JPH09281416A - リレーファインダー光学系 - Google Patents

リレーファインダー光学系

Info

Publication number
JPH09281416A
JPH09281416A JP8094129A JP9412996A JPH09281416A JP H09281416 A JPH09281416 A JP H09281416A JP 8094129 A JP8094129 A JP 8094129A JP 9412996 A JP9412996 A JP 9412996A JP H09281416 A JPH09281416 A JP H09281416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical surface
relay
diffractive optical
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8094129A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mukai
弘 向井
Shigeto Omori
滋人 大森
Yuichiro Otoshi
祐一郎 大利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP8094129A priority Critical patent/JPH09281416A/ja
Priority to US08/835,825 priority patent/US6052234A/en
Publication of JPH09281416A publication Critical patent/JPH09281416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない回折光学面で色収差が良好に補正された
リレーファインダー光学系を提供する。 【解決手段】リレーレンズLRは、瞳Eとほぼ共役な関
係になるように配置され、第1の像I1を再結像させる
ことにより第2の像I2を形成する。コンデンサーレン
ズLCは、リレーレンズLRから出射された光を集光し
て接眼レンズLEに導く。接眼レンズLEは、第2の像
I2を拡大する。瞳Eの共役位置PEと第1の像I1と
の間に位置する面S2を回折光学面とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リレーファインダ
ー光学系に関するものであり、更に詳しくは、一眼レフ
カメラのファインダーに好適なリレーファインダー光学
系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一眼レフカメラ用リレーファイン
ダー光学系には、多くのレンズが用いられている。その
ため、重い、大きい、コストが高い等の問題がある。レ
ンズ枚数を少なくすれば、これらの問題を解決すること
は可能であるが、収差を充分に補正することが困難にな
る。特に色収差は、分散の異なる材質のレンズを組み合
わせることにより補正されるため、レンズ枚数を減らす
と補正が困難になる。
【0003】一方、リレーファインダー光学系以外の光
学系に関しては、回折光学面を用いて色収差の補正を行
う提案がなされている(米国特許第5,257,133号,米国特
許第5,148,314号,特開平5-157963号,米国特許第5,04
4,706号,米国特許第5,013,133号等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回折光
学面でリレーファインダー光学系の色収差を補正するた
めには、回折光学面を多用しなければならない。回折光
学面を多用すると、回折効率の低下によってフレアーが
増大するといった問題が生じる。また、コストアップを
招く等の問題も生じる。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、少ない回折光学面で色
収差が良好に補正されたリレーファインダー光学系を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のリレーファインダー光学系は、瞳とほぼ共
役な関係になるように配置され、かつ、第1の像を再結
像させることにより第2の像を形成するリレーレンズ
と、前記第2の像を拡大する接眼レンズと、を備えたリ
レーファインダー光学系において、前記瞳の共役位置と
前記第1の像との間に回折光学面を設けたことを特徴と
する。
【0007】前記回折光学面が前記リレーレンズの非球
面に設けられていることが望ましい。また、前記回折光
学面が前記リレーレンズの屈折光学面に設けられてお
り、次の条件式(1)を満足することが望ましい。 0.05<φd/φt<0.2 …(1) ただし、 φd:リレーレンズの回折光学面のパワー、 φt:リレーレンズの屈折光学面と回折光学面とのパワ
ーの合成値 である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施したリレーフ
ァインダー光学系を、図面を参照しつつ説明する。図
3,図5は、第1,第2の実施の形態にそれぞれ対応す
るレンズ構成及び光路(回折光学面の回折次数:+1)を
示す図である。図3,図5において、Si(i=0,1,2,
3,...)は第1の像I1(S0)側から数えてi番目の面、Gi
(i=1,2,...)は第1の像I1側から数えてi番目の第iレ
ンズを示しており、*印が付された面Siは非球面で構成
された面、[HOE]印が付された面Siは屈折光学面に回折
光学面が形成された面であることを示している。
【0009】第1の像I1は撮影レンズ(不図示)の焦点
面であり、第1,第2の実施の形態は、この像I1側か
ら順に、リレーレンズLR,コンデンサーレンズLC及
び接眼レンズLEから成っている。リレーレンズLR
は、瞳Eとほぼ共役な関係になるように配置され、か
つ、第1の像I1を再結像させることにより第2の像I
2を形成する。コンデンサーレンズLCは、リレーレン
ズLRから出射された光を集光して接眼レンズLEに導
く。接眼レンズLEは、リレーレンズLRによって形成
された第2の像I2を拡大する。拡大された像I2は瞳
(眼)Eによって観察される。
【0010】第1の実施の形態において、リレーレンズ
LRは、像I1側から順に、両凸の正レンズG1(瞳E
側面S2に回折光学面が形成されている。),両凹の負レ
ンズG2及び両凸の正レンズG3から成っており、コン
デンサーレンズLCは、両凸の正レンズG4(瞳E側面S
8は非球面で構成されている。)から成っており、接眼レ
ンズLEは、像I1側から順に、瞳E側に凹の負メニス
カスレンズG5及び両凸の正レンズG6から成ってい
る。なお、第2,第4レンズG2,G4は、PC(polyc
arbonate)から成るプラスチックレンズである。
【0011】第2の実施の形態において、リレーレンズ
LRは瞳E側に凸の平凸レンズG1(両面S1,S2が非球面
で構成されており、像I1側面S1には回折光学面が形成
されている。)から成っており、コンデンサーレンズL
Cは両凸の正レンズG2(像I1側面S3は非球面で構成
されている。)から成っており、接眼レンズLEは両凸
の正レンズG3(像I1側面S5は非球面で構成されてい
る。)から成っている。なお、3枚のレンズG1〜G3
は、いずれもPMMA(polymethyl methacrylate)から
成るプラスチックレンズである。
【0012】第1,第2の実施の形態の特徴は、瞳Eの
共役位置PEと第1の像I1との間に回折光学面が設け
られている点にある。リレーレンズLRは瞳Eとほぼ共
役な関係になるように配置されているため、上記瞳Eの
共役位置PE(この位置PEに瞳Eの像が形成される。)
はリレーレンズLRの近傍にあり、そして、回折光学面
は、その共役位置PEと像I1との間に位置するリレー
レンズLRの屈折光学面に形成されているのである。こ
の共役位置PEに対する回折光学面の配置に関し、以下
に説明を行う。
【0013】図1は、一般的なリレーファインダー光学
系の近軸配置を示す図である。この図では、光線(理想
マージナル光線MR,理想主光線PR)の説明を分かり
やすくするために、第1の像I1(ここでは物面に相当
する。)と瞳Eとを反転させてある。瞳Eは、観察者の
目の位置に相当し、通常は瞳EとリレーレンズLRとは
ほぼ共役な関係にある。コンデンサーレンズLCは、接
眼レンズLEの焦点位置近傍に配置され、瞳Eをリレー
レンズLR位置に結像させる役割を有している。
【0014】ところで、色収差には軸上色収差と倍率色
収差とがある。軸上色収差係数をL、倍率色収差係数を
Tとし、接眼レンズLEを第1レンズ、コンデンサーレ
ンズLCを第2レンズ、リレーレンズLRを第3レンズ
とすると、第iレンズ(ここで、i=1,2,3であ
る。)の屈折光学面で発生する各色収差の合計は、次の
式(A),(B)で表される。
【0015】
【数1】
【0016】ただし、 φi:第iレンズの屈折光学面のパワー、 νi:第iレンズの屈折光学面のアッベ数、 hi :理想マージナル光線MRと第iレンズとが交わる
高さ、 hi#:理想主光線PRと第iレンズとが交わる高さ である。
【0017】第iレンズの屈折光学面のパワーφi及び
アッベ数νiは共に正である(φi>0,νi>0)。また、
理想マージナル光線MRと第iレンズとが交わる高さh
i、理想主光線PRと第iレンズとが交わる高さhi#に関
し、その符号は表1に示す通りである。
【0018】
【表1】
【0019】軸上色収差に関しては、接眼レンズLE,
リレーレンズLRのhi2,φi/νiが共に正であるため(h
12,h32>0;φ1/ν1,φ3/ν3>0)、接眼レンズLE,リ
レーレンズLRで生じる軸上色収差は加算される。一
方、コンデンサーレンズLCのh2は0であるため、コン
デンサーレンズLCの屈折光学面は軸上色収差係数Lに
影響しない。従って、軸上色収差係数Lは正の値をとる
ことになる(L>0)。このように単玉の凸レンズだけの
組み合わせでは、軸上色収差を補正することはできな
い。倍率色収差に関しては、コンデンサーレンズLCの
h2,リレーレンズLRのh3#が共に0であるため(h2=h3#
=0)、接眼レンズLEのh1・h1#(φ1/ν1)の項だけ倍率色
収差が発生することになる。
【0020】リレーファインダー光学系が回折光学面を
含んでいる場合、第iレンズの回折光学面で発生する軸
上色収差と倍率色収差が、前記式(A),(B)で表される各
色収差に加算されることになる。従って、リレーファイ
ンダー光学系を構成している屈折光学面及び回折光学面
で発生する各色収差の合計は、次の式(C),(D)で表され
る。
【0021】
【数2】
【0022】ただし、 φi':第iレンズの回折光学面のパワー、 νi':第iレンズの回折光学面のアッベ数 である。
【0023】上記回折光学面のアッベ数ν'は、次の式
(E)で定義される。式(E)から、回折光学面はν'=-3.45
という非常に大きな負の分散(小さいアッベ数)を有する
ことが分かる。 ν'=λd/(λF-λC) …(E) ただし、 λd:d線の波長(=588nm)、 λF:F線の波長(=486nm)、 λC:C線の波長(=656nm) である。
【0024】第iレンズの回折光学面のパワーφi'を正
とすると(φi'>0)、式(C),(D)中のφi'/νi'は負とな
るため(φi'/νi'<0)、回折光学面は屈折光学面で発生
する各色収差を補正する方向に働くことになる。従っ
て、軸上色収差係数L,倍率色収差係数Tを両方とも小
さくするためには、パワーを有するレンズ群(すなわ
ち、接眼レンズLE,コンデンサーレンズLC,リレー
レンズLR)すべてに回折光学面を設け、それによっ
て、式(C),(D)中の{(φi/νi)+(φi'/νi')}を0にす
ればよいことが分かる。ただし、コンデンサーレンズL
Cに関しては、前述したようにh22,h2・h2#が共に0と
なるため(h2=0,∴h22=h2・h2#=0)、コンデンサーレンズ
LCの屈折光学面は軸上色収差係数L,倍率色収差係数
Tのいずれにも影響しない。従って、軸上色収差と倍率
色収差の両方を補正するためには、接眼レンズLEとリ
レーレンズLRに回折光学面を設ければよいことにな
る。ここで、図2に、リレーファインダー光学系(図1)
の各位置で発生する、屈折光学面,回折光学面での各色
収差を、hi,hi#等と共に+/0/−の符号で示す。
【0025】上述したように接眼レンズLEとリレーレ
ンズLRに回折光学面を設ければ色収差を補正すること
は可能であるが、接眼レンズLEとリレーレンズLRと
の両方に回折光学面を設けると、回折光学面の回折効率
が低下してフレアーが大きくなってしまう。このフレア
ーを小さくするためには、回折光学面の数を少なくする
必要がある。第1,第2の実施の形態のように、1枚の
回折光学面が最も効果的に色収差の補正に寄与しうるよ
うにリレーレンズLRに設けられていれば、接眼レンズ
LEに回折光学面を設ける必要はない。以下に、これを
詳述する。
【0026】リレーレンズLRの屈折光学面が瞳Eの共
役位置PEに一致している場合(図2に示すように共役
位置PEではh3<0,h3#=0である。)、その屈折光学面
に回折光学面を設ければ、リレーレンズLR及び接眼レ
ンズLEの屈折光学面で発生した軸上色収差{h12(φ1/
ν1),h32(φ3/ν3)>0}は、リレーレンズLRの回折光
学面で発生した軸上色収差{h32(φ3'/ν3')<0}で打ち
消されることになる。従って、全系の軸上色収差を補正
することは可能である。しかし、上記回折光学面は倍率
色収差の補正に寄与しないため(h3・h3#=0)、接眼レンズ
LEに回折光学面が設けられていないと、接眼レンズL
Eの屈折光学面で発生した倍率色収差{h1・h1#(φ1/ν1)
>0}が残ることになる。
【0027】瞳Eの共役位置PEと第1の像I1との間
に位置するリレーレンズLRの屈折光学面に回折光学面
を設けると、図2から分かるように、回折光学面でのh3
・h3#が正になってh3・h3#(φ3'/ν3')が負になる。従っ
て、接眼レンズLEの屈折光学面で発生した倍率色収差
{h1・h1#(φ1/ν1)>0}がリレーレンズLRの回折光学面
で発生した倍率色収差{h3・h3#(φ3'/ν3')<0}で打ち消
されることになる。従って、全系の倍率色収差を補正す
ることが可能である。
【0028】以上のように、屈折光学面で発生した色収
差を上記回折光学面で補正することによって、軸上色収
差と倍率色収差を両方とも良好に補正することができ
る。しかも、回折光学面の数を少なくすることができる
ため、回折効率の低下により生じるフレアーを最小限に
抑えることができる。
【0029】ところで、接眼レンズLEにのみ回折光学
面を設けても、接眼レンズLEで発生する軸上色収差と
倍率色収差とをゼロにすることは可能である。しかし、
共役位置PE以降の屈折光学面で発生する軸上色収差は
すべて正であるため、接眼レンズLEの回折光学面で発
生する負の軸上色収差で、全系の軸上色収差を補正しな
ければならなくなる。そのためには、全系の軸上色収差
の補正を考慮して、接眼レンズLEの回折光学面を設計
しなければならない。しかし、全系の軸上色収差の補正
を考慮して接眼レンズLEの回折光学面を設計すると、
全系の倍率色収差が補正過剰になってしまう。つまり、
接眼レンズLEのみに回折光学面を設ける構成では、全
系の軸上色収差及び倍率色収差を同時に良好に補正する
ことができないのである。
【0030】第1の実施の形態では、ファインダー光学
系の観察位置を示す瞳Eが、リレーレンズLRの第2レ
ンズG2の位置とほぼ共役な関係にある。そして、リレ
ーレンズLRを構成している第1レンズG1の瞳E側面
S2(瞳Eの共役位置PEよりも像I1側に位置する。)
に、正のパワーを有する回折光学面が設けられている。
この回折光学面によって、軸上色収差と倍率色収差が補
正される。
【0031】第2の実施の形態では、瞳Eがリレーレン
ズLRの中間位置とほぼ共役な関係にある。そして、1
枚のレンズG1から成るリレーレンズLRの像I1側面
S1(瞳Eの共役位置PEよりも像I1側に位置する。)に
正のパワーを有する回折光学面が設けられている。この
回折光学面によって、軸上色収差と倍率色収差が補正さ
れる。
【0032】第2の実施の形態のように、非球面形状を
有する屈折光学面に回折光学面を設けることが望まし
い。回折光学面のパワーのみでも非球面的効果は得られ
るが、回折光学面が設けられる屈折光学面(ベース面)が
球面であると、色による球面収差,コマ収差が発生す
る。非球面上に回折光学面を設けると、非球面によって
基本的な球面収差を補正し、その上の回折光学面によっ
て色の補正を行うことができる。また、例えば、機械加
工で回折光学面を形成する場合に、非球面形状と回折光
学面の形状とを同時に加工することができるため、製造
工程を短縮するとともに高精度の加工を行うことができ
る。
【0033】また、各実施の形態は、次の条件式(1)を
満足することが望ましい。 0.05<φd/φt<0.2 …(1) ただし、 φd:リレーレンズLRの回折光学面のパワー、 φt:リレーレンズLRの屈折光学面と回折光学面との
パワーの合成値 である。
【0034】条件式(1)の下限を超えると、回折光学面
のパワー不足によって軸上色収差の補正が不十分にな
る。条件式(1)の上限を超えると、回折光学面のパワー
が大きくなり過ぎるため軸上色収差の補正が過剰にな
る。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施したリレーファインダー
光学系の構成を、コンストラクションデータ,収差性能
等を挙げて更に具体的に説明する。ここで例として挙げ
る実施例1,2は、前述した第1,第2の実施の形態に
それぞれ対応する実施例であり、第1,第2の実施の形
態を表す図3,図5は、対応する実施例1,2のレンズ
構成及び光路をそれぞれ示している。
【0036】各実施例のコンストラクションデータにお
いて、Si(i=0,1,2,3,...)は焦点面(すなわち、第1の像
I1)S0側から数えてi番目の面であり、ri(i=0,1,2,
3,...)は焦点面S0側から数えてi番目の面Siの曲率半
径、di(i=0,1,2,3,...)は焦点面S0側から数えてi番目の
軸上面間隔を示している。また、Ni(i=1,2,...),νi(i=
1,2,...)は焦点面S0側から数えてi番目の第iレンズGi(i
=1,2,...)のd線に対する屈折率(Nd),アッベ数(νd)を
示している。
【0037】*印が付された面Siは、非球面で構成され
た面であることを示し、非球面の面形状を表わす次の式
(AS)で定義されるものとする。
【0038】
【数3】
【0039】ただし、式(AS)中、 X :光軸方向の基準面からの変位量、 Y :光軸に対して垂直な方向の高さ、 C :近軸曲率、 K :円錐係数、 Ai:i次の非球面係数 である。
【0040】[HOE]印が付された面Siは、屈折光学面に
回折光学面が形成された面であることを示し、回折光学
面のピッチを決める位相形状を表す次の式(HS)で定義さ
れるものとする。
【0041】
【数4】
【0042】ただし、式(HS)中、 ψ(H):回折面位相関数、 Ci :2i次の回折面位相関数係数、 H :光軸に対して垂直な方向の高さ、 λ0 :設計基準波長(=546.07×10-6mm) である。
【0043】さらに、表2に、各実施例における条件式
(1)の対応値(φd/φt)及び関連データ(φd,φt)を示
す。
【0044】《実施例1》 [面] [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] S0(焦点面) r0= ∞ d0= 47.128 S1 r1= 6.406 d1= 2.715 N1= 1.71300 ν1= 53.93 …G1 S2[HOE] r2= -31.982 d2= 0.635 S3 r3= -12.377 d3= 1.000 N2= 1.5834 ν2= 30.23 …G2 S4 r4= 5.041 d4= 5.034 S5 r5= 16.969 d5= 2.500 N3= 1.70055 ν3= 27.58 …G3 S6 r6= -20.130 d6= 20.619 S7 r7= 1625.620 d7= 5.670 N4= 1.5834 ν4= 30.23 …G4 S8* r8= -12.649 d8= 10.883 S9 r9= 485.576 d9= 1.000 N5= 1.83350 ν5= 21.00 …G5 S10 r10= 34.583 d10= 3.243 S11 r11= 25.757 d11= 3.700 N6= 1.71300 ν6= 53.93 …G6 S12 r12= -40.361 d12=15.000 S13(瞳E) r13= ∞
【0045】 〈非球面係数〉 [面] [K] [A4] [A6] [A8] [A10] S8 -6.39×10-1 3.26×10-5 -8.54×10-7 7.50×10-9 -2.19×10
−11
【0046】 〈回折面位相関数係数〉 [面] [C1] [C2] [C3] [C4] S2 -3.86×10-3 2.21×10-4 -1.27×10-5 4.12×10-7
【0047】《実施例2》 [面] [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] S0(焦点面) r0= ∞ d0= 48.212 S1*[HOE] r1= ∞ d1= 16.000 N1= 1.4914 ν1= 57.82 …G1 S2* r2= -7.992 d2= 27.007 S3* r3= 23.840 d3= 4.000 N2= 1.4914 ν2= 57.82 …G2 S4 r4= -28.571 d4= 10.852 S5* r5= 34.435 d5= 3.800 N3= 1.4914 ν3= 57.82 …G3 S6 r6= -21.134 d6= 18.000 S7(瞳E) r7= ∞
【0048】 〈非球面係数〉 [面] [K] [A4] [A6] [A8] [A10] S1 0.00 -4.36×10-4 1.74×10-6 2.72×10-7 -3.17×10-8 S2 -3.64×10-1 1.53×10-4 4.46×10-6 -2.18×10-7 3.14×10-9 S3 -1.61×10 0.00 0.00 0.00 0.00 S5 1.65 8.79×10-5 -2.10×10-6 1.26×10−8 0.0
【0049】 〈回折面位相関数係数〉 [面] [C1] [C2] [C3] [C4] S1 -4.10×10-3 -1.51×10-5 2.66×10-6 -1.89×10-7
【0050】
【表2】
【0051】図4は実施例1の収差図であり、図6は実
施例2の収差図である(回折光学面の回折次数:+1)。
各収差図中、破線はC線(波長:λC=656.3nm)に対する収
差、実線はe線(波長:λe=546.1nm)に対する収差、一点
鎖線はg線(波長:λg=435.8nm)に対する収差を表してい
る。また、各収差図は、瞳E位置に焦点距離fid=20mmの
理想レンズを置くことにより全体を結像レンズ系として
取り扱った条件での値(mm)で、収差を表している。球面
収差は、瞳Eの半径hを瞳Eの最大有効半径h0で規格化
したh/h0についての収差を表しており、非点収差及び歪
曲は、半画角ω(°)についての収差を表している。ま
た、S1〜S3はサジタル面での非点収差、M1〜M3
はメリディオナル面での非点収差を表している。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
ない回折光学面で色収差が良好に補正されたリレーファ
インダー光学系を実現することができる。回折光学面に
よって色収差が良好に補正されるため、レンズ枚数を少
なくすることが可能である。その結果、リレーファイン
ダー光学系の軽量・コンパクト化及び低コスト化を達成
することができる。また、用いる回折光学面が少なくて
済むため、回折効率の低下に起因するフレアーを最小限
に抑えることができ、更にコストを低く抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なリレーファインダー光学系の近軸配置
及び光路を模式的に示す図。
【図2】図1に示すリレーファインダー光学系の各位置
での光線の高さと色収差との関係を示す図。
【図3】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成及び
光路を示す図。
【図4】実施例1の収差図。
【図5】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成及び
光路を示す図。
【図6】実施例2の収差図。
【符号の説明】
LR …リレーレンズ LC …コンデンサーレンズ LE …接眼レンズ G1 …第1レンズ G2 …第2レンズ G3 …第3レンズ G4 …第4レンズ G5 …第5レンズ G6 …第6レンズ I1 …第1の像 I2 …第2の像 E …瞳 PE …瞳の共役位置 AX …光軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瞳とほぼ共役な関係になるように配置さ
    れ、かつ、第1の像を再結像させることにより第2の像
    を形成するリレーレンズと、前記第2の像を拡大する接
    眼レンズと、を備えたリレーファインダー光学系におい
    て、 前記瞳の共役位置と前記第1の像との間に回折光学面を
    設けたことを特徴とするリレーファインダー光学系。
  2. 【請求項2】 前記回折光学面が前記リレーレンズの非
    球面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    のリレーファインダー光学系。
  3. 【請求項3】 前記回折光学面が前記リレーレンズの屈
    折光学面に設けられており、次の条件を満足することを
    特徴とする請求項1に記載のリレーファインダー光学
    系; 0.05<φd/φt<0.2 ただし、 φd:リレーレンズの回折光学面のパワー、 φt:リレーレンズの屈折光学面と回折光学面とのパワ
    ーの合成値 である。
JP8094129A 1996-04-16 1996-04-16 リレーファインダー光学系 Pending JPH09281416A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8094129A JPH09281416A (ja) 1996-04-16 1996-04-16 リレーファインダー光学系
US08/835,825 US6052234A (en) 1996-04-16 1997-04-16 Viewfinder optical system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8094129A JPH09281416A (ja) 1996-04-16 1996-04-16 リレーファインダー光学系

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09281416A true JPH09281416A (ja) 1997-10-31

Family

ID=14101808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8094129A Pending JPH09281416A (ja) 1996-04-16 1996-04-16 リレーファインダー光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09281416A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6049435A (en) * 1997-10-08 2000-04-11 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Real image finder optical system having a relay lens system
US6144502A (en) * 1997-12-24 2000-11-07 Canon Kabushiki Kaisha Viewfinder optical system and optical apparatus having the same
US7826142B2 (en) 2005-04-29 2010-11-02 Asml Holding N.V. Method for improved optical design using deterministically defined surfaces

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6049435A (en) * 1997-10-08 2000-04-11 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Real image finder optical system having a relay lens system
US6144502A (en) * 1997-12-24 2000-11-07 Canon Kabushiki Kaisha Viewfinder optical system and optical apparatus having the same
US7826142B2 (en) 2005-04-29 2010-11-02 Asml Holding N.V. Method for improved optical design using deterministically defined surfaces

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6844991B2 (en) Fisheye lens
JP3769373B2 (ja) 明るい広角レンズ
JP3248906B2 (ja) ズームレンズ
JP3397439B2 (ja) 結像レンズ
JPS61213817A (ja) ズ−ムフアインダ
JPH06300965A (ja) 広角レンズ
JP4634578B2 (ja) 内視鏡対物変倍光学系
JP3858443B2 (ja) レンズ光学系
JPH11119097A (ja) ズームレンズ
JPH07318803A (ja) リアコンバージョンレンズ
JP2008008981A (ja) ファインダー光学系とこれを有する光学機器
JP2629100B2 (ja) ズームレンズ
JP2005055874A (ja) 接眼レンズ
JP3426378B2 (ja) 内視鏡対物レンズ
JPH06337348A (ja) ガウス型レンズ
JPH052134A (ja) ケプラー式ズームフアインダー光学系
JP3689356B2 (ja) 中望遠レンズ
JP2002040325A (ja) 広角レンズ系
JP2782720B2 (ja) ズームレンズ
JPH10186244A (ja) 接眼レンズ系
JPH09281416A (ja) リレーファインダー光学系
JP2004157477A (ja) 接眼光学系
JPH10282417A (ja) コンパクトなズームレンズ
JPH09281414A (ja) ファインダー光学系
JP4234984B2 (ja) 接眼レンズ