JP4320955B2 - 情報処理方法、情報処理システム及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばネットワークに接続してリモート制御を行うAV機器等の電子機器に使用して好適な情報処理方法、情報処理システム及び情報処理装置に関する。詳しくは機器内部の情報を、いわゆるAV/Cコマンドなどの制御コマンドによって機器間で共有する場合に関するものである。
例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers )で規格化されたIEEE1394シリアルデータバスを用いるネットワークを介して、相互に情報を伝達できるようにしたAV機器が開発されている。このネットワークにおいては、所定のコマンド(AV/C Command Transaction Set:以下AV/Cコマンドと略称する)を用いて、上述のネットワークに接続されているAV機器を相互に制御することが可能である。IEEE1394方式の詳細及びAV/Cコマンドの詳細については、1394 Trade Associationで公開しているAV/C Digital Interface Command Set General Specificationに記載されている。 図1において、このようなIEEE1394シリアルデータバス51(以下バス51と記述する)を用いることにより、例えばデジタル衛星放送を受信してデコードするデジタル衛星受信機であるIRD(Integrated Receiver Decoder )52で受信された映像を、バス51を介して接続されているビデオ記録再生装置であるDVCR(Digital Video Cassette Recorder )53で録画することができる。さらにこれらのIRD52、DVCR53を用いて、いわゆる予約録画をすることもAV/Cコマンドに基づいた制御で可能である。
なお、この装置で予約録画を行う場合には、例えばIRD52内に設けられるコントローラ54によってIRD52とDVCR53とが制御される。この場合に予約録画の設定(チャンネル、開始時刻等)はIRD52に対して行われる。そして設定された開始時刻になると、コントローラ54はIRD52内のデジタルチューナ55に対してコマンドを出力して設定されたチャンネルを選局させ、アンテナ56で捉えた信号の中からデジタルチューナ85で受信した映像信号等をバス81に出力させる。
また同時に、コントローラ54からバス51を介してDVCR53内に設けられるレコーダ57に対して録画開始のコマンドが送信される。これによってレコーダ57では、バス51からデジタルチューナ55で選局受信された映像信号等を取り出して磁気テープ等の記録媒体への記録を行う。このようにして予約録画が行われる。さらにDVCR53にもコントローラ58が設けられて、例えば内蔵のアナログチューナ59で受信された映像信号等をレコーダ57で記録するなどの制御が行われる。
このようにネットワーク接続された機器をリモート制御するAV/Cコマンドで機器内の情報を他の機器と共有する場合には、従来は、VCRサブユニット、チューナーサブユニット等の制御対象であるサブユニット内にリストを設定することで行われていた。しかしながらこのような方法では、共有する情報の内容は各サブユニットに関連したものに限定される。また、今後のネットワークシステムの発展につれて、共有したい情報の内容はサブユニットに固有のものだけでなく、様々な内容の情報を取り扱う需要の出てくる可能性がある。
これに対し本願発明者は先に、サブユニットに依存しない情報を共有するためのスペースとして、AV/C ブリテンボード サブユニット(AV/C Bulletin Board Subunit:以下BBSと略称する)を提案した(1394 Trade Association Board Subunit General Specification,Rev.0.38 参照)。これによれば、任意の情報をBBSに共有して、任意の機器間で相互の制御を行うことができるものである。
ところが従来提案されたBBSにおいては、複数のタイプのボードが存在する場合の共存方法や、同一タイプのボードが複数存在する場合のリスト構造のあり方などが不明確なものであり、多様なデータを効率良く記憶させることはできなかった。従って、他の機器からのデータの読出しや書込みを行う際にも、例えばBBSの全てのデータを読出した上で処理する必要があり、処理が複雑になる問題があり、BBSを使用して効率良く書込みや読出しができるようにすることが要求された。
本発明はこのような点に鑑みて成されたものであって、従来の情報処理方法、情報処理システム及び情報処理装置では不可能なBBSを使用した良好な情報処理ができるようにすることを目的とする。
第1の発明は、ネットワークを介して接続されている複数の機器間で情報を伝送する情報処理方法において、
上記ネットワークを介して接続されている機器に対して所定の情報を公開する情報開示用データ記憶部を設定し、
上記情報開示用データ記憶部を所定の階層構造化されたディスクリプタ形式とし、
上記所定の情報を上記ディスクリプタ形式の中に設定されるボードに記憶させ、
上記階層構造の最上位のディスクリプタで、上記所定のボードの記憶位置を直接的に指示し、
上記所定の情報に関連する情報を、上記最上位のディスクリプタから上記階層構造をたどることで指示されるインフォメーション領域に記憶させるようにしたものである。
このようにすることで、ネットワークを介して開示する所定の情報の記憶位置が、ネットワークを介して接続されている他の機器から容易に判るようになり、その情報の読出しなどが簡単に行える。また、所定の情報に関連した情報の記憶位置についても容易に判るようになる。
第2の発明は、第1の発明の情報処理方法において、
インフォメーション領域には、ディスクリプタが設定される機器以外の機器からの情報の書込みが可能な領域と、他の機器からの情報の書込みが制限される領域とを設定したものである。
このようにすることで、他の機器からの書込みの保護を、必要な情報に対してだけ的確に行える。
第3の発明は、第2の発明の情報処理方法において、
上記情報の書込みが可能な領域を設定したとき、書込みが可能な容量に関する情報をディスクリプタに付加するようにしたものである。
このようにすることで、書込みが行える情報の容量が他の機器で判断でき、情報の書込みを用意された領域内で良好に行える。
第4の発明は、第1の発明の情報処理方法において、
上記所定のボードに記憶されたそれぞれの情報にIDを付加し、上記インフォメーション領域に記憶されたそれぞれの情報にも共通のIDを付加して、ボードの記憶情報とインフォメーション領域の記憶情報との対応がとれるようにしたものである。
このようにすることで、ボードの記憶情報とインフォメーション領域の記憶情報との対応が、IDを参照するだけで簡単に判るようになる。
第5の発明は、ネットワークを介して接続されている複数の機器間で情報の伝送を行う情報処理システムにおいて、
上記ネットワークを介して接続されている機器に対して所定の情報を公開する情報開示用データ記憶部と、
上記情報開示用データ記憶部に記憶されたデータを、上記ネットワークを介して所定のコマンドを受信することで読出し又は書込ませる制御部とを、上記ネットワークに接続された第1の機器に設け、
上記ネットワークに接続された第2の機器に、上記情報開示用データ記憶部に記憶されたデータの読出し又はデータの書込みを指示するコマンドを発行させる制御部を設け、
上記第1の機器に設けられた情報開示用データ記憶部へのデータの記憶を、所定の階層構造化されたディスクリプタ形式とし、
上記所定の情報を上記ディスクリプタ形式の中に設定されるボードに記憶させ、
上記階層構造の最上位のディスクリプタで、上記所定のボードの記憶位置を直接的に指示し、
上記所定の情報に関連する情報を、上記最上位のディスクリプタから上記階層構造をたどることで指示されるインフォメーション領域に記憶させる構成としたものである。
このようにすることで、ネットワークを介して開示する所定の情報の記憶位置が、ネットワークを介して接続されている第2の機器から容易に判るようになり、その情報の第1の機器からの読出しなどが簡単に行えるシステムが得られる。また、所定の情報に関連した情報の記憶位置についてもシステム内で容易に判るようになる。
第6の発明は、第5の発明の情報処理システムにおいて、
上記第1の機器の情報開示用データ記憶部内のインフォメーション領域には、上記第2の機器からの情報の書込みが可能な領域と、上記第2の機器からの情報の書込みが制限される領域とを設定したものである。
このようにすることで、第2の機器からの書込みの保護を、必要な情報に対してだけ的確に行える。
第7の発明は、第6の発明の情報処理システムにおいて、
上記インフォメーション領域として、情報の書込みが可能な領域を設定したとき、書込みが可能な容量に関する情報の記憶領域をディスクリプタに付加し、
上記第2の機器の制御部で、書込みが可能な容量を判断するようにしたものである。
このようにすることで、書込みが行える情報の容量が第2の機器で判断でき、情報の書込みを用意された領域内で良好に行えるシステムが得られる。
第8の発明は、第5の発明の情報処理システムにおいて、
上記第1の機器の情報開示用データ記憶部内の所定のボードに記憶されたそれぞれの情報にIDを付加し、上記インフォメーション領域に記憶されたそれぞれの情報にも共通のIDを付加し、
上記第2の機器の制御部は、上記IDに基づいて、上記ボードの記憶情報と上記インフォメーション領域の記憶情報との対応を判断するようにしたものである。
このようにすることで、ボードの記憶情報とインフォメーション領域の記憶情報との対応が、第2の機器側でもIDを参照するだけで簡単に判るようになる。
第9の発明は、ネットワークを介して接続されている他の機器と情報の伝送を行う情報処理装置において、
上記ネットワークを介して接続されている他の機器に対して所定の情報を公開する情報開示用データ記憶部と、
上記情報開示用データ記憶部に記憶されたデータを、上記ネットワークを介して所定のコマンドを受信することで読出し又は書込ませる制御部とを設け、
上記情報開示用データ記憶部へのデータの記憶を、所定の階層構造化されたディスクリプタ形式とし、
上記所定の情報を上記ディスクリプタ形式の中に設定されるボードに記憶させ、
上記階層構造の最上位のディスクリプタで、上記所定のボードの記憶位置を直接的に指示し、
上記所定の情報に関連する情報を、上記最上位のディスクリプタから上記階層構造をたどることで指示されるインフォメーション領域に記憶させる構成としたものである。
このようにすることで、ネットワークを介して開示する所定の情報の記憶位置が、ネットワークを介して接続されている他の機器から容易に判るようになり、その情報の読出しなどが簡単に行える。また、所定の情報に関連した情報の記憶位置についても、この装置と通信を行う他の機器側で容易に判るようになる。
第10の発明は、第9の発明の情報処理装置において、
上記情報開示用データ記憶部内のインフォメーション領域には、他の機器からの情報の書込みが可能な領域と、他の機器からの情報の書込みが制限される領域とを設定したものである。
このようにすることで、ネットワークを介して接続された他の機器からの書込みの保護を、必要な情報に対してだけ的確に行える。
第11の発明は、第10の発明の情報処理装置において、
上記インフォメーション領域として、情報の書込みが可能な領域を設定したとき、書込みが可能な容量に関する情報の記憶領域をディスクリプタに付加するようにしたものである。
このようにすることで、書込みが行える情報の容量が、ネットワークを介して接続された他の機器で判断でき、情報の書込みが用意された領域内で良好に行えるようになる。
第12の発明は、第9の発明の情報処理装置において、
上記情報開示用データ記憶部内の所定のボードに記憶されたそれぞれの情報にIDを付加し、上記インフォメーション領域に記憶されたそれぞれの情報にも共通のIDを付加するようにしたものである。
このようにすることで、ボードの記憶情報とインフォメーション領域の記憶情報との対応が、ネットワークを介して接続された他の機器側でもIDを参照するだけで簡単に判るようになる。
以下、本発明の一実施の形態を、図2〜図32を参照して説明する。
まず、図2を参照して本例の音声映像システムの全体の構成例について説明する。すなわち、例えば図2に示すように、例えばIEEE1394で規定されるバスライン1に対して、デジタル衛星放送を受信してデコードするデジタル衛星受信機であるIRD100と、デジタルビデオ記録再生装置であるDVCR200とが接続されているものとする。図示しないその他の機器がバスライン1に接続されていても良い。
DVCR200には、他の機器に情報を公開する掲示板として機能するBBS(ブリテンボードサブユニット)4が設けられる。このBBS4は、例えばDVCR200内のコントローラ10に接続されたメモリの一部のエリアに、該当するデータを記憶させることで設定されるものである。このBBS4の記憶データは、DVCR200内のコントローラ10によって読み書きができる。また、IRD100側には、DVCR200側のBBSを読み書きするBBSコントローラ5が設けられる。なお、IRD100側からの読み書きのコントロールには、例えばAV/Cコマンドで規定されるAV/Cディスクリプタメカニズムが使用される。AV/Cコマンドの詳細については後述する。
そして例えば予約録画を行う場合には、例えばIRD100のBBSコントローラ5によってIRD100とDVCR200とが制御される。そこで予約録画の設定(チャンネル、開始時刻、終了時刻等)はIRD100のコントローラ6を通じてBBSコントローラ5に対して行われる。
そして設定された開始時刻になると、BBSコントローラ5はデジタルチューナ7に対してコマンドを出力して、設定されたチャンネルを選局させ、アンテナ8で捉えた信号の中からデジタルチューナ7で選局受信した映像信号等をバス1に出力させる。
また同時に、BBSコントローラ5からバス1を介してDVCR200のBBS4に対して録画開始のコマンドが送信される。これによってDVCR200のBBS4からレコーダ9に対してコマンドが出力されて、バス1からデジタルチューナ7で選局受信された映像信号等を取り出して、磁気テープ等の記録媒体への記録が行われる。このようにして予約録画が行われる。さらにDVCR200にもコントローラ10が設けられて、例えば内蔵のアナログチューナ11で受信された映像信号等をレコーダ9で記録するなどの制御が行われる。なお、図2ではBBSコントローラ5とコントローラ6とは別体のものとして示してあるが、実際には、例えばコントローラ6を構成するCPUの一部を、BBSコントローラ5として機能するように設定する。
図3は、IRD100の構成を示す図である。衛星からの放送電波をアンテナ8によって受信して端子100aに入力し、IRD100に設けられている番組選択手段としてのチューナ101に供給する。IRD100は、中央制御ユニット(CPU)111の制御に基づいて各回路が動作するようになされており、チューナ101によって所定のチャンネルの信号を得る。チューナ101で得た受信信号は、デスクランブル回路102に供給する。
デスクランブル回路102は、IRD100本体に差し込まれたICカード(図示せず)に記憶されている契約チャンネルの暗号キー情報に基づいて、受信データのうち契約されたチャンネル(又は暗号化されていないチャンネル)の多重化データだけを取り出してデマルチプレクサ103に供給する。
デマルチプレクサ103は、供給される多重化データを各チャンネル毎に並び換え、ユーザによって指定されたチャンネルだけを取り出し、映像部分のパケットからなるビデオストリームをMPEGビデオデコーダ104に送出すると共に、音声部分のパケットからなるオーバーラップストリームをMPEGオーディオデコーダ109に送出する。
MPEGビデオデコーダ104は、ビデオストリームをデコードすることにより、圧縮符号化前の映像データを復元し、これを加算器105を介してNTSCエンコーダ106に送出する。NTSCエンコーダ106は、映像データをNTSC方式の輝度信号及び色差信号に変換し、これをNTSC方式のビデオデータとしてデジタル/アナログ変換器107に送出する。デジタル/アナログ変換器107は、NTSCデータをアナログビデオ信号に変換し、これを接続された受像機(図示せず)に供給する。
また、本例のIRD100は、CPU111の制御に基づいて、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)用に各種表示用の映像データを生成させるGUIデータ生成部108を備える。このGUIデータ生成部108で生成されたGUI用の映像データ(表示データ)は、加算器105に供給して、MPEGビデオデコーダ104が出力する映像データに重畳して、GUI用の映像が受信した放送の映像に重畳されるようにしてある。
MPEGオーディオデコーダ109は、オーディオストリームをデコードすることにより、圧縮符号化前のPCMオーディオデータを復元し、デジタル/アナログ変換器110に送出する。
デジタル/アナログ変換器110は、PCMオーディオデータをアナログ信号化することにより、LChオーディオ信号及びRChオーディオ信号を生成し、これを接続されたオーディオ再生システムのスピーカ(図示せず)を介して音声として出力する。
また本例のIRD100は、デマルチプレクサ103で抽出したビデオストリーム及びオーディオストリームを、IEEE1394インターフェース部112に供給し、インターフェース部112に接続されたIEEE1394方式のバスライン1に送出できる構成としてある。この受信したビデオストリーム及びオーディオストリームは、アイソクロナス転送モードで送出される。さらに、GUIデータ生成部108でGUI用の映像データを生成させている際には、その映像データを、CPU111を介してインターフェース部112に供給し、インターフェース部112からバスライン1にGUI用の映像データを送出できるようにしてある。
CPU111には、ワークRAM113及びRAM114が接続してあり、これらのメモリを使用して制御処理が行われる。また、操作パネル115からの操作指令及び赤外線受光部116からのリモートコントロール信号が、CPU111に供給されて、各種操作に基づいた動作を実行できるようにしてある。また、バスライン1側からインターフェース部112に伝送されるコマンドやレスポンスなどを、CPU111が判断できるようにしてある。
図4は、DVCR200の構成例を示すブロック図である。
記録系の構成としては、DVCR200に内蔵されたチューナ201で所定のチャンネルを受信して得たデジタル放送データを、MPEG(Moving Picture Expers Group )エンコーダ202に供給し、記録に適した方式、例えばMPEG2方式の映像データ及び音声データとする。受信した放送データがMPEG2方式の場合には、エンコーダ202での処理は行わない。
MPEGエンコーダ202でエンコードされたデータは、記録再生部203に供給して、記録用の処理を行い、処理された記録データを回転ヘッドドラム204内の記録ヘッドに供給して、テープカセット205内の磁気テープに記録させる。
外部から入力したアナログの映像信号及び音声信号については、アナログ/デジタル変換器206でデジタルデータに変換した後、MPEGエンコーダ202で例えばMPEG2方式の映像データ及び音声データとし、記録再生部203に供給して、記録用の処理を行い、処理された記録データを回転ヘッドドラム204内の記録ヘッドに供給して、テープカセット205内の磁気テープに記録させる。
再生系の構成としては、テープカセット205内の磁気テープを回転ヘッドドラム204で再生して得た信号を、記録再生部203で再生処理して映像データ及び音声データを得る。この映像データ及び音声データは、MPEGデコーダ207に供給して、例えばMPEG2方式からのデコードを行う。デコードされたデータは、デジタル/アナログ変換器208に供給して、アナログの映像信号及び音声信号とし、外部に出力させる。
また、DVCR200は、IEEE1394方式のバスに接続するためのインターフェース部209を備えて、IEEE1394方式のバス側からこのインターフェース部209に得られる映像データや音声データを、記録再生部203に供給して、テープカセット205内の磁気テープに記録させることができるようにしてある。また、テープカセット205内の磁気テープから再生した映像データや音声データを、記録再生部203からインターフェース部209に供給して、IEEE1394方式のバス側に送出できるようにしてある。
このインターフェース部209を介した伝送時には、このDVCR200で媒体(磁気テープ)に記録する方式(例えば上述したMPEG2方式)と、IEEE1394方式のバス上で伝送されるデータの方式とが異なるとき、DVCR200内の回路で方式変換を行うようにしても良い。
DVCR200での記録処理や再生処理、及びインターフェース部209を介した伝送処理については、中央制御ユニット(CPU)210の制御により実行される。CPU210には、ワークRAMであるメモリ211が接続してある。また、操作パネル212からの操作情報及び赤外線受光部213が受光したリモートコントロール装置からの制御情報が、CPU210に供給されて、その操作情報や制御情報に対応した動作制御を行うようにしてある。さらに、IEEE1394方式のバスを介してインターフェース部209が後述するAV/Cコマンドなどの制御データを受信した際には、そのデータはCPU210に供給して、CPU210が対応した動作制御を行えるようにしてある。
次に、各機器100,200を接続したIEEE1394方式のバス1でデータ伝送が行われる処理について説明する。
図5は、IEEE1394で接続された機器のデータ伝送のサイクル構造を示す図である。IEEE1394では、データは、パケットに分割され、125μSの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送される。このサイクルは、サイクルマスタ機能を有するノード(バスに接続ささたいずれかの機器)から供給されるサイクルスタート信号によって作り出される。アイソクロナスパケットは、全てのサイクルの先頭から伝送に必要な帯域(時間単位であるが帯域と呼ばれる)を確保する。このため、アイソクロナス伝送では、データの一定時間内の伝送が保証される。ただし、伝送エラーが発生した場合は、保護する仕組みが無く、データは失われる。各サイクルのアイソクロナス伝送に使用されていない時間に、アービトレーションの結果、バスを確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出するアシンクロナス伝送では、アクノリッジ、およびリトライを用いることにより、確実な伝送は保証されるが、伝送のタイミングは一定とはならない。
所定のノードがアイソクロナス伝送を行う為には、そのノードがアイソクロナス機能に対応していなければならない。また、アイソクロナス機能に対応したノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有していなければならない。更に、IEEE1394シリアスバスに接続されたノードの中の少なくとも1つは、アイソクロナスリソースマネージャの機能を有していなければならない。
IEEE1394は、ISO/IEC13213で規定された64ビットのアドレス空間を有するCSR(Control&StatusRegister )アーキテクチャに準拠している。図6は、CSRアーキテクチャのアドレス空間の構造を説明する図である。上位16ビットは、各IEEE1394上のノードを示すノードIDであり、残りの48ビットが各ノードに与えられたアドレス空間の指定に使われる。この上位16ビットは更にバスIDの10ビットと物理ID(狭義のノードID)の6ビットに分かれる。全てのビットが1となる値は、特別な目的で使用されるため、1023個のバスと63個のノードを指定することができる。
下位48ビットにて規定される256テラバイトのアドレス空間のうちの上位20ビットで規定される空間は、2048バイトのCSR特有のレジスタやIEEE1394特有のレジスタ等に使用される初期化レジスタスペース(Initial Register Space)、プライベートスペース(Private Space )、および初期化メモリスペース(Initial Memory Space)などに分割され、下位28ビットで規定される空間は、その上位20ビットで規定される空間が、初期化レジスタスペースである場合、コンフィギレーションROM(Configuration read only memory)、ノード特有の用途に使用される初期化ユニットスペース(Initial Unit Space)、プラグコントロールレジスタ(Plug Control Register(PCRs))などとして用いられる。
図7は、主要なCSRのオフセットアドレス、名前、および働きを説明する図である。図7のオフセットとは、初期化レジスタスペースが始まるFFFFF0000000h(最後にhのついた数字は16進表示であることを表す)番地よりのオフセットアドレスを示している。オフセット220hを有するバンドワイズアベイラブルレジスタ(Bandwidth Available Register)は、アイソクロナス通信に割り当て可能な帯域を示しており、アイソクロナスリソースマネージャとして動作しているノードの値だけが有効とされる。すなわち、図6のCSRは、各ノードが有しているが、バンドワイズアベイラブルレジスタについては、アイソクロナスリソースマネージャのものだけが有効とされる。換言すれば、バンドワイズアベイラブルレジスタは、実質的に、アイソクロナスリソースマネージャだけが有する。バンドワイズアベイラブルレジスタには、アイソクロナス通信に帯域を割り当てていない場合に最大値が保存され、帯域を割り当てる毎にその値が減少していく。
オフセット224h乃至228hのチャンネルアベイラブルレジスタ(Channels Available Register )は、その各ビットが0乃至63番のチャンネル番号のそれぞれに対応し、ビットが0である場合には、そのチャンネルが既に割り当てられていることを示している。アイソクロナスリソースマネージャとして動作しているノードのチャンネルアベイラブルレジスタのみが有効である。
図6に戻り、初期化レジスタスペース内のアドレス200h乃至400hに、ゼネラルROM(read only memory)フォーマットに基づいたコンフィギレーションROMが配置される。コンフィギレーションROMには、バスインフォブロック、ルートディレクトリ、およびユニットディレクトリが配置される。バスインフォブロック内のカンパニーID(Company ID)には、機器の製造者を示すID番号が格納される。チップID(Chip ID )には、その機器固有の、他の機器と重複のない世界で唯一のIDが記憶される。
インターフェースを介して、機器の入出力を制御する為、ノードは、図6のイニシャルユニットスペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC1883に規定されるPCR(Plug Control Register )を有する。これは、論理的にアナログインターフェースに類似した信号経路を形成するために、プラグという概念を実体化したものである。図8は、PCRの構成を説明する図である。PCRは、出力プラグを表すoPCR(output Plug Control Register)、入力プラグを表すiPCR(input Plug Control Register )を有する。また、PCRは、各機器固有の出力プラグまたは入力プラグの情報を示すレジスタoMPR(output Master Plug Register )とiMPR(input Master Plug Register)を有する。各機器は、oMPRおよびiMPRをそれぞれ複数持つことはないが、個々のプラグに対応したoPCRおよびiPCRを、機器の能力によって複数持つことが可能である。図8に示されるPCRは、それぞれ31個のoPCRおよびiPCRを有する。アイソクロナスデータの流れは、これらのプラグに対応するレジスタを操作することによって制御される。
図9は、oMPR,oPCR,iMPR、およびiPCRの構成を示す図である。図9AはoMPRの構成を、図9BはoPCRの構成を、図9CはiMPRの構成を、図9DはiPCRの構成を、それぞれ示す。oMPRおよびiMPRのMSB側の2ビットのデータレートの能力(data rate capability)には、その機器が送信または受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度を示すコードが格納される。oMPRの同報チャンネルベース(broadcast channel base)は、ブロードキャスト出力(同報出力)に使用されるチャンネルの番号を規定する。
oMPRのLSB側の5ビットの出力プラグ数(number of output plugs)には、その機器が有する出力プラグ数、すなわちoPCRの数を示す値が格納される。iMPRのLSB側の5ビットの入力プラグ数(number of input plugs )には、その機器が有する入力プラグ数、すなわちiPCRの数を示す値が格納される。主拡張フィールド及び補助拡張フィールドは、将来の拡張の為に定義された領域である。
oPCRおよびiPCRのMSBのオンライン(on-line )は、プラグの使用状態を示す。すなわち、その値が1であればそのプラグがオンラインであり、0であればオフラインであることを示す。oPCRおよびiPCRの同報コネクションカウンタ(broadcast connection counter)の値は、同報コネクションの有り(1)または無し(0)を表す。oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有するポイントトウポイントコネクションカウンタ(point-to-point connection counter )が有する値は、そのプラグが有するポイントトウポイントコネクション(point-to-point connection )の数を表す。ポイントトウポイントコネクション(いわゆるp−to−pコネクション)は、特定の1つのノードと他の特定のノード間だけで伝送を行うためのコネクションである。
oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有するチャンネル数(channel number)が有する値は、そのプラグが接続されるアイソクロナスチャンネルの番号を示す。oPCRの2ビット幅を有するデータレート(data rate )の値は、そのプラグから出力されるアイソクロナスデータのパケットの現実の伝送速度を示す。oPCRの4ビット幅を有するオーバーヘッドID(overhead ID )に格納されるコードは、アイソクロナス通信のオーバーのバンド幅を示す。oPCRの10ビット幅を有するペイロード(payload )の値は、そのプラグが取り扱うことができるアイソクロナスパケットに含まれるデータの最大値を表す。
図10はプラグ、プラグコントロールレジスタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図である。ここではIEEE1394方式のバスに接続された機器を、AVデバイス(AV-device )71〜73として示してある。AVデバイス73のoMPRにより伝送速度とoPCRの数が規定されたoPCR〔0〕〜oPCR〔2〕のうち、oPCR〔1〕によりチャンネルが指定されたアイソクロナスデータは、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1(channel #1)に送出される。AVデバイス71のiMPRにより伝送速度とiPCRの数が規定されたiPCR〔0〕とiPCR〔1〕のうち、入力チャンネル#1が伝送速度とiPCR〔0〕により、AVデバイス71は、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1に送出されたアイソクロナスデータを読み込む。同様に、AVデバイス72は、oPCR〔0〕で指定されたチャンネル#2(channel #2)に、アイソクロナスデータを送出し、AVデバイス71は、iPRC〔1〕にて指定されたチャンネル#2からそのアイソクロナスデータを読み込む。
このようにして、IEEE1394シリアスバスによって接続されている機器間でデータ伝送が行われるが、本例のシステムでは、このIEEE1394シリアスバスを介して接続された機器のコントロールのためのコマンドとして規定されたAV/Cコマンドセットを利用して、各機器のコントロールや状態の判断などが行えるようにしてある。次に、このAV/Cコマンドセットについて説明する。
まず、本例のシステムで使用されるAV/Cコマンドセットにおけるサブユニット アイデンティファイヤ ディスクリプタ(Subunit Identifier Descriptor )のデータ構造について、図11〜図14を参照しながら説明する。図11は、サブユニットアイデンティファイヤディスクリプタのデータ構造を示している。図11に示すように、サブユニットアイデンティファイヤディスクリプタの階層構造のリストにより形成されている。リストとは、例えば、チューナであれば、受信できるチャンネル、ディスクであれば、そこに記録されている曲などを表す。階層構造の最上位層のリストはルートリストと呼ばれており、例えば、リスト0がその下位のリストに対するルートとなる。他のリストも同様にルートリストとなる。ルートリストはオブジェクトの数だけ存在する。ここで、オブジェクトとは、例えば、バスに接続されたAV機器がチューナである場合、デジタル放送における各チャンネル等のことである。また、1つの階層の全てのリストは、共通の情報を共有している。
図12は、ジェネラル サブユニット ディスクリプタ(The General Subunit Identifier Descriptor )のフォーマットを示している。サブユニット ディスクリプタには、機能に関しての属性情報が内容として記述されている。ディスクリプタ長(descriptor length )フィールドは、そのフィールド自身の値は含まれていない。ジェネレーションID(generation ID )は、AV/Cコマンドセットのバージョンを示しており、その値は例えば“00h”(hは16進を表す)となっている。ここで、“00h”は、例えば図13に示すように、データ構造とコマンドがAV/C ジェネラル規格(General Specification )のバージョン3.0であることを意味している。また、図13に示すように、“00h”を除いた全ての値は、将来の仕様のために予約確保されている。
リストIDサイズ(size of list ID )は、リストIDのバイト数を示している。オブジェクトIDサイズ(size of object ID )は、オブジェクトIDのバイト数を示している。オブジェクトポジションサイズ(size of object position )は、制御の際、参照する場合に用いられるリスト中の位置(バイト数)を示している。ルートオブジェクトリスト数(number of root object list)は、ルートオブジェクトリストの数を示している。ルートオブジェクトリストID(root object list id )は、それぞれ独立した階層の最上位のルートオブジェクトリストを識別するためのIDを示している。
サブユニットに属するデータ長(subunit dependent length)は、後続のサブユニットに属するデータフィールド(subunit dependent information )フィールドのバイト数を示している。サブユニットに属するデータフィールドは、機能に固有の情報を示すフィールドである。製造メーカ特有のデータ長(manufacturer dependent length )は、後続の製造メーカ特有のデータ(manufacturer dependent information)フィールドのバイト数を示している。製造メーカー特有のデータは、ベンダー(製造メーカ)の仕様情報を示すフィールドである。尚、ディスクリプタの中に製造メーカ特有のデータがない場合は、このフィールドは存在しない。
図14は、図12で示したリストIDの割り当て範囲を示している。図14に示すように、“0000h乃至0FFFh”および“4000h乃至FFFFh”は、将来の仕様のための割り当て範囲として予約確保されている。“1000h乃至3FFFh”および“10000h乃至リストIDの最大値”は、機能タイプの従属情報を識別するために用意されている。
次に、本例のシステムで使用されるAV/Cコマンドセットについて、図15〜図20を参照しながら説明する。図15は、AV/Cコマンドセットのスタックモデルを示している。図15に示すように、物理レイヤ81、リンクレイヤ82、トランザクションレイヤ83、およびシリアスバスマネジメント84は、IEEE1394に準拠している。FCP(Function Control Protocol )85は、IEC61883に準拠している。AV/Cコマンドセット86は、1394TAスペックに準拠している。
図16は、図15のFCP85のコマンドとレスポンスを説明するための図である。FCPはIEEE1394方式のバス上の機器(ノード)の制御を行うためのプロトコルである。図16に示すように、制御する側がコントローラで、制御される側がターゲットである。FCPのコマンドの送信またはレスポンスは、IEEE1394のアシンクロナス通信のライトトランザクションを用いて、ノード間で行われる。データを受け取ったターゲットは、受信確認のために、アクノリッジをコントローラに返す。
図17は、図16で示したFCPのコマンドとレスポンスの関係をさらに詳しく説明するための図である。IEEE1394バスを介してノードAとノードBが接続されている。ノードAがコントローラで、ノードBがターゲットである。ノードA、ノードBともに、コマンドレジスタおよびレスポンスレジスタがそれぞれ、512バイトずつ準備されている。図17に示すように、コントローラがターゲットのコマンドレジスタ93にコマンドメッセージを書き込むことにより命令を伝える。また逆に、ターゲットがコントローラのレスポンスレジスタ92にレスポンスメッセージを書き込むことにより応答を伝えている。以上2つのメッセージに対して、制御情報のやり取りを行う。FCPで送られるコマンドセットの種類は、後述する図18のデータフィールド中のCTSに記される。
図18は、AV/Cコマンドのアシンクロナス転送モードで伝送されるパケットのデータ構造を示している。AV/Cコマンドセットは、AV機器を制御するためのコマンドセットで、CTS(コマンドセットのID)=“0000”である。AV/Cコマンドフレームおよびレスポンスフレームが、上記FCPを用いてノード間でやり取りされる。バスおよびAV機器に負担をかけないために、コマンドに対するレスポンスは、100ms以内に行うことになっている。図18に示すように、アシンクロナスパケットのデータは、水平方向32ビット(=1 quadlet )で構成されている。図中上段はパケットのヘッダ部分を示しており、図中下段はデータブロックを示している。ディスティネーション(destination ID)は、宛先を示している。
CTSはコマンドセットのIDを示しており、AV/CコマンドセットではCTS=“0000”である。Cタイプ/レスポンス(ctype/response)のフィールドは、パケットがコマンドの場合はコマンドの機能分類を示し、パケットがレスポンスの場合はコマンドの処理結果を示す。コマンドは大きく分けて、(1)機能を外部から制御するコマンド(CONTROL)、(2)外部から状態を問い合わせるコマンド(STATUS)、(3)制御コマンドのサポートの有無を外部から問い合わせるコマンド(GENERAL INQUIRY(opcodeのサポートの有無)およびSPECIFIC INQUIRY(opcodeおよびoperandsのサポートの有無))、(4)状態の変化を外部に知らせるよう要求するコマンド(NOTIFY)の4種類が定義されている。
レスポンスはコマンドの種類に応じて返される。コントロール(CONTROL)コマンドに対するレスポンスには、「実装されていない」(NOT IMPLEMENTED)、「受け入れる」(ACCEPTED)、「拒絶」(REJECTED)、および「暫定」(INTERIM)がある。ステータス(STATUS)コマンドに対するレスポンスには、「実装されていない」(NOT IMPLEMENTED)、「拒絶」(REJECTED)、「移行中」(IN TRANSITION)、および「安定」(STABLE)がある。コマンドのサポートの有無を外部から問い合わせるコマンド(GENERAL INQUIRYおよびSPECIFIC INQUIRY)に対するレスポンスには、「実装されている」(IMPLEMENTED)、および「実装されていない」(NOT IMPLEMENTED)がある。状態の変化を外部に知らせるよう要求するコマンド(NOTIFY)に対するレスポンスには、「実装されていない」(NOT IMPLEMENTED)、「拒絶」(REJECTED)、「暫定」(INTERIM)および「変化した」(CHANGED)がある。
サブユニットタイプ(subunit type)は、機器内の機能を特定するために設けられており、例えば、テープレコーダ/プレーヤ(tape reccorder/player ),チューナ(tuner )等が割り当てられる。このサブユニットタイプには、機器に対応した機能の他に、他の機器に情報を公開するサブユニットであるBBS(ブリテンボードサブユニット)についても割り当てがある。同じ種類のサブユニットが複数存在する場合の判別を行うために、判別番号としてサブユニットID(subunit id)でアドレッシングを行う。オペコード(opcode)はコマンドを表しており、オペランド(operand )はコマンドのパラメータを表している。必要に応じて付加されるフィールド(dditionaloperands)も用意されている。オペランドの後には、0データなどが必要に応じて付加される。データCRC(Cyclic Reduncy Check)はデータ伝送時のエラーチェックに使われる。
図19は、AV/Cコマンドの具体例を示している。図19の左側は、cタイプ/レスポンスの具体例を示している。図中上段がコマンドを表しており、図中下段がレスポンスを表している。“0000”にはコントロール(CONTROL)、“0001”にはステータス(STATUS)、“0010”にはスペシフィックインクワイリ(SPECIFIC INQUIRY)、“0011”にはノティファイ(NOTIFY)、“0100”にはジェネラルインクワイリ(GENERAL INQUIRY)が割り当てられている。“0101乃至0111”は将来の仕様のために予約確保されている。また、“1000”には実装なし(NOT INPLEMENTED)、“1001”には受け入れ(ACCEPTED)、“1010”には拒絶(REJECTED)、“1011”には移行中(IN TRANSITION)、“1100”には実装あり(IMPLEMENTED/STABLE)、“1101”には状態変化(CHNGED)、“1111”には暫定応答(INTERIM)が割り当てられている。“1110”は将来の仕様のために予約確保されている。
図19の中央は、サブユニットタイプの具体例を示している。“00000”にはビデオモニタ、“00011”にはディスクレコーダ/プレーヤ、“00100”にはテープレコーダ/プレーヤ、“00101”にはチューナ、“00111”にはビデオカメラ、“01010”にはBBS、“11100”には製造メーカ特有のサブユニットタイプ(Vender unique )、“11110”には特定のサブユニットタイプ(Subunit type extended tonext byte )が割り当てられている。尚、“11111”にはユニットが割り当てられているが、これは機器そのものに送られる場合に用いられ、例えば電源のオンオフなどが挙げられる。
図19の右側は、オペコード(オペレーションコード:opcode)の具体例を示している。各サブユニットタイプ毎にオペコードのテーブルが存在し、ここでは、サブユニットタイプがテープレコーダ/プレーヤの場合のオペコードを示している。また、オペコード毎にオペランドが定義されている。ここでは、“00h”には製造メーカ特有の値(Vender dependent)、“50h”にはサーチモード、“51h”にはタイムコード、“52h”にはATN、“60h”にはオープンメモリ、“61h”にはメモリ読出し、“62h”にはメモリ書込み、“C1h”にはロード、“C2h”には録音、“C3h”には再生、“C4h”には巻き戻しが割り当てられている。
図20は、AV/Cコマンドとレスポンスの具体例を示している。例えば、ターゲット(コンスーマ)としての再生機器に再生指示を行う場合、コントローラは、図20Aのようなコマンドをターゲットに送る。このコマンドは、AV/Cコマンドセットを使用しているため、CTS=“0000”となっている。ctypeには、機器を外部から制御するコマンド(CONTROL)を用いるため、cタイプ=“0000”となっている(図19参照)。サブユニットタイプはテープレコーダ/プレーヤであることより、サブユニットタイプ=“00100”となっている(図19参照)。idはID0の場合を示しており、id=000となっている。オペコードは再生を意味する“C3h”となっている(図19参照)。オペランドは順方向(FORWARD)を意味する“75h”となっている。そして、再生されると、ターゲットは図20Bのようなレスポンスをコントローラに返す。ここでは、「受け入れ」(accepted)がレスポンスに入るため、レスポンス=“1001”となっている(図19参照)。レスポンスを除いて、他は図20Aと同じであるので説明は省略する。
次に、以上説明したAV/Cコマンドセットに用意された他の機器に情報を公開するサブユニットであるBBS(ブリテンボードサブユニット)の構成と、そのBBSを使用した処理について、図21以降を参照して説明する。
本例においてはBBSは、例えば図21に示すように階層構造化されたディスクリプタで構成される。すなわち、BBSのデータ構造(リスト)を示すBBSID(Bulletin Board Subunit Identifier Descriptor)900が最上位の階層に設けてあり、そのBBSID900で示されるルートリストIDで、実際の各ディスクリプタやボードの位置が指示される。このBBSIDは、ブリテンボードの規格書である〔1394 Trade Association Board Subunit General Specification〕に定められているものであり、ブリテンボードのサブユニットが必ず持つことになっているリストである。なおコントローラは、BBSに最初にアクセスする場合にはこのリストを読み出すことになっている。
このBBSID900の下の階層には、ボードリストとインフォメーションリストが配置される。ボードリストとインフォメーションリストには、それぞれ読出し専用のものと、書込み可能なものの2種類が設定されている。即ち、リストタイプの一覧を図28に示すと、リストタイプの値80の場合には、読出し専用のボードリストとされ、リストタイプの値81の場合には、書込み可能なボードリストとされる。また、リストタイプの値82の場合には、読出し専用のインフォメーションリストとされ、リストタイプの値83の場合には、書込み可能なインフォメーションリストとされる。なお、ここでの読出し専用のリストとは、BBSを持つ機器とは別の外部の機器のコントローラからの指示で書込みができないリストであり、BBSを持つ機器の内部のコントローラの指示では書込みが可能である。
BBSID900には、BBS内にあるリストを読み書きするための基本情報が入っている。具体的には、図22に示すように、BBSID900のリストの最初にはサイズ等の定められた情報が設けられる。さらにこれらの情報に続いてルートリストIDが設けられる。このルートリストIDは、それぞれが各BBSに直結されるボードリストへのポインタとなるものである。また、これらのルートリストIDは、各ボードタイプごとにそれぞれ1つの値が割り当てられるものである。
すなわちこのルートリストIDは、例えば図22に示すリストIDアサイメント901に示すように、16進値で0000からFFFFまでの値で定められ、この内の1000から1FFFまでがルートリストIDとして定められる。またルートリストIDの2000から3FFFまではデフォルトリストのための自由空間とされる。さらにルートリストIDの0000から1FFFまでと、4FFFからFFFFまでは未定義である。なおこれらのルートリストIDの値は規格書等によって公開される。
そして上述のBBSID900には、このようなルートリストIDが各ボードタイプ別に複数が設けられる。図22の例では、タイプA〜Cの3種のBBSが設けられている場合である。さらにこれらのルートリストIDの後には、BBSに特有のインフォメーション情報や、製造メーカに特有のインフォメーション情報などが設けられる。
ここでは、タイプAのルートリストIDは、リソーススケジュールボード(RSB)910へのポインタとなる。このリソーススケジュールボード910には、例えば予約録画の具体的な設定(チャンネル、開始時刻等)に関する情報が書き込まれる。これらのリソーススケジュールボード910に書き込まれる情報には、個々にオブジェクトIDが設定されて、そのオブジェクトIDの情報がリソーススケジュールボード910内に書き込まれる。このオブジェクトIDは、同じ予約録画に関する情報である限り共通に使用される。即ち、本例の場合には、リソーススケジュールボード910には、予約録画に関する基本的な情報だけが書き込まれ、後述するインフォメーションリストディスクリプタ921,922,931,932には、各予約録画に付随する情報が書き込まれるが、インフォメーションリストディスクリプタ内の各項目に、リソーススケジュールボード910内の各項目のオブジェクトIDと同じオブジェクトIDが設定されて、対応がとれるようにしてある。
そしてBBSID900のタイプB、CのルートリストIDによって、それぞれ図22に示すようなボードリストディスクリプタ920,930が検索される。
ここでボードリストディスクリプタ920は、書き込み可能(Write Enable)なボードリストディスクリプタを示す。ここでの書込み可能とは、バスライン1で接続された相手の機器からの書込みが可能であることを示す。自らの機器内のコントローラによっても書込みが可能であることは勿論である。ボードリストディスクリプタ920は、最初にリストのデータ長が示され、次にリストタイプとして書き込み可能なボードであることが示される。さらに属性としてオブジェクトIDを有するか否かと、リスト情報として形成可能なボードの容量が示される。また、用意されたボードエントリーの数が示される。
この後に各ボードに関する情報が設けられる。すなわち例えばボードエントリーの数がn個であるとすると、0エントリータイプからn−1エントリータイプまでのボードエントリーが存在し、0エントリータイプの情報920aとして、エントリータイプがボードであること、属性としてチャイルドリストを有しているか否かが示される。そしてチャイルドリストを有している場合にはチャイルドリストIDが設けられる。このチャイルドリストIDで、チャイルドリストとしてのディスクリプタ(#B−1)921の位置が指示される。またエントリー情報としてボードタイプとボードタイプの詳細についての情報が書き込まれるフィールドが設けられる。さらにこのようなリストがボードの数だけ設けられる。例えば、1エントリータイプの情報920bが同様に設けられて、その情報の中のチャイルドリストIDで、ディスクリプタ(#B−n)922の位置が指示される。
また、図22に示すボードリストディスクリプタ930は、読み出し専用のボードリストディスクリプタを示し、この場合には最初にリストタイプとして読み出し専用のボードであることが示される。ここでの読出し専用とは、バスライン1で接続された相手の機器で書込みが出来ないことを示す。自らの機器内のコントローラによる書込みは可能である。さらに属性としてオブジェクトIDを有するか否かと、リスト情報として形成可能なボードの容量と、ボードエントリーの数が示される。
この後に各ボードに関する情報が設けられる。すなわち例えば0エントリータイプの情報930aとして、エントリータイプがボードであること、属性としてチャイルドリストを有しているか否かが示される。そしてチャイルドリストを有している場合にはチャイルドリストIDが設けられる。このチャイルドリストIDで、チャイルドリストとしてのディスクリプタ931の位置が指示される。またエントリー情報としてボードタイプとボードタイプの詳細についての情報が書き込まれるフィールドが設けられる。さらにこのようなリストがボードの数だけ設けられる。
そして図23に示すインフォメーションリストディスクリプタ(#B−1)921においては、例えば最初にリストタイプとして書き込み可能なインフォメーションリストであることが示される。さらに属性としてオブジェクトIDを有するか否かと、リストスペシフィクとして形成可能な容量と、エントリー数の情報とが示される。
この後に各インフォメーションに関する情報が設けられる。すなわち0エントリータイプの情報921aとして例えばプリセットのインフォメーションであること、属性としてチャイルドリストを有しているか否かが示される。チャイルドリストを有していない場合にはチャイルドリストIDのフィールドが設けられない。そして、オブジェクトIDと、例えばプリセットのインフォメーションが設けられる。さらにこのようなリストがインフォメーションの数だけ設けられる。また、同じ階層の別のインフォーメイションリストディスクリプタ(#B−n)922も同様のデータ構成であるが詳細は省略する。
また、ボードリストディスクリプタ930のチャイルドリストであるインフォーメイションリストディスクリプタ(#C−1)931は、ボードリストディスクリプタ930のチャイルドリストIDで位置が指示される。ここでこのインフォーメイションリストディスクリプタ#C−1は、さらにこのディスクリプタにチャイルドリストIDを有している場合である。
インフォメーションリストディスクリプタ(#C−1)931においては、例えば最初にリストタイプとして読み出し専用のインフォメーションであることが示される。また属性としてオブジェクトIDを有するか否かと、リスト情報、リストとして形成可能な容量、さらにエントリーの数が示される。
この後に各インフォメーションに関する情報931aが設けられる。すなわち0エントリータイプとして△△のインフォメーションであること、属性としてチャイルドリストを有しているか否かが示される。そしてチャイルドリストを有している場合にはチャイルドリストIDと、オブジェクトIDと、インフォメーションエントリーが設けられる。さらにこのようなリストがインフォメーションの数だけ設けられる。
そしてこのディスクリプタに設けられたチャイルドリストIDによって、さらにそのディスクリプタの下層のディスクリプタであるインフォーメイションチャイルドリストディスクリプタ(#C−1−1)932が検索される。このディスクリプタ(#C−1−1)932においては、例えば最初にリストタイプとして読み出し専用のボードあること、属性としてオブジェクトIDを有するか否かが示される。
さらにリスト情報と、ボードとして形成可能な容量と、エントリーの数が示される。また、各インフォメーションに関する情報として、例えば0エントリータイプの情報932aとして、属性にチャイルドリストを有しているか否かが示される。また、インフォメーションエントリースペシフィクが設けられる。このようなリストがエントリーの数だけ設けられる。
このように構成されるブリテンボードサブユニットによると、上述のようにルートリストIDがボードタイプ別に1つIDが割り当てられているので、コントローラはBBSID内のルートリストIDを読み出し、目的とするボードタイプと比較することで、ターゲットであるサブユニット内に目的とするボードタイプが存在するかどうかを確認することができる。
各ルートリストIDはボードを構成する先頭リスト、または同一タイプのボードを複数まとめたボードリストを示す。ボード及びボードリストの構成内容は次に示す通りである。ボードは1以上のインフォメーションリストディスクリプタで構成される。また、同一タイプの複数のボードを取りまとめるボードリストディスクリプタでは、各ボードの先頭のインフォメーションリストディスクリプタへのポインタが示されている。
複数のボードタイプをまとめるボードリストディスクリプタには、書き込み可能なものと読み出し専用の2つのタイプがある。これらのタイプはリストタイプで識別できる。書き込み可能なボードリストは、同一タイプのボードをコントローラがリモートで発生させることができる。リストタイプが書き込み可能であると検知したコントローラは、書込みを実行させるコマンドを発行して、データを書き込ませることで、必要なデータをディスクリプタ内に設定することができる。
さらにこれらのデータのアクセスには、例えばAV/Cコマンドで規定されるAV/C オープン/リード/ライト ディスクリプタ(OPEN/READ/WHITE Descriptor)コマンドを用いて行うことができる。
即ち、BBS内のディスクリプタにアクセスする際には、まず図29に示す構成のオープンディスクリプタ(OPEN DESCRIPTIR)のコマンドを送って、該当するディスクリプタが読出し又は書込みができる状態に設定する。このオープンディスクリプタのコマンドでは、例えば図29に示すように、オペコードの欄にオープンディスクリプタのコマンドに対応した値を配置し、オペランド〔0〕の欄にオープンさせるディスクリプタのタイプの値を配置し、オペランド〔1〕,〔2〕の欄にオープンさせるリストIDの値を配置し、オペランド〔3〕の欄に、サブファンクションの値を配置する。サブファンクションとしては、例えば書込み用にオープンさせる場合には、ライトオープンの値を配置し、読出し用にオープンさせる場合には、リードオープンの値を配置する。オペランド〔4〕以降の欄は未定義とされる。
図29に示すオープンディスクリプタのコマンドでアクセスできる状態になったディスクリプタからデータを読出す際には、リードコマンドを送って、必要なデータを読出す。図30は、このリードコマンドの構成を示したものである。その構成を説明すると、オペコードの欄にリードディスクリプタのコマンドに対応した値を配置し、オペランド〔0〕以降の欄に、ディスクリプタを特定するためのデータを配置し、特定のオペランドに読出すデータの種類や、データ長,アドレスなどを配置する。
また、図29に示すオープンディスクリプタのコマンドでアクセスできる状態になったディスクリプタに対してデータを書込ませる際には、ライトコマンドを送って、必要なデータの書込みを行う。図31は、このライトコマンドの構成を示したものである。その構成を説明すると、オペコードの欄にライトディスクリプタのコマンドに対応した値を配置し、オペランド〔0〕の欄にディスクリプタを特定するためのデータを配置し、以降のオペランドに、サブファンクションと、グループタグと、書込みデータ長と、アドレスと、書き換えられる前のオリジナルのデータ長と、書込ませるデータを配置する。サブファンクションとしては、例えば部分的な書換えを指示するサブファンクションとする。
また、図30に示したリードコマンドで読出しを行ったり、図31に示したライトコマンドで書込みを行った後に、該当するディスクリプタへのアクセスを終了させるとき、クローズコマンドを行ってアクセスを終了させる。クローズコマンドは、オープンコマンドと同様の構成のコマンドを利用して、サブファンクションでクローズを指示するようにしてある。即ち、図32に示すように、オペコードの欄にオープンディスクリプタのコマンドに対応した値を配置し、オペランド〔0〕の欄にオープンさせるディスクリプタのタイプの値を配置し、オペランド〔1〕,〔2〕の欄にオープンさせるリストIDの値を配置し、オペランド〔3〕の欄に、クローズを示すサブファンクションの値を配置する。オペランド〔4〕以降の欄は未定義とされる。
次に、図21のBBSID900で示されたボードを、AV/Cコマンドを使用して、バスライン上の他の機器のコントローラから読出す際の処理を、図24〜図27のフローチャートを参照して説明する。
まず、図24のフローチャートに示すように、BBサブユニット(ブリテンボードサブユニット)のSID(サブユニットアイデンティファイアディスクリプタ)をリードオープンさせるコマンドを送り、読出し可能状態とする(ステップS11)。この状態で、BBサブユニットのSIDを指定して、リードディスクリプタコマンドで、そのSIDの内容を読出し、リストIDのサイズ、ターゲットのBBサブユニットがサポートしているボードタイプを知る(ステップS12)。その後、BBサブユニットのSIDをクローズさせる(ステップS13)。
次に、SIDで示されたルートリストID内の任意のリストIDを指定して、リードオープンさせるコマンドを送り、読出し可能状態とする(ステップS14)。そして属性のデータから、リスト内のオブジェクトはIDを持つか否か検知する(ステップS15)。さらにリストタイプが書込み可能か否か判断し(ステップS16)、書込み可能であるとき、エントリー書込み時の制限を検知する(ステップS17)。そしてステップS16で書込み不可と判断したとき、及びステップS17でエントリー書込み時の制限を検知した後に、リストタイプがボードリストが否か判断する(ステップS18)。
ステップS18でボードリストであると判断したときには、そのボードリストエントリーを読出す処理である図25のフローチャートに移る。ここでは、該当するボードリストエントリーのオブジェクトエントリー数のデータから、該当するディスクリプタ内のエントリー総数を検知し、コントローラ内に設定されるカウンタを初期化する(ステップS21)。
そして、エントリー総数がカウンタのカウント値より大きいか否か判断する(ステップS22)。最初の状態ではカウンタのカウント値よりもエントリー総数の方が大きくなる。この判断でエントリー総数の方が大きいとき、オブジェクト内の属性のチャイルドリストIDが1であるか(即ちチャイルドリストありとなっているか)判断する(ステップS23)。ここで、チャイルドリストIDが1である場合には、チャイルドリストIDを読出す(ステップS24)。ステップS23でチャイルドリストなしと判断したとき、及びステップS24でチャイルドリストIDを読出した後には、そのエントリーのインフォメーション情報(エントリースペシィフィックインフォメーション)を読出し(ステップS25)、カウンタの値をカウントアップさせ(ステップS26)、ステップS22の判断に戻る。
そしてステップS22の判断で、エントリー総数とカウンタのカウント値とが等しいとき、このボードリストをクローズさせるコマンドを送って、読出しを終了させる(ステップS27)。
また、図24のフローチャートのステップS18でボードリストでないと判断したとき(即ちインフォメーションリストであると判断したとき)には、インフォメーションリストエントリーを読出す処理である図26のフローチャートに移る。ここでは、該当するインフォメーションリストエントリーのオブジェクトエントリー数のデータから、該当するディスクリプタ内のエントリー総数を検知し、コントローラ内に設定されるカウンタを初期化する(ステップS31)。
そして、エントリー総数がカウンタのカウント値より大きいか否か判断する(ステップS32)。最初の状態ではカウンタのカウント値よりもエントリー総数の方が大きくなる。この判断でエントリー総数の方が大きいとき、オブジェクトIDを読出す(ステップS33)。さらに、オブジェクト内の属性のチャイルドリストIDが1であるか(即ちチャイルドリストありとなっているか)判断する(ステップS34)。ここで、チャイルドリストIDが1である場合には、チャイルドリストIDを読出す(ステップS35)。ステップS34でチャイルドリストなしと判断したとき、及びステップS35でチャイルドリストIDを読出した後には、そのエントリーのインフォメーション情報(エントリースペシィフィックインフォメーション)を読出し(ステップS36)、カウンタの値をカウントアップさせ(ステップS37)、ステップS32の判断に戻る。
そしてステップS32の判断で、エントリー総数とカウンタのカウント値とが等しいとき、このインフォメーションリストをクローズさせるコマンドを送って、読出しを終了させる(ステップS38)。
次に、インフォメーションリストでチャイルドリストありと判断した場合に、そのインフォメーションチャイルドリストを読出す場合の処理を、図27のフローチャートを参照して説明する。 まず、インフォメーションリストからステップS35で読出したチャイルドリストIDを指定して、リードオープンさせるコマンドを送り、読出し可能状態とする(ステップS41)。この状態で、リストタイプが書込み可能か否か判断し(ステップS42)、書込み可能であるとき、エントリー書込み時の制限を検知する(ステップS43)。そしてステップS42で書込み不可と判断したとき、及びステップS43でエントリー書込み時の制限を検知した後に、属性からリスト内のエントリーがオブジェクトIDを持つかどうかを検知する(ステップS44)。また、オブジェクトエントリー数からエントリー総数を判断し、カウンタを初期化する(ステップS45)。
そして、エントリー総数がカウンタのカウント値より大きいか否か判断する(ステップS46)。最初の状態ではカウンタのカウント値よりもエントリー総数の方が大きくなる。この判断でエントリー総数の方が大きいとき、オブジェクトIDがあるか否か判断し(ステップS47)、オブジェクトIDがあるとき、そのオブジェクトIDを読出す(ステップS48)。さらに、オブジェクト内の属性のチャイルドリストIDが1であるか(即ちチャイルドリストありとなっているか)判断する(ステップS49)。ここで、チャイルドリストIDが1である場合には、チャイルドリストIDを読出す(ステップS50)。そして、そのエントリーのインフォメーション情報(エントリースペシィフィックインフォメーション)を読出し(ステップS51)、カウンタの値をカウントアップさせ(ステップS52)、ステップS46の判断に戻る。
ステップS46の判断で、エントリー総数とカウンタのカウント値とが等しいとき、このインフォメーションリストをクローズさせるコマンドを送って、読出しを終了させる(ステップS53)。
なお、図24〜図27のフローチャートでは、ディスクリプタの読出しの処理について説明したが、書込み可能なディスクリプタに関しては、読出しの処理と同様の手順でリストの位置を指定しながら、書込みを行うコマンドを発行させることで、データの書込みが行える。
このようにIEEE1394方式のバスラインで接続された1つの機器に、ブリテンボードサブユニットを用意して、そのサブユニットを構成するディスクリプタを階層構造化して、最上位のディスクリプタから、各ボード及びインフォメーションの判断が行えることで、バスラインで接続された機器間で効率良くブリテンボードサブユニットに書込まれたデータを共用して制御ができるようになる。
例えば、図2に示したように、DVCR200側にブリテンボードサブユニット(BBS)4を用意することで、DVCR200とバスライン1で接続されたIRD100内のBBSコントローラ5が、図24〜図27のフローチャートに従った手順で、BBS4を読出して、DVCR200での予約録画の設定状況が判断できる。このBBS4の読出しにより、例えば予約録画のためにIRD100内のチューナで受信が必要なときには、該当する動作が実行される。
この予約録画の開始時間などの基本的な情報は、最上位のディスクリプタであるBBSID内のルートリストIDで直接的に指示されるリソーススケジュールボードに直接的に書き込まれるため、迅速にその情報を得ることができる。
そして、例えば予約録画に付随する情報は、インフォメーションリストディスクリプタに書き込まれるので、それぞれのインフォメーションリストディスクリプタに書き込まれた情報を読出すことで、予約録画に関する詳細が判るようになる。例えば、録画が予約された番組(プログラム)のタイトル,内容などの詳細が判るようになる。番組のタイトル,内容などの情報は、例えばIRD100で受信するデジタル放送の場合、放送データに重畳されたEPG(電子プログラムガイド)と称されるデータを使用することで得られる。また、それぞれのディスクリプタとリソーススケジュールボードに設定される情報には、オブジェクトIDを設定してあることで、それぞれの情報の対応が簡単に判るようになる。
また、IRD100内のBBSコントローラ5により、BBS4にデータを書き込ませて、新たな録画予約の設定を行うこともできる。この場合には、書込み可能なディスクリプタにデータを書き込ませるが、その際にはディスクリプタ内の書込み可能な容量の情報を読出して判断することで、どの程度のデータの書込みが可能か判断でき、適正な書込みの設定が行える。
また、BBS内に設定されたディスクリプタに書き込み制限をすることができることで、例えばDVCR200内で設定された予約録画についての詳細な情報を、書き込み制限されたディスクリプタに用意することで、その予約録画についての修正を、IRD100内のBBSコントローラ5が実行することは出来なくなり、予約録画の保護が的確に行えるようになる。
なお本発明は、上述の説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形が可能とされるものである。
例えば、上述した実施の形態では、BBS(ブリテンボードサブユニット)を、録画予約の情報の書込み用として使用した例としたが、バスラインを介して公開する必要のあるその他のデータを、BBSに同様の階層構造化されたディスクリプタに書き込ませても良い。また、そのBBSを使用する機器についても、上述したIRD,DVCR以外の電子機器(各種映像機器,オーディオ機器など)に適用することもできる。
また、上述した実施の形態では、機器間を接続するバスラインについても、IEEE1394方式のバスラインとしたが、その他の規格のバスラインを使用しても良い。この場合、有線で接続されるバスラインの他に、複数の機器間で無線通信を行って同様のデータ伝送を行う無線伝送路を適用しても良い。
図1は、従来のネットワーク装置の構成図である。 本発明の一実施の形態によるネットワーク装置の構成図である。 デジタル衛星受信機の構成例を示すブロック図である。 ビデオ記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 IEEE1394方式のフレーム構造の例を示す説明図である。 CRSアーキテクチャのアドレス空間の構造の例を示す説明図である。 主要なCRSの位置、名前、働きの例を示す説明図である。 プラグコントロールレジスタの構成例を示す説明図である。 oMPR、oPCR、iMPR、iPCRの構成例を示す説明図である。 プラグ、プラグコントロールレジスタ、伝送チャンネルの関係の例を示す説明図である。 ディスクリプタの階層構造によるデータ構造例を示す説明図である。 ディスクリプタのデータ構造例を示す説明図である。 図12のジェネレーションIDの例を示す説明図である。 図12のリストIDの例を示す説明図である。 AV/Cコマンドのスタックモデルの例を示す説明図である。 AV/Cコマンドのコマンドとレスポンスの関係の例を示す説明図である。 AV/Cコマンドのコマンドとレスポンスの関係の例を更に詳しく示す説明図である。 AV/Cコマンドのデータ構造の例を示す説明図である。 AV/Cコマンドの具体例を示す説明図である。 AV/Cコマンドのコマンドとレスポンスの具体例を示す説明図である。 BBS(ブリテンボードサブユニット)の構成例を示す説明図である。 図21に示したBBSの一部のデータ構造の例を示す説明図である。 図21に示したBBSの他の一部のデータ構造の例を示す説明図である。 BBSで示されたボードを読出す場合の処理例を示すフローチャートである。 ボードリストエントリーを読出す場合の処理例を示すフローチャートである。 インフォメーションリスト内のエントリーを読出す場合の処理例を示すフローチャートである。 インフォメーションチャイルドリストを読出す場合の処理例を示すフローチャートである。 リストタイプの例を示す説明図である。 オープンコマンドのデータ構成例を示す説明図である。 リードコマンドのデータ構成例を示す説明図である。 ライトコマンドのデータ構成例を示す説明図である。 クローズコマンドのデータ構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 ‥‥‥ バスライン
4 ‥‥‥ BBS(ブリテンボード サブユニット)
5 ‥‥‥ BBSコントローラ
6 ‥‥‥ コントローラ
7 ‥‥‥ チューナ
8 ‥‥‥ アンテナ
9 ‥‥‥ レコーダ
10‥‥‥ コントローラ
11 ‥‥‥ チューナ
51‥‥‥バスライン
52‥‥‥IRD(デジタル衛星放送受信機)
53‥‥‥DVCR(デジタルビデオカセットレコーダ)
54‥‥‥ コントローラ
55 ‥‥‥ チューナ
56 ‥‥‥ アンテナ
57 ‥‥‥ レコーダ
58 ‥‥‥ コントローラ
59 ‥‥‥ チューナ
71,72,73‥‥‥AVデバイス
81‥‥‥物理レイヤ
83‥‥‥リンクレイヤ
84‥‥‥シリアルバスマネジメント
85‥‥‥FCP
86‥‥‥AV/Cコマンド
91,93‥‥‥コマンドレジスタ
92,94‥‥‥レスポンスレジスタ
100‥‥‥IRD(デジタル衛星放送受信機)
101‥‥‥チューナ
102‥‥‥デスクランブル回路
103‥‥‥デマルチプレクサ
104‥‥‥MPEGビデオデコーダ
105‥‥‥加算器
106‥‥‥NTSCエンコーダ
107‥‥‥デジタル/アナログ変換器
108‥‥‥GUIデータ生成部
109‥‥‥MPEGオーディオデコーダ
110‥‥‥デジタル/アナログ変換器
111‥‥‥CPU
112‥‥‥インターフェース部
113‥‥‥ワークRAM
115‥‥‥操作パネル
116‥‥‥赤外線受光部
200‥‥‥DVCR(デジタルビデオカセットレコーダ)
201‥‥‥チューナ
202‥‥‥MPEGエンコーダ
203‥‥‥記録再生部
204‥‥‥回転ヘッドドラム
205‥‥‥テープカセット
206‥‥‥アナログ/デジタル変換器
207‥‥‥MPEGデコーダ
208‥‥‥デジタル/アナログ変換器
209‥‥‥インターフェース部
210‥‥‥中央制御ユニット(CPU)
211‥‥‥RAM
212‥‥‥操作パネル
213‥‥‥赤外線受光部
900‥‥‥BBSID(ブリテンボード サブユニット アイデンティファイア ディスクリプタ)
910‥‥‥リソーススケジュールボード
920,930‥‥‥ボードリストディスクリプタ
921,9322,931,932‥‥‥インフォメーションリストディスクリプタ

Claims (12)

  1. ネットワークを介して接続されている複数の機器間で情報を伝送する情報処理方法において、
    上記ネットワークを介して接続されている機器に対して所定の情報を公開する情報開示用データ記憶部を設定し、
    上記情報開示用データ記憶部を所定の階層構造化されたディスクリプタ形式とし、
    上記所定の情報を上記ディスクリプタ形式の中に設定されるボードに記憶させ、
    上記階層構造の最上位のディスクリプタで、上記所定のボードの記憶位置を直接的に指示し、
    上記所定の情報に関連する情報を、上記最上位のディスクリプタから上記階層構造をたどることで指示されるインフォメーション領域に記憶させるようにした
    情報処理方法。
  2. 請求項1記載の情報処理方法において、
    インフォメーション領域には、ディスクリプタが設定される機器以外の機器からの情報の書込みが可能な領域と、他の機器からの情報の書込みが制限される領域とを設定した
    情報処理方法。
  3. 請求項2記載の情報処理方法において、
    上記情報の書込みが可能な領域を設定したとき、書込みが可能な容量に関する情報をディスクリプタに付加するようにした
    情報処理方法。
  4. 請求項1記載の情報処理方法において、
    上記所定のボードに記憶されたそれぞれの情報にIDを付加し、上記インフォメーション領域に記憶されたそれぞれの情報にも共通のIDを付加して、ボードの記憶情報とインフォメーション領域の記憶情報との対応がとれるようにした
    情報処理方法。
  5. ネットワークを介して接続されている複数の機器間で情報の伝送を行う情報処理システムにおいて、
    上記ネットワークを介して接続されている機器に対して所定の情報を公開する情報開示用データ記憶部と、
    上記情報開示用データ記憶部に記憶されたデータを、上記ネットワークを介して所定のコマンドを受信することで読出し又は書込ませる制御部とを、上記ネットワークに接続された第1の機器に設け、
    上記ネットワークに接続された第2の機器に、上記情報開示用データ記憶部に記憶されたデータの読出し又はデータの書込みを指示するコマンドを発行させる制御部を設け、
    上記第1の機器に設けられた情報開示用データ記憶部へのデータの記憶を、所定の階層構造化されたディスクリプタ形式とし、
    上記所定の情報を上記ディスクリプタ形式の中に設定されるボードに記憶させ、
    上記階層構造の最上位のディスクリプタで、上記所定のボードの記憶位置を直接的に指示し、
    上記所定の情報に関連する情報を、上記最上位のディスクリプタから上記階層構造をたどることで指示されるインフォメーション領域に記憶させる構成とした
    情報処理システム。
  6. 請求項5記載の情報処理システムにおいて、
    上記第1の機器の情報開示用データ記憶部内のインフォメーション領域には、上記第2の機器からの情報の書込みが可能な領域と、上記第2の機器からの情報の書込みが制限される領域とを設定した
    情報処理システム。
  7. 請求項6記載の情報処理システムにおいて、
    上記インフォメーション領域として、情報の書込みが可能な領域を設定したとき、書込みが可能な容量に関する情報の記憶領域をディスクリプタに付加し、
    上記第2の機器の制御部で、書込みが可能な容量を判断するようにした
    情報処理システム。
  8. 請求項5記載の情報処理システムにおいて、
    上記第1の機器の情報開示用データ記憶部内の所定のボードに記憶されたそれぞれの情報にIDを付加し、上記インフォメーション領域に記憶されたそれぞれの情報にも共通のIDを付加し、
    上記第2の機器の制御部は、上記IDに基づいて、上記ボードの記憶情報と上記インフォメーション領域の記憶情報との対応を判断するようにした
    情報処理システム。
  9. ネットワークを介して接続されている他の機器と情報の伝送を行う情報処理装置において、
    上記ネットワークを介して接続されている他の機器に対して所定の情報を公開する情報開示用データ記憶部と、 上記情報開示用データ記憶部に記憶されたデータを、上記ネットワークを介して所定のコマンドを受信することで読出し又は書込ませる制御部とを設け、
    上記情報開示用データ記憶部へのデータの記憶を、所定の階層構造化されたディスクリプタ形式とし、
    上記所定の情報を上記ディスクリプタ形式の中に設定されるボードに記憶させ、
    上記階層構造の最上位のディスクリプタで、上記所定のボードの記憶位置を直接的に指示し、
    上記所定の情報に関連する情報を、上記最上位のディスクリプタから上記階層構造をたどることで指示されるインフォメーション領域に記憶させる構成とした
    情報処理装置。
  10. 請求項9記載の情報処理装置において、
    上記情報開示用データ記憶部内のインフォメーション領域には、他の機器からの情報の書込みが可能な領域と、他の機器からの情報の書込みが制限される領域とを設定した
    情報処理装置。
  11. 請求項10記載の情報処理装置において、
    上記インフォメーション領域として、情報の書込みが可能な領域を設定したとき、書込みが可能な容量に関する情報の記憶領域をディスクリプタに付加する
    情報処理装置。
  12. 請求項9記載の情報処理装置において、
    上記情報開示用データ記憶部内の所定のボードに記憶されたそれぞれの情報にIDを付加し、上記インフォメーション領域に記憶されたそれぞれの情報にも共通のIDを付加する
    情報処理装置。
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