JPH09278257A - 印字装置における排紙トレイ - Google Patents

印字装置における排紙トレイ

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JPH09278257A
JPH09278257A JP11568096A JP11568096A JPH09278257A JP H09278257 A JPH09278257 A JP H09278257A JP 11568096 A JP11568096 A JP 11568096A JP 11568096 A JP11568096 A JP 11568096A JP H09278257 A JPH09278257 A JP H09278257A
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paper
discharge tray
degrees
paper discharge
discharged
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JP11568096A
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Shusaku Tsusaka
周作 津坂
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字装置の排紙部から排紙される印字済み用
紙にカール等に起因して不要な癖が発生することなく排
紙順序に従って適正に順次スタックしつつ排紙すること
ができる排紙トレイを提供する。 【解決手段】 一対の排紙ローラ17を介して排紙され
る用紙50の面に対応する排紙方向Aが水平面Lとなす
角度αを22度〜32度の範囲に設定するとともに、排
紙トレイ8の最下端Xと支持ワイヤ20の先端22とに
より特定される各面B、C、Dが水平面Lとなす角度
β、γ、δを14度〜28度の範囲に設定する。これに
基づき、排紙ローラ17から排紙される用紙50の前端
が既に排紙トレイ8上にスタックされている用紙50の
後端を排紙方向に押し出すことなく、且つ、用紙50に
カール等の不要な癖を発生することなく、用紙50は順
次適正に排紙トレイ8上にスタックされながら排紙され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザプリンタ等の
印字装置の排紙部に連続して付設される排紙トレイに関
し、特に、印字装置の排紙部から排紙される印字済み用
紙にカール等に起因して不要な癖が発生することなく適
正に順次スタックすることが可能な排紙トレイに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタ等の各種の印字装
置においては、その印字部にて文字等が印字された印字
済み用紙を排紙部から印字装置外に排紙するについて、
排紙された用紙を順次スタックして収納する排紙トレイ
が付設されていることが多い。かかる排紙トレイを使用
すれば、印字済み用紙を揃えて取り出すことができ、便
利なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に印字
装置の排紙トレイにおいては、印字装置の排紙部から排
紙される用紙が水平面となす角度(排紙角度)と、排紙
部に対して付設された排紙トレイが水平面となす角度
(排紙トレイの付設角度)との間には、一定の関係が要
求される。ここに、排紙角度と排紙トレイの付設角度
は、排紙部から排紙される用紙面と排紙トレイの排紙面
とがなす角度を規定するものに他ならないものである。
例えば、用紙面と排紙面とにより形成される角度が大き
い場合、用紙はほぼ水平状態で排紙されることから、排
紙部から順次排紙される用紙の前端が、排紙トレイの排
紙面上に既にスタックされている用紙の後端を排紙方向
へ押し出してしまう傾向が強く、これにより用紙がその
排紙順序に従って排紙トレイの排紙面上で順次適正にス
タックされなくなる虞が多分に存する。一方、排紙され
た用紙面と排紙トレイの排紙面とにより形成される角度
が小さい場合、用紙はある程度以上曲げられた状態で排
紙されることから、用紙に不要な癖が発生し易くなり、
これに起因して前記と同様用紙が排紙トレイの排紙面上
で適正に順次スタックされなくなる虞が多分に存する。
特に、印字装置がレーザプリンタ等のようにトナーを介
して文字、画像等を用紙上に形成した後、文字、画像等
の熱定着を行う印字装置である場合には、排紙部から排
紙された用紙は加熱された状態で排紙されて極めてカー
ル等の癖が発生し易い状態にあることから、用紙を排紙
トレイの排紙面上に順次適正にスタックすることは更に
困難なものとなる。
【0004】しかしながら、前記した従来の印字装置に
おける排紙トレイでは、印字装置の排紙部から排紙され
る用紙が水平面となす排紙角度と、排紙部に対して付設
された排紙トレイが水平面となす排紙トレイの付設角度
との間に前記したような所定の関係を具有させることに
ついて充分な考慮が払われておらず、従って、従来の排
紙トレイによっては排紙部から排紙された用紙をその排
紙順序に従って順次適正にスタックしつつ排紙すること
は困難なものである。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、印字装置の排紙部から排紙され
る印字済み用紙にカール等に起因して不要な癖が発生す
ることなく排紙順序に従って適正に順次スタックしつつ
排紙することができる排紙トレイを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る排紙トレイは、排紙部と、排紙部に配設
された一対の排紙ローラと、排紙ローラから排紙される
用紙を順次スタックする排紙トレイを有する印字装置に
おいて、前記排紙トレイは、その用紙を受ける面におけ
る最下端と最上端とにより特定される面が水平面となす
第1角度が14度〜28度の範囲にある第1の所定範囲
に存在し、且つ、前記一対の排紙ローラから排紙される
用紙の面と水平面とがなす第2角度が22度〜32度の
範囲にある第2の所定範囲に存在するように、排紙部に
て支持されている構成を有する。
【0007】請求項1に係る排紙トレイは、第1角度が
14度〜28度の範囲にあり、且つ、第2角度が22度
〜32度の範囲にあることから、排紙部から排紙される
用紙面と、用紙がスタックされる排紙トレイの排紙面と
がなす角度は、120度〜144度の範囲にあることと
なり、このような角度範囲にある場合には、排紙部から
順次排紙される用紙の前端が排紙トレイの排紙面上に既
にスタックされている用紙の後端を排紙方向へ押し出し
てしまうはことなく、また、不必要に曲げられた状態で
排紙されることはなく、従って用紙に不要な癖が発生す
ることが防止される。これにより、排紙部から排紙され
る用紙は、その排紙順序に従って順次適正に排紙トレイ
上にスタックされつつ排紙され得るものである。
【0008】また、請求項2に係る排紙トレイは、請求
項1の排紙トレイにおいて、前記第1の所定範囲は、1
7度〜25度の範囲にあり、更に、請求項3に係る排紙
トレイでは、請求項2の排紙トレイにおいて、前記第2
の所定範囲は、約27度である構成を有する。請求項2
及び請求項3の排紙トレイによれば、排紙部から排紙さ
れる用紙面と、用紙がスタックされる排紙トレイの排紙
面とがなす角度は、128度〜136度の範囲にあり、
かかる角度範囲にある場合には、排紙部から排紙される
用紙は、更に確実にその排紙順序に従って順次適正に排
紙トレイ上にスタックされつつ排紙され得る。
【0009】更に、請求項4に係る排紙トレイは、請求
項1乃至請求項3のいずれかの排紙トレイにおいて、排
紙トレイは熱定着ローラである構成を有する。このよう
に排紙トレイが熱定着ローラである場合には、特に、排
紙された用紙にカール等の不必要な癖が発生し易い状態
にあるが、前記のように第1角度と第2角度とを所定の
角度範囲に設定することにより、用紙にカール等に起因
する不要な癖が発生することなく排紙順序に従って適正
に順次スタックしつつ排紙することが可能となる。
【0010】また、請求項5に係る排紙トレイは、請求
項1乃至請求項4のいずれかの排紙トレイにおいて、印
字装置の収納部に収納される収納位置と排紙部から排紙
された用紙をスタックするスタック位置との間で支持軸
を介して回動可能に支持されている構成を有する。かか
る排紙トレイにおいては、排紙トレイを使用しない場合
には収納位置に回動して印字装置の収納部に収納してお
き、また、排紙部から排紙された用紙をスタックする場
合にはスタック位置まで回動して印字装置の排紙動作に
備えることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る印字装置にお
ける排紙トレイについて、本発明をレーザプリンタにつ
き具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に
説明する。先ず、本実施形態のレーザプリンタの概略構
成について図1、図2に基づき説明する。図1はレーザ
プリンタにおける主要構成部品の分解斜視図、図2はレ
ーザプリンタの側断面図である。
【0012】図1において、レーザプリンタPの本体ケ
ース1は、メインフレーム1aとメインカバー1bとを
一体的に射出成形等で形成されてなる。メインフレーム
1aには、スキャナユニット2、プロセスユニット3、
定着ユニット4、及び、給紙ユニット5が上面から装着
される。また、メインカバー1bは、かかるメインフレ
ーム1aの四周(前後及び左右両側)外面を覆うもので
ある。さらに、メインフレーム1aの外面とメインカバ
ー1bの内面とで形成される収納凹所33には、駆動モ
ータとギヤ列を含む駆動系ユニット6が、本体ケース1
の下方から挿入されて装着固定される。
【0013】また、メインフレーム1a及びメインカバ
ー1bの上面をトップカバー7で覆っており、かかるト
ップカバー7には、メインフレーム1aにて上向きに突
出形成された操作パネル部1cを貫通させるための孔7
a、及び、給紙ユニット5の基部を貫通させるための開
口部7bとが形成されている。更に、トップカバー7の
前部側(図1中、右方側)には、その両側にて内方に向
かって突設された支持軸9aを有する一対のブラケット
9(図1中には、その一方のみを示す)が設けられてお
り、各ブラケット9の支持軸9aは、排紙トレイ8の両
側に形成された各支持部8aの支持孔8b内に支持され
ている。これにより、排紙トレイ8は、トップカバー7
に対して回動可能に支持される。また、トップカバー7
の上面において、その両側部7cの上面と中央部7dの
上面との間には段差7eが形成されており、かかる段差
7eは、排紙トレイ8の不使用時において排紙トレイ8
をトップカバー7の中央部7d上に収納するための収納
凹部7f(図2、図3参照)を構成する。これにより、
排紙トレイ8は、その不使用時にトップカバー7側に収
納位置まで回動させることにより収納凹部7fに収納さ
れ、また、その使用時に収納位置から収納方向と反対方
向に回動させることにより定着ユニット4から排紙され
る用紙を順次スタックするスタック位置(図2乃至図4
参照)にセットされるものである。尚、排紙トレイ8の
詳細な構成については後述する。
【0014】次に、レーザプリンタPの内部における概
略構成について図2を参照して説明する。図2におい
て、給紙ユニット5におけるフィーダーケース5a内に
は用紙50が積層状態で収納されており、各用紙50の
先端は、フィーダーケース5a内に配設された付勢ばね
10aを備えた支持板10を介して給紙ローラ11に向
かって押圧されるとともに、駆動系ユニット6から動力
伝達されて回転する給紙ローラ11と用紙捌き部材62
とによって1枚ずつ分離される。分離された用紙50
は、上下一対のレジストローラ13、14にてプロセス
ユニット3に給送される。尚、プロセスユニット3は、
スキャナユニット2に設けられたレーザ光学系を介して
画像データに従って感光体ドラム12の表面に形成され
た潜像に対してトナーを供給することにより潜像のトナ
ー現像を行うためのユニットである。
【0015】また、スキャナユニット2は公知のレーザ
光学系を備えており、所定の画像データに基づきレーザ
光学系のスキャニングを行って感光体ドラム12の表面
に潜像を形成するユニットである。スキャナユニット2
のレーザ光学系により感光体ドラム12に形成された潜
像に対しては、前記プロセスユニット3を介してトナー
が供給され、潜像のトナー現像が行われる。
【0016】前記のようにプロセスユニット3に送給さ
れた用紙50には、プロセスユニット3内で感光体ドラ
ム12に形成された潜像に基づくトナー画像が転写さ
れ、この後、定着ユニット4に送給される。定着ユニッ
ト4では、一対の加熱ローラ15と押圧ローラ16とか
らなる排紙ローラ17を介して用紙50上に転写された
トナー画像の熱定着が行われる。この後、画像形成され
た用紙50は、排紙ローラ17によりスタック位置にあ
る排紙トレイ8上に順次スタックされつつ排紙される。
ここで、図2において、給紙ユニット5から排紙トレイ
8まで送給される用紙50の軌跡Rが二点鎖線にて示さ
れている。
【0017】尚、前記したスキャナユニット2を介して
行われる感光体ドラム12の表面に潜像を形成する工
程、プロセスユニット3にて行われる感光体ドラム12
の潜像にトナーを供給する工程等については公知である
ので、ここではその説明を省略する。
【0018】次に、前記レーザプリンタPにおいて、排
紙部を構成する定着ユニット4の近傍にて付設された排
紙トレイ8の詳細な構成について図3、図4に基づき説
明する。図3は排紙トレイをスタック位置にセットした
状態におけるレーザプリンタの側面図、図4は排紙ロー
ラから排紙される用紙の排紙角度とトップカバーに取り
付けられた排紙トレイの付設角度との関係を示す説明図
である。
【0019】図3において、排紙トレイ8は、その各支
持部8aの支持孔8b内にトップカバー7における各ブ
ラケット9の支持軸9aにより回動可能に支持されるこ
とによりトップカバー7に取り付けられており、その使
用時には図3中時計方向に回動することにより排紙ロー
ラ17から排紙される用紙50を順次スタック可能なス
タック位置(図3中、実線で示す位置)にセットされ、
また、その不使用時には反時計方向に回動することによ
りトップカバー9の収納凹部7fに収納される収納位置
(図3中、破線で示す位置)にセットされる。また、排
紙トレイ8には、用紙支持ワイヤ20が回動可能に取り
付けられている。用紙支持ワイヤ20は、図3に示すよ
うに、支点21の回りに回動可能に排紙トレイ8に対し
て支持されており、その不使用時には排紙トレイ8の内
方に折り畳まれた位置(破線で示す位置)にあり、これ
に対してその使用時には支点21を介して時計方向に回
動することにより開放位置(実線で示す位置)にセット
される。尚、排紙トレイ8を収納凹部7fに収納する際
には、支持ワイヤ20を反時計方向に回動して折り畳ま
れた位置にセットした状態で収納される。
【0020】次に、排紙ローラ17から排紙される用紙
50の排紙角度と排紙トレイ8の付設角度との関係につ
いて図4に基づき説明する。図4において、加熱ローラ
15と押圧ローラ16からなる一対の排紙ローラ17、
及び、別の一対の排紙ローラ23、24を介して排紙さ
れる用紙50の面に対応する排紙方向は、各ローラ1
5、16の回転中心を結ぶ線に対して直角な方向A(加
熱ローラ15と押圧ローラ16による用紙50のニップ
点と各排紙ローラ23、24による用紙50のニップ点
とを結ぶ方向)にて示され、また、方向Aが水平面L
(レーザプリンタPの設置面Sと平行な面)となす角度
はαで示される。この角度αは、用紙50の排紙角度と
なる。
【0021】また、排紙トレイ8の用紙50を受ける面
における最下端X(図4中、Xにて示す)と、排紙トレ
イ8の支持ワイヤ20を支点21の回りに回動して開放
位置にセットした状態で支持ワイヤの先端22(排紙ト
レイ8の用紙50を受ける面における最上端)とにより
特定される面は、図4中、B、C、Dで示され、また、
各面B、C、Dが水平面Lとなす角度は、図4中、β、
γ、δで示される。各角度β、γ、δは、レーザプリン
タPに対する排紙トレイ8の付設角度に対応する。
【0022】ここで、前記角度αと各角度β、γ、δと
の間に存在する相関関係について説明する。本発明者は
種々実験を行った結果、排紙ローラ17から排紙される
用紙50の前端が既に排紙トレイ8上にスタックされて
いる用紙50の後端を排紙方向に押し出すことなく、且
つ、用紙50にカール等の不要な癖を発生することな
く、用紙50を順次適正に排紙トレイ8上にスタックし
ながら排紙していくには、角度αと各角度β、γ、δと
の間に次のような相関関係が必要であることが判明し
た。即ち、角度αは、22度〜32度の範囲にあること
が望ましく、また、各角度β、γ、δについては、14
度〜28度の範囲にあることが望ましいことが実験的に
確認された。このとき、排紙される用紙50面(排紙方
向A)と前記のように特定される各面B、C、Dとがな
す角度は、120度〜144度の範囲にある。かかる相
関関係が存在するとき、用紙50は、排紙ローラ17か
ら排紙される用紙50の前端が既に排紙トレイ8上にス
タックされている用紙50の後端を排紙方向に押し出す
ことなく、且つ、用紙50にカール等の不要な癖を発生
することなく、順次適正に排紙トレイ8上にスタックさ
れつつ排紙され得る。
【0023】前記相関関係につきの更に望ましい関係と
しては、角度αが約27度程度であることが望ましく、
また、各角度β、γ、δが17度〜25度の範囲にある
ことが望ましい。このとき、排紙される用紙50面(排
紙方向A)と前記のように特定される各面B、C、Dと
がなす角度は、128度〜136度の範囲にあり、かか
る場合には、用紙50は更に確実に順次適正に排紙トレ
イ8上にスタックされつつ排紙され得るものである。
【0024】因みに、図4において、角度αは約27度
に設定されており、また、角度βは約17度、角度γは
約21度、角度δは約25度に設定されている。これら
のいずれの場合においても、用紙50が、排紙ローラ1
7から排紙される用紙50の前端が既に排紙トレイ8上
にスタックされている用紙50の後端を排紙方向に押し
出すことなく、且つ、用紙50にカール等の不要な癖を
発生することなく、順次適正に排紙トレイ8上にスタッ
クされつつ排紙され得ることが確認された。
【0025】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
レーザプリンタPの排紙トレイ8では、一対の排紙ロー
ラ17を介して排紙される用紙50の面に対応する排紙
方向Aが水平面Lとなす角度αが22度〜32度の範囲
に設定されるとともに、支持軸9aと支持ワイヤ20の
先端22とにより特定される各面B、C、Dが水平面L
となす角度β、γ、δが14度〜28度の範囲に設定さ
れていることに基づいて、排紙ローラ17から排紙され
る用紙50の前端が既に排紙トレイ8上にスタックされ
ている用紙50の後端を排紙方向に押し出すことなく、
且つ、用紙50にカール等の不要な癖を発生することな
く、用紙50を順次適正に排紙トレイ8上にスタックし
ながら排紙することができる。
【0026】また、角度αが、約27度に設定され、ま
た、各角度β、γ、δが17度〜25度の範囲に設定さ
れている場合には、更に確実に用紙50を順次適正に排
紙トレイ8上にスタックしつつ排紙することができる。
更に、排紙ローラ17は加熱ローラ15と押圧ローラ1
6とに構成されており、かかる場合、特に、排紙された
用紙50にカール等の不必要な癖が発生し易い状態にあ
るものの、前記のように角度αを22度〜32度の範
囲、望ましくは約27度に設定するとともに、角度β、
γ、δを14度〜28度の範囲、望ましくは17度〜2
5度の範囲に設定することにより、前記と同様、排紙ロ
ーラ17から排紙される用紙50の前端が既に排紙トレ
イ8上にスタックされている用紙50の後端を排紙方向
に押し出すことなく、且つ、用紙50にカール等の不要
な癖を発生することなく、用紙50を順次適正に排紙ト
レイ8上にスタックしながら排紙することができる。
【0027】また、排紙トレイ8は、その不使用時に収
納位置で収納凹部7fに収納可能とされていることか
ら、レーザプリンタPの全体がコンパクトに見栄え良く
することができ、また、その使用時には支持軸9aの回
りに回動させて収納位置からスタック位置にセットする
ことによりレーザプリンタPの排紙動作に備えることが
できる。尚、本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る排紙ト
レイでは、第1角度が14度〜28度の範囲にあり、且
つ、第2角度が22度〜32度の範囲にあるので、排紙
部から排紙される用紙面と、用紙がスタックされる排紙
トレイの排紙面とがなす角度は、120度〜144度の
範囲にあることとなり、このような角度範囲にある場合
には、排紙部から順次排紙される用紙の前端が排紙トレ
イの排紙面上に既にスタックされている用紙の後端を排
紙方向へ押し出してしまうことを防止することができ、
また、不必要に曲げられた状態で排紙されることなく、
従って用紙に不要な癖が発生することを防止することが
できる。これにより、排紙部から排紙される用紙を、そ
の排紙順序に従って順次適正に排紙トレイ上にスタック
しつつ排紙することができるものである。
【0029】また、請求項2及び請求項3に係る排紙ト
レイでは、第1角度が17度〜25度の範囲にあり、更
に、第2角度が約27度に設定されているので、排紙部
から排紙される用紙面と、用紙がスタックされる排紙ト
レイの排紙面とがなす角度は、128度〜136度の範
囲にあり、かかる角度範囲にある場合には、排紙部から
排紙される用紙を、更に確実にその排紙順序に従って順
次適正に排紙トレイ上にスタックしつつ排紙することが
できる。
【0030】更に、請求項4に係る排紙トレイでは、排
紙ローラが熱定着ローラから構成されており、かかる場
合には、特に、排紙された用紙にカール等の不必要な癖
が発生し易い状態にあるにも拘わらず、前記のように第
1角度と第2角度とを所定の角度範囲に設定することに
より、用紙にカール等に起因する不要な癖が発生するこ
となく排紙順序に従って適正に順次スタックしつつ用紙
を排紙することができる。
【0031】また、請求項5に係る排紙トレイでは、印
字装置の収納部に収納される収納位置と排紙部から排紙
された用紙をスタックするスタック位置との間で支持軸
を介して回動可能に支持されている構成を有するので、
排紙トレイを使用しない場合には収納位置に回動して印
字装置の収納部に収納しておき、また、排紙部から排紙
された用紙をスタックする場合にはスタック位置まで回
動して印字装置の排紙動作に備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタにおける主要構成部品の分解斜
視図である。
【図2】レーザプリンタの側断面図である。
【図3】排紙トレイをスタック位置にセットした状態に
おけるレーザプリンタの側面図である。
【図4】排紙ローラから排紙される用紙の排紙角度とト
ップカバーに取り付けられた排紙トレイの付設角度との
関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 1a メインフレーム 2 スキャナユニット 3 プロセスユニット 4 定着ユニット 5 給紙ユニット 7 トップカバー 7e 段差 7f 収納凹部 8 排紙トレイ 8a 支持部 8b 支持孔 9 ブラケット 9a 支持軸 11 給紙ローラ 12 感光体ドラム 15 加熱ローラ 16 押圧ローラ 17 排紙ローラ 20 支持ワイヤ 21 支点 22 支持ワイヤの先端(排紙トレイにおける用
紙受け面の最上端) L 水平面 P レーザプリンタ X 排紙トレイにおける用紙受け面の最下端

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排紙部と、排紙部に配設された一対の排
    紙ローラと、排紙ローラから排紙される用紙を順次スタ
    ックする排紙トレイを有する印字装置において、 前記排紙トレイは、その用紙を受ける面における最下端
    と最上端とにより特定される面が水平面となす第1角度
    が14度〜28度の範囲にある第1の所定範囲に存在
    し、且つ、前記一対の排紙ローラから排紙される用紙の
    面と水平面とがなす第2角度が22度〜32度の範囲に
    ある第2の所定範囲に存在するように、排紙部にて支持
    されていることを特徴とする印字装置における排紙トレ
    イ。
  2. 【請求項2】 前記第1の所定範囲は、17度〜25度
    の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の印字装置
    における排紙トレイ。
  3. 【請求項3】 前記第2の所定範囲は、約27度である
    ことを特徴とする請求項2記載の印字装置における排紙
    トレイ。
  4. 【請求項4】 前記排紙ローラは熱定着ローラであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の印字装置における排紙トレイ。
  5. 【請求項5】 前記排紙トレイは、印字装置の収納部に
    収納される収納位置と排紙部から排紙された用紙をスタ
    ックするスタック位置との間で支持軸を介して回動可能
    に支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の印字装置における排紙トレイ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020279A (ja) * 2015-10-05 2016-02-04 キヤノン電子株式会社 シート搬送装置および搬送装置

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