JPH0927978A - 無線選択呼出受信機 - Google Patents
無線選択呼出受信機Info
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- JPH0927978A JPH0927978A JP7177022A JP17702295A JPH0927978A JP H0927978 A JPH0927978 A JP H0927978A JP 7177022 A JP7177022 A JP 7177022A JP 17702295 A JP17702295 A JP 17702295A JP H0927978 A JPH0927978 A JP H0927978A
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- G08—SIGNALLING
- G08B—SIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
- G08B6/00—Tactile signalling systems, e.g. personal calling systems
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Abstract
(57)【要約】
【目的】直流電源の電圧が変動しても呼出報知用バイブ
レータの振動強度の変動が少ない無線選択呼出受信機を
提供する。 【構成】デコーダ5は呼び出しを検知すると方形波信号
発生器51に対して呼出報知の起動を行う。この起動に
より、方形波信号発生回路51は方形波信号Vsを発生
し、微分回路6は方形波信号Vsを微分して微分信号V
fを生じる。微分信号Vfの電圧が直流電源4の直流電
圧Vpより高いとき、コンパレータ7はトランジスタ9
をオンする比較信号Vcを生じる。トランジスタ9がオ
ンになると、直流電源4とトランジスタ9のコレクタと
の間に接続されたバイブレータ10は方形波状の振動駆
動信号を受けて振動を生じる。直流電圧Vpが低下する
と、微分信号Vfが直流電圧Vpより高くなる期間が長
くなるので、トランジスタ9のスイッチ期間が増加し、
バイブレータ10の振動駆動電力が補償される。
レータの振動強度の変動が少ない無線選択呼出受信機を
提供する。 【構成】デコーダ5は呼び出しを検知すると方形波信号
発生器51に対して呼出報知の起動を行う。この起動に
より、方形波信号発生回路51は方形波信号Vsを発生
し、微分回路6は方形波信号Vsを微分して微分信号V
fを生じる。微分信号Vfの電圧が直流電源4の直流電
圧Vpより高いとき、コンパレータ7はトランジスタ9
をオンする比較信号Vcを生じる。トランジスタ9がオ
ンになると、直流電源4とトランジスタ9のコレクタと
の間に接続されたバイブレータ10は方形波状の振動駆
動信号を受けて振動を生じる。直流電圧Vpが低下する
と、微分信号Vfが直流電圧Vpより高くなる期間が長
くなるので、トランジスタ9のスイッチ期間が増加し、
バイブレータ10の振動駆動電力が補償される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は呼出報知をバイブレ
ータの振動によっても行う無線選択呼出受信機に関し、
特に上記バイブレータが方形波状の振動駆動信号を受け
て振動を生じる無線選択呼出受信機に関する。
ータの振動によっても行う無線選択呼出受信機に関し、
特に上記バイブレータが方形波状の振動駆動信号を受け
て振動を生じる無線選択呼出受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の無線選択呼出受信機が、
特開平4−281630号公報および特開平5−191
334号公報に開示されている。これらの無線選択呼出
受信機では、バイブレータでの呼出報知を行わせる場
合、乾電池等,直流電源の直流電力をトランジスタスイ
ッチによって方形波状に断続させ、この方形波信号を振
動板を付加したパルスモータ(またはバイブモータ),
つまりバイブレータに印加して呼出報知のための振動を
生じせしめている。
特開平4−281630号公報および特開平5−191
334号公報に開示されている。これらの無線選択呼出
受信機では、バイブレータでの呼出報知を行わせる場
合、乾電池等,直流電源の直流電力をトランジスタスイ
ッチによって方形波状に断続させ、この方形波信号を振
動板を付加したパルスモータ(またはバイブモータ),
つまりバイブレータに印加して呼出報知のための振動を
生じせしめている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線選
択呼出受信機では、バイブレータ駆動のためには比較的
大きい電流が必要であるため、方形波信号の電源として
大きな電流を供給できる低電圧の直流電源,例えば乾電
池を用いることが多い。しかし、乾電池の起電力は使用
時間とともに減少していくので、方形波信号によるバイ
ブレータの駆動電力も同様に減少していく。バイブレー
タの駆動電力が減少すると、バイブレータの振動強度が
減少する。例えば、方形波信号の電圧が1.5Vから
1.1Vに低下すると、振動強度が46%も減少するこ
とがある。このようなバイブレータの振動強度の減少あ
るいは変動は、呼出報知があることをこの受信機の使用
者に気付かせなくする危険を多くする。
択呼出受信機では、バイブレータ駆動のためには比較的
大きい電流が必要であるため、方形波信号の電源として
大きな電流を供給できる低電圧の直流電源,例えば乾電
池を用いることが多い。しかし、乾電池の起電力は使用
時間とともに減少していくので、方形波信号によるバイ
ブレータの駆動電力も同様に減少していく。バイブレー
タの駆動電力が減少すると、バイブレータの振動強度が
減少する。例えば、方形波信号の電圧が1.5Vから
1.1Vに低下すると、振動強度が46%も減少するこ
とがある。このようなバイブレータの振動強度の減少あ
るいは変動は、呼出報知があることをこの受信機の使用
者に気付かせなくする危険を多くする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による無線選択呼
出受信機は、無線選択呼出信号による呼び出しを検知す
ると呼出報知の起動を行うデコーダと、前記呼出報知の
起動に基づいて生成された方形波状の振動駆動信号を受
けて振動を生じるバイブレータとを少くとも備える無線
選択呼出受信機において、直流電源からの直流電力をオ
ンスイッチして前記振動駆動信号を生じるトランジスタ
スイッチと、前記直流電源の直流電圧値が低下すると前
記トランジスタスイッチのオンスイッチ期間を増加させ
る振動駆動電力補償手段とを備える。
出受信機は、無線選択呼出信号による呼び出しを検知す
ると呼出報知の起動を行うデコーダと、前記呼出報知の
起動に基づいて生成された方形波状の振動駆動信号を受
けて振動を生じるバイブレータとを少くとも備える無線
選択呼出受信機において、直流電源からの直流電力をオ
ンスイッチして前記振動駆動信号を生じるトランジスタ
スイッチと、前記直流電源の直流電圧値が低下すると前
記トランジスタスイッチのオンスイッチ期間を増加させ
る振動駆動電力補償手段とを備える。
【0005】前記無線選択呼出受信機は、前記振動駆動
電力補償手段が、最大電圧がほぼ一定でしかも前記直流
電源の直流電圧より高い方形波信号を前記呼出報知の起
動によって生じる方形波信号発生回路と、前記方形波信
号を微分して微分信号を生じる微分回路と、前記微分信
号の電圧が前記直流電源の直流電圧より高いときに前記
トランジスタスイッチをオンスイッチするコンパレータ
とを備える構成をとることができる。
電力補償手段が、最大電圧がほぼ一定でしかも前記直流
電源の直流電圧より高い方形波信号を前記呼出報知の起
動によって生じる方形波信号発生回路と、前記方形波信
号を微分して微分信号を生じる微分回路と、前記微分信
号の電圧が前記直流電源の直流電圧より高いときに前記
トランジスタスイッチをオンスイッチするコンパレータ
とを備える構成をとることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0007】図1は本発明による無線選択呼出受信機の
一実施の形態の構成図である。図2は本実施の形態にお
ける主要波形図であり、(a)は直流電源4の直流電圧
Vpが高い場合,(b)は低い場合を示している。
一実施の形態の構成図である。図2は本実施の形態にお
ける主要波形図であり、(a)は直流電源4の直流電圧
Vpが高い場合,(b)は低い場合を示している。
【0008】まず、図1を参照すると、この無線選択呼
出受信機は、ページングシステムの無線基地局が送信す
る無線選択呼出信号をアンテナ1を介して受信回路2に
受ける。受信回路2は無線選択呼出信号を受信処理して
デコーダ5が読み取り可能なデジタル信号を生じる。こ
こでデコーダ5は、自己の選択呼出番号を予め記憶して
いるEEPROM,プログラムに従って上記デジタル信
号の処理およびこの無線選択呼出受信機の構成要素の制
御等を行うマイクロプロセッサ,上記プログラムを格納
するROM等を含んでいる。デコーダ5は、上記無線選
択呼出信号を処理したデジタル信号に含まれる選択呼出
番号と上記自己の選択呼出信号との一致を検出すると、
バイブレータ10による振動やスピーカ(図示せず)に
よる鳴音等による呼出報知の起動を行う。
出受信機は、ページングシステムの無線基地局が送信す
る無線選択呼出信号をアンテナ1を介して受信回路2に
受ける。受信回路2は無線選択呼出信号を受信処理して
デコーダ5が読み取り可能なデジタル信号を生じる。こ
こでデコーダ5は、自己の選択呼出番号を予め記憶して
いるEEPROM,プログラムに従って上記デジタル信
号の処理およびこの無線選択呼出受信機の構成要素の制
御等を行うマイクロプロセッサ,上記プログラムを格納
するROM等を含んでいる。デコーダ5は、上記無線選
択呼出信号を処理したデジタル信号に含まれる選択呼出
番号と上記自己の選択呼出信号との一致を検出すると、
バイブレータ10による振動やスピーカ(図示せず)に
よる鳴音等による呼出報知の起動を行う。
【0009】以下、図1および図2を併せ参照すると、
この無線選択呼出受信機は直流電圧Vpを生じる乾電池
等の直流電源4を備える。昇圧回路5は直流電源4の電
圧Vpを昇圧してデコーダ5の動作に必要な安定化され
た電圧Vuを生じる。バイブレータ10による呼出報知
の必要なときには、デコーダ5は内蔵の方形波信号発生
回路51に対して呼出報知の起動を行う。なお、方形波
信号発生回路51は上記マイクロプロセッサによって制
御されるデジタル回路で構成されている。呼出報知の起
動を受けた方形波信号発生回路51は、発生と停止とを
繰り返す周期Tの方形波信号Vsを生じる。この方形波
信号Vsの最大電圧Vhはデコーダ5に供給される電圧
Vuにほぼ近い電圧となる。方形波信号Vsはコンデン
サC1(容量値をCで表わす)と抵抗器R1(抵抗値を
Rで表す)とで構成される微分回路6によって微分され
て微分信号Vfとなる。微分信号Vfの最大電圧は方形
波電圧Vhとほぼ同じ電圧になる。
この無線選択呼出受信機は直流電圧Vpを生じる乾電池
等の直流電源4を備える。昇圧回路5は直流電源4の電
圧Vpを昇圧してデコーダ5の動作に必要な安定化され
た電圧Vuを生じる。バイブレータ10による呼出報知
の必要なときには、デコーダ5は内蔵の方形波信号発生
回路51に対して呼出報知の起動を行う。なお、方形波
信号発生回路51は上記マイクロプロセッサによって制
御されるデジタル回路で構成されている。呼出報知の起
動を受けた方形波信号発生回路51は、発生と停止とを
繰り返す周期Tの方形波信号Vsを生じる。この方形波
信号Vsの最大電圧Vhはデコーダ5に供給される電圧
Vuにほぼ近い電圧となる。方形波信号Vsはコンデン
サC1(容量値をCで表わす)と抵抗器R1(抵抗値を
Rで表す)とで構成される微分回路6によって微分され
て微分信号Vfとなる。微分信号Vfの最大電圧は方形
波電圧Vhとほぼ同じ電圧になる。
【0010】微分信号Vfの電圧と直流電源4の直流電
圧Vpとが昇圧回路3から電圧Vuの電源電圧を供給さ
れているコンパレータ7によって比較される。微分信号
Vfの電圧が直流電圧Vpより高いときにコンパレータ
7からHレベルの比較信号Vcが出力される。この比較
信号Vcは保護用の抵抗器8を介してトランジスタ9の
ベースに供給される。トランジスタ9のコレクタはバイ
ブレータ10の一端に接続され、エミッタは接地されて
いる。ここで、バイブレータ10は、直流電源4から電
圧Vpの直流電力を一端に受け、この一端と他端とを内
部抵抗rのコイルで接続している。比較信号Vcがトラ
ンジスタ9のベースに供給されると、トランジスタ9は
オンスイッチされ、バイブレータ10は直流電圧Vpに
近い端子電圧でしかも周期Tの方形波状の駆動信号Vd
で駆動される。この駆動によってバイブレータ10は振
動を発生する。
圧Vpとが昇圧回路3から電圧Vuの電源電圧を供給さ
れているコンパレータ7によって比較される。微分信号
Vfの電圧が直流電圧Vpより高いときにコンパレータ
7からHレベルの比較信号Vcが出力される。この比較
信号Vcは保護用の抵抗器8を介してトランジスタ9の
ベースに供給される。トランジスタ9のコレクタはバイ
ブレータ10の一端に接続され、エミッタは接地されて
いる。ここで、バイブレータ10は、直流電源4から電
圧Vpの直流電力を一端に受け、この一端と他端とを内
部抵抗rのコイルで接続している。比較信号Vcがトラ
ンジスタ9のベースに供給されると、トランジスタ9は
オンスイッチされ、バイブレータ10は直流電圧Vpに
近い端子電圧でしかも周期Tの方形波状の駆動信号Vd
で駆動される。この駆動によってバイブレータ10は振
動を発生する。
【0011】いま、直流電源4が新しくて高い電圧V1
の直流電圧Vpを生じる場合には(図2(a)参照)、
微分信号Vfの電圧は短い時間Thの期間だけ断続的に
直流電圧V1より高くなる。コンパレータ7は比較信号
Vcをこの時間Thだけ周期的に出力してトランジスタ
9をオンスイッチし、従って、バイブレータ10は断続
する時間,Th期間において振動を生じる。このときの
バイブレータ10の端子電圧はほぼV1であり、バイブ
レータ10を駆動する電力PdはV12 ×Thに比例す
る。
の直流電圧Vpを生じる場合には(図2(a)参照)、
微分信号Vfの電圧は短い時間Thの期間だけ断続的に
直流電圧V1より高くなる。コンパレータ7は比較信号
Vcをこの時間Thだけ周期的に出力してトランジスタ
9をオンスイッチし、従って、バイブレータ10は断続
する時間,Th期間において振動を生じる。このときの
バイブレータ10の端子電圧はほぼV1であり、バイブ
レータ10を駆動する電力PdはV12 ×Thに比例す
る。
【0012】また、直流電源4がかなり使用されて低い
電圧V2の直流電圧Vpを生じる場合には(図2(b)
参照)、微分信号Vfの電圧は時間Thより長いTl期
間だけ断続的に直流電圧V2より高くなる。コンパレー
タ7は比較信号VcをこのTl期間だけ繰り返し出力し
てトランジスタ9をオンスイッチし、従って、直流電源
4の電圧Vpが低い図2(b)の場合にはバイブレータ
10は断続する時間Tl期間において振動を生じる。こ
のときのバイブレータ10の端子電圧VdはほぼV2で
あり、バイブレータ10の駆動電力PdはV2 2 ×Tl
に比例する。
電圧V2の直流電圧Vpを生じる場合には(図2(b)
参照)、微分信号Vfの電圧は時間Thより長いTl期
間だけ断続的に直流電圧V2より高くなる。コンパレー
タ7は比較信号VcをこのTl期間だけ繰り返し出力し
てトランジスタ9をオンスイッチし、従って、直流電源
4の電圧Vpが低い図2(b)の場合にはバイブレータ
10は断続する時間Tl期間において振動を生じる。こ
のときのバイブレータ10の端子電圧VdはほぼV2で
あり、バイブレータ10の駆動電力PdはV2 2 ×Tl
に比例する。
【0013】従って、バイブレータ10の駆動時間,つ
まり比較信号Vcの存続時間をTdとするとき、Vp2
×Td≒V12 ×Th≒V2 2 ×Tlを満足するように
微分回路6の時定数C・Rを調整することで、直流電源
4の直流電圧Vpが変動してもバイブレータ10の駆動
電力Pdをほぼ一定に保つことができる。バイブレータ
10の端子電圧Vdが変化しても、この電力Pdが同じ
であればバイブレータ10が発生する振動の強度は変化
が少ない。
まり比較信号Vcの存続時間をTdとするとき、Vp2
×Td≒V12 ×Th≒V2 2 ×Tlを満足するように
微分回路6の時定数C・Rを調整することで、直流電源
4の直流電圧Vpが変動してもバイブレータ10の駆動
電力Pdをほぼ一定に保つことができる。バイブレータ
10の端子電圧Vdが変化しても、この電力Pdが同じ
であればバイブレータ10が発生する振動の強度は変化
が少ない。
【0014】なお、本実施の形態の無線選択呼出受信機
は、バイブレータ10の駆動電力Pdに関する式Vp2
×Td≒V12 ×Th≒V2 2 ×Tlが満足されなくて
も、直流電圧Vpの変動をバイブレータ10の駆動時間
Tdで補償しているので、バイブレータ10の振動強度
の変化を直流電圧Vpの変動より少くできることは明ら
かである。
は、バイブレータ10の駆動電力Pdに関する式Vp2
×Td≒V12 ×Th≒V2 2 ×Tlが満足されなくて
も、直流電圧Vpの変動をバイブレータ10の駆動時間
Tdで補償しているので、バイブレータ10の振動強度
の変化を直流電圧Vpの変動より少くできることは明ら
かである。
【0015】図3は図1の実施の形態による一例の諸パ
ラメータを示す図である。以下、図1,図2および図3
を併せ参照して、本実施の形態における諸パラメータの
決定方法について詳細に説明する。
ラメータを示す図である。以下、図1,図2および図3
を併せ参照して、本実施の形態における諸パラメータの
決定方法について詳細に説明する。
【0016】まず、説明を簡単にするため、トランジス
タ8のオン電圧を無視してバイブレータ10の駆動電圧
Vdが直流電源4の電圧Vpに等しいとし、方形波信号
発生器51からの方形波信号Vsのピーク電圧Vh,お
よび微分回路6からの微分信号Vfのピーク電圧を昇圧
回路3の出力電圧Vu=2.2Vに等しいとする。この
仮定と実際回路定数とのずれが通常の設計手法で容易に
補正できることは、以下の説明で容易に理解されること
と思われる。
タ8のオン電圧を無視してバイブレータ10の駆動電圧
Vdが直流電源4の電圧Vpに等しいとし、方形波信号
発生器51からの方形波信号Vsのピーク電圧Vh,お
よび微分回路6からの微分信号Vfのピーク電圧を昇圧
回路3の出力電圧Vu=2.2Vに等しいとする。この
仮定と実際回路定数とのずれが通常の設計手法で容易に
補正できることは、以下の説明で容易に理解されること
と思われる。
【0017】バイブレータ10の駆動電力Pdは(1)
式のとおりである。但し、バイブレータ10の駆動電流
をIdとする。
式のとおりである。但し、バイブレータ10の駆動電流
をIdとする。
【0018】 Pd=Id・Vp=(Vp/r)・(Td/T)・Vp =Vp2 ・Td/(r・T) …(1) (1)式において電圧Vpの変化(低下)があっても駆
動電力Pdが変化しない関数を探索すると、(2)式が
得られる。
動電力Pdが変化しない関数を探索すると、(2)式が
得られる。
【0019】 Vp2 ・Td=Pd・r・T Vp={Pd・r・T/(Td)}1/2 =(A/Td)1/2 …(2) 但し、A=Pd・r・Tである。
【0020】(2)式を満たす回路を実現するのは困難
であるので、実動作で用いられる電圧Vpの範囲(1.
1V〈Vp〈1.5V)において(2)式に近い関数を
実現することを考える。方形波信号Vsおよび微分信号
Vfのピーク電圧を2.2Vとしたので、微分信号Vf
の波形は(3)式で表わされる。
であるので、実動作で用いられる電圧Vpの範囲(1.
1V〈Vp〈1.5V)において(2)式に近い関数を
実現することを考える。方形波信号Vsおよび微分信号
Vfのピーク電圧を2.2Vとしたので、微分信号Vf
の波形は(3)式で表わされる。
【0021】 Vf=2.2e-t/(C・R) …(3) Vf=Vp,t=Tdとして、(3)式が(2)式に近
づく関数になるように時定数C・Rを決めれば、電圧V
pが変化しても駆動電力Pdが変化しない。
づく関数になるように時定数C・Rを決めれば、電圧V
pが変化しても駆動電力Pdが変化しない。
【0022】(3)式より、(4)式が導出される。
【0023】 C・R=Td/{ln(Vp/2.2)} …(4) (2)式を用いて1.5Vから1.1Vまでの電圧Vp
にそれぞれ対応する駆動期間Tdを求め、(4)式にこ
の求めた電圧Vpと駆動期間Tdを代入すると、電圧V
pが変化しても駆動電力Pdを一定にする微分回路6の
時定数C・Rが決定される(図3参照)。
にそれぞれ対応する駆動期間Tdを求め、(4)式にこ
の求めた電圧Vpと駆動期間Tdを代入すると、電圧V
pが変化しても駆動電力Pdを一定にする微分回路6の
時定数C・Rが決定される(図3参照)。
【0024】時定数C・Rは1.12Aから1.20A
の範囲にばらついているので、ばらつきが少くなるよう
に算術平均をとって時定数C・Rを1.15Aに決定す
る。電圧Vpと時定数C・R=1.15Aを(4)式に
代入すると、各電圧Vpごとのバイブレータ10の駆動
期間Tdが(5)式を用いて明らかになる。
の範囲にばらついているので、ばらつきが少くなるよう
に算術平均をとって時定数C・Rを1.15Aに決定す
る。電圧Vpと時定数C・R=1.15Aを(4)式に
代入すると、各電圧Vpごとのバイブレータ10の駆動
期間Tdが(5)式を用いて明らかになる。
【0025】 Td=−C・R・ln(Vp/2.2) …(5) バイブレータ10の内部抵抗rと方形波信号Vsの周期
Tとは固定であるので、電圧Vp=1.5Vのときのバ
イブレータ10の駆動電力Pdを基準駆動電力Pd0と
して(1)式に電圧Vpと駆動期間Tdを代入すると、
各電圧Vpごとの駆動電力Pdが求まる。即ち、上述の
とおりに諸パラメータを選ぶと、直流電源4の電圧Vp
が1.5Vから1.1Vに低下しても、バイブレータ1
0の駆動電力Pdの最大変化量は6%に留まる(図3参
照)。上述のとおり、図1の無線選択呼出受信機は、直
流電源4の電圧Vpが低下しても、バイブレータ10の
駆動電力Pdをほぼ一定に保つことができるので、バイ
ブレータ10の振動強度の変化を少くできるという効果
がある。
Tとは固定であるので、電圧Vp=1.5Vのときのバ
イブレータ10の駆動電力Pdを基準駆動電力Pd0と
して(1)式に電圧Vpと駆動期間Tdを代入すると、
各電圧Vpごとの駆動電力Pdが求まる。即ち、上述の
とおりに諸パラメータを選ぶと、直流電源4の電圧Vp
が1.5Vから1.1Vに低下しても、バイブレータ1
0の駆動電力Pdの最大変化量は6%に留まる(図3参
照)。上述のとおり、図1の無線選択呼出受信機は、直
流電源4の電圧Vpが低下しても、バイブレータ10の
駆動電力Pdをほぼ一定に保つことができるので、バイ
ブレータ10の振動強度の変化を少くできるという効果
がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、直流電源
からの直流電力をオンスイッチしてバイブレータの振動
駆動信号を生じるトランジスタスイッチと、前記直流電
源の直流電圧値が低下すると前記トランジスタスイッチ
のオンスイッチ期間を増加させる振動駆動電力補償手段
とを備えるので、前記直流電圧値が変化してもこの変化
を補償して前記バイブレータの振動強度の変化を少くで
きる効果がある。
からの直流電力をオンスイッチしてバイブレータの振動
駆動信号を生じるトランジスタスイッチと、前記直流電
源の直流電圧値が低下すると前記トランジスタスイッチ
のオンスイッチ期間を増加させる振動駆動電力補償手段
とを備えるので、前記直流電圧値が変化してもこの変化
を補償して前記バイブレータの振動強度の変化を少くで
きる効果がある。
【図1】本発明による無線選択呼出受信機の一実施の形
態を示す構成図である。
態を示す構成図である。
【図2】本実施の形態における主要波形図である。
【図3】本実施の形態による一例の諸パラメータを示す
図である。
図である。
1 アンテナ 2 受信回路 3 昇圧回路 4 直流電源 5 デコーダ 51 方形波信号発生回路 6 微分回路 7 コンパレータ 8 抵抗器 9 トランジスタ 10 バイブレータ C1 コンデンサ R1 抵抗器
Claims (2)
- 【請求項1】 無線選択呼出信号による呼び出しを検知
すると呼出報知の起動を行うデコーダと、前記呼出報知
の起動に基づいて生成された方形波状の振動駆動信号を
受けて振動を生じるバイブレータとを少くとも備える無
線選択呼出受信機において、 直流電源からの直流電力をオンスイッチして前記振動駆
動信号を生じるトランジスタスイッチと、前記直流電源
の直流電圧値が低下すると前記トランジスタスイッチの
オンスイッチ期間を増加させる振動駆動電力補償手段と
を備えることを特徴とする無線選択呼出受信機。 - 【請求項2】 前記振動駆動電力補償手段が、最大電圧
がほぼ一定でしかも前記直流電源の直流電圧より高い方
形波信号を前記呼出報知の起動によって生じる方形波信
号発生回路と、前記方形波信号を微分して微分信号を生
じる微分回路と、前記微分信号の電圧が前記直流電源の
直流電圧より高いときに前記トランジスタスイッチをオ
ンスイッチするコンパレータとを備えることを特徴とす
る請求項1記載の無線選択呼出受信機。
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