JPH09279626A - 地下掘削残土の搬出方法 - Google Patents

地下掘削残土の搬出方法

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JPH09279626A
JPH09279626A JP9411896A JP9411896A JPH09279626A JP H09279626 A JPH09279626 A JP H09279626A JP 9411896 A JP9411896 A JP 9411896A JP 9411896 A JP9411896 A JP 9411896A JP H09279626 A JPH09279626 A JP H09279626A
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container
soil
self
residual soil
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JP9411896A
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Inventor
Nobuyuki Miyoshi
信行 三好
Kunio Kamata
國男 鎌田
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下部分を掘削バケットで掘削すると、バケ
ット開閉装置が常に取付けられた状態になると共に、掘
削バケットの容量が限定されてしまうため、土砂の搬出
効率が著しく悪化する。 【解決手段】 地下部分を掘削した残土を前記コンテナ
42に積込む残土積込み工程と、残土を積込んだコンテ
ナ42を天井クレーン30に吊り上げて予め待機した自
走台車32まで搬送して、このコンテナ42を自走台車
32に積替えるコンテナ搬送工程と、コンテナ42を積
んだ自走台車32を軌道34に沿ってホッパー36位置
まで移動する台車移動工程と、自走台車32に積込んだ
コンテナ42の残土をホッパー36に投入し、このホッ
パー36の下に待機するダンプトラック38に残土を積
載して搬出する残土搬出工程とを経て、掘削残土が外方
に搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の地下部分
を掘削する際に出た残土を、この掘削工事と並行して行
われる他の工事を阻害するのを極力低減しつつ効率良く
外方に搬出するようにした地下掘削残土の搬出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】建築物の地下階を構築するに、地下部分
を掘削した際に出る残土は順次地上に搬送して、搬出車
両で外方に搬出するようになっている。ところで、掘削
残土を地上に搬送するにあたって、例えば特開平6−1
71888号公報(B66C7/12)に開示されるよ
うに、上部の建築構造体に取付けた資材搬送用の天井ク
レーンを用いることが知られている。
【0003】即ち、かかる資材搬送用の天井クレーンで
は、各階床下部に下部ホイストレール2を設置すると共
に、上階の床下部に上部ホイストレールを設置し、この
上部ホイストレールを走行する横行巻き上げ装置から昇
降レールを懸吊し、この昇降レールを走行する走行トロ
リーに取付けた吊りフックに資材を吊下げるようになっ
ている。そして、前記吊りフックを掘削バケットに取り
替えることにより、この掘削バケットで地下部分の掘削
を行うことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の地下掘削を兼ねた資材搬送装置にあっては、地下
部分を掘削する場合に吊りフックを掘削バケットに取り
替えるようになっているが、この掘削バケットは開閉す
るための操作ワイヤまたは油圧機器用電源ケーブル等の
バケット開閉装置を必要とする。このため、天井クレー
ンは掘削バケットを用いない場合にも、前記バケット開
閉装置が常に取付けられた状態となって邪魔であり、搬
送作業の能率が悪化する。
【0005】また、地下部分を掘削する場合、前記掘削
バケット内に掘削した土砂を掴持した状態で搬出車両ま
で搬送し、この掘削バケットから搬出車両に直接土砂を
積載する必要がある。このため、搬出車両に土砂を満載
するためには掘削バケットを複数回往復移動するか、若
しくは、搬出車両による一回の運搬量を掘削バケットの
容量に限定する必要があり、土砂の搬出効率が著しく悪
化するという課題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、トレイ状のコンテナに残土を一旦積込み、このコン
テナを所定場所に移動して搬出車両に積載することによ
り、残土の搬出効率を向上するようにした地下掘削残土
の搬出方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、地下部分を掘削した残土をトレイ状のコ
ンテナに積込む残土積込み工程と、残土を積込んだコン
テナを天井クレーンに吊り上げて予め待機した自走台車
まで搬送して、このコンテナを自走台車に積替えるコン
テナ搬送工程と、コンテナを積んだ自走台車を軌道に沿
ってホッパー位置まで移動する台車移動工程と、自走台
車に積込んだコンテナの残土をホッパーに投入し、この
ホッパーの下に待機する搬出車両に残土を積載して搬出
する残土搬出工程と、を備える。
【0008】また、前記コンテナに、残土の積込み部分
を傾斜させる排土機構を設けることが望ましい。
【0009】更に、前記自走台車が走行する軌道を、ト
ラバーサ設備を備えた複線とすることが望ましい。
【0010】以上の構成により本発明の掘削残土の搬出
方法にあっては、残土積込み工程で残土を積込んだコン
テナを、コンテナ搬送工程で自走台車まで搬送してこの
自走台車に積替え、このコンテナを積んだ自走台車を台
車移動工程でホッパー位置まで移動した後、コンテナの
残土を残土搬出工程によりホッパーに投入し、搬出車両
に積載して運び出すようになっている。従って、搬出車
両に積載できる残土の容量を前記コンテナの容量で決定
することができるため、このコンテナの容量を大きく設
定しておくことにより、一度のコンテナの搬送で残土を
搬出車両に満載することができ、搬出効率を向上するこ
とができる。ところで、前記自走台車の軌道および搬出
車両の残土積載位置を予め決定しておくことができるた
め、この残土の搬出車両の運行経路を固定化することが
できる。このため、他の工事用車両との運行経路を異な
らせることが可能となり、地下の掘削工事と並行作業で
行われる他の工事を阻害するのが防止される。
【0011】また、前記コンテナに、残土の積込み部分
を傾斜させる排土機構を設けることにより、この排土機
構を作動すると残土の積込み部分が傾斜してコンテナの
残土をホッパーに簡単に投入することができる。
【0012】更に、前記自走台車が走行する軌道を、ト
ラバーサ設備を備えた複線とすることにより、残土を積
込んだコンテナを乗せた自走台車を一方の軌道に複数待
機させ、かつ、空のコンテナを乗せた自走台車を他方の
軌道に複数待機させることができるため、搬出車両の不
規則な運行時にこの搬出車両を待つこと無く、待機した
自走台車を順次繰り出してコンテナへの残土の積込みを
遂行することができ、掘削した残土の搬出効率を大幅に
向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照して詳細に説明する。図1から図4は本発明にか
かる地下掘削残土の搬出方法の第1実施例を示し、図1
は本発明の搬出方法を適用した地下掘削途中を示すビル
の平面図、図2は掘削残土の搬出部分を示す要部拡大平
面図、図3は掘削残土の搬出部分を示す要部拡大正面
図、図4は掘削残土の搬出部分を示す要部拡大側面図で
ある。
【0014】即ち、本実施例の掘削残土の搬出方法は逆
打工法により構築されるビルに適用した場合を例にとっ
て示し、この逆打工法では図1に示すように、まず地下
掘削部分の外周に地中連続壁10を打設し、かつ、この
地中連続壁10の内側に構真柱12を碁盤の目状に多数
打設した後、地上躯体部分14の工事と地下躯体部分1
6の工事とを同時進行するようになっている。
【0015】地下躯体部分16の工事では、まず地面を
略床面厚さ分だけ一次掘削して一階床面18を構築し、
この一階床面18を作業足場として更に地下部分を掘削
する。地下部分の掘削では、地下一階部分B1を掘削し
た段階で地下一階の床面(フラットスラブ)20を構築
し、その後、地下階毎に掘削と床面(フラットスラブ)
構築とを繰り返しつつ地下部分の工事を進行して行く。
一方、地上躯体部分14の工事では、前記構真柱12に
連続して地上柱22を構築しつつ、二階床面24,三階
床面26、そして、更に上層階の床面を順次構築して行
く。そして、前記一階床面18および順次構築される地
下階の床面20,…には、資材の搬入および掘削残土の
搬出のための開口部28が形成される。
【0016】ところで、地下階の掘削を行うにあたっ
て、図示は省略したが前記開口部28から掘削機が搬入
され、この掘削機によって地下部分の掘削が行われる。
【0017】ここで、本実施例では地下掘削した残土を
搬出するにあたって、三階床面26に天井クレーン30
を設置すると共に、二階床面24の上面に自走台車32
の軌道34を敷設する。前記天井クレーン30は前記開
口部28上を通り、この天井クレーン30と前記自走台
車32の軌道34とは直交関係に配置される。尚、前記
天井クレーン30はテルハ式クレーンを用いることもで
きる。
【0018】また、前記軌道34の前記開口部28とは
反対側の側方には、二階床面24を貫通するようにホッ
パー36が取付けられ、このホッパー36の下側の一階
床面18上には、運搬車両としてのダンプトラック38
が出入りする土砂積込みスペース40が設けられる。
【0019】前記掘削機で掘削した残土は、前記開口部
28の下方の掘削面に置かれるトレイ状のコンテナ42
に積込むようになっており、このコンテナ42は前記天
井クレーン30の吊り具30aに玉掛けされる。ところ
で、前記コンテナ42には残土の積込み部分、つまりト
レイ部分を片側に傾斜させる排土機構が組込まれ、積込
んだ残土を前記ホッパー36に投入する際にこの排土機
構が作動される。
【0020】そして、かかる残土排出システムを備えた
地下躯体部分14の工事は、地下部分を掘削した残土を
前記コンテナ42に積込む残土積込み工程と、残土を
積込んだコンテナ42を天井クレーン30に吊り上げて
予め待機した自走台車32まで搬送して、このコンテナ
42を自走台車32に積替えるコンテナ搬送工程と、
コンテナ42を積んだ自走台車32を軌道34に沿って
ホッパー36位置まで移動する台車移動工程と、自走
台車32に積込んだコンテナ42の残土をホッパー36
に投入し、このホッパー36の下に待機するダンプトラ
ック38に残土を積載して搬出する残土搬出工程とを
経て、掘削残土が外方に搬出される。
【0021】次に、前記,,,に示す各工程の
作動を順を追って詳細に説明する。 残土積込み工程 まず、天井クレーン30によって空のコンテナ42を開
口部28下部の掘削面に吊り下ろしておき、このコンテ
ナ42に掘削機で掘削した残土を積込む。このとき、天
井クレーン30の吊り具30aはコンテナ42から外し
て巻上げておく。
【0022】コンテナ搬送工程 コンテナ42に残土を積込んだ後、天井クレーン30の
吊り具30aを下降してこのコンテナ42に玉掛けし、
天井クレーン30を巻上げてコンテナ42を地上の二階
部分まで吊り上げる。このとき、空の自走台車32は開
口部28の側方の定位置Aに待機しており、前記コンテ
ナ42を吊り上げた状態で天井クレーン30をこの自走
台車32の上方まで移動する。そして、残土を積込んだ
コンテナ42を自走台車32に下ろして乗せ、吊り具3
0aをコンテナ42から外す。その後、天井クレーン3
0は吊り具30aをコンテナ42と干渉しない程度に上
昇し、空のコンテナ42を乗せた自走台車32が定位置
Aまで来るのを待つ。
【0023】台車移動工程 自走台車32は、定位置Aで土砂を積込んだコンテナ4
2を乗せた後、軌道34上を図2中右方に移動してホッ
パー36の側方の積込み位置Bで停止する。尚、図4に
示すように空のコンテナ42を乗せた他の自走台車32
を、ホッパー36を設けた側とは反対側に設けた待機位
置Cに待機させておくことができる。
【0024】残土搬出工程 積込み位置Bで停止した自走台車32は、ダンプトラッ
ク38が土砂積込みスペース40に位置した状態で、コ
ンテナ42の排土機構を作動してトレイ部分を傾斜さ
せ、積込んだ残土をホッパー36内に投入してダンプト
ラック38に積載する。このとき、前記コンテナ42の
容量をダンプトラック38の満載容量に設定しておくが
可能で、コンテナ42一台に積込んだ土砂でダンプトラ
ック38を満載することができる。そして、残土を積載
したダンプトラック38を運転して、所定の投棄場所に
残土を搬出する。尚、空になったコンテナ42を乗せた
自走台車32は天井クレーン30下方の定位置Aまで移
動して、空のコンテナ42を天井クレーン30で吊り上
げた後、開口部28から掘削面まで下降する。
【0025】従って、本実施例の掘削残土の搬出方法に
あっては、残土積込み工程で残土を積込んだコンテナ
42を、コンテナ搬送工程で自走台車32まで搬送し
てこの自走台車32に積替え、このコンテナ42を積ん
だ自走台車32を台車移動工程でホッパー36位置ま
で移動した後、コンテナ42の残土を残土搬出工程に
よりホッパー36に投入し、ダンプトラック38に積載
して運び出すようになっている。
【0026】従って、前記ダンプトラック38に積載で
きる残土の容量を、前記コンテナ42の容量で決定する
ことができ、本実施例ではコンテナ42の容量をダンプ
トラック38の満載容量に設定しておくが可能で、コン
テナ42一台に積込んだ残土でダンプトラック38を満
載することができるため、残土の搬出効率を大幅に向上
することができる。
【0027】また、掘削した残土はコンテナ42に積込
んで所定場所から天井クレーン30によって作業足場と
ならない二階部分まで吊り上げ、二階床面24上でこの
コンテナ42を自走台車32に乗せて積込み位置Bまで
移動して、残土をダンプトラック38に積載するように
した。このため、自走台車32が走行される軌道34を
一階床面18から外すことができると共に、ダンプトラ
ック38の残土積載位置40を予め決定しておくことが
できるため、前記ダンプトラック38の運行経路を一階
床面18上で固定化することができる。このため、他の
工事用車両との運行経路を異ならせることが可能とな
り、地下の掘削工事と並行作業で行われる他の工事、例
えば、資材の搬入作業等を阻害するのを防止でき、ビル
の構築作業全般の作業効率を大幅に向上して、工期の短
縮化を図ることができる。
【0028】更に、前記コンテナ42には残土を積込ん
だトレイ部分を傾斜させる排土機構を設けたので、この
コンテナ42からホッパー36に残土を投入する際に、
この排土機構の作動でコンテナ42の残土をホッパー3
6に簡単に投入することができる。また、前記ホッパー
36を用いて残土をダンプトラック38に積載すること
により、残土を積載する際の騒音とか残土の飛散を防止
することができる。
【0029】ところで、本実施例の掘削残土の搬出方法
では、掘削機,コンテナ42の排土機構,天井クレーン
30および自走台車32による土砂の掘削,垂直水平搬
送および積込みを、無線式遠隔操作と半自動運転を用い
システム化することが望ましい。
【0030】図5から図8は本発明の第2実施例を示
し、前記第1実施例と同一構成部分に同一符号を付して
重複する説明を省略して述べる。尚、図5は図1に対応
する地下掘削途中を示すビルの平面図、図6は図2に対
応する掘削残土の搬出部分を示す要部拡大平面図、図7
は図3に対応する掘削残土の搬出部分を示す要部拡大正
面図、図8は図4に対応する掘削残土の搬出部分を示す
要部拡大側面図である。即ち、この実施例では自走台車
32が移動する軌道34を、トラバーサ設備を備えた複
線化し、複数の自動台車32を片側の軌道に待機できる
ようになっている。この実施例の前記軌道34は、開口
部28とホッパー36の側方とを結ぶメイン軌道34a
と、このメイン軌道34aの側方に平行配置されるサブ
軌道34bとで構成され、これらメイン軌道34aとサ
ブ軌道34b間にはサブ軌道34bの両端部に位置して
トラバーサ50,50aが設けられる。
【0031】従って、この実施例ではトラバーサ50,
50aによりメイン軌道34aとサブ軌道34bとの間
で自走台車32を自由に移動することが可能となる。こ
のため掘削した残土を搬出する際には、まず、残土積込
み工程により残土を積込んだコンテナ42を開口部28
から天井クレーン30で吊り上げて、メイン軌道34a
上に位置する自走台車32に乗せる(コンテナ搬送工
程)。
【0032】そして、コンテナ42を乗せた自走台車3
2はメイン軌道34aの中間部分の待機位置Dに移動し
て待機する。また、これと同時に前記待機位置Dに待機
している先頭(図6中右側)の自走台車32はホッパー
36の側方の積込み位置Eに移動(台車移動工程)し、
ダンプトラック38が所定位置に付いた時点で、この自
走台車32に乗せたコンテナ42の排土機構を作動し
て、残土をホッパー36に投入してダンプトラック42
に積載する(残土搬出工程)。
【0033】ここで本実施例では軌道34を複線化した
ので、残土を排出した空のコンテナ42を乗せた自走台
車32を、トラバーサ50によりサブ軌道34bに移動
して待機させることができる。これと同時に前記待機位
置Dの先頭の自走台車32は積込み位置Eに移動される
ことになる。そして、サブ軌道34bに位置していた空
のコンテナ42を乗せた先頭(図6中左側)の自走台車
32はトラバーサ50aによりメイン軌道34bに移動
する。
【0034】その後、自走台車32を天井クレーン30
位置まで走行させて、空のコンテナ42を天井クレーン
30で吊り上げて開口部28から掘削面に下ろす。この
とき、空になったメイン軌道34a上の自走台車32
は、掘削面に下ろしたコンテナ42が残土を積込んで天
井クレーン30により吊り上げられて来るまで待機す
る。そして、残土を積込んだコンテナ42を乗せた後、
自走台車32は待機位置Dの末尾に移動して待機する。
【0035】従って、この実施例では前記第1実施例と
同様の機能を発揮できるのは勿論のこと、自走台車32
が走行する軌道34を、トラバーサ50,50a設備を
備えたメイン軌道34aとサブ軌道34bとによって複
線化したことにより、自走台車32をメイン軌道34a
の待機位置Dおよびサブ軌道34bに複数待機すること
ができる。このため、ダンプトラック38の不規則な運
行時にこのダンプトラック38が土砂積込みスペース4
0に入るのを待つこと無く、待機した自走台車32を順
次繰り出してコンテナへ42の残土の積込みを遂行する
ことができ、掘削した残土の搬出効率を大幅に向上する
ことができる。
【0036】尚、上述した第1,第2実施例では逆打工
法により掘削される残土の搬出方法を例にとって示した
が、これに限る事なく通常の工法による地下部分の掘削
による残土の搬出方法にあっても本発明を適用できるこ
とはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す掘削残土の搬出方法にあっては、掘削した残土をコ
ンテナに積込み(残土積込み工程)、残土を積込んだコ
ンテナを天井クレーンで自走台車まで搬送してこの自走
台車に積替え(コンテナ搬送工程)、このコンテナを積
んだ自走台車をホッパー位置まで移動(台車移動工程)
した後、コンテナの残土をホッパーに投入し、搬出車両
に積載して運び出す(残土搬出工程)ようになってい
る。従って、一度のコンテナの搬送で残土を搬出車両に
満載することができ、搬出効率を向上することができる
と共に、自走台車の軌道および搬出車両の残土積載位置
を予め決定しておくことができるため、この残土の搬出
車両の運行経路を固定化することができ、他の工事用車
両との運行経路を異ならせて、地下の掘削工事と並行作
業で行われる他の工事を阻害するのを防止することがで
きる。
【0038】また、本発明の請求項2にあっては、前記
コンテナに、残土の積込み部分を傾斜させる排土機構を
設けたので、この排土機構の作動により残土の積込み部
分が傾斜してコンテナの残土をホッパーに簡単に投入す
ることができる。
【0039】更に、本発明の請求項3にあっては、前記
自走台車が走行する軌道を、トラバーサ設備を備えた複
線としたので、残土を積込んだコンテナを乗せた自走台
車を一方の軌道に複数待機させ、かつ、空のコンテナを
乗せた自走台車を他方の軌道に複数待機させることがで
きるため、搬出車両の不規則な運行時にこの搬出車両を
待つこと無く、待機した自走台車を順次繰り出してコン
テナへの残土の積込みを遂行することができ、掘削した
残土の搬出効率を大幅に向上することができるという各
種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる地下掘削残土の搬出方法の第1
実施例を示す地下掘削途中にあるビルの平面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す掘削残土の搬出部分
の要部拡大平面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す掘削残土の搬出部分
の要部拡大正面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す掘削残土の搬出部分
の要部拡大側面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す地下掘削途中のビル
の平面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す掘削残土の搬出部分
の要部拡大平面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す掘削残土の搬出部分
の要部拡大正面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す掘削残土の搬出部分
の要部拡大側面図である。
【符号の説明】
10 地中連続壁 12 構真柱 14 地上躯体部分 16 地下躯体部分 18 一階床面 22 地上柱 24 二階床面 26 三階床面 28 開口部 30 天井クレーン 32 自走台車 34 軌道 34a メイン軌道 34b サブ軌道 36 ホッパー 38 ダンプトラック(運搬車両) 40 土砂積込みスペース 42 コンテナ 50,50a トラバーサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下部分を掘削した残土をトレイ状のコ
    ンテナに積込む残土積込み工程と、残土を積込んだコン
    テナを天井クレーンに吊り上げて予め待機した自走台車
    まで搬送して、このコンテナを自走台車に積替えるコン
    テナ搬送工程と、コンテナを積んだ自走台車を軌道に沿
    ってホッパー位置まで移動する台車移動工程と、自走台
    車に積込んだコンテナの残土をホッパーに投入し、この
    ホッパーの下に待機する搬出車両に残土を積載して搬出
    する残土搬出工程と、を備えたことを特徴とする地下掘
    削残土の搬出方法。
  2. 【請求項2】 前記コンテナに、残土の積込み部分を傾
    斜させる排土機構を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の地下掘削残土の搬出方法。
  3. 【請求項3】 前記自走台車が走行する軌道を、トラバ
    ーサ設備を備えた複線としたことを特徴とする請求項1
    に記載の地下掘削残土の搬出方法。
JP9411896A 1996-04-16 1996-04-16 地下掘削残土の搬出方法 Pending JPH09279626A (ja)

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JP9411896A Pending JPH09279626A (ja) 1996-04-16 1996-04-16 地下掘削残土の搬出方法

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JP (1) JPH09279626A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101942839A (zh) * 2010-09-10 2011-01-12 丁慈鑫 一种进入沉井内部运土的施工方法
CN105544546A (zh) * 2015-12-03 2016-05-04 上海建工一建集团有限公司 用于地下工程的废弃物清理运输装置及方法

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