JPH09277921A - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧制御装置

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JPH09277921A
JPH09277921A JP9420696A JP9420696A JPH09277921A JP H09277921 A JPH09277921 A JP H09277921A JP 9420696 A JP9420696 A JP 9420696A JP 9420696 A JP9420696 A JP 9420696A JP H09277921 A JPH09277921 A JP H09277921A
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JP
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brake
return
pump
pressure
booster pump
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JP9420696A
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Hiromi Inagaki
裕巳 稲垣
Hiroo Kawakami
洋生 川上
Takeshi Kojima
武志 小島
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレーキ操作部材の非操作状態で車輪ブレーキ
のブレーキ液圧を任意に調整可能とするとともに、その
制御の応答性を向上させる。 【解決手段】出力液圧路61 の戻し管路10との接続部
およびマスタシリンダ3間で出力液圧路61 に常開型電
磁弁201 が設けられ、マスタシリンダ3が備えるリザ
ーバ2に増圧ポンプ32の吸入側が接続され、増圧ポン
プ32の吐出側と戻し管路10の戻しポンプ111 より
も下流側とを結ぶ供給管路271 に、増圧ポンプ32側
からのみのブレーキ液の流通を許容する一方向弁28が
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ操作部材
の操作量に応じたブレーキ液圧を出力液圧路に出力可能
であって第1リザーバが付設されるマスタシリンダと;
第1リザーバとは別の第2リザーバと;前記出力液圧路
に車輪ブレーキを連通させるが第2リザーバとは遮断す
る状態、車輪ブレーキを第2リザーバに連通させるが前
記出力液圧路とは遮断する状態、ならびに車輪ブレーキ
を出力液圧路および第2リザーバから遮断する状態を切
換可能な液圧制御弁手段と;第2リザーバおよび出力液
圧路を結ぶ戻し管路と;第2リザーバのブレーキ液を汲
上げ可能にして戻し管路に介設される戻しポンプと;を
備える車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開平7
−223521号公報等により既によく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ブレーキ液圧制御装置は、液圧制御弁手段によって車輪
ブレーキのブレーキ液圧を増減することによりアンチロ
ックブレーキ制御を実行可能としたものであるが、出力
液圧路を遮断可能に構成すると、ブレーキ操作部材の非
操作状態で車輪ブレーキのブレーキ液圧を調整するよう
にして、たとえばトラクション制御や自動ブレーキ制御
を行なうことができる。
【0004】ところが、ブレーキ操作部材の非操作状態
で車輪ブレーキのブレーキ液圧を制御するために出力液
圧路に遮断弁を介設しただけの単純な構成では、トラク
ション制御や自動ブレーキ制御の作動初期において車輪
ブレーキのブレーキ液圧を充分に増大することが困難で
応答性に劣ることになる。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ブレーキ操作部材の非操作状態で車輪ブレー
キのブレーキ液圧を任意に調整可能とするとともにその
応答性を向上させた車両用ブレーキ液圧制御装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ブレーキ操作部材の操作量
に応じたブレーキ液圧を出力液圧路に出力可能であって
第1リザーバが付設されるマスタシリンダと;第1リザ
ーバとは別の第2リザーバと;前記出力液圧路に車輪ブ
レーキを連通させるが第2リザーバとは遮断する状態、
車輪ブレーキを第2リザーバに連通させるが前記出力液
圧路とは遮断する状態、ならびに車輪ブレーキを出力液
圧路および第2リザーバから遮断する状態を切換可能な
液圧制御弁手段と;第2リザーバおよび出力液圧路を結
ぶ戻し管路と;第2リザーバのブレーキ液を汲上げ可能
にして戻し管路に介設される戻しポンプと;を備える車
両用ブレーキ液圧制御装置において、出力液圧路の戻し
管路との接続部およびマスタシリンダ間で出力液圧路に
介設される常開型電磁弁と;第1リザーバに吸入側が接
続される増圧ポンプと;該増圧ポンプの吐出側と戻し管
路の戻しポンプよりも下流側とを結ぶ供給管路と;該供
給管路に介設されて増圧ポンプ側からのみのブレーキ液
の流通を許容する一方向弁と;を含むことを特徴とす
る。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、戻しポンプが、増圧ポンプ
に比べて小容量高吐出型に構成されることを特徴とす
る。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明の構成に加えて、相互に独立してマスタ
シリンダに接続される複数の出力液圧路に、第2リザー
バ、液圧制御弁手段、戻し管路、戻しポンプおよび常開
型電磁弁をそれぞれ含む液圧制御回路が接続され、複数
の戻しポンプに共通な単一の増圧ポンプの吐出量が、全
ての戻しポンプの吐出量の和よりも大きく設定されるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1ない
し3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、供給管路
の増圧ポンプおよび一方向弁間と、戻し管路の戻しポン
プおよび第2リザーバ間とが、補助供給管路を介して接
続されることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項1ない
し4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、戻しポン
プおよび増圧ポンプが共通の駆動手段に連結され、増圧
ポンプの吐出圧が設定圧を超えたときに開弁するリリー
フ弁が増圧ポンプに並列に接続され、前記設定圧が、前
記常開型電磁弁が閉弁状態に在るブレーキ操作部材の非
操作時に車輪ブレーキを作動せしめるときの初期にそれ
らの車輪ブレーキまでの遊隙を除去して車輪ブレーキを
実効作動せしめることにより充分なブレーキ力を得るだ
けの液量、液圧を増圧ポンプから供給可能とする値に設
定されることを特徴とする。
【0011】さらに請求項6記載の発明は、上記請求項
4記載の発明の構成に加えて、戻しポンプおよび増圧ポ
ンプが共通の駆動手段に連結され、増圧ポンプの吐出圧
が設定圧を超えたときに開弁するリリーフ弁が増圧ポン
プを迂回して供給管路に接続され、補助供給管路に常閉
型電磁弁が介設されることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図6は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は車両用ブレーキ液圧制御装置の全体
構成図、図2は制御ユニットと各電磁弁および各ポンプ
の接続状態を示す図、図3は非制御時の作動状態を示す
液圧回路図、図4はトラクション制御あるいは自動ブレ
ーキ制御時の作動状態を示す液圧回路図、図5はアンチ
ロックブレーキ制御、ブレーキ配分制御あるいは自動ブ
レーキ制御実行時に増圧操作を行なったときの作動状態
を示す液圧回路図、図6はアンチロックブレーキ制御、
ブレーキ配分制御あるいは自動ブレーキ制御実行時に減
圧操作を行なったときの作動状態を示す液圧回路図であ
る。
【0014】先ず図1において、ブレーキ操作部材とし
てのブレーキペダル1の操作力は、第1リザーバ2を有
するタンデム型のマスタシリンダ3に、たとえば負圧ブ
ースタ5を介して入力される。このマスタシリンダ3は
相互に独立した第1および第2出力ポート41 ,42
備えるものであり、ブレーキペダル1の操作力に応じた
液圧が第1および第2出力ポート41 ,42 からそれぞ
れ出力される。
【0015】マスタシリンダ3の第1出力ポート41
連なる出力液圧路61 と、右前輪ブレーキBFRおよび左
後輪ブレーキBRLとの間には第1液圧制御回路71 が設
けられ、マスタシリンダ3の第2出力ポート42 に連な
る出力液圧路62 と、左前輪ブレーキBFLおよび右後輪
ブレーキBRRとの間には第2液圧制御回路72 が設けら
れる。而して第1および第2液圧制御回路71 ,72
基本的に同一構成を有するものであり、以下、第1液圧
制御回路71 の構成について詳述し、第2液圧制御回路
2 の構成については詳細な説明を省略する。
【0016】第1液圧制御回路71 は、マスタシリンダ
3が備える第1リザーバ2とは別の第2リザーバ8と、
右前輪ブレーキBFRおよび左後輪ブレーキBRLにそれぞ
れ対応した液圧制御弁手段9FR,9RLと、第2リザーバ
8および出力液圧路61 を結ぶ戻し管路10と、第2リ
ザーバ8のブレーキ液を汲上げ可能にして戻し管路10
に介設される戻しポンプ111 とを備える。
【0017】出力液圧路61 の下流端からは2つの分岐
液圧路12FR,12RLが分岐されており、一方の分岐液
圧路12FRは右前輪ブレーキBFRに、また他方の分岐液
圧路12RLは左後輪ブレーキBRLに接続される。
【0018】液圧制御弁手段9FRは、分岐液圧路12FR
に介設された第1常開型電磁弁13 FRと、右前輪ブレー
キBFRおよび第2リザーバ8間に介設された第1常閉型
電磁弁14FRとから成るものであり、出力液圧路61
右前輪ブレーキBFRを連通させるが第2リザーバ8とは
遮断する状態、右前輪ブレーキBFRを第2リザーバ8に
連通させるが出力液圧路61 とは遮断する状態、ならび
に右前輪ブレーキBFRを出力液圧路61 および第2リザ
ーバ8から遮断する状態を切換可能である。また液圧制
御弁手段9RLは、分岐液圧路12RLに介設された第1常
開型電磁弁13 RLと、左後輪ブレーキBRLおよび第2リ
ザーバ8間に介設された第1常閉型電磁弁14RLとから
成るものであり、出力液圧路61 に左後輪ブレーキBRL
を連通させるが第2リザーバ8とは遮断する状態、左後
輪ブレーキBRLを第2リザーバ8に連通させるが出力液
圧路61 とは遮断する状態、ならびに左後輪ブレーキB
RLを出力液圧路61 および第2リザーバ8から遮断する
状態を切換可能である。
【0019】液圧制御弁手段9FRにおける第1常開型電
磁弁13FRと並列であるチェック弁15FRが分岐液圧路
12FRに接続され、このチェック15FRは、右前輪ブレ
ーキBFR側から出力液圧路61 側へのブレーキ液の戻り
を許容する。また液圧制御弁手段9RLにおける第1常開
型電磁弁13RLと並列であるチェック15RLが分岐液圧
路12RLに接続され、このチェック弁15RLは、左後輪
ブレーキBRL側から出力液圧路61 側へのブレーキ液の
戻りを許容する。
【0020】戻し管路10に介設される戻しポンプ11
1 の吸入側は、一対のチェック弁16,17を介して第
2リザーバ8に接続され、該戻しポンプ111 の吐出側
はチェック弁18およびダンパ19を介して出力液圧路
1 に接続される。
【0021】出力液圧路61 において、その戻し管路1
0との接続部およびマスタシリンダ3の第1出力ポート
1 間には第2常開型電磁弁201 が介設され、この第
2常開型電磁弁201 と並列である第1および第2差圧
弁21,22が出力液圧路6 1 に接続される。而して第
1差圧弁21は、マスタシリンダ3側の液圧が分岐液圧
路12FR,12RLおよび戻し管路10側の液圧よりも比
較的低い設定開弁圧以上高いときに開弁してブレーキ液
の分岐液圧路12FR,12RLおよび戻し管路10への流
通を許容するものである。また第2差圧弁22は、分岐
液圧路12FR,12RLおよび戻し管路10側の液圧がマ
スタシリンダ3側の液圧よりも比較的高い設定開弁圧以
上高いときに開弁してブレーキ液のマスタシリンダ3側
への戻りを許容するものであり、第2差圧弁22の設定
開弁圧は、通常のトラクション制御時には第2差圧弁2
2が開弁しないが戻しポンプ111 の設定最大吐出圧以
上の差圧で開弁する程度に設定される。
【0022】また出力液圧路61 において、第2常開型
電磁弁201 およびマスタシリンダ3間には、ブレーキ
ペダル1のブレーキ操作量を間接的に検出するブレーキ
操作量検出手段としての圧力センサ231 が接続され
る。
【0023】出力液圧路61 における第2常開型電磁弁
201 およびマスタシリンダ3の第1出力ポート41
には接続管路24の一端が接続されており、この接続管
路24の他端は、戻し管路10の戻しポンプ111 およ
び第2リザーバ8間において両チェック弁16,17間
に接続される。しかも接続管路24には第2常閉型電磁
弁251 が介設されている。
【0024】戻し管路10の戻しポンプ111 よりも下
流側でチェック弁18およびダンパ19間には供給管路
271 が接続されており、この供給管路271 には、戻
し管路10側へのブレーキ液の流通のみを許容する一方
向弁28が介設される。また一方向弁28よりも上流側
の供給管路271 と、戻し管路10の戻しポンプ11 1
よりも上流側の両チェック弁16,17間とは補助供給
管路29で結ばれており、この補助供給管路29には、
第3常閉型電磁弁301 が介設される。
【0025】第1液圧制御回路71 の供給管路27
1 と、第2液圧制御回路72 の供給管路272 とは、そ
れらの供給管路271 ,272 に共通な増圧ポンプ32
の吐出側にチェック弁31を介して接続されており、増
圧ポンプ32の吸入側はマスタシリンダ3の第1リザー
バ2にチェック弁33を介して接続される。
【0026】チェック弁31、増圧ポンプ32およびチ
ェック弁33から成る直列回路には、増圧ポンプ32の
吐出圧が設定圧を超えたときに開弁するリリーフ弁34
が並列に接続される。このリリーフ弁34の設定開弁圧
は、第2常開型電磁弁201が閉弁状態に在るブレーキ
ペダル1の非操作時に右前輪および左後輪ブレーキ
FR,BRLを作動せしめるときの初期にそれらの車輪ブ
レーキBFR,BRLまでの遊隙を除去して車輪ブレーキB
FR,BRLを実効作動せしめることにより充分なブレーキ
力を得るだけの液量、液圧を増圧ポンプ32から供給可
能とするが増圧ポンプ32の負荷が過大とならない程
度、たとえば3〜10気圧に設定される。
【0027】図2において、第1液圧制御回路71 を構
成する複数の要素のうち、液圧制御弁手段9FRを構成す
る第1常開型および常閉型電磁弁13FR,14FR、液圧
制御弁手段9RLを構成する第1常開型および常閉型電磁
弁13RL,14RL、第2常開型電磁弁201 、第2常閉
型電磁弁251 および第3常閉型電磁弁301 の励磁・
消磁は制御ユニット35により制御される。また第2液
圧制御回路72 は、第1液圧制御回路71 と同様に、液
圧制御弁手段9FLを構成する第1常開型および常閉型電
磁弁13FL,14FL、液圧制御弁手段9RRを構成する第
1常開型および常閉型電磁弁13RR,14RR、第2常開
型電磁弁202 、第2常閉型電磁弁25 2 、第3常閉型
電磁弁302 および戻しポンプ112 を備えるものであ
り、各電磁弁13FL,14FL,13RR,14RR,2
2 ,252 ,302 の励磁・消磁は制御ユニット35
により制御される。
【0028】また第1液圧制御回路71 の戻しポンプ1
1 と、第2液圧制御回路72 の戻しポンプ112 と、
両液圧制御回路71 ,72 に共通な増圧ポンプ32と
は、共通な駆動手段としての電気モータ36に連結され
るものであり、該電気モータ35の作動も制御ユニット
35により制御される。しかも両戻しポンプ111 ,1
2 は、増圧ポンプ32に比べて小容量高圧型に構成さ
れており、増圧ポンプ32は、両戻しポンプ111 ,1
2 の吐出量の和よりも吐出量を大とした大容量低圧型
に構成される。
【0029】さらに制御ユニット35には、ブレーキペ
ダル1によるブレーキ操作量を間接的に検出するために
出力液圧路61 ,62 にそれぞれ接続されている圧力セ
ンサ231 ,232 の検出値が入力される。
【0030】而して制御ユニット35は、各車輪ブレー
キBFL,BFR,BRL,BRRでのブレーキ液圧調整の要否
を判定して液圧制御弁手段9FL,9FR,9RL,9RR、第
2常開型電磁弁201 ,202 、第2常閉型電磁弁25
1 ,252 、第3常閉型電磁弁301 ,302 および電
気モータ36の作動を制御するものであり、アンチロッ
クブレーキ制御、トラクション制御、自動ブレーキ制御
およびブレーキ配分制御を実行することができる。しか
も液圧制御弁手段9FL〜9RRを構成する第1常開型電磁
弁13FL〜13RRおよび第1常閉型電磁弁14FL〜14
RRの励磁・消磁は制御ユニット35によって断続制御さ
れるものであり、アンチロックブレーキ制御、トラクシ
ョン制御、自動ブレーキ制御およびブレーキ配分制御に
応じてオン/オフ時間の比率を変化させることにより、
ブレーキ液圧の減圧速度を変化させた複数の減圧モー
ド、ブレーキ液圧の保持モード、ならびにブレーキ液圧
の増圧速度を変化させた複数の増圧モードを、前記各制
御に適切に対応させて得ることが可能となる。
【0031】また電気モータ36すなわち戻しポンプ1
1 ,112 および増圧ポンプ32は、アンチロックブ
レーキ制御、トラクション制御、自動ブレーキ制御およ
びブレーキ配分制御時には、制御ユニット35により常
時作動せしめられる。
【0032】次にこの実施例の作用について、第1液圧
制御回路71 に関連して図3ないし図6を参照しながら
説明すると、先ず非制御状態では、図3で示すように、
第2常開型電磁弁201 は消磁開弁状態に在り、液圧制
御弁手段9FR,9RLは出力液圧路61 を右前輪および左
後輪ブレーキBFR,BRLに連通させた状態に在り、第2
および第3常閉型電磁弁251 ,301 は消磁閉弁状態
に在り、戻しポンプ111 および増圧ポンプ32は休止
状態に在る。このような状態でブレーキペダル1を踏込
むと、マスタシリンダ3の第1出力ポート41 から出力
される液圧が、矢印で示すように、右前輪および左後輪
ブレーキBFR,BRLにそのまま作用する。
【0033】このようなブレーキ操作時に、アンチロッ
クブレーキ制御あるいはブレーキ配分制御を実行する際
には、戻しポンプ111 および増圧ポンプ32を作動せ
しめ、両液圧制御弁手段9FR,9RLのうち制御に必要と
される側のものを作動せしめることにより、右前輪およ
び左後輪ブレーキBFR,BRLの少なくとも一方でブレー
キ液圧の減圧、保持および増圧を切換えてアンチロック
ブレーキ制御あるいはブレーキ配分制御を実行すること
ができる。この際、供給管路271 および戻し管路10
の接続部の液圧は増圧ポンプ32の吐出圧よりも高いの
で、一方向弁28が開弁することはない。
【0034】またマスタシリンダ3から出力される液圧
よりも増圧したブレーキ液圧を右前輪および左後輪ブレ
ーキBFR,BRLの少なくとも一方に作用せしめるように
したアンチロックブレーキ制御あるいはブレーキ配分制
御を実行することも可能であり、その場合には、第2常
開型電磁弁201 を励磁閉弁すればよい。しかも第3常
閉型電磁弁301 を消磁閉弁しておくことにより、増圧
ポンプ32からのブレーキ液が戻しポンプ111 の吸入
側に供給されることはなく、戻しポンプ111の吐出圧
が過剰増圧状態となることはない。
【0035】ブレーキペダル1の非操作時に、トラクシ
ョン制御や自動ブレーキ制御を実行する際には、図4で
示すように、第2常開型電磁弁201 を励磁閉弁せしめ
るとともに第3常閉型電磁弁301 を励磁開弁せしめ、
第2常閉型電磁弁251 を消磁閉弁したままとし、トラ
クション制御時に両液圧制御弁手段9FR,9RLのうち駆
動輪ブレーキに対応するものを作動せしめ、自動ブレー
キ制御時には両液圧制御弁手段9FR,9RLを作動せしめ
ることにより、ブレーキ液圧の減圧・保持および増圧を
切換えてトラクション制御あるいは自動ブレーキ制御を
実行することができる。
【0036】このようなトラクション制御あるいは自動
ブレーキ制御時の初期には、戻しポンプ111 が小容量
高圧型に構成されていることから、戻しポンプ111
らの液圧のみでは車輪ブレーキBFR,BRLの液圧を速や
かに増圧することが困難である。しかるに、戻しポンプ
111 の吐出圧が比較的低い初期には、大容量低圧型の
増圧ポンプ32からの液圧が一方向弁28を介して戻し
ポンプ111 の吐出側に作用することになる。この際、
リリーフ弁34の働きにより、右前輪および左後輪ブレ
ーキBFR,BRLを作動せしめるときの初期にそれらの車
輪ブレーキBFR,BRLまでの遊隙を除去して車輪ブレー
キBFR,BRLを実効作動せしめて充分なブレーキ力を得
るだけの液量、液圧を増圧ポンプ32から供給可能であ
り、車輪ブレーキBFR,BRLの液圧を速やかに増圧して
応答性を高めることができる。
【0037】第3常閉型電磁弁301 が開弁しているこ
とにより、戻しポンプ111 の吐出圧が充分に高くなっ
てからは、戻しポンプ111 の吸入側に増圧ポンプ32
からのブレーキ液を供給することができる。したがっ
て、戻しポンプ111 の吸入抵抗を増圧ポンプ32から
のブレーキ液供給により減少せしめ、戻しポンプ111
からのブレーキ液圧の高圧供給効率を向上することがで
きる。
【0038】すなわちトラクション制御あるいは自動ブ
レーキ制御時の初期には、大容量高圧型の増圧ポンプ3
2によって応答性よくブレーキ液圧を増圧し、初期以降
の主制御領域では小容量高圧型の戻しポンプ111 で高
圧負荷を分担することが可能となる。しかも増圧ポンプ
32に並列に接続されているリリーフ弁34は、上記主
制御領域では開弁することになり、増圧ポンプ32およ
び戻しポンプ111 の役割をより明確化することができ
るとともに増圧ポンプ32および戻しポンプ111 に共
通な電気モータ36の負荷を軽減することができる。
【0039】しかも増圧ポンプ32の吐出量は、第1お
よび第2液圧制御回路71 ,72 における戻しポンプ1
1 ,112 の吐出量の和よりも大きいので、単一の増
圧ポンプ32により、各車輪ブレーキBFR,BRL
FL,BRRの作動応答性を高めることができるととも
に、戻しポンプ111 ,112 の高圧供給効率を向上す
ることができる。
【0040】第2常開型電磁弁201 を励磁閉弁した状
態でのアンチロックブレーキ制御、ブレーキ配分制御あ
るいは自動ブレーキ制御を実行しているときに、ブレー
キペダル1を増圧側に操作したときには、図5で示すよ
うに、第2常閉型電磁弁25 1 が励磁開弁される。この
際、制御ユニット35は、ブレーキペダル1を増圧側に
操作したことを、圧力センサ231 ,232 の検出値変
化によって検出し、液圧制御弁手段9FL,9FRによる出
力液圧路61 および車輪ブレーキBFR,BRL間の連通・
遮断状態に応じた断続時間で第2常閉型電磁弁251
断続的に開弁作動せしめる。すなわち、右前輪ブレーキ
FRのみを増圧せしめているときにブレーキペダル1を
踏み増したときには、液圧制御弁手段9FRにおける第1
常開型電磁弁13FRのオン/オフ時間に等しいオン/オ
フ時間で第2常閉型電磁弁251が断続的に開弁作動せ
しめられ、左後輪ブレーキBRLのみを増圧せしめている
ときにブレーキペダル1を踏み増したときには、液圧制
御弁手段9RLにおける第1常開型電磁弁13RLのオン/
オフ時間に等しいオン/オフ時間で第2常閉型電磁弁2
1 が断続的に開弁作動せしめられ、右前輪および左後
輪ブレーキBFR,B RLをともに増圧せしめているときに
ブレーキペダル1を踏み増したときには、液圧制御弁手
段9FR,9RLにおける第1常開型電磁弁13FR,13RL
のオン時間の総和に等しいオン時間と一定時間のオフ時
間とを繰返す断続作動で第2常閉型電磁弁251 が開弁
作動せしめられる。
【0041】このように、ブレーキペダル1の踏み増し
時に第2常閉型電磁弁251 が開弁せしめられることに
より、第2常開型電磁弁201 が閉弁しているにもかか
わらず、マスタシリンダ3の踏み増し分の液圧を戻し回
路10における戻しポンプ111 の吸入側に供給するこ
とができ、マスタシリンダ3が液圧ロック状態とはなら
ないのでブレーキペダル1の踏込み操作フィーリングが
悪化することはなく、踏み増し分の液量を戻しポンプ1
1 によって車輪ブレーキBFR,BRLに供給することが
できる。また液圧制御弁手段9FR,9RLによる出力液圧
路61 および車輪ブレーキBFR,BRL間の連通・遮断状
態に応じた断続時間で第2常閉型電磁弁251 が断続的
に開弁作動せしめられることにより、踏み増し分の液圧
の供給と、車輪ブレーキBFR,BRLでの増圧分消費とを
対応させて操作フィーリングをより向上することができ
る。しかも右前輪ブレーキBFR側および左後輪ブレーキ
RL側で液圧調整モードが相互に異なっていたとして
も、各調整モードに対応した踏み増し分の液圧の総合的
な供給が可能である。
【0042】第2常開型電磁弁201 を励磁閉弁した状
態でのアンチロックブレーキ制御、ブレーキ配分制御あ
るいは自動ブレーキ制御を実行しているときに、ブレー
キペダル1を減圧側に操作したときには、図6で示すよ
うに、第2常閉型電磁弁25 1 は消磁閉弁されたままで
ある。しかるに、マスタシリンダ3の出力液圧が減圧す
ることにより、第2差圧弁22が開弁し、過剰のブレー
キ液がマスタシリンダ3側に戻されることになる。
【0043】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0044】たとえば液圧制御弁手段を常開型電磁弁お
よび常閉型電磁弁で構成したが、3ポート3位置電磁切
換弁を液圧制御弁手段とすることも可能である。また圧
力センサ231 ,232 に代えて、ブレーキペダル1の
操作量を直接検出するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明に従う
装置は、出力液圧路の戻し管路との接続部およびマスタ
シリンダ間で出力液圧路に介設される常開型電磁弁と;
第1リザーバに吸入側が接続される増圧ポンプと;該増
圧ポンプの吐出側と戻し管路の戻しポンプよりも下流側
とを結ぶ供給管路と;該供給管路に介設されて増圧ポン
プ側からのみのブレーキ液の流通を許容する一方向弁
と;を含むので、常開型電磁弁を閉弁することによりブ
レーキ操作とは無関係に車輪ブレーキのブレーキ液圧を
任意に調整可能とした上で、ブレーキ液圧を任意に調整
するするようにした制御初期に増圧ポンプから吐出され
るブレーキ液が一方向弁を介して常開型電磁弁よりも下
流側に供給されることにより作動初期の応答性を向上す
ることができる。
【0046】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、戻しポンプが、増圧
ポンプに比べて小容量高吐出型に構成されるので、常開
型電磁弁を閉弁した制御初期を主として増圧ポンプで負
担し、また主制御領域を主として戻しポンプで負担する
ようにして、初期応答性および主制御領域の高圧負荷を
両立させることができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、相互に独立して
マスタシリンダに接続される複数の出力液圧路に、第2
リザーバ、液圧制御弁手段、戻し管路、戻しポンプおよ
び常開型電磁弁をそれぞれ含む液圧制御回路が接続さ
れ、複数の戻しポンプに共通な単一の増圧ポンプの吐出
量が、全ての戻しポンプの吐出量の和よりも大きく設定
されるので、複数の戻しポンプに対して単一の増圧ポン
プで作動初期の応答性向上を図ることができ、部品点数
の低減に寄与することができる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1ないし3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、供
給管路の増圧ポンプおよび一方向弁間と、戻し管路の戻
しポンプおよび第2リザーバ間とが、補助供給管路を介
して接続されるので、トラクション制御や自動ブレーキ
制御時に戻しポンプの吸入抵抗減少を可能とし、高圧供
給効率を向上することができる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1ないし4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、戻
しポンプおよび増圧ポンプが共通の駆動手段に連結さ
れ、増圧ポンプの吐出圧が設定圧を超えたときに開弁す
るリリーフ弁が増圧ポンプに並列に接続され、前記設定
圧が、前記常開型電磁弁が閉弁状態に在るブレーキ操作
部材の非操作時に車輪ブレーキを作動せしめるときの初
期にそれらの車輪ブレーキまでの遊隙を除去して車輪ブ
レーキを実効作動せしめることにより充分なブレーキ力
を得るだけの液量、液圧を増圧ポンプから供給可能とす
る値に設定されるので、戻しポンプおよび増圧ポンプの
役割をより明確にし、駆動手段にかかる負荷を軽減する
ことができる。
【0050】さらに請求項6記載の発明によれば、請求
項4記載の発明の構成に加えて、戻しポンプおよび増圧
ポンプが共通の駆動手段に連結され、増圧ポンプの吐出
圧が設定圧を超えたときに開弁するリリーフ弁が増圧ポ
ンプを迂回して供給管路に接続され、補助供給管路に常
閉型電磁弁が介設されるので、常開型電磁弁を開弁した
状態でのブレーキ液圧制御時に増圧ポンプからの液圧作
用を遮断して戻しポンプの吐出圧が過剰増圧となること
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ブレーキ液圧制御装置の全体構成図であ
る。
【図2】制御ユニットと各電磁弁および各ポンプの接続
状態を示す図である。
【図3】非制御時の作動状態を示す液圧回路図である。
【図4】トラクション制御あるいは自動ブレーキ制御時
の作動状態を示す液圧回路図である。
【図5】アンチロックブレーキ制御、ブレーキ配分制御
あるいは自動ブレーキ制御実行時に増圧操作を行なった
ときの作動状態を示す液圧回路図である。
【図6】アンチロックブレーキ制御、ブレーキ配分制御
あるいは自動ブレーキ制御実行時に減圧操作を行なった
ときの作動状態を示す液圧回路図である。
【符号の説明】
1・・・ブレーキ操作部材としてのブレーキペダル 2・・・第1リザーバ 3・・・マスタシリンダ 61 ,62 ・・・出力液圧路 71 ,72 ・・・液圧制御回路 8・・・第2リザーバ 9FL,9FR,9RL,9RR・・・液圧制御弁手段 10・・・戻し管路 111 ,112 ・・・戻しポンプ 12FR,12RL・・・分岐液圧路 201 ,202 ・・・常開型電磁弁 271 ,272 ・・・供給管路 28・・・一方向弁 29・・・補助供給管路 301 ,302 ・・・常閉型電磁弁 32・・・増圧ポンプ 34・・・リリーフ弁 36・・・駆動手段としての電気モータ BFL,BFR,BRL,BRR・・・車輪ブレーキ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作部材(1)の操作量に応じ
    たブレーキ液圧を出力液圧路(61 ,62 )に出力可能
    であって第1リザーバ(2)が付設されるマスタシリン
    ダ(3)と;第1リザーバ(2)とは別の第2リザーバ
    (8)と;前記出力液圧路(61 ,62 )に車輪ブレー
    キ(BFL,BFR,BRL,BRR)を連通させるが第2リザ
    ーバ(8)とは遮断する状態、車輪ブレーキ(BFL,B
    FR,B RL,BRR)を第2リザーバ(8)に連通させるが
    前記出力液圧路(61 ,62 )とは遮断する状態、なら
    びに車輪ブレーキ(BFL,BFR,BRL,BRR)を出力液
    圧路(61 ,62 )および第2リザーバ(8)から遮断
    する状態を切換可能な液圧制御弁手段(9FL,9FR,9
    RL,9RR)と;第2リザーバ(8)および出力液圧路
    (61 ,62 )を結ぶ戻し管路(10)と;第2リザー
    バ(8)のブレーキ液を汲上げ可能にして戻し管路(1
    0)に介設される戻しポンプ(111 ,11 2 )と;を
    備える車両用ブレーキ液圧制御装置において、出力液圧
    路(61 ,6 2 )の戻し管路(10)との接続部および
    マスタシリンダ(3)間で出力液圧路(61 ,62 )に
    介設される常開型電磁弁(201 ,202 )と;第1リ
    ザーバ(2)に吸入側が接続される増圧ポンプ(32)
    と;該増圧ポンプ(32)の吐出側と戻し管路(10)
    の戻しポンプ(111 ,112 )よりも下流側とを結ぶ
    供給管路(271 ,272 )と;該供給管路(271
    272 )に介設されて増圧ポンプ(32)側からのみの
    ブレーキ液の流通を許容する一方向弁(28)と;を含
    むことを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 戻しポンプ(111 ,112 )が、増圧
    ポンプ(32)に比べて小容量高吐出型に構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用ブレーキ液圧制御
    装置。
  3. 【請求項3】 相互に独立してマスタシリンダ(3)に
    接続される複数の出力液圧路(61 ,62 )に、第2リ
    ザーバ(8)、液圧制御弁手段(9FR,9RL;9FL,9
    RR)、戻し管路(10)、戻しポンプ(111 ,1
    2 )および常開型電磁弁(201 ,202 )をそれぞ
    れ含む液圧制御回路(71 ,72 )が接続され、複数の
    戻しポンプ(111 ,112 )に共通な単一の増圧ポン
    プ(32)の吐出量が、全ての戻しポンプ(111 ,1
    2 )の吐出量の和よりも大きく設定されることを特徴
    とする請求項1または2記載の車両用ブレーキ液圧制御
    装置。
  4. 【請求項4】 供給管路(271 ,272 )の増圧ポン
    プ(32)および一方向弁(28)間と、戻し管路(1
    0)の戻しポンプ(111 ,112 )および第2リザー
    バ(8)間とが、補助供給管路(29)を介して接続さ
    れることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  5. 【請求項5】 戻しポンプ(111 ,112 )および増
    圧ポンプ(32)が共通の駆動手段(36)に連結さ
    れ、増圧ポンプ(32)の吐出圧が設定圧を超えたとき
    に開弁するリリーフ弁(34)が増圧ポンプ(32)に
    並列に接続され、前記設定圧が、前記常開型電磁弁(2
    1 ,202 )が閉弁状態に在るブレーキ操作部材
    (1)の非操作時に車輪ブレーキ(BFL,BFR,BRL
    RR)を作動せしめるときの初期にそれらの車輪ブレー
    キ(BFL,BFR,BRL,BRR)までの遊隙を除去して車
    輪ブレーキ(BFL,BFR,BRL,BRR)を実効作動せし
    めることにより充分なブレーキ力を得るだけの液量、液
    圧を増圧ポンプから供給可能とする値に設定されること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両
    用ブレーキ液圧制御装置。
  6. 【請求項6】 戻しポンプ(111 ,112 )および増
    圧ポンプ(32)が共通の駆動手段(36)に連結さ
    れ、増圧ポンプ(32)の吐出圧が設定圧を超えたとき
    に開弁するリリーフ弁(34)が増圧ポンプ(32)に
    並列に接続され、補助供給管路(29)に常閉型電磁弁
    (301 ,302 )が介設されることを特徴とする請求
    項4記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965509A3 (en) * 1998-06-15 2001-05-09 Denso Corporation Brake control apparatus for automotive vehicles
CN113056397A (zh) * 2018-11-19 2021-06-29 株式会社爱德克斯 车辆用制动装置

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CN113056397B (zh) * 2018-11-19 2024-04-19 株式会社爱德克斯 车辆用制动装置

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