JPH09281492A - 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置Info
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- JPH09281492A JPH09281492A JP8093712A JP9371296A JPH09281492A JP H09281492 A JPH09281492 A JP H09281492A JP 8093712 A JP8093712 A JP 8093712A JP 9371296 A JP9371296 A JP 9371296A JP H09281492 A JPH09281492 A JP H09281492A
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- light guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部材点数を削減して光損失を低減するととも
に指向性をもたせ、高輝度化することができる照明ユニ
ットおよび液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置における照明ユニットを、
透光性材料の上面及び下面が平滑面で形成された導光板
８と、その側面に配置した線光源９から発せられた光を
導光板８の端面に集めて中へ導く遮光フィルム１０と、
導光板８の下面側に配置され導光板８の端面から導かれ
た光を反射する反射シート１１と、導光板８の上面側に
配置され出射光面が粗面化されかつ入射光面が線光源９
の軸方向と平行に多数の溝を成すプリズム状に形成され
た拡散プリズムシート１２とを備えて構成する。
に指向性をもたせ、高輝度化することができる照明ユニ
ットおよび液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置における照明ユニットを、
透光性材料の上面及び下面が平滑面で形成された導光板
８と、その側面に配置した線光源９から発せられた光を
導光板８の端面に集めて中へ導く遮光フィルム１０と、
導光板８の下面側に配置され導光板８の端面から導かれ
た光を反射する反射シート１１と、導光板８の上面側に
配置され出射光面が粗面化されかつ入射光面が線光源９
の軸方向と平行に多数の溝を成すプリズム状に形成され
た拡散プリズムシート１２とを備えて構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶特性により画
像を表示する液晶表示素子に光を照射するための照明ユ
ニット及びそれを用いた液晶表示装置に関するものであ
る。
像を表示する液晶表示素子に光を照射するための照明ユ
ニット及びそれを用いた液晶表示装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、ノート型パーソナルコンピュータ
やワードプロセッサなどの表示装置として、軽量，薄
型，低消費電力という特徴を生かして液晶表示装置が多
く用いられるようになった。また、これらの液晶表示装
置には、明るい表示画面を実現するために、内蔵した照
明ユニットにより液晶表示素子の背面から照明光をあて
るという構成をとっているものが多い。
やワードプロセッサなどの表示装置として、軽量，薄
型，低消費電力という特徴を生かして液晶表示装置が多
く用いられるようになった。また、これらの液晶表示装
置には、明るい表示画面を実現するために、内蔵した照
明ユニットにより液晶表示素子の背面から照明光をあて
るという構成をとっているものが多い。
【０００３】この照明ユニットには、導光板を表示体の
裏面に置き、その導光板の端面に蛍光管等の線光源を配
置するエッジライト方式と、光源を表示体の裏面に設け
る直下型方式に大きく分類される。この両者を比較した
場合、直下型方式は比較的高輝度を得られるが薄型化に
は適さず、エッジライト方式は薄さと発行面の輝度均一
性に優れるが高輝度化の面で不利であるということがい
える。ノート型パーソナルンピュータやワードプロセッ
サなどに使用される液晶表示装置の照明ユニットの方式
としては、薄さを優先してエッジライト方式を採用する
ことが多い。
裏面に置き、その導光板の端面に蛍光管等の線光源を配
置するエッジライト方式と、光源を表示体の裏面に設け
る直下型方式に大きく分類される。この両者を比較した
場合、直下型方式は比較的高輝度を得られるが薄型化に
は適さず、エッジライト方式は薄さと発行面の輝度均一
性に優れるが高輝度化の面で不利であるということがい
える。ノート型パーソナルンピュータやワードプロセッ
サなどに使用される液晶表示装置の照明ユニットの方式
としては、薄さを優先してエッジライト方式を採用する
ことが多い。
【０００４】以下、従来のエッジライト方式の照明ユニ
ットの構成について説明する。このエッジライト方式の
照明ユニットの断面図を図１に示し、その斜視図を図２
に示す。図１および図２に示すように、光を伝達する平
板状の透明な導光板１と、この導光板１の４辺のうち少
なくとも１辺に近接して設けられた蛍光管等の線光源２
と、線光源２から発せられた光を導光板１の端面に集め
て中へ導く遮光フィルム３とが配置されている。
ットの構成について説明する。このエッジライト方式の
照明ユニットの断面図を図１に示し、その斜視図を図２
に示す。図１および図２に示すように、光を伝達する平
板状の透明な導光板１と、この導光板１の４辺のうち少
なくとも１辺に近接して設けられた蛍光管等の線光源２
と、線光源２から発せられた光を導光板１の端面に集め
て中へ導く遮光フィルム３とが配置されている。
【０００５】導光板１の下面には拡散反射層４がドット
パターン状に印刷されており、ドットパターンの面積を
線光源２からの距離に応じて変化させることにより、導
光板１の上面から出る照明光の均斉化を図っている。導
光板１の下面側には反射シート５が配置されており、導
光板１の下面から外へ出る光を再度導光板１の中へ戻し
上面から出る照明光を増大させるという役割をもたせて
いる。
パターン状に印刷されており、ドットパターンの面積を
線光源２からの距離に応じて変化させることにより、導
光板１の上面から出る照明光の均斉化を図っている。導
光板１の下面側には反射シート５が配置されており、導
光板１の下面から外へ出る光を再度導光板１の中へ戻し
上面から出る照明光を増大させるという役割をもたせて
いる。
【０００６】また、導光板１の上面側にはドットパター
ンのムラを隠し均斉度を高めるための拡散板６が配置さ
れている。さらに、そのうえには、拡散板６からの出射
光を正面方向に集光させるプリズムシート７が配置され
ている。プリズムシート７は、プリズム状の溝を多数並
べた形状をシート上に形成したもので、集光度を高めて
より輝度を高くするために２枚重ねて使用されることが
多い。
ンのムラを隠し均斉度を高めるための拡散板６が配置さ
れている。さらに、そのうえには、拡散板６からの出射
光を正面方向に集光させるプリズムシート７が配置され
ている。プリズムシート７は、プリズム状の溝を多数並
べた形状をシート上に形成したもので、集光度を高めて
より輝度を高くするために２枚重ねて使用されることが
多い。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の照明ユニットでは、線光源２から出た光が導
光板１，拡散反射層４，拡散板６，プリズムシート７を
経て最終的にプリズムシート７の上面から照明光として
出射されるため、それらの間を光が通過する際に、それ
ぞれ少なからず光損失が生じるという問題点を有してい
た。
うな従来の照明ユニットでは、線光源２から出た光が導
光板１，拡散反射層４，拡散板６，プリズムシート７を
経て最終的にプリズムシート７の上面から照明光として
出射されるため、それらの間を光が通過する際に、それ
ぞれ少なからず光損失が生じるという問題点を有してい
た。
【０００８】また、上記のように、照明ユニットを構成
する部品点数が多いため、部材コストや組立コストが高
くなるという問題点をも有していた。本発明は、上記従
来の問題点を解決するもので、比較的小型で視野角が限
定される用途の液晶表示装置用の照明ユニットとして、
簡単な構成でありながら、薄型化することができ、かつ
低電力で高輝度化を実現することができるとともに、導
光板に特別な処理を必要とせず、部材の簡素化によりト
ータル部材点数の削減を実現して、部材コストおよび組
立てコストを削減することができる照明ユニットおよび
それを用いた液晶表示装置を提供する。
する部品点数が多いため、部材コストや組立コストが高
くなるという問題点をも有していた。本発明は、上記従
来の問題点を解決するもので、比較的小型で視野角が限
定される用途の液晶表示装置用の照明ユニットとして、
簡単な構成でありながら、薄型化することができ、かつ
低電力で高輝度化を実現することができるとともに、導
光板に特別な処理を必要とせず、部材の簡素化によりト
ータル部材点数の削減を実現して、部材コストおよび組
立てコストを削減することができる照明ユニットおよび
それを用いた液晶表示装置を提供する。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の照明ユニットに
おいては、導光板と線光源と遮光フィルムと反射シート
と、さらに前記導光板の上面側に配置され出射光面が粗
面化されかつ入射光面が前記線光源の軸方向と平行に多
数の溝を成すプリズム状に形成された拡散プリズムシー
トとを備えて構成されており、簡単な構成でありなが
ら、薄型化することができ、かつ低電力で高輝度化を実
現することができるとともに、導光板に特別な処理を必
要とせず、部材の簡素化によりトータル部材点数の削減
を実現して、部材コストおよび組立てコストを削減する
ことができる。
おいては、導光板と線光源と遮光フィルムと反射シート
と、さらに前記導光板の上面側に配置され出射光面が粗
面化されかつ入射光面が前記線光源の軸方向と平行に多
数の溝を成すプリズム状に形成された拡散プリズムシー
トとを備えて構成されており、簡単な構成でありなが
ら、薄型化することができ、かつ低電力で高輝度化を実
現することができるとともに、導光板に特別な処理を必
要とせず、部材の簡素化によりトータル部材点数の削減
を実現して、部材コストおよび組立てコストを削減する
ことができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の照明ユ
ニットは、透光性材料の上面及び下面が平滑面で形成さ
れた導光板と、前記導光板の側面に配置された線光源
と、前記線光源から発せられた光を前記導光板の端面に
集めて中へ導く遮光フィルムと、前記導光板の下面側に
配置され導光板の端面から導かれた光を反射する反射シ
ートと、前記導光板の上面側に配置され出射光面が粗面
化されかつ入射光面が前記線光源の軸方向と平行に多数
の溝を成すプリズム状に形成された拡散プリズムシート
とを備えて構成する。
ニットは、透光性材料の上面及び下面が平滑面で形成さ
れた導光板と、前記導光板の側面に配置された線光源
と、前記線光源から発せられた光を前記導光板の端面に
集めて中へ導く遮光フィルムと、前記導光板の下面側に
配置され導光板の端面から導かれた光を反射する反射シ
ートと、前記導光板の上面側に配置され出射光面が粗面
化されかつ入射光面が前記線光源の軸方向と平行に多数
の溝を成すプリズム状に形成された拡散プリズムシート
とを備えて構成する。
【００１１】請求項２に記載の照明ユニットは、請求項
１の拡散プリズムシートを、屈折率１．４〜１．６の透
光性材料で形成し、かつそのプリズム頂角が６５〜８０
度になるように形成して構成する。
１の拡散プリズムシートを、屈折率１．４〜１．６の透
光性材料で形成し、かつそのプリズム頂角が６５〜８０
度になるように形成して構成する。
【００１２】請求項３に記載の照明ユニットは、請求項
１または請求項２の拡散プリズムシートを、その頂角が
導光板からの出射特性に合わせて、一定の角度傾斜をも
つように形成して構成する。
１または請求項２の拡散プリズムシートを、その頂角が
導光板からの出射特性に合わせて、一定の角度傾斜をも
つように形成して構成する。
【００１３】請求項４に記載の液晶表示装置は、請求項
１から請求項３のいずれかに記載の照明ユニットを使用
し、その上面側に液晶の特性を利用して画像を表示する
ための液晶表示素子を設けて構成する。
１から請求項３のいずれかに記載の照明ユニットを使用
し、その上面側に液晶の特性を利用して画像を表示する
ための液晶表示素子を設けて構成する。
【００１４】以上の構成によると、線光源から発せられ
た光は、空気と導光板の屈折率の差で決定される臨界角
の制限により導光板内を全反射を繰り返して進み、一部
は導光板から外へ所定の角度の範囲で出射される。導光
板の上面から出射した光は、拡散プリズムシートの入射
光面に形成された多数のプリズムにより方向を変えた
後、拡散プリズムシートの出射光面に粗面化により形成
された拡散面により拡散される。このようにして照明光
を得ているので、発光面積を拡大するとともに均斉度を
向上する。
た光は、空気と導光板の屈折率の差で決定される臨界角
の制限により導光板内を全反射を繰り返して進み、一部
は導光板から外へ所定の角度の範囲で出射される。導光
板の上面から出射した光は、拡散プリズムシートの入射
光面に形成された多数のプリズムにより方向を変えた
後、拡散プリズムシートの出射光面に粗面化により形成
された拡散面により拡散される。このようにして照明光
を得ているので、発光面積を拡大するとともに均斉度を
向上する。
【００１５】以下、本発明の実施の形態の照明ユニット
について、図面を参照しながら具体的に説明する。図３
は本実施の形態の照明ユニットの断面図を示し、その斜
視図を図４に示す。図３および図４に示すように、光を
伝達する透明な導光板８と、この導光板８の一辺の側面
に沿って設けらた線光源９と、線光源９から発せられた
光を導光板８の端面に集めて中へ導く遮光フィルム１０
とが配置されている。
について、図面を参照しながら具体的に説明する。図３
は本実施の形態の照明ユニットの断面図を示し、その斜
視図を図４に示す。図３および図４に示すように、光を
伝達する透明な導光板８と、この導光板８の一辺の側面
に沿って設けらた線光源９と、線光源９から発せられた
光を導光板８の端面に集めて中へ導く遮光フィルム１０
とが配置されている。
【００１６】ここで使用される導光板８は、透光性が良
く屈折率が１．５程度と空気と比べて高い透明なアクリ
ル材料で形成されている。導光板８の光出射面である上
面及びその反対面である下面は、できる限り平滑な面を
形成する。導光板８の下面側には反射シート１１が配置
されており、導光板８の下面から外へ出る光を再度導光
板８の中へ戻し、上面から出る照明光を増大させるとい
う役割をもたせている。
く屈折率が１．５程度と空気と比べて高い透明なアクリ
ル材料で形成されている。導光板８の光出射面である上
面及びその反対面である下面は、できる限り平滑な面を
形成する。導光板８の下面側には反射シート１１が配置
されており、導光板８の下面から外へ出る光を再度導光
板８の中へ戻し、上面から出る照明光を増大させるとい
う役割をもたせている。
【００１７】図５に示すように、空気と導光板８の屈折
率の差により、臨界角以下の角度で導光板８の境界面に
進行した光は全反射を繰り返し導光板８内を進行してい
く。また、導光板８の上面側には、図３に示すように、
拡散プリズムシート１２が配置されている。拡散プリズ
ムシート１２は、入射光面に線光源９の軸方向に平行な
プリズム状の溝が多数形成されている。
率の差により、臨界角以下の角度で導光板８の境界面に
進行した光は全反射を繰り返し導光板８内を進行してい
く。また、導光板８の上面側には、図３に示すように、
拡散プリズムシート１２が配置されている。拡散プリズ
ムシート１２は、入射光面に線光源９の軸方向に平行な
プリズム状の溝が多数形成されている。
【００１８】このような照明ユニットを、例えば、画面
サイズが１０．４型である液晶表示装置に使用した場
合、その画面サイズ相当の導光板８の短辺方向から線光
源９により光を入射させた場合の導光板８からの出射特
性は図６のようになる。導光板８からの出射角は、線光
源９近傍では８０度、線光源９の反対面側では８５度程
度から出射しはじめる。
サイズが１０．４型である液晶表示装置に使用した場
合、その画面サイズ相当の導光板８の短辺方向から線光
源９により光を入射させた場合の導光板８からの出射特
性は図６のようになる。導光板８からの出射角は、線光
源９近傍では８０度、線光源９の反対面側では８５度程
度から出射しはじめる。
【００１９】この光に対し、効率良く拡散プリズムシー
ト１２のプリズム面で全反射させようとした場合、その
拡散プリズムシート１２のプリズム頂角は、Ｐ1 および
Ｐ2を図７に示すように定義すると、次のようになる。
ただし、ここでは、拡散プリズムシート１２としては、
屈折率が１．４〜１．６の範囲の透光性材料で形成され
たものを使用する。 対称角で 線光源側 Ｐ1 ＝Ｐ2 ＝３５．５８度（図８参照） プリズム頂角の角度＝７１．７６度 対向側 Ｐ1 ＝Ｐ2 ＝３６．８７度（図９参照） プリズム頂角の角度＝７３．７４度 非対称角で 線光源側 Ｐ1 ＝４５度，Ｐ2 ＝３２．６９度（図１０
参照） プリズム頂角の角度＝７７．６９度 対向側 Ｐ1 ＝４０度，Ｐ2 ＝３５．１８度（図１１
参照） プリズム頂角の角度＝７５．１８度 このようなプリズム頂角の角度は、本発明の一具体例で
あり、その角度としては６５度〜８０度の範囲であれば
同様に実施でき、同様の効果が得られる。
ト１２のプリズム面で全反射させようとした場合、その
拡散プリズムシート１２のプリズム頂角は、Ｐ1 および
Ｐ2を図７に示すように定義すると、次のようになる。
ただし、ここでは、拡散プリズムシート１２としては、
屈折率が１．４〜１．６の範囲の透光性材料で形成され
たものを使用する。 対称角で 線光源側 Ｐ1 ＝Ｐ2 ＝３５．５８度（図８参照） プリズム頂角の角度＝７１．７６度 対向側 Ｐ1 ＝Ｐ2 ＝３６．８７度（図９参照） プリズム頂角の角度＝７３．７４度 非対称角で 線光源側 Ｐ1 ＝４５度，Ｐ2 ＝３２．６９度（図１０
参照） プリズム頂角の角度＝７７．６９度 対向側 Ｐ1 ＝４０度，Ｐ2 ＝３５．１８度（図１１
参照） プリズム頂角の角度＝７５．１８度 このようなプリズム頂角の角度は、本発明の一具体例で
あり、その角度としては６５度〜８０度の範囲であれば
同様に実施でき、同様の効果が得られる。
【００２０】線光源側と対向側の途中区間はＰ1 ，Ｐ2
を一定の角度傾斜をもって配列させる。対称角時の一例
を図１２に示す。導光板８の上面から出射した光は、拡
散プリズムシート１２の入射光面に形成された多数のプ
リズムにより方向を変えた後、拡散プリズムシート１２
の出射光面に粗面化により形成された拡散面により拡散
されて、照明光として出ていく。図１３に示すように、
この拡散プリズムシート１２の出射光面の粗面化の程度
により、視角依存性を操作することが可能となる。こう
することにより、図１５に示すように、従来ドットパタ
ーンや何枚ものシートを介して出射されていたものが、
シート１枚を介すだけで出射させることが可能となるた
め、同じ出射特性（視野角特性）を得るにあたり、大幅
な光効率の改善を図ることができる。従来品と合わせ、
照明光の輝度特性を図１４に示す。
を一定の角度傾斜をもって配列させる。対称角時の一例
を図１２に示す。導光板８の上面から出射した光は、拡
散プリズムシート１２の入射光面に形成された多数のプ
リズムにより方向を変えた後、拡散プリズムシート１２
の出射光面に粗面化により形成された拡散面により拡散
されて、照明光として出ていく。図１３に示すように、
この拡散プリズムシート１２の出射光面の粗面化の程度
により、視角依存性を操作することが可能となる。こう
することにより、図１５に示すように、従来ドットパタ
ーンや何枚ものシートを介して出射されていたものが、
シート１枚を介すだけで出射させることが可能となるた
め、同じ出射特性（視野角特性）を得るにあたり、大幅
な光効率の改善を図ることができる。従来品と合わせ、
照明光の輝度特性を図１４に示す。
【００２１】以上により、比較的小型で視野角が限定さ
れる用途の液晶表示装置用の照明ユニットとして、簡単
な構成でありながら、薄型化することができ、かつ低電
力で高輝度化を実現することができるとともに、導光板
に特別な処理を必要とせず、部材の簡素化によりトータ
ル部材点数の削減を実現して、部材コストおよび組立て
コストを削減することができる。
れる用途の液晶表示装置用の照明ユニットとして、簡単
な構成でありながら、薄型化することができ、かつ低電
力で高輝度化を実現することができるとともに、導光板
に特別な処理を必要とせず、部材の簡素化によりトータ
ル部材点数の削減を実現して、部材コストおよび組立て
コストを削減することができる。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、線光源か
ら発せられた光は、空気と導光板の屈折率の差で決定さ
れる臨界角の制限により導光板内を全反射を繰り返して
進み、一部は導光板から外へ所定の角度の範囲で出射さ
れる。導光板の上面から出射した光は、拡散プリズムシ
ートの入射光面に形成された多数のプリズムにより方向
を変えた後、拡散プリズムシートの出射光面に粗面化に
より形成された拡散面により拡散される。このようにし
て照明光を得ているので、発光面積を拡大するとともに
均斉度を向上することができる。
ら発せられた光は、空気と導光板の屈折率の差で決定さ
れる臨界角の制限により導光板内を全反射を繰り返して
進み、一部は導光板から外へ所定の角度の範囲で出射さ
れる。導光板の上面から出射した光は、拡散プリズムシ
ートの入射光面に形成された多数のプリズムにより方向
を変えた後、拡散プリズムシートの出射光面に粗面化に
より形成された拡散面により拡散される。このようにし
て照明光を得ているので、発光面積を拡大するとともに
均斉度を向上することができる。
【００２３】そのため、簡単な構成でありながら、薄型
化することができ、かつ低電力で高輝度化を実現するこ
とができるとともに、導光板に特別な処理を必要とせ
ず、部材の簡素化によりトータル部材点数の削減を実現
して、部材コストおよび組立てコストを削減することが
できる。
化することができ、かつ低電力で高輝度化を実現するこ
とができるとともに、導光板に特別な処理を必要とせ
ず、部材の簡素化によりトータル部材点数の削減を実現
して、部材コストおよび組立てコストを削減することが
できる。
【図１】従来のエッジライト方式の照明ユニットの断面
図
図
【図２】同従来例の照明ユニットにおける斜視図
【図３】本発明の実施の形態の照明ユニットの断面図
【図４】同実施の形態の照明ユニットにおける斜視図
【図５】同実施の形態の導光板内における光の進行状態
の説明図
の説明図
【図６】同実施の形態の導光板からの光の出射特性の説
明図
明図
【図７】同実施の形態の拡散プリズムシートのプリズム
角の定義図
角の定義図
【図８】プリズム頂角が対称角の場合の線光源近傍での
光の進行の説明図
光の進行の説明図
【図９】プリズム頂角が対称角の場合の線光源の対向側
での光の進行の説明図
での光の進行の説明図
【図１０】プリズム頂角が非対称角の場合の線光源近傍
での光の進行の説明図
での光の進行の説明図
【図１１】プリズム頂角が非対称角の場合の線光源の対
向側での光の進行の説明図
向側での光の進行の説明図
【図１２】本発明の実施の形態の照明ユニットにおける
拡散プリズムシートの断面図
拡散プリズムシートの断面図
【図１３】同実施の形態の拡散プリズムシートの拡散面
からの光の出射の説明図
からの光の出射の説明図
【図１４】同実施の形態の照明ユニットと従来の照明ユ
ニットの輝度特性の比較図
ニットの輝度特性の比較図
【図１５】同実施の形態の照明ユニットと従来の照明ユ
ニットの輝度特性図
ニットの輝度特性図
８ 導光板 ９ 線光源 １０ 遮光フィルム １１ 反射シート １２ 拡散プリズムシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 彰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 透光性材料の上面及び下面が平滑面で形
成された導光板と、前記導光板の側面に配置された線光
源と、前記線光源から発せられた光を前記導光板の端面
に集めて中へ導く遮光フィルムと、前記導光板の下面側
に配置され導光板の端面から導かれた光を反射する反射
シートと、前記導光板の上面側に配置され出射光面が粗
面化されかつ入射光面が前記線光源の軸方向と平行に多
数の溝を成すプリズム状に形成された拡散プリズムシー
トとを備えた照明ユニット。 - 【請求項２】 拡散プリズムシートを、屈折率１．４〜
１．６の透光性材料で形成し、かつそのプリズム頂角が
６５〜８０度になるように形成した請求項１に記載の照
明ユニット。 - 【請求項３】 拡散プリズムシートを、その頂角が導光
板からの出射特性に合わせて、一定の角度傾斜をもつよ
うに形成した請求項１または請求項２に記載の照明ユニ
ット。 - 【請求項４】 請求項１から請求項３のいずれかに記載
の照明ユニットを使用し、その上面側に液晶の特性を利
用して画像を表示するための液晶表示素子を設けた液晶
表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093712A JPH09281492A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093712A JPH09281492A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09281492A true JPH09281492A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14090042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8093712A Pending JPH09281492A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09281492A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11311778A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-11-09 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
| US6317177B1 (en) | 1998-04-01 | 2001-11-13 | Yazaki Corporation | Liquid crystal display device |
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-
1996
- 1996-04-16 JP JP8093712A patent/JPH09281492A/ja active Pending
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