JP3659244B2 - 通信システムの制御方法及び通信機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルVTR、テレビジョン受像機(以下、TVと略す)、チューナー等のAV機器をバスに接続し、これらの間でディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号等を送受信する通信システムの制御方法及び通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルVTR、TV、チューナー等のAV機器やパソコン等をIEEEP1394バス(以下、P1394バスという)に接続し、これらの機器間でディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号等を送受信する通信システムが考えられている。
【0003】
図16はこのような通信システムの1例を示す図である。この通信システムは、ルート(根)ノードA、リーフ(葉)ノードB、ブランチ(枝)ノードC、リーフノードD、リーフノードEを備えている。そして、ノードA−B間、A−C間、C−D間及びC−E間の入出力ポートは、2組のツイストペアケーブルにより接続されている。ノードA〜Bは、前記したように、ディジタルVTR、TV、チューナー、パソコン等であり、各々1個以上の入出力ポートを持っている。各ノードにはアンプと中継器が内蔵されているので、図16の通信システムは、図17に示されているような各ノードがバスに接続されている通信システムと等価である。
【0004】
図16においては、ノードAの下位にノードBとノードCが接続され、さらにノードCの下位にノードDとノードEが接続された階層構造になっている。別の言い方をすれば、ノードAがノードB及びCの親ノードであり、ノードCがノードD及びノードEの親ノードである。まず、この階層構造を決定する手順について説明する。
【0005】
ノードA−B間、A−C間、C−D間及びC−E間をケーブルで接続すると、1個の入出力ポートのみが他のノードと接続されているノードは、自分と接続されているノードに対して、相手が親ノードである旨を伝達する。図14の場合、ノードD及びEがノードCに対して、ノードCが親ノードである旨を伝達し、ノードBはノードAに対して、ノードAが親ノードである旨を伝達する。
【0006】
また、複数個の入出力ポートが他のノードと接続されているノードは、自分に対して親ノードである旨を伝達してきたノード以外のノードに対して、相手が親ノードである旨を伝達する。図16の場合、ノードCがノードAに対して、ノードAが親ノードである旨を伝達し、ノードAがノードCに対して、ノードCが親ノードである旨を伝達する。この時、ノードAとノードCの間では、互いに相手ノードが親ノードである旨を伝達することになるので、先に親ノードである旨を伝達されてしまったノードが親ノードとなる。図16はノードAが親ノードとなった場合を示している。
【0007】
次に、各ノードに物理アドレスを付与する手順について説明する。ノードの物理アドレスは、基本的には親ノードが子ノードに対してアドレスの付与を許可することにより行う。子ノードが複数ある場合には、例えば、ポート番号の若い方に接続されている子ノードから順に許可をする。
【0008】
図16において、ノードAのポート▲1▼にノードBが接続され、ポート▲2▼にノードCが接続されている場合、ノードAはノードBに対して、アドレスの付与を許可する。ノードBは自分にノードID#0を付与し、自分にノードID#0を付与しことを示すデータをバスに送出する。次に、ノードAはノードCに対してアドレスの決定を許可する。ノードCは、ポート▲1▼に接続されているノードDに対してアドレスの付与を許可する。ノードDは自分にノードID#1を付与する。次に、ノードCは、ポート▲2▼に接続されているノードEに対してアドレスの付与を許可する。ノードEは自分にノードID#2を付与する。ノードCは子ノードD及びEのアドレス付与が終了したら、自分にノードID#3を付与する。ノードAは子ノードB及びCのアドレス付与が終了したら、自分にノードID#4を付与する。
【0009】
この通信システムでは、図18に示されているように、所定の周期(例、125μs)を有する通信サイクルで通信が行われる。通信サイクルの始めにはサイクルスタートパケットcspがあり、それに続いて同期通信のためのパケットを送信する期間が設定される。同期通信を行うパケットそれぞれにチャンネル番号1,2,3 ,・・・Nを付けることにより、複数の同期通信を行うことが可能である。例えば、ノードBからノードCに対する通信にチャンネル1が割り付けられているとすると、ノードBはサイクルスタートパケットcspの直後にチャンネル番号1を付けた同期通信パケットを送信し、ノードCはバスを監視し、チャンネル番号1が付いた同期通信パケットを取り込むことで通信が行われる。同様に、チャンネル2は、例えばノードDからノードAに対する通信に割り付けることができる。また、1つのチャンネルのパケットを複数のノードが受信することもできる。
【0010】
複数の同期通信が行われる時は、サイクルスタートパケットcspの直後に、複数のチャンネルの同期通信パケットの送信が試みられるが、その場合はバスによって決まっている調停手段(例、CSMA/CD)により、まず1つのチャンネルの同期通信パケットが送信され、引き続き他のチャンネルの同期通信パケットが順次送信される。
【0011】
そして、すべてのチャンネルの同期通信パケットの送信が終了した後、次のサイクルスタートパケットcspまでの期間が非同期通信に使用される。非同期通信パケット(図18ではパケットA,B)には送信ノード及び受信ノードのアドレスが付いており、各ノードは自分のアドレスが付いたパケットを取り込む。
【0012】
以上説明したように、この通信システムでは、ディジタルビデオ信号のように一定のデータレートで連続的に通信を行う同期通信と、制御コマンドなどを必要に応じて不定期に伝送する非同期通信の両方を行うことができる。なお、以上の通信の詳細や各ノードへのアドレスの自動割り付け方法については、「IEEEP1394シリアルバスの仕様書」として公開されているので、ここではこれ以上説明しない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のように構成された通信システムにおいて、#0〜#4のような物理アドレスではなく、第1のディジタルVTR(以下、VTR1という)、第2のディジタルVTR(以下、VTR2という)、第1のTV(以下、TV1という)等のような商品カテゴリーを含めた論理アドレスを付与することはできない。
【0014】
そして、通信システム内のノードに対して商品カテゴリーを含めたアドレッシングを行うことのできるシステムとしては、D2B(Domestic Digital Bus)がある。
【0015】
D2Bにおいては、各ノードは、例えばTVであれば10番台のアドレス、ディジタルVTRであれば20番台のアドレスを割り付けることを自分から宣言するように構成されている。そして、通信システムにリセットがかかった場合には、論理アドレスの割り付けは早い者勝ちで行われる。例えばVTR1はバス上に論理アドレス20のノードがあるかどうかを問い合わせるコマンドを送信し、応答がなければ自分に論理アドレス20を割り付け、応答があれば次に論理アドレス21のノードがあるかどうかを問い合わせるコマンドを送信して同様に処理する。そして、複数のノードが同時に宣言しようとした場合には、ランダム時間待った後、再度宣言する。このため、電源コンセントを抜いて通信システムにリセットがかかった場合のようにノード間の物理的接続状態が変化しない場合でも、各ノードにリセット前と同じ論理アドレスが付与されるという保証はなかった。
【0016】
また、D2Bにおいては、各ノードはバスにどのような商品カテゴリーのノードが何台接続されているかを把握していなかった。そのため、例えば論理アドレス20のディジタルVTRが他のディジタルVTRにコマンドを送信する場合には、相手から返答があるまで、順次論理アドレスを21から1ずつインクリメントしたコマンドを送信することが必要であった。
【0017】
そこで、本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、ノード間の接続状態に応じて各ノードに自動的に物理アドレスが割り付けられるように構成された通信システムにおいて、バスにどのような論理アドレスのノードが何台接続されているかを各ノードが把握できるようにすることを目的とする。
【0018】
前記課題を解決するために、本発明は、ノード間の接続状態に応じて自動的に物理アドレスが割り当てられるように構成された通信システムの制御方法において、各ノードは、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレスとを対応づけて保持するようになし、バスリセットが発生したときは、各ノードは、バスリセット発生前の自己の物理アドレスと論理アドレスを保持し、他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを受信し、前記自己の論理アドレスと前記他ノードの論理アドレスとが同じである場合には、各ノードの物理アドレスに基づき新たな論理アドレスを割り当て、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレスとを再度、対応づけて保持し、前記新たな論理アドレスに基づきノード間の通信制御を行うようになし、各ノードは通信対応情報を有し、他ノードは前記通信対応情報を読み出すことにより、各ノードがオーディオビデオコマンドに対応しているか否かを判断し、前記各ノードは、前記オーディオビデオコマンドに対応していると判断された他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを受信するようになすことを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、ノード間の接続状態に応じて自動的に物理アドレスが割り当てられるように構成された通信システムに用いる通信機器において、各ノードは、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレスとを対応づけて保持する保持手段と、他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを送信する送信手段と、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを受信する受信手段と、前記論理アドレスに基づきノード間の通信制御を行う通信制御手段とを有し、バスリセットが発生したときは、各ノードは、バスリセット発生前の自己の物理アドレスと論理アドレスを前記保持手段に保持し、他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを前記送信手段により送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを前記受信手段により受信し、前記自己の論理アドレスと前記他ノードの論理アドレスとが同じである場合には、各ノードの物理アドレスに基づき新たな論理アドレスを割り当て、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレスとを再度、対応づけて前記保持手段に保持し、前記新たな論理アドレスに基づきノード間の通信制御を前記通信制御手段により行い、各ノードは通信対応情報を有し、他ノードは前記通信対応情報を読み出すことにより、各ノードがオーディオビデオコマンドに対応しているか否かを判断し、前記オーディオビデオコマンドに対応していると判断された他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを前記送信手段により送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを前記受信手段により受信するようになすことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら、下記〔1〕〜〔4〕の順に詳細に説明する。
【0023】
〔1〕通信システムの基本構成
〔2〕通信システムにノードを追加した場合
〔3〕複数の通信システムを結合した場合
〔4〕論理アドレスを基にした機器の制御
〔1〕通信システムの基本構成
図1は本発明においてノードとなる通信機器の1例であるディジタルVTRの基本構成を示すブロック図であって、図1(a)はハードの構成を示し、図1(b)はアドレッシングに関する構成を示す。
【0024】
図1(a)に示されているディジタルVTRは、VTRとしての基本的ブロックであるデッキ部1とチューナー部2に加えて、P1394バスに対するディジタルインターフェース(以下、ディジタルI/Fという)3、デッキ部1,チューナー部2,ディジタルI/F3間の信号の切替えを行うスイッチングボックス4及びシステムコントロールを行うマイコン5を備えている。
【0025】
図1(b)に示されているように、このディジタルVTRはアドレステーブル4を持っている。このアドレステーブル6はマイコン5のRAM(図示せず)の一部を用いており、このディジタルVTR及びP1394バスに接続されている他のノードの物理アドレスや商品カテゴリーを含めた論理アドレス等を記憶する。アドレステーブル6の内容はアドレッシングプログラム7により読み書きされる。また、アドレシングプログラム7はディジタルI/Fを介して、P1394バスに接続されている他のノードに対するアドレスの問い合わせ、返答コマンドの送受信、自己ノードの物理アドレスや論理アドレスの確認を行う。
【0026】
なお、通信機器がTVの場合には、デッキ部1の代わりにモニター部とアンプ部を設ける。また、通信機器に通信制御専用のマイコンを設け、これにアドレステーブルを設けてもよい。
【0027】
図2は前記ディジタルI/Fにおけるパケットの構成の1例を示す図である。このパケットは、送信先ID、発信元ID、ディジタルI/Fマスターアドレス、ディジタルI/Fスレーブアドレス及びコマンド等から構成されている。送信先IDは、送信先のP1394バス上の物理アドレスであり、発信元IDは、発信元のP1394バス上の物理アドレスである。また、ディジタルI/Fマスターアドレスは、発信元のディジタルI/F上の論理アドレスであり、ディジタルI/Fスレーブアドレスは、送信先のディジタルI/F上の論理アドレスである。そして、送信コマンド等は、送信先に論理アドレスを問い合わせるコマンドや論理アドレスの問い合わせに対する返答である。
【0028】
〔2〕通信システムにノードを追加した場合
図3は本発明を適用した通信システムの1例を示す図であって、図3(a)は当初のシステムであり、図3(b)は図3(a)にディジタルVTRを1台追加したシステムである。
【0029】
まず、図3(a)の通信システムは、ノードとして第1のパソコン(以下、PC1という)、TV1、VTR1及びVTR2を持っており、それらがP1394バスに接続されている。各ノードには図のような#0〜#3のノードIDが割り付けられているものとする。また、PC1以外の各ノード、すなわちAV機器には、図示されているような商品カテゴリーを含めた論理アドレスとして商品カテゴリー別番号TV1,VTR1,VTR2が割り付けられているものとする(割り付けの手順は後述する)。
【0030】
この時、TV1、VTR1及びVTR2のアドレステーブルには、図4(a)に示されている内容が記憶されている。ここで、ノードIDは前記した各ノードの物理アドレスである。また、ディジタルI/F対応とは各ノードがこの通信システム内でビデオデータやオーディオデータの送受信を行うAV機器であるかどうかを示すデータである。P1394バスに対応するAV機器には、あらかじめROMのIDエリアのVendor IdにAV機器の発売元と商品名が書き込まれているので、P1394バスのリードパケットでそれを読み出すことによりディジタルI/F対応かどうかを識別する。さらに、カテゴリNo.は商品カテゴリー別番号である。
【0031】
次に、この状態からVTR2に他のディジタルVTRを接続した状態(図3(b))について考える。この時、バスにはリセットがかかり、各ノードには、図3(b)に示されているノードID#0〜#4が自動的に割り付けられる。また、各ノードがディジタルI/F対応かどうかを示すデータと商品カテゴリー別番号は自分のデータのみ保持され、他のノードのデータはクリアされる。したがって、バスにリセットがかかり、物理アドレスが自動的に割り付けられて時点では、ノードID=#1、すなわちリセット前のVTR1のアドレステーブルの内容は図4(b)のようになっている。なお、この実施例とは直接関係ないが、通信システムから外された場合には、図4(c)のように、自分のノードIDは#0になり、カテゴリNo.は商品カテゴリーのみ保持する。
【0032】
次に、各ノードには結果的に図3(b)に示されている商品カテゴリ別ー番号が割り付けられるのであるが、以下に割り付けの手順を説明する。なお、各ノードはバスリセット後、それぞれ独自に以下に示す論理アドレスの割り付け手順を実行するが、ここでは1例としてリセット前のVTR1の動作を説明する。
【0033】
まず、VTR1は前記したVendor Idを読み出すことにより各ノードがディジタルI/F対応かどうかを識別し、ディジタルI/F対応の全ノードに対して論理アドレスを問い合わせるコマンドを持つパケットを送信する。図3(b)のノードIDが#4のノードに送信するパケットは図5(a)のようになる。ここで、送信先の論理アドレスはまだわかっていないので、同報通信(broadcast)とする。この問い合わせパケットに対して、ノードIDが#4のノードは図5(b)に示されている返答パケットを送信する。同様にして、VTR1はノードIDが#2のノード及び#3のノードに対しても論理アドレスを問い合わせるパケットを送信する。VTR1は各ノードから返答された論理アドレスが想定された論理アドレスと等しければ、この論理アドレスを相手の論理アドレスとして確定する。
【0034】
以上の手順により、VTR1はディジタルI/F対応の各ノードの論理アドレスを知ることができるが、まだ論理アドレスが割り付けられていないノードからはカテゴリー別アドレス未定コードが返送される。図6はこのようにして調べた各ノードのアドレスを書き込んだアドレステーブルの内容を示す。ここでは、ノードIDが#2のノードからはカテゴリー別アドレス未定コードが返送されてきた場合を示す。
【0035】
次に、ノードIDが#2のノードが自分の論理アドレスを割り付ける手順について説明する。ノードIDが#2 のノードも前記VTR1と同じ手順で、他のノードがディジタルI/F対応かどうか識別し、ディジタルI/F対応の全ノードに対して論理アドレスの問い合わせを行う。そして、自分のアドレスが未定の場合、同じ商品カテゴリー内の空き番号の小さい順に割り付けていく。ただし、自分よりもノードIDの小さいノードで、同じ商品カテゴリーでアドレスが未定のノードがあったなら、ノードIDが小さい順に論理アドレスが割り付けられると想定し、自分のアドレスを決定する。したたがって、他のノードの論理アドレスを問い合わせた結果、図7のようであれば、自分にVTR3を割り付ける。
【0036】
〔3〕複数の通信システムを結合した場合
次に、図8(a)のようなノードアドレスと論理アドレスが割り付けられている2個の通信システムを図8(b)のように結合した場合の論理アドレスの割り付けの手順について説明する。
【0037】
バスにリセットがかかると、図8(b)に示されているノードアドレスが自動的に割り付けられる。この時、前記したように、各ノードは基本的には自分の論理アドレスを保持している。ただし、システム内に自分と同じ論理アドレスであることを返答してきたノードが存在する場合には、自分のノードIDが一番小さいかどうかを判断する。そして、ノードIDが一番小さいノードにその論理アドレスを割り付け、他のノードは番号未定として割り付け直す。
【0038】
例えば、図8(b)において、ノードIDが#3のノードとノードIDが#1のノードは、共にリセット後に商品カテゴリー別番号としてVTR1を保持しているので、ノードIDが#1のノードがその商品カテゴリー別番号を自分の論理アドレスとして確定し、ノードIDが#3のノードはその商品カテゴリー別番号をクリアし、同じ商品カテゴリーの空き番号の若い順に割り付ける。
【0039】
したがって、ノードIDが#3のノードのアドレステーブルの内容は、図9(a)のようにノードIDが#1のノードから返答された商品カテゴリー別番号を有効とし、自分にはVTR3を割り付ける。もし、各ノードの論理アドレスを問い合わせた時点で、図9(b)のようにノードIDが#1のノードからカテゴリー別アドレス未定コードが返送されてきており、かつ自分の商品カテゴリー別番号としてVTR2が保持されていたなら、図9(c)のように自分よりもノードアドレスの小さい#2のノードの商品カテゴリ別ー番号であるVTR2を有効とし、かつ自分よりもノードアドレスの小さい#1のノードにVTR1が割り付けられると想定して、自分にVTR3を割り付ける。この結果、いずれにしても図8(b)に示されている商品カテゴリー別番号が割り付けられる。
【0040】
以上説明した手順のフローチャートを図10〜図13に示す。図10及び図11は自分のノードの論理アドレスを決定する手順であり、図12及び図13は他のノードの論理アドレスを確定する手順である。
【0041】
〔4〕論理アドレスを基にした機器の制御
次に、このように定められた論理アドレスを基にシステム内機器の制御を行う例を説明する。図14(a)に示されている通信システムにおいて、CONT1をAVコントローラとし、VTR1を再生機、VTR3を録画機として編集制御を行っている途中で、VTR2をシステムから外した場合を考える。
【0042】
まず、図14(a)の状態で編集を開始すると、AVコントローラがVTR1及びVTR3へ送信するパケットは、それぞれ図15(a),(b)に示されているものとなる。編集の途中でVTR2がバスから抜かれると、バスにリセットがかかり、図14(b)のようにノードIDの割り付けが行われる。この結果、VTR3のノードIDは変化してしまうが、これまでの説明から明らかなように論理アドレスは変化しないので、ノードIDとの対応を調べさえすれば編集動作が影響を受けることはない。編集を終了し、再生機及び録画機を停止させる場合のパケットは図15(c),(d)のようになる。図14(b)の状態で編集を開始し、編集途中でVTR2をバスに接続して図14(a)の状態にした場合も同様に扱える。
【0043】
このように、システムの末端の機器を抜き挿ししても論理アドレスは変化しない。また、その機器を何度抜き挿ししても、同じ論理アドレスが割り付けられる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば下記の効果を奏する。
【0045】
(1)通信システムにリセットがかかった時に自動的に元の論理アドレス、例えば商品カテゴリー別番号の割り付けを行うことができる。
【0046】
(2)各ノードは通信システムにどのような論理アドレスのノードが何台接続されているかを把握できる。
【0047】
(3)システム内のあるノードの抜き挿しを行ってリセットがかかり、物理アドレスが変わったとしても、他のノードの論理アドレスは変わらない。
【0048】
(4)1つのノードの抜き挿しでは、挿される度にそのノードは同じ論理アドレスが割り付けられる。
【0049】
(5)論理アドレスを基にシステム内のノードの制御を行うことにより、制御対象となっていないネットワークの末端のノードの抜き挿しがあったとしても、制御動作に影響を及ぼさない。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明においてノードとなる通信機器の基本構成の1例を示すブロック図である。
【図2】本発明のディジタルI/Fにおけるパケットの構成の1例を示す図である。
【図3】本発明を適用した通信システムの1例を示す図である。
【図4】図3の通信システムにおけるアドレステーブルの内容の例を示す図である。
【図5】図3の通信システムで用いるパケットの例を示す図である。
【図6】図3の通信システムにおいてノードIDが#1のノードにおけるアドレステーブルの内容の1例を示す図である。
【図7】図3の通信システムにおいてノードIDが#2のノードにおけるアドレステーブルの内容の1例を示す図である。
【図8】本発明を適用した通信システムの他の1例を示す図である。
【図9】図8の通信システムにおけるアドレステーブルの内容の例を示す図である。
【図10】本発明において自分のノードの論理アドレスを決定する手順の一部を示すフローチャートである。
【図11】本発明において自分のノードの論理アドレスを決定する手順の残りの一部を示すフローチャートである。
【図12】本発明において他のノードの論理アドレスを確定する手順の一部を示すフローチャートである。
【図13】本発明において他のノードの論理アドレスを確定する手順の残りの一部を示すフローチャートである。
【図14】本発明の論理アドレスを基にシステム内機器の制御を行う通信システムの例を示す図である。
【図15】図14の通信システムにおいて用いるコマンドの例を示す図である。
【図16】バスに接続されたAV機器等の間でディジタルビデオ信号等を送受信する通信システムの1例を示す図である。
【図17】図16の通信システムを等価的に記載した図である。
【図18】図16の通信システムにおける通信サイクルの1例を示す図である。
【符号の説明】
3…ディジタルI/F、5…マイコン、6…アドレステーブル、7…アドレッシングプログラム

Claims (2)

  1. ノード間の接続状態に応じて自動的に物理アドレスが割り当てられるように構成された通信システムの制御方法において、
    各ノードは、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレスとを対応づけて保持するようになし、バスリセットが発生したときは、各ノードは、バスリセット発生前の自己の物理アドレスと論理アドレスを保持し、他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを受信し、前記自己の論理アドレスと前記他ノードの論理アドレスとが同じである場合には、各ノードの物理アドレスに基づき新たな論理アドレスを割り当て、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレスとを再度、対応づけて保持し、前記新たな論理アドレスに基づきノード間の通信制御を行うようになし、
    各ノードは通信対応情報を有し、他ノードは前記通信対応情報を読み出すことにより、各ノードがオーディオビデオコマンドに対応しているか否かを判断し、前記各ノードは、前記オーディオビデオコマンドに対応していると判断された他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを受信するようになすことを特徴とする通信システムの制御方法。
  2. ノード間の接続状態に応じて自動的に物理アドレスが割り当てられるように構成された通信システムに用いる通信機器において、
    各ノードは、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレスとを対応づけて保持する保持手段と、他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを送信する送信手段と、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを受信する受信手段と、前記論理アドレスに基づきノード間の通信制御を行う通信制御手段とを有し、
    バスリセットが発生したときは、各ノードは、バスリセット発生前の自己の物理アドレスと論理アドレスを前記保持手段に保持し、他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを前記送信手段により送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを前記受信手段により受信し、前記自己の論理アドレスと前記他ノードの論理アドレスとが同じである場合には、各ノードの物理アドレスに基づき新たな論理アドレスを割り当て、自己及び他ノードの物理アドレスと論理アドレスとを再度、対応づけて前記保持手段に保持し、前記新たな論理アドレスに基づきノード間の通信制御を前記通信制御手段により行い、
    各ノードは通信対応情報を有し、他ノードは前記通信対応情報を読み出すことにより、各ノードがオーディオビデオコマンドに対応しているか否かを判断し、前記オーディオビデオコマンドに対応していると判断された他ノードに各々の物理アドレスと論理アドレスを要求する要求コマンドを前記送信手段により送信し、前記他ノードから前記各々の物理アドレスと論理アドレスを前記受信手段により受信するようになすことを特徴とする通信機器。
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