JP3396928B2 - 通信システムの制御方法及び通信機器 - Google Patents

通信システムの制御方法及び通信機器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルVTR、テ
レビジョン受像機(以下、TVと略す)、チューナー等
のAV機器をバスに接続し、これらの間でディジタルビ
デオ信号、ディジタルオーディオ信号等を送受信する通
信システムの制御方法及び通信機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタルVTR、TV、チューナー等
のAV機器やパソコン等をIEEEP1394バス(以
下、P1394バスという)に接続し、これらの機器間
でディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号等
を送受信する通信システムが考えられている。
【0003】図16はこのような通信システムの1例を
示す図である。この通信システムは、ルート(根)ノー
ドA、リーフ(葉)ノードB、ブランチ(枝)ノード
C、リーフノードD、リーフノードEを備えている。そ
して、ノードA−B間、A−C間、C−D間及びC−E
間の入出力ポートは、2組のツイストペアケーブルによ
り接続されている。ノードA〜Bは、前記したように、
ディジタルVTR、TV、チューナー、パソコン等であ
り、各々1個以上の入出力ポートを持っている。各ノー
ドにはアンプと中継器が内蔵されているので、図16の
通信システムは、図17に示されているような各ノード
がバスに接続されている通信システムと等価である。
【0004】図16においては、ノードAの下位にノー
ドBとノードCが接続され、さらにノードCの下位にノ
ードDとノードEが接続された階層構造になっている。
別の言い方をすれば、ノードAがノードB及びCの親ノ
ードであり、ノードCがノードD及びノードEの親ノー
ドである。まず、この階層構造を決定する手順について
説明する。
【0005】ノードA−B間、A−C間、C−D間及び
C−E間をケーブルで接続すると、1個の入出力ポート
のみが他のノードと接続されているノードは、自分と接
続されているノードに対して、相手が親ノードである旨
を伝達する。図14の場合、ノードD及びEがノードC
に対して、ノードCが親ノードである旨を伝達し、ノー
ドBはノードAに対して、ノードAが親ノードである旨
を伝達する。
【0006】また、複数個の入出力ポートが他のノード
と接続されているノードは、自分に対して親ノードであ
る旨を伝達してきたノード以外のノードに対して、相手
が親ノードである旨を伝達する。図16の場合、ノード
CがノードAに対して、ノードAが親ノードである旨を
伝達し、ノードAがノードCに対して、ノードCが親ノ
ードである旨を伝達する。この時、ノードAとノードC
の間では、互いに相手ノードが親ノードである旨を伝達
することになるので、先に親ノードである旨を伝達され
てしまったノードが親ノードとなる。図16はノードA
が親ノードとなった場合を示している。
【0007】次に、各ノードに物理アドレスを付与する
手順について説明する。ノードの物理アドレスは、基本
的には親ノードが子ノードに対してアドレスの付与を許
可することにより行う。子ノードが複数ある場合には、
例えば、ポート番号の若い方に接続されている子ノード
から順に許可をする。
【0008】図16において、ノードAのポートにノ
ードBが接続され、ポートにノードCが接続されてい
る場合、ノードAはノードBに対して、アドレスの付与
を許可する。ノードBは自分にノードID#0を付与
し、自分にノードID#0を付与しことを示すデータを
バスに送出する。次に、ノードAはノードCに対してア
ドレスの決定を許可する。ノードCは、ポートに接続
されているノードDに対してアドレスの付与を許可す
る。ノードDは自分にノードID#1を付与する。次
に、ノードCは、ポートに接続されているノードEに
対してアドレスの付与を許可する。ノードEは自分にノ
ードID#2を付与する。ノードCは子ノードD及びE
のアドレス付与が終了したら、自分にノードID#3を
付与する。ノードAは子ノードB及びCのアドレス付与
が終了したら、自分にノードID#4を付与する。
【0009】この通信システムでは、図18に示されて
いるように、所定の周期(例、125μs)を有する通
信サイクルで通信が行われる。通信サイクルの始めには
サイクルスタートパケットcspがあり、それに続いて
同期通信のためのパケットを送信する期間が設定され
る。同期通信を行うパケットそれぞれにチャンネル番号
1,2,3 ,・・・Nを付けることにより、複数の同期
通信を行うことが可能である。例えば、ノードBからノ
ードCに対する通信にチャンネル1が割り付けられてい
るとすると、ノードBはサイクルスタートパケットcs
pの直後にチャンネル番号1を付けた同期通信パケット
を送信し、ノードCはバスを監視し、チャンネル番号1
が付いた同期通信パケットを取り込むことで通信が行わ
れる。同様に、チャンネル2は、例えばノードDからノ
ードAに対する通信に割り付けることができる。また、
1つのチャンネルのパケットを複数のノードが受信する
こともできる。
【0010】複数の同期通信が行われる時は、サイクル
スタートパケットcspの直後に、複数のチャンネルの
同期通信パケットの送信が試みられるが、その場合はバ
スによって決まっている調停手段(例、CSMA/C
D)により、まず1つのチャンネルの同期通信パケット
が送信され、引続き他のチャンネルの同期通信パケット
が順次送信される。
【0011】そして、すべてのチャンネルの同期通信パ
ケットの送信が終了した後、次のサイクルスタートパケ
ットcspまでの期間が非同期通信に使用される。非同
期通信パケット(図18ではパケットA,B)には送信
ノード及び受信ノードのアドレスが付いており、各ノー
ドは自分のアドレスが付いたパケットを取り込む。
【0012】以上説明したように、この通信システムで
は、ディジタルビデオ信号のように一定のデータレート
で連続的に通信を行う同期通信と、制御コマンドなどを
必要に応じて不定期に伝送する非同期通信の両方を行う
ことができる。なお、以上の通信の詳細や各ノードへの
アドレスの自動割り付け方法については、「IEEEP
1394シリアルバスの仕様書」として公開されている
ので、ここではこれ以上説明しない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成された通信システムにおいて、#0〜#4の
ような物理アドレスではなく、第1のディジタルVTR
(以下、VTR1という)、第2のディジタルVTR
(以下、VTR2という)、第1のTV(以下、TV1
という)等のような商品カテゴリーを含めた論理アドレ
スを付与することはできない。
【0014】そして、通信システム内のノードに対して
商品カテゴリーを含めたアドレッシングを行うことので
きるシステムとしては、D2B(Domestic D
igital Bus)がある。
【0015】D2Bにおいては、各ノードは、例えばT
Vであれば10番台のアドレス、ディジタルVTRであ
れば20番台のアドレスを割り付けることを自分から宣
言するように構成されている。そして、通信システムに
リセットがかかった場合には、論理アドレスの割り付け
は早い者勝ちで行われる。例えばVTR1はバス上に論
理アドレス20のノードがあるかどうかを問い合わせる
コマンドを送信し、応答がなければ自分に論理アドレス
20を割り付け、応答があれば次に論理アドレス21の
ノードがあるかどうかを問い合わせるコマンドを送信し
て同様に処理する。そして、複数のノードが同時に宣言
しようとした場合には、ランダム時間待った後、再度宣
言する。このため、電源コンセントを抜いて通信システ
ムにリセットがかかった場合のようにノード間の物理的
接続状態が変化しない場合でも、各ノードにリセット前
と同じ論理アドレスが付与されるという保証はなかっ
た。
【0016】また、D2Bにおいては、各ノードはバス
にどのような商品カテゴリーのノードが何台接続されて
いるかを把握していなかった。そのため、例えば論理ア
ドレス20のディジタルVTRが他のディジタルVTR
にコマンドを送信する場合には、相手から返答があるま
で、順次論理アドレスを21から1ずつインクリメント
したコマンドを送信することが必要であった。
【0017】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、ノード間の接続状態に応じて
各ノードに自動的に物理アドレスが割り付けられるよう
に構成された通信システムにおいて、電源コンセントを
抜いた時のように通信システムの構成を変更せずに通信
システムにリセットがかかった時には論理アドレスが変
化しないようにすることを目的とする。
【0018】また、本発明は、ノード間の接続状態に応
じて各ノードに自動的に物理アドレスが割り付けられる
ように構成された通信システムにおいて、バスにどのよ
うな論理アドレスのノードが何台接続されているかを各
ノードが把握できるようにすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、ノード間の接続状態に応じて自動的に物
理アドレスが割り当てられるように構成された通信シス
テムの制御方法において、各ノードは、自己及び他ノー
ドの物理アドレスと論理アドレスとを対応づけて保持す
るようになし、バスリセットが発生したときは、各ノー
ドは、バスリセット発生前の自己の物理アドレスと論理
アドレスを保持し、他ノードに各々の物理アドレスと論
理アドレスを要求する要求コマンドを送信し、前記他ノ
ードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを受信
し、前記自己の論理アドレスと前記他ノードの論理アド
レスとが同じである場合には、各ノードの物理アドレス
に基づき新たな論理アドレスを割り当て、自己及び他ノ
ードの物理アドレスと論理アドレスとを再度、対応づけ
て保持し、前記新たな論理アドレスに基づきノード間の
通信制御を行うようになすことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、ノード間の接続状態に応
じて自動的に物理アドレスが割り当てられるように構成
された通信システムに用いる通信機器において、各ノー
ドは、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレス
とを対応づけて保持する保持手段と、他ノードに各々の
物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを
送信する送信手段と、前記他ノードから前記各々の物理
アドレスと論理アドレスを受信する受信手段と、前記論
理アドレスに基づきノード間の通信制御を行う通信制御
手段とを有し、バスリセットが発生したときは、各ノー
ドは、バスリセット発生前の自己の物理アドレスと論理
アドレスを前記保持手段に保持し、他ノードに各々の物
理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを前
記送信手段により送信し、前記他ノードから前記各々の
物理アドレスと論理アドレスを前記受信手段により受信
し、前記自己の論理アドレスと前記他ノードの論理アド
レスとが同じである場合には、各ノードの物理アドレス
に基づき新たな論理アドレスを割り当て、自己及び他ノ
ードの物理アドレスと論理アドレスとを再度、対応づけ
て前記保持手段に保持し、前記新たな論理アドレスに基
づきノード間の通信制御を前記通信制御手段により行う
ようになすことを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明では、各ノードは、バスリセット発生前
の自己の物理アドレスと論理アドレスを保持し、他ノー
ドに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求
コマンドを送信し、前記他ノードから前記各々の物理ア
ドレスと論理アドレスを受信し、前記自己の論理アドレ
スと前記他ノードの論理アドレスとが同じである場合に
は、各ノードの物理アドレスに基づき新たな論理アドレ
スを割り当て、自己及び他ノードの物理アドレスと論理
アドレスとを再度、対応づけて保持し、前記新たな論理
アドレスに基づきノード間の通信制御を行う。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら、下記〔1〕〜〔4〕の順に詳細に説明する。 〔1〕通信システムの基本構成 〔2〕通信システムにノードを追加した場合 〔3〕複数の通信システムを結合した場合 〔4〕論理アドレスを基にした機器の制御
【0023】〔1〕通信システムの基本構成 図1は本発明においてノードとなる通信機器の1例であ
るディジタルVTRの基本構成を示すブロック図であっ
て、図1(a)はハードの構成を示し、図1(b)はア
ドレッシングに関する構成を示す。
【0024】図1(a)に示されているディジタルVT
Rは、VTRとしての基本的ブロックであるデッキ部1
とチューナー部2に加えて、P1394バスに対するデ
ィジタルインターフェース(以下、ディジタルI/Fと
いう)3、デッキ部1,チューナー部2,ディジタルI
/F3間の信号の切替を行うスイッチングボックス4及
びシステムコントロールを行うマイコン5を備えてい
る。
【0025】図1(b)に示されているように、このデ
ィジタルVTRはアドレステーブル6を持っている。こ
のアドレステーブル6はマイコン5のRAM(図示せ
ず)の一部を用いており、このディジタルVTR及びP
1394バスに接続されている他のノードの物理アドレ
スや商品カテゴリーを含めた論理アドレス等を記憶す
る。アドレステーブル6の内容はアドレッシングプログ
ラム7により読み書きされる。また、アドレッシングプ
ログラム7はディジタルI/Fを介して、P1394バ
スに接続されている他のノードに対するアドレスの問い
合わせ、返答コマンドの送受信、自己ノードの物理アド
レスや論理アドレスの確認を行う。
【0026】なお、通信機器がTVの場合には、デッキ
部1の代わりにモニター部とアンプ部を設ける。また、
通信機器に通信制御専用のマイコンを設け、これにアド
レステーブルを設けてもよい。
【0027】図2は前記ディジタルI/Fにおけるパケ
ットの構成の1例を示す図である。このパケットは、送
信先ID、発信元ID、ディジタルI/Fマスターアド
レス、ディジタルI/Fスレーブアドレス及びコマンド
等から構成されている。送信先IDは、送信先のP13
94バス上の物理アドレスであり、発信元IDは、発信
元のP1394バス上の物理アドレスである。また、デ
ィジタルI/Fマスターアドレスは、発信元のディジタ
ルI/F上の論理アドレスであり、ディジタルI/Fス
レーブアドレスは、送信先のディジタルI/F上の論理
アドレスである。そして、送信コマンド等は、送信先に
論理アドレスを問い合わせるコマンドや論理アドレスの
問い合わせに対する返答である。
【0028】〔2〕通信システムにノードを追加した場
合 図3は本発明を適用した通信システムの1例を示す図で
あって、図3(a)は当初のシステムであり、図3
(b)は図3(a)にディジタルVTRを1台追加した
システムである。
【0029】まず、図3(a)の通信システムは、ノー
ドとして第1のパソコン(以下、PC1という)、TV
1、VTR1及びVTR2を持っており、それらがP1
394バスに接続されている。各ノードには図のような
#0〜#3のノードIDが割り付けられているものとす
る。また、PC1以外の各ノード、すなわちAV機器に
は、図示されているような商品カテゴリーを含めた論理
アドレスとして商品カテゴリー別番号TV1,VTR
1,VTR2が割り付けられているものとする(割り付
けの手順は後述する)。
【0030】この時、TV1、VTR1及びVTR2の
アドレステーブルには、図4(a)に示されている内容
が記憶されている。ここで、ノードIDは前記した各ノ
ードの物理アドレスである。また、ディジタルI/F対
応とは各ノードがこの通信システム内でビデオデータや
オーディオデータの送受信を行うAV機器であるかどう
かを示すデータである。P1394バスに対応するAV
機器には、あらかじめROMのIDエリアのVendo
r IdにAV機器の発売元と商品名が書き込まれてい
るので、P1394バスのリードパケットでそれを読み
出すことによりディジタルI/F対応かどうかを識別す
る。さらに、カテゴリNo.は商品カテゴリー別番号で
ある。
【0031】次に、この状態からVTR2に他のディジ
タルVTRを接続した状態(図3(b))について考え
る。この時、バスにはリセットがかかり、各ノードに
は、図3(b)に示されているノードID#0〜#4が
自動的に割り付けられる。また、各ノードがディジタル
I/F対応かどうかを示すデータと商品カテゴリー別番
号は自分のデータのみ保持され、他のノードのデータは
クリアされる。したがって、バスにリセットがかかり、
物理アドレスが自動的に割り付けられて時点では、ノー
ドID=#1、すなわちリセット前のVTR1のアドレ
ステーブルの内容は図4(b)のようになっている。な
お、この実施例とは直接関係ないが、通信システムから
外された場合には、図4(c)のように、自分のノード
IDは#0になり、カテゴリNo.は商品カテゴリーの
み保持する。
【0032】次に、各ノードには結果的に図3(b)に
示されている商品カテゴリ別ー番号が割り付けられるの
であるが、以下に割り付けの手順を説明する。なお、各
ノードはバスリセット後、それぞれ独自に以下に示す論
理アドレスの割り付け手順を実行するが、ここでは1例
としてリセット前のVTR1の動作を説明する。
【0033】まず、VTR1は前記したVendor
Idを読み出すことにより各ノードがディジタルI/F
対応かどうかを識別し、ディジタルI/F対応の全ノー
ドに対して論理アドレスを問い合わせるコマンドを持つ
パケットを送信する。図3(b)のノードIDが#4の
ノードに送信するパケットは図5(a)のようになる。
ここで、送信先の論理アドレスはまだわかっていないの
で、同報通信(broadcast)とする。この問い
合わせパケットに対して、ノードIDが#4のノードは
図5(b)に示されている返答パケットを送信する。同
様にして、VTR1はノードIDが#2のノード及び#
3のノードに対しても論理アドレスを問い合わせるパケ
ットを送信する。VTR1は各ノードから返答された論
理アドレスが想定された論理アドレスと等しければ、こ
の論理アドレスを相手の論理アドレスとして確定する。
【0034】以上の手順により、VTR1はディジタル
I/F対応の各ノードの論理アドレスを知ることができ
るが、まだ論理アドレスが割り付けられていないノード
からはカテゴリー別アドレス未定コードが返送される。
図6はこのようにして調べた各ノードのアドレスを書き
込んだアドレステーブルの内容を示す。ここでは、ノー
ドIDが#2のノードからはカテゴリー別アドレス未定
コードが返送されてきた場合を示す。
【0035】次に、ノードIDが#2のノードが自分の
論理アドレスを割り付ける手順について説明する。ノー
ドIDが#2 のノードも前記VTR1と同じ手順で、他
のノードがディジタルI/F対応かどうか識別し、ディ
ジタルI/F対応の全ノードに対して論理アドレスの問
い合わせを行う。そして、自分のアドレスが未定の場
合、同じ商品カテゴリー内の空き番号の小さい順に割り
付けていく。ただし、自分よりもノードIDの小さいノ
ードで、同じ商品カテゴリーでアドレスが未定のノード
があったなら、ノードIDが小さい順に論理アドレスが
割り付けられると想定し、自分のアドレスを決定する。
したたがって、他のノードの論理アドレスを問い合わせ
た結果、図7のようであれば、自分にVTR3を割り付
ける。
【0036】〔3〕複数の通信システムを結合した場合 次に、図8(a)のようなノードアドレスと論理アドレ
スが割り付けられている2個の通信システムを図8
(b)のように結合した場合の論理アドレスの割り付け
の手順について説明する。
【0037】バスにリセットがかかると、図8(b)に
示されているノードアドレスが自動的に割り付けられ
る。この時、前記したように、各ノードは基本的には自
分の論理アドレスを保持している。ただし、システム内
に自分と同じ論理アドレスであることを返答してきたノ
ードが存在する場合には、自分のノードIDが一番小さ
いかどうかを判断する。そして、ノードIDが一番小さ
いノードにその論理アドレスを割り付け、他のノードは
番号未定として割り付け直す。
【0038】例えば、図8(b)において、ノードID
が#3のノードとノードIDが#1のノードは、ともに
リセット後に商品カテゴリー別番号としてVTR1を保
持しているので、ノードIDが#1のノードがその商品
カテゴリー別番号を自分の論理アドレスとして確定し、
ノードIDが#3のノードはその商品カテゴリー別番号
をクリアし、同じ商品カテゴリーの空き番号の若い順に
割り付ける。
【0039】したがって、ノードIDが#3のノードの
アドレステーブルの内容は、図9(a)のようにノード
IDが#1のノードから返答された商品カテゴリー別番
号を有効とし、自分にはVTR3を割り付ける。もし、
各ノードの論理アドレスを問い合わせた時点で、図9
(b)のようにノードIDが#1のノードからカテゴリ
ー別アドレス未定コードが返送されてきており、かつ自
分の商品カテゴリー別番号としてVTR2が保持されて
いたなら、図9(c)のように自分よりもノードアドレ
スの小さい#2のノードの商品カテゴリー別番号である
VTR2を有効とし、かつ自分よりもノードアドレスの
小さい#1のノードにVTR1が割り付けられると想定
して、自分にVTR3を割り付ける。この結果、いずれ
にしても図8(b)に示されている商品カテゴリー別番
号が割り付けられる。
【0040】以上説明した手順のフローチャートを図1
0〜図13に示す。図10及び図11は自分のノードの
論理アドレスを決定する手順であり、図12及び図13
は他のノードの論理アドレスを確定する手順である。
【0041】〔4〕論理アドレスを基にした機器の制御 次に、このように定められた論理アドレスを基にシステ
ム内機器の制御を行う例を説明する。図14(a)に示
されている通信システムにおいて、CONT1をAVコ
ントローラとし、VTR1を再生機、VTR3を録画機
として編集制御を行っている途中で、VTR2をシステ
ムから外した場合を考える。
【0042】まず、図14(a)の状態で編集を開始す
ると、AVコントローラがVTR1及びVTR3へ送信
するパケットは、それぞれ図15(a),(b)に示さ
れているものとなる。編集の途中でVTR2がバスから
抜かれると、バスにリセットがかかり、図14(b)の
ようにノードIDの割り付けが行われる。この結果、V
TR3のノードIDは変化してしまうが、これまでの説
明から明らかなように論理アドレスは変化しないので、
ノードIDとの対応を調べさえすれば編集動作が影響を
受けることはない。編集を終了し、再生機及び録画機を
停止させる場合のパケットは図15(c),(d)のよ
うになる。図14(b)の状態で編集を開始し、編集途
中でVTR2をバスに接続して図14(a)の状態にし
た場合も同様に扱える。
【0043】このように、システムの末端の機器を抜き
挿ししても論理アドレスは変化しない。また、その機器
を何度抜き挿ししても、同じ論理アドレスが割り付けら
れる。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば下記の効果を奏する。 (1)通信システムにリセットがかかった時に自動的に
元の論理アドレス、例えば商品カテゴリー別番号の割り
付けを行うことができる。
【0045】(2)各ノードは通信システムにどのよう
な論理アドレスのノードが何台接続されているかを把握
できる。 (3)システム内のあるノードの抜き挿しを行ってリセ
ットがかかり、物理アドレスが変わったとしても、他の
ノードの論理アドレスは変わらない。
【0046】(4)1つのノードの抜き挿しでは、挿さ
れる度にそのノードは同じ論理アドレスが割り付けられ
る。 (5)論理アドレスを基にシステム内のノードの制御を
行うことにより、制御対象となっていないネットワーク
の末端のノードの抜き挿しがあったとしても、制御動作
に影響を及ぼさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明においてノードとなる通信機器の基本構
成の1例を示すブロック図である。
【図2】本発明のディジタルI/Fにおけるパケットの
構成の1例を示す図である。
【図3】本発明を適用した通信システムの1例を示す図
である。
【図4】図3の通信システムにおけるアドレステーブル
の内容の例を示す図である。
【図5】図3の通信システムで用いるパケットの例を示
す図である。
【図6】図3の通信システムにおいてノードIDが#1
のノードにおけるアドレステーブルの内容の1例を示す
図である。
【図7】図3の通信システムにおいてノードIDが#2
のノードにおけるアドレステーブルの内容の1例を示す
図である。
【図8】本発明を適用した通信システムの他の1例を示
す図である。
【図9】図8の通信システムにおけるアドレステーブル
の内容の例を示す図である。
【図10】本発明において自分のノードの論理アドレス
を決定する手順の一部を示すフローチャートである。
【図11】本発明において自分のノードの論理アドレス
を決定する手順の残りの一部を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明において他のノードの論理アドレスを
確定する手順の一部を示すフローチャートである。
【図13】本発明において他のノードの論理アドレスを
確定する手順の残りの一部を示すフローチャートであ
る。
【図14】本発明の論理アドレスを基にシステム内機器
の制御を行う通信システムの例を示す図である。
【図15】図14の通信システムにおいて用いるコマン
ドの例を示す図である。
【図16】バスに接続されたAV機器等の間でディジタ
ルビデオ信号等を送受信する通信システムの1例を示す
図である。
【図17】図16の通信システムを等価的に記載した図
である。
【図18】図16の通信システムにおける通信サイクル
の1例を示す図である。
【符号の説明】
3…ディジタルI/F、5…マイコン、6…アドレステ
ーブル、7…アドレッシングプログラム、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−255134(JP,A) 特開 昭63−54841(JP,A) 特開 平7−111508(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノード間の接続状態に応じて自動的に物
    理アドレスが割り当てられるように構成された通信シス
    テムの制御方法において、 各ノードは、自己及び他ノードの物理アドレスと論理ア
    ドレスとを対応づけて保持するようになし、 バスリセットが発生したときは、各ノードは、バスリセ
    ット発生前の自己の物理アドレスと論理アドレスを保持
    し、他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要
    求する要求コマンドを送信し、前記他ノードから前記各
    々の物理アドレスと論理アドレスを受信し、前記自己の
    論理アドレスと前記他ノードの論理アドレスとが同じで
    ある場合には、各ノードの物理アドレスに基づき新たな
    論理アドレスを割り当て、自己及び他ノードの物理アド
    レスと論理アドレスとを再度、対応づけて保持し、前記
    新たな論理アドレスに基づきノード間の通信制御を行う
    ようになすことを特徴とする通信システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 前記各ノードは通信対応情報を有し、 他ノードは前記通信対応情報を読み出すことにより、各
    ノードが前記要求コマンドに対応しているか否かを判断
    するようになすことを特徴とする請求項1記載の通信シ
    ステムの制御方法。
  3. 【請求項3】 ノード間の接続状態に応じて自動的に物
    理アドレスが割り当てられるように構成された通信シス
    テムに用いる通信機器において、 各ノードは、自己及び他ノードの物理アドレスと論理ア
    ドレスとを対応づけて保持する保持手段と、他ノードに
    各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマ
    ンドを送信する送信手段と、前記他ノードから前記各々
    の物理アドレスと論理アドレスを受信する受信手段と、
    前記論理アドレスに基づきノード間の通信制御を行う通
    信制御手段とを有し、 バスリセットが発生したときは、各ノードは、バスリセ
    ット発生前の自己の物理アドレスと論理アドレスを前記
    保持手段に保持し、他ノードに各々の物理アドレスと論
    理アドレスを要求する要求コマンドを前記送信手段によ
    り送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと
    論理アドレスを前記受信手段により受信し、前記自己の
    論理アドレスと前記他ノードの論理アドレスとが同じで
    ある場合には、各ノードの物理アドレスに基づき新たな
    論理アドレスを割り当て、自己及び他ノードの物理アド
    レスと論理アドレスとを再度、対応づけて前記保持手段
    に保持し、前記新たな論理アドレスに基づきノード間の
    通信制御を前記通信制御手段により行うようになすこと
    を特徴とする通信機器。
  4. 【請求項4】 前記各ノードは通信対応情報を有し、他
    ノードは前記通信対応情報を読み出すことにより、各ノ
    ードが前記要求コマンドに対応しているか否かを判断す
    るようになすことを特徴とする請求項3記載の通信機
    器。
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