JP2002281038A - データ伝送方法およびデータ伝送装置 - Google Patents
データ伝送方法およびデータ伝送装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】所定のバスラインに接続された機器間で、所定
のデータ長を単位として、所定のフォーマットでデータ
を伝送する際に、クォリティの高いデータの伝送を可能
にする。 【解決手段】32ビットのデータ長のスロットを複数個
使用して1サンプルのデータを伝送する。1サンプルの
データが128ビットで構成される場合、例えば8スロ
ットを使用して1サンプルのデータを送る。この場合、
各スロットには、分割された16ビットを配置する。3
2ビットデータの先頭の8ビットで構成されるラベルデ
ータの下位3ビットにより、何番目のスロットであるか
を示す。1つのスロットに配置するデータビット数の情
報は、補助データ(Ancillary data)が持っている。1
サンプルのデータのビット数が、1つのスロットで伝送
し得る最大ビット数(24ビット)を越える場合にも容
易に伝送でき、クォリティの高いデータの伝送が可能と
なる。
のデータ長を単位として、所定のフォーマットでデータ
を伝送する際に、クォリティの高いデータの伝送を可能
にする。 【解決手段】32ビットのデータ長のスロットを複数個
使用して1サンプルのデータを伝送する。1サンプルの
データが128ビットで構成される場合、例えば8スロ
ットを使用して1サンプルのデータを送る。この場合、
各スロットには、分割された16ビットを配置する。3
2ビットデータの先頭の8ビットで構成されるラベルデ
ータの下位3ビットにより、何番目のスロットであるか
を示す。1つのスロットに配置するデータビット数の情
報は、補助データ(Ancillary data)が持っている。1
サンプルのデータのビット数が、1つのスロットで伝送
し得る最大ビット数(24ビット)を越える場合にも容
易に伝送でき、クォリティの高いデータの伝送が可能と
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばIEEE
1394方式のバスラインに、各種方式のオーディオデ
ータや画像データを伝送させる場合に適用して好適なデ
ータ伝送方法およびデータ伝送装置に関する。
1394方式のバスラインに、各種方式のオーディオデ
ータや画像データを伝送させる場合に適用して好適なデ
ータ伝送方法およびデータ伝送装置に関する。
【0002】詳しくは、所定のバスラインに接続された
機器間で、所定のデータ長を単位として、所定のフォー
マットでデータを伝送する際に、所定のデータ長のスロ
ットを複数個使用して1サンプルのデータを伝送するこ
とによって、クォリティの高いデータの伝送を可能とし
たデータ伝送方法およびデータ伝送装置に係るものであ
る。
機器間で、所定のデータ長を単位として、所定のフォー
マットでデータを伝送する際に、所定のデータ長のスロ
ットを複数個使用して1サンプルのデータを伝送するこ
とによって、クォリティの高いデータの伝送を可能とし
たデータ伝送方法およびデータ伝送装置に係るものであ
る。
【0003】また、第1の方式の伝送データを加工して
第2の方式の伝送データを作成し、この第2の方式の伝
送データに第1の方式の伝送データの少なくとも一部を
付加して伝送することによって、第2の方式の伝送デー
タに付加された情報より、第1の方式の伝送データに含
まれる情報を直接取得できるようにしたデータ伝送方法
およびデータ伝送装置に係るものである。
第2の方式の伝送データを作成し、この第2の方式の伝
送データに第1の方式の伝送データの少なくとも一部を
付加して伝送することによって、第2の方式の伝送デー
タに付加された情報より、第1の方式の伝送データに含
まれる情報を直接取得できるようにしたデータ伝送方法
およびデータ伝送装置に係るものである。
【0004】
【従来の技術】IEEE1394方式のバスラインを用
いたネットワークにより、複数台のAV機器を接続し
て、その機器間でビデオデータ,オーディオデータ,そ
の他のデータなどを伝送することが実用化されている。
IEEE1394方式のバスラインの場合には、ビデオ
データやオーディオデータなどの大容量データを伝送す
るためのアイソクロナス伝送チャンネル(Isoチャン
ネル)と、制御コマンドなどのデータを伝送するための
アシンクロナス伝送チャンネル(Asyncチャンネ
ル)とが用意されて、それらのデータを混在させて伝送
できるようにしてある。
いたネットワークにより、複数台のAV機器を接続し
て、その機器間でビデオデータ,オーディオデータ,そ
の他のデータなどを伝送することが実用化されている。
IEEE1394方式のバスラインの場合には、ビデオ
データやオーディオデータなどの大容量データを伝送す
るためのアイソクロナス伝送チャンネル(Isoチャン
ネル)と、制御コマンドなどのデータを伝送するための
アシンクロナス伝送チャンネル(Asyncチャンネ
ル)とが用意されて、それらのデータを混在させて伝送
できるようにしてある。
【0005】IEEE1394方式のバスラインでオー
ディオデータ(ミュージックデータ)を伝送するフォー
マットの詳細については、〔Audio and Music Data Tra
nsmission Protocol〕に開示されている。この〔Audio
and Music Data Transmission Protocol〕は、http//ww
w.1394TA.orgで公開されている。
ディオデータ(ミュージックデータ)を伝送するフォー
マットの詳細については、〔Audio and Music Data Tra
nsmission Protocol〕に開示されている。この〔Audio
and Music Data Transmission Protocol〕は、http//ww
w.1394TA.orgで公開されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のオー
ディオデータを伝送するフォーマットでは、データフィ
ールドに配置されるデータは32ビットを1単位とした
データとされ、データフィールドには任意の数の32ビ
ットのデータが配置される。
ディオデータを伝送するフォーマットでは、データフィ
ールドに配置されるデータは32ビットを1単位とした
データとされ、データフィールドには任意の数の32ビ
ットのデータが配置される。
【0007】この32ビットのデータの先頭の8ビット
区間に、ラベルデータが配置される。このラベルデータ
は、その後に続くオーディオデータの方式などを示すデ
ータである。また、残りの24ビット区間に、オーディ
オデータなどが配置される。例えば、1サンプル16ビ
ットのオーディオデータの場合には、この24ビット区
間のうちの16ビット区間が使用される。
区間に、ラベルデータが配置される。このラベルデータ
は、その後に続くオーディオデータの方式などを示すデ
ータである。また、残りの24ビット区間に、オーディ
オデータなどが配置される。例えば、1サンプル16ビ
ットのオーディオデータの場合には、この24ビット区
間のうちの16ビット区間が使用される。
【0008】この場合、1サンプル24ビットまでのオ
ーディオデータの伝送が可能である。したがって、1サ
ンプルのビット数を24ビットより大きくしてクォリテ
ィを高くしたオーディオデータを伝送することはできな
い。
ーディオデータの伝送が可能である。したがって、1サ
ンプルのビット数を24ビットより大きくしてクォリテ
ィを高くしたオーディオデータを伝送することはできな
い。
【0009】また、例えばCDプレーヤで再生されて出
力されるIEC60958規格のオーディオデータをプ
リアンプ装置に伝送し、このプリアンプ装置で他の方式
のオーディオデータに加工してパワーアンプ装置に供給
する場合、パワーアンプ装置では、IEC60958規
格のオーディオデータに含まれるユーザーズビットやチ
ャネルステータス等の情報を直接取得できず、それらの
情報を使用することができなかった。
力されるIEC60958規格のオーディオデータをプ
リアンプ装置に伝送し、このプリアンプ装置で他の方式
のオーディオデータに加工してパワーアンプ装置に供給
する場合、パワーアンプ装置では、IEC60958規
格のオーディオデータに含まれるユーザーズビットやチ
ャネルステータス等の情報を直接取得できず、それらの
情報を使用することができなかった。
【0010】また、例えばSACD(Super Audio CD)プ
レーヤで再生されて出力されるSACD規格のオーディ
オデータをプリアンプ装置に伝送し、このプリアンプ装
置で他の方式のオーディオデータに加工してパワーアン
プ装置に供給する場合、パワーアンプ装置では、SAC
D規格のオーディオデータに含まれる補助データを直接
取得できず、オーディオデータがSACD規格のもので
あることの認識ができず、さらに暗号化されている場合
にその復号を行うこともできなかった。
レーヤで再生されて出力されるSACD規格のオーディ
オデータをプリアンプ装置に伝送し、このプリアンプ装
置で他の方式のオーディオデータに加工してパワーアン
プ装置に供給する場合、パワーアンプ装置では、SAC
D規格のオーディオデータに含まれる補助データを直接
取得できず、オーディオデータがSACD規格のもので
あることの認識ができず、さらに暗号化されている場合
にその復号を行うこともできなかった。
【0011】この発明の目的は、所定のバスラインに接
続された機器間で、所定のデータ長を単位として、所定
のフォーマットでデータを伝送する際に、クォリティの
高いデータの伝送を可能にすることにある。また、この
発明の目的は、第1の方式の伝送データを加工して第2
の方式の伝送データを生成し、この第2の方式の伝送デ
ータを伝送する際に、第2の方式の伝送データに付加さ
れた情報より、第1の方式の伝送データに含まれる情報
を直接取得できるようにすることにある。
続された機器間で、所定のデータ長を単位として、所定
のフォーマットでデータを伝送する際に、クォリティの
高いデータの伝送を可能にすることにある。また、この
発明の目的は、第1の方式の伝送データを加工して第2
の方式の伝送データを生成し、この第2の方式の伝送デ
ータを伝送する際に、第2の方式の伝送データに付加さ
れた情報より、第1の方式の伝送データに含まれる情報
を直接取得できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ伝
送方法は、所定のバスラインに接続された機器間で、所
定のデータ長を単位として、所定のフォーマットでデー
タを伝送する伝送方法において、所定のデータ長のスロ
ットを複数個使用して1サンプルのデータを伝送するも
のである。
送方法は、所定のバスラインに接続された機器間で、所
定のデータ長を単位として、所定のフォーマットでデー
タを伝送する伝送方法において、所定のデータ長のスロ
ットを複数個使用して1サンプルのデータを伝送するも
のである。
【0013】また、この発明に係るデータ伝送装置は、
1サンプルのデータがNビット(Nは2以上の整数)か
らなり、複数サンプルのデータが連続してなる所定の伝
送データを得るデータ入力手段と、このデータ入力手段
で得られた上記所定の伝送データを構成する各サンプル
のデータをそれぞれM分割(Mは2以上の整数)し、各
サンプルのM個の分割データのそれぞれの先頭部分に伝
送データの方式およびその分割データが何番目の分割デ
ータであるかを示すラベルデータを配置して所定のデー
タ長のデータを生成するデータ生成手段と、このデータ
生成手段で生成された各所定のデータ長のデータを所定
のバスラインに送出するデータ送出手段とを備えるもの
である。
1サンプルのデータがNビット(Nは2以上の整数)か
らなり、複数サンプルのデータが連続してなる所定の伝
送データを得るデータ入力手段と、このデータ入力手段
で得られた上記所定の伝送データを構成する各サンプル
のデータをそれぞれM分割(Mは2以上の整数)し、各
サンプルのM個の分割データのそれぞれの先頭部分に伝
送データの方式およびその分割データが何番目の分割デ
ータであるかを示すラベルデータを配置して所定のデー
タ長のデータを生成するデータ生成手段と、このデータ
生成手段で生成された各所定のデータ長のデータを所定
のバスラインに送出するデータ送出手段とを備えるもの
である。
【0014】この発明においては、所定のデータ長のス
ロットが複数個使用されて1サンプルのデータが伝送さ
れる。そのため、1つのスロットで伝送し得るビット数
に規制されることなく、1サンプルのビット数が大きな
クォリティの高いデータの伝送が可能となる。
ロットが複数個使用されて1サンプルのデータが伝送さ
れる。そのため、1つのスロットで伝送し得るビット数
に規制されることなく、1サンプルのビット数が大きな
クォリティの高いデータの伝送が可能となる。
【0015】この発明に係るデータ伝送方法は、第1の
方式の伝送データを加工して第2の方式の伝送データを
作成し、この第2の方式の伝送データに、第1の方式の
伝送データの少なくとも一部を付加して伝送するもので
ある。
方式の伝送データを加工して第2の方式の伝送データを
作成し、この第2の方式の伝送データに、第1の方式の
伝送データの少なくとも一部を付加して伝送するもので
ある。
【0016】また、この発明に係るデータ伝送方法は、
第1の方式の伝送データを加工して第2の方式の伝送デ
ータを生成するデータ処理手段と、このデータ処理手段
で生成された第2の方式の伝送データに、第1の方式の
伝送データの少なくとも一部を付加して伝送するデータ
伝送手段とを備えるものである。
第1の方式の伝送データを加工して第2の方式の伝送デ
ータを生成するデータ処理手段と、このデータ処理手段
で生成された第2の方式の伝送データに、第1の方式の
伝送データの少なくとも一部を付加して伝送するデータ
伝送手段とを備えるものである。
【0017】この発明においては、第2の方式の伝送デ
ータに、第1の方式の伝送データの少なくとも一部が付
加されて伝送される。そのため、この第2の方式の伝送
データに付加された情報より、第1の方式の伝送データ
に含まれる情報を直接取得して、活用できる。
ータに、第1の方式の伝送データの少なくとも一部が付
加されて伝送される。そのため、この第2の方式の伝送
データに付加された情報より、第1の方式の伝送データ
に含まれる情報を直接取得して、活用できる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を説明す
る。図1は、実施の形態としてのオーディオ装置10の
構成を示している。このオーディオ装置10は、デジタ
ル通信制御バスであるIEEE1394方式のシリアル
データバス(以下、単に「バス」と称する)9を介し
て、CDプレーヤ5、プリアンプ装置6およびDAコン
バータを含むパワーアンプ装置7が接続されてなるもの
である。
る。図1は、実施の形態としてのオーディオ装置10の
構成を示している。このオーディオ装置10は、デジタ
ル通信制御バスであるIEEE1394方式のシリアル
データバス(以下、単に「バス」と称する)9を介し
て、CDプレーヤ5、プリアンプ装置6およびDAコン
バータを含むパワーアンプ装置7が接続されてなるもの
である。
【0019】CDプレーヤ5は、コンパクトディスク
(CD)からオーディオデータなどを再生する装置であ
る。プリアンプ装置6は、CDプレーヤ5から供給され
るIEC60958規格のオーディオデータに対して音
質調整、前置増幅等の処理を行うと共に、IEC609
58規格のオーディオデータから後述するハイプレシジ
ョン(Hight Precision)方式のオーディオデータへの変
換処理を行う装置である。パワーアンプ装置7は、プリ
アンプ装置6から供給されるハイプレシジョン方式のオ
ーディオデータに対して増幅処理、アナログ信号へのコ
ンバート処理等を行う装置である。
(CD)からオーディオデータなどを再生する装置であ
る。プリアンプ装置6は、CDプレーヤ5から供給され
るIEC60958規格のオーディオデータに対して音
質調整、前置増幅等の処理を行うと共に、IEC609
58規格のオーディオデータから後述するハイプレシジ
ョン(Hight Precision)方式のオーディオデータへの変
換処理を行う装置である。パワーアンプ装置7は、プリ
アンプ装置6から供給されるハイプレシジョン方式のオ
ーディオデータに対して増幅処理、アナログ信号へのコ
ンバート処理等を行う装置である。
【0020】図2は、CDプレーヤ5の構成例を示して
いる。CDプレーヤ5に装着されたコンパクトディスク
501に記録された信号を、光学ピックアップ502で
光学的に読み出し、光学ピックアップ502で読み出さ
れた信号を再生系回路503に供給し、この再生系回路
503内で復調、エラー訂正などの再生処理を行うこと
で再生データ(デジタルオーディオデータ)を得る。
いる。CDプレーヤ5に装着されたコンパクトディスク
501に記録された信号を、光学ピックアップ502で
光学的に読み出し、光学ピックアップ502で読み出さ
れた信号を再生系回路503に供給し、この再生系回路
503内で復調、エラー訂正などの再生処理を行うこと
で再生データ(デジタルオーディオデータ)を得る。
【0021】また、その再生データをDAコンバータ5
04でアナログオーディオ信号に変換した後、アナログ
出力端子505に出力する。また、再生系回路503に
得られるデジタルオーディオデータを、デジタル出力端
子506に出力する。さらに、再生系回路503に得ら
れる再生データを、IEEE1394インターフェース
部508に供給して、接続されたバス9にストリームデ
ータとして送出できるようにしてある。
04でアナログオーディオ信号に変換した後、アナログ
出力端子505に出力する。また、再生系回路503に
得られるデジタルオーディオデータを、デジタル出力端
子506に出力する。さらに、再生系回路503に得ら
れる再生データを、IEEE1394インターフェース
部508に供給して、接続されたバス9にストリームデ
ータとして送出できるようにしてある。
【0022】このコンパクトディスク501からの再生
動作は、CPU(Central Processing Unit)507の制
御で実行される。また、IEEE1394インターフェ
ース部508からバス9へのデータ送出や、バス9から
のデータのインターフェース部508での受信について
も、CPU507の制御で実行されるようにしてある。
CPU507には、制御に必要なデータなどを記憶する
メモリ509が接続してある。また、再生キーなどの操
作キーが配置された操作部510の操作データが、CP
U507に供給される構成としてある。
動作は、CPU(Central Processing Unit)507の制
御で実行される。また、IEEE1394インターフェ
ース部508からバス9へのデータ送出や、バス9から
のデータのインターフェース部508での受信について
も、CPU507の制御で実行されるようにしてある。
CPU507には、制御に必要なデータなどを記憶する
メモリ509が接続してある。また、再生キーなどの操
作キーが配置された操作部510の操作データが、CP
U507に供給される構成としてある。
【0023】図3は、プリアンプ装置6の構成例を示し
ている。入力端子601に得られるデジタルオーディオ
データを、プリアンプ部602に供給し、音質調整、前
置増幅等の処理を行う。また、このプリアンプ部602
では、CPU605の制御のもと、CDプレーヤ5から
バス9を介して供給されるIEC60958規格のオー
ディオデータを、後述するハイプレシジョン(Hight Pre
cision)方式のオーディオデータに変換する処理を行
う。
ている。入力端子601に得られるデジタルオーディオ
データを、プリアンプ部602に供給し、音質調整、前
置増幅等の処理を行う。また、このプリアンプ部602
では、CPU605の制御のもと、CDプレーヤ5から
バス9を介して供給されるIEC60958規格のオー
ディオデータを、後述するハイプレシジョン(Hight Pre
cision)方式のオーディオデータに変換する処理を行
う。
【0024】プリアンプ部602で処理されたディジタ
ルオーディオデータを、出力端子604に出力する。こ
のプリアンプ装置6内での処理動作は、CPU605の
制御で実行される。また、IEEE1394インターフ
ェース部607からバス9へのデータ送出や、バス9か
らのデータのインターフェース部607での受信につい
ても、CPU605の制御で実行されるようにしてあ
る。CPU605には、制御に必要なデータなどを記憶
するメモリ606が接続してある。また、操作キーなど
が配置された操作部608の操作データがCPU605
に供給されるようにしてあり、その操作データに基づい
て、音質設定などが行われる。
ルオーディオデータを、出力端子604に出力する。こ
のプリアンプ装置6内での処理動作は、CPU605の
制御で実行される。また、IEEE1394インターフ
ェース部607からバス9へのデータ送出や、バス9か
らのデータのインターフェース部607での受信につい
ても、CPU605の制御で実行されるようにしてあ
る。CPU605には、制御に必要なデータなどを記憶
するメモリ606が接続してある。また、操作キーなど
が配置された操作部608の操作データがCPU605
に供給されるようにしてあり、その操作データに基づい
て、音質設定などが行われる。
【0025】また、バス9を介してIEEE1394イ
ンターフェース部607でオーディオデータを受信した
とき、そのオーディオデータをプリアンプ部602に供
給し、入力端子601に得られるオーディオ信号の場合
と同様の処理を行って、出力端子604に出力できるよ
うにしてある。
ンターフェース部607でオーディオデータを受信した
とき、そのオーディオデータをプリアンプ部602に供
給し、入力端子601に得られるオーディオ信号の場合
と同様の処理を行って、出力端子604に出力できるよ
うにしてある。
【0026】図4は、パワーアンプ装置7の構成例を示
している。入力端子701に得られるデジタルオーディ
オデータを、パワーアンプ部702に供給し、増幅処
理、アナログ信号へのコンバート処理等を行う。また、
このパワーアンプ部702では、CPU705の制御の
もと、プリアンプ装置6からバス9を介して供給される
ハイプレシジョン方式のオーディオデータに対しても、
増幅処理、アナログ信号へのコンバート処理等を行う。
している。入力端子701に得られるデジタルオーディ
オデータを、パワーアンプ部702に供給し、増幅処
理、アナログ信号へのコンバート処理等を行う。また、
このパワーアンプ部702では、CPU705の制御の
もと、プリアンプ装置6からバス9を介して供給される
ハイプレシジョン方式のオーディオデータに対しても、
増幅処理、アナログ信号へのコンバート処理等を行う。
【0027】パワーアンプ部702で処理されたアナロ
グオーディオ信号を、出力端子704に出力する。この
パワーアンプ装置7内での処理動作は、CPU705の
制御で実行される。また、IEEE1394インターフ
ェース部707からバス9へのデータ送出や、バス9か
らのデータのインターフェース部707での受信につい
ても、CPU705の制御で実行されるようにしてあ
る。CPU705には、制御に必要なデータなどを記憶
するメモリ706が接続してある。また、操作キーなど
が配置された操作部708の操作データがCPU705
に供給されるようにしてあり、その操作データに基づい
て、増幅度の設定などが行われる。
グオーディオ信号を、出力端子704に出力する。この
パワーアンプ装置7内での処理動作は、CPU705の
制御で実行される。また、IEEE1394インターフ
ェース部707からバス9へのデータ送出や、バス9か
らのデータのインターフェース部707での受信につい
ても、CPU705の制御で実行されるようにしてあ
る。CPU705には、制御に必要なデータなどを記憶
するメモリ706が接続してある。また、操作キーなど
が配置された操作部708の操作データがCPU705
に供給されるようにしてあり、その操作データに基づい
て、増幅度の設定などが行われる。
【0028】ここで、バス9に接続されている各機器5
〜7(図1参照)は、ユニットと称され、AV/C Command
Transaction SetのAV/C Digital Interface Command S
et General Specification(以下AV/Cと称する)で
規定されているディスクリプタ(Descriptor)を用い
て、各ユニットに記憶されている情報を相互に読み書き
して、一方の機器から他方の機器を制御することが可能
である。AV/Cの詳細については、http://www.1394T
A.org に公開されている。
〜7(図1参照)は、ユニットと称され、AV/C Command
Transaction SetのAV/C Digital Interface Command S
et General Specification(以下AV/Cと称する)で
規定されているディスクリプタ(Descriptor)を用い
て、各ユニットに記憶されている情報を相互に読み書き
して、一方の機器から他方の機器を制御することが可能
である。AV/Cの詳細については、http://www.1394T
A.org に公開されている。
【0029】バス9に接続された各ユニットはノード
(node)とも呼ばれ、ノードIDが設定してあり、その
ノードIDによりバス上へのデータの発信元及び受信先
が特定される。このノードIDは、バス9への新たな機
器の接続があった場合や、あるいは接続されていた機器
が外されたことを検出したとき、バスリセットがかかっ
て、再度ノードIDを設定し直す処理が行われる。した
がって、バスリセットが発生したときには、各機器のノ
ードIDが変化する場合がある。
(node)とも呼ばれ、ノードIDが設定してあり、その
ノードIDによりバス上へのデータの発信元及び受信先
が特定される。このノードIDは、バス9への新たな機
器の接続があった場合や、あるいは接続されていた機器
が外されたことを検出したとき、バスリセットがかかっ
て、再度ノードIDを設定し直す処理が行われる。した
がって、バスリセットが発生したときには、各機器のノ
ードIDが変化する場合がある。
【0030】次に、IEEE1394方式のシリアルデ
ータバスでのデータ伝送状態について説明する。図5
は、IEEE1394で接続された機器のデータ伝送の
サイクル構造を示す図である。IEEE1394では、
データは、パケットに分割され、125μsの長さのサ
イクルを基準として時分割にて伝送される。このサイク
ルは、サイクルマスタ機能を有するノード(バスに接続
ささたいずれかの機器)から供給されるサイクルスター
ト信号によって作り出される。
ータバスでのデータ伝送状態について説明する。図5
は、IEEE1394で接続された機器のデータ伝送の
サイクル構造を示す図である。IEEE1394では、
データは、パケットに分割され、125μsの長さのサ
イクルを基準として時分割にて伝送される。このサイク
ルは、サイクルマスタ機能を有するノード(バスに接続
ささたいずれかの機器)から供給されるサイクルスター
ト信号によって作り出される。
【0031】アイソクロナスパケットは、全てのサイク
ルの先頭から伝送に必要な帯域(時間単位であるが帯域
と呼ばれる)を確保する。このため、アイソクロナス伝
送では、データの一定時間内の伝送が保証される。ただ
し、伝送エラーが発生した場合は、保護する仕組みが無
く、データは失われる。
ルの先頭から伝送に必要な帯域(時間単位であるが帯域
と呼ばれる)を確保する。このため、アイソクロナス伝
送では、データの一定時間内の伝送が保証される。ただ
し、伝送エラーが発生した場合は、保護する仕組みが無
く、データは失われる。
【0032】各サイクルのアイソクロナス伝送に使用さ
れていない時間に、アービトレーションの結果、バスを
確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出する
アシンクロナス伝送では、アクノリッジ、およびリトラ
イを用いることにより、確実な伝送は保証されるが、伝
送のタイミングは一定とはならない。
れていない時間に、アービトレーションの結果、バスを
確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出する
アシンクロナス伝送では、アクノリッジ、およびリトラ
イを用いることにより、確実な伝送は保証されるが、伝
送のタイミングは一定とはならない。
【0033】所定のノードがアイソクロナス伝送を行う
ためには、そのノードがアイソクロナス機能に対応して
いなければならない。また、アイソクロナス機能に対応
したノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を
有していなければならない。さらに、IEEE1394
で接続されたノードの中の少なくとも1つは、アイソク
ロナスリソースマネージャの機能を有していなければな
らない。
ためには、そのノードがアイソクロナス機能に対応して
いなければならない。また、アイソクロナス機能に対応
したノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を
有していなければならない。さらに、IEEE1394
で接続されたノードの中の少なくとも1つは、アイソク
ロナスリソースマネージャの機能を有していなければな
らない。
【0034】IEEE1394は、ISO/IEC13
213で規定された64ビットのアドレス空間を有する
CSR(Control&Status Regist
er)アーキテクチャに準拠している。
213で規定された64ビットのアドレス空間を有する
CSR(Control&Status Regist
er)アーキテクチャに準拠している。
【0035】図6は、CSRアーキテクチャのアドレス
空間の構造を説明する図である。上位16ビットは、各
IEEE1394上のノードを示すノードIDであり、
残りの48ビットが各ノードに与えられたアドレス空間
の指定に使われる。この上位16ビットは更にバスID
の10ビットと物理ID(狭義のノードID)の6ビッ
トに分かれる。全てのビットが1となる値は、特別な目
的で使用されるため、1023個のバスと63個のノー
ドを指定することができる。
空間の構造を説明する図である。上位16ビットは、各
IEEE1394上のノードを示すノードIDであり、
残りの48ビットが各ノードに与えられたアドレス空間
の指定に使われる。この上位16ビットは更にバスID
の10ビットと物理ID(狭義のノードID)の6ビッ
トに分かれる。全てのビットが1となる値は、特別な目
的で使用されるため、1023個のバスと63個のノー
ドを指定することができる。
【0036】下位48ビットにて規定される256テラ
バイトのアドレス空間のうちの上位20ビットで規定さ
れる空間は、2048バイトのCSR特有のレジスタや
IEEE1394特有のレジスタ等に使用されるイニシ
ャルレジスタスペース(Initial Regist
er Space)、プライベートスペース(Priv
ate Space)、およびイニシャルメモリスペー
ス(InitialMemory Space)などに
分割される。
バイトのアドレス空間のうちの上位20ビットで規定さ
れる空間は、2048バイトのCSR特有のレジスタや
IEEE1394特有のレジスタ等に使用されるイニシ
ャルレジスタスペース(Initial Regist
er Space)、プライベートスペース(Priv
ate Space)、およびイニシャルメモリスペー
ス(InitialMemory Space)などに
分割される。
【0037】下位28ビットで規定される空間は、その
上位20ビットで規定される空間が、イニシャルレジス
タスペースである場合、コンフィギレーションROM
(Configuration read only
memory)、ノード特有の用途に使用されるイニシ
ャルユニットスペース(Initial Unit S
pace)、プラグコントロールレジスタ(Plug
Control Register(PCRs))など
として用いられる。
上位20ビットで規定される空間が、イニシャルレジス
タスペースである場合、コンフィギレーションROM
(Configuration read only
memory)、ノード特有の用途に使用されるイニシ
ャルユニットスペース(Initial Unit S
pace)、プラグコントロールレジスタ(Plug
Control Register(PCRs))など
として用いられる。
【0038】図7は、主要なCSRのオフセットアドレ
ス、名前、および働きを説明する図である。オフセット
とは、イニシャルレジスタスペースが始まるFFFFF
0000000h(最後にhのついた数字は16進表示
であることを表す)番地よりのオフセットアドレスを示
している。オフセット220hを有するバンドワイズア
ベイラブルレジスタ(Bandwidth Avail
able Register)は、アイソクロナス通信
に割り当て可能な帯域を示しており、アイソクロナスリ
ソースマネージャとして動作しているノードの値だけが
有効とされる。
ス、名前、および働きを説明する図である。オフセット
とは、イニシャルレジスタスペースが始まるFFFFF
0000000h(最後にhのついた数字は16進表示
であることを表す)番地よりのオフセットアドレスを示
している。オフセット220hを有するバンドワイズア
ベイラブルレジスタ(Bandwidth Avail
able Register)は、アイソクロナス通信
に割り当て可能な帯域を示しており、アイソクロナスリ
ソースマネージャとして動作しているノードの値だけが
有効とされる。
【0039】すなわち、図6のCSRは、各ノードが有
しているが、バンドワイズアベイラブルレジスタについ
ては、アイソクロナスリソースマネージャのものだけが
有効とされる。換言すれば、バンドワイズアベイラブル
レジスタは、実質的に、アイソクロナスリソースマネー
ジャだけが有する。バンドワイズアベイラブルレジスタ
には、アイソクロナス通信に帯域を割り当てていない場
合に最大値が保存され、帯域を割り当てる毎にその値が
減少していく。
しているが、バンドワイズアベイラブルレジスタについ
ては、アイソクロナスリソースマネージャのものだけが
有効とされる。換言すれば、バンドワイズアベイラブル
レジスタは、実質的に、アイソクロナスリソースマネー
ジャだけが有する。バンドワイズアベイラブルレジスタ
には、アイソクロナス通信に帯域を割り当てていない場
合に最大値が保存され、帯域を割り当てる毎にその値が
減少していく。
【0040】オフセット224h乃至228hのチャン
ネルアベイラブルレジスタ(Channels Ava
ilable Register)は、その各ビットが
0乃至63のチャンネル番号のそれぞれに対応し、ビッ
トが0である場合には、そのチャンネルが既に割り当て
られていることを示している。アイソクロナスリソース
マネージャとして動作しているノードのチャンネルアベ
イラブルレジスタのみが有効である。
ネルアベイラブルレジスタ(Channels Ava
ilable Register)は、その各ビットが
0乃至63のチャンネル番号のそれぞれに対応し、ビッ
トが0である場合には、そのチャンネルが既に割り当て
られていることを示している。アイソクロナスリソース
マネージャとして動作しているノードのチャンネルアベ
イラブルレジスタのみが有効である。
【0041】図6に戻り、イニシャルレジスタスペース
内のアドレス400h乃至800hに、ゼネラルROM
(read only memory)フォーマットに
基づいたコンフィギレーションROMが配置される。
内のアドレス400h乃至800hに、ゼネラルROM
(read only memory)フォーマットに
基づいたコンフィギレーションROMが配置される。
【0042】図8は、ゼネラルROMフォーマットを説
明する図である。IEEE1394上のアクセスの単位
であるノードは、ノードの中にアドレス空間を共通に使
用しつつ独立して動作をするユニットを複数個有するこ
とができる。ユニットディレクトリ(unit dir
ectories)は、このユニットに対するソフトウ
ェアのバージョンや位置を示すことができる。バスイン
フォブロック(businfo block)とルート
ディレクトリ(root directory)の位置
は固定されているが、その他のブロックの位置はオフセ
ットアドレスによって指定される。
明する図である。IEEE1394上のアクセスの単位
であるノードは、ノードの中にアドレス空間を共通に使
用しつつ独立して動作をするユニットを複数個有するこ
とができる。ユニットディレクトリ(unit dir
ectories)は、このユニットに対するソフトウ
ェアのバージョンや位置を示すことができる。バスイン
フォブロック(businfo block)とルート
ディレクトリ(root directory)の位置
は固定されているが、その他のブロックの位置はオフセ
ットアドレスによって指定される。
【0043】図9は、バスインフォブロック、ルートデ
ィレクトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示す
図である。バスインフォブロック内のCompany
IDには、機器の製造者を示すID番号が格納される。
Chip IDには、その機器固有の、他の機器と重複
のない世界で唯一のIDが記憶される。また、IEC1
833の規格により、IEC1883を満たした機器の
ユニットディレクトリのユニットスペックID(uni
t spec id)の、ファーストオクテットには0
0hが、セカンドオクテットにはA0hが、サードオク
テットには2Dhが、それぞれ書き込まれる。さらに、
ユニットスイッチバージョン(unitsw vers
ion)のファーストオクテットには、01hが、サー
ドオクテットのLSB(Least Signific
ant Bit)には、1が書き込まれる。
ィレクトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示す
図である。バスインフォブロック内のCompany
IDには、機器の製造者を示すID番号が格納される。
Chip IDには、その機器固有の、他の機器と重複
のない世界で唯一のIDが記憶される。また、IEC1
833の規格により、IEC1883を満たした機器の
ユニットディレクトリのユニットスペックID(uni
t spec id)の、ファーストオクテットには0
0hが、セカンドオクテットにはA0hが、サードオク
テットには2Dhが、それぞれ書き込まれる。さらに、
ユニットスイッチバージョン(unitsw vers
ion)のファーストオクテットには、01hが、サー
ドオクテットのLSB(Least Signific
ant Bit)には、1が書き込まれる。
【0044】インターフェースを介して、機器の入出力
を制御するため、ノードは、図6のイニシャルユニット
スペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC
1883に規定されるPCR(Plug Contro
l Register)を有する。これは、論理的にア
ナログインターフェースに類似した信号経路を形成する
ために、プラグという概念を実体化したものである。
を制御するため、ノードは、図6のイニシャルユニット
スペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC
1883に規定されるPCR(Plug Contro
l Register)を有する。これは、論理的にア
ナログインターフェースに類似した信号経路を形成する
ために、プラグという概念を実体化したものである。
【0045】図10は、PCRの構成を説明する図であ
る。PCRは、出力プラグを表すoPCR(outpu
t Plug Control Resister)、
入力プラグを表すiPCR(input Plug C
ontrol Register)を有する。また、P
CRは、各機器固有の出力プラグまたは入力プラグの情
報を示すレジスタoMPR(output Maste
r Plug Register)とiMPR(inp
ut Master Plug Register)を
有する。
る。PCRは、出力プラグを表すoPCR(outpu
t Plug Control Resister)、
入力プラグを表すiPCR(input Plug C
ontrol Register)を有する。また、P
CRは、各機器固有の出力プラグまたは入力プラグの情
報を示すレジスタoMPR(output Maste
r Plug Register)とiMPR(inp
ut Master Plug Register)を
有する。
【0046】各機器は、oMPRおよびiMPRをそれ
ぞれ複数持つことはないが、個々のプラグに対応したo
PCRおよびiPCRを、機器の能力によって複数持つ
ことが可能である。図10に示されるPCRは、それぞ
れ31個のoPCRおよびiPCRを有する。アイソク
ロナスデータの流れは、これらのプラグに対応するレジ
スタを操作することによって制御される。
ぞれ複数持つことはないが、個々のプラグに対応したo
PCRおよびiPCRを、機器の能力によって複数持つ
ことが可能である。図10に示されるPCRは、それぞ
れ31個のoPCRおよびiPCRを有する。アイソク
ロナスデータの流れは、これらのプラグに対応するレジ
スタを操作することによって制御される。
【0047】図11(A)〜(D)は、oMPR,oP
CR,iMPR、およびiPCRの構成を示す図であ
る。図11(A)はoMPRの構成を、図11(B)は
oPCRの構成を、図11(C)はiMPRの構成を、
図11(D)はiPCRの構成を、それぞれ示してい
る。
CR,iMPR、およびiPCRの構成を示す図であ
る。図11(A)はoMPRの構成を、図11(B)は
oPCRの構成を、図11(C)はiMPRの構成を、
図11(D)はiPCRの構成を、それぞれ示してい
る。
【0048】oMPRおよびiMPRのMSB側の2ビ
ットのデータレートケイパビリティ(data rat
e capability)には、その機器が送信また
は受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度を示
すコードが格納される。oMPRのブロードキャストチ
ャンネルベース(broadcast channel
base)は、ブロードキャスト出力に使用されるチ
ャンネルの番号を規定する。
ットのデータレートケイパビリティ(data rat
e capability)には、その機器が送信また
は受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度を示
すコードが格納される。oMPRのブロードキャストチ
ャンネルベース(broadcast channel
base)は、ブロードキャスト出力に使用されるチ
ャンネルの番号を規定する。
【0049】oMPRのLSB側の5ビットのナンバー
オブアウトプットプラグス(number of ou
tput plugs)には、その機器が有する出力プ
ラグ数、すなわちoPCRの数を示す値が格納される。
iMPRのLSB側の5ビットのナンバーオブインプッ
トプラグス(number of input plu
gs)には、その機器が有する入力プラグ数、すなわち
iPCRの数を示す値が格納される。non−pers
istent extension fieldおよび
persistent extension fiel
dは、将来の拡張のために定義された領域である。
オブアウトプットプラグス(number of ou
tput plugs)には、その機器が有する出力プ
ラグ数、すなわちoPCRの数を示す値が格納される。
iMPRのLSB側の5ビットのナンバーオブインプッ
トプラグス(number of input plu
gs)には、その機器が有する入力プラグ数、すなわち
iPCRの数を示す値が格納される。non−pers
istent extension fieldおよび
persistent extension fiel
dは、将来の拡張のために定義された領域である。
【0050】oPCRおよびiPCRのMSBのオンラ
イン(on−line)は、プラグの使用状態を示す。
すなわち、その値が1であればそのプラグがON−LI
NEであり、0であればOFF−LINEであることを
示す。oPCRおよびiPCRのブロードキャストコネ
クションカウンタ(broadcast connec
tion counter)の値は、ブロードキャスト
コネクションの有り(1)または無し(0)を表す。o
PCRおよびiPCRの6ビット幅を有するポイントト
ウポイントコネクションカウンタ(point−to−
point connection counter)
が有する値は、そのプラグが有するポイントトウポイン
トコネクション(point−to−point co
nnection)の数を表す。
イン(on−line)は、プラグの使用状態を示す。
すなわち、その値が1であればそのプラグがON−LI
NEであり、0であればOFF−LINEであることを
示す。oPCRおよびiPCRのブロードキャストコネ
クションカウンタ(broadcast connec
tion counter)の値は、ブロードキャスト
コネクションの有り(1)または無し(0)を表す。o
PCRおよびiPCRの6ビット幅を有するポイントト
ウポイントコネクションカウンタ(point−to−
point connection counter)
が有する値は、そのプラグが有するポイントトウポイン
トコネクション(point−to−point co
nnection)の数を表す。
【0051】oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有
するチャンネルナンバー(channel numbe
r)が有する値は、そのプラグが接続されるアイソクロ
ナスチャンネルの番号を示す。oPCRの2ビット幅を
有するデータレート(data rate)の値は、そ
のプラグから出力されるアイソクロナスデータのパケッ
トの現実の伝送速度を示す。oPCRの4ビット幅を有
するオーバーヘッドID(overhead ID)に
格納されるコードは、アイソクロナス通信のオーバーの
バンド幅を示す。oPCRの10ビット幅を有するペイ
ロード(payload)の値は、そのプラグが取り扱
うことができるアイソクロナスパケットに含まれるデー
タの最大値を表す。
するチャンネルナンバー(channel numbe
r)が有する値は、そのプラグが接続されるアイソクロ
ナスチャンネルの番号を示す。oPCRの2ビット幅を
有するデータレート(data rate)の値は、そ
のプラグから出力されるアイソクロナスデータのパケッ
トの現実の伝送速度を示す。oPCRの4ビット幅を有
するオーバーヘッドID(overhead ID)に
格納されるコードは、アイソクロナス通信のオーバーの
バンド幅を示す。oPCRの10ビット幅を有するペイ
ロード(payload)の値は、そのプラグが取り扱
うことができるアイソクロナスパケットに含まれるデー
タの最大値を表す。
【0052】図12はプラグ、プラグコントロールレジ
スタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図
である。AVデバイス(AV−device)71〜7
3は、IEEE1394シリアルバスによって接続され
ている。AVデバイス73のoMPRにより伝送速度と
oPCRの数が規定されたoPCR
スタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図
である。AVデバイス(AV−device)71〜7
3は、IEEE1394シリアルバスによって接続され
ている。AVデバイス73のoMPRにより伝送速度と
oPCRの数が規定されたoPCR
〔0〕〜oPCR
〔2〕のうち、oPCR〔1〕によりチャンネルが指定
されたアイソクロナスデータは、IEEE1394シリ
アルバスのチャンネル#1(channel #1)に
送出される。
〔2〕のうち、oPCR〔1〕によりチャンネルが指定
されたアイソクロナスデータは、IEEE1394シリ
アルバスのチャンネル#1(channel #1)に
送出される。
【0053】AVデバイス71のiMPRにより伝送速
度とiPCRの数が規定されたiPCR
度とiPCRの数が規定されたiPCR
〔0〕とiPC
R〔1〕のうち、入力チャンネル#1が伝送速度とiP
CR
R〔1〕のうち、入力チャンネル#1が伝送速度とiP
CR
〔0〕により、AVデバイス71は、IEEE13
94シリアルバスのチャンネル#1に送出されたアイソ
クロナスデータを読み込む。同様に、AVデバイス72
は、oPCR
94シリアルバスのチャンネル#1に送出されたアイソ
クロナスデータを読み込む。同様に、AVデバイス72
は、oPCR
〔0〕で指定されたチャンネル#2(ch
annel #2)に、アイソクロナスデータを送出
し、AVデバイス71は、iPRC〔1〕にて指定され
たチャンネル#2からそのアイソクロナスデータを読み
込む。
annel #2)に、アイソクロナスデータを送出
し、AVデバイス71は、iPRC〔1〕にて指定され
たチャンネル#2からそのアイソクロナスデータを読み
込む。
【0054】このようにして、IEEE1394シリア
ルバスによって接続されている機器間でデータ伝送が行
われるが、本例の装置では、このIEEE1394シリ
アルバスを介して接続された機器のコントロールのため
のコマンドとして規定されたAV/Cコマンドセットを
利用して、各機器のコントロールや状態の判断などが行
えるようにしてある。
ルバスによって接続されている機器間でデータ伝送が行
われるが、本例の装置では、このIEEE1394シリ
アルバスを介して接続された機器のコントロールのため
のコマンドとして規定されたAV/Cコマンドセットを
利用して、各機器のコントロールや状態の判断などが行
えるようにしてある。
【0055】次に、このAV/Cコマンドセットについ
て説明する。まず、AV/CコマンドセットにおけるS
ubunit Identifier Descrip
torのデータ構造について、図13〜図16を参照し
ながら説明する。
て説明する。まず、AV/CコマンドセットにおけるS
ubunit Identifier Descrip
torのデータ構造について、図13〜図16を参照し
ながら説明する。
【0056】図13は、Subunit Identi
fier Descriptorのデータ構造を示して
いる。図13に示すように、Subunit Iden
tifier Descriptorの階層構造のリス
トにより形成されている。リストとは、例えば、チュー
ナであれば、受信できるチャンネル、ディスクであれ
ば、そこに記録されている曲などを表す。
fier Descriptorのデータ構造を示して
いる。図13に示すように、Subunit Iden
tifier Descriptorの階層構造のリス
トにより形成されている。リストとは、例えば、チュー
ナであれば、受信できるチャンネル、ディスクであれ
ば、そこに記録されている曲などを表す。
【0057】階層構造の最上位層のリストはルートリス
トと呼ばれており、例えば、リスト0がその下位のリス
トに対するルートとなる。リスト2乃至(n−1)も同
様にルートリストとなる。ルートリストはオブジェクト
の数だけ存在する。ここで、オブジェクトとは、例え
ば、AV機器がチューナである場合、デジタル放送にお
ける各チャンネル等のことである。また、1つの階層の
全てのリストは、共通の情報を共有している。
トと呼ばれており、例えば、リスト0がその下位のリス
トに対するルートとなる。リスト2乃至(n−1)も同
様にルートリストとなる。ルートリストはオブジェクト
の数だけ存在する。ここで、オブジェクトとは、例え
ば、AV機器がチューナである場合、デジタル放送にお
ける各チャンネル等のことである。また、1つの階層の
全てのリストは、共通の情報を共有している。
【0058】図14は、既存のシステムにおいて用いら
れるThe General Subunit Ide
ntifier Descriptorのフォーマット
を示している。Subunit Identifier
Descriptorには、機能に関しての属性情報
がcontentsに記述されている。descrip
tor lengthフィールド自身の値は含まれてい
ない。
れるThe General Subunit Ide
ntifier Descriptorのフォーマット
を示している。Subunit Identifier
Descriptorには、機能に関しての属性情報
がcontentsに記述されている。descrip
tor lengthフィールド自身の値は含まれてい
ない。
【0059】generation IDは、AV/C
コマンドセットのバージョンを示しており、その値は図
15に示すように、現在“00h”(hは16進を表
す)となっている。ここで、“00h”は、データ構造
とコマンドがAV/C General Specif
icationのバージョン3.0であることを意味し
ている。また、図15に示すように、“00h”を除い
た全ての値は、将来の仕様のために予約確保されてい
る。
コマンドセットのバージョンを示しており、その値は図
15に示すように、現在“00h”(hは16進を表
す)となっている。ここで、“00h”は、データ構造
とコマンドがAV/C General Specif
icationのバージョン3.0であることを意味し
ている。また、図15に示すように、“00h”を除い
た全ての値は、将来の仕様のために予約確保されてい
る。
【0060】size of list IDは、リス
トIDのバイト数を示している。size of ob
ject IDは、オブジェクトIDのバイト数を示し
ている。size of object positi
onは、制御の際、参照する場合に用いられるリスト中
の位置(バイト数)を示している。number of
root object listsは、ルートオブ
ジェクトリストの数を示している。root obje
ct list idは、それぞれ独立した階層の最上
位のルートオブジェクトリストを識別するためのIDを
示している。
トIDのバイト数を示している。size of ob
ject IDは、オブジェクトIDのバイト数を示し
ている。size of object positi
onは、制御の際、参照する場合に用いられるリスト中
の位置(バイト数)を示している。number of
root object listsは、ルートオブ
ジェクトリストの数を示している。root obje
ct list idは、それぞれ独立した階層の最上
位のルートオブジェクトリストを識別するためのIDを
示している。
【0061】subunit dependent l
engthは、後続のsubuitdependent
informationフィールドのバイト数を示し
ている。subuit dependent info
rmationは、機能に固有の情報を示すフィールド
である。manufacturer dependen
t lengthは、後続のmanufacturer
dependent informationフィー
ルドのバイト数を示している。manufacture
r dependent informationは、
ベンダー(メーカ)の仕様情報を示すフィールドであ
る。なお、ディスクリプタの中にmanufactur
er dependent informationが
ない場合は、このフィールドは存在しない。
engthは、後続のsubuitdependent
informationフィールドのバイト数を示し
ている。subuit dependent info
rmationは、機能に固有の情報を示すフィールド
である。manufacturer dependen
t lengthは、後続のmanufacturer
dependent informationフィー
ルドのバイト数を示している。manufacture
r dependent informationは、
ベンダー(メーカ)の仕様情報を示すフィールドであ
る。なお、ディスクリプタの中にmanufactur
er dependent informationが
ない場合は、このフィールドは存在しない。
【0062】図16は、図14で示したリストIDの割
り当て範囲を示している。“0000h乃至0FFF
h”および“4000h乃至FFFFh”は、将来の仕
様のための割り当て範囲として予約確保されている。
“1000h乃至3FFFh”および“10000h乃
至max list ID value”は、機能タイ
プの従属情報を識別するために用意されている。
り当て範囲を示している。“0000h乃至0FFF
h”および“4000h乃至FFFFh”は、将来の仕
様のための割り当て範囲として予約確保されている。
“1000h乃至3FFFh”および“10000h乃
至max list ID value”は、機能タイ
プの従属情報を識別するために用意されている。
【0063】次に、本例の装置で使用されるAV/Cコ
マンドセットについて、図17〜図22を参照しながら
説明する。図17は、AV/Cコマンドセットのスタッ
クモデルを示している。物理レイヤ81、リンクレイヤ
82、トランザクションレイヤ83、およびシリアルバ
スマネジメント84は、IEEE1394に準拠してい
る。FCP(Function Control Pr
otocol)85は、IEC61883に準拠してい
る。AV/Cコマンドセット86は、1394TAスペ
ックに準拠している。
マンドセットについて、図17〜図22を参照しながら
説明する。図17は、AV/Cコマンドセットのスタッ
クモデルを示している。物理レイヤ81、リンクレイヤ
82、トランザクションレイヤ83、およびシリアルバ
スマネジメント84は、IEEE1394に準拠してい
る。FCP(Function Control Pr
otocol)85は、IEC61883に準拠してい
る。AV/Cコマンドセット86は、1394TAスペ
ックに準拠している。
【0064】図18は、図17のFCP85のコマンド
とレスポンスを説明するための図である。FCPはIE
EE1394上のAV機器の制御を行うためのプロトコ
ルである。図18に示すように、制御する側がコントロ
ーラで、制御される側がターゲットである。FCPのコ
マンドの送信またはレスポンスは、IEEE1394の
アシンクロナス通信のライトトランザクションを用い
て、ノード間で行われる。データを受け取ったターゲッ
トは、受信確認のために、アクノリッジをコントローラ
に返す。
とレスポンスを説明するための図である。FCPはIE
EE1394上のAV機器の制御を行うためのプロトコ
ルである。図18に示すように、制御する側がコントロ
ーラで、制御される側がターゲットである。FCPのコ
マンドの送信またはレスポンスは、IEEE1394の
アシンクロナス通信のライトトランザクションを用い
て、ノード間で行われる。データを受け取ったターゲッ
トは、受信確認のために、アクノリッジをコントローラ
に返す。
【0065】図19は、図18で示したFCPのコマン
ドとレスポンスの関係をさらに詳しく説明するための図
である。IEEE1394バスを介してノードAとノー
ドBが接続されている。ノードAがコントローラで、ノ
ードBがターゲットである。ノードA,Bには、コマン
ドレジスタ91,93、レスポンスレジスタ92,94
が、それぞれ512バイトずつ準備されている。図19
に示すように、コントローラがターゲットのコマンドレ
ジスタ93にコマンドメッセージを書き込むことにより
命令を伝える。また逆に、ターゲットがコントローラの
レスポンスレジスタ92にレスポンスメッセージを書き
込むことにより応答を伝えている。以上2つのメッセー
ジに対して、制御情報のやり取りを行う。FCPで送ら
れるコマンドセットの種類は、後述する図20のデータ
フィールド中のCTSに記される。
ドとレスポンスの関係をさらに詳しく説明するための図
である。IEEE1394バスを介してノードAとノー
ドBが接続されている。ノードAがコントローラで、ノ
ードBがターゲットである。ノードA,Bには、コマン
ドレジスタ91,93、レスポンスレジスタ92,94
が、それぞれ512バイトずつ準備されている。図19
に示すように、コントローラがターゲットのコマンドレ
ジスタ93にコマンドメッセージを書き込むことにより
命令を伝える。また逆に、ターゲットがコントローラの
レスポンスレジスタ92にレスポンスメッセージを書き
込むことにより応答を伝えている。以上2つのメッセー
ジに対して、制御情報のやり取りを行う。FCPで送ら
れるコマンドセットの種類は、後述する図20のデータ
フィールド中のCTSに記される。
【0066】図20は、AV/Cコマンドのアシンクロ
ナス転送モードで伝送されるパケットのデータ構造を示
している。AV/Cコマンドセットは、AV機器を制御
するためのコマンドセットで、CTS(コマンドセット
のID)=“0000”である。AV/Cコマンドフレ
ームおよびレスポンスフレームが、上記FCPを用いて
ノード間でやり取りされる。バスおよびAV機器に負担
をかけないために、コマンドに対するレスポンスは、1
00ms以内に行うことになっている。図20に示すよ
うに、アシンクロナスパケットのデータは、水平方向3
2ビット(=1quadlet)で構成されている。図
中上段はパケットのヘッダ部分を示しており、図中下段
はデータブロックを示している。destinatio
n_IDは、宛先を示している。
ナス転送モードで伝送されるパケットのデータ構造を示
している。AV/Cコマンドセットは、AV機器を制御
するためのコマンドセットで、CTS(コマンドセット
のID)=“0000”である。AV/Cコマンドフレ
ームおよびレスポンスフレームが、上記FCPを用いて
ノード間でやり取りされる。バスおよびAV機器に負担
をかけないために、コマンドに対するレスポンスは、1
00ms以内に行うことになっている。図20に示すよ
うに、アシンクロナスパケットのデータは、水平方向3
2ビット(=1quadlet)で構成されている。図
中上段はパケットのヘッダ部分を示しており、図中下段
はデータブロックを示している。destinatio
n_IDは、宛先を示している。
【0067】CTSはコマンドセットのIDを示してお
り、AV/CコマンドセットではCTS=“0000”
である。ctype/responseのフィールド
は、パケットがコマンドの場合はコマンドの機能分類を
示し、パケットがレスポンスの場合はコマンドの処理結
果を示す。コマンドは大きく分けて、(1)機能を外部
から制御するコマンド(CONTROL)、(2)外部
から状態を問い合わせるコマンド(STATUS)、
(3)制御コマンドのサポートの有無を外部から問い合
わせるコマンド(GENERAL INQUIRY(o
pcodeのサポートの有無)およびSPECIFIC
INQUIRY(opcodeおよびoperand
sのサポートの有無))、(4)状態の変化を外部に知
らせるよう要求するコマンド(NOTIFY)の4種類
が定義されている。
り、AV/CコマンドセットではCTS=“0000”
である。ctype/responseのフィールド
は、パケットがコマンドの場合はコマンドの機能分類を
示し、パケットがレスポンスの場合はコマンドの処理結
果を示す。コマンドは大きく分けて、(1)機能を外部
から制御するコマンド(CONTROL)、(2)外部
から状態を問い合わせるコマンド(STATUS)、
(3)制御コマンドのサポートの有無を外部から問い合
わせるコマンド(GENERAL INQUIRY(o
pcodeのサポートの有無)およびSPECIFIC
INQUIRY(opcodeおよびoperand
sのサポートの有無))、(4)状態の変化を外部に知
らせるよう要求するコマンド(NOTIFY)の4種類
が定義されている。
【0068】レスポンスはコマンドの種類に応じて返さ
れる。CONTROLコマンドに対するレスポンスに
は、NOT INPLEMENTED(実装されていな
い)、ACCEPTED(受け入れる)、REJECT
ED(拒絶)、および(INTERIM(暫定)があ
る。STATUSコマンドに対するレスポンスには、N
OT INPLEMENTED、REJECTED、I
N TRANSITION(移行中)、およびSTAB
LE(安定)がある。GENERAL INQUIRY
およびSPECIFIC INQUIRYコマンドに対
するレスポンスには、IMPLEMENTED(実装さ
れている)、およびNOT IMPLEMENTEDが
ある。NOTIFYコマンドに対するレスポンスには、
NOT IMPLEMENTED,REJECTED,
INTERIMおよびCHANGED(変化した)があ
る。
れる。CONTROLコマンドに対するレスポンスに
は、NOT INPLEMENTED(実装されていな
い)、ACCEPTED(受け入れる)、REJECT
ED(拒絶)、および(INTERIM(暫定)があ
る。STATUSコマンドに対するレスポンスには、N
OT INPLEMENTED、REJECTED、I
N TRANSITION(移行中)、およびSTAB
LE(安定)がある。GENERAL INQUIRY
およびSPECIFIC INQUIRYコマンドに対
するレスポンスには、IMPLEMENTED(実装さ
れている)、およびNOT IMPLEMENTEDが
ある。NOTIFYコマンドに対するレスポンスには、
NOT IMPLEMENTED,REJECTED,
INTERIMおよびCHANGED(変化した)があ
る。
【0069】subunit typeは、機器内の機
能を特定するために設けられており、例えば、tape
recorder/player,tuner等が割
り当てられる。同じ種類のsubunitが複数存在す
る場合の判別を行うために、判別番号としてsubun
it idでアドレッシングを行う。opcodeはコ
マンドを表しており、operandはコマンドのパラ
メータを表している。Additional oper
andsは必要に応じて付加されるフィールドである。
paddingも必要に応じて付加されるフィールドで
ある。data_ CRC(Cyclic Redun
dancy Check)はデータ伝送時のエラーチェ
ックに使われる。
能を特定するために設けられており、例えば、tape
recorder/player,tuner等が割
り当てられる。同じ種類のsubunitが複数存在す
る場合の判別を行うために、判別番号としてsubun
it idでアドレッシングを行う。opcodeはコ
マンドを表しており、operandはコマンドのパラ
メータを表している。Additional oper
andsは必要に応じて付加されるフィールドである。
paddingも必要に応じて付加されるフィールドで
ある。data_ CRC(Cyclic Redun
dancy Check)はデータ伝送時のエラーチェ
ックに使われる。
【0070】図21(A)〜(C)は、AV/Cコマン
ドの具体例を示している。図21(A)は、ctype
/responseの具体例を示している。図中上段が
コマンドを表しており、図中下段がレスポンスを表して
いる。“0000”にはCONTROL、“0001”
にはSTATUS、“0010”にはSPECIFIC
INQUIRY、“0011”にはNOTIFY、
“0100”にはGENERAL INQUIRYが割
り当てられている。“0101乃至0111”は将来の
仕様のために予約確保されている。また、“1000”
にはNOT INPLEMENTED、“1001”に
はACCEPTED、“1010”にはREJECTE
D、“1011”にはIN TRANSITION、
“1100”にはIMPLEMENTED/STABL
E、“1101”にはCHNGED、“1111”には
INTERIMが割り当てられている。“1110”は
将来の仕様のために予約確保されている。
ドの具体例を示している。図21(A)は、ctype
/responseの具体例を示している。図中上段が
コマンドを表しており、図中下段がレスポンスを表して
いる。“0000”にはCONTROL、“0001”
にはSTATUS、“0010”にはSPECIFIC
INQUIRY、“0011”にはNOTIFY、
“0100”にはGENERAL INQUIRYが割
り当てられている。“0101乃至0111”は将来の
仕様のために予約確保されている。また、“1000”
にはNOT INPLEMENTED、“1001”に
はACCEPTED、“1010”にはREJECTE
D、“1011”にはIN TRANSITION、
“1100”にはIMPLEMENTED/STABL
E、“1101”にはCHNGED、“1111”には
INTERIMが割り当てられている。“1110”は
将来の仕様のために予約確保されている。
【0071】図21(B)は、subunit typ
eの具体例を示している。“00000”にはVide
o Monitor、“00011”にはDisk r
ecorder/Player、“00100”にはT
ape recorder/Player、“0010
1”にはTuner、“00111”にはVideoC
amera、“11100”にはVendor uni
que、“11110”にはSubunit type
extended to next byteが割り
当てられている。なお、“11111”にはunitが
割り当てられているが、これは機器そのものに送られる
場合に用いられ、例えば電源のオンオフなどが挙げられ
る。
eの具体例を示している。“00000”にはVide
o Monitor、“00011”にはDisk r
ecorder/Player、“00100”にはT
ape recorder/Player、“0010
1”にはTuner、“00111”にはVideoC
amera、“11100”にはVendor uni
que、“11110”にはSubunit type
extended to next byteが割り
当てられている。なお、“11111”にはunitが
割り当てられているが、これは機器そのものに送られる
場合に用いられ、例えば電源のオンオフなどが挙げられ
る。
【0072】図21(C)は、opcodeの具体例を
示している。各subunit type毎にopco
deのテーブルが存在し、ここでは、subunit
typeがTape recorder/Player
の場合のopcodeを示している。また、opcod
e毎にoperandが定義されている。ここでは、
“00h”にはVENDOR−DEPENDENT、
“50h”にはSEACHMODE、“51h”にはT
IMECODE、“52h”にはATN、“60h”に
はOPEN MIC、“61h”にはREAD MI
C、“62h”にはWRITE MIC、“C1h”に
はLOAD MEDIUM、“C2h”にはRECOR
D、“C3h”にはPLAY、“C4h”にはWIND
が割り当てられている。
示している。各subunit type毎にopco
deのテーブルが存在し、ここでは、subunit
typeがTape recorder/Player
の場合のopcodeを示している。また、opcod
e毎にoperandが定義されている。ここでは、
“00h”にはVENDOR−DEPENDENT、
“50h”にはSEACHMODE、“51h”にはT
IMECODE、“52h”にはATN、“60h”に
はOPEN MIC、“61h”にはREAD MI
C、“62h”にはWRITE MIC、“C1h”に
はLOAD MEDIUM、“C2h”にはRECOR
D、“C3h”にはPLAY、“C4h”にはWIND
が割り当てられている。
【0073】図22(A),(B)は、AV/Cコマン
ドとレスポンスの具体例を示している。例えば、ターゲ
ット(コンスーマ)としての再生機器に再生指示を行う
場合、コントローラは、図22(A)のようなコマンド
をターゲットに送る。このコマンドは、AV/Cコマン
ドセットを使用しているため、CTS=“0000”と
なっている。
ドとレスポンスの具体例を示している。例えば、ターゲ
ット(コンスーマ)としての再生機器に再生指示を行う
場合、コントローラは、図22(A)のようなコマンド
をターゲットに送る。このコマンドは、AV/Cコマン
ドセットを使用しているため、CTS=“0000”と
なっている。
【0074】ctypeには、機器を外部から制御する
コマンド(CONTROL)を用いるため、ctype
=“0000”となっている(図21(A)参照)。s
ubunit typeはTape recorder
/Playerであることより、subunit ty
pe=“00100”となっている(図21(B)参
照)。idはID0の場合を示しており、id=000
となっている。opcodeは再生を意味する“C3
h”となっている(図21(C)参照)。operan
dはFORWARDを意味する“75h”となってい
る。
コマンド(CONTROL)を用いるため、ctype
=“0000”となっている(図21(A)参照)。s
ubunit typeはTape recorder
/Playerであることより、subunit ty
pe=“00100”となっている(図21(B)参
照)。idはID0の場合を示しており、id=000
となっている。opcodeは再生を意味する“C3
h”となっている(図21(C)参照)。operan
dはFORWARDを意味する“75h”となってい
る。
【0075】そして、再生されると、ターゲットは図2
2(B)のようなレスポンスをコントローラに返す。こ
こでは、受け入れを意味するacceptedがres
ponseに入るため、response=“100
1”となっている(図21(A)参照)。respon
seを除いて、他は図22(A)と同じであるので説明
は省略する。
2(B)のようなレスポンスをコントローラに返す。こ
こでは、受け入れを意味するacceptedがres
ponseに入るため、response=“100
1”となっている(図21(A)参照)。respon
seを除いて、他は図22(A)と同じであるので説明
は省略する。
【0076】図23は、上述のアイソクロナスチャンネ
ルで伝送されるアイソクロナスパケット(Isoパケッ
ト)の1パケットの構成を示す図である。1つのパケッ
トの先頭部分には、データ長,タグ,チャンネルなどの
伝送に必要なヘッダが配置されると共に、その訂正符号
であるヘッダ訂正符号(CRC)が配置してある。この
ヘッダ部分は、IEEE1394−1995規格で決め
られたフォーマットである。
ルで伝送されるアイソクロナスパケット(Isoパケッ
ト)の1パケットの構成を示す図である。1つのパケッ
トの先頭部分には、データ長,タグ,チャンネルなどの
伝送に必要なヘッダが配置されると共に、その訂正符号
であるヘッダ訂正符号(CRC)が配置してある。この
ヘッダ部分は、IEEE1394−1995規格で決め
られたフォーマットである。
【0077】続くデータ区間は、ここではIEC618
83規格で決められたオーディオミュージックデータ伝
送用のフォーマットを適用してある。この規格では、先
頭の64ビットの区間をヘッダ部分としてあり、残りの
区間をデータフィールドとしてあり、最後の32ビット
区間をデータ訂正符号(CRC)としてある。ここで
は、ヘッダ区間のデータの内のFMTデータで、オーデ
ィオミュージックデータであることが示される。また、
FDFデータで、AM824規格のデータであることが
示される。
83規格で決められたオーディオミュージックデータ伝
送用のフォーマットを適用してある。この規格では、先
頭の64ビットの区間をヘッダ部分としてあり、残りの
区間をデータフィールドとしてあり、最後の32ビット
区間をデータ訂正符号(CRC)としてある。ここで
は、ヘッダ区間のデータの内のFMTデータで、オーデ
ィオミュージックデータであることが示される。また、
FDFデータで、AM824規格のデータであることが
示される。
【0078】このAM824規格のデータの場合には、
データフィールドに配置されるデータが、32ビットを
1単位としたデータとしてあり、任意の数その32ビッ
トデータが配置される。この場合、32ビットの1単位
のデータの内の先頭の8ビットがラベルデータで、残り
の24ビットがオーディオデータなどの実際の伝送デー
タである。
データフィールドに配置されるデータが、32ビットを
1単位としたデータとしてあり、任意の数その32ビッ
トデータが配置される。この場合、32ビットの1単位
のデータの内の先頭の8ビットがラベルデータで、残り
の24ビットがオーディオデータなどの実際の伝送デー
タである。
【0079】図24は、この1単位の32ビットのデー
タ構成を示したものである。32ビットのデータの先頭
の8ビット区間に、ラベルデータが配置される。このラ
ベルデータは、その後に続くオーディオデータの方式な
どを示すデータである。また、残りの24ビット区間
に、オーディオデータなどが配置される。
タ構成を示したものである。32ビットのデータの先頭
の8ビット区間に、ラベルデータが配置される。このラ
ベルデータは、その後に続くオーディオデータの方式な
どを示すデータである。また、残りの24ビット区間
に、オーディオデータなどが配置される。
【0080】図25は、ラベルデータの定義(LABEL de
finition)を示している。ここでは、8ビットで示され
る2桁の16進数値との対応で示している。ラベルデー
タが“00”〜“3F”の範囲の値のとき、IEC60
958規格(IEC 60958 Conformant)のオーディオデータ
が、ラベルデータに続く区間に配置される。ラベルデー
タが“40”〜“4F”の範囲の値のとき、マルチビッ
ト方式のリニアオーディオデータ(MBLA:Multi-bit Lin
ear Audio)が、ラベルデータに続く区間に配置される。
ラベルデータが“50”〜“5F”の範囲の値のとき、
1ビット方式のリニアオーディオデータ(One Bit Audi
o)が、ラベルデータに続く区間に配置される。ラベルデ
ータが“60”〜“67”の範囲の値のとき、ハイプレ
シジョン(High Precision)方式のマルチビットリニアオ
ーディオデータが、ラベルデータに続く区間に配置され
る。
finition)を示している。ここでは、8ビットで示され
る2桁の16進数値との対応で示している。ラベルデー
タが“00”〜“3F”の範囲の値のとき、IEC60
958規格(IEC 60958 Conformant)のオーディオデータ
が、ラベルデータに続く区間に配置される。ラベルデー
タが“40”〜“4F”の範囲の値のとき、マルチビッ
ト方式のリニアオーディオデータ(MBLA:Multi-bit Lin
ear Audio)が、ラベルデータに続く区間に配置される。
ラベルデータが“50”〜“5F”の範囲の値のとき、
1ビット方式のリニアオーディオデータ(One Bit Audi
o)が、ラベルデータに続く区間に配置される。ラベルデ
ータが“60”〜“67”の範囲の値のとき、ハイプレ
シジョン(High Precision)方式のマルチビットリニアオ
ーディオデータが、ラベルデータに続く区間に配置され
る。
【0081】ラベルデータが“80”〜“83”の範囲
の値のとき、MIDI規格の楽器演奏データが、ラベル
データに続く区間に配置される。ラベルデータが“8
8”〜“8B”の範囲の値のとき、SMPTEタイムコ
ード規格(SMPTE Time Code Conformant)のタイムコード
が、ラベルデータに続く区間に配置される。ラベルデー
タが“8C”〜“8F”の範囲の値のとき、サンプルカ
ウントデータ(Sample Count Data)が、ラベルデータに
続く区間に配置される。
の値のとき、MIDI規格の楽器演奏データが、ラベル
データに続く区間に配置される。ラベルデータが“8
8”〜“8B”の範囲の値のとき、SMPTEタイムコ
ード規格(SMPTE Time Code Conformant)のタイムコード
が、ラベルデータに続く区間に配置される。ラベルデー
タが“8C”〜“8F”の範囲の値のとき、サンプルカ
ウントデータ(Sample Count Data)が、ラベルデータに
続く区間に配置される。
【0082】ラベルデータが“C0”〜“CF”の範囲
の値のとき、ASID(Audio Software Information De
livery)等の共通補助データ(Common Ancillary Data)
が、ラベルデータに続く区間に配置される。ラベルデー
タが“D0”〜“EF”の範囲の値のとき、アプリケー
ション特化補助データ(Application Specific Ancillar
y Data)が、ラベルデータに続く区間に配置される。
の値のとき、ASID(Audio Software Information De
livery)等の共通補助データ(Common Ancillary Data)
が、ラベルデータに続く区間に配置される。ラベルデー
タが“D0”〜“EF”の範囲の値のとき、アプリケー
ション特化補助データ(Application Specific Ancillar
y Data)が、ラベルデータに続く区間に配置される。
【0083】図26は、上述した8ビットのラベルデー
タと、それに続く区間に配置されるデータの関係を、ラ
ベルデータの上位4ビット(upper 4 bits)を縦方向に
とると共に、ラベルデータの下位4ビット(Lower 4 bit
s)を横方向にとって表したものである。
タと、それに続く区間に配置されるデータの関係を、ラ
ベルデータの上位4ビット(upper 4 bits)を縦方向に
とると共に、ラベルデータの下位4ビット(Lower 4 bit
s)を横方向にとって表したものである。
【0084】図27は、ラベルデータが“00”〜“3
F”の範囲であって、ラベルデータに続く区間にIEC
60958規格のオーディオデータが配置される場合に
おける、1単位である32ビットのデータ構成を示して
いる。ラベルデータの3SB,4SBは、PAC(Pream
ble code)を示している。図28は、PACの定義を示
している。
F”の範囲であって、ラベルデータに続く区間にIEC
60958規格のオーディオデータが配置される場合に
おける、1単位である32ビットのデータ構成を示して
いる。ラベルデータの3SB,4SBは、PAC(Pream
ble code)を示している。図28は、PACの定義を示
している。
【0085】図29は、ラベルデータが“60”〜“6
7”であって、ラベルデータに続く区間にハイプレシジ
ョン方式のマルチビットリニアオーディオデータが配置
される場合における、1単位である32ビットのデータ
構成、すなわち1スロットの構成を示している。ラベル
データの下位3ビットは、1サンプルのデータを伝送す
るために使用されるスロットの番号(slot number)を示
している。図30は、当該下位3ビットの値とスロット
ナンバーとの対応関係を示している。
7”であって、ラベルデータに続く区間にハイプレシジ
ョン方式のマルチビットリニアオーディオデータが配置
される場合における、1単位である32ビットのデータ
構成、すなわち1スロットの構成を示している。ラベル
データの下位3ビットは、1サンプルのデータを伝送す
るために使用されるスロットの番号(slot number)を示
している。図30は、当該下位3ビットの値とスロット
ナンバーとの対応関係を示している。
【0086】図31は、共通補助データ(Common Ancill
ary Data)に関して、ラベルデータの“C0”〜“C
F”の値と、それに続く区間に配置される共通補助デー
タの内容との対応関係を示すものであるが、“CF”は
補助データなしを示している。その他の値は将来の仕様
の割り当て範囲として予約確保されている。
ary Data)に関して、ラベルデータの“C0”〜“C
F”の値と、それに続く区間に配置される共通補助デー
タの内容との対応関係を示すものであるが、“CF”は
補助データなしを示している。その他の値は将来の仕様
の割り当て範囲として予約確保されている。
【0087】図32は、アプリケーション特化補助デー
タ(Application Specific Ancillary Data)に関して、
ラベルデータの“D0”〜“EF”の値と、それに続く
区間に配置されるアプリケーション特化補助データの内
容との対応関係を示している。ラベルデータが“D0”
であるときは、ラベルデータに続く区間にDVD-Au
dio補助データが配置される。ラベルデータが“D
1”であるときは、ラベルデータに続く区間にSACD
補助データが配置される。ラベルデータが“D2”であ
るときは、ラベルデータに続く区間にハイプレシジョン
補助データが配置される。“D3”〜“EF”は将来の
仕様の割り当て範囲として予約確保されている。
タ(Application Specific Ancillary Data)に関して、
ラベルデータの“D0”〜“EF”の値と、それに続く
区間に配置されるアプリケーション特化補助データの内
容との対応関係を示している。ラベルデータが“D0”
であるときは、ラベルデータに続く区間にDVD-Au
dio補助データが配置される。ラベルデータが“D
1”であるときは、ラベルデータに続く区間にSACD
補助データが配置される。ラベルデータが“D2”であ
るときは、ラベルデータに続く区間にハイプレシジョン
補助データが配置される。“D3”〜“EF”は将来の
仕様の割り当て範囲として予約確保されている。
【0088】図33は、アプリケーション特化補助デー
タのゼネラルフォーマット(GeneralFormat)を示してい
る。1番目のバイト(ラベルデータ)は、このデータが
アプリケーション特化補助データであることを示す。2
番目のバイト(サブラベルデータ)は、続くデータを識
別するものである。
タのゼネラルフォーマット(GeneralFormat)を示してい
る。1番目のバイト(ラベルデータ)は、このデータが
アプリケーション特化補助データであることを示す。2
番目のバイト(サブラベルデータ)は、続くデータを識
別するものである。
【0089】図34(A)は、ハイプレシジョン補助デ
ータに係る32ビットのデータ構成を示している。1番
目のバイト(ラベルデータ)は“D2h”であり、この
データがハイプレシジョン補助データであることを示
す。2番目のバイト(サブラベルデータ)は“01h”
であり、続く2バイトのデータに、8ビットのチャネル
データ(Channel)、4ビットの精度データ(Accuracy)を
持つことを識別する。この補助データは、全てのデータ
ブロックに付加して伝送される。
ータに係る32ビットのデータ構成を示している。1番
目のバイト(ラベルデータ)は“D2h”であり、この
データがハイプレシジョン補助データであることを示
す。2番目のバイト(サブラベルデータ)は“01h”
であり、続く2バイトのデータに、8ビットのチャネル
データ(Channel)、4ビットの精度データ(Accuracy)を
持つことを識別する。この補助データは、全てのデータ
ブロックに付加して伝送される。
【0090】図35は、8ビットのチャネルデータの値
とチャネル数との対応関係を示している。図36は、精
度データの値と、スロットを構成する24ビット区間の
うちオーディオデータの伝送に用いるビット数との対応
関係を示している。精度データが“002”であると
き、24ビット区間のうち16ビットを用い、下位側の
8ビットが0であることを示す。精度データが“0
12”であるとき、24ビット区間のうち20ビットを
用い、下位側の4ビットが0であることを示す。精度デ
ータが“102”であるとき、24ビット区間の全ての
ビットを用いることを示す。また、“112”は将来の
仕様の割り当て範囲として予約確保されている。
とチャネル数との対応関係を示している。図36は、精
度データの値と、スロットを構成する24ビット区間の
うちオーディオデータの伝送に用いるビット数との対応
関係を示している。精度データが“002”であると
き、24ビット区間のうち16ビットを用い、下位側の
8ビットが0であることを示す。精度データが“0
12”であるとき、24ビット区間のうち20ビットを
用い、下位側の4ビットが0であることを示す。精度デ
ータが“102”であるとき、24ビット区間の全ての
ビットを用いることを示す。また、“112”は将来の
仕様の割り当て範囲として予約確保されている。
【0091】図34(B)も、ハイプレシジョン補助デ
ータに係る32ビットのデータ構成を示している。1番
目のバイト(ラベルデータ)は“D2h”であり、この
データがハイプレシジョン補助データであることを示
す。2番目のバイト(サブラベルデータ)は“02h”
であり、続く2バイトのデータが、8ビットのチャネル
割り当て(Channel Assignment)データであるこを識別す
る。この補助データの追加は任意であり、現在は各値の
定義はされていない。
ータに係る32ビットのデータ構成を示している。1番
目のバイト(ラベルデータ)は“D2h”であり、この
データがハイプレシジョン補助データであることを示
す。2番目のバイト(サブラベルデータ)は“02h”
であり、続く2バイトのデータが、8ビットのチャネル
割り当て(Channel Assignment)データであるこを識別す
る。この補助データの追加は任意であり、現在は各値の
定義はされていない。
【0092】図37は、各サンプルワード長(1サンプ
ルのデータのビット数)における、スロット長、使用ス
ロット数の推奨例を示している。この推奨例において、
サンプル長は、32ビット、40ビット、48ビット、
64ビット、80ビット、96ビット、128ビット、
160ビットまたは192ビットである。使用スロット
数は、2,4または8である。
ルのデータのビット数)における、スロット長、使用ス
ロット数の推奨例を示している。この推奨例において、
サンプル長は、32ビット、40ビット、48ビット、
64ビット、80ビット、96ビット、128ビット、
160ビットまたは192ビットである。使用スロット
数は、2,4または8である。
【0093】図38は、SACD補助データに係る32
ビットのデータ構成を示している。1番目のバイト(ラ
ベルデータ)は“D1h”であり、このデータがSAC
D補助データであることを示す。2番目のバイト(サブ
ラベルデータ)が“00h”であるときは、続く2バイ
トのデータに、1ビットのバリディティフラグデータ(V
alidity Flag)、4ビットのトラックアトリュビュート
データ(Track_Attribute)、3ビットのチャネルデータ
(Ch_Bit_n)および5ビットのラウドスピーカコンフィ
グレーションデータ(Loudspeaker Config)を含むこと
を示す。3ビットのRSVは、将来の仕様のための割り当
て範囲として予約確保されている領域であって、デフォ
ルト値は“0002”である。
ビットのデータ構成を示している。1番目のバイト(ラ
ベルデータ)は“D1h”であり、このデータがSAC
D補助データであることを示す。2番目のバイト(サブ
ラベルデータ)が“00h”であるときは、続く2バイ
トのデータに、1ビットのバリディティフラグデータ(V
alidity Flag)、4ビットのトラックアトリュビュート
データ(Track_Attribute)、3ビットのチャネルデータ
(Ch_Bit_n)および5ビットのラウドスピーカコンフィ
グレーションデータ(Loudspeaker Config)を含むこと
を示す。3ビットのRSVは、将来の仕様のための割り当
て範囲として予約確保されている領域であって、デフォ
ルト値は“0002”である。
【0094】図39は、各データの内容を示している。
バリディティフラグデータはフレーム内のデータの有効
性を示すものであり、“02”のとき有効であることを
示し、“12”のとき有効でないことを示す。トラック
アトリュビュートデータは、SACD(Super Audio CD)
のコピー制御情報を示す。チャネルデータは、チャネル
の総数を示す。ラウドスピーカコンフィグレーションデ
ータは、ラウドスピーカのセットアップ情報を示す。
バリディティフラグデータはフレーム内のデータの有効
性を示すものであり、“02”のとき有効であることを
示し、“12”のとき有効でないことを示す。トラック
アトリュビュートデータは、SACD(Super Audio CD)
のコピー制御情報を示す。チャネルデータは、チャネル
の総数を示す。ラウドスピーカコンフィグレーションデ
ータは、ラウドスピーカのセットアップ情報を示す。
【0095】図40は、DVD-Audio補助データ
に係る32ビットのデータ構成を示している。1番目の
バイト(ラベルデータ)は“D0h”であり、このデー
タがDVD-Audio補助データであることを示す。
2番目のバイト(サブラベルデータ)が“01h”であ
るときは、続く2バイトのデータに、8ビットのダイナ
ミックレンジ制御データ(Dynamic Range Control)、4
ビットのダウンミックスコード(Down Mix Code)、1ビ
ットのエンファシスフラグデータ(Emphasis Flag)、1
ビットのダウンミックスモードデータ(Down Mix Mod
e)、1ビットのダウンミックスコードバリディティデー
タ(Down Mix Code Validity )を含むことを示す。
に係る32ビットのデータ構成を示している。1番目の
バイト(ラベルデータ)は“D0h”であり、このデー
タがDVD-Audio補助データであることを示す。
2番目のバイト(サブラベルデータ)が“01h”であ
るときは、続く2バイトのデータに、8ビットのダイナ
ミックレンジ制御データ(Dynamic Range Control)、4
ビットのダウンミックスコード(Down Mix Code)、1ビ
ットのエンファシスフラグデータ(Emphasis Flag)、1
ビットのダウンミックスモードデータ(Down Mix Mod
e)、1ビットのダウンミックスコードバリディティデー
タ(Down Mix Code Validity )を含むことを示す。
【0096】図41は、各データの内容を示している。
ダイナミックレンジ制御データは、適応圧縮率を示す。
ダウンミックスコードは、ダウンミックステーブルの番
号を示す。エンファシスフラグデータは、エンファシス
のオンまたはオフを示す。ダウンミックスモードデータ
は、ダウンミックスの許諾を示す。ダウンミックスコー
ドバリディティデータは、ダウンミックスコードの有効
性を示す。
ダイナミックレンジ制御データは、適応圧縮率を示す。
ダウンミックスコードは、ダウンミックステーブルの番
号を示す。エンファシスフラグデータは、エンファシス
のオンまたはオフを示す。ダウンミックスモードデータ
は、ダウンミックスの許諾を示す。ダウンミックスコー
ドバリディティデータは、ダウンミックスコードの有効
性を示す。
【0097】図42は、上述した補助データを、オーデ
ィオデータと共に1つのパケット内に配置した一例を示
してある。ここでは、1つのパケットのデータフィール
ドの先頭部分の32ビット区間に、補助データが配置さ
れている。そして、残りのデータフィールドに、32ビ
ットを1単位としたオーディオデータ(ただし、32ビ
ットの内の先頭8ビットはラベルデータ)を、任意の数
配置してある。
ィオデータと共に1つのパケット内に配置した一例を示
してある。ここでは、1つのパケットのデータフィール
ドの先頭部分の32ビット区間に、補助データが配置さ
れている。そして、残りのデータフィールドに、32ビ
ットを1単位としたオーディオデータ(ただし、32ビ
ットの内の先頭8ビットはラベルデータ)を、任意の数
配置してある。
【0098】なお、図42の例では、1つのパケットに
1つの補助データだけを配置した例としたが、複数の補
助データを1つのパケットに配置してもよい。例えば、
ハイプレシジョン方式のオーディオデータを伝送するも
のにあっては、図34(A),(B)に示した補助デー
タを同時に配置してもよい。
1つの補助データだけを配置した例としたが、複数の補
助データを1つのパケットに配置してもよい。例えば、
ハイプレシジョン方式のオーディオデータを伝送するも
のにあっては、図34(A),(B)に示した補助デー
タを同時に配置してもよい。
【0099】図1に示すオーディオ装置10において、
CDプレーヤ5からバス9を介してプリアンプ装置6に
は、IEC60958規格のオーディオデータが伝送さ
れる。この場合、1つのパケットのデータフィールド
に、図27に示すデータ構成のデータが複数個配置され
て伝送される。
CDプレーヤ5からバス9を介してプリアンプ装置6に
は、IEC60958規格のオーディオデータが伝送さ
れる。この場合、1つのパケットのデータフィールド
に、図27に示すデータ構成のデータが複数個配置され
て伝送される。
【0100】また、図1に示すオーディオ装置10にお
いて、プリアンプ装置6からバス9を介してパワーアン
プ装置7には、ハイプレシジョン方式のオーディオデー
タが伝送される。この場合、1つのパケットのデータフ
ィールドに、図34(A)、(B)に示すハイプレシジ
ョン補助データおよび図29に示すハイプレシジョンマ
ルチビットリニアオーディオデータが複数個配置されて
伝送される。その場合、1サンプルのビットデータが分
割されて、複数のスロットを使用して伝送される。
いて、プリアンプ装置6からバス9を介してパワーアン
プ装置7には、ハイプレシジョン方式のオーディオデー
タが伝送される。この場合、1つのパケットのデータフ
ィールドに、図34(A)、(B)に示すハイプレシジ
ョン補助データおよび図29に示すハイプレシジョンマ
ルチビットリニアオーディオデータが複数個配置されて
伝送される。その場合、1サンプルのビットデータが分
割されて、複数のスロットを使用して伝送される。
【0101】図43は、1つのパケットのデータフィー
ルドに配置されるハイプレシジョンストリームの一例を
示す。この例は、サンプルワード長(1サンプルのデー
タのビット数)が128ビットで、2チャネルのリニア
オーディオデータを、各チャネル8スロット(1スロッ
トは32ビット構成)を使用して伝送する例である。こ
こで、リニアオーディオデータが配される各スロットの
24ビット区間の下位8ビットは“0”とされる。
ルドに配置されるハイプレシジョンストリームの一例を
示す。この例は、サンプルワード長(1サンプルのデー
タのビット数)が128ビットで、2チャネルのリニア
オーディオデータを、各チャネル8スロット(1スロッ
トは32ビット構成)を使用して伝送する例である。こ
こで、リニアオーディオデータが配される各スロットの
24ビット区間の下位8ビットは“0”とされる。
【0102】また、図44は、1つのパケットのデータ
フィールドに配置されるハイプレシジョンストリームの
他の例を示す。この例は、サンプルワード長が48ビッ
トで、6チャネルのリニアオーディオデータを、各チャ
ネル2スロットを使用して伝送する例である。
フィールドに配置されるハイプレシジョンストリームの
他の例を示す。この例は、サンプルワード長が48ビッ
トで、6チャネルのリニアオーディオデータを、各チャ
ネル2スロットを使用して伝送する例である。
【0103】また、図45は、1つのパケットのデータ
フィールドに配置されるハイプレシジョンストリームの
さらに他の例を示す。この例は、2つのブロックデータ
を含むものである。この例は、サンプルワード長が48
ビットで、4チャネルのリニアオーディオデータを、各
チャネル2スロットを使用して伝送する例であるが、2
ブロックからなっている。なお、3以上のデータブロッ
クからなるものも考えられる。
フィールドに配置されるハイプレシジョンストリームの
さらに他の例を示す。この例は、2つのブロックデータ
を含むものである。この例は、サンプルワード長が48
ビットで、4チャネルのリニアオーディオデータを、各
チャネル2スロットを使用して伝送する例であるが、2
ブロックからなっている。なお、3以上のデータブロッ
クからなるものも考えられる。
【0104】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、プリアンプ装置6からパワーアンプ装置7に、ハ
イプレシジョン方式でオーディオデータを伝送するもの
である。すなわち、1サンプルのデータを構成する各ビ
ットを、複数スロット(1スロットは32ビット構成)
を使用して伝送できる。したがって、1サンプルのデー
タが、1スロットで伝送し得る最大ビット数である24
ビットを越えるものにあっても、容易に伝送でき、クォ
リティの高いデータの伝送が可能となる。
ては、プリアンプ装置6からパワーアンプ装置7に、ハ
イプレシジョン方式でオーディオデータを伝送するもの
である。すなわち、1サンプルのデータを構成する各ビ
ットを、複数スロット(1スロットは32ビット構成)
を使用して伝送できる。したがって、1サンプルのデー
タが、1スロットで伝送し得る最大ビット数である24
ビットを越えるものにあっても、容易に伝送でき、クォ
リティの高いデータの伝送が可能となる。
【0105】なお、上述実施の形態においては、ハイプ
レシジョン方式でオーディオデータを伝送するものにあ
って、24ビット区間に配置されるオーディオデータが
リニアオーディオデータであるものを示したが、この2
4ビット区間に配置されるオーディオデータがデータ圧
縮されたオーディオデータであってもよい。
レシジョン方式でオーディオデータを伝送するものにあ
って、24ビット区間に配置されるオーディオデータが
リニアオーディオデータであるものを示したが、この2
4ビット区間に配置されるオーディオデータがデータ圧
縮されたオーディオデータであってもよい。
【0106】また、上述実施の形態においては、例えば
ハイプレシジョン方式でオーディオデータを伝送する場
合、ハイプレシジョン補助データに続いて、ハイプレシ
ジョンマルチビットリニアオーディオデータ(データ本
体)が複数個配置されるものを示した。しかし、補助デ
ータとハイプレシジョンマルチビットリニアオーディオ
データとの間に、他の方式の補助データまたはデータ本
体、さらには補助データおよびデータ本体を、配置する
ようにしてもよい。
ハイプレシジョン方式でオーディオデータを伝送する場
合、ハイプレシジョン補助データに続いて、ハイプレシ
ジョンマルチビットリニアオーディオデータ(データ本
体)が複数個配置されるものを示した。しかし、補助デ
ータとハイプレシジョンマルチビットリニアオーディオ
データとの間に、他の方式の補助データまたはデータ本
体、さらには補助データおよびデータ本体を、配置する
ようにしてもよい。
【0107】図1に示すオーディオ装置10の場合、図
46に示すように、補助データとハイプレシジョンマル
チビットリニアオーディオデータとの間に、IEC60
958規格のオーディオデータ(データ本体)をそのま
ま配置することが考えられる。この場合、ハイプレシジ
ョン補助データに続いて、左チャネルデータを含むスロ
ットおよび右チャネルデータを含むスロットが配置され
る。
46に示すように、補助データとハイプレシジョンマル
チビットリニアオーディオデータとの間に、IEC60
958規格のオーディオデータ(データ本体)をそのま
ま配置することが考えられる。この場合、ハイプレシジ
ョン補助データに続いて、左チャネルデータを含むスロ
ットおよび右チャネルデータを含むスロットが配置され
る。
【0108】このように、IEC60958規格のオー
ディオデータ(データ本体)が付加されるものにあって
は、パワーアンプ装置7側では、IEC60958規格
のオーディオデータに含まれるユーザーズビットやチャ
ネルステータス等の情報を直接取得でき、それらの情報
を使用することが可能となる。
ディオデータ(データ本体)が付加されるものにあって
は、パワーアンプ装置7側では、IEC60958規格
のオーディオデータに含まれるユーザーズビットやチャ
ネルステータス等の情報を直接取得でき、それらの情報
を使用することが可能となる。
【0109】また、図47に示すように、SACDプレ
ーヤで再生されて出力されるSACD規格のオーディオ
データをバス9を介してプリアンプ装置6に伝送し、こ
のプリアンプ装置6よりハイプレシジョン方式のオーデ
ィオデータに加工してパワーアンプ装置7に供給する場
合、図48に示すように、補助データとハイプレシジョ
ンマルチビットリニアオーディオデータとの間に、権利
者情報等を含む共通補助データのスロットおよびSAC
D補助データのスロットを配置することが考えられる。
ーヤで再生されて出力されるSACD規格のオーディオ
データをバス9を介してプリアンプ装置6に伝送し、こ
のプリアンプ装置6よりハイプレシジョン方式のオーデ
ィオデータに加工してパワーアンプ装置7に供給する場
合、図48に示すように、補助データとハイプレシジョ
ンマルチビットリニアオーディオデータとの間に、権利
者情報等を含む共通補助データのスロットおよびSAC
D補助データのスロットを配置することが考えられる。
【0110】このように、SACD補助データ等が付加
されるものにあっては、パワーアンプ装置7側では、S
ACD補助データを直接取得でき、オーディオデータが
SACD規格のものであることの認識が可能となり、さ
らに暗号化されている場合にその復号を行うことも可能
となる。なお、SACD補助データの他に、SACD規
格のオーディオデータ(データ本体)を付加するように
してもよい。
されるものにあっては、パワーアンプ装置7側では、S
ACD補助データを直接取得でき、オーディオデータが
SACD規格のものであることの認識が可能となり、さ
らに暗号化されている場合にその復号を行うことも可能
となる。なお、SACD補助データの他に、SACD規
格のオーディオデータ(データ本体)を付加するように
してもよい。
【0111】また、上述実施の形態においては、この発
明をオーディオデータを伝送するオーディオ装置に適用
したものであるが、この発明はビデオデータを伝送する
装置および方法にも同様に適用できることは勿論であ
る。また、バスラインの形式についても、IEEE13
94形式のバスライン以外の方式のデータ伝送路を適用
してもよいことは勿論である。
明をオーディオデータを伝送するオーディオ装置に適用
したものであるが、この発明はビデオデータを伝送する
装置および方法にも同様に適用できることは勿論であ
る。また、バスラインの形式についても、IEEE13
94形式のバスライン以外の方式のデータ伝送路を適用
してもよいことは勿論である。
【0112】
【発明の効果】この発明によれば、所定のバスラインに
接続された機器間で、所定のデータ長を単位として、所
定のフォーマットでデータを伝送する際に、所定のデー
タ長のスロットを複数個使用して1サンプルのデータを
伝送するものであり、クォリティの高いデータの伝送が
可能となる。
接続された機器間で、所定のデータ長を単位として、所
定のフォーマットでデータを伝送する際に、所定のデー
タ長のスロットを複数個使用して1サンプルのデータを
伝送するものであり、クォリティの高いデータの伝送が
可能となる。
【0113】また、この発明によれば、第1の方式の伝
送データを加工して第2の方式の伝送データを作成し、
この第2の方式の伝送データに第1の方式の伝送データ
の少なくとも一部を付加して伝送するものであり、第2
の方式の伝送データに付加された情報より、第1の方式
の伝送データに含まれる情報を直接取得でき、活用する
ことができる。
送データを加工して第2の方式の伝送データを作成し、
この第2の方式の伝送データに第1の方式の伝送データ
の少なくとも一部を付加して伝送するものであり、第2
の方式の伝送データに付加された情報より、第1の方式
の伝送データに含まれる情報を直接取得でき、活用する
ことができる。
【図1】実施の形態としてのオーディオ装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】CDプレーヤの構成を示すブロック図である。
【図3】プリアンプ装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】パワーアンプ装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】IEEE1394方式のバスでのデータ伝送の
サイクル構造を説明する図である。
サイクル構造を説明する図である。
【図6】CSRアーキテクチャのアドレス空間の構造を
説明する図である。
説明する図である。
【図7】主要なCSRのオフセットアドレス、名前、お
よび働きを説明する図である。
よび働きを説明する図である。
【図8】ゼネラルROMフォーマットを説明する図であ
る。
る。
【図9】バスインフォブロック、ルートディレクトリ、
およびユニットディレクトリの詳細を示す図である。
およびユニットディレクトリの詳細を示す図である。
【図10】PCRの構成を説明する図である。
【図11】oMPR,oPCR,iMPR,iPCRの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図12】プラグ、プラグコントロールレジスタ、およ
びアイソクロナスチャンネルの関係を表す図である。
びアイソクロナスチャンネルの関係を表す図である。
【図13】Subunit Identifier D
escriptorのデータ構造を説明する図である。
escriptorのデータ構造を説明する図である。
【図14】Subunit Identifier D
escriptorのフォーマットを説明する図であ
る。
escriptorのフォーマットを説明する図であ
る。
【図15】generation IDを説明する図で
ある。
ある。
【図16】リストIDの割り当て範囲を説明する図であ
る。
る。
【図17】AV/Cコマンドセットのスタックモデルを
説明する図である。
説明する図である。
【図18】FCPのコマンドとレスポンスの関係を説明
するための図である。
するための図である。
【図19】FCPのコマンドとレスポンスの関係をさら
に詳しく説明する図である。
に詳しく説明する図である。
【図20】AV/Cコマンドのアシンクロナス転送モー
ドで伝送されるパケットのデータ構造を説明する図であ
る。
ドで伝送されるパケットのデータ構造を説明する図であ
る。
【図21】AV/Cコマンドの具体例を説明する図であ
る。
る。
【図22】AV/Cコマンドとレスポンスの具体例を説
明する図である。
明する図である。
【図23】アイソクロナスチャンネルで伝送されるアイ
ソクロナスパケットのデータ構造を説明する図である。
ソクロナスパケットのデータ構造を説明する図である。
【図24】データフィールドに配置される、1単位の3
2ビットのデータ構成を示す図である。
2ビットのデータ構成を示す図である。
【図25】32ビットデータの先頭に配されるラベルデ
ータの定義を説明する図である。
ータの定義を説明する図である。
【図26】ラベルデータとそれに続く区間に配置される
データの関係を示す図である。
データの関係を示す図である。
【図27】IEC60958規格のオーディオデータに
係る、1単位である32ビットのデータ構成を示す図で
ある。
係る、1単位である32ビットのデータ構成を示す図で
ある。
【図28】PACの定義を示す図である。
【図29】ハイプレシジョン方式のマルチビットリニア
オーディオデータに係る、1単位である32ビットのデ
ータ構成を示す図である。
オーディオデータに係る、1単位である32ビットのデ
ータ構成を示す図である。
【図30】ラベルデータの下位3ビットの値とスロット
ナンバーとの対応関係を示す図である。
ナンバーとの対応関係を示す図である。
【図31】共通補助データ(Common Ancillary Data)に
関して、ラベルデータの“C0”〜“CF”の値と、そ
れに続く区間に配置される共通補助データの内容との対
応関係を示す図である。
関して、ラベルデータの“C0”〜“CF”の値と、そ
れに続く区間に配置される共通補助データの内容との対
応関係を示す図である。
【図32】アプリケーション特化補助データ(Applicati
on Specific Ancillary Data)に関して、ラベルデータ
の“D0”〜“EF”の値と、それに続く区間に配置さ
れるアプリケーション特化補助データの内容との対応関
係を示す図である。
on Specific Ancillary Data)に関して、ラベルデータ
の“D0”〜“EF”の値と、それに続く区間に配置さ
れるアプリケーション特化補助データの内容との対応関
係を示す図である。
【図33】アプリケーション特化補助データのゼネラル
フォーマットを示す図である。
フォーマットを示す図である。
【図34】ハイプレシジョン補助データに係る32ビッ
トのデータ構成を示す図である。
トのデータ構成を示す図である。
【図35】補助データ内のチャネルデータの値とチャネ
ル数との対応関係を示す図である。
ル数との対応関係を示す図である。
【図36】精度データの値とスロットを構成する24ビ
ット区間のうちオーディオデータの伝送に用いるビット
の数との対応関係を示す図である。
ット区間のうちオーディオデータの伝送に用いるビット
の数との対応関係を示す図である。
【図37】各サンプルワード長(1サンプルのデータの
ビット数)における、スロット長、使用スロット数の推
奨例を示す図である。
ビット数)における、スロット長、使用スロット数の推
奨例を示す図である。
【図38】SACD補助データに係る32ビットのデー
タ構成例を示す図である。
タ構成例を示す図である。
【図39】補助データ内の各データの内容を示す図であ
る。
る。
【図40】DVD-Audio補助データに係る32ビ
ットのデータ構成例を示す図である。
ットのデータ構成例を示す図である。
【図41】補助データ内の各データの内容を示す図であ
る。
る。
【図42】補助データを、オーディオデータと共に1つ
のパケット内に配置した例を示す図である。
のパケット内に配置した例を示す図である。
【図43】1つのパケットのデータフィールドに配置さ
れるハイプレシジョンストリーム例(128ビットサン
プルワード、2チャネル)を示す図である。
れるハイプレシジョンストリーム例(128ビットサン
プルワード、2チャネル)を示す図である。
【図44】1つのパケットのデータフィールドに配置さ
れるハイプレシジョンストリーム例(48ビットサンプ
ルワード、6チャネル)を示す図である。
れるハイプレシジョンストリーム例(48ビットサンプ
ルワード、6チャネル)を示す図である。
【図45】1つのパケットのデータフィールドに配置さ
れるハイプレシジョンストリーム例(48ビットサンプ
ルワード、4チャネル、2ブロック)を示す図である。
れるハイプレシジョンストリーム例(48ビットサンプ
ルワード、4チャネル、2ブロック)を示す図である。
【図46】1つのパケットのデータフィールドに配置さ
れるハイプレシジョンストリーム例(IEC60958
規格のオーディオデータ付加)を示す図である。
れるハイプレシジョンストリーム例(IEC60958
規格のオーディオデータ付加)を示す図である。
【図47】この発明を適用できる、他のオーディオ装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図48】1つのパケットのデータフィールドに配置さ
れるハイプレシジョンストリーム例(SACD補助デー
タ等付加)を示す図である。
れるハイプレシジョンストリーム例(SACD補助デー
タ等付加)を示す図である。
5・・・CDプレーヤ、6・・・プリアンプ装置、7・
・・パワーアンプ装置、8・・・SACDプレーヤ、9
・・・IEEE1394方式のシリアルデータバス、1
0・・・オーディオ装置
・・パワーアンプ装置、8・・・SACDプレーヤ、9
・・・IEEE1394方式のシリアルデータバス、1
0・・・オーディオ装置
フロントページの続き (72)発明者 藤下 金章 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 市村 元 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 中野 雄彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5K032 BA01 BA16 CA11 CD02 CD03 5K033 BA01 BA15 CA11 CC02
Claims (11)
- 【請求項1】 所定のバスラインに接続された機器間
で、所定のデータ長を単位として、所定のフォーマット
でデータを伝送する伝送方法において、 上記所定のデータ長のスロットを複数個使用して1サン
プルのデータを伝送することを特徴とするデータ伝送方
法。 - 【請求項2】 チャネル数の情報を含み、上記所定のデ
ータ長の付加情報を、上記チャネル数で示される個数の
チャネル分の、上記1サンプルのデータに対応した上記
複数個のスロットの先頭に付加して伝送することを特徴
とする請求項1に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項3】 上記付加情報は、1スロットで伝送する
ビット数の情報をさらに含むことを特徴とする請求項2
に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項4】 1サンプルのデータがNビット(Nは2
以上の整数)からなり、複数サンプルのデータが連続し
てなる所定の伝送データを得るデータ入力手段と、 上記データ入力手段で得られた上記所定の伝送データを
構成する各サンプルのデータをそれぞれM分割(Mは2
以上の整数)し、各サンプルのM個の分割データのそれ
ぞれの先頭部分に伝送データの方式およびその分割デー
タが何番目の分割データであるかを示すラベルデータを
配置して所定のデータ長のデータを生成するデータ生成
手段と、 上記データ生成手段で生成された各所定のデータ長のデ
ータを所定のバスラインに送出するデータ送出手段とを
備えることを特徴とするデータ伝送装置。 - 【請求項5】 上記データ送出手段は、 チャネル数の情報を含み、上記所定のデータ長の付加情
報を、上記チャネル数の情報で示される個数のチャネル
分の、上記1サンプルのデータに対応したM個の所定の
データ長のデータの先頭に配置して上記所定のバスライ
ンに送出することを特徴とする請求項4に記載のデータ
伝送装置。 - 【請求項6】 上記付加情報は、上記各分割データのビ
ット数の情報をさらに含むことを特徴とする請求項5に
記載のデータ伝送装置。 - 【請求項7】 第1の方式の伝送データを加工して第2
の方式の伝送データを作成し、 上記第2の方式の伝送データに、上記第1の方式の伝送
データの少なくとも一部を付加して伝送することを特徴
とするデータ伝送方法。 - 【請求項8】 上記第2の方式の伝送データに、上記第
1の方式の伝送データの全てを付加して伝送することを
特徴とする請求項7に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項9】 上記第1の方式の伝送データは、データ
本体およびそのデータ本体に関係する補助データとから
なり、 上記第2の方式の伝送データに、上記第1の方式の伝送
データのデータ本体を付加して伝送することを特徴とす
る請求項7に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項10】 上記第1の方式の伝送データは、デー
タ本体とそのデータ本体に関係する補助データとからな
り、 上記第2の方式の伝送データに、上記第1の方式の伝送
データの補助データを付加して伝送することを特徴とす
る請求項7に記載のデータ伝送方法。 - 【請求項11】 第1の方式の伝送データを加工して第
2の方式の伝送データを生成するデータ処理手段と、 上記データ処理手段で生成された上記第2の方式の伝送
データに、上記第1の方式の伝送データの少なくとも一
部を付加して伝送するデータ伝送手段とを備えることを
特徴とするデータ伝送装置。
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