JPH09277113A - 金属帯板の条切り装置および条切り方法 - Google Patents
金属帯板の条切り装置および条切り方法Info
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- JPH09277113A JPH09277113A JP9512296A JP9512296A JPH09277113A JP H09277113 A JPH09277113 A JP H09277113A JP 9512296 A JP9512296 A JP 9512296A JP 9512296 A JP9512296 A JP 9512296A JP H09277113 A JPH09277113 A JP H09277113A
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- streak
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- cut
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Abstract
(57)【要約】
【課題】メッキ層、塗装層を有する金属帯板１を条切り
した際、条切りされたフープの条切り部に発生する発錆
を軽減防止する。 【解決手段】金属帯板の表面と裏面の条切り線の位置に
条切りされない深さの溝を圧延により形成し、以後条切
り剪断機により条切り剪断する。金属帯板の一方の面に
は条切り線の位置に、また他方の面には条切り線から
０．０５ｔ〜０．２ｔ（但しｔは金属帯板の板厚）離れ
た位置に条切り線と平行に条切りされない深さの溝を圧
延により形成し、以後条切り剪断機またはピンチロール
により金属帯板を多条に分割する。
した際、条切りされたフープの条切り部に発生する発錆
を軽減防止する。 【解決手段】金属帯板の表面と裏面の条切り線の位置に
条切りされない深さの溝を圧延により形成し、以後条切
り剪断機により条切り剪断する。金属帯板の一方の面に
は条切り線の位置に、また他方の面には条切り線から
０．０５ｔ〜０．２ｔ（但しｔは金属帯板の板厚）離れ
た位置に条切り線と平行に条切りされない深さの溝を圧
延により形成し、以後条切り剪断機またはピンチロール
により金属帯板を多条に分割する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にメッキある
いは塗装を施した広巾の金属帯板を、幅が狭い多条のフ
ープに条切りする装置と方法に関する。
いは塗装を施した広巾の金属帯板を、幅が狭い多条のフ
ープに条切りする装置と方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来のスリッティングによる条切
り剪断の説明図である。図４（Ａ）は条切りする金属帯
板１の縦断面の説明図で、金属帯板１は母材２とメッキ
あるいは塗装層３（以後塗装層と略記する）で形成され
ている。図４（Ｂ）は条切り剪断機の正面図で、上シャ
フトに取りつけられた上丸刃４と下シャフトに取りつけ
られた下丸刃５を有する。上丸刃４と下丸刃５の刃先の
高さを例えばオーバーラップさせて回転させ、金属帯板
１を図の紙面の前方から裏面に向けて走行させると、金
属帯板１は、幅が狭い３条のフープ１−１，１−２，１
−３に条切りされる。
り剪断の説明図である。図４（Ａ）は条切りする金属帯
板１の縦断面の説明図で、金属帯板１は母材２とメッキ
あるいは塗装層３（以後塗装層と略記する）で形成され
ている。図４（Ｂ）は条切り剪断機の正面図で、上シャ
フトに取りつけられた上丸刃４と下シャフトに取りつけ
られた下丸刃５を有する。上丸刃４と下丸刃５の刃先の
高さを例えばオーバーラップさせて回転させ、金属帯板
１を図の紙面の前方から裏面に向けて走行させると、金
属帯板１は、幅が狭い３条のフープ１−１，１−２，１
−３に条切りされる。
【０００３】図４（Ｃ）は条切りされたフープの剪断面
の縦断面の説明図である。図にみられる如く、従来の条
切り剪断では、剪断面には部分的には塗装層３が回り込
んではいるが、その大部分は塗装層３が回り込んでいな
い露出母材部２’となっている。フープ１−１，１−
２，１−３は条切りした後倉庫に貯蔵しあるいは需要家
に輸送するが、露出母材部２’には塗装層３がないため
に耐食性が不十分であり、このためフープの貯蔵や輸送
に際して剪断面が発錆し易く、フープの品質が低下する
という問題点がある。
の縦断面の説明図である。図にみられる如く、従来の条
切り剪断では、剪断面には部分的には塗装層３が回り込
んではいるが、その大部分は塗装層３が回り込んでいな
い露出母材部２’となっている。フープ１−１，１−
２，１−３は条切りした後倉庫に貯蔵しあるいは需要家
に輸送するが、露出母材部２’には塗装層３がないため
に耐食性が不十分であり、このためフープの貯蔵や輸送
に際して剪断面が発錆し易く、フープの品質が低下する
という問題点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表面に塗装
層３を有する金属帯板１を多条のフープに条切りするに
際し、フープの条切り部に発生する発錆を軽減防止する
事ができる、金属帯板の条切り装置及び条切り方法の提
供を課題としている。
層３を有する金属帯板１を多条のフープに条切りするに
際し、フープの条切り部に発生する発錆を軽減防止する
事ができる、金属帯板の条切り装置及び条切り方法の提
供を課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は（１）上下で対
の溝形成ロールにより金属帯板の表面と裏面の条切り線
の位置に条切りされない深さの溝を圧延により形成する
溝形成機が、条切り剪断機の前面に配設されている事を
特徴とする、金属帯板の条切り装置である。
の溝形成ロールにより金属帯板の表面と裏面の条切り線
の位置に条切りされない深さの溝を圧延により形成する
溝形成機が、条切り剪断機の前面に配設されている事を
特徴とする、金属帯板の条切り装置である。
【０００６】また（２）上下で対の溝形成ロールにより
金属帯板の一方の面には条切り線の位置に、また他方の
面には条切り線から０．０５ｔ〜０．２ｔ（但しｔは金
属帯板の板厚mm）離れた位置に条切り線と平行に条切り
されない深さの溝を圧延により形成するとともに条切り
線に沿った段差を形成する溝形成機が、条切り剪断機ま
たはピンチロールの前面に配設されている事を特徴とす
る、金属帯板の条切り装置である。
金属帯板の一方の面には条切り線の位置に、また他方の
面には条切り線から０．０５ｔ〜０．２ｔ（但しｔは金
属帯板の板厚mm）離れた位置に条切り線と平行に条切り
されない深さの溝を圧延により形成するとともに条切り
線に沿った段差を形成する溝形成機が、条切り剪断機ま
たはピンチロールの前面に配設されている事を特徴とす
る、金属帯板の条切り装置である。
【０００７】また（３）予め、上下で対の溝形成ロール
により金属帯板の表面と裏面の条切り線の位置に条切り
されない深さの溝を形成し、その後条切り剪断機により
該溝に沿って剪断を行う事を特徴とする、金属帯板の条
切り方法である。
により金属帯板の表面と裏面の条切り線の位置に条切り
されない深さの溝を形成し、その後条切り剪断機により
該溝に沿って剪断を行う事を特徴とする、金属帯板の条
切り方法である。
【０００８】また（４）予め、上下で対の溝形成ロール
により金属帯板の一方の面には条切り線の位置に、また
他方の面には条切り線から０．０５ｔ〜０．２ｔ（但し
ｔは金属帯板の板厚mm）離れた位置に条切り線と平行
に、条切りされない深さの溝を圧延により形成するとと
もに条切り線に沿った段差を形成する溝を圧延により形
成し、その後条切り剪断機またはピンチロールにより金
属帯板を多条に分割する事を特徴とする、金属帯板の条
切り方法である。
により金属帯板の一方の面には条切り線の位置に、また
他方の面には条切り線から０．０５ｔ〜０．２ｔ（但し
ｔは金属帯板の板厚mm）離れた位置に条切り線と平行
に、条切りされない深さの溝を圧延により形成するとと
もに条切り線に沿った段差を形成する溝を圧延により形
成し、その後条切り剪断機またはピンチロールにより金
属帯板を多条に分割する事を特徴とする、金属帯板の条
切り方法である。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明の例の説明図で、図
１（Ａ）は溝形成機の正面図、図１（Ｂ）は溝を形成し
た金属帯板のＣ方向の縦断面の図、図１（Ｃ）は条切り
剪断後の縦断面図である。図１（Ａ）で、金属帯板１は
紙面の前方から裏面に向かって走行する。この溝形成機
は上下で対の溝形成ロール６（６’）と７（７’）を有
し、金属帯板の表面と裏面の条切り線の位置に図１
（Ｂ）に示した条切りされない深さの溝８（８’）と９
（９’）を形成する。図１（Ｂ）の金属帯板１は次に、
通常の、例えば図４（Ｂ）の条切り剪断機により該溝に
沿って剪断する。
１（Ａ）は溝形成機の正面図、図１（Ｂ）は溝を形成し
た金属帯板のＣ方向の縦断面の図、図１（Ｃ）は条切り
剪断後の縦断面図である。図１（Ａ）で、金属帯板１は
紙面の前方から裏面に向かって走行する。この溝形成機
は上下で対の溝形成ロール６（６’）と７（７’）を有
し、金属帯板の表面と裏面の条切り線の位置に図１
（Ｂ）に示した条切りされない深さの溝８（８’）と９
（９’）を形成する。図１（Ｂ）の金属帯板１は次に、
通常の、例えば図４（Ｂ）の条切り剪断機により該溝に
沿って剪断する。
【００１０】図１では、条切り剪断機による剪断に先立
って、予め圧延により溝８，９を形成するが、この際に
塗装層３は、溝８，９の剪断面に回り込む。この結果、
条切り剪断機による剪断後の剪断面には塗装層３が大き
く回り込んで、露出母材部２’は消失しあるいはその面
積が低減する。従って剪断面は塗装層３によって十分に
保護されて、剪断面の発錆を防止する。
って、予め圧延により溝８，９を形成するが、この際に
塗装層３は、溝８，９の剪断面に回り込む。この結果、
条切り剪断機による剪断後の剪断面には塗装層３が大き
く回り込んで、露出母材部２’は消失しあるいはその面
積が低減する。従って剪断面は塗装層３によって十分に
保護されて、剪断面の発錆を防止する。
【００１１】本発明の溝は条切りされない深さの溝であ
るために、上溝形成ロール６と下溝形成ロール７は相互
に接触する事がなく、また溝は圧延によって形成するた
めに、上溝形成ロール６や下溝形成ロール７の損耗を防
止することができる。母材２や塗装層３の種類によって
異なるが、溝深さは０．２ｔ〜０．４５ｔ（但しｔは金
属帯板の板厚mm）とする事が好ましい。この溝深さは、
例えば半径が溝形成ロール６，７の半径よりも０．２ｔ
〜０．４５ｔ小さいマッシャーリング１０を用いてロー
ルを構成する事により、正確に所望の溝深さに制御する
事ができる。
るために、上溝形成ロール６と下溝形成ロール７は相互
に接触する事がなく、また溝は圧延によって形成するた
めに、上溝形成ロール６や下溝形成ロール７の損耗を防
止することができる。母材２や塗装層３の種類によって
異なるが、溝深さは０．２ｔ〜０．４５ｔ（但しｔは金
属帯板の板厚mm）とする事が好ましい。この溝深さは、
例えば半径が溝形成ロール６，７の半径よりも０．２ｔ
〜０．４５ｔ小さいマッシャーリング１０を用いてロー
ルを構成する事により、正確に所望の溝深さに制御する
事ができる。
【００１２】母材２や塗装層３の種類によっても異なる
が、本発明で、溝形成ロール６や７の外周端が過度に鋭
利な場合は、溝形成の際に塗膜層３は溝形成ロールの外
周端と母材２とに挾みつけられて破損し、条切り剪断面
への回り込み量が少なくなる。このため、溝形成ロール
６や７の外周端には、例えば０．２ｔ〜０．５ｔ（但し
ｔは金属帯板の板厚）のアールを付けて丸味を持たせる
事が好ましい。
が、本発明で、溝形成ロール６や７の外周端が過度に鋭
利な場合は、溝形成の際に塗膜層３は溝形成ロールの外
周端と母材２とに挾みつけられて破損し、条切り剪断面
への回り込み量が少なくなる。このため、溝形成ロール
６や７の外周端には、例えば０．２ｔ〜０．５ｔ（但し
ｔは金属帯板の板厚）のアールを付けて丸味を持たせる
事が好ましい。
【００１３】図２は本発明の他の例の説明図で、図２
（Ａ）は溝形成機の正面図、図２（Ｂ）は溝を形成した
金属帯板のＣ方向の縦断面の図、図２（Ｃ）は条切り剪
断後の縦断面図である。この際には、図２（Ａ）で、金
属帯板の一方の面、例えば上面には条切り線の位置に溝
８，８’を形成し、また他方の面、例えば下面には条切
り線８，８’から０．０５ｔ〜０．２ｔ離れた位置に条
切り線と平行に溝９，９’を形成するとともに、条切り
線に沿って、１−１，１−２，１−３には例えば図２
（Ｂ）で示した段差を形成する。
（Ａ）は溝形成機の正面図、図２（Ｂ）は溝を形成した
金属帯板のＣ方向の縦断面の図、図２（Ｃ）は条切り剪
断後の縦断面図である。この際には、図２（Ａ）で、金
属帯板の一方の面、例えば上面には条切り線の位置に溝
８，８’を形成し、また他方の面、例えば下面には条切
り線８，８’から０．０５ｔ〜０．２ｔ離れた位置に条
切り線と平行に溝９，９’を形成するとともに、条切り
線に沿って、１−１，１−２，１−３には例えば図２
（Ｂ）で示した段差を形成する。
【００１４】条切り線から０．０５ｔ〜０．２ｔ離れた
位置に形成する溝９，９’は、上溝形成ロール６，６’
を条切り線に配し、下溝形成ロール７，７’を上溝形成
ロール６，６’に対して０．０５ｔ〜０．２ｔに相当す
る図２（Ａ）のクリアランス１２を隔てて配する事によ
り容易に設けることができる。また図２（Ｂ）の１−１
と１−２の段差は、上溝形成ロール６と下溝形成ロール
７を例えば図２（Ａ）の如く配置する事により自然に形
成された段差であってもよいし、更に例えばマッシャー
ロール１０−１の径をマッシャーロール１０−２の径よ
りも例えば大きくする事によって形成されたものであっ
てもよい。
位置に形成する溝９，９’は、上溝形成ロール６，６’
を条切り線に配し、下溝形成ロール７，７’を上溝形成
ロール６，６’に対して０．０５ｔ〜０．２ｔに相当す
る図２（Ａ）のクリアランス１２を隔てて配する事によ
り容易に設けることができる。また図２（Ｂ）の１−１
と１−２の段差は、上溝形成ロール６と下溝形成ロール
７を例えば図２（Ａ）の如く配置する事により自然に形
成された段差であってもよいし、更に例えばマッシャー
ロール１０−１の径をマッシャーロール１０−２の径よ
りも例えば大きくする事によって形成されたものであっ
てもよい。
【００１５】図２の場合は、溝と段差とを形成した金属
帯板は、次にピンチロール（図示しない）により挾みつ
けるが、溝８，９や８’，９’を形成した位置にはピン
チロールにより段差をなくすための応力が作用し、この
応力によって溝８，９や８’，９’はノッチとなって、
金属帯板は図２−（Ｃ）の条切りフープ１−１，１−
２，１−３に分割される。尚この際、ピンチロールの代
わりに通常の条切り剪断機を用いても同様の条切りフー
プに分割される。図２の場合も、溝８，９を形成する際
に塗装層３は溝８，９の表面に回り込んで、この結果図
２（Ｃ）に示した条切り剪断面の露出母材部２’は消失
しあるいは面積が低減する。従って剪断面は塗装層３に
よって十分に保護されて、剪断面の発錆を防止する。
帯板は、次にピンチロール（図示しない）により挾みつ
けるが、溝８，９や８’，９’を形成した位置にはピン
チロールにより段差をなくすための応力が作用し、この
応力によって溝８，９や８’，９’はノッチとなって、
金属帯板は図２−（Ｃ）の条切りフープ１−１，１−
２，１−３に分割される。尚この際、ピンチロールの代
わりに通常の条切り剪断機を用いても同様の条切りフー
プに分割される。図２の場合も、溝８，９を形成する際
に塗装層３は溝８，９の表面に回り込んで、この結果図
２（Ｃ）に示した条切り剪断面の露出母材部２’は消失
しあるいは面積が低減する。従って剪断面は塗装層３に
よって十分に保護されて、剪断面の発錆を防止する。
【００１６】図２の場合は、上溝形成ロール６と下溝形
成ロール７はクリアランス１２を隔てて配されているた
めに、溝を形成する際に６や７にかかる力が図１の場合
よりも更に小さく、このために上溝形成ロール６と下溝
形成ロール７の損耗は図１の場合よりも小さい。尚、図
１の場合と同様に溝深さは０．２ｔ〜０．４５ｔが好ま
しく、また６や７の外周端には０．２ｔ〜０．５ｔのア
ールを付けて丸味をもたせる事が好ましい。また図２の
場合は溝形成後はピンチロールを用いることができる。
また条切り剪断機を用いる場合にも図４（Ｂ）のクリア
ランス１１等を考慮する必要がない。このため金属帯板
を簡易に多条に分割する事ができる。
成ロール７はクリアランス１２を隔てて配されているた
めに、溝を形成する際に６や７にかかる力が図１の場合
よりも更に小さく、このために上溝形成ロール６と下溝
形成ロール７の損耗は図１の場合よりも小さい。尚、図
１の場合と同様に溝深さは０．２ｔ〜０．４５ｔが好ま
しく、また６や７の外周端には０．２ｔ〜０．５ｔのア
ールを付けて丸味をもたせる事が好ましい。また図２の
場合は溝形成後はピンチロールを用いることができる。
また条切り剪断機を用いる場合にも図４（Ｂ）のクリア
ランス１１等を考慮する必要がない。このため金属帯板
を簡易に多条に分割する事ができる。
【００１７】
【実施例】本発明者等は、板厚ｔが１．０mmでアルミニ
ウム付着量が６００ｇ／ｍ2のアルミメッキ鋼板を用い
て、図２の方法で条切り試験を行った。尚試験は図２の
クリアランス１２を０．１mm，０．２mm，０．３mmに変
更し、また溝深さは０．２mm，０．４mm，０．４５mmに
変更して試験した。条切り後のフープには塩水噴霧試験
を行い、フープ端面の赤錆発生状況を目視観察した。
ウム付着量が６００ｇ／ｍ2のアルミメッキ鋼板を用い
て、図２の方法で条切り試験を行った。尚試験は図２の
クリアランス１２を０．１mm，０．２mm，０．３mmに変
更し、また溝深さは０．２mm，０．４mm，０．４５mmに
変更して試験した。条切り後のフープには塩水噴霧試験
を行い、フープ端面の赤錆発生状況を目視観察した。
【００１８】図３はその結果である。図３でＤが０．６
（溝深さが０．２mm）になると、何れの場合も３０日以
下で発錆する。従って溝深さは０．２ｔ以上とする事が
好ましかった。またクリアランスが０．３mm（０．３
ｔ）の場合はＤが０．１（溝深さが０．４５mm）の場合
でも３０日以下で発錆する。従って図２のクリアランス
１２は０．３ｔは不具合であり０．２ｔ以下とする事が
好ましい。
（溝深さが０．２mm）になると、何れの場合も３０日以
下で発錆する。従って溝深さは０．２ｔ以上とする事が
好ましかった。またクリアランスが０．３mm（０．３
ｔ）の場合はＤが０．１（溝深さが０．４５mm）の場合
でも３０日以下で発錆する。従って図２のクリアランス
１２は０．３ｔは不具合であり０．２ｔ以下とする事が
好ましい。
【００１９】同様の試験を亜鉛メッキ鋼板や各種の塗装
鋼板について行ったが、図３の場合と同様に、クリアラ
ンスが０．０５ｔ〜０．２ｔの場合に好ましい結果が得
られた。
鋼板について行ったが、図３の場合と同様に、クリアラ
ンスが０．０５ｔ〜０．２ｔの場合に好ましい結果が得
られた。
【図１】は本発明の例の説明図。
【図２】は本発明の他の例の説明図。
【図３】は本発明の実施例の結果の説明図。
【図４】は通常の条切り剪断機の説明図。
１：金属帯板 ２：母材、 ２’：露出母材、３：メッキあるいは塗装
層 ４：上丸刃 ５：下丸刃 ６，６’：上溝形成ロール ７，７’：下溝形成ロール ８，８’：溝 ９，９’：溝 １０：マッシャーリング １１：通常の条切り剪断機のクリアランス １２：本発明の上溝形成ロールと下溝形成ロールのクリ
アランス
層 ４：上丸刃 ５：下丸刃 ６，６’：上溝形成ロール ７，７’：下溝形成ロール ８，８’：溝 ９，９’：溝 １０：マッシャーリング １１：通常の条切り剪断機のクリアランス １２：本発明の上溝形成ロールと下溝形成ロールのクリ
アランス
Claims (4)
- 【請求項１】上下で対の溝形成ロールにより金属帯板の
表面と裏面の条切り線の位置に条切りされない深さの溝
を圧延により形成する溝形成機が、条切り剪断機の前面
に配設されている事を特徴とする、金属帯板の条切り装
置。 - 【請求項２】上下で対の溝形成ロールにより金属帯板の
一方の面には条切り線の位置に、また他方の面には条切
り線から０．０５ｔ〜０．２ｔ（但しｔは金属帯板の板
厚mm）離れた位置に条切り線と平行に条切りされない深
さの溝を圧延により形成するとともに条切り線に沿った
段差を形成する溝形成機が、条切り剪断機またはピンチ
ロールの前面に配設されている事を特徴とする、金属帯
板の条切り装置。 - 【請求項３】予め、上下で対の溝形成ロールにより金属
帯板の表面と裏面の条切り線の位置に条切りされない深
さの溝を形成し、その後条切り剪断機により該溝に沿っ
て剪断を行う事を特徴とする、金属帯板の条切り方法。 - 【請求項４】予め、上下で対の溝形成ロールにより金属
帯板の一方の面には条切り線の位置に、また他方の面に
は条切り線から０．０５ｔ〜０．２ｔ（但しｔは金属帯
板の板厚mm）離れた位置に条切り線と平行に、条切りさ
れない深さの溝を圧延により形成するとともに条切り線
に沿った段差を形成する溝を圧延により形成し、その後
条切り剪断機またはピンチロールにより金属帯板を多条
に分割する事を特徴とする、金属帯板の条切り方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9512296A JPH09277113A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 金属帯板の条切り装置および条切り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9512296A JPH09277113A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 金属帯板の条切り装置および条切り方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277113A true JPH09277113A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14129035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9512296A Pending JPH09277113A (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 金属帯板の条切り装置および条切り方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277113A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002126938A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-08 | Toyota Motor Corp | 切裂加工装置 |
| JP2002126937A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-08 | Toyota Motor Corp | 切裂加工装置 |
| JP2003260614A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-09-16 | Wieland Werke Ag | 目標破断個所を備えた延性材から成る半製品およびその使用方法 |
| KR100588008B1 (ko) * | 2004-10-27 | 2006-06-08 | 강만식 | 판재의 슬리팅 장치 |
| JP2009287082A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Jfe Steel Corp | 亜鉛系めっき鋼板、亜鉛系めっき鋼板の切断加工方法および切断加工用金型 |
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| JP2020116725A (ja) * | 2019-01-22 | 2020-08-06 | 日鉄日新製鋼株式会社 | 表面処理金属部材の製造方法および表面処理金属部材 |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP9512296A patent/JPH09277113A/ja active Pending
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