JPH10200555A - 伝送方法、受信方法、及び電子機器 - Google Patents

伝送方法、受信方法、及び電子機器

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JPH10200555A
JPH10200555A JP30853597A JP30853597A JPH10200555A JP H10200555 A JPH10200555 A JP H10200555A JP 30853597 A JP30853597 A JP 30853597A JP 30853597 A JP30853597 A JP 30853597A JP H10200555 A JPH10200555 A JP H10200555A
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command
bus
transmitted
electronic device
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JP30853597A
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Takahiro Fujimori
▲隆▼洋 藤森
Makoto Sato
真 佐藤
Tomoko Tanaka
知子 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394シリアルバス等のバスで接
続された複数の機器の間で通信を行うシステムにおい
て、各機器の時刻合わせや状態設定等を1回の通信で実
現する。 【解決手段】 コマンドレジスタのアドレスを“FFF
F F000 0B00h”から“FFFF F000
0D00h”に固定し、レスポンスレジスタのアドレ
スを“FFFF F000 0D00h”から“FFF
F F000 0FF0h”に固定している。このアド
レスはバス上の全ての機器に共通である。バス上の任意
の機器は他の全ての機器に対してコマンドを送信する際
には、このコマンドレジスタのアドレスをコマンドに格
納してブロードキャスト通信で伝送する。このコマンド
は受信されると全ての機器において共通なアドレスのコ
マンドレジスタに格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子機器を
IEEE1394シリアルバス等で接続し、これらの電
子機器の間で通信を行うシステムに関し、詳細にはある
電子機器が他の複数の電子機器の制御を行う際に制御信
号を通信する数を削減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394シリアルバス(以下1
394バスという)のような情報信号パケットと制御信
号パケットとを混在させて伝送できるバスによって複数
の電子機器(以下機器と略す)を接続し、これらの機器
の間で通信を行うシステムが考えられている。
【0003】このシステムにおいては、信号の伝送は図
12に示すように所定の通信サイクル(例、125μs
ec)毎に時分割多重により行われる。この信号伝送は
サイクルマスターと呼ばれる機器が通信サイクルの開始
であることを示すサイクルスタートパケットを1394
バス上に送出することにより開始される。一通信サイク
ル中における通信の形態は、デジタルビデオ信号やデジ
タルオーディオ信号等の情報信号をリアルタイムで伝送
するアイソクロナス(以下Isoという)通信と、機器
の動作制御コマンドや機器間の接続制御コマンド等の制
御信号を必要に応じて不定期に伝送するアシンクロナス
(以下Asyncという)通信の二種類がある。そし
て、IsoパケットはAsyncパケットより先に伝送
される。Isoパケットのそれぞれにチャンネル番号
1,2,3,・・・nを付けることにより、複数のIs
oデータを区別することができる。送信すべき全てのI
soパケットの伝送が終了した後、次のサイクルスター
トパケットまでの期間がAsyncパケットの伝送に使
用される。
【0004】Async通信では、ある機器が他の機器
に何かを要求する制御信号をコマンドと呼び、このコマ
ンドを送る側をコントローラと呼ぶ。そして、コマンド
を受け取る側をターゲットと呼ぶ。ターゲットは必要に
応じてコマンドの実行結果を示す制御信号(これをレス
ポンスと呼ぶ)をコントローラへ返信する。そして、コ
マンドの送信で開始し、レスポンスの返信で終了する一
連のやりとりをコマンドトランザクションと呼ぶ。コン
トローラは、コマンドトランザクションによってターゲ
ットに特定の動作を要求したり、ターゲットの現在の状
態を問い合わせたりすることができる。また、システム
内のどの機器もコマンドトランザクションを開始、終了
することができる。つまり、どの機器もコントローラに
もターゲットにもなることができる。
【0005】図13は各機器内において制御信号の送受
信を行う部分の構成を示すブロック図である。機器30
の内部には、物理層コントロールブロック(PHY)3
1と、リンク層コントロールブロック(LINK)32
と、CPU33とが設けられている。物理層コントロー
ルブロック31はバスの初期化やバスの使用権の調停等
を行う。また、リンク層コントロールブロック32との
間で、各種制御信号の通信を行うとともに、これらの信
号を1394シリアルバス34のケーブルに対して送受
信する。リンク層コントロールブロック32は、パケッ
トの作成/検出、誤り訂正処理等を行う。そして、CP
U33は物理層コントロールブロック31とリンク層コ
ントロールブロック32の制御、コマンドやレスポンス
の作成等のアプリケーション層の処理を行う。CPU3
3はコマンドやレスポンスを作成するときにはリンク層
コントロールブロック32内に設けられたレジスタの所
定のアドレスにデータを書き込む。また、他の機器が送
信したコマンドやレスポンスは、上記レジスタの所定の
アドレスに書き込まれた後、CPU33により読み出さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムに
おいて、機器内の時計の時刻合わせは、機器を1394
バスに接続するかしないかに関わらず、各機器毎に時刻
合わせを行う必要があった。そして、同じ1394バス
に接続されている各機器の時計を正確に同じ時刻に合わ
せる手段は存在しなかった。
【0007】また、前述したシステムにおいてある機器
が他の全ての機器をスタンバイ状態に設定するために
は、ある機器から他の機器に1個ずつコマンドを送信す
ることが必要であった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであって、各機器の時刻合わせや状態設定等を1回
の通信で実現できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る伝送方法
は、バスで接続された全ての機器に対してブロードキャ
スト通信でコマンドを伝送するようになし、そのコマン
ドが格納されるアドレスとして上記全ての機器に対して
共通なコマンド格納アドレスを伝送することを特徴とす
るものである。
【0010】本発明に係る受信方法は、コントローラと
しての機器から伝送されたコマンドをバスを介して受信
する受信方法であって、上記コマンドは上記バスで接続
された全ての機器に対してブロードキャスト通信で伝送
されるとともに、上記機器に対して共通なコマンド格納
アドレスが伝送され、該コマンド格納アドレスに対して
上記コマンドを格納するようになすことを特徴とするも
のである。
【0011】本発明に係る機器は、バスで接続された全
ての機器に共通なアドレスを有するコマンド記憶手段を
備え、受信したコマンドをそのコマンド記憶手段に格納
することを特徴とするものである。
【0012】本発明によれば、バス上の任意の機器は他
の全ての機器に対してコマンドを送信する際には、全て
の機器に共通なコマンド記憶手段のアドレスをコマンド
に含ませるとともに、そのコマンドをブロードキャスト
通信で伝達する。このコマンドは受信された機器内にお
いて共通なアドレスを有するコマンド記憶手段に格納さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明を適用した機器内のリンク層
コントロールブロック32内もしくはCPU33内に設
けられたレジスタのアドレッシング構造を示す。ここで
は受信するコマンドを格納するエリア(以下コマンドレ
ジスタという)のアドレスを“FFFF F000 0
B00h”から“FFFF F000 0D00h”の
512バイトに固定している。また、受信するレスポン
スを格納するエリア(以下レスポンスレジスタという)
のアドレスを“FFFF F000 0D00h”から
“FFFF F000 0FF0h”の512バイトに
固定している。このアドレスは1394バスで接続され
た全ての機器に共通である。その他の領域、例えばバス
依存領域はIEEE1394の固有領域であるが規格で
定められたものであるため説明を省略する。
【0015】図2は本発明で用いるAsyncパケット
のフォーマットの一例を示す。このパケットは1394
バスで接続された、受信可能な全ての機器宛に一方的に
送信されるブロードキャストパケットである。すなわ
ち、1394Asyncパケットヘッダーの“3Fh”
が全ての機器宛のパケットであることを示している。ま
た、1394AsyncパケットヘッダーのFCP(F
unction Control Protocol)
デスティネーションオフセットの値を図1に示したコマ
ンドレジスタの先頭アドレスにすることで、このパケッ
トがコマンドであることを示している。
【0016】図2において、データフィールドの先頭に
あるCTS(コマンドトランザクションセット)はコマ
ンドセットの種類を示す。CT/RC(コマンドタイプ
/レスポンスコード)は、コマンドでは要求の種類を表
し、レスポンスでは返事の種類を表す。HA(ヘッダー
アドレス)はコマンドの場合は宛先を表し、レスポンス
の場合は発信元を示す。そして、OPC(オペレーショ
ンコード)とOPR(オペランド)でコマンドとそのパ
ラメータを示す。
【0017】図3は図2のブロードキャストコマンドを
使用して他の機器を制御する方法を示す。ここでは4個
の機器1,2,3,4が1394バスで接続されてい
る。機器1,2,3,4のそれぞれの1394バス上の
物理アドレスは#1,#2,#3,#4である。この図
において、機器2が図2に示したフォーマットのコマン
ドパケットを送信する。このとき、1394Async
パケットヘッダーのソースIDは#2となる。1394
バスに接続された他の機器、すなわち機器1,3,4
は、1394Asyncパケットヘッダーの“3Fh”
を見て、このパケットがブロードキャストパケットであ
ることを知る。そして、FCPデスティネーションオフ
セットの値を見て、このパケットのデータがコマンドで
あることを知ると、このコマンドをコマンドレジスタに
書き込む。コマンドレジスタに書き込まれたコマンド
は、機器内のCPUによって読み出され、コマンドに応
じた処理が実行される。
【0018】図4は本発明を適用するAV通信システム
の例を示す。このシステムはテレビジョン受像機(以下
TVという)11と、ビデオテープレコーダ(以下VT
Rという)12と、チューナー13と、レーザーディス
クプレーヤー(以下LDプレーヤーという)14とを、
1394バスのケーブル15〜17により接続したもの
である。このシステムにおいて、各機器は図13に示し
たような制御信号の処理ブロックを備えており、かつそ
のリンク層コントロールブロック32内のレジスタは図
1に示したアドレッシング構造を有している。
【0019】図5は図4に示したシステムで使用するコ
マンドの例を示す。この図の(a)はコマンドのフォー
マットである。ここでCTSの“0h”は1394バス
プロトコルに準拠したAV/C(オーディオ・ビデオ/
コントロール)コマンドセットであることを意味する。
【0020】図5(b)は時刻合わせコマンドを示す。
このコマンドをTV11、VTR12、チューナー1
3、又はLDプレーヤー14のいずれかが図2に示した
ブロードキャストパケットで1394バスに送出する
と、1394バス上の全ての機器に取り込まれ、各機器
の時刻合わせが行われるので、全ての機器の時刻が一斉
に合う。例えばチューナー13がテレビ放送の時報によ
って自らの時刻合わせを行う機能を備えている場合に
は、その機能を使用して自らの時刻合わせを行った直後
にブロードキャストパケットで時刻合わせコマンドを送
信することができる。また、図4のシステムにパーソナ
ルコンピュータ(以下パソコンという)を追加し、この
パソコンが定期的にブロードキャストパケットで時刻合
わせコマンドを送信するように構成してもよい。さら
に、1394バス上に新たな機器が追加された際に時刻
合わせを行うように構成することもできる。
【0021】図5(c)はパワーオンコマンドを示す。
このコマンドを受け取った機器は電源モードがスタンバ
イ状態からオン状態に遷移する。スタンバイ状態とはコ
マンドの受信には対応している状態である。したがっ
て、このコマンドをTV11、VTR12、チューナー
13、又はLDプレーヤー14のいずれかが図2に示し
たブロードキャストパケットで1394バスに送出する
と、1394バス上の全ての機器に取り込まれ、各機器
の電源モードが一斉にオン状態になる。この図の(d)
に示すパワーオフコマンドは、パワーオンコマンドとは
逆に、受け取った機器の電源モードをオン状態からスタ
ンバイ状態に遷移させる。
【0022】図5(e)は再生コマンドを示す。このコ
マンドはVTRをフォワード方向の再生モードに設定す
るコマンドである。1394バス上に複数のVTRが接
続されているシステムにおいてこのコマンドをブロード
キャストパケットで送信すると、複数のVTRを同時に
再生モードに設定することができる。また、この図の
(f)はVTRの記録速度モードを設定する例で、特に
ノーマル記録モードに設定するコマンドである。139
4バス上に複数のVTRが接続されているシステムにお
いてこのコマンドをブロードキャストパケットで送信す
ると、複数のVTRを同時にノーマル記録モードに設定
することができる。
【0023】図6は1394バスに接続されたVTRの
構成を示すブロック図である。このブロック図におい
て、通信インターフェース23は図13に示した物理層
コントロールブロック31とリンク層コントロールブロ
ック32に対応する。デジタルインターフェースマイク
ロコンピュータ(以下マイクロコンピュータをマイコン
と略す)24はCPU33に対応する。モード処理マイ
コン25はVTR21全体の動作モードの制御等を行
う。タイマー管理マイコン26はタイマー表示部27の
制御を行う。メカ制御マイコン28はメカ系29の制御
及び電源制御などを行う。なお、実際のVTRにはオー
ディオ・ビデオ信号を処理するブロックが設けられてい
るが、コマンドの通信とは直接関係がないのでここでは
省略した。また、タイマー管理マイコン26やメカ制御
マイコン28の電源制御機能などの基本的な構成は13
94バスに接続されるTV,チューナ等の他の機器につ
いても図示しないが設けられている。
【0024】次に図6のVTRが図5に示すコマンドを
受信した場合の動作を説明する。1394バス22上の
パケットは通信インターフェース23に入力され、ここ
でコマンドが取り出されて前述したコマンドレジスタ
(リンク層コントロールブロック32内)に格納され
る。デジタルインターフェースマイコン24はコマンド
レジスタからコマンドを読み出し、モード処理マイコン
25に送る。モード処理マイコン25はコマンドに応じ
た処理を実行する。すなわち、時刻合わせコマンドの場
合には、タイマー管理マイコン26がタイマー表示部2
7を制御するように処理する。パワーオフコマンドの場
合にはメカ制御マイコン28をオフにし、パワーオンコ
マンドの場合にはそれらをオンにする。また、再生コマ
ンド又は録画コマンドの場合には、メカ制御マイコン2
8と図示されていないオーディオ・ビデオ信号の処理ブ
ロックを制御して、再生又は録画が行われるようにす
る。
【0025】図7は図4に示したシステムにおいて、T
Vが他の全ての機器に対してパワーオフコマンドを送っ
た後、その電源の状態を確認する際の手順を示し、図8
はその手順で使用するコマンドとレスポンスのフォーマ
ットを示す。ここで、図7の〜はそれぞれ図8の
〜に対応する。まず、TV11はVTR12、チュー
ナー13、及びLDプレーヤー14をスタンバイ状態に
するために、図8(a)に示すパワーオフコマンドをブ
ロードキャストパケットで送る。各機器はこのコマンド
を受け取ると、自分自身の仕様に従ってこのコマンドを
実行するかしないかを決定する。次に、TV11はVT
R12に対して図8(b)に示す電源の状態を確認する
ためのステータスコマンドを送る。このとき、1394
Asyncパケットヘッダーには、ブロードキャストを
示す“3Fh”に代えてVTR12の1394バス上の
物理アドレスを入れる。また、パラメータ領域にはレス
ポンスデータ(この場合はオン又はオフ)の格納領域を
確保するために所定の数値(FF)が格納されている。
【0026】VTR12は、このコマンドを受け取ると
TV11に対して、図8(c)に示す電源状態がオフで
あることを表すステーブルレスポンスを送る。TV11
はこのレスポンスを見ることで、VTR12がスタンバ
イ状態になっていることを確認できる。以後、TV11
はチューナー13及びLDプレーヤー14との間で図8
(d)〜(f)に示すコマンドとレスポンスの通信を行
い、それらの機器がスタンバイ状態であることを確認す
る。なお、ここでは全ての機器がスタンバイ状態に遷移
した場合を示したが、例えばVTRの場合、録画中はパ
ワーオフコマンドを受け取ってもスタンバイ状態に遷移
しない、パソコンはパワーオフコマンドを受け付けない
等、各機器の仕様に従う対処が可能である。またここで
は、VTR、チューナー、LDプレーヤーの順に電源の
状態を確認しているが、これは任意でよい。
【0027】図9は図2のブロードキャストコマンドを
使用してノードユニークIDが分かっている他の機器の
物理アドレスを調べる方法を示す。ここでは4個の機器
1,2,3,4が1394バスで接続されている。機器
1,2,3,4のそれぞれの1394バス上の物理アド
レスは#1,#2,#3,#4である。また、機器1,
2,3,4のそれぞれのノードユニークIDは、“YY
Y−1”,“XXX−13”,“XXX−15”,“Y
YY−7”である。ノードユニークIDとは1394バ
スに接続して使用する機器に付与される固有のIDであ
って、カンパニーIDとシリアルナンバーとから構成さ
れている。カンパニーIDはIEEEにより機器の発売
元(Vendor)に対して割り付けられている。ま
た、シリアルナンバーは各発売元が機器に対して割り付
ける。そして、このノードユニークIDは予め各機器内
のROMに書き込まれている。ノードユニークIDは1
394バスにリセットが起きても変化しない。一方、物
理アドレスは1394バスにリセットが起きると変化す
る可能性がある。図10は図9に示した方法で使用する
コマンドとレスポンスのフォーマットを示す。図9
(a)に示すように、機器2は1394バスで接続され
ている機器1,3,4に対して、ノードユニークIDが
“YYY−7”である機器は物理アドレスを知らせよと
のコマンドを送信する。これは図10(a)に示すコマ
ンドを図2に示したブロードキャストパケットで139
4バスに送出することで実現する。図10(a)のOP
R1〜8におけるノードユニークIDは、図10(c)
に示すように、3バイトのカンパニーIDと5バイトの
シリアルナンバーとで構成されている。機器1,3,4
はこのコマンドを受信し、各機器のROM内に記憶され
ているノードユニークIDと比較する。この結果、受信
したノードユニークIDと一致した機器、即ち図9
(b)に示すように、ノードユニークIDが“YYY−
7”の機器つまり機器4が、受け取り、コマンドの内容
を見る。そして機器2に対して自分の物理アドレスが#
4であることを知らせるためのレスポンスを返信する。
この時使用するレスポンスのフォーマットを図10
(b)に示す。
【0028】前述したように、1394バスに新たな機
器が追加される等の理由によりバスリセットが起きる
と、物理アドレスの再割り付けが行われ、各機器の物理
アドレスが変化してしまう可能性がある。このため、バ
スリセット前に物理アドレスが分かっていたある機器が
Isoパケットを1394バスに出力していた場合に
は、バスリセット後にはその機器が分からなくなってし
まう。
【0029】このとき、その機器を発見する方法として
バスのリソースに関する情報を利用する方法がある。コ
ントローラとして指定されている機器から、1394バ
スに接続されている各機器に対して、Isoパケットを
出力しているチャンネル番号を指定して送信し、そのチ
ャンネルに出力している機器に関する情報をブロードキ
ャストで問い合わせる。指定されたチャンネルにIso
パケットを出力している機器は、このブロードキャスト
による問い合わせを受信を検知したら、自らその機器の
リソースに関する情報を送信元であるコントローラにレ
スポンスする。これにより、コントローラはその機器を
発見できる。
【0030】例えば図11(a)はチャンネル番号が3
を使用してIsoパケットを出力している機器に対し
て、物理アドレス(バスID,PHY IDを含む)、
パケットを出力している論理的なプラグの番号、139
4バスの帯域幅をどれだけ使用しているかを問い合わせ
るコマンドを示す。このコマンドを受け取った機器は、
使用しているチャンネル番号が3であった場合には、図
11(b)に示すように問い合わせを受けたパラメータ
を入れたステーブルレスポンスを返信する。このような
リソースに関する情報(上記チャンネル番号、物理アド
レス、論理的プラグ番号、帯域幅等)は所定の記憶部に
記憶されており、上記コマンドの内容と比較を行って一
致を検出する。このようにリソースに関する情報を指定
してそれを取得している機器を発見することができる。
【0031】なお、以上の説明は複数の機器を1394
バスで接続したシステムに関するものであったが、本発
明は他のバスにおいてもブロードキャストコマンドを使
用し、通常の通信では使用しない機器アドレスを指定す
ることで、物理アドレスを調べることができる。また、
バスのリソースに関する情報を指定することで、目的の
機器を捜し出すことができる。さらに、以上の説明はA
syncパケットを用いてコマンドを伝送するものであ
っが、Isoパケットを用いてコマンドを伝送するよう
に構成することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、バスに接続された複数の機器に対して、時刻設定
や電源状態の設定等の制御を1回の通信で実現できる。
また、1394バスのノードユニークIDのような通常
の通信では使用されないアドレスや、バスのリソースに
関する情報を指定し、その指定したアドレスやバスのリ
ソースに関する情報を有する機器のみが返信するように
構成することにより、指定したアドレスを有する機器や
指定したバスのリソースに関する情報を取得している機
器を調べることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した機器内のリンク層コントロー
ルブロック内に設けられたレジスタの内容を示す図であ
る。
【図2】本発明において用いるAsyncパケットのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図3】図2のブロードキャストコマンドを使用して他
の機器を制御する方法を示す図である。
【図4】本発明を適用するAV通信システムの例を示す
図である。
【図5】図4に示したシステムで使用するコマンドの例
を示す図である。
【図6】1394バスに接続されたVTRの構成を示す
ブロック図である。
【図7】図4に示したシステムにおいて、TVが他の全
ての機器に対してパワーオフコマンドを送った後、その
電源の状態を確認する際の手順を示す図である。
【図8】図7の手順で使用するコマンドとレスポンスの
フォーマットを示す図である。
【図9】図2のブロードキャストコマンドを使用してノ
ードユニークIDが分かっている他の機器の物理アドレ
スを調べる方法を示す図である。
【図10】図9に示した方法おいて使用するコマンドと
レスポンスのフォーマットを示す図である。
【図11】Isoパケットを出力しているチャンネル番
号が分かっている機器を発見する際に使用するコマンド
とレスポンスのフォーマットを示す図である。
【図12】1394バスに接続された機器における信号
伝送の一例を示す図である。
【図13】1394バスに接続された機器内において制
御信号の送受信を行う部分の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1〜4…機器、11…TV、12…VTR、13…チュ
ーナー、14…LDプレーヤー、15〜17…1394
バス。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスで接続された複数の電子機器に対し
    てコマンドを伝送する伝送方法であって、 上記バスで接続された全ての電子機器に対してブロード
    キャスト通信でコマンドを伝送するようになし、該コマ
    ンドが格納されるアドレスとして上記電子機器に対して
    共通なコマンド格納アドレスを伝送することを特徴とす
    る伝送方法。
  2. 【請求項2】 上記コマンド格納アドレスはパケットヘ
    ッダー内に格納されて伝送される請求項1に記載の伝送
    方法。
  3. 【請求項3】 上記コマンドはIEEE1394フォー
    マットのアシンクロナスパケット内データフィールドに
    格納されて伝送される請求項1に記載の伝送方法。
  4. 【請求項4】 上記コマンドとして時刻合わせ用のコマ
    ンドを伝送し、受信側の各電子機器の時刻合わせを行う
    請求項1に記載の伝送方法。
  5. 【請求項5】 上記コマンドとして電源制御用のコマン
    ドを伝送し、受信側の各電子機器の電源を制御する請求
    項1に記載の伝送方法。
  6. 【請求項6】 上記コマンドとして通常の通信では使用
    されない所定のアドレスを伝送し、該所定のアドレスを
    有する電子機器からのレスポンスを受信する請求項1に
    記載の伝送方法。
  7. 【請求項7】 上記バスはIEEE1394シリアルバ
    スであり、上記所定のアドレスはノードユニークIDで
    ある請求項6に記載の伝送方法。
  8. 【請求項8】 上記コマンドとして上記バスのリソース
    に関する情報を伝送し、該リソースを取得している電子
    機器からのレスポンスを受信する請求項1に記載の伝送
    方法。
  9. 【請求項9】 コントローラとしての電子機器から伝送
    されたコマンドをバスを介して受信する受信方法であっ
    て、 上記コマンドは上記バスで接続された全ての電子機器に
    対してブロードキャスト通信で伝送されるとともに、上
    記電子機器に対して共通なコマンド格納アドレスが伝送
    され、該コマンド格納アドレスに対して上記コマンドを
    格納するようになすことを特徴とする受信方法。
  10. 【請求項10】 上記コマンド格納アドレスはパケット
    ヘッダー内に格納されて受信される請求項9に記載の受
    信方法。
  11. 【請求項11】 上記コマンドはIEEE1394フォ
    ーマットのアシンクロナスパケット内データフィールド
    に格納されて受信される請求項9に記載の受信方法。
  12. 【請求項12】 上記コマンドとして時刻合わせ用のコ
    マンドを受信し、時刻合わせを行う請求項9に記載の受
    信方法。
  13. 【請求項13】 上記コマンドとして電源制御用のコマ
    ンドを受信し、電源の制御を行う請求項9に記載の受信
    方法。
  14. 【請求項14】 上記コマンドとして通常の通信では使
    用されない所定のアドレスを受信し、該所定のアドレス
    に対応する電子機器の場合はレスポンスを返信する請求
    項9に記載の受信方法。
  15. 【請求項15】 上記バスはIEEE1394シリアル
    バスであり、上記所定のアドレスはノードユニークID
    である請求項14に記載の受信方法。
  16. 【請求項16】 上記コマンドとして上記バスのリソー
    スに関する情報を受信し、該リソースを取得している電
    子機器の場合はレスポンスを返信する請求項9に記載の
    受信方法。
  17. 【請求項17】 バスで接続された複数の電子機器の間
    で通信を行うシステムに利用される電子機器であって、 上記バスで接続された全ての電子機器に共通なアドレス
    を有するコマンド記憶手段を備え、受信したコマンドを
    該コマンド記憶手段に格納することを特徴とする電子機
    器。
  18. 【請求項18】 上記コマンドとして送信された時刻合
    わせ用のコマンドに基づいて、時刻合わせが行われるタ
    イマー管理部を有する請求項17に記載の電子機器。
  19. 【請求項19】 上記コマンドとして送信された電源制
    御用のコマンドに基づいて、電源の制御が行われる制御
    部を有する請求項17に記載の電子機器。
  20. 【請求項20】 上記電子機器は記録装置であり、上記
    コマンドとして送信された記録モード用のコマンドに基
    づいて、記録モードの制御が行われる制御部を有する請
    求項17に記載の電子機器。
  21. 【請求項21】 ノードユニークIDを記憶する記憶部
    を有し、上記コマンドとして送信されたノードユニーク
    IDと一致した場合はレスポンスを返信する請求項17
    に記載の電子機器。
  22. 【請求項22】 上記バスのリソースに関する情報を記
    憶する記憶部を有し、上記コマンドとして送信されたリ
    ソースに関する情報と一致した場合はレスポンスを返信
    する請求項17に記載の電子機器。
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