JP4635290B2 - 制御方法及び表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and ElectronicsEngineers )1394方式のバスラインで複数台の機器を接続して、その機器間でデータ伝送を行う場合に適用して好適な制御方法と、その制御方法を実行するのに必要な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
IEEE1394方式のシリアルデータバスを用いたネットワークで介して、相互に情報を伝送することができるAV機器が開発されている。このバスを介してデータ伝送を行う際には、比較的大容量の動画データ,オーディオデータなどをリアルタイム伝送する際に使用されるアイソクロナス転送モードと、静止画像,テキストデータ,制御コマンドなどを確実に伝送する際に使用されるアシンクロナス転送モードとが用意され、それぞれのモード毎に専用の帯域が伝送に使用され、両モードの伝送は1つのバス上で混在できるようにしてある。
【0003】
このようなバスで接続された複数台の機器間でデータを伝送することで可能な処理の一例をあげると、例えばDVD(Digital Video Disc又はDigital Versatile Disc)と称されるディスクの再生装置から再生されたビデオデータやオーディオデータを、テレビジョン受像機に伝送し、そのテレビジョン受像機の画面に映像を表示させると共に、内蔵されたスピーカからオーディオを出力させることが可能である。オーディオの出力は、受像機とは別体のオーディオ機器に接続されたスピーカから出力させることも可能である。このようなビデオデータやオーディオデータなどのストリームデータのバスでの伝送は、アイソクロナス転送モードで伝送される。なお、IEEE1394方式では、アイソクロナス転送モードでデータを送出する機器をターゲットと称する。
【0004】
また、IEEE1394方式のシリアルデータバスで、オーディオ機器やビデオ機器などの各種情報機器を接続して、その機器間でデータ伝送を行う場合には、例えばAV/Cコマンド(AV/C Command Transaction Set)と称される制御コマンドの伝送方式が適用できる。AV/Cコマンドの詳細については、http://www.1394TA.org に公開されている。このAV/Cコマンドを適用して、バスで接続された一方の機器から他方の機器にコマンドを伝送することで、一方の機器から他方の機器のコントロールが可能になる。このAV/Cコマンドでのコマンドの伝送は、アシンクロナス転送モードで実行される。
【0005】
このAV/Cコマンドを適用して、バスに接続された1台の機器(この機器をコントローラとする)から、他の複数台の情報機器を集中的にコントロールすることも可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、バス上の複数台の機器の制御を集中的に行うコントローラを考えた場合、そのコントローラのコントロールパネル上には、その制御される機器の機能に対応した多くの操作キーを配置する必要があり、コントローラの構成が非常に複雑化してしまう。
【0007】
また、従来のAV/Cコマンドの規格では、予め制御を行う情報機器が何らかの操作で選択されていることが前提であり、コントローラ側での情報機器の選択操作として必ずしも簡単な操作あるとは言えない問題があった。
【0008】
本発明の目的は、IEEE1394方式などのネットワークで接続された機器間での制御が簡単に行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、少なくとも1台の情報機器を、所定のネットワークを介して表示機器と接続し、表示機器がコントローラからのキー操作コマンドで情報機器の制御を行う場合に、ネットワークに接続された情報機器に関する情報を表示機器が取得し、その取得した情報に基づいて、接続された情報機器を選択するための第1のメニュー画面を、上記コントローラからの指令により表示機器内で作成させて表示し、この第1のメニュー画面での表示に基づいたコントローラからの指令による選択処理で、特定の情報機器が選択された場合に、その選択された特定の情報機器を操作するための第2のメニュー画面を特定の情報機器に対して要求し、その要求で第2のメニュー画面の表示データを特定の情報機器から表示機器に伝送し、その伝送された第2のメニュー画面を表示機器で表示し、この第2のメニュー画面を表示させた際にコントローラのキー操作によるキー操作コマンドを表示機器が受信した場合に、表示機器において、キー操作コマンドによって行うべき表示の更新を、当該キー操作コマンドを受信した段階で行わず、受信したキー操作コマンドを特定の情報機器に送る中継伝送だけを行い、表示機器から送信されたキー操作コマンドを受信した特定の情報機器において、受信したキー操作コマンドに基づいて表示データを更新し、該更新した表示データを表示機器に送ることで、表示機器で表示させている第2のメニュー画面を更新させた表示とするようにしたものである。
【0010】
本発明によると、表示機器でメニュー画面を表示させた上で、その画面中での選択操作を行うだけで、ネットワークに接続された特定の情報機器の操作が行える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態による伝送システムの構成を示すブロック図である。本例においては、それぞれがIEEE1394インターフェース方式で規定されたバスライン9に接続可能な端子を備えた複数台の情報機器10,20,30が、バス9で相互に接続してある。用意された機器10〜30としては、例えばDVD(Digital Video Disc又はDigital Versatile Disc)と称されるディスクからビデオデータやオーディオデータなどの再生が可能なDVD再生装置10と、テレビジョン放送の受像や、バスを介して伝送されるビデオデータの受像などが可能な表示装置20と、ビデオテープなどの記録媒体を使用して記録や再生が可能なビデオ記録再生装置30とが用意してある。
【0013】
ここで、バス9に接続された情報機器10〜30の内の少なくとも1台の機器には、バス9上での通信を制御するコントローラとしての機能を有する。ここでは、表示装置20がコントローラとして機能するようにしてある。
【0014】
各機器の構成について説明すると、DVD再生装置10は、ディスク再生デッキ部11を備えて、その再生デッキ部11に装着されたディスク(DVD)の再生処理を行う。このデッキ部11での再生は、中央制御ユニット(CPU)13により制御される。また、本例のDVD再生装置10は、この再生装置の操作を行うために必要なメニュー画面を他の機器で表示させるためのDVD出力メニュー生成部14を備え、CPU13の制御で、そのDVD出力メニュー生成部14に用意されたメニューデータを他の機器に出力するようにしてある。このDVD出力メニュー生成部14には、再生装置10で実現可能な各種機能をメニュー画面として記憶させてあると共に、再生装置10を表示装置20側で認識させるのに必要なデータ(即ち表示装置20で機器選択メニューを表示させる際に必要なデータ)についても記憶させてある。再生装置10の内部バスには、再生装置内での処理に必要なRAM15及びROM16が接続してある。さらに、この再生装置10をバス9に接続するためのインターフェース部17を備える。
【0015】
表示装置20は、陰極線管などの画像表示手段とその駆動回路で構成されるディスプレイ部21を備えて、入力したビデオデータによる画像を表示させることができる。テレビジョン放送受信用のチューナなどを備えて、受信した放送波による画像を表示させても良い。このディスプレイ部21での画像表示は、中央制御ユニット(CPU)22により制御される。また、本例の表示装置20は、バス9との接続用のインターフェース部23を備えて、インターフェース部23で受信したデータを、ディスプレイ部21やCPU22に供給できる構成としてある。表示装置20の内部バスには、表示装置内での処理に必要なRAM24及びROM25が接続してある。
【0016】
また表示装置20には、バス9に接続された機器を選択するメニュー画面を生成させるための機器選択メニュー生成部26が用意してあり、CPU22の制御に基づいて、機器選択メニューをディスプレイ部21で表示させることができるようにしてある。この機器選択メニュー生成部26には、バス9に接続された機器に関する情報が記憶させてあり、その記憶情報に基づいて、機器選択メニューを生成させる。バス9に接続された機器に関する情報は、例えばバス9にバスリセットがかかったときに、表示装置20が取得するようにしてある。即ち、バス9に接続される機器の構成などが変化したとき、IEEE1394方式のバス9はリセットがかかって、ノードIDなどの再設定が行われる構成としてある。このバスリセット時に、表示装置20が、各ノードを構成する情報機器のベンター名,機種名と、場合によってはその機種を図形で表示させるための情報を取得するようにしてある。また、他の機器からバス9を介して表示装置20のインターフェース部23にメニューデータが伝送される場合にも、CPU22の制御に基づいて、その伝送されたメニューをディスプレイ部21で表示させることができるようにしてある。
【0017】
さらに本例の表示装置20は、この表示装置20とは別体の装置として用意されたメニューコントローラ40での操作に基づいた処理が行えるようにしてある。このメニューコントローラ40については後述するが、このメニューコントローラ40に用意されたキーを操作したとき、表示装置20内のユーザ操作変換部27が、その操作情報を受信して、CPU22に伝えるようにしてある。メニューコントローラ40とユーザ操作変換部27との間は、例えば赤外線信号により操作情報を伝送する。或いはメニューコントローラ40とユーザ操作変換部27との間を有線の信号線で接続しても良い。又は、メニューコントローラ40を表示装置20に内蔵させても良い。
【0018】
なお、ここではビデオ記録再生装置30の構成については特に説明しないが、DVD再生装置10の場合と同様に、その装置30で実行可能な機能に関するメニューデータを記憶したメニュー生成部を内部に備える。
【0019】
図2は、メニューコントローラ40の構成例を示す図である。本例のメニューコントローラ40は、メニュー画面を表示させるための指示と、その指示された表示されたメニュー画面上で、フォーカスを合わせる位置を設定させるための方向の指示と、そのフォーカスを合わせた位置の機能の実行の指示とを行うためのキーだけを配置してある。即ち、上キー41,下キー42,左キー43,右キー44の4個のキーで方向指示キーが構成され、その4個のキー41〜44の中心に、実行キー45が配置してある。また、メニュー画面を表示させるためのキーとして、ここでは情報機器機能実現メニューキー46と、機器選択メニューキー47の2つのキーが配置してある。これらのキー41〜47が操作されたとき、赤外線信号などで表示装置20側のユーザ操作変換部27に各キーに対応した操作情報が伝送される。
【0020】
本例においては、このように構成される各機器10〜30の間でデータを伝送するものであるが、ここでこのように複数台の機器が接続されたIEEE1394方式のバス9でデータが伝送される処理について説明する。
【0021】
図3は、IEEE1394方式のバスで接続された機器のデータ伝送のサイクル構造を示す図である。IEEE1394では、データは、パケットに分割され、125μSの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送される。このサイクルは、サイクルマスタ機能を有するノード(バスに接続ささたいずれかの機器)から供給されるサイクルスタート信号によって作り出される。アイソクロナスパケットは、全てのサイクルの先頭から伝送に必要な帯域(時間単位であるが帯域と呼ばれる)を確保する。このため、アイソクロナス伝送では、データの一定時間内の伝送が保証される。ただし、伝送エラーが発生した場合は、保護する仕組みが無く、データは失われる。各サイクルのアイソクロナス伝送に使用されていない時間に、アービトレーションの結果、バスを確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出するアシンクロナス伝送では、アクノリッジ、およびリトライを用いることにより、確実な伝送は保証されるが、伝送のタイミングは一定とはならない。
【0022】
所定のノードがアイソクロナス伝送を行う為には、そのノードがアイソクロナス機能に対応していなければならない。また、アイソクロナス機能に対応したノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有していなければならない。更に、IEEE1394シリアスバス9−1乃至9−4に接続されたノードの中の少なくとも1つは、アイソクロナスリソースマネージャの機能を有していなければならない。
【0023】
図4は、IEEE1394方式のバスで伝送されるパケットの種類を、階層構造で示した図である。この方式のバスで伝送されるパケットは、大きく分けて、物理レイヤ(Physical)に要求を行うパケットと、データを伝送するパケットと、承認用(Acknowledge)のパケットとの3種類に分類することができる。
【0024】
データ伝送用のパケットには、アシンクロナス通信(非同期伝送)用のパケットと、アイソクロナス通信用のパケットに分けることができる。アシンクロナス通信用のパケットについては、用途毎に種々のパケット構造が規定されている。
【0025】
IEEE1394は、ISO/IEC13213で規定された64ビットのアドレス空間を有するCSR(Control&Status Register)アーキテクチャに準拠している。CSRは、バスに接続された各機器が持つレジスタであり、このレジスタを使用してデータの受け渡しが行われる。図5は、CSRアーキテクチャのアドレス空間の構造を説明する図である。上位16ビットは、各IEEE1394上のノードを示すノードIDであり、残りの48ビットが各ノードに与えられたアドレス空間の指定に使われる。この上位16ビットは更にバスIDの10ビットと物理ID(狭義のノードID)の6ビットに分かれる。全てのビットが1となる値は、特別な目的で使用されるため、1023個のバスと63個のノードを指定することができる。
【0026】
下位48ビットにて規定される256テラバイトのアドレス空間のうちの上位20ビットで規定される空間は、2048バイトのCSR特有のレジスタやIEEE1394特有のレジスタ等に使用されるイニシャルレジスタスペース(Initial Register Space)、プライベートスペース(Private Space)、およびイニシャルメモリスペース(Initial Memory Space)などに分割され、下位28ビットで規定される空間は、その上位20ビットで規定される空間が、イニシャルレジスタスペースである場合、コンフィギレーションROM(Configuration readonly memory)、ノード特有の用途に使用されるイニシャルユニットスペース(Initial Unit Space)、プラグコントロールレジスタ(Plug Control Register(PCRs))などとして用いられる。
【0027】
図6は、主要なCSRのオフセットアドレス、名前、および働きを説明する図である。図6のオフセットとは、イニシャルレジスタスペースが始まるFFFFF0000000h(最後にhのついた数字は16進表示であることを表す)番地よりのオフセットアドレスを示している。オフセット220hを有するバンドワイズアベイラブルレジスタ(Bandwidth Available Register)は、アイソクロナス通信に割り当て可能な帯域を示しており、アイソクロナスリソースマネージャとして動作しているノードの値だけが有効とされる。すなわち、図5のCSRは、各ノードが有しているが、バンドワイズアベイラブルレジスタについては、アイソクロナスリソースマネージャのものだけが有効とされる。換言すれば、バンドワイズアベイラブルレジスタは、実質的に、アイソクロナスリソースマネージャだけが有する。バンドワイズアベイラブルレジスタには、アイソクロナス通信に帯域を割り当てていない場合に最大値が保存され、帯域を割り当てる毎にその値が減少していく。
【0028】
オフセット224h乃至228hのチャンネルアベイラブルレジスタ(Channels Available Register)は、その各ビットが0乃至63番のチャンネル番号のそれぞれに対応し、ビットが0である場合には、そのチャンネルが既に割り当てられていることを示している。アイソクロナスリソースマネージャとして動作しているノードのチャンネルアベイラブルレジスタのみが有効である。
【0029】
図5に戻り、イニシャルレジスタスペース内のアドレス200h乃至400hに、ゼネラルROM(read only memory)フォーマットに基づいたコンフィギレーションROMが配置される。図7は、ゼネラルROMフォーマットを説明する図である。IEEE1394上のアクセスの単位であるノードは、ノードの中にアドレス空間を共通に使用しつつ独立して動作をするユニットを複数個有することができる。ユニットディレクトリ(unit_directories)は、このユニットに対するソフトウェアのバージョンや位置を示すことができる。バスインフォブロック(bus_info_block)とルートディレクトリ(root_directory)の位置は固定されているが、その他のブロックの位置はオフセットアドレスによって指定される。
【0030】
図8は、バスインフォブロック、ルートディレクトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示す図である。バスインフォブロック内のCompany_IDには、機器の製造者を示すID番号が格納される。Chip_IDには、その機器固有の、他の機器と重複のない製造番号などの固有のIDが記憶される。また、IEC1833の規格により、IEC1883を満たした機器のユニットディレクトリのユニットスペックID(unit_spec_id)の、ファーストオクテットには00hが、セカンドオクテットにはAohが、サードオクテットには2Dhが、それぞれ書き込まれる。更に、ユニットスイッチバージョン(unit_sw_version)のファーストオクテットには、01hが、サードオクテットのLSB(Least Significant Bit)には、1が書き込まれる。
【0031】
インターフェースを介して、機器の入出力を制御する為、ノードは、図5のイニシャルユニットスペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC1883に規定されるPCR(Plug Control Register)を有する。これは、論理的にアナログインターフェースに類似した信号経路を形成するために、プラグという概念を実体化したものである。図9は、PCRの構成を説明する図である。PCRは、出力プラグを表すoPCR(output Plug Control Resister)、入力プラグを表すiPCR(input Plug Control Register)を有する。また、PCRは、各機器固有の出力プラグまたは入力プラグの情報を示すレジスタoMPR(output Master Plug Register)とiMPR(input Master Plug Register)を有する。各機器は、oMPRおよびiMPRをそれぞれ複数持つことはないが、個々のプラグに対応したoPCRおよびiPCRを、機器の能力によって複数持つことが可能である。図8に示されるPCRは、それぞれ31個のoPCRおよびiPCRを有する。アイソクロナスデータの流れは、これらのプラグに対応するレジスタを操作することによって制御される。
【0032】
図10は、oMPR,oPCR,iMPR、およびiPCRの構成を示す図である。図10(A)はoMPRの構成を、図10(B)はoPCRの構成を、図10(C)はiMPRの構成を、図10(D)はiPCRの構成を、それぞれ示す。oMPRおよびiMPRのMSB側の2ビットのデータレートケイパビリティ(data rate capability)には、その機器が送信または受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度を示すコードが格納される。oMPRのブロードキャストチャンネルベース(broadcast channel base)は、ブロードキャスト出力に使用されるチャンネルの番号を規定する。
【0033】
oMPRのLSB側の5ビットのナンバーオブアウトプットプラグス(number of output plugs)には、その機器が有する出力プラグ数、すなわちoPCRの数を示す値が格納される。iMPRのLSB側の5ビットのナンバーオブインプットプラグス(number of input plugs)には、その機器が有する入力プラグ数、すなわちiPCRの数を示す値が格納される。non−persistent extension fieldおよびpersistent extension fieldは、将来の拡張の為に定義された領域である。
【0034】
oPCRおよびiPCRのMSBのオンライン(on−line)は、プラグの使用状態を示す。すなわち、その値が1であればそのプラグがON−LINEであり、0であればOFF−LINEであることを示す。oPCRおよびiPCRのブロードキャストコネクションカウンタ(broadcast connection counter)の値は、ブロードキャストコネクションの有り(1)または無し(0)を表す。oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有するポイントトウポイントコネクションカウンタ(point−to−point connection counter)が有する値は、そのプラグが有するポイントトウポイントコネクション(point−to−point connection)の数を表す。
【0035】
oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有するチャンネルナンバー(channel number)が有する値は、そのプラグが接続されるアイソクロナスチャンネルの番号を示す。oPCRの2ビット幅を有するデータレート(data rate)の値は、そのプラグから出力されるアイソクロナスデータのパケットの現実の伝送速度を示す。oPCRの4ビット幅を有するオーバーヘッドID(overhead ID)に格納されるコードは、アイソクロナス通信のオーバーのバンド幅を示す。oPCRの10ビット幅を有するペイロード(payload)の値は、そのプラグが取り扱うことができるアイソクロナスパケットに含まれるデータの最大値を表す。
【0036】
図11はプラグ、プラグコントロールレジスタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図である。ここでは、AVデバイス(AV−device)71〜73が、IEEE1394シリアスバスによって接続されている。AVデバイス73のoMPRにより伝送速度とoPCRの数が規定されたoPCR〔0〕〜oPCR〔2〕のうち、oPCR〔1〕によりチャンネルが指定されたアイソクロナスデータは、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1(channel #1)に送出される。AVデバイス71のiMPRにより伝送速度とiPCRの数が規定されたiPCR〔0〕とiPCR〔1〕のうち、入力チャンネル#1が伝送速度とiPCR〔0〕により、AVデバイス71は、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1に送出されたアイソクロナスデータを読み込む。同様に、AVデバイス72は、oPCR〔0〕で指定されたチャンネル#2(channel #2)に、アイソクロナスデータを送出し、AVデバイス71は、iPRC〔1〕にて指定されたチャンネル#2からそのアイソクロナスデータを読み込む。
【0037】
このようにして、IEEE1394シリアルバスによって接続されている機器間でデータ伝送が行われるが、本例のシステムでは、このIEEE1394シリアスバスを介して接続された機器のコントロールのためのコマンドとして規定されたAV/Cコマンドセットを利用して、各機器のコントロールや状態の判断などが行えるようにしてある。次に、このAV/Cコマンドセットについて説明する。
【0038】
まず、本例のシステムで使用されるAV/CコマンドセットにおけるSubunit Identifier Descriptorのデータ構造について、図12〜図15を参照しながら説明する。図12は、Subunit Identifier Descriptorのデータ構造を示している。図11に示すように、Subunit Identifier Descriptorの階層構造のリストにより形成されている。リストとは、例えば、チューナであれば、受信できるチャンネル、ディスクであれば、そこに記録されている曲などを表す。階層構造の最上位層のリストはルートリストと呼ばれており、例えば、リスト0がその下位のリストに対するルートとなる。リスト2乃至(n−1)も同様にルートリストとなる。ルートリストはオブジェクトの数だけ存在する。ここで、オブジェクトとは、例えば、AV機器がチューナである場合、デジタル放送における各チャンネル等のことである。また、1つの階層の全てのリストは、共通の情報を共有している。
【0039】
図13は、既存のシステムにおいて用いられるThe General Subunit Identifier Descriptorのフォーマットを示している。Subunit Identifier Descriptor41には、機能に関しての属性情報がcontentsに記述されている。descriptor lengthフィールド自身の値は含まれていない。generation IDは、AV/Cコマンドセットのバージョンを示しており、その値は図14に示すように、例えば“00h”(hは16進を表す)となっている。ここで、“00h”は、データ構造とコマンドがAV/C General Specificationのバージョン3.0であることを意味している。また、図14に示すように、“00h”を除いた全ての値は、将来の仕様のために予約確保されている。
【0040】
size of list IDは、リストIDのバイト数を示している。size of object IDは、オブジェクトIDのバイト数を示している。size of object positoinは、制御の際、参照する場合に用いられるリスト中の位置(バイト数)を示している。number of root object listsは、ルートオブジェクトリストの数を示している。root object list idは、それぞれ独立した階層の最上位のルートオブジェクトリストを識別するためのIDを示している。
【0041】
subunit dependent lengthは、後続のsubuitdependent informationフィールドのバイト数を示している。subuit dependent informationは、機能に固有の情報を示すフィールドである。manufacturer dependent lengthは、後続のmanufacturer dependent informationフィールドのバイト数を示している。manufacturer dependent informationは、ベンダー(メーカ)の仕様情報を示すフィールドである。尚、ディスクリプタの中にmanufacturer dependent informationがない場合は、このフィールドは存在しない。
【0042】
図15は、図12で示したリストIDの割り当て範囲を示している。図15に示すように、“0000h乃至0FFFh”および“4000h乃至FFFFh”は、将来の仕様のための割り当て範囲として予約確保されている。“1000h乃至3FFFh”および“10000h乃至max list ID value”は、機能タイプの従属情報を識別するために用意されている。
【0043】
次に、本例のシステムで使用されるAV/Cコマンドセットについて、図16〜図22を参照しながら説明する。図16は、AV/Cコマンドセットのスタックモデルを示している。図16に示すように、物理レイヤ81、リンクレイヤ82、トランザクションレイヤ83、およびシリアスバスマネジメント84は、IEEE1394に準拠している。FCP(Function Control Protocol)85は、IEC61883に準拠している。AV/Cコマンドセット86は、1394TAスペックに準拠している。
【0044】
図17は、図16のFCP85のコマンドとレスポンスを説明するための図である。FCPはIEEE1394上のAV機器の制御を行うためのプロトコルである。図17に示すように、制御する側がコントローラで、制御される側がターゲットである。FCPのコマンドの送信またはレスポンスは、IEEE1394のアシンクロナス通信のライトトランザクションを用いて、ノード間で行われる。データを受け取ったターゲットは、受信確認のために、アクノリッジをコントローラに返す。
【0045】
図18は、図17で示したFCPのコマンドとレスポンスの関係をさらに詳しく説明するための図である。IEEE1394バスを介してノードAとノードBが接続されている。ノードAがコントローラで、ノードBがターゲットである。ノードA、ノードBともに、コマンドレジスタおよびレスポンスレジスタがそれぞれ、512バイトずつ準備されている。図18に示すように、コントローラがターゲットのコマンドレジスタ93にコマンドメッセージを書き込むことにより命令を伝える。また逆に、ターゲットがコントローラのレスポンスレジスタ92にレスポンスメッセージを書き込むことにより応答を伝えている。以上2つのメッセージに対して、制御情報のやり取りを行う。FCPで送られるコマンドセットの種類は、後述する図19のデータフィールド中のCTSに記される。
【0046】
図19は、AV/Cコマンドのアシンクロナス転送モードで伝送されるパケットのデータ構造を示している。AV/Cコマンドセットは、AV機器を制御するためのコマンドセットで、CTS(コマンドセットのID)=“0000”である。AV/Cコマンドフレームおよびレスポンスフレームが、上記FCPを用いてノード間でやり取りされる。バスおよびAV機器に負担をかけないために、コマンドに対するレスポンスは、100ms以内に行うことになっている。図19に示すように、アシンクロナスパケットのデータは、水平方向32ビット(=1quadlet)で構成されている。図中上段はパケットのヘッダ部分を示しており、図中下段はデータブロックを示している。destination_IDは、宛先を示している。
【0047】
CTSはコマンドセットのIDを示しており、AV/CコマンドセットではCTS=“0000”である。ctype/responseのフィールドは、パケットがコマンドの場合はコマンドの機能分類を示し、パケットがレスポンスの場合はコマンドの処理結果を示す。コマンドは大きく分けて、(1)機能を外部から制御するコマンド(CONTROL)、(2)外部から状態を問い合わせるコマンド(STATUS)、(3)制御コマンドのサポートの有無を外部から問い合わせるコマンド(GENERAL INQUIRY(opcodeのサポートの有無)およびSPECIFIC INQUIRY(opcodeおよびoperandsのサポートの有無))、(4)状態の変化を外部に知らせるよう要求するコマンド(NOTIFY)の4種類が定義されている。
【0048】
レスポンスはコマンドの種類に応じて返される。CONTROLコマンドに対するレスポンスには、NOT INPLEMENTED(実装されていない)、ACCEPTED(受け入れる)、REJECTED(拒絶)、および(INTERIM(暫定)がある。STATUSコマンドに対するレスポンスには、NOT INPLEMENTED、REJECTED、IN TRANSITION(移行中)、およびSTABLE(安定)がある。GENERAL INQUIRYおよびSPECIFIC INQUIRYコマンドに対するレスポンスには、IMPLEMENTED(実装されている)、およびNOT IMPLEMENTEDがある。NOTIFYコマンドに対するレスポンスには、NOT IMPLEMENTED,REJECTED,INTERIMおよびCHANGED(変化した)がある。
【0049】
サブユニットタイプ(subunit type)は、機器内の機能を特定するために設けられており、例えば、tape recorder/player,tuner等が割り当てられる。同じ種類のsubunitが複数存在する場合の判別を行うために、判別番号としてsubunit idでアドレッシングを行う。opcodeはコマンドを表しており、operandはコマンドのパラメータを表している。Additional operandsは必要に応じて付加されるフィールドである。paddingも必要に応じて付加されるフィールドである。data CRC(Cyclic Redundancy Check)はデータ伝送時のエラーチェックに使われる。
【0050】
図20は、AV/Cコマンドの具体例を示している。図20(A)は、ctype/responseの具体例を示している。図中上段がコマンドを表しており、図中下段がレスポンスを表している。“0000”にはCONTROL、“0001”にはSTATUS、“0010”にはSPECIFIC INQUIRY、“0011”にはNOTIFY、“0100”にはGENERAL INQUIRYが割り当てられている。“0101乃至0111”は将来の仕様のために予約確保されている。また、“1000”にはNOT INPLEMENTED、“1001”にはACCEPTED、“1010”にはREJECTED、“1011”にはIN TRANSITION、“1100”にはIMPLEMENTED/STABLE、“1101”にはCHNGED、“1111”にはINTERIMが割り当てられている。“1110”は将来の仕様のために予約確保されている。
【0051】
図20(B)は、subunit typeの具体例を示している。“00000”にはVideo Monitor、“00011”にはDisk recorder/Player、“00100”にはTape recorder/Player、“00101”にはTuner、“00111”にはVideoCamera、“11100”にはVendor unique、“11110”にはSubunit type extended to next byteが割り当てられている。尚、“11111”にはunitが割り当てられているが、これは機器そのものに送られる場合に用いられ、例えば電源のオンオフなどが挙げられる。
【0052】
図20(C)は、opcodeの具体例を示している。各subunit type毎にopcodeのテーブルが存在し、ここでは、subunit typeがTape recorder/Playerの場合のopcodeを示している。また、opcode毎にoperandが定義されている。ここでは、“00h”にはVENDOR−DEPENDENT、“50h”にはSEACHMODE、“51h”にはTIMECODE、“52h”にはATN、“60h”にはOPEN MIC、“61h”にはREAD MIC、“62h”にはWRITE MIC、“C1h”にはLOAD MEDIUM、“C2h”にはRECORD、“C3h”にはPLAY、“C4h”にはWINDが割り当てられている。
【0053】
図21は、AV/Cコマンドとレスポンスの具体例を示している。例えば、ターゲット(コンスーマ)としての再生機器に再生指示を行う場合、コントローラは、図21(A)のようなコマンドをターゲットに送る。このコマンドは、AV/Cコマンドセットを使用しているため、CTS=“0000”となっている。ctypeには、機器を外部から制御するコマンド(CONTROL)を用いるため、ctype=“0000”となっている(図20(A)参照)。subunit typeは、ここではDisc recorder/Playerであることより、subunit type=“00011”となっている(図20(B)参照)。idはID0の場合を示しており、id=000となっている。opcodeは再生を意味する“C3h”となっている(図20(C)参照)。operandはFORWARDを意味する“75h”となっている。そして、再生されると、ターゲットは図21(B)のようなレスポンスをコントローラに返す。ここでは、受け入れを意味するacceptedがresponseに入るため、response=“1001”となっている(図20(A)参照)。responseを除いて、他は図21(A)と同じであるので説明は省略する。
【0054】
ディスクリプタのデータ形式については、サブユニットのタイプ毎に定義されている。図22は、ディスクサブユニット(subunit type=Disc recorder/Player)の場合のディスクリプタの構造を示したものである。この場合には、図13に示したThe General Subunit Identifier Descriptorの中のsubuit dependent informationフィールドが、Disc subunit Identifier Descriptorフィールドになって、そのサブユニットについてのデータが配置される。
【0055】
このように規定されるAV/Cコマンドを利用して、バスに接続された機器の制御が行われて、その制御に基づいてバスで接続された機器間でのデータ伝送が行われる。
【0056】
次に、以上説明したAV/Cコマンドセットによる制御で、図1,図2に示したシステム構成で、DVD再生装置10で再生したビデオデータを、表示装置20で表示させる処理の例を説明する。本例の場合には、DVD再生装置10の操作は、メニューコントローラ40の操作で全て行えるようにしてある。即ち、メニューコントローラ40には、情報機器機能実現メニューキー46と機器選択メニューキー47とが用意してあり、それぞれのメニューキーの操作で、該当するメニューを画面上に表示させることができるものである。
【0057】
図23は、図1のようなネットワーク構成の場合に、機器選択メニューキー47の操作で表示される機器選択メニューの表示例を示したものである。ここでは、ディスプレイ部21の画面21aの中に、表示機器20を示す表示51と、DVD再生装置10を示す表示52と、ビデオ記録再生装置30を示す表示53とが表示され、それぞれの表示51〜53がバスで接続させたメニュー画面としてある。ここでは、表示機器20とビデオ記録再生装置30を示す表示51,53については、その機器を示す図形で表示させてあり、DVD再生装置10を示す表示52については文字で表示させてある。このメニュー表示が行われた状態で、表示51〜53の中から、方向を指示するキー41〜44の操作で、フォーカスを合わせるものを選択した上で、実行キー45を押すことで、操作する装置が選択される。フォーカスが合った表示については、表示色を変化させる等して、フォーカスが合っていることが判る表示を行う。
【0058】
また、情報機器機能実現メニューキー46を操作したときには、情報機器機能実現メニューが表示される。図24は、情報機器機能実現メニューを、ディスプレイ部21の画面21aに表示させた例を示したものである。ここでは、DVD再生装置10を機器として選択した場合のメニュー表示である。図24に従って説明すると、DVD再生装置に関するメニュー表示であることを示す表示61があり、その下に、この再生装置10が備える各機能が、分類されて表示されている。即ち、ここではDVD出力メニュー表示62と、DVD基本機能表示63と、DVD応用機能表示64との3つに分けて表示させてある。この表示が行われた状態で、方向を指示するキー41〜44の操作で、フォーカスを合わせるものを選択した上で、実行キー45を押すことで、該当する機能が選択される。このメニュー画面の場合にも、フォーカスが合った部分の表示については、表示色を変化させる等して、フォーカスが合っていることが判る表示を行う。
【0059】
DVD出力メニュー表示62は、ディスクの再生方法を決定するメニューを表示である。例えば、「ディスプレイ」と表示された部分にフォーカスを合わせて実行キー45を押すことで、ディスプレイメニューが表示されて、図24に示すDVD機能実現メニューは消去される。図25は、このように操作してディスプレイメニューを表示させた例を示したものである。ここでのディスプレイメニューでは、「タイトル」,「チャプター」,「タイム」,「オーディオ」,「アングル」,「サブタイトル」,「プログラム」,「リピート」,「戻る」の各項目が一覧で表示された状態となっている。
【0060】
ここでは図25のAに示すように、最初の状態では、一番上のタイトルにフォーカスが合った状態とされ、この状態で下キー42を押すことで、図25のBに示すように、1項目下のチャプターにフォーカスが合う位置が変化する。このチャプターが選ばれた状態で、さらに右キー44又は実行キー45を押すと、再生したいチャプター(章)を決定するためのモードに移行する。そのモードに移った後に、例えば下キー42を1回押して1桁目で「1」を選択し、右キー44を押して隣りの桁に移る。この状態で例えば上キー41を3回押して2桁目で「7」を選択したとすると、その後に実行キー45を押すことで、チャプター「17」が指定されたことになり、DVD再生装置10でチャプター「17」が再生される。また、上キー41又は下キー42をして、「戻る」の項目にフォーカスを合わせて実行キー45を押すことで、ディスプレイメニューが消去される。
【0061】
DVD基本機能表示63は、ディスクの再生、早送り、巻戻し、停止、一時停止、コマ送り、スロー再生などの再生装置にとって基本的な再生機能を実行させる表示である。
【0062】
DVD応用機能表示64は、DVDに特化した特殊な機能を実行させる表示である。例えば、字幕の変更、アングルの変更、オーディオの再生モードの変更などを実行させる表示である。
【0063】
次に、このようなメニュー表示により表示装置20に接続された機器の操作を行う場合の処理を、図26のフローチャートを参照して説明する。まずユーザはコントローラ40の機器選択メニューキー47を操作する(ステップS11)。このとき、図23に示したような機器選択メニューが、表示装置20の画面に表示される(ステップS12)。この状態で、メニューコントローラ40に配置されたキーを操作して、制御したい機器を選択する操作を行う(ステップS13)。この選択操作を行ったとき、表示装置20は、バス9に接続されている選択された情報機器との間で、アシンクロナス通信でコマンドの伝送ができるようにコネクションを確立させると共に、選択された機器側からメニューデータを伝送できるように、アイソクロナス通信でのチャンネルの確保を行う。
【0064】
そして、例えば機器選択メニューキー47を再度操作して、機器選択メニューを画面上から消去させた後(ステップS14)、情報機器機能実現メニューキー46を操作することで、選択された情報機器からメニューデータが伝送されて、その機器の機能実現メニューが表示される(ステップS15)。ここではDVD機能実現メニューが、図24に示すように表示される。このメニューを表示させる画像データについては、アイソクロナス転送モードで、該当する機器からバス9を介して表示装置20に伝送される。
【0065】
このDVD機能実現メニューが表示された状態で、メニュー内の各表示を上下左右のキーの操作で選択することで(ステップS16)、その選択された位置のデータが表示装置20からDVD再生装置10側にAV/Cコマンドで伝送されて、DVD再生装置10内のCPU13に接続されたメモリに設定されたフォーカスIDに、どの表示が選択されたかの情報が保持される(ステップS17)。この保持された情報で示されるDVD機能実現メニュー中の表示については、表示形態を変化させるようにしてある。
【0066】
そして、実行キー45が押されたとき(ステップS18)、そのデータが表示装置20からDVD再生装置10側にAV/Cコマンドで伝送されて、フォーカスIDに保持された情報がどの情報であるか判断される(ステップS19)。この判断としては、例えばフォーカスIDが示すボタンの表示が、DVD出力メニューのものか否か判断され、DVD出力メニューでない場合には、そのボタン表示に対応した動作を、CPU13が実行させる。また、DVD出力メニューのものであると判断した場合には、DVD出力メニューを表示させる画像データを、DVD再生装置10から表示装置20に伝送し(ステップS21)、表示装置20で該当するメニュー画面を表示させる。そして、DVD出力メニューを、メニューコントローラの操作に基づいた表示とし(ステップS22)、DVDメニューの操作が可能となる(ステップS23)。
【0067】
なお、DVD再生装置10で作成されたメニュー画面を、表示装置20で表示させている状態で、メニューコントローラ40に配置されたキーが操作されたときの操作情報のバス9を介した伝送は、例えばAV/Cコマンドのパネルサブユニット(AV/C Panel Subunit)で定義されたパススルーコマンド(Passthrough Command)を使用して、コントローラ40の操作データが、表示装置20内で特別な処理をすることなく直接的にDVD再生装置10側に伝送されるようにしてある。
【0068】
図27は、このようなメニュー画面により操作を行う場合の、バス9での表示装置20とDVD再生装置10との間での制御の流れを示した図である。この図27では、機器選択が行われて、両機器の間でコネクションを確立させるための処理については省略してある。まず、コントローラ40の情報機器機能実現メニューキー46が操作されると、ルートメニュー要求を行うコマンドがDVD再生装置10に伝送される(ステップ101)。この要求に基づいて生成されたDVD機能実現メニューの画像データが、アイソクロナス転送モードで表示装置20に伝送され(ステップ102)、表示装置20で表示される。
【0069】
このメニュー表示が行われた状態で、例えば再生を行う表示にフォーカスを合わせた状態で実行キーが押されると、その実行キー操作データがDVD再生装置10にコマンドとして伝送され(ステップ103)、DVD再生装置10での再生が開始されて、再生したビデオデータが用意されたアイソクロナス転送モードで伝送されて(ステップ104)、表示装置20の画面でそのビデオデータによる映像が表示されるようになる。ここではメニューキーが再度押されて、メニューを消す操作が行われない限り、メニューが再生映像に重ねて表示される。
【0070】
この状態で、例えばコントローラ40の下キーが押されると、下キー操作データがDVD再生装置10にコマンドとして伝送され(ステップ105)、下にフォーカス位置が移動したDVD機能実現メニューを表示させるデータが生成されて、その更新されたメニューデータが表示装置20に伝送され(ステップ106)、表示装置20でのメニュー表示が該当したものに更新される。
【0071】
ここでは、例えば停止を指示する位置にフォーカスが合った状態になっとし、この状態で実行キーが押されると、その実行キー操作データがDVD再生装置10にコマンドとして伝送され(ステップ107)、DVD再生装置10での再生が停止して、DVD再生装置10からの再生ビデオデータの伝送がなくなり(ステップ108)、表示装置20の画面では何も表示されなくなる。但し、メニューを消す操作を行わない場合には、そのときのメニュー表示だけは残るようにしても良い。
【0072】
このようにして処理が行われることで、メニューコントローラ40に用意された限られた数のキーの操作で、バス9に接続されたDVD再生装置などの各種情報機器の高度な操作が可能になる。
【0073】
なお、メニューコントローラ40については、図2に示したような構成に限定されるものではなく、様々な形態とすることができる。例えば、上述した例では赤外線信号の伝送で、表示装置20に操作情報が届くようにしたが、ゲーム機に付属したコントローラのように、表示装置に有線で接続されたコントローラとしても良い。また、表示機器などの機器に各キーを直接組み込むようにしても良い。
【0074】
また、上述した実施の形態では、IEEE1394方式のバスで構成されるネットワークの場合について説明したが、その他のネットワーク構成の機器間で同様のデータ伝送を行う場合にも適用できるものである。その場合に接続される機器についても、上述したDVD再生装置や表示装置などに限定されるものではない。
【0075】
【発明の効果】
本発明によると、表示機器でメニュー画面を表示させた上で、その画面中での選択操作を行うだけで、ネットワークに接続された特定の情報機器の操作が行える。特に、ネットワークに接続された機器を選択する第1のメニュー画面の表示と、その第1のメニュー画面で選択された機器に関する第2のメニュー画面の表示との2段階でメニュー画面を表示させるようにしたので、効率良く特定の機器を操作するためのメニュー画面を表示させることができるようになる。
【0076】
この場合、第1のメニュー画面を表示させる表示データは、表示機器内で生成させ、第2のメニュー画面を表示させる表示データは、表示機器からの要求により特定の情報機器で生成させ、その生成された第2のメニュー画面の表示データを表示機器に伝送するようにしたので、表示機器側では、ネットワークに接続された機器の情報を管理しておくだけで良く、どのような構成の情報機器がネットワークに接続された場合にも、簡単に対処できるようになる。
【0077】
また上述した場合に、表示機器でのネットワークに接続された情報機器に関する情報の取得は、ネットワークを構成するバスラインにリセットがかかったときに行うことで、表示機器側で予め接続された機器に関する情報を取得しておくことができ、ユーザの操作があったとき、第1のメニュー画面を迅速に表示させることが可能になる。
【0078】
また上述した場合に、情報機器は、ビデオデータを再生する再生機器であることで、表示装置で再生された画像を表示させる際に、その再生に関する操作を同じ画面上でのメニュー表示で簡単に行えるようになる。
【0079】
さらに上述した場合に、メニュー画面を表示させる指示と、メニュー画面上で選択を行う指示と、その選択された機能を実行させる指示だけで、情報機器の操作を可能としたことで、限られた数のキーだけを配置した操作手段を用意するだけで、ネットワークに接続された全ての情報機器の操作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるシステム全体の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるコントローラの構成例を示す斜視図である。
【図3】IEEE1394方式のバスでのデータ伝送のサイクル構造の例を示す説明図である。
【図4】IEEE1394方式のバスでのパケットの種類を階層構造で示す説明図である。
【図5】CRSアーキテクチャのアドレス空間の構造の例を示す説明図である。
【図6】主要なCRSの位置、名前、働きの例を示す説明図である。
【図7】ゼネラルROMフォーマットの例を示す説明図である。
【図8】バスインフォブロック、ルートディレクトリ、ユニットディレクトリの例を示す説明図である。
【図9】PCRの構成の例を示す説明図である。
【図10】oMPR、oPCR、iMPR、iPCRの構成の例を示す説明図である。
【図11】プラグ、プラグコントロールレジスタ、伝送チャンネルの関係の例を示す説明図である。
【図12】ディスクリプタの階層構造によるデータ構造例を示す説明図である。
【図13】ディスクリプタのデータフォーマットの例を示す説明図である。
【図14】図13のジェネレーションIDの例を示す説明図である。
【図15】図13のリストIDの例を示す説明図である。
【図16】AV/Cコマンドのスタックモデルの例を示す説明図である。
【図17】FCPのコマンドとレスポンスの関係を示す説明図である。
【図18】図17のコマンドとレスポンスの関係を更に詳しく示す説明図である。
【図19】AV/Cコマンドのデータ構造例を示す説明図である。
【図20】AV/Cコマンドの具体例を示す説明図である。
【図21】AV/Cコマンドのコマンド及びレスポンスの具体例を示す説明図である。
【図22】ディスクサブユニットディスクリプタのデータフォーマットの例を示す説明図である。
【図23】本発明の一実施の形態による機器選択メニューの表示例を示す説明図である。
【図24】本発明の一実施の形態による情報機器機能実現メニューの表示例を示す説明図である。
【図25】本発明の一実施の形態によるディスプレイメニューの表示例を示す説明図である。
【図26】本発明の一実施の形態による情報機器制御時の処理例を示すフローチャートである。
【図27】本発明の一実施の形態によるコネクション確立後の制御の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
9…IEEE1394方式のバスライン、10…DVD再生装置、11…ディスク再生デッキ部、13…中央制御ユニット(CPU)、14…DVD出力メニュー生成部、17…インターフェース部、20…表示装置、21…ディスプレイ部、22…中央制御ユニット(CPU)、23…インターフェース部、26…機器選択メニュー生成部、27…ユーザ操作変換部、30…ビデオ再生装置、40…メニューコントローラ、41…上キー、42…下キー、43…左キー、44…右キー、45…実行キー、46…情報機器機能実現メニューキー、47…機器選択メニューキー

Claims (6)

  1. 少なくとも1台の情報機器を、所定のネットワークを介して表示機器と接続し、上記表示機器を操作するキーが配置されたコントローラからの指令により情報機器の制御を行う制御方法において、
    上記ネットワークに接続された情報機器に関する情報を上記表示機器が取得し、その取得した情報に基づいて、接続された情報機器を選択するための第1のメニュー画面を、上記コントローラからのキー操作コマンドにより上記表示機器内で作成させて表示し、
    この第1のメニュー画面での表示に基づいた上記コントローラからのキー操作コマンドによる選択処理で、特定の情報機器が選択された場合に、その選択された特定の情報機器を操作するための第2のメニュー画面を上記特定の情報機器に対して要求し、その要求で第2のメニュー画面の表示データを上記特定の情報機器から上記表示機器に伝送し、その伝送された第2のメニュー画面を上記表示機器で表示し、
    この第2のメニュー画面を表示させた際に上記コントローラのキー操作によるキー操作コマンドを上記表示機器が受信した場合に、上記表示機器において、キー操作コマンドによって行うべき表示の更新を、当該キー操作コマンドを受信した段階で行わず、受信したキー操作コマンドを上記特定の情報機器に送る中継伝送だけを行い、
    上記表示機器から送信されたキー操作コマンドを受信した上記特定の情報機器において、受信したキー操作コマンドに基づいて表示データを更新し、該更新した表示データを上記表示機器に送ることで、上記表示機器で表示させている上記第2のメニュー画面を更新させた表示とする
    制御方法。
  2. 請求項1記載の制御方法において、
    上記表示機器でのネットワークに接続された情報機器に関する情報の取得は、ネットワークを構成するバスラインにリセットがかかったときに行う
    制御方法。
  3. 請求項1又は2記載の制御方法において、
    上記情報機器は、ビデオデータを再生する再生機器である
    制御方法。
  4. 所定のネットワークを介して少なくとも1台の情報機器と接続され、別体のコントローラに設けたキーの操作で制御が可能な表示装置において、
    上記ネットワークに接続された情報機器に関する情報を取得する第1の処理と、
    上記コントローラからのキー操作コマンドにより、上記第1の処理で取得した情報に基づいて、接続された情報機器を選択するための第1のメニュー画面を表示する第2の処理と、
    上記第1のメニュー画面での表示に基づいた上記コントローラのキー操作によるキー操作コマンドで選択された特定の情報機器を操作するための第2のメニュー画面を、上記特定の情報機器に対して要求し、その要求で伝送された表示データによる第2のメニュー画面を表示する第3の処理と、
    上記第2のメニュー画面を表示させた際に上記コントローラのキー操作によるキー操作コマンドを当該表示装置が受信した場合に、そのキー操作コマンドによる上記第2のメニュー画面の更新動作を行わず、受信したキー操作コマンドを上記特定の情報機器に送る中継伝送だけを行う第4の処理との、
    それぞれの処理を実行する制御手段を備えた
    表示装置。
  5. 請求項4記載の表示装置において、
    上記第1のメニュー画面を表示させる表示データを生成させるメニュー画面生成手段と、
    上記特定の情報機器から上記ネットワークを介して伝送される上記第2のメニュー画面の表示データを受信する受信手段とを備えた
    表示装置。
  6. 請求項4又は5記載の表示装置において、
    上記制御手段による第1の処理は、ネットワークを構成するバスラインにリセットがかかったときに行う
    表示装置。
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