリセットに伴う処
理の終了後、所定の方法により書き換わる。
【0179】図25は、各デバイスが各部屋に配置され
ているアウトレット101、或いは他のデバイスに接続
された後の状態を説明する図である。
【0180】図25において、各デバイスを各部屋に設
置されたアウトレット101に接続し、全デバイスの電
源をオンにすると、上述のバスリセットが起動する(ス
テップS2701)。
【0181】バスリセットとそれに伴う処理(即ち、接
続構成の認識とノードIDの割り当て)の後、各デバイ
スは、自己の通信ポートに直接接続されているデバイス
のセルフIDパケットを受信し、該パケットに含まれる
情報を保持する。
【0182】各デバイスは、自己のPosition Info Entr
y2303に格納されている位置情報を読み出す(ステ
ップS2702)。
【0183】読み出した位置情報が「00」(位置不
定)であるか否かを判断する(ステップS2703)。
位置情報が「00」でなかった場合、各デバイスは、そ
の情報を有効な位置情報として認識する。
【0184】又、位置情報が「00」であった場合、各
デバイスは、自己の通信ポートに直接接続されているデ
バイスのPosition Info Entry2303を読み出す(ス
テップS2704)。ここで、各デバイスは、ポート番
号の若い接続ポートから順に、上述のリード・トランザ
クションを用いて、Position Info Entry2303の位
置情報を読み出す。
【0185】例えば、図25において、アウトレット1
01と直接接続されているデバイスは、該アウトレット
101のPosition Info Entry2303に格納されてい
る位置情報を読み出すことになる。Room Aのアウ
トレット101に接続されたPC112は、アウトレッ
ト101のPosition Info Entry2303から部屋イン
デックス「A1」を読み出し、その位置情報を自己のPo
sition Info Entry2303に格納する。
【0186】同様に、Room Bのアウトレット10
1に接続されたデジタルビデオ113のPosition Info
Entry2303には、部屋インデックス「B1」が格納
され、Room Cのアウトレット101に接続された
デジタルビデオ114のPosition Info Entry2303
には、部屋インデックス「C1」が格納され、Room
Dのアウトレット101に接続されたインクジェットプ
リンタ115のPosition Info Entry2303には、部
屋インデックス「D1」が格納される。
【0187】又、図25において、PC112と直接接
続されているインクジェットプリンタ110とスキャナ
111は、PC112の位置情報の初期化がまだ完了し
ていないため、位置不定を示すデータ「00」を読み出
すことになる。
【0188】本実施例において、最近傍デバイスのPosi
tion Info Entry2303から読み出した位置情報が
「00」(位置不定)であった場合、該デバイスは、有
効な位置情報の読み出しが成功するまで通信ポートに直
接接続されているデバイスに対して再度読み出しを行う
(ステップS2705)。その結果を、図26に示す。
【0189】このような動作を繰り返し実行することに
より、最終的に全デバイスのPosition Info Entry23
03には有効な位置情報(本実施例では、部屋インデッ
クス)が書き込まれる(ステップS2706)。
【0190】例えば、図26において、インクジェット
プリンタ110とスキャナ111とは、PC112の位
置情報が有効となる(即ち、「A1」を格納する)まで
繰り返しPC112にリード・トランザクションを実行
する。
【0191】以上の手順を実行することにより、各ノー
ドは、自己の配置位置を他のノードに対して提供するこ
とができる。又、自己の配置位置の確定していないノー
ドは、自己の通信ポートに直接接続されているノード
(即ち、自己の最近傍に位置するノード)の位置情報を
読み出し、該位置情報を自己のConfiguration ROMの所
定領域に格納することによって、自己の配置位置(例え
ば、どの部屋に配置されているか)を他のノードに対し
て提供することができる。これにより、同じ空間上(例
えば、各部屋)に配置されたノードは、同じ位置情報を
具備することができる。
【0192】次に、PC112のデバイスマップ作成用
アプリケーションがデバイスマップを作成する処理手順
について図28、図29を用いて説明する。
【0193】図28は、PC112の一部の構成を示す
図である。
【0194】図28において、2801は、PC112
の具備する1394インタフェースで、他のノードの1
394インタフェースと接続されている。2802は、
PC112の具備するConfiguration ROMで、図23の
ように構成されている。2803はメモリであり、本実
施例のデバイスマップを作成する際に必要となる情報
(位置情報、機能情報等)を対応させた対応テーブルと
トポロジマップ情報とを格納する。2804は、対応テ
ーブルとトポロジマップ情報とを用いて所定の表示画面
とアイコンを作成するデバイスマップ作成部である。2
805は、デバイスマップ作成部2804の出力を表示
する表示部である。2806は、PC112の各処理部
を制御する制御部である。2807は、デバイスマップ
作成用アプリケーションを記憶する記憶媒体である。
尚、このアプリケーションは、制御部2806の読み出
し可能なプログラムコード形式で記憶されている。
【0195】図29は、記憶媒体2807に記憶された
アプリケーションがデバイスマップを作成する手順を示
すフローチャートである。
【0196】PC112の1394インタフェース28
01は、バスリセットの発生を常時監視する(ステップ
S2901)。
【0197】バスリセット後、PC112の制御部28
06は、ネットワーク上の機器数を調べると共に、バス
マネージャの提供するトポロジマップ情報、或いは各ノ
ードから送出されるセルフIDパケットに基づいてトポ
ロジマップを作成する(ステップS2902)。
【0198】トポロジマップの作成後、デバイスマップ
作成アプリケーションは、所定の手順により各ノードの
Configuration ROMを読み出す(ステップS290
3)。
【0199】図30は、PC112の1394インタフ
ェース2801が他のノードのConfiguration ROMを読
み出す手順について説明する図である。
【0200】図30において、1394インタフェース
2801は、リード・トランザクションを用いて、Conf
iguration ROMのNode Dependent Info Directory230
3とFunction Directory2304とに格納された情報を
読み出す。ここで、PC112は、ノードIDの小さい
順から読み出しを行っているが、任意の順序で行っても
よい。
【0201】PC112の制御部2806は、各ノード
から読み出した情報の中から位置情報を抽出し、その内
容が「00」(位置不定)であるか否かを判別する(ス
テップS2904)。位置情報が「00」であった場
合、PC112はその位置情報を有効でないと判断し、
所定時間経過後、再びそのノードの位置情報を読み出す
(ステップS2905)。
【0202】全機器の読み出しに成功した後、アプリケ
ーションは、各ノードのノード番号とレスポンスから対
応テーブルを作成する(ステップS2906)。作成さ
れた対応テーブルは、メモリ2803に保持される。図
31に対応テーブルの内容を示す。
【0203】図31では、ノードID別に各ノードの機
能情報(function)、部屋インデクス(room index)、
詳細情報(details)を対応させている。尚、詳細情報
には、会社名、機種名、サポートする通信プロトコル情
報が含まれている。例えば、通信プロトコル情報には、
AV(audio/visual)データの通信を制御
するAV/Cプロトコル、SCSIのコマンド・セット
を利用可能にするSBP−2(Serial Bus
Protocol−2)、静止画像の通信を制御するダ
イレクトプリントプロトコル(DPP)がある。
【0204】対応テーブルの作成後、アプリケーション
は、デバイスマップ作成部2804を用いて、デバイス
マップを作成する。図32にPC112の具備する表示
部2805に表示されたデバイスマップを示す。
【0205】図32において、アプリケーションは、対
応テーブルの部屋インデックスを用いて表示画面上をレ
イアウトし、部屋インデックスに対応する空間領域を表
示画面上表示する(ステップS2907)。
【0206】次にアプリケーションは、対応テーブルの
機能情報に基づいて各ノードのアイコンを作成し、その
アイコンを部屋インデックスに対応する領域に表示する
(ステップS2908)。尚、アイコンは、各機能の特
徴を視覚的に判断できる形状で表示されるものである。
【0207】次にアプリケーションは、ステップS29
02にて作成されたトポロジマップを用いて各領域に配
置されたアイコンの接続関係を表示する(ステップS2
909)。
【0208】更にアプリケーションは、対応テーブルの
詳細情報(会社名、機種名、プロトコル情報等)を各ア
イコンに対応させて表示する(ステップS2910)。
【0209】以上の手順で処理することにより、PC1
12のアプリケーションは、より高度なデバイスマップ
を表示することができる。
【0210】以上のように本実施例では、各ノードの位
置情報や機能情報等をConfiguration ROMの所定の領域
に格納することにより、Configuration ROMに対するア
クセス手順、デバイスマップ情報を得るまでの通信手順
を各ノードにおいて共通とすることができ、より高度な
デバイスマップの機能を提供することができる。
【0211】又、各ノードの接続関係を表示するだけで
なく、同じ位置情報を有するノードを表示画面上の1つ
の領域にレイアウトできる。これにより、各ノードの配
置位置を視覚的に表示でき、ユーザにより高度なネット
ワーク管理機能を提供することができる。
【0212】又、各ノードのアイコンを各ノードの機能
情報から作成することにより、各ノードの機能を容易に
判別することができる。
【0213】更に、各ノードのアイコンと共に、各ノー
ドの詳細情報(会社名、機種名、サポートするプロトコ
ル情報等)を表示することができる。
【0214】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各ノー
ドのデバイスマップ情報を得るまでの処理手順を各ノー
ドにおいて共通とすることができ、より高度なデバイス
マップ作成でき、ユーザにより高度なネットワーク管理
機能を提供することができる。これにより、各デバイス
の配置位置やサポートする機能を視覚的に表示すること
ができると共に、所望のデバイスを簡単に特定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のホームネットワークの構成を示す
図。
【図2】1394ネットワークの構成の一例を示す図。
【図3】1394インタフェースの構成要素を説明する
図。
【図4】リンク・レイヤ304の提供可能なサービスを
示す図。
【図5】トランザクション・レイヤ305の提供可能な
サービスを示す図。
【図6】1394インタフェースにおけるアドレス空間
を説明する図。
【図7】CSRコア・レジスタに格納される情報のアド
レス及び機能を示す図。
【図8】シリアルバス・レジスタに格納される情報のア
ドレス及び機能を示す図。
【図9】最小形式のConfiguration ROMを示す図。
【図10】一般形式のConfiguration ROMを示す図。
【図11】シリアルバス装置レジスタ情報に格納される
情報のアドレス及び機能をを示す図。
【図12】1394ケーブルの断面図を示す図。
【図13】DS-Link符号化方式を説明する図。
【図14】バスリセット起動後の状態を説明する図。
【図15】バスリセットの開始からノードIDの割り当
てまで処理について説明するフローチャート。
【図16】親子関係を認識する処理について説明するフ
ローチャート。
【図17】ノードIDを割り当てる処理を説明するフロ
ーチャート。
【図18】セルフIDパケットの構成例を示す図。
【図19】アービトレーションを説明する図。
【図20】1通信サイクル期間の様子を説明する図。
【図21】Isochronousパケットのフォーマットを示す
図。
【図22】Asynchronousパケットのフォーマットを示す
図。
【図23】本実施例のConfigurationROMを示す図。
【図24】全ノードの位置情報の設定を説明する図。
【図25】全ノードの位置情報の設定を説明する図。
【図26】全ノードの位置情報の設定を説明する図。
【図27】全ノードの位置情報の設定を説明するフロー
チャート。
【図28】PC112の一部の構成を示す図。
【図29】デバイスマップを作成する手順を示すフロー
チャート。
【図30】他のノードのConfigurationROMを読み出す手
順について説明する図。
【図31】対応テーブルの内容を示す図。
【図32】PC112の具備するモニタに表示されたデ
バイスマップを示す図。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号と制御信号とが時分割に伝送さ
    れるバス型伝送路を介して他の機器との通信を行う電子
    機器において、 前記電子機器固有の情報として少なくとも該電子機器の
    位置情報を記憶する記憶手段を具備することを特徴とす
    る電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記バス型伝送路
    は、前記情報信号と前記制御信号とをシリアルに伝送す
    る伝送路であることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記バス型伝送路
    は、IEEE1394規格に準拠した伝送路であること
    を特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記記憶手段は更
    に、前記電子機器固有の機能情報を記憶することを特徴
    とする電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記記録手段は、コ
    ンフィギュレーションROMであることを特徴とする電
    子機器。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記位置情報は、前
    記電子機器の配置されている空間を示す情報であること
    を特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記電子機器は、前
    記位置情報が不定の場合、最近傍に接続された機器の位
    置情報を問合せ、該位置情報を前記記憶手段に記録する
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記電子機器は更
    に、所定の時間間隔で通信を行う第1の通信モードと非
    同期通信を行う第2の通信モードとを時分割に行うデジ
    タルインタフェースを具備することを特徴とする電子機
    器。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記バス型伝送路
    は、異なる位置に配置された複数のローカルバスから構
    成されることを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 情報信号と制御信号とが時分割に伝送
    されるバス型伝送路を介して他の機器との通信を行う電
    子機器に適用可能な情報処理方法において、前記電子機
    器固有のメモリに対して、少なくとも該電子機器の位置
    情報を記憶することを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 所定の時間間隔で通信を行う第1の通
    信モードと非同期通信を行う第2の通信モードとを用い
    て他の機器と通信を行う電子機器において、 前記他の機器に対して少なくとも位置情報を含む固有情
    報を問い合わせる問合せ手段と、 前記固有情報と共に、前記他の機器の接続関係を表示す
    る表示手段とを具備することを特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記問合せ手段
    は、前記第2の通信モードを用いて、前記固有情報を問
    い合わせることを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】 請求項11において、前記固有情報
    は、前記機器のサポートするプロトコル情報、前記機器
    のサポートする機能に関する情報を含むことを特徴とす
    る電子機器。
  14. 【請求項14】 請求項11において、前記表示手段
    は、所定のプログラムコードに基づいて、前記固有情報
    と前記他の機器の接続関係とを表示することを特徴とす
    る電子機器。
  15. 【請求項15】 請求項11において、前記第1、第2
    の通信モードは、IEEE1394規格に準拠したIsoc
    hronous転送モード、Asynchronous転送モードであるこ
    とを特徴とする電子機器。
  16. 【請求項16】 請求項11において、前記表示手段
    は、前記位置情報に応じて前記固有情報を表示画面上の
    同じ領域或いは異なる領域に表示することを特徴とする
    電子機器。
  17. 【請求項17】 請求項11において、前記電子機器
    は、異なる位置に配置された複数のローカルバスの一つ
    に接続されていることを特徴とする電子機器。
  18. 【請求項18】 所定の時間間隔で通信を行う第1の通
    信モードと非同期通信を行う第2の通信モードとを用い
    て他の機器と通信を行う電子機器に適用可能な情報処理
    方法において、 前記他の機器に対して少なくとも位置情報を含む固有情
    報を問い合わせ、 前記固有情報と共に、前記他の機器の接続関係を表示す
    ることを特徴とする情報処理方法。
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